JPH055655B2 - - Google Patents
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- JPH055655B2 JPH055655B2 JP60211390A JP21139085A JPH055655B2 JP H055655 B2 JPH055655 B2 JP H055655B2 JP 60211390 A JP60211390 A JP 60211390A JP 21139085 A JP21139085 A JP 21139085A JP H055655 B2 JPH055655 B2 JP H055655B2
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- JP
- Japan
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- resin film
- sheet
- container
- pet resin
- composite sheet
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Description
〈技術分野〉
この発明は耐熱容器の製造方法に関し、電子レ
ンジ等による調理加熱の可能な耐熱容器を、熱可
塑性樹脂シートから熱成形によつて製造する方法
に関している。 〈従来技術〉 従来より、各種の食品の販売に使用する包装容
器として、発泡ポリスチレンシート等の熱可塑性
樹脂の発泡シートを、真空成形や圧空成形等の熱
成形方法によつて製造した成形容器が、断熱性、
緩衝性、あるいは軽量性等に優れたものとして、
広く使用されている。 しかし、上記した熱可塑性樹脂の発泡シートは
耐熱性に劣るため、包装容器のままで電子レンジ
等の加熱調理器に収容して、食品を直接加熱調理
することは出来なかつた。 そのため、上記発泡シートの内面に、耐熱性に
優れたポリエチレンテレフタレート樹脂(PET
樹脂)フイルムを積層して、容器内での食品の加
熱調理を可能にすることが考えられ、例えば、特
開昭57−46775号公報等に開示されている。 ところが、上記先行技術等で使用されている、
従来のPET樹脂フイルムは軟化温度が177℃以上
の延伸され、当初から結晶化の相当すすんだもの
であつたため、熱成形性に劣り、真空成形等の通
常のシート成形手段による、容器の成形が難しい
問題があつた。 即ち、PET樹脂フイルムに積層する発泡ポリ
スチレンシート等の、通常の成形温度は100℃〜
120℃程度であり、この程度の成形温度において
は、従来のPET樹脂フイルムでは、成形可能な
状態まで軟化せず、充分な伸びがないため、熱変
形が行えず、容器形状への深絞り成形は困難であ
つた。 また、上記温度よりも、さらに高温に加熱して
も、加熱によつて結晶化速度が速くなることもあ
つて、必ずしもPET樹脂フイルムの伸び率が上
らない。そして、熱に弱く、断熱性の高い発泡シ
ートとPET樹脂フイルムとの、加熱条件を一致
させることは難しくなり、良好な熱成形をするこ
とは著しく困難であつた。 〈目的〉 そこで、この発明の目的としては、上記従来技
術の問題点を解消し、PET樹脂フイルムと発泡
シートからなる複合シートを使用して、耐熱性に
非常に優れた容器を、通常の熱成形手段によつて
製造する方法を開発することにある。 〈構成〉 そして、上記目的を達成するための方法として
は、長尺状の発泡ポリスチレンシートと、無延伸
非結晶性で、105℃における伸びが200%以上で、
上記温度で伸びが200%のときの引張強度が30
Kg/cm2以下である長尺状のポリエチレンテレフタ
レート樹脂フイルムとを、中間に接着剤層を介し
て、連続的に走行させながら重ね合せ、加熱接着
して複合シートを製造する工程と、複合シートを
所定の成形温度まで加熱昇温させる工程と、この
所定の成形温度まで加熱昇温した複合シートを、
ポリエチレンテレフタレート樹脂フイルムを内面
にして、成形型で熱成形して容器形状に成形する
工程となることを特徴としている。 〈実施例〉 次いで、この発明の実施例について、図を参照
しながら、以下に説明する。 第1図には、耐熱容器を製造するための製造装
置の全体構造を示している。 10は発泡ポリスチレンシート1の巻反であ
り、長尺状の発泡スチレンシート1を巻回状態で
保持して、端部から順次引き出して、連続的に走
行させる。発泡ポリスチレンシート1としては、
通常の包装容器等の成形用に使用されているもの
と同様のものが使用でき、ポリスチレン樹脂単体
のほか、その他の熱可塑性樹脂との共重合体、あ
るいは混合樹脂も使用できる。さらに、発泡シー
トのうち、後述するPET樹脂フイルムを接着し
ない側の片面に、ハイインパクトポリスチレンフ
イルム等の非発泡フイルムを積層したものを使用
することもできる。 20はPET樹脂フイルム2の巻反であり、前
記発泡ポリスチレンシート1と同様に、長尺状の
PET樹脂フイルム2を巻回状態で保持して、順
次連続走行させる。 なお、一般にPET樹脂フイルムといえば、延
伸と熱固定によつて結晶化されたものが使用され
ているが、この発明のPET樹脂フイルム2とし
ては、特に無延伸で非結晶性のフイルムを使用す
る。 これは、延伸フイルムあるいは結晶性フイルム
は、熱成形性が悪く、発泡ポリスチレンシート1
との複合シートを、通常のシート成形方法で成形
することが困難である為である。 また、PET樹脂フイルム2としては、通常の
発泡ポリスチレンシート1の熱成形温度範囲であ
る。105℃における伸びが200%以上あるものを使
用する。この伸びの値は、複合シートSを熱成形
したときに、充分な伸び変形を可能にするために
必要であり、伸びが200%以下では、良好な容器
形状への成形が不可能である。 さらに、PET樹脂フイルム2としては、上記
温度105℃において、伸びが200%のときの引張強
度が30Kg/cm2以下のものを使用する。この引張強
度は、成形時に複合シートSに塑性変形を起し
て、容器形状に成形するために必要であり、伸び
が大きくても、引張強度が30Kg/cm2以下では、弾
性変形による伸びが大きいため、塑性変形が充分
に行えず、成形後に成形形状が変化してしまい、
正確な容器形状への成形が困難である。 そして、上記PET樹脂フイルム2には、予め
接着剤を塗布後、乾燥させて、接着剤層3を積層
形成したものを使用する。 上記接着剤としては、通常の合成樹脂シートま
たはフイルムの接着に使用する接着剤のうち、特
にウレタン系接着剤等が好適に使用される。この
ウレタン系接着剤は、PET樹脂フイルム2に塗
布した後、充分に乾燥して、接着剤に含まれる溶
剤を完全に蒸発させた状態で使用する。 次に、40,41は熱ロールであり、接着剤層
3が塗布形成されたPET樹脂フイルム2と、発
泡ポリスチレンシート1とを、一対の熱ロール4
0,41の間に挟み込んで加熱し、接着剤層3の
作用によつて、発泡ポリスチレンシート1と
PET樹脂フイルム2とを熱接着して一体積層し、
第2図に示すような、複合シートSを製造する。
なお、熱ロール40,41による加熱温度は、約
120℃程度で行う。 50は加熱炉であり、複合シートSを熱成形が
可能な成形温度まで加熱軟化させる。成形温度と
しては、通常100〜120℃程度の範囲で実施され
る。 そして、60は成形型であり、成形温度まで加
熱軟化された複合シートSを、成形型60に沿つ
て熱成形し、第3図に示すようなPET樹脂フイ
ルム2が内面となるように発泡ポリスチレンシー
ト1と一体に積層形成された容器Cを形成する。
なお、成形型60としては、雌雄一対の成形型で
挟んで成形するプレス成形、一方の成形型から真
空吸引して成形する真空成形、あるいは一方の成
形型から圧力エアを吹き出して成形する圧空成形
等の、通常の合成樹脂シートに対する熱成形方
法、あるいは成形装置で実施できる。 成形型60で成形する容器Cの形状としては、
収納する食品によつて異なるが、カツプ状、丼
状、深皿状、その他の通常の食品包装用容器と同
様の形状で自由に実施できる。 なお、上記のようにして、容器Cが成形された
複合シートSは、図示していないが、通常の製造
方法と同様に、成形型60に後続して設けた適宜
トリミング装置によつて、容器Cの外周をトリミ
ング切断して、個々の容器Cを切り離し、第3図
に示すように、食品等を収納する内面側にPET
樹脂フイルム2が配置された容器Cの製造が完了
する。 従つて、上記した容器Cの製造方法では、発泡
シート1と接着剤層3が積層形成されたPET樹
脂フイルム2をセツトしておけば、発泡シート1
およびPET樹脂フイルム2が連続的に走行しな
がら、熱接着による複合シートSの製造、熱成形
が行われ、容器Cが連続的に製造できることにな
る。 以上のようにして製造された容器Cは、調理済
あるいは半調理状態の食品を収納して、輸送販売
に使用されると共に、食品を容器C内に収納した
ままで、電子レンジやオーブン等の加熱調理器に
収容して、食品を加熱調理し、調理された食品を
容器C内に収納したままで、食事に供することが
できる。 以上に説明した、耐熱容器の製造方法のうち、
発泡シート1およびPET樹脂フイルム2の、走
行機構としては、クランプ式チエーンコンベアや
牽引ローラ等の通常のコンベア機構が採用でき、
発泡シート1およびPET樹脂フイルム2の走行
経路としても、図示した配置のほか、装置全体の
構成によつて、適宜変更可能である。 また、発泡シート1とPET樹脂フイルム2と
を、接着剤層3を中間に介して熱接着するには、
PET樹脂フイルム2に接着剤を塗布乾燥して、
接着剤層3を形成しておくのが好適であり、発泡
シート1側に接着剤層3を形成する場合、接着剤
が溶剤を含んでいると、発泡シート1を侵すので
好ましくない。 〈効果〉 以上のごとく構成された、この発明の耐熱容器
の製造方法によれば、発泡ポリスチレンシート1
とPET樹脂フイルム(ポリエチレンテレフタレ
ート樹脂フイルム)2からなり、食品を収納する
容器Cとして使用したときに、内面側に配置され
るPET樹脂フイルム2によつて、電子レンジ等
による食品の加熱調理に、充分に耐え得る耐熱性
を有する耐熱容器Cを製造する際に、PET樹脂
フイルム2として、発泡ポリスチレンシート1の
成形温度で軟化する、即ち100〜120℃の軟化温度
を有するものを使用することによつて、熱成形に
よる耐熱容器Cの構造を可能にして、製造能率を
非常に高めることができた。 即ち、PET樹脂フイルム2のうち、特に無延
伸で非結晶性のフイルムであつて、105℃での伸
びが200%以上で、105℃で伸びが200%のときの
引張強度が30Kg/cm2以下のものを使用することに
よつて、熱成形の際に、充分な伸び変形、あるい
は塑性変形を与えることができ、所定の容器形状
への、成形が可能になるのである。 従つて、従来の発泡ポリスチレンシート1と、
PET樹脂フイルム2との複合シートでは、ほと
んど不可能であつた、熱成形による容器形状の成
形が可能になり、食品を収納したままで加熱調理
ができる耐熱容器Cを、通常の熱成形方法によつ
て、極めて簡単に製造することができることにな
つた。 そして、上記した発泡ポリスチレンシート1と
PET樹脂フイルム2とを、長尺状態で連続的に
走行させながら、接着剤層3を中間に介して、発
泡ポリスチレンシート1とPET樹脂フイルム2
とを重ね合せて加熱し、互いに接着接合して、複
合シートSを製造する工程、さらに複合シートS
を加熱炉50内を通過させて、所定の成形温度ま
で加熱昇温させた後、成形型60で所要の容器C
形状に熱成形する工程を、順次連続して自動的に
行うことによつて、前記したように耐熱性に優れ
た容器Cを、極めて能率良く、しかも安価に製造
できることになり、上記耐熱容器Cの普及拡大に
も大きく貢献でき、極めて価値の高いものであ
る。 〈実施例〉 上記した、この発明の効果を実証するために、
具体的に、各種のPET樹脂フイルムと発泡ポリ
スチレンシートからなる複合シートSを製造し、
容器Cを成形すると共に、使用したPET樹脂フ
イルムに対して各種試薬を行ない、その結果を表
および表に示している。 まず、表はPET樹脂フイルムを所定温度に
約1分30秒加熱した後、厚みを測定すると共に、
引張試験を行つて、最大の引張強度Kg/cm2および
伸び%を測定した。なお、試験に使用したPET
樹脂フイルムのうち、実施例から実施例はこ
の発明の実施に使用するPET樹脂フイルムであ
り、また比較例と比較例は延伸フイルムであ
り、かつ結晶性を有するフイルムであり、実験例
と比較する為に試験を行なつた。
ンジ等による調理加熱の可能な耐熱容器を、熱可
塑性樹脂シートから熱成形によつて製造する方法
に関している。 〈従来技術〉 従来より、各種の食品の販売に使用する包装容
器として、発泡ポリスチレンシート等の熱可塑性
樹脂の発泡シートを、真空成形や圧空成形等の熱
成形方法によつて製造した成形容器が、断熱性、
緩衝性、あるいは軽量性等に優れたものとして、
広く使用されている。 しかし、上記した熱可塑性樹脂の発泡シートは
耐熱性に劣るため、包装容器のままで電子レンジ
等の加熱調理器に収容して、食品を直接加熱調理
することは出来なかつた。 そのため、上記発泡シートの内面に、耐熱性に
優れたポリエチレンテレフタレート樹脂(PET
樹脂)フイルムを積層して、容器内での食品の加
熱調理を可能にすることが考えられ、例えば、特
開昭57−46775号公報等に開示されている。 ところが、上記先行技術等で使用されている、
従来のPET樹脂フイルムは軟化温度が177℃以上
の延伸され、当初から結晶化の相当すすんだもの
であつたため、熱成形性に劣り、真空成形等の通
常のシート成形手段による、容器の成形が難しい
問題があつた。 即ち、PET樹脂フイルムに積層する発泡ポリ
スチレンシート等の、通常の成形温度は100℃〜
120℃程度であり、この程度の成形温度において
は、従来のPET樹脂フイルムでは、成形可能な
状態まで軟化せず、充分な伸びがないため、熱変
形が行えず、容器形状への深絞り成形は困難であ
つた。 また、上記温度よりも、さらに高温に加熱して
も、加熱によつて結晶化速度が速くなることもあ
つて、必ずしもPET樹脂フイルムの伸び率が上
らない。そして、熱に弱く、断熱性の高い発泡シ
ートとPET樹脂フイルムとの、加熱条件を一致
させることは難しくなり、良好な熱成形をするこ
とは著しく困難であつた。 〈目的〉 そこで、この発明の目的としては、上記従来技
術の問題点を解消し、PET樹脂フイルムと発泡
シートからなる複合シートを使用して、耐熱性に
非常に優れた容器を、通常の熱成形手段によつて
製造する方法を開発することにある。 〈構成〉 そして、上記目的を達成するための方法として
は、長尺状の発泡ポリスチレンシートと、無延伸
非結晶性で、105℃における伸びが200%以上で、
上記温度で伸びが200%のときの引張強度が30
Kg/cm2以下である長尺状のポリエチレンテレフタ
レート樹脂フイルムとを、中間に接着剤層を介し
て、連続的に走行させながら重ね合せ、加熱接着
して複合シートを製造する工程と、複合シートを
所定の成形温度まで加熱昇温させる工程と、この
所定の成形温度まで加熱昇温した複合シートを、
ポリエチレンテレフタレート樹脂フイルムを内面
にして、成形型で熱成形して容器形状に成形する
工程となることを特徴としている。 〈実施例〉 次いで、この発明の実施例について、図を参照
しながら、以下に説明する。 第1図には、耐熱容器を製造するための製造装
置の全体構造を示している。 10は発泡ポリスチレンシート1の巻反であ
り、長尺状の発泡スチレンシート1を巻回状態で
保持して、端部から順次引き出して、連続的に走
行させる。発泡ポリスチレンシート1としては、
通常の包装容器等の成形用に使用されているもの
と同様のものが使用でき、ポリスチレン樹脂単体
のほか、その他の熱可塑性樹脂との共重合体、あ
るいは混合樹脂も使用できる。さらに、発泡シー
トのうち、後述するPET樹脂フイルムを接着し
ない側の片面に、ハイインパクトポリスチレンフ
イルム等の非発泡フイルムを積層したものを使用
することもできる。 20はPET樹脂フイルム2の巻反であり、前
記発泡ポリスチレンシート1と同様に、長尺状の
PET樹脂フイルム2を巻回状態で保持して、順
次連続走行させる。 なお、一般にPET樹脂フイルムといえば、延
伸と熱固定によつて結晶化されたものが使用され
ているが、この発明のPET樹脂フイルム2とし
ては、特に無延伸で非結晶性のフイルムを使用す
る。 これは、延伸フイルムあるいは結晶性フイルム
は、熱成形性が悪く、発泡ポリスチレンシート1
との複合シートを、通常のシート成形方法で成形
することが困難である為である。 また、PET樹脂フイルム2としては、通常の
発泡ポリスチレンシート1の熱成形温度範囲であ
る。105℃における伸びが200%以上あるものを使
用する。この伸びの値は、複合シートSを熱成形
したときに、充分な伸び変形を可能にするために
必要であり、伸びが200%以下では、良好な容器
形状への成形が不可能である。 さらに、PET樹脂フイルム2としては、上記
温度105℃において、伸びが200%のときの引張強
度が30Kg/cm2以下のものを使用する。この引張強
度は、成形時に複合シートSに塑性変形を起し
て、容器形状に成形するために必要であり、伸び
が大きくても、引張強度が30Kg/cm2以下では、弾
性変形による伸びが大きいため、塑性変形が充分
に行えず、成形後に成形形状が変化してしまい、
正確な容器形状への成形が困難である。 そして、上記PET樹脂フイルム2には、予め
接着剤を塗布後、乾燥させて、接着剤層3を積層
形成したものを使用する。 上記接着剤としては、通常の合成樹脂シートま
たはフイルムの接着に使用する接着剤のうち、特
にウレタン系接着剤等が好適に使用される。この
ウレタン系接着剤は、PET樹脂フイルム2に塗
布した後、充分に乾燥して、接着剤に含まれる溶
剤を完全に蒸発させた状態で使用する。 次に、40,41は熱ロールであり、接着剤層
3が塗布形成されたPET樹脂フイルム2と、発
泡ポリスチレンシート1とを、一対の熱ロール4
0,41の間に挟み込んで加熱し、接着剤層3の
作用によつて、発泡ポリスチレンシート1と
PET樹脂フイルム2とを熱接着して一体積層し、
第2図に示すような、複合シートSを製造する。
なお、熱ロール40,41による加熱温度は、約
120℃程度で行う。 50は加熱炉であり、複合シートSを熱成形が
可能な成形温度まで加熱軟化させる。成形温度と
しては、通常100〜120℃程度の範囲で実施され
る。 そして、60は成形型であり、成形温度まで加
熱軟化された複合シートSを、成形型60に沿つ
て熱成形し、第3図に示すようなPET樹脂フイ
ルム2が内面となるように発泡ポリスチレンシー
ト1と一体に積層形成された容器Cを形成する。
なお、成形型60としては、雌雄一対の成形型で
挟んで成形するプレス成形、一方の成形型から真
空吸引して成形する真空成形、あるいは一方の成
形型から圧力エアを吹き出して成形する圧空成形
等の、通常の合成樹脂シートに対する熱成形方
法、あるいは成形装置で実施できる。 成形型60で成形する容器Cの形状としては、
収納する食品によつて異なるが、カツプ状、丼
状、深皿状、その他の通常の食品包装用容器と同
様の形状で自由に実施できる。 なお、上記のようにして、容器Cが成形された
複合シートSは、図示していないが、通常の製造
方法と同様に、成形型60に後続して設けた適宜
トリミング装置によつて、容器Cの外周をトリミ
ング切断して、個々の容器Cを切り離し、第3図
に示すように、食品等を収納する内面側にPET
樹脂フイルム2が配置された容器Cの製造が完了
する。 従つて、上記した容器Cの製造方法では、発泡
シート1と接着剤層3が積層形成されたPET樹
脂フイルム2をセツトしておけば、発泡シート1
およびPET樹脂フイルム2が連続的に走行しな
がら、熱接着による複合シートSの製造、熱成形
が行われ、容器Cが連続的に製造できることにな
る。 以上のようにして製造された容器Cは、調理済
あるいは半調理状態の食品を収納して、輸送販売
に使用されると共に、食品を容器C内に収納した
ままで、電子レンジやオーブン等の加熱調理器に
収容して、食品を加熱調理し、調理された食品を
容器C内に収納したままで、食事に供することが
できる。 以上に説明した、耐熱容器の製造方法のうち、
発泡シート1およびPET樹脂フイルム2の、走
行機構としては、クランプ式チエーンコンベアや
牽引ローラ等の通常のコンベア機構が採用でき、
発泡シート1およびPET樹脂フイルム2の走行
経路としても、図示した配置のほか、装置全体の
構成によつて、適宜変更可能である。 また、発泡シート1とPET樹脂フイルム2と
を、接着剤層3を中間に介して熱接着するには、
PET樹脂フイルム2に接着剤を塗布乾燥して、
接着剤層3を形成しておくのが好適であり、発泡
シート1側に接着剤層3を形成する場合、接着剤
が溶剤を含んでいると、発泡シート1を侵すので
好ましくない。 〈効果〉 以上のごとく構成された、この発明の耐熱容器
の製造方法によれば、発泡ポリスチレンシート1
とPET樹脂フイルム(ポリエチレンテレフタレ
ート樹脂フイルム)2からなり、食品を収納する
容器Cとして使用したときに、内面側に配置され
るPET樹脂フイルム2によつて、電子レンジ等
による食品の加熱調理に、充分に耐え得る耐熱性
を有する耐熱容器Cを製造する際に、PET樹脂
フイルム2として、発泡ポリスチレンシート1の
成形温度で軟化する、即ち100〜120℃の軟化温度
を有するものを使用することによつて、熱成形に
よる耐熱容器Cの構造を可能にして、製造能率を
非常に高めることができた。 即ち、PET樹脂フイルム2のうち、特に無延
伸で非結晶性のフイルムであつて、105℃での伸
びが200%以上で、105℃で伸びが200%のときの
引張強度が30Kg/cm2以下のものを使用することに
よつて、熱成形の際に、充分な伸び変形、あるい
は塑性変形を与えることができ、所定の容器形状
への、成形が可能になるのである。 従つて、従来の発泡ポリスチレンシート1と、
PET樹脂フイルム2との複合シートでは、ほと
んど不可能であつた、熱成形による容器形状の成
形が可能になり、食品を収納したままで加熱調理
ができる耐熱容器Cを、通常の熱成形方法によつ
て、極めて簡単に製造することができることにな
つた。 そして、上記した発泡ポリスチレンシート1と
PET樹脂フイルム2とを、長尺状態で連続的に
走行させながら、接着剤層3を中間に介して、発
泡ポリスチレンシート1とPET樹脂フイルム2
とを重ね合せて加熱し、互いに接着接合して、複
合シートSを製造する工程、さらに複合シートS
を加熱炉50内を通過させて、所定の成形温度ま
で加熱昇温させた後、成形型60で所要の容器C
形状に熱成形する工程を、順次連続して自動的に
行うことによつて、前記したように耐熱性に優れ
た容器Cを、極めて能率良く、しかも安価に製造
できることになり、上記耐熱容器Cの普及拡大に
も大きく貢献でき、極めて価値の高いものであ
る。 〈実施例〉 上記した、この発明の効果を実証するために、
具体的に、各種のPET樹脂フイルムと発泡ポリ
スチレンシートからなる複合シートSを製造し、
容器Cを成形すると共に、使用したPET樹脂フ
イルムに対して各種試薬を行ない、その結果を表
および表に示している。 まず、表はPET樹脂フイルムを所定温度に
約1分30秒加熱した後、厚みを測定すると共に、
引張試験を行つて、最大の引張強度Kg/cm2および
伸び%を測定した。なお、試験に使用したPET
樹脂フイルムのうち、実施例から実施例はこ
の発明の実施に使用するPET樹脂フイルムであ
り、また比較例と比較例は延伸フイルムであ
り、かつ結晶性を有するフイルムであり、実験例
と比較する為に試験を行なつた。
【表】
上記表中、「タテ」「ヨコ」はフイルムの縦横、
各々の方向に対して、試験を行つた結果を示して
いる。また、( )で囲んだ個所は、引張試験を
行つた際に、試験機の測定容量を超えて伸びたの
で、それ以上の測定が行えなかつたものである。 以上の結果から、この発明の実施に使用する
PET樹脂フイルムは、比較例に比べて、伸びの
値が非常に高いことが判り、成形時に、充分な伸
び変形が可能であると推定できる。 次に、表では、実施例〜実施例のPET
樹脂フイルムで、上記同様の引張試験を行い、伸
びが100%および200%になつたときの、引張強度
を測定した。
各々の方向に対して、試験を行つた結果を示して
いる。また、( )で囲んだ個所は、引張試験を
行つた際に、試験機の測定容量を超えて伸びたの
で、それ以上の測定が行えなかつたものである。 以上の結果から、この発明の実施に使用する
PET樹脂フイルムは、比較例に比べて、伸びの
値が非常に高いことが判り、成形時に、充分な伸
び変形が可能であると推定できる。 次に、表では、実施例〜実施例のPET
樹脂フイルムで、上記同様の引張試験を行い、伸
びが100%および200%になつたときの、引張強度
を測定した。
【表】
上記表から、実施例〜実施例のPET樹脂
フイルムは、伸びが200%のときでも引張強度が
かなり小さく、成形時に、充分な塑性変形を生じ
させて、良好な成形性を発揮できることが推定で
きる。 そして、各試験品のPET樹脂フイルムを使用
し、この発明方法によつて、複合シートを製造し
た後、容器Cの成形を行つた。成形は、複合シー
トを加熱炉で9〜13秒加熱した後、丼状の容器C
を成形した。なお、加熱温度は11秒加熱した時点
で、シート表面温度が105℃(サーモラベル測定)
であつた。 その結果、この発明の実施品である、実施例
〜実施例では、良好な仕上りの容器Cが成形で
きたが、比較例および比較例では、成形が困
難であり、この発明による効果が実証できた。
フイルムは、伸びが200%のときでも引張強度が
かなり小さく、成形時に、充分な塑性変形を生じ
させて、良好な成形性を発揮できることが推定で
きる。 そして、各試験品のPET樹脂フイルムを使用
し、この発明方法によつて、複合シートを製造し
た後、容器Cの成形を行つた。成形は、複合シー
トを加熱炉で9〜13秒加熱した後、丼状の容器C
を成形した。なお、加熱温度は11秒加熱した時点
で、シート表面温度が105℃(サーモラベル測定)
であつた。 その結果、この発明の実施品である、実施例
〜実施例では、良好な仕上りの容器Cが成形で
きたが、比較例および比較例では、成形が困
難であり、この発明による効果が実証できた。
図はこの発明の実施例を示すものであり、第1
図は装置全体の概略構造図、第2図は複合シート
の断面図、第3図は製造された容器の断面図であ
る。 S……複合シート、1……発泡ポリスチレンシ
ート、2……PET樹脂フイルム、3……接着剤
層、C……容器。
図は装置全体の概略構造図、第2図は複合シート
の断面図、第3図は製造された容器の断面図であ
る。 S……複合シート、1……発泡ポリスチレンシ
ート、2……PET樹脂フイルム、3……接着剤
層、C……容器。
Claims (1)
- 1 長尺状の発泡ポリスチレンシートと、無延伸
非結晶性で、105℃における伸びが200%以上で、
上記温度で伸びが200%のときの引張強度が30
Kg/cm2以下である長尺状のポリエチレンテレフタ
レート樹脂フイルムとを、中間に接着剤層を介し
て、連続的に走行させながら重ね合せ、加熱接着
して複合シートを製造する工程と、複合シートを
所定の成形温度まで加熱昇温させる工程と、この
所定の成形温度まで加熱昇温した複合シートを、
ポリエチレンテレフタレート樹脂フイルムを内面
にして、成形型で熱成形して容器形状に成形する
工程となることを特徴とする耐熱容器の製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21139085A JPS6270019A (ja) | 1985-09-25 | 1985-09-25 | 耐熱容器の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21139085A JPS6270019A (ja) | 1985-09-25 | 1985-09-25 | 耐熱容器の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6270019A JPS6270019A (ja) | 1987-03-31 |
| JPH055655B2 true JPH055655B2 (ja) | 1993-01-22 |
Family
ID=16605167
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21139085A Granted JPS6270019A (ja) | 1985-09-25 | 1985-09-25 | 耐熱容器の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6270019A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02252525A (ja) * | 1989-03-27 | 1990-10-11 | Sekisui Plastics Co Ltd | 合成樹脂積層シートに対する成形方法 |
| WO1994012335A1 (en) * | 1992-12-01 | 1994-06-09 | Viapak Pty. Ltd. | Printed composite material and method of forming it |
| US5460871A (en) * | 1993-10-25 | 1995-10-24 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Multilayer sheet material and articles formed therefrom |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4335181A (en) * | 1980-07-01 | 1982-06-15 | Mobil Oil Corporation | Microwaveable heat and grease resistant containers |
-
1985
- 1985-09-25 JP JP21139085A patent/JPS6270019A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6270019A (ja) | 1987-03-31 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |