JPH0556744A - 小麦粉を含む生地の混練方法、および同混練装置 - Google Patents
小麦粉を含む生地の混練方法、および同混練装置Info
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- JPH0556744A JPH0556744A JP3220867A JP22086791A JPH0556744A JP H0556744 A JPH0556744 A JP H0556744A JP 3220867 A JP3220867 A JP 3220867A JP 22086791 A JP22086791 A JP 22086791A JP H0556744 A JPH0556744 A JP H0556744A
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- kneading
- power
- time
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A21—BAKING; EDIBLE DOUGHS
- A21C—MACHINES OR EQUIPMENT FOR MAKING OR PROCESSING DOUGHS; HANDLING BAKED ARTICLES MADE FROM DOUGH
- A21C1/00—Mixing or kneading machines for the preparation of dough
- A21C1/14—Structural elements of mixing or kneading machines; Parts; Accessories
- A21C1/145—Controlling; Testing; Measuring
- A21C1/1455—Measuring data of the driving system, e.g. torque, speed, power
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- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Biophysics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Food Science & Technology (AREA)
- Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)
- Manufacturing And Processing Devices For Dough (AREA)
- Bakery Products And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 混練機を用いて小麦粉を含む生地を混練する
場合、格別の熟練を要せずに混練完了を正確に判定し得
る混練方法、および、上記の混練方法を自動的に実施で
きる混練装置を提供する。 【構成】 混練機1の駆動力をセンサ5によってリアル
タイムに検出する。検出した動力信号aを解析回路6に
より解析して、微小時間(5秒間)ごとに該微小時間内
における動力変化のピーク値を求める。上記の「微小時
間ごとのピーク値」は、解析情報bとして判定回路に入
力される。上記判定回路は前記ピーク値の変化を追跡
し、増加傾向から減小傾向に点じたとき混練完了と判定
する。
場合、格別の熟練を要せずに混練完了を正確に判定し得
る混練方法、および、上記の混練方法を自動的に実施で
きる混練装置を提供する。 【構成】 混練機1の駆動力をセンサ5によってリアル
タイムに検出する。検出した動力信号aを解析回路6に
より解析して、微小時間(5秒間)ごとに該微小時間内
における動力変化のピーク値を求める。上記の「微小時
間ごとのピーク値」は、解析情報bとして判定回路に入
力される。上記判定回路は前記ピーク値の変化を追跡
し、増加傾向から減小傾向に点じたとき混練完了と判定
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、小麦粉に水および副資
材を加えて混練する場合、混練作業の完了を正確かつ容
易に判定し得る方法、および、上記発明方法を実施に用
いる混練装置に関するものである。
材を加えて混練する場合、混練作業の完了を正確かつ容
易に判定し得る方法、および、上記発明方法を実施に用
いる混練装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】小麦粉に水を加え、更にショートニング
としての油脂類(バターなど),および調味料(砂糖,
塩,卵,香料など),並びに必要に応じてイースト菌を
加えた生地材料を混練機で攪拌混練すると生地が出来上
がる。この生地を分割,成形し発酵させて焼き上げると
パン,パイ,ペストリー(ねり粉菓子)となる。本発明
において生地とは、次工程で加工すべく調整した食品材
料を言う。
としての油脂類(バターなど),および調味料(砂糖,
塩,卵,香料など),並びに必要に応じてイースト菌を
加えた生地材料を混練機で攪拌混練すると生地が出来上
がる。この生地を分割,成形し発酵させて焼き上げると
パン,パイ,ペストリー(ねり粉菓子)となる。本発明
において生地とは、次工程で加工すべく調整した食品材
料を言う。
【0003】上記の攪拌混練は単に材料を良く混合させ
るだけでなく、小麦粉に含まれているグルテンに適度の
粘りを生じさせるという意義を有しており、混練量の過
不足は製品の品質に著しい影響を与える。従って、混練
作業においては混練の完了(最適量の混練のみが行われ
ること)時点の判定が非常に重要である。しかし、小麦
粉を含む生地は混練に伴って性状の変化を生じるので、
混練機の駆動力(すなわち混練作業の消費エネルギー
率、以下、動力と略称することあり)が複雑に変化し、
混練の完了を判定することは非常に難しい。例えばセメ
ントに水と砂利とを加えてコンクリートミキサで混練す
る場合、コンクリートミキサの攪拌翼が受ける抵抗の経
時的変化は僅少である。ところが、小麦粉を含む生地が
混練を受けると粘弾性と呼ばれる複雑な物性を生する塊
となる。従って回転攪拌棒を回転させると該攪拌棒は1
回転ごとに生地の塊を叩き、捏ね、振り回し、撥ね飛ば
して、接触,離間を繰り返す。上記攪拌棒の1回転中の
内の微小時間であるが、該攪拌棒が生地の塊から離れて
いる間は回転に抵抗を受けない。また該攪拌棒が生地塊
を打ちつける瞬間は大きい反力を受ける。このような理
由により混練機の動力は図3(A)に示すように著しく
増減する経時変化を示す。図3において混練機動力の変
化を表わすカーブを実形どおりに描くと、ほとんど垂直
の多数の折線が相互に近接し、描いた線の太さよりも間
隔が狭いので相互に密着して潰れてしまう。従って図3
(A)は、実形に比して図の左右方向の折線の分布を疎
ならしめて描いてある。後述する図4,図1も同様に折
線カーブの分布を疎ならしめるように模式化して描いて
ある。図3(A)に示した混練機動力の変化から混練の
完了を読み取ることは至難であるから、従来一般に混練
の完了は熟練した職人の官能に頼っていた。欧米におい
ては、ミキサーマンと呼ばれる熟練者が高給を得てい
る。この事実からも混練の完了を判定することの難しさ
が推察される。こうした困難を解消するためにタイマを
設置した混練機も多く市販されているが、その実用効果
には問題が有る。すなわち、タイマによって混練の完了
を知るには、次の事項を前提条件とする。
るだけでなく、小麦粉に含まれているグルテンに適度の
粘りを生じさせるという意義を有しており、混練量の過
不足は製品の品質に著しい影響を与える。従って、混練
作業においては混練の完了(最適量の混練のみが行われ
ること)時点の判定が非常に重要である。しかし、小麦
粉を含む生地は混練に伴って性状の変化を生じるので、
混練機の駆動力(すなわち混練作業の消費エネルギー
率、以下、動力と略称することあり)が複雑に変化し、
混練の完了を判定することは非常に難しい。例えばセメ
ントに水と砂利とを加えてコンクリートミキサで混練す
る場合、コンクリートミキサの攪拌翼が受ける抵抗の経
時的変化は僅少である。ところが、小麦粉を含む生地が
混練を受けると粘弾性と呼ばれる複雑な物性を生する塊
となる。従って回転攪拌棒を回転させると該攪拌棒は1
回転ごとに生地の塊を叩き、捏ね、振り回し、撥ね飛ば
して、接触,離間を繰り返す。上記攪拌棒の1回転中の
内の微小時間であるが、該攪拌棒が生地の塊から離れて
いる間は回転に抵抗を受けない。また該攪拌棒が生地塊
を打ちつける瞬間は大きい反力を受ける。このような理
由により混練機の動力は図3(A)に示すように著しく
増減する経時変化を示す。図3において混練機動力の変
化を表わすカーブを実形どおりに描くと、ほとんど垂直
の多数の折線が相互に近接し、描いた線の太さよりも間
隔が狭いので相互に密着して潰れてしまう。従って図3
(A)は、実形に比して図の左右方向の折線の分布を疎
ならしめて描いてある。後述する図4,図1も同様に折
線カーブの分布を疎ならしめるように模式化して描いて
ある。図3(A)に示した混練機動力の変化から混練の
完了を読み取ることは至難であるから、従来一般に混練
の完了は熟練した職人の官能に頼っていた。欧米におい
ては、ミキサーマンと呼ばれる熟練者が高給を得てい
る。この事実からも混練の完了を判定することの難しさ
が推察される。こうした困難を解消するためにタイマを
設置した混練機も多く市販されているが、その実用効果
には問題が有る。すなわち、タイマによって混練の完了
を知るには、次の事項を前提条件とする。
【0004】a.全く同一条件で生地の混練を繰り返し
て行うこと、 b.上記繰り返し作業の初回作業において、熟練者が混
練の完了を判定して、その所要時間を実測すること。
て行うこと、 b.上記繰り返し作業の初回作業において、熟練者が混
練の完了を判定して、その所要時間を実測すること。
【0005】上述のごとく、初回の混練における混練の
完了を熟練者によって判定して貰うことが出来なけれ
ば、試験混練を繰り返して適正混練時間を探り出さねば
ならない。しかし、混練の過不足は生地を練り上げた時
点では不明であり、その生地を発酵させて焼き上げてみ
ないと判らない。このため、タイマによる混練完了の判
定は実用価値に乏しい。
完了を熟練者によって判定して貰うことが出来なけれ
ば、試験混練を繰り返して適正混練時間を探り出さねば
ならない。しかし、混練の過不足は生地を練り上げた時
点では不明であり、その生地を発酵させて焼き上げてみ
ないと判らない。このため、タイマによる混練完了の判
定は実用価値に乏しい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】こうした不具合を解消
すべく、特開昭61−219333号「パン生地の混捏
モニタ方法とその装置」および実開昭61−13918
2号「パン生地ミキシング時間管理装置」が提案されて
いる。これらの公知技術を要約すると、図3(A)のよ
うに激しく変動する図表から混練の完了を読み取ること
は困難であるから、動力の時間平均をとってその経時変
化から混練の完了時期を求めようとするものである。図
3(B)は動力の時間平均をとった図表の1例であっ
て、図示の点D付近が混練の完了時期である。しかし乍
ら、この図3(B)から混練の完了時期を読み取ること
は、やはり高度の熟練が無ければ無理である。パン生地
ミキサーの方式の違いによって混練に費される動力の経
時変化の様相が異なる。容量内で生地(半製品を含む)
が余り動かないタイプのパン生地ミキサーにおいては、
動力の経時変化が図4のごとくなる。このカーブが時間
0〜10分の間に上昇しているのは、生地が次第に堅く
なってゆくことを示している。また、30分を過ぎると
僅かに減小気味になっている。これは過剰の混練によっ
て生地が軟化しつつあることを表わしている。しかし、
この図4に示された図表から、時間20分に相当する点
に混練完了時点が存在することを読み取るのは容易でな
い。結局は熟練者によって判定する他は無い。本発明は
上述の事情に鑑みて為されたもので、別段の熟練を要せ
ずに小麦粉を含む生地の混練完了を容易にかつ正確に判
定し得る方法。および、上記の方法を実施するに好適な
混練装置を提供することを目的とする。
すべく、特開昭61−219333号「パン生地の混捏
モニタ方法とその装置」および実開昭61−13918
2号「パン生地ミキシング時間管理装置」が提案されて
いる。これらの公知技術を要約すると、図3(A)のよ
うに激しく変動する図表から混練の完了を読み取ること
は困難であるから、動力の時間平均をとってその経時変
化から混練の完了時期を求めようとするものである。図
3(B)は動力の時間平均をとった図表の1例であっ
て、図示の点D付近が混練の完了時期である。しかし乍
ら、この図3(B)から混練の完了時期を読み取ること
は、やはり高度の熟練が無ければ無理である。パン生地
ミキサーの方式の違いによって混練に費される動力の経
時変化の様相が異なる。容量内で生地(半製品を含む)
が余り動かないタイプのパン生地ミキサーにおいては、
動力の経時変化が図4のごとくなる。このカーブが時間
0〜10分の間に上昇しているのは、生地が次第に堅く
なってゆくことを示している。また、30分を過ぎると
僅かに減小気味になっている。これは過剰の混練によっ
て生地が軟化しつつあることを表わしている。しかし、
この図4に示された図表から、時間20分に相当する点
に混練完了時点が存在することを読み取るのは容易でな
い。結局は熟練者によって判定する他は無い。本発明は
上述の事情に鑑みて為されたもので、別段の熟練を要せ
ずに小麦粉を含む生地の混練完了を容易にかつ正確に判
定し得る方法。および、上記の方法を実施するに好適な
混練装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的(混練完了時
期の判定)を達成するため、本発明に係る小麦粉を含む
生地の混練方法は、小麦粉に水および副材料を加えて混
練機によって攪拌混練して生地を製造する方法におい
て、混練機の回転攪拌棒を駆動する動力の値を検出し、
上記回転攪拌棒が回転して生地ないし生地材料から受け
る反力が変化するために生じる駆動力の微小時間内変化
を検出し、上記微小時間内における駆動力変化のピーク
値を微小時間ごとに求め、上記ピーク値の変化状態に基
づいて混練作業の進行状態を判定することを特徴とす
る。
期の判定)を達成するため、本発明に係る小麦粉を含む
生地の混練方法は、小麦粉に水および副材料を加えて混
練機によって攪拌混練して生地を製造する方法におい
て、混練機の回転攪拌棒を駆動する動力の値を検出し、
上記回転攪拌棒が回転して生地ないし生地材料から受け
る反力が変化するために生じる駆動力の微小時間内変化
を検出し、上記微小時間内における駆動力変化のピーク
値を微小時間ごとに求め、上記ピーク値の変化状態に基
づいて混練作業の進行状態を判定することを特徴とす
る。
【0008】また、上記の発明方法を実施するために構
成した本発明に係る小麦粉を含む生地の混練装置は、小
麦粉に水および副材料を加えた生地材料を攪拌混練する
混練機において、回転攪拌棒を駆動する動力を検出する
センサと、上記センサの検出信号を入力されて動力の変
化状態を解析する解析回路と、上記解析回路によって解
析された動力の変化状態に基づいて混練作業の完了時期
を判定する判定回路とを有していることを特徴とする。
成した本発明に係る小麦粉を含む生地の混練装置は、小
麦粉に水および副材料を加えた生地材料を攪拌混練する
混練機において、回転攪拌棒を駆動する動力を検出する
センサと、上記センサの検出信号を入力されて動力の変
化状態を解析する解析回路と、上記解析回路によって解
析された動力の変化状態に基づいて混練作業の完了時期
を判定する判定回路とを有していることを特徴とする。
【0009】
【作用】上記の装置を用いて上記の方法を実施すると、
微小時間内の動力変化の最小値は回転攪拌棒が生地塊を
撥ね飛ばして空転している状態に相当し、該微小時間内
の動力変化の最大値は回転攪拌棒が生地塊に打ちつけら
れてこれを捏ねている状態に相当する。従って、この最
大値を拾い上げてその増減を見ると、生地の混練の進行
状態を容易に把握することができる。特に、該最大値の
並びが増大傾向から減小傾向に転ずる時を以って混練完
了時期であると判定すれば、格別の熟練を要せず、容易
かつ正確に混練作業を終了すべき時期が与えられる。
微小時間内の動力変化の最小値は回転攪拌棒が生地塊を
撥ね飛ばして空転している状態に相当し、該微小時間内
の動力変化の最大値は回転攪拌棒が生地塊に打ちつけら
れてこれを捏ねている状態に相当する。従って、この最
大値を拾い上げてその増減を見ると、生地の混練の進行
状態を容易に把握することができる。特に、該最大値の
並びが増大傾向から減小傾向に転ずる時を以って混練完
了時期であると判定すれば、格別の熟練を要せず、容易
かつ正確に混練作業を終了すべき時期が与えられる。
【0010】
【実施例】図2は本発明に係る混練装置の1実施例を示
す模式的な説明図である。1は混練機(詳しくはパン生
地ミキサ)で、1aはその回転軸である。この回転軸1
aには回転攪拌棒(図示省略)が固着されている。上記
回転軸1aはプーリ1bおよびVベルト2を介してモー
タ3により回転駆動される。このモータ3はリレー4を
介して電源に接続されている。上記モータ3の出力軸
に、動力を検出するセンサ5が取り付けられている。本
例の動力センサ5は、出力軸の回転速度と回転トルクと
を検知して、これらを積算して動力を検出するように構
成してある。本発明を実施する際、モータ3の電源回路
に電力計(図示せず)を接続して動力を検出することも
可能である。上記動力センサ5で検出された動力信号a
を解析回路6に入力して、後述するようにして動力の経
時変化を解析し、解析情報bを判定回路7に与える。解
析情報bを入力された判定回路7は後述するようにして
混練の完了を判定し、判定したときはリレー4に停止信
号cを与えてモータ3を停止させ、若しくは警音器8に
作動信号dを送って音響信号を発生させる。
す模式的な説明図である。1は混練機(詳しくはパン生
地ミキサ)で、1aはその回転軸である。この回転軸1
aには回転攪拌棒(図示省略)が固着されている。上記
回転軸1aはプーリ1bおよびVベルト2を介してモー
タ3により回転駆動される。このモータ3はリレー4を
介して電源に接続されている。上記モータ3の出力軸
に、動力を検出するセンサ5が取り付けられている。本
例の動力センサ5は、出力軸の回転速度と回転トルクと
を検知して、これらを積算して動力を検出するように構
成してある。本発明を実施する際、モータ3の電源回路
に電力計(図示せず)を接続して動力を検出することも
可能である。上記動力センサ5で検出された動力信号a
を解析回路6に入力して、後述するようにして動力の経
時変化を解析し、解析情報bを判定回路7に与える。解
析情報bを入力された判定回路7は後述するようにして
混練の完了を判定し、判定したときはリレー4に停止信
号cを与えてモータ3を停止させ、若しくは警音器8に
作動信号dを送って音響信号を発生させる。
【0011】図3(A)に示した混練機の動力信号を、
本実施例(図2)の解析回路6で解析すると図1の如く
なる。すなわち、解析回路6は動力信号をA/D変換
し、時間軸について5秒ごとの微小時間に区分し、該微
小時間内において5ミリセカンドごとに1000回のデ
ータ採取を行って1000個の瞬間動力値を求める。そ
して該1000個の値の内の最大値を選択して、これを
解析情報bとして判定回路7に入力する。このようにし
て5秒間隔で選択される瞬間動力最大値は、図1に示し
たピーク値カーブPを形成する。
本実施例(図2)の解析回路6で解析すると図1の如く
なる。すなわち、解析回路6は動力信号をA/D変換
し、時間軸について5秒ごとの微小時間に区分し、該微
小時間内において5ミリセカンドごとに1000回のデ
ータ採取を行って1000個の瞬間動力値を求める。そ
して該1000個の値の内の最大値を選択して、これを
解析情報bとして判定回路7に入力する。このようにし
て5秒間隔で選択される瞬間動力最大値は、図1に示し
たピーク値カーブPを形成する。
【0012】本発明を実施する際、前記の微小時間が1
秒未満であると、その微小時間(1秒未満)の中でピー
ク値を拾う解析が容易でない。また10秒を越えると解
析精度が低下する。従って前記微小時間は1〜10秒の
範囲内で設定された一定値であることが望ましい。ま
た、上記1〜10秒の微小時間内で少なくとも100回
の瞬間動力値を求めることが望ましく、100回未満で
は実用上充分な解析精度が得られ難い。100回以上で
あれば任意に設定できるが、10000回以上の瞬間動
力値を求めようとすると解析演算が容易でない割には格
別の効果が得られない。こうした事柄を勘案すると本実
施例のごとく、約5秒間の微小時間内に約1000個の
瞬間動力値を求めることが適当である。図1に示したピ
ーク値カーブPを解析情報bとして与えられた判定回路
7は、これらの5秒ごとに与えられるピーク値の変化を
追跡し、増加傾向から減少傾向に転じた点D´を混練完
了時期と判定し、リレー4に停止信号cを与えてモータ
3を停止させ、及び又は、警音器8に作動信号dを与え
て音響信号を発生させる。本発明者の実験によれば、高
度の熟練者が官能的に判定した混練完了時期と、判定回
路7による混練完了時期の判定(図1に示した点Dに相
当する時点)とはよく一致し、実用上必要な精度範囲内
で完全に一致した。
秒未満であると、その微小時間(1秒未満)の中でピー
ク値を拾う解析が容易でない。また10秒を越えると解
析精度が低下する。従って前記微小時間は1〜10秒の
範囲内で設定された一定値であることが望ましい。ま
た、上記1〜10秒の微小時間内で少なくとも100回
の瞬間動力値を求めることが望ましく、100回未満で
は実用上充分な解析精度が得られ難い。100回以上で
あれば任意に設定できるが、10000回以上の瞬間動
力値を求めようとすると解析演算が容易でない割には格
別の効果が得られない。こうした事柄を勘案すると本実
施例のごとく、約5秒間の微小時間内に約1000個の
瞬間動力値を求めることが適当である。図1に示したピ
ーク値カーブPを解析情報bとして与えられた判定回路
7は、これらの5秒ごとに与えられるピーク値の変化を
追跡し、増加傾向から減少傾向に転じた点D´を混練完
了時期と判定し、リレー4に停止信号cを与えてモータ
3を停止させ、及び又は、警音器8に作動信号dを与え
て音響信号を発生させる。本発明者の実験によれば、高
度の熟練者が官能的に判定した混練完了時期と、判定回
路7による混練完了時期の判定(図1に示した点Dに相
当する時点)とはよく一致し、実用上必要な精度範囲内
で完全に一致した。
【0013】なお、実際の小麦粉を含む生地の混練操作
において、最初の時期は低速で材料の混合を行い、次い
で高速回転させて捏練が行われる。本発明を適用して動
力信号を検出,解析,判定する操作を、混練作業の最初
から行う必要は無く、回転攪拌棒の回転速度を上げて捏
練工程に入ってからでも良い。
において、最初の時期は低速で材料の混合を行い、次い
で高速回転させて捏練が行われる。本発明を適用して動
力信号を検出,解析,判定する操作を、混練作業の最初
から行う必要は無く、回転攪拌棒の回転速度を上げて捏
練工程に入ってからでも良い。
【0014】
【発明の効果】以上の実施例によって明らかならしめた
ように、本発明方法によれば格別の熟練を要しないで、
小麦粉を含む生地の混練の完了を正しく判定することが
できる。また、本発明の装置によれば上記発明方法を自
動的に実施することができ、小麦粉を主原料とする食品
加工産業の発展に貢献するところ多大である。
ように、本発明方法によれば格別の熟練を要しないで、
小麦粉を含む生地の混練の完了を正しく判定することが
できる。また、本発明の装置によれば上記発明方法を自
動的に実施することができ、小麦粉を主原料とする食品
加工産業の発展に貢献するところ多大である。
【図1】本発明方法の1実施例を説明するための、混練
動力と時間との関係を示す解析図表である。
動力と時間との関係を示す解析図表である。
【図2】本発明装置の1実施例を示す模式図である。
【図3】(A)は混練作業における動力の経時変化を示
す図表であり、(B)は同じく混練動力の時間平均の経
時変化を示す図表である。
す図表であり、(B)は同じく混練動力の時間平均の経
時変化を示す図表である。
【図4】従来技術における混練作業の動力変化の1例を
示す図表である。
示す図表である。
1…混練機、2…Vベルト、3…モータ、4…リレー、
5…動力検出用のセンサ、6…解析回路、7…判定回
路、8…警音器、a…動力信号、b…解析情報、c…停
止信号、d…作動信号、D,D´…混練完了点、P…ピ
ーク値カーブ。
5…動力検出用のセンサ、6…解析回路、7…判定回
路、8…警音器、a…動力信号、b…解析情報、c…停
止信号、d…作動信号、D,D´…混練完了点、P…ピ
ーク値カーブ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉本 幸生 東京都渋谷区渋谷2−12−19 東建インタ ーナシヨナルビル 山武ハネウエル株式会 社内
Claims (10)
- 【請求項1】 小麦粉に水および副材料を加えて混練機
によって攪拌混練して生地を製造する方法において、混
練機の回転攪拌棒を駆動する動力の値を検出し、上記回
転攪拌棒が回転して生地ないし生地材料から受ける反力
が変化するために生じる駆動力の微小時間内変化を検出
し、 上記微小時間内における駆動力変化のピーク値を微小時
間ごとに求め、 上記ピーク値の変化状態に基づいて混練作業の進行状態
を判定することを特徴とする、小麦粉を含む生地の混練
方法。 - 【請求項2】 前記微小時間は1秒間ないし10秒間で
あり、この微小時間内に少なくとも100回の動力値検
出を行って、その検出値中の最大値を以ってその微小時
間内における動力のピーク値であるとすることを特徴と
する、請求項1に記載した小麦粉を含む生地の混練方
法。 - 【請求項3】 前記微小時間内の動力ピーク値の最大値
は、該微小時間内の動力検出信号をA/D変換してコン
ピュータに入力し、上記コンピュータによって算出する
ことを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載した小
麦粉を含む生地の混練方法。 - 【請求項4】 混練機によって小麦粉を含む材料を攪拌
混練するに際して、最初は動力値の検出およびその解析
を行わずに低速で攪拌混合を行い、混合を終えた後に攪
拌速度を上昇させるとともに動力値の検出およびその解
析を開始することを特徴とする、請求項1に記載した小
麦粉を含む生地の混練方法。 - 【請求項5】 前記ピーク値の変化状態に基づく混練作
業の進行状態判定は、微小時間ごとに算定される動力ピ
ーク値が、増大傾向から減小傾向に転じた時を以って混
練の完了時点であると判定することを特徴とする、請求
項1に記載した小麦粉を含む生地の混練方法。 - 【請求項6】 小麦粉に水および副材料を加えた生地材
料を攪拌混練する混練機において、回転攪拌棒を駆動す
る動力を検出するセンサと、上記センサの検出信号を入
力されて動力の変化状態を解析する解析回路と、上記解
析回路によって解析された動力の変化状態に基づいて混
練作業の完了時期を判定する判定回路とを有しているこ
とを特徴とする、小麦粉を含む生地の混練装置。 - 【請求項7】 前記の解析回路は、前記センサの検出信
号をA/D変換して、微小時間ごとの動力変化のピーク
値を検出する構造であることを特徴とする、請求項6に
記載した小麦粉を含む生地の混練装置。 - 【請求項8】 前記の解析回路は、A/D変換された動
力検出信号に基づいて、1秒ないし10秒を微小時間の
1単位として該単位時間中に少なくとも100個の瞬間
動力値を算出するとともに、各単位時間内の瞬間動力値
の内で最大値を選択する機能を有するものであることを
特徴とする、請求項7に記載した小麦粉を含む生地の混
練方法。 - 【請求項9】 前記の判定回路は、前記解析回路が微小
時間ごとに選出する瞬間動力最大値の変化状態を追跡
し、増大傾向から減小傾向に転じた時に混練作業が完了
したものと判定することを特徴とする、請求項8に記載
した小麦粉を含む生地の混練装置。 - 【請求項10】 前記の判定回路は、混練作業が終了し
たものと判定したとき、混練機の回転攪拌棒を駆動して
いるモータの電源回路に設けられているリレー装置を介
して該モータを停止させ、又は、混練作業完了を表示す
る音響信号を発する機能を備えたものであることを特徴
とする、請求項9に記載した小麦粉を含む生地の混練装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3220867A JP2708650B2 (ja) | 1991-09-02 | 1991-09-02 | 小麦粉を含む生地の混練方法、および同混練装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3220867A JP2708650B2 (ja) | 1991-09-02 | 1991-09-02 | 小麦粉を含む生地の混練方法、および同混練装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0556744A true JPH0556744A (ja) | 1993-03-09 |
| JP2708650B2 JP2708650B2 (ja) | 1998-02-04 |
Family
ID=16757790
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3220867A Expired - Lifetime JP2708650B2 (ja) | 1991-09-02 | 1991-09-02 | 小麦粉を含む生地の混練方法、および同混練装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2708650B2 (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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1991
- 1991-09-02 JP JP3220867A patent/JP2708650B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2708650B2 (ja) | 1998-02-04 |
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