JPH0556957B2 - - Google Patents
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- JPH0556957B2 JPH0556957B2 JP15677486A JP15677486A JPH0556957B2 JP H0556957 B2 JPH0556957 B2 JP H0556957B2 JP 15677486 A JP15677486 A JP 15677486A JP 15677486 A JP15677486 A JP 15677486A JP H0556957 B2 JPH0556957 B2 JP H0556957B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hyaluronic acid
- purified
- culture
- precipitate
- present
- Prior art date
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- Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
Description
産業上の利用分野
本発明は、ヒアルロン酸の精製法に関する。
ヒアルロン酸は構造式
で示される多糖類の一種であり、硝子体、へその
緒、関節液、皮膚、大動脈内外膜などに含まれ、
水分の保持、湿潤剤的な役割、細菌類の侵入防止
などに役立つている。この物質は、最近、化粧
品、目、皮膚、関節などの治療剤、手術の保護剤
などとして開発されている。 従来の技術 ストレプトコツカス属のある群の細菌の莢膜成
分としてヒアルロル酸が存在することは古くから
知られている〔エイ・ピー・マクレナン(A.P.
Maclennan):ジヤーナル・オブ・ジエネラル・
マイクロバイオロジイ(J.Gen.Microbicl.)、15、
485−491、1956〕。または、糖成分3%以上の栄
養培地で通気撹拌培養を行い、ヒアルロン酸を製
造する方法が知られている(特開昭58−56692)。 従来の技術において、発酵液中に不純物として
存在する高分子化合物を除去する方法としては、
トリクロル酢酸やクロロホルム−イソアミルアル
コールで処理したり、蛋白分解酵素を使用した
り、あるいはセチルピリジウムクロライドなどで
ヒアルロン酸を選択的に沈澱させる方法などが用
いられている。 発明が解決しようとする問題点 ヒアルロン酸は、化粧品の原料としての用途が
増大し、さらに医薬品としての用途も期待されて
いる。ヒアルロン酸を医薬品として使用するに
は、蛋白質、核酸、発熱性物質などを含まない精
製品であることが必須条件である。また、その有
効性は分子量が大きく粘度が高いほどよいとも言
われている。 従来用いられるヒアルロン酸の分離精製法は、
工程が煩雑であり、使用する薬剤が高価で、また
その薬剤の毒性の問題などがあり、工業的に有利
な方法ではない。従つて、工業的に有利なヒアル
ロン酸の精製法の開発が求められている。 問題点を解決するための手段 本発明は、ヒアルロン酸や不純物として存在す
る高分子化合物が陰電荷を有する物質であること
に着目し、イオン交換樹脂を用いるヒルアロン酸
の精製法を検討した。その結果、陰イオン交換樹
脂は、一般に蛋白質、核酸、発熱性物質およびヒ
アルロン酸をよく吸着するが、ジビニルベンゼン
含量の高いマクロレテイキユラー型陰イオン交換
樹脂は、高分子のヒアルロン酸だけを吸着しない
という現象を見出し本発明を完成した。 以下に本発明を詳細に説明する。 本発明は、ヒアルロン酸を含有する液からヒア
ルロン酸を分離、精製する際に、マクロレテイキ
ユラー型陰イオン交換樹脂を用いることを特徴と
するヒアルロン酸の精製法を提供する。 本発明に用いられるマクロレテイキユラー型の
陰イオン交換樹脂とは、マクロポーラス型ともハ
イポーラス型とも称されるジビニルベンゼン含量
の高いスチレン系の陰イオン交換樹脂で、例えば
三菱化成工業社製のダイヤイオンHPA−25、
HPA−75、アンバーライト社製のIRA−900、
IRA−904などがあげられる。使用する陰イオン
交換樹脂の量は、ヒアルロン酸を2〜10g/の
範囲で含む液の量を1とした場合0.7〜1(v/
v)程度が望ましい。 本発明は、発酵法によつて得られるヒアルロン
酸を含む培養液に適用するのが好ましい。 発酵法により得られるヒアルロン酸培養液は、
ヒアルロン酸生産能を有する微生物(例えば、ス
トレプトカツコス・ズーエピデミクス
NCTC7023)を用いて、以下に示すような培養
方法で培養を行うことにより得ることができる。 培地としては、炭素源、窒素源、無機物その他
の栄養物を程よく含有するものであれば、合成培
地、天然培地のいずれも使用できる。炭素源とし
てはグルコース、シユクロース、廃糖密、澱粉加
水分解物などが使用できる。窒素源としてはペプ
トン、ポリペプトン、酵母エキス、コーンスチー
プリカー、カゼイン加水分解物、ブレイン・ハー
ト・インヒユージヨン、馬血清などの有機栄養源
の添加が望ましく、硫酸アンモニウム、硝酸アン
モニウム、塩化アンモニウム、アンモニアなどを
併用することも可能である。無機塩としては例え
ば塩化ナトリウム、リン酸ナトリウム、リン酸カ
リウム、硫酸マグネシウム、チオ硫酸ナトリウ
ム、硫酸第一鉄、硫酸マンガン、塩化カルシウ
ム、炭酸カルシウムなどが使用できる。もちろん
天然栄養源を用いたときなどに、天然物中に含有
する無機塩のみで満足させることが可能なときも
ある。また必要に応じて各種ビタミン、例えばチ
アミン、ニコチン酸、ビオチン、パントテン酸な
どが使用できる。 培養は、振盪培養、通気培養などの好気的条件
下で行う。培養温度は25〜42℃、好ましくは30〜
38℃が適当である。培養時のPHは5〜9が適当で
ある。PH調節はアンモニア水、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、炭酸カルシウムなどによつ
て行う。 培養期間は通常2〜4日間でヒアルロン酸は主
として菌体外に蓄積する。 上記のようにして得られたヒアルロン酸培養液
からのヒアルロン酸の精製は、下記のようにして
行う。 ヒアルロン酸培養液を水でヒアルロン酸が0.5
〜2g/好ましくは1g/程度になるように
希釈し、1〜10%(v/v)程度のカーボンを添
加して15〜30℃で1時間程度撹拌して培養液と水
を混合した後、ヌツチエなどで過し液を得
る。このカーボン処理液をマクロレテイキユラー
型陰イオン交換樹脂に、空間即速度(S.V.)1〜
2(h-1)で通塔して、処理液を得る。この処理液
のPHを塩酸などで中性付近に調整して、1mol/
程度になるように塩化ナトリウムを加えた後、
アセトン、メタノール、エタノール、n−プロパ
ノール、イソ−プロパノール、などの水溶性有機
溶媒を処理液に対して1〜4倍量添加して、ヒア
ルロン酸ナトリウムの沈澱を析出させる。得られ
た沈澱を50〜100%濃度のエタノールで洗浄し、
真空乾燥して精製ヒアルロン酸を得ることができ
る。 本発明方法により得られる精製ヒアルロン酸
は、常に100cp以上の粘度を示し、極限粘度法
〔バイオキミカ・エ・バイオフイジカ・アクタ
(Biochim.Biohys.Acta)42、476、(1960)〕によ
る分子量は20万以上である。 培養液中に存在するヒアルロン酸の分子量はど
のバツチにおいても一定というわけではない。従
つて、培養液中の全ヒアルロン酸を分子量を選択
せずに精製するとその粘度は60cpから100cp程度
まて種々の粘度を示す。しかし、本発明方法によ
れば、蛋白質、核酸、発熱性物質および分子量の
小さいヒアルロン酸がマクロレテイキユラー型陰
イオン交換樹脂に吸着されるため、分子量200万
以上のヒアルロン酸が取得できる。 また、本発明は現在市販されている製品を再精
製する際にも用いることができる。現在市販され
ているヒアルロン酸は、ニワトリのトサカなどか
らの抽出物が主であるが、本発明方法で精製すれ
ば、収率はさがるものの分子量150万以上のヒア
ルロン酸の精製品を得ることができる。 市販されている製品を再精製するには、ヒアル
ロン酸ナトリウムを0.5〜2g/程度になるよ
う水に溶解したものを、マクロレテイキユラー型
陰イオン交換樹脂に、空間速度(S.V)1〜2
(h-1)で通塔して、以下はヒアルロン酸培養液の
精製と同様にして精製ヒアルトン酸ナトリウムを
得ることができる。 以下に本発明の実施例を示す。 実施例 1 ストレプトコツカス・ズーエピデミクス
NCTC 7023〔ジヤーナル・オブ・ジエネラル・
マイクロバイオロジイ(J.Gen.Microbiol.)15、
485〜491(1956)〕をブレイン・ハート・インヒユ
ージヨン寒天培地(日水製薬社製)で37℃、16時
間培養した菌体を、グルコース1%、ペプトン
1.5%、酵母エキス0.5%、コーンスチープリカー
1%、グルタミン酸ナトリウム0.3%、リン酸二
カリウム0.2%、硫酸マグネシウム0.05%、チオ
硫酸ナトリウム0.1%、炭酸カルシウム2%から
なる種培地(PH7.0)300mlに接種し、37℃、16時
間振盪培養した。この種培養液150mlをグルコー
ス2.5%、ペプトン1.5%、酵母エキス0.5%、コー
ンスチープリカー0.5%、リン酸二カリウム0.2
%、硫酸マグシウム0.005%、チオ硫酸ナトリウ
ム0.1%からなる発酵培地(PH7.2)3gを含む5
容ジヤーフアーメンターに接種し、37℃、通気
量0.3vvm、PH7.0にて26時間培養して、ヒアルロ
ン酸培養液を得た。このヒアルロン酸培養液3
をイオン交換水で20に希釈し、カーボン200g
を添加し、室温で1時間撹拌した後、ヌツチエで
過を行い、カーボン処理液20を得た。このカ
ーボン処理液から、次の3つの方法により、それ
ぞれ精製ヒアルロン酸を製造した。 (1) 対象区A カーボン処理液20に、1.2KgのNaClを加
え、16のアセトンを添加してヒアルロン酸ナ
トリウムの沈澱を得た。この沈澱を分離しエタ
ノール洗浄、真空乾燥した結果、精製ヒアルロ
ン酸12.8gが得られた。 (2) 対象区B カーボン処理液20に10%セチルピリジウム
クロライド(CPC)水溶液5を添加し、沈
澱物を生じさせた。この沈澱を分離、水洗後、
0.3M NaCl水溶液20に溶解し、アセトン30
を添加してヒアルロン酸ナトリウムの沈澱を
得た。この沈澱を分離し、エタノール洗浄、真
空乾燥した結果、精製ヒアルロン酸12.5gが得
られた。 (3) 試験区 カーボン処理液20を、マクロレイテイキユ
ラー型陰イオン交換樹脂ダイヤイオンHPA−
75(三菱化成工業社製)2.5に5/hで通塔
し、処理液20を得た。この処理液のPHをHC
で7.0に調整して、1.2KgのNaClを加え、16
のアセトンを添加してヒアルロン酸ナトリウム
の沈澱を得た。この沈澱を分離し、エタノール
洗浄、真空乾燥した結果、精製ヒアルロン酸
11.5gが得られた。 上記(1)〜(3)で得られた精製ヒアルロン酸の蛋白
質含量、核酸(260nmにおける吸光度)、粘度、
極限粘度を測定し、発熱性試験を行つた。その結
果を第1表に示す。
緒、関節液、皮膚、大動脈内外膜などに含まれ、
水分の保持、湿潤剤的な役割、細菌類の侵入防止
などに役立つている。この物質は、最近、化粧
品、目、皮膚、関節などの治療剤、手術の保護剤
などとして開発されている。 従来の技術 ストレプトコツカス属のある群の細菌の莢膜成
分としてヒアルロル酸が存在することは古くから
知られている〔エイ・ピー・マクレナン(A.P.
Maclennan):ジヤーナル・オブ・ジエネラル・
マイクロバイオロジイ(J.Gen.Microbicl.)、15、
485−491、1956〕。または、糖成分3%以上の栄
養培地で通気撹拌培養を行い、ヒアルロン酸を製
造する方法が知られている(特開昭58−56692)。 従来の技術において、発酵液中に不純物として
存在する高分子化合物を除去する方法としては、
トリクロル酢酸やクロロホルム−イソアミルアル
コールで処理したり、蛋白分解酵素を使用した
り、あるいはセチルピリジウムクロライドなどで
ヒアルロン酸を選択的に沈澱させる方法などが用
いられている。 発明が解決しようとする問題点 ヒアルロン酸は、化粧品の原料としての用途が
増大し、さらに医薬品としての用途も期待されて
いる。ヒアルロン酸を医薬品として使用するに
は、蛋白質、核酸、発熱性物質などを含まない精
製品であることが必須条件である。また、その有
効性は分子量が大きく粘度が高いほどよいとも言
われている。 従来用いられるヒアルロン酸の分離精製法は、
工程が煩雑であり、使用する薬剤が高価で、また
その薬剤の毒性の問題などがあり、工業的に有利
な方法ではない。従つて、工業的に有利なヒアル
ロン酸の精製法の開発が求められている。 問題点を解決するための手段 本発明は、ヒアルロン酸や不純物として存在す
る高分子化合物が陰電荷を有する物質であること
に着目し、イオン交換樹脂を用いるヒルアロン酸
の精製法を検討した。その結果、陰イオン交換樹
脂は、一般に蛋白質、核酸、発熱性物質およびヒ
アルロン酸をよく吸着するが、ジビニルベンゼン
含量の高いマクロレテイキユラー型陰イオン交換
樹脂は、高分子のヒアルロン酸だけを吸着しない
という現象を見出し本発明を完成した。 以下に本発明を詳細に説明する。 本発明は、ヒアルロン酸を含有する液からヒア
ルロン酸を分離、精製する際に、マクロレテイキ
ユラー型陰イオン交換樹脂を用いることを特徴と
するヒアルロン酸の精製法を提供する。 本発明に用いられるマクロレテイキユラー型の
陰イオン交換樹脂とは、マクロポーラス型ともハ
イポーラス型とも称されるジビニルベンゼン含量
の高いスチレン系の陰イオン交換樹脂で、例えば
三菱化成工業社製のダイヤイオンHPA−25、
HPA−75、アンバーライト社製のIRA−900、
IRA−904などがあげられる。使用する陰イオン
交換樹脂の量は、ヒアルロン酸を2〜10g/の
範囲で含む液の量を1とした場合0.7〜1(v/
v)程度が望ましい。 本発明は、発酵法によつて得られるヒアルロン
酸を含む培養液に適用するのが好ましい。 発酵法により得られるヒアルロン酸培養液は、
ヒアルロン酸生産能を有する微生物(例えば、ス
トレプトカツコス・ズーエピデミクス
NCTC7023)を用いて、以下に示すような培養
方法で培養を行うことにより得ることができる。 培地としては、炭素源、窒素源、無機物その他
の栄養物を程よく含有するものであれば、合成培
地、天然培地のいずれも使用できる。炭素源とし
てはグルコース、シユクロース、廃糖密、澱粉加
水分解物などが使用できる。窒素源としてはペプ
トン、ポリペプトン、酵母エキス、コーンスチー
プリカー、カゼイン加水分解物、ブレイン・ハー
ト・インヒユージヨン、馬血清などの有機栄養源
の添加が望ましく、硫酸アンモニウム、硝酸アン
モニウム、塩化アンモニウム、アンモニアなどを
併用することも可能である。無機塩としては例え
ば塩化ナトリウム、リン酸ナトリウム、リン酸カ
リウム、硫酸マグネシウム、チオ硫酸ナトリウ
ム、硫酸第一鉄、硫酸マンガン、塩化カルシウ
ム、炭酸カルシウムなどが使用できる。もちろん
天然栄養源を用いたときなどに、天然物中に含有
する無機塩のみで満足させることが可能なときも
ある。また必要に応じて各種ビタミン、例えばチ
アミン、ニコチン酸、ビオチン、パントテン酸な
どが使用できる。 培養は、振盪培養、通気培養などの好気的条件
下で行う。培養温度は25〜42℃、好ましくは30〜
38℃が適当である。培養時のPHは5〜9が適当で
ある。PH調節はアンモニア水、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、炭酸カルシウムなどによつ
て行う。 培養期間は通常2〜4日間でヒアルロン酸は主
として菌体外に蓄積する。 上記のようにして得られたヒアルロン酸培養液
からのヒアルロン酸の精製は、下記のようにして
行う。 ヒアルロン酸培養液を水でヒアルロン酸が0.5
〜2g/好ましくは1g/程度になるように
希釈し、1〜10%(v/v)程度のカーボンを添
加して15〜30℃で1時間程度撹拌して培養液と水
を混合した後、ヌツチエなどで過し液を得
る。このカーボン処理液をマクロレテイキユラー
型陰イオン交換樹脂に、空間即速度(S.V.)1〜
2(h-1)で通塔して、処理液を得る。この処理液
のPHを塩酸などで中性付近に調整して、1mol/
程度になるように塩化ナトリウムを加えた後、
アセトン、メタノール、エタノール、n−プロパ
ノール、イソ−プロパノール、などの水溶性有機
溶媒を処理液に対して1〜4倍量添加して、ヒア
ルロン酸ナトリウムの沈澱を析出させる。得られ
た沈澱を50〜100%濃度のエタノールで洗浄し、
真空乾燥して精製ヒアルロン酸を得ることができ
る。 本発明方法により得られる精製ヒアルロン酸
は、常に100cp以上の粘度を示し、極限粘度法
〔バイオキミカ・エ・バイオフイジカ・アクタ
(Biochim.Biohys.Acta)42、476、(1960)〕によ
る分子量は20万以上である。 培養液中に存在するヒアルロン酸の分子量はど
のバツチにおいても一定というわけではない。従
つて、培養液中の全ヒアルロン酸を分子量を選択
せずに精製するとその粘度は60cpから100cp程度
まて種々の粘度を示す。しかし、本発明方法によ
れば、蛋白質、核酸、発熱性物質および分子量の
小さいヒアルロン酸がマクロレテイキユラー型陰
イオン交換樹脂に吸着されるため、分子量200万
以上のヒアルロン酸が取得できる。 また、本発明は現在市販されている製品を再精
製する際にも用いることができる。現在市販され
ているヒアルロン酸は、ニワトリのトサカなどか
らの抽出物が主であるが、本発明方法で精製すれ
ば、収率はさがるものの分子量150万以上のヒア
ルロン酸の精製品を得ることができる。 市販されている製品を再精製するには、ヒアル
ロン酸ナトリウムを0.5〜2g/程度になるよ
う水に溶解したものを、マクロレテイキユラー型
陰イオン交換樹脂に、空間速度(S.V)1〜2
(h-1)で通塔して、以下はヒアルロン酸培養液の
精製と同様にして精製ヒアルトン酸ナトリウムを
得ることができる。 以下に本発明の実施例を示す。 実施例 1 ストレプトコツカス・ズーエピデミクス
NCTC 7023〔ジヤーナル・オブ・ジエネラル・
マイクロバイオロジイ(J.Gen.Microbiol.)15、
485〜491(1956)〕をブレイン・ハート・インヒユ
ージヨン寒天培地(日水製薬社製)で37℃、16時
間培養した菌体を、グルコース1%、ペプトン
1.5%、酵母エキス0.5%、コーンスチープリカー
1%、グルタミン酸ナトリウム0.3%、リン酸二
カリウム0.2%、硫酸マグネシウム0.05%、チオ
硫酸ナトリウム0.1%、炭酸カルシウム2%から
なる種培地(PH7.0)300mlに接種し、37℃、16時
間振盪培養した。この種培養液150mlをグルコー
ス2.5%、ペプトン1.5%、酵母エキス0.5%、コー
ンスチープリカー0.5%、リン酸二カリウム0.2
%、硫酸マグシウム0.005%、チオ硫酸ナトリウ
ム0.1%からなる発酵培地(PH7.2)3gを含む5
容ジヤーフアーメンターに接種し、37℃、通気
量0.3vvm、PH7.0にて26時間培養して、ヒアルロ
ン酸培養液を得た。このヒアルロン酸培養液3
をイオン交換水で20に希釈し、カーボン200g
を添加し、室温で1時間撹拌した後、ヌツチエで
過を行い、カーボン処理液20を得た。このカ
ーボン処理液から、次の3つの方法により、それ
ぞれ精製ヒアルロン酸を製造した。 (1) 対象区A カーボン処理液20に、1.2KgのNaClを加
え、16のアセトンを添加してヒアルロン酸ナ
トリウムの沈澱を得た。この沈澱を分離しエタ
ノール洗浄、真空乾燥した結果、精製ヒアルロ
ン酸12.8gが得られた。 (2) 対象区B カーボン処理液20に10%セチルピリジウム
クロライド(CPC)水溶液5を添加し、沈
澱物を生じさせた。この沈澱を分離、水洗後、
0.3M NaCl水溶液20に溶解し、アセトン30
を添加してヒアルロン酸ナトリウムの沈澱を
得た。この沈澱を分離し、エタノール洗浄、真
空乾燥した結果、精製ヒアルロン酸12.5gが得
られた。 (3) 試験区 カーボン処理液20を、マクロレイテイキユ
ラー型陰イオン交換樹脂ダイヤイオンHPA−
75(三菱化成工業社製)2.5に5/hで通塔
し、処理液20を得た。この処理液のPHをHC
で7.0に調整して、1.2KgのNaClを加え、16
のアセトンを添加してヒアルロン酸ナトリウム
の沈澱を得た。この沈澱を分離し、エタノール
洗浄、真空乾燥した結果、精製ヒアルロン酸
11.5gが得られた。 上記(1)〜(3)で得られた精製ヒアルロン酸の蛋白
質含量、核酸(260nmにおける吸光度)、粘度、
極限粘度を測定し、発熱性試験を行つた。その結
果を第1表に示す。
【表】
【表】
実施例 2
キユーピー社製ヒアルロン酸ナトリウム1gを
1の水に溶解し、三菱化成工業社製ダイヤイオ
ンHPA−75(OH)200mlに400ml/hの流速で通
液し処理液1.2を得た。処理液に含まれるヒア
ルロン酸ナトリウムの量は312mgであり、約70%
は樹脂により吸着除去された。処理液のPHを塩酸
で7.0とし70gのNaClを加えたのち1のアセト
ンを添加してヒアルロン酸ナトリウムの沈澱を得
た。この沈澱を分離し、真空乾燥して精製ヒアル
ロン酸ナトリウム305mgを得た。精製前後のサン
プルの粘度、極限粘度および分子量を実施例1と
同様の方法で測定したところ、第2表に示したと
おりであり、天然物由来のヒアルロン酸について
も、本発明方法の有効性が証明された。
1の水に溶解し、三菱化成工業社製ダイヤイオ
ンHPA−75(OH)200mlに400ml/hの流速で通
液し処理液1.2を得た。処理液に含まれるヒア
ルロン酸ナトリウムの量は312mgであり、約70%
は樹脂により吸着除去された。処理液のPHを塩酸
で7.0とし70gのNaClを加えたのち1のアセト
ンを添加してヒアルロン酸ナトリウムの沈澱を得
た。この沈澱を分離し、真空乾燥して精製ヒアル
ロン酸ナトリウム305mgを得た。精製前後のサン
プルの粘度、極限粘度および分子量を実施例1と
同様の方法で測定したところ、第2表に示したと
おりであり、天然物由来のヒアルロン酸について
も、本発明方法の有効性が証明された。
【表】
発明の効果
本発明によれば、蛋白質、核酸、発熱性物質を
含まない分子量200万以上の高分子量の精製ヒア
ルロン酸を得ることができる。
含まない分子量200万以上の高分子量の精製ヒア
ルロン酸を得ることができる。
Claims (1)
- 1 ヒアルロン酸を含有する液からヒアルロン酸
を分離、精製する際に、マクロレテイキユラー型
陰イオン交換樹脂を用いることを特徴とするヒア
ルロン酸の精製法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15677486A JPS6312293A (ja) | 1986-07-03 | 1986-07-03 | ヒアルロン酸の精製法 |
| PCT/JP1987/001044 WO1989006243A1 (fr) | 1986-07-03 | 1987-12-26 | Procede d'epuration d'acide hyaluronique |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15677486A JPS6312293A (ja) | 1986-07-03 | 1986-07-03 | ヒアルロン酸の精製法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6312293A JPS6312293A (ja) | 1988-01-19 |
| JPH0556957B2 true JPH0556957B2 (ja) | 1993-08-20 |
Family
ID=15635020
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15677486A Granted JPS6312293A (ja) | 1986-07-03 | 1986-07-03 | ヒアルロン酸の精製法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6312293A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007142285A1 (ja) | 2006-06-07 | 2007-12-13 | Kyowa Hakko Bio Co., Ltd. | ヒアルロン酸塩の精製方法 |
Families Citing this family (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60147398A (ja) * | 1984-01-12 | 1985-08-03 | カシオ計算機株式会社 | 原稿読取り兼用プロッタ |
| KR100312638B1 (ko) * | 1994-09-09 | 2001-12-28 | 손 경 식 | 고순도히알우론산의제조방법 |
| WO2004016771A1 (en) | 2002-08-19 | 2004-02-26 | Kolon Ind. Inc. | Microorganism producing hyaluronic acid and purification method of hyaluronic acid |
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- 1986-07-03 JP JP15677486A patent/JPS6312293A/ja active Granted
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Also Published As
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| JPS6312293A (ja) | 1988-01-19 |
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