JPH0556964U - 結晶成長装置 - Google Patents
結晶成長装置Info
- Publication number
- JPH0556964U JPH0556964U JP63992U JP63992U JPH0556964U JP H0556964 U JPH0556964 U JP H0556964U JP 63992 U JP63992 U JP 63992U JP 63992 U JP63992 U JP 63992U JP H0556964 U JPH0556964 U JP H0556964U
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- Liquid Deposition Of Substances Of Which Semiconductor Devices Are Composed (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 引き上げ軸18に固定された円板20の外周
面および少なくとも円板20の外周面と対向する枠体2
2の内周面にそれぞれ同極の磁石19a、19bが添設
されている結晶成長装置。 【効果】 磁石19a、磁石19b間に発生する斥力に
より、円板20は枠体22の内部において枠体22に接
触することなく常に一定位置に固定される。これによっ
て、引き上げ軸18の横振れ及び縦振れならびに偏心を
抑制することができるため、欠陥の少ない単結晶27を
効率的に得ることができる。
面および少なくとも円板20の外周面と対向する枠体2
2の内周面にそれぞれ同極の磁石19a、19bが添設
されている結晶成長装置。 【効果】 磁石19a、磁石19b間に発生する斥力に
より、円板20は枠体22の内部において枠体22に接
触することなく常に一定位置に固定される。これによっ
て、引き上げ軸18の横振れ及び縦振れならびに偏心を
抑制することができるため、欠陥の少ない単結晶27を
効率的に得ることができる。
Description
【0001】
本考案は結晶成長装置に関し、より詳細には例えば半導体材料として使用され るシリコン単結晶等のような結晶の引き上げ成長装置に関する。
【0002】
結晶を成長させるには種々の装置があるが、その一つにチョクラルスキー法( 以下CZ法と記す)がある。図5は従来のCZ法で使用される結晶成長装置の模 式的断面図であり、図中13はるつぼを示している。るつぼ13は有底円筒状の 石英製の内層容器13aと、この内層容器13aの外側に嵌合された同じく有底 円筒状の黒鉛製の外層保持容器13bとから構成されており、るつぼ13は図中 矢印方向に所定速度で回転する支持軸14に支持されている。このるつぼ13の 外側にはヒータ15が同心円筒状に配設されており、るつぼ13内には上記ヒー タ15により溶融させた結晶用原料の溶融液26が充填されている。またるつぼ 13の中心軸上には、支持軸14と同一軸心で同方向または逆方向に所定速度で 回動するワイヤー等からなる引き上げ軸18が配設されている。そして、引き上 げ軸18の下端に取付けられた種結晶21を溶融液26の表面に接触させて引き 上げ軸18を引き上げていくことにより、溶融液26が凝固して形成される単結 晶27を成長させている。また、ドーピング不純物の偏析を防止しながら結晶を 成長させる方法として溶融層法が知られている。溶融層法は図6に示したごとく 、図5に示したものと同様に構成されたるつぼ13内の原料の上部のみをヒータ 15にて溶融させることにより、上部には溶融液26、下部には固体層28を形 成し、溶融液26中の不純物濃度を一定に保ちつつ上側から下側へ向けて固体層 28を溶融させ、上記したCZ法の過程と同様にして引き上げ軸18を引き上げ ていくことにより、単結晶27を成長させる方法である。
【0003】 さらに上記した結晶成長装置を構成する引き上げ機構に関しては、引き上げ軸 の横振れ防止を目的とした種々の機構が提案されている。例えば図7に示した装 置は引き上げ軸18を回動可能に包囲するとともに引き上げ軸18に係脱可能な ガイド29とこのガイド29を離脱させるガイド逃がし手段30が配設された装 置(特開昭58−110487号公報)であり、また図8に示した装置は引き上 げ軸18の途中を包囲するガイド29が引き上げ軸18に垂直な平面に沿って所 定範囲に亙り移動自在な片持ちアーム31により支持されるように配設された装 置(特公平03−3638号公報)である。
【0004】
上記したCZ法および溶融層法においては、ヒータ15のヒータパワーが大き く、溶融液26層の表面中心部への熱供給量が大きいので、該表面中心部は高温 となり温度揺ぎが激しく発生する。その結果ワイヤー等の可とう性部材を用いた 引き上げ軸18の下端に取り付けられた種結晶27を溶融液26の前記表面中央 部に接触させて該溶融液26を凝着させ、次いで単結晶27を成長させる初期工 程において、種結晶21および引き上げ軸18が横振れもしくは縦振れを起こす と単結晶27にも微妙な振動が生じ、単結晶化が大きく阻害されるといった課題 があった。 図7および図8に示した装置を用いても引き上げ軸18の横振れもしくは縦振 れは十分に抑制されず、かつ片持ちに支持されたアーム31の熱変形により偏心 が生じやすく、この偏心が単結晶化を阻害するといった課題があった。
【0005】 本考案はこのような課題に鑑みなされたものであり、CZ法および溶融層法に おける単結晶引き上げ軸の横振れ、縦振れおよび偏心を抑制することができる結 晶成長装置を提供することを目的としている。
【0006】
上記目的を達成するために本考案に係る結晶成長装置は、結晶原料が充填され るるつぼを備え、該るつぼの周囲にヒータが配設され、前記るつぼの上方に単結 晶の引き上げ軸が配設された結晶成長装置において、前記引き上げ軸に円板が固 定され、該円板の近傍にプルチャンバー側壁に対して上下方向にのみ摺動可能な 枠体が配設され、少なくとも前記円板の外周面および前記枠体の前記円板の外周 面と対向する内周面に同極の磁石が添設されていることを特徴としている。
【0007】
本考案者が調査した結果、横振れ及び縦振れは引き上げ軸の下部を固定するこ とにより抑制されるが、従来の引き上げ軸の固定はそれ自体が回動しかつ上昇す る前記引き上げ軸の外周面とガイドの内周面とが十分な線接触を生じた場合にの みなされるため、前記引き上げ軸の上昇に伴いこの固定力に変動を生じて横振れ 及び縦振れの抑制が不十分となり、かつ前記引き上げ軸の回動速度および上昇速 度にも微妙な影響を及ぼすことが知見された。 上記の知見をもとに考察すると、引き上げ軸に接触することなく、しかも引き 上げられる単結晶との距離が短く、かつ常に一定距離になるように引き上げ軸が 固定されれば、前記引き上げ軸の回転および上昇に支障なく横振れ及び縦振れが 抑制されることとなる。
【0008】 本考案に係る装置によれば、引き上げ軸に固定された円板のすくなくとも外周 面および該円板と対向する枠体の内周面にそれぞれ添設された同極の磁石間に発 生する相互斥力により、前記円板は前記枠体の内部において該枠体の内周面に接 触することなく常に一定位置に固定され、また前記枠体は前記引き上げ軸の上下 動に連動して上下方向のみ摺動可能にプルチャンバー側壁に支持されている。し たがって引き上げ軸は横振れ及び縦振れが抑制されるとともに偏心もなく円滑に 回転しかしながら上昇し得ることとなる。
【0009】
以下、本考案に係る結晶成長装置の実施例を図面に基づいて説明する。なお、 従来例と同一機能を有する構成部品には同一の符号を付すこととする。
【0010】 図1は実施例に係る結晶成長装置を摸式的に示した断面図であり、図2および 図3はそれぞれ実施例に係る引き上げ軸振動防止機構を模式的に示した拡大垂直 断面図および水平断面図である。チャンバー11は軸長方向を垂直とした略円筒 形状の真空容器12により形成されており、図示しない水冷機構によって水冷さ れている。チャンバー11の略中央位置には、結晶用原料が充填されるるつぼ1 3が配設されており、るつぼ13底部の略中心箇所には真空容器12の底壁を貫 通する支持軸14が取り付けられ、この支持軸14によってるつぼ13は回動お よび昇降可能に支持されている。るつぼ13の外周には、ヒータ15が同心円筒 状かつ昇降可能に配設されている。ヒータ15の外側にはさらに保温筒16が同 心円筒状に配設されている。また、るつぼ13の上方には、チャンバー11の上 部に連設形成された小形の円筒形状のプルチャンバー17を通して、ワイヤーか らなる引き上げ軸18が回動ならびに昇降可能に垂設されている。
【0011】 上記した引き上げ軸18にはプルチャンバー17内の下部で外周面および上下 面に磁石19aが添設された円板20が固定され、さらに最下端でチャック(図 示せず)により把持された種結晶21が着脱可能に装着されている。また円板2 0の近傍には、円板20に添設された磁石19aと対向する位置にこれと同極の 磁石19bがそれぞれ添設された枠体22が配設され、枠体22はプルチャンバ ー17の中心に位置するように4組の枠体支持棒23により支持され、枠体支持 棒23はプルチャンバー17側壁に形成された軌条24に密着して摺動可能に構 成され、枠体支持棒23にある所定以上の力が加わらないと枠体支持棒23は上 下動しないようになっている。さらに枠体22は枠体引き上げ軸25により引き 上げ軸18と同一速度で昇降可能に吊設されている。
【0012】 このように構成された結晶成長装置にあっては、プルチャンバー17側壁に上 下方向にしか移動しないように支持された枠体22内に円板20が収納されてお り、この円板20は磁石19aと磁石19bとの斥力により枠体22の内周面に 接触することなく、常に枠体22内の所定の位置に保持される。従って円板20 が固定された引き上げ軸18の単結晶引き上げに伴う微妙な振動の発生は抑制さ れ、単結晶を容易に成長させることができることとなる。
【0013】 このように構成された結晶成長装置を用いて結晶を成長させる場合には、まず るつぼ13内に充填した結晶用原料をヒータ15を用いて溶融させる。また円板 20の外周面および上下面が枠体22の内周面および上下面に接触することなく 円板20が枠体22内で回動し、かつ引き上げ軸18に偏心が生じないよう円板 20と枠体22との位置を調整しておく。次に引き上げ軸18および枠体22を 同時に降下させて引き上げ軸18の下端に装着された種結晶21を溶融液26に 接触したのちこれを回動させつつ引き上げることにより、種結晶21の下方から 単結晶27を成長させる。 以下に、直径15cm、長さ約60cmのシリコン単結晶の引き上げ成長を2 0回行なった結果について説明する。なお比較例として、従来の結晶成長装置で 同様のシリコン単結晶の引き上げを20回行なった。
【0014】 その結果を図4に示す。図4に示したように引き上げ軸18の下端に取付けら れた種結晶21を溶融液26に接触させてから単結晶27を引き上げ始めるまで の時間は、従来の装置ではおよそ80分間を要していたが、本実施例に係る装置 では50分間程度に短縮することができた。
【0015】 この結果から明らかなように、最も問題が発生しやすい初期工程において引き 上げ軸18の横振れ及び縦振れならびに偏心が容易に抑制されていることが分る 。 また本実施例に係る結晶成長装置で得られたシリコン単結晶は、従来の装置に より得られた単結晶より転位が極めて少ない良好なものであった。したがって本 実施例に係る結晶成長装置によれば欠陥の無い単結晶が得られることが確認され た。
【0016】
以上詳述したように本考案に係る結晶成長装置にあっては、引き上げ軸に接触 することなくしかも引き上げられる単結晶との距離が常に一定距離になるように プルチャンバー側壁に支持された枠体に、引き上げ軸に固定された円板が磁石の 斥力によって保持されているので、前記引き上げ軸の横振れ及び縦振れを抑制す ることができ、欠陥の無い結晶を効率的に得ることができる。
【図1】本考案に係る結晶成長装置の一実施例を模式的
に示したプルチャンバー上方からの断面図である。
に示したプルチャンバー上方からの断面図である。
【図2】実施例に係る結晶成長装置の要部を模式的に示
した縦断面図である。
した縦断面図である。
【図3】実施例に係る結晶成長装置の要部を模式的に示
した水平断面図である。
した水平断面図である。
【図4】実施例に係る結晶成長装置と従来の結晶成長装
置とを用いて結晶成長させた場合に単結晶の引き上げを
開始するまでに要した時間の比較図である。
置とを用いて結晶成長させた場合に単結晶の引き上げを
開始するまでに要した時間の比較図である。
【図5】従来のCZ法で使用される結晶成長装置を示す
模式的断面図である。
模式的断面図である。
【図6】溶融層法で使用される結晶成長装置を示す模式
的断面図である。
的断面図である。
【図7】従来の結晶成長装置における引き上げ軸横振れ
防止装置を示す模式的断面図である。
防止装置を示す模式的断面図である。
【図8】従来の結晶成長装置における引き上げ軸横振れ
防止装置の模式的断面図である。
防止装置の模式的断面図である。
17 プルチャンバー 18 引き上げ軸 19a、19b 磁石 20 円板 22 枠体 23 枠体支持棒 27 単結晶
Claims (1)
- 【請求項1】 結晶原料が充填されるるつぼを備え、該
るつぼの周囲にヒータが配設され、前記るつぼの上方に
単結晶の引き上げ軸が配設された結晶成長装置におい
て、前記引き上げ軸に円板が固定され、該円板の近傍に
プルチャンバー側壁に対して上下方向にのみ摺動可能な
枠体が配設され、少なくとも前記円板の外周面および前
記枠体の前記円板の外周面と対向する内周面に同極の磁
石が添設されていることを特徴とする結晶成長装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63992U JPH0556964U (ja) | 1992-01-13 | 1992-01-13 | 結晶成長装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63992U JPH0556964U (ja) | 1992-01-13 | 1992-01-13 | 結晶成長装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0556964U true JPH0556964U (ja) | 1993-07-30 |
Family
ID=11479286
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63992U Pending JPH0556964U (ja) | 1992-01-13 | 1992-01-13 | 結晶成長装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0556964U (ja) |
-
1992
- 1992-01-13 JP JP63992U patent/JPH0556964U/ja active Pending
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