JPH0557577B2 - - Google Patents
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- JPH0557577B2 JPH0557577B2 JP59087444A JP8744484A JPH0557577B2 JP H0557577 B2 JPH0557577 B2 JP H0557577B2 JP 59087444 A JP59087444 A JP 59087444A JP 8744484 A JP8744484 A JP 8744484A JP H0557577 B2 JPH0557577 B2 JP H0557577B2
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- Japan
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- resin
- photographic
- coated paper
- emulsion
- layer
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- Expired - Lifetime
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-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03C—PHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
- G03C1/00—Photosensitive materials
- G03C1/76—Photosensitive materials characterised by the base or auxiliary layers
- G03C1/91—Photosensitive materials characterised by the base or auxiliary layers characterised by subbing layers or subbing means
- G03C1/915—Photosensitive materials characterised by the base or auxiliary layers characterised by subbing layers or subbing means using mechanical or physical means therefor, e.g. corona
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、乳剤の高速塗布適性を改良した写真
用樹脂被覆紙に関する。今日の写真用樹脂被覆紙
は印画紙の現像処理の迅速化にともない、耐水性
のある樹脂被覆紙が一般に使用されていて、紙の
両面に溶融した樹脂を塗布し、該樹脂層をクーリ
ングロールに圧着しながら冷却固化する、いわゆ
る押出しコーテイング法により製造されている。 この写真用樹脂被覆紙を用いた印画紙の表面の
形状には、平滑な光沢面、マツト面、絹目、微粒
面等がある。これらの面状の異なる印画紙は、そ
の面状と対応する面状を有する写真用樹脂被覆紙
を用いることで得られる。 印画紙はこれらの写真用樹脂被覆紙にハロゲン
化銀写真乳剤層、保護層、下引き層、中間層、あ
るいは、ハレーシヨン防止層、紫外線吸収層など
の単層、又は多層にて塗布される。 またカラー印画紙に於いては、青感乳剤層と中
間層、緑感乳剤層と中間層、赤感乳剤層と保護層
等の多層の乳剤層が塗布される。 最近では、コスト、生産性の面から多層を一度
に塗布することが行なわれている。例えば、スラ
イドホツパー方式、カーテンコート方式等の塗布
方法で、多数の層を一度に塗布することが可能と
なつた。 更にこれらの乳剤塗布速度を高速で行い、生産
性を高めることも重要であり種々検討されてい
る。 写真用樹脂被覆紙は疎水性であり、親水性の乳
剤層を塗布するために、乳剤層が塗布される表面
をコロナ放電処理、火災処理等により親水化する
ことは公知であり、広く使用されている。 乳剤塗布に於いて平滑な光沢面を有する写真用
樹脂被覆紙では、塗布速度は100m/分〜200m/
分で実施されている。しかしマツト面、絹目、微
粒面等、粗面を施した写真用樹脂被覆紙では、乳
剤塗布速度を100m/分以上にすると、乳剤層が
ずれた(以降、乳剤層ズレと称する)塗布故障や
乳剤ハジキ等の塗布故障が発生する場合がある。 この乳剤層ズレや乳剤ハジキ等の塗布故障が発
生すると、印画紙として処理された時、色の濃淡
や、色ズレ等になり、写真印画紙の性能上著しい
品質低下をもたらし重大欠点となる。 ここでいう写真用樹脂被覆紙の粗面とは、平坦
面上に凹凸を有するものや、絹目、微粒面等の型
をもつた面上に更に凹凸を有するもの(即ち、乳
剤層を設け写真印画紙とした際、印画紙光沢が75
%以下となるような低い光沢面を有するいわゆる
型付品である。)を意味し、通常は押出しコーテ
イング工程のクーリングロール表面に凹凸を設け
ることによつて得られる。 即ち、クーリングロールの平坦面に凹凸を、又
はクーリングロールに、絹目、微粒面等の型押を
した上更に凹凸を設けることによつて得られる。 粗面の程度は光沢等の目的に応じて選択するこ
とができる。また絹目、微粒面等の型押しの送り
ムラ、光沢の調整、ぎらつき防止などで粗面の程
度は必要に応じて選択することができる。 この粗面化した写真用樹脂被覆紙の表面に乳剤
塗布をする時、塗布速度を高速にすると乳剤層ズ
レや乳剤ハジキ等の塗布故障が発生するため、塗
布速度を一定以上に上げることができず生産性が
悪い。 乳剤層ズレや乳剤ハジキ等の塗布故障に関し
て、種々の原因が考えられる。例えば写真用樹脂
被覆紙表面のコロナ処理等の処理ムラや処理不足
などが考えられる。 しかしながら処理ムラを軽減しても粗面が施さ
れている写真用樹脂被覆紙は塗布速度を上げると
乳剤層ズレや乳剤ハジキが発生する。また表面処
理を十分に行い、減衰前に塗布しても塗布速度が
上がらない。ところが、粗面が施されている写真
用樹脂被覆紙の粗面形状が丸みをもつていると塗
布速度が上がることを見い出し、更に研究を重ね
たところ本発明を完成した。 即ち、写真用乳剤が塗布される面が樹脂層側に
湾曲した複数の曲面より構成された粗面を有する
ことを特徴とする写真用樹脂被覆紙を発明した。
従来の粗面を施した写真用樹脂被覆紙の粗面形状
は凸部が不規則な稜を有する山状の凹凸をもつて
いる。 一方、本発明の粗面を施した写真用樹脂被覆紙
は樹脂層側に湾曲した複数の曲面より構成された
凹凸をもつている。これらの粗面形状は走査型電
子顕微鏡により得られる100倍又は1000倍の写真
により、明確な差として判別することができる。
(第3〜6図、第9〜12図、第15〜18図参
照) 尚、樹脂層側に湾曲した複数の曲面より構成さ
れた凹凸の大きさ、数等をコントロールすること
で、従来の粗面と同様に印画紙の品質、例えば光
沢、風合い等を満足させることができる。 乳剤塗布速度が100m/分以下の時は乳剤層ズ
レや乳剤ハジキは発生しないが、塗布速度が高く
なると乳剤層ズレや乳剤ハジキが発生する。乳剤
層ズレや乳剤ハジキの発生する原因について明確
ではないが次のことが考えられる。 つまり、粗面形状が凸部が不規則な稜を有する
山状の凹凸では、山状の凹凸の間に空気が保持さ
れやすく、塗布速度が高くなるにつれて、乳剤層
が粗面上にのるとき、乳剤層と空気が十分置換で
きない乳剤層ズレになつたり、乾燥途中で空気が
膨脹し、乳剤ハジキになると推定される。一方、
樹脂層側に湾曲した複数の曲面より構成された凹
凸では、表面が滑らかなため、高速塗布でも乳剤
層と空気とが十分置換でき乳剤層ズレや、乳剤ハ
ジキが発生しにくいと考えられる。 本発明に使用される写真用樹脂被覆紙の紙支持
体は、通常天然パルプを主体としたパルプを用い
たものが多い。場合によつて合成パルプ、合成繊
維などを混合しても、又は単独で使用しても良
い。該紙支持体はサイズ剤、強度剤、蛍光剤、帯
電防止剤等が使用されているが、使用の有無は目
的により選択される。 また本発明に使用される樹脂は熱可塑性、熱硬
化性等、型が写しとれる樹脂であればなんでもよ
い。好ましくはポリオレフイン樹脂、特に好まし
くはポリエチレンである。樹脂層の厚みは特に制
限がないが、ロールの面状を写しとれる量が必要
であることは自明である。 本発明の樹脂層側に湾曲した複数の曲面より構
成された粗面を得るためには以下に述べる方法が
好ましいが、これに限定されるものではない。 例えばマツト面では、鉄芯ロールに銅メツキを
施すか又は施さずに、平坦な面をサンドブラスト
加工、又は液体ホーニング加工等で、銅メツキ面
又は鉄芯ロールに微細な凹凸を形成し、粗面化す
る。必要な粗さが得られたら、メツキを施こす。
このときのメツキはどんなメツキでも良いが、操
業性などからクロムメツキが好ましく、特に硬質
クロムメツキが良い。メツキ層の厚みは、好まし
くは1μ〜50μである。こうして得られたロールを
用いて樹脂層側に湾曲した複数の曲面より構成さ
れた粗面を有するマツト面状の樹脂被覆紙が得ら
れる。 ここでメツキ層の厚みが10μ未満であると樹脂
層側に湾曲した複数の曲面より構成された粗面が
不完全で、不規則な稜を有する山状の粗面が残つ
てしまい、高速塗布上、好ましくない。また50μ
より大では乳剤塗布後の光沢の変化が起こり好ま
しくない。 また絹目では鉄芯ロールに銅メツキを施すか又
は施さずに、均一な面を亀甲模様の型押しロール
を用いて、少しずつ型押しを行う。そのあとでサ
ンドブラスト加工、又は液体ホーニング加工等
で、型押しの型の上に更に微細な凹凸を形成し、
粗面化を行う。そのあとメツキを行う。マツト面
と同様に、メツキは好ましくはクロムメツキ、特
に硬質クロムメツキが良い。メツキ層の厚みは
10μ〜50μが好ましい。このようにして得られた
ロールを用いて樹脂層側に湾曲した複数の曲面よ
り構成された粗面を有する絹目の樹脂被覆紙が得
られる。メツキ層の厚みが10μ未満であると樹脂
層側に湾曲した複数の曲面より構成された粗面が
不完全で、山状の粗面が残り高速塗布上、好まし
くない。また50μより大では光沢が変化してしま
い、目的の風合をもたせるのに好ましくない。 メツキ方法については特別な条件はなく、通常
行われているメツキ方法で良い。 但し、厚みをコントロールするために処理条
件、メツキ浴温度、電流などは十分に管理する必
要がある。 以下実施例により本発明を更に詳しく説明する
が、本発明は実施例に限定されるものではない。 実施例 坪量170g/m2の原紙に乳剤が塗布される側の
一方の面に密度0.92の低密度ポリエチレン64重量
部、密度0.96の高密度ポリエチレン25重量部、ア
ナターゼ型チタン10重量部、青味顔料及び樹脂安
定剤等の添加剤で1重量部の樹脂配合を、又他方
乳剤が塗布される側の裏の面に、密度0.92の低密
度ポリエチレン50重量部、密度0.96の高密度ポリ
エチレン50重量部の樹脂配合をそれぞれ30μ押出
しコーテイングする。 押出しコーテイングする際、乳剤が塗布される
面の形状が樹脂層側に湾曲した複数の曲面より構
成された粗面を有するマツト面、微粒面、絹目の
3種を作成した。また同様に従来の凸部が不規則
な稜を有する山状の粗面を有するマツト面、微粒
面、絹目の3種を比較として作成した。 それぞれ乳剤を塗布される面は同一条件でコロ
ナ放電処理を実施し、その後乳剤を塗布した。 乳剤の塗布速度は表−1の如く4水準に変更し
て、乳剤層ズレや乳剤ハジキ等の塗布故障を評価
した。 その結果は表−1の如く樹脂層側に湾曲した複
数の曲面より構成された粗面形状をもつた写真用
樹脂被覆紙は高速塗布が可能となり本発明の効果
は明白である。 【表】
用樹脂被覆紙に関する。今日の写真用樹脂被覆紙
は印画紙の現像処理の迅速化にともない、耐水性
のある樹脂被覆紙が一般に使用されていて、紙の
両面に溶融した樹脂を塗布し、該樹脂層をクーリ
ングロールに圧着しながら冷却固化する、いわゆ
る押出しコーテイング法により製造されている。 この写真用樹脂被覆紙を用いた印画紙の表面の
形状には、平滑な光沢面、マツト面、絹目、微粒
面等がある。これらの面状の異なる印画紙は、そ
の面状と対応する面状を有する写真用樹脂被覆紙
を用いることで得られる。 印画紙はこれらの写真用樹脂被覆紙にハロゲン
化銀写真乳剤層、保護層、下引き層、中間層、あ
るいは、ハレーシヨン防止層、紫外線吸収層など
の単層、又は多層にて塗布される。 またカラー印画紙に於いては、青感乳剤層と中
間層、緑感乳剤層と中間層、赤感乳剤層と保護層
等の多層の乳剤層が塗布される。 最近では、コスト、生産性の面から多層を一度
に塗布することが行なわれている。例えば、スラ
イドホツパー方式、カーテンコート方式等の塗布
方法で、多数の層を一度に塗布することが可能と
なつた。 更にこれらの乳剤塗布速度を高速で行い、生産
性を高めることも重要であり種々検討されてい
る。 写真用樹脂被覆紙は疎水性であり、親水性の乳
剤層を塗布するために、乳剤層が塗布される表面
をコロナ放電処理、火災処理等により親水化する
ことは公知であり、広く使用されている。 乳剤塗布に於いて平滑な光沢面を有する写真用
樹脂被覆紙では、塗布速度は100m/分〜200m/
分で実施されている。しかしマツト面、絹目、微
粒面等、粗面を施した写真用樹脂被覆紙では、乳
剤塗布速度を100m/分以上にすると、乳剤層が
ずれた(以降、乳剤層ズレと称する)塗布故障や
乳剤ハジキ等の塗布故障が発生する場合がある。 この乳剤層ズレや乳剤ハジキ等の塗布故障が発
生すると、印画紙として処理された時、色の濃淡
や、色ズレ等になり、写真印画紙の性能上著しい
品質低下をもたらし重大欠点となる。 ここでいう写真用樹脂被覆紙の粗面とは、平坦
面上に凹凸を有するものや、絹目、微粒面等の型
をもつた面上に更に凹凸を有するもの(即ち、乳
剤層を設け写真印画紙とした際、印画紙光沢が75
%以下となるような低い光沢面を有するいわゆる
型付品である。)を意味し、通常は押出しコーテ
イング工程のクーリングロール表面に凹凸を設け
ることによつて得られる。 即ち、クーリングロールの平坦面に凹凸を、又
はクーリングロールに、絹目、微粒面等の型押を
した上更に凹凸を設けることによつて得られる。 粗面の程度は光沢等の目的に応じて選択するこ
とができる。また絹目、微粒面等の型押しの送り
ムラ、光沢の調整、ぎらつき防止などで粗面の程
度は必要に応じて選択することができる。 この粗面化した写真用樹脂被覆紙の表面に乳剤
塗布をする時、塗布速度を高速にすると乳剤層ズ
レや乳剤ハジキ等の塗布故障が発生するため、塗
布速度を一定以上に上げることができず生産性が
悪い。 乳剤層ズレや乳剤ハジキ等の塗布故障に関し
て、種々の原因が考えられる。例えば写真用樹脂
被覆紙表面のコロナ処理等の処理ムラや処理不足
などが考えられる。 しかしながら処理ムラを軽減しても粗面が施さ
れている写真用樹脂被覆紙は塗布速度を上げると
乳剤層ズレや乳剤ハジキが発生する。また表面処
理を十分に行い、減衰前に塗布しても塗布速度が
上がらない。ところが、粗面が施されている写真
用樹脂被覆紙の粗面形状が丸みをもつていると塗
布速度が上がることを見い出し、更に研究を重ね
たところ本発明を完成した。 即ち、写真用乳剤が塗布される面が樹脂層側に
湾曲した複数の曲面より構成された粗面を有する
ことを特徴とする写真用樹脂被覆紙を発明した。
従来の粗面を施した写真用樹脂被覆紙の粗面形状
は凸部が不規則な稜を有する山状の凹凸をもつて
いる。 一方、本発明の粗面を施した写真用樹脂被覆紙
は樹脂層側に湾曲した複数の曲面より構成された
凹凸をもつている。これらの粗面形状は走査型電
子顕微鏡により得られる100倍又は1000倍の写真
により、明確な差として判別することができる。
(第3〜6図、第9〜12図、第15〜18図参
照) 尚、樹脂層側に湾曲した複数の曲面より構成さ
れた凹凸の大きさ、数等をコントロールすること
で、従来の粗面と同様に印画紙の品質、例えば光
沢、風合い等を満足させることができる。 乳剤塗布速度が100m/分以下の時は乳剤層ズ
レや乳剤ハジキは発生しないが、塗布速度が高く
なると乳剤層ズレや乳剤ハジキが発生する。乳剤
層ズレや乳剤ハジキの発生する原因について明確
ではないが次のことが考えられる。 つまり、粗面形状が凸部が不規則な稜を有する
山状の凹凸では、山状の凹凸の間に空気が保持さ
れやすく、塗布速度が高くなるにつれて、乳剤層
が粗面上にのるとき、乳剤層と空気が十分置換で
きない乳剤層ズレになつたり、乾燥途中で空気が
膨脹し、乳剤ハジキになると推定される。一方、
樹脂層側に湾曲した複数の曲面より構成された凹
凸では、表面が滑らかなため、高速塗布でも乳剤
層と空気とが十分置換でき乳剤層ズレや、乳剤ハ
ジキが発生しにくいと考えられる。 本発明に使用される写真用樹脂被覆紙の紙支持
体は、通常天然パルプを主体としたパルプを用い
たものが多い。場合によつて合成パルプ、合成繊
維などを混合しても、又は単独で使用しても良
い。該紙支持体はサイズ剤、強度剤、蛍光剤、帯
電防止剤等が使用されているが、使用の有無は目
的により選択される。 また本発明に使用される樹脂は熱可塑性、熱硬
化性等、型が写しとれる樹脂であればなんでもよ
い。好ましくはポリオレフイン樹脂、特に好まし
くはポリエチレンである。樹脂層の厚みは特に制
限がないが、ロールの面状を写しとれる量が必要
であることは自明である。 本発明の樹脂層側に湾曲した複数の曲面より構
成された粗面を得るためには以下に述べる方法が
好ましいが、これに限定されるものではない。 例えばマツト面では、鉄芯ロールに銅メツキを
施すか又は施さずに、平坦な面をサンドブラスト
加工、又は液体ホーニング加工等で、銅メツキ面
又は鉄芯ロールに微細な凹凸を形成し、粗面化す
る。必要な粗さが得られたら、メツキを施こす。
このときのメツキはどんなメツキでも良いが、操
業性などからクロムメツキが好ましく、特に硬質
クロムメツキが良い。メツキ層の厚みは、好まし
くは1μ〜50μである。こうして得られたロールを
用いて樹脂層側に湾曲した複数の曲面より構成さ
れた粗面を有するマツト面状の樹脂被覆紙が得ら
れる。 ここでメツキ層の厚みが10μ未満であると樹脂
層側に湾曲した複数の曲面より構成された粗面が
不完全で、不規則な稜を有する山状の粗面が残つ
てしまい、高速塗布上、好ましくない。また50μ
より大では乳剤塗布後の光沢の変化が起こり好ま
しくない。 また絹目では鉄芯ロールに銅メツキを施すか又
は施さずに、均一な面を亀甲模様の型押しロール
を用いて、少しずつ型押しを行う。そのあとでサ
ンドブラスト加工、又は液体ホーニング加工等
で、型押しの型の上に更に微細な凹凸を形成し、
粗面化を行う。そのあとメツキを行う。マツト面
と同様に、メツキは好ましくはクロムメツキ、特
に硬質クロムメツキが良い。メツキ層の厚みは
10μ〜50μが好ましい。このようにして得られた
ロールを用いて樹脂層側に湾曲した複数の曲面よ
り構成された粗面を有する絹目の樹脂被覆紙が得
られる。メツキ層の厚みが10μ未満であると樹脂
層側に湾曲した複数の曲面より構成された粗面が
不完全で、山状の粗面が残り高速塗布上、好まし
くない。また50μより大では光沢が変化してしま
い、目的の風合をもたせるのに好ましくない。 メツキ方法については特別な条件はなく、通常
行われているメツキ方法で良い。 但し、厚みをコントロールするために処理条
件、メツキ浴温度、電流などは十分に管理する必
要がある。 以下実施例により本発明を更に詳しく説明する
が、本発明は実施例に限定されるものではない。 実施例 坪量170g/m2の原紙に乳剤が塗布される側の
一方の面に密度0.92の低密度ポリエチレン64重量
部、密度0.96の高密度ポリエチレン25重量部、ア
ナターゼ型チタン10重量部、青味顔料及び樹脂安
定剤等の添加剤で1重量部の樹脂配合を、又他方
乳剤が塗布される側の裏の面に、密度0.92の低密
度ポリエチレン50重量部、密度0.96の高密度ポリ
エチレン50重量部の樹脂配合をそれぞれ30μ押出
しコーテイングする。 押出しコーテイングする際、乳剤が塗布される
面の形状が樹脂層側に湾曲した複数の曲面より構
成された粗面を有するマツト面、微粒面、絹目の
3種を作成した。また同様に従来の凸部が不規則
な稜を有する山状の粗面を有するマツト面、微粒
面、絹目の3種を比較として作成した。 それぞれ乳剤を塗布される面は同一条件でコロ
ナ放電処理を実施し、その後乳剤を塗布した。 乳剤の塗布速度は表−1の如く4水準に変更し
て、乳剤層ズレや乳剤ハジキ等の塗布故障を評価
した。 その結果は表−1の如く樹脂層側に湾曲した複
数の曲面より構成された粗面形状をもつた写真用
樹脂被覆紙は高速塗布が可能となり本発明の効果
は明白である。 【表】
第1図は実施例中、発明例−1の樹脂被覆紙表
面の20倍の実体顕微鏡写真である。第2図は実施
例中、比較例−1の樹脂被覆紙表面の20倍の実体
顕微鏡写真である。第3図は実施例中、発明例−
1の樹脂被覆紙表面の100倍の走査型電子顕微鏡
写真である。第4図は実施例中、比較例−1の樹
脂被覆紙表面の100倍の走査型電子顕微鏡写真で
ある。第5図は実施例中、発明例−1の樹脂被覆
紙表面の1000倍の走査型電子顕微鏡写真である。
第6図は実施例中、比較例−1の樹脂被覆紙表面
の1000倍の走査型電子顕微鏡写真である。第7図
は実施例中、発明例−2の樹脂被覆紙表面の20倍
の実体顕微鏡写真である。第8図は実施例中、比
較例−2の樹脂被覆紙表面の20倍の実体顕微鏡写
真である。第9図は実施例中、発明例−2の樹脂
被覆紙表面の100倍の走査型電子顕微鏡写真であ
る。第10図は実施例中、比較例−2の樹脂被覆
紙表面の100倍の走査型電子顕微鏡写真である。
第11図は実施例中、発明例−2の樹脂被覆紙表
面の1000倍の走査型電子顕微鏡写真である。第1
2図は実施例中、比較例−2の樹脂被覆紙表面の
1000倍の走査型電子顕微鏡写真である。第13図
は実施例中、発明例−3の樹脂被覆紙表面の20倍
の実体顕微鏡写真である。第14図は実施例中、
比較例−3の樹脂被覆紙表面の20倍の実体顕微鏡
写真である。第15図は実施例中、発明例−3の
樹脂被覆紙表面の100倍の走査型電子顕微鏡写真
である。第16図は実施例中、比較例−3の樹脂
被覆紙表面の100倍の走査型電子顕微鏡写真であ
る。第17図は実施例中、発明例−3の樹脂被覆
紙表面の1000倍の走査型電子顕微鏡写真である。
第18図は実施例中、比較例−3の樹脂被覆紙表
面の1000倍の走査型電子顕微鏡写真である。
面の20倍の実体顕微鏡写真である。第2図は実施
例中、比較例−1の樹脂被覆紙表面の20倍の実体
顕微鏡写真である。第3図は実施例中、発明例−
1の樹脂被覆紙表面の100倍の走査型電子顕微鏡
写真である。第4図は実施例中、比較例−1の樹
脂被覆紙表面の100倍の走査型電子顕微鏡写真で
ある。第5図は実施例中、発明例−1の樹脂被覆
紙表面の1000倍の走査型電子顕微鏡写真である。
第6図は実施例中、比較例−1の樹脂被覆紙表面
の1000倍の走査型電子顕微鏡写真である。第7図
は実施例中、発明例−2の樹脂被覆紙表面の20倍
の実体顕微鏡写真である。第8図は実施例中、比
較例−2の樹脂被覆紙表面の20倍の実体顕微鏡写
真である。第9図は実施例中、発明例−2の樹脂
被覆紙表面の100倍の走査型電子顕微鏡写真であ
る。第10図は実施例中、比較例−2の樹脂被覆
紙表面の100倍の走査型電子顕微鏡写真である。
第11図は実施例中、発明例−2の樹脂被覆紙表
面の1000倍の走査型電子顕微鏡写真である。第1
2図は実施例中、比較例−2の樹脂被覆紙表面の
1000倍の走査型電子顕微鏡写真である。第13図
は実施例中、発明例−3の樹脂被覆紙表面の20倍
の実体顕微鏡写真である。第14図は実施例中、
比較例−3の樹脂被覆紙表面の20倍の実体顕微鏡
写真である。第15図は実施例中、発明例−3の
樹脂被覆紙表面の100倍の走査型電子顕微鏡写真
である。第16図は実施例中、比較例−3の樹脂
被覆紙表面の100倍の走査型電子顕微鏡写真であ
る。第17図は実施例中、発明例−3の樹脂被覆
紙表面の1000倍の走査型電子顕微鏡写真である。
第18図は実施例中、比較例−3の樹脂被覆紙表
面の1000倍の走査型電子顕微鏡写真である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 押し出しコーテイング法により紙の両面が樹
脂被覆された、印画紙光沢が75%以下となる写真
用樹脂被覆紙において、写真乳剤層が塗布される
面が、粗面加工されたあとメツキを施したクーリ
ングロールを用いることにより、樹脂層側に湾曲
した複数の曲面により構成された粗面を有するこ
とを特徴とする写真用樹脂被覆紙。 2 粗面が微粒面、マツト面、または絹目である
特許請求の範囲第1項記載の写真用樹脂被覆紙。 3 クーリングロールのメツキが、10μ〜50μの
厚みをもつクロムメツキである特許請求の範囲第
1項記載の写真用樹脂被覆紙。 4 クーリングロールの粗面加工がサンドブラス
ト加工である特許請求の範囲第1項または第3項
記載の写真用樹脂被覆紙。 5 クーリングロールの粗面加工が液体ホーニン
グ加工である特許請求の範囲第1項または第3項
記載の写真用樹脂被覆紙。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8744484A JPS60230137A (ja) | 1984-04-27 | 1984-04-27 | 写真用樹脂被覆紙 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8744484A JPS60230137A (ja) | 1984-04-27 | 1984-04-27 | 写真用樹脂被覆紙 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60230137A JPS60230137A (ja) | 1985-11-15 |
| JPH0557577B2 true JPH0557577B2 (ja) | 1993-08-24 |
Family
ID=13915028
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8744484A Granted JPS60230137A (ja) | 1984-04-27 | 1984-04-27 | 写真用樹脂被覆紙 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60230137A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0648366B2 (ja) * | 1987-03-31 | 1994-06-22 | 三菱製紙株式会社 | 写真用支持体 |
| JPH02157746A (ja) * | 1988-12-09 | 1990-06-18 | Oji Paper Co Ltd | 写真印画紙用支持体 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS513222A (ja) * | 1974-06-26 | 1976-01-12 | Fuji Photo Film Co Ltd | |
| JPS5453525A (en) * | 1977-10-05 | 1979-04-26 | Mitsubishi Paper Mills Ltd | Polyolefine coated paper for photography |
| JPS5526507A (en) * | 1978-08-14 | 1980-02-26 | Fuji Photo Film Co Ltd | Preparation of photographic resin coating paper |
-
1984
- 1984-04-27 JP JP8744484A patent/JPS60230137A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60230137A (ja) | 1985-11-15 |
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