JPH0557893A - インクジエツトプリントヘツド - Google Patents
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- JPH0557893A JPH0557893A JP3218412A JP21841291A JPH0557893A JP H0557893 A JPH0557893 A JP H0557893A JP 3218412 A JP3218412 A JP 3218412A JP 21841291 A JP21841291 A JP 21841291A JP H0557893 A JPH0557893 A JP H0557893A
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2202/00—Embodiments of or processes related to ink-jet or thermal heads
- B41J2202/01—Embodiments of or processes related to ink-jet heads
- B41J2202/10—Finger type piezoelectric elements
Landscapes
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 選択されたセグメント電極とコモン電極との
間に交流電圧を印加することで圧電振動板の選択された
セグメント電極とコモン電極とに挟まれた部分を振動さ
せ、スリットに満たされたインクを振動部で霧状にし吐
出させることで、簡単な構造で階調表現の可能な小型、
高密度、高信頼性のインクジェットプリントヘッドを実
現する。 【構成】 圧電振動板1と、対向板1’と、圧電振動板
1と対向板1’とを間隙をおいて重ねることにより圧電
振動板1の一端部に形成したスリット2と、圧電振動板
1のスリット側の面の端部に形成したコモン電極3と、
圧電振動板1の他方の面の端部に形成した複数のセグメ
ント電極4と、セグメント電極とコモン電極との間に選
択的に交流電圧を印加する駆動手段6とを備えた。
間に交流電圧を印加することで圧電振動板の選択された
セグメント電極とコモン電極とに挟まれた部分を振動さ
せ、スリットに満たされたインクを振動部で霧状にし吐
出させることで、簡単な構造で階調表現の可能な小型、
高密度、高信頼性のインクジェットプリントヘッドを実
現する。 【構成】 圧電振動板1と、対向板1’と、圧電振動板
1と対向板1’とを間隙をおいて重ねることにより圧電
振動板1の一端部に形成したスリット2と、圧電振動板
1のスリット側の面の端部に形成したコモン電極3と、
圧電振動板1の他方の面の端部に形成した複数のセグメ
ント電極4と、セグメント電極とコモン電極との間に選
択的に交流電圧を印加する駆動手段6とを備えた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は主にインクジェットプリ
ンタに用いるプリントヘッドに関する。
ンタに用いるプリントヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】インク滴を吐出させて入力情報に応じた
文字図形を記録媒体上に書き込むようにしたいわゆるイ
ンクジェットプリンタは、静かでしかも普通紙に直接印
字することができる点で優れている。ところが、反面に
おいてこの種のプリンタは、ヘッド上に素子数分のイン
ク室を設け、そのそれぞれにインク加圧手段あるいは気
泡発生手段を設けるとともに、これらの部分に接続した
多数のノズルを高密度に配置しなければならない関係
上、きわめて精密な成形技術が要求されることとなり、
低価格化を進める上での問題を有しているほか、インク
の乾きあるいは塵等の付着によってノズルの詰まりが生
じ易いため、これへの十分な対策なくしてはヘッドの信
頼性を損ねてしまうといった問題を抱えている。
文字図形を記録媒体上に書き込むようにしたいわゆるイ
ンクジェットプリンタは、静かでしかも普通紙に直接印
字することができる点で優れている。ところが、反面に
おいてこの種のプリンタは、ヘッド上に素子数分のイン
ク室を設け、そのそれぞれにインク加圧手段あるいは気
泡発生手段を設けるとともに、これらの部分に接続した
多数のノズルを高密度に配置しなければならない関係
上、きわめて精密な成形技術が要求されることとなり、
低価格化を進める上での問題を有しているほか、インク
の乾きあるいは塵等の付着によってノズルの詰まりが生
じ易いため、これへの十分な対策なくしてはヘッドの信
頼性を損ねてしまうといった問題を抱えている。
【0003】このような問題に対して、特開平2ー17
5157や特開昭63ー166545などに見られるよ
うに、近年、インクに超音波振動を与えることによりイ
ンクを吐出させる方法でノズルレスのインクジェットプ
リントヘッドを実現しようとする提案がされている。こ
れらの提案はインクをミスト状にしてプリント画像に階
調性を付与したり、ノズルレス構造を提案したりするも
のであるが、いずれも実用的にはかなり複雑なものとな
り多素子をライン配列にして高密度化することが困難で
あり、従って、小型で安価なプリント装置を実現するに
は適さない。
5157や特開昭63ー166545などに見られるよ
うに、近年、インクに超音波振動を与えることによりイ
ンクを吐出させる方法でノズルレスのインクジェットプ
リントヘッドを実現しようとする提案がされている。こ
れらの提案はインクをミスト状にしてプリント画像に階
調性を付与したり、ノズルレス構造を提案したりするも
のであるが、いずれも実用的にはかなり複雑なものとな
り多素子をライン配列にして高密度化することが困難で
あり、従って、小型で安価なプリント装置を実現するに
は適さない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかるインク
ジェットプリントヘッドの種種の問題に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、簡単な構造で階調表
現の可能な小型、高密度、高信頼性のインクジェットプ
リントヘッドを実現するところにある。
ジェットプリントヘッドの種種の問題に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、簡単な構造で階調表
現の可能な小型、高密度、高信頼性のインクジェットプ
リントヘッドを実現するところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明はかか
る課題を解決するために、圧電振動板と、対向板と、圧
電振動板と対向板とを間隙をおいて重ねることにより圧
電振動板の一端部に形成したスリットと、圧電振動板の
スリット側の面の端部に形成したコモン電極と、圧電振
動板の他方の面の端部に形成した複数のセグメント電極
と、スリットに保持されたインクと、セグメント電極と
コモン電極との間に選択的に交流電圧を印加する駆動手
段とを備えたものである。
る課題を解決するために、圧電振動板と、対向板と、圧
電振動板と対向板とを間隙をおいて重ねることにより圧
電振動板の一端部に形成したスリットと、圧電振動板の
スリット側の面の端部に形成したコモン電極と、圧電振
動板の他方の面の端部に形成した複数のセグメント電極
と、スリットに保持されたインクと、セグメント電極と
コモン電極との間に選択的に交流電圧を印加する駆動手
段とを備えたものである。
【0006】
【作用】前記構造のノズルレスインクジェットヘッドを
用いて、圧電振動板の表裏面に形成されたコモン電極と
セグメント電極との間に交流電圧を印加することによ
り、コモン電極とセグメント電極の間に挟まれた部分の
圧電振動板を振動させ、その近傍のインクをアコーステ
ィックストリーミングによる音響圧力と、インク表面に
生じる表面張力波の作用によって、スリットから霧状に
して吐出させる。インクが霧状である為、インク吐出量
を変調することにより階調表現が可能であり、また、イ
ンク流路がスリット状で素子毎にノズルをもたない構造
であるため従来のインクジェットプリンタの欠点であっ
たノズルの詰まりがなく、高信頼性のインクジェットプ
リントヘッドが実現でき、また、1枚の圧電振動板の片
面にコモン電極を、反対面に必要な素子数のセグメント
電極を形成したものと対向板とを重ねて配置するという
非常に簡単な構造であるため、小型で高密度なインクジ
ェットプリントヘッドが容易に実現できる。
用いて、圧電振動板の表裏面に形成されたコモン電極と
セグメント電極との間に交流電圧を印加することによ
り、コモン電極とセグメント電極の間に挟まれた部分の
圧電振動板を振動させ、その近傍のインクをアコーステ
ィックストリーミングによる音響圧力と、インク表面に
生じる表面張力波の作用によって、スリットから霧状に
して吐出させる。インクが霧状である為、インク吐出量
を変調することにより階調表現が可能であり、また、イ
ンク流路がスリット状で素子毎にノズルをもたない構造
であるため従来のインクジェットプリンタの欠点であっ
たノズルの詰まりがなく、高信頼性のインクジェットプ
リントヘッドが実現でき、また、1枚の圧電振動板の片
面にコモン電極を、反対面に必要な素子数のセグメント
電極を形成したものと対向板とを重ねて配置するという
非常に簡単な構造であるため、小型で高密度なインクジ
ェットプリントヘッドが容易に実現できる。
【0007】
【実施例】本発明による実施例として制作したプリント
ヘッドを図1、図2、図3、図4、図5により説明す
る。
ヘッドを図1、図2、図3、図4、図5により説明す
る。
【0008】図1、図2、図3は本発明の実施例として
製作した96素子のプリントヘッドを示すものである。
図1は実施例の一部の斜視図で、構造を説明する為に一
部を断面にして示している。図2は実施例の断面図であ
る。図3は図1及び図2で示した実施例の外観を示す全
体図である。図3においてインク供給パイプ101を通
じて供給されたインクは、駆動信号に応じてスリット2
から5aで示すように霧状になって吐出する。
製作した96素子のプリントヘッドを示すものである。
図1は実施例の一部の斜視図で、構造を説明する為に一
部を断面にして示している。図2は実施例の断面図であ
る。図3は図1及び図2で示した実施例の外観を示す全
体図である。図3においてインク供給パイプ101を通
じて供給されたインクは、駆動信号に応じてスリット2
から5aで示すように霧状になって吐出する。
【0009】図1及び図2を用いて本発明の実施例の構
造を説明する。圧電振動板1と圧電振動板1’はスペー
サ7を挟むことによりスリット2とインク室8を形成す
るよう配置されている。本実施例では圧電振動板を2枚
用いてセグメント電極を互いに半ピッチずらして向い合
わせることにより1枚の圧電振動板で実現できる素子密
度の2倍の素子密度のインクジェットプリントヘッドを
実現している。本実施例の一方の圧電振動板1の代りに
平板を用いて圧電振動板と対向板という構成にすれば素
子密度が本実施例の半分となるが同様の機能を実現する
ことができる。本実施例では圧電振動板1と圧電振動板
1’は互いに相手の対向板としての機能を兼ねており、
圧電振動板1’は圧電振動板1の対向板として、圧電振
動板1は圧電振動板1’の対向板としても機能する。従
って本実施例においては圧電振動板1と圧電振動板1’
の双方の関係は対照的であり、簡便の為に圧電振動板1
を振動させ、その対向板として圧電振動板1’を用いる
場合を中心に説明する。
造を説明する。圧電振動板1と圧電振動板1’はスペー
サ7を挟むことによりスリット2とインク室8を形成す
るよう配置されている。本実施例では圧電振動板を2枚
用いてセグメント電極を互いに半ピッチずらして向い合
わせることにより1枚の圧電振動板で実現できる素子密
度の2倍の素子密度のインクジェットプリントヘッドを
実現している。本実施例の一方の圧電振動板1の代りに
平板を用いて圧電振動板と対向板という構成にすれば素
子密度が本実施例の半分となるが同様の機能を実現する
ことができる。本実施例では圧電振動板1と圧電振動板
1’は互いに相手の対向板としての機能を兼ねており、
圧電振動板1’は圧電振動板1の対向板として、圧電振
動板1は圧電振動板1’の対向板としても機能する。従
って本実施例においては圧電振動板1と圧電振動板1’
の双方の関係は対照的であり、簡便の為に圧電振動板1
を振動させ、その対向板として圧電振動板1’を用いる
場合を中心に説明する。
【0010】図1及び図2でインク5はベース板9に溝
状に形成されたインク供給路10を通ってインク室8に
供給されており、スリット2は常にインクで満たされて
いる。圧電振動板1の端部には、そのスリットを形成す
る面にコモン電極3と、スリットを形成する面の反対面
にコモン電極に直交した複数のセグメント電極とが形成
されている。また、圧電振動板1はセグメント電極4の
部分とセグメント電極のない部分とで厚みを変えた櫛刃
形状としている。ベース板9にはプリント配線が施され
ておりドライバIC6が実装されている。圧電振動板の
コモン電極は接地されており、圧電振動板のセグメント
電極はそれぞれワイヤボンディングやベース板のプリン
ト配線などにより駆動ドライバと結ばれており、コモン
電極と特定のセグメント電極間に交流電圧を印加するこ
とができる。
状に形成されたインク供給路10を通ってインク室8に
供給されており、スリット2は常にインクで満たされて
いる。圧電振動板1の端部には、そのスリットを形成す
る面にコモン電極3と、スリットを形成する面の反対面
にコモン電極に直交した複数のセグメント電極とが形成
されている。また、圧電振動板1はセグメント電極4の
部分とセグメント電極のない部分とで厚みを変えた櫛刃
形状としている。ベース板9にはプリント配線が施され
ておりドライバIC6が実装されている。圧電振動板の
コモン電極は接地されており、圧電振動板のセグメント
電極はそれぞれワイヤボンディングやベース板のプリン
ト配線などにより駆動ドライバと結ばれており、コモン
電極と特定のセグメント電極間に交流電圧を印加するこ
とができる。
【0011】図4に圧電振動板のコモン電極とセグメン
ト電極と駆動回路の構成図を示す。圧電振動板1、1’
のコモン電極3、3’とそれぞれのセグメント電極4、
4’に挟まれた部分の振動部Wに交流電圧発生源Pをス
イッチSを介して接続する構成となっており、例えばW
6部分はスイッチS6を開閉することで交流電圧P6を印
加し振動させることができる。なお、本回路構成は最も
簡単な例でありコモン電極と特定のセグメント電極とに
交流電圧を選択的に印加できる回路であればよい。
ト電極と駆動回路の構成図を示す。圧電振動板1、1’
のコモン電極3、3’とそれぞれのセグメント電極4、
4’に挟まれた部分の振動部Wに交流電圧発生源Pをス
イッチSを介して接続する構成となっており、例えばW
6部分はスイッチS6を開閉することで交流電圧P6を印
加し振動させることができる。なお、本回路構成は最も
簡単な例でありコモン電極と特定のセグメント電極とに
交流電圧を選択的に印加できる回路であればよい。
【0012】ここで、図5に示す本発明を最も単純化し
た例でインク吐出原理を説明する。図5は圧電振動板2
01と対向板206でスリット202を間に形成してお
り圧電振動板のスリット側の端部にはコモン電極203
が、反対側にはセグメント電極204が形成されてい
る。スリット202にインク205を満たし、交流電圧
発生源Pをコモン電極とセグメント電極間に接続するこ
とにより圧電振動板201の201a部分に交流電界を
印加し圧電振動板201を振動させる。圧電振動板の振
動はスリット202に満たされたインク205に作用し
強い音響圧力を生じるとともにスリットの開口部でイン
ク表面に表面張力波が生じ、最も振動の強い201aの
近傍の部分のみからインクが霧化しスリットの開口方向
へ噴出する。インクの噴出は交流電圧を印加したセグメ
ント電極の直下の部分からのみ行なわれる為、従来のイ
ンクジェットプリンタのように隣接する素子との間に壁
を作る必要はなく、多素子のインクジェットプリントヘ
ッドを連続した1つのスリットで実現することができ
る。ここで霧化、噴出したインク205aは実験によれ
ば広がることなく一定の方向へ飛行し、その成分は極め
て細かい粒子が高密度に集まって飛行しているものであ
ることが確認された。また、インク噴出は交流電圧を印
加している間だけ行なわれるので、スイッチSを開閉す
るだけでインクの吐出を制御できる。従来のインクジェ
ットプリンタは1ドットを吐出させる為に圧電素子また
は発熱素子に一定のシーケンスで電圧を印加することに
よってインクにパルス状の圧力を与える必要があり、1
ドットを発射するのに圧電素子または発熱素子とインク
室の容量などで決まる時定数などによって一定の時間が
必要とされ、1ドットのインク量を変調することはほと
んどできなかったが、本発明によれば単純に交流電圧を
印加している間だけ連続的にインクが吐出するので、電
気的な制御が簡単であると同時に、交流電圧を印加して
いる時間を変調することにより1回のインク噴出量を簡
単に変調することができる。圧電振動板に印加する交流
電圧の周波数は圧電振動板の固有振動数に一致させるの
が良く、圧電振動板の振動モードは厚み振動か、また
は、本実施例のように圧電振動板の端部に電極を形成し
て振動させる場合は、厚みエッジモードの振動を用いる
のが良い。図1に示した実施例では、圧電振動板に厚さ
約0.5mmのジルコン酸チタン酸鉛を使用し、セグメ
ント電極の巾を約0.15mm、ピッチを約0.28m
mとし、コモン電極とセグメント電極間に印加する交流
電圧の周波数を約2.6MHzとしたが、圧電振動板は
電気機械結合係数の大きな圧電物質でその厚みを0.2
mmから数mm程度、振動させる周波数を数10kHz
から数MHz程度で適当な値を選定すると良い。また、
本実施例ではスリットの間隔を約5μmとしたが数μm
から数十μmの範囲で最もインクの吐出効率が高くなる
間隔を選定すると良い。
た例でインク吐出原理を説明する。図5は圧電振動板2
01と対向板206でスリット202を間に形成してお
り圧電振動板のスリット側の端部にはコモン電極203
が、反対側にはセグメント電極204が形成されてい
る。スリット202にインク205を満たし、交流電圧
発生源Pをコモン電極とセグメント電極間に接続するこ
とにより圧電振動板201の201a部分に交流電界を
印加し圧電振動板201を振動させる。圧電振動板の振
動はスリット202に満たされたインク205に作用し
強い音響圧力を生じるとともにスリットの開口部でイン
ク表面に表面張力波が生じ、最も振動の強い201aの
近傍の部分のみからインクが霧化しスリットの開口方向
へ噴出する。インクの噴出は交流電圧を印加したセグメ
ント電極の直下の部分からのみ行なわれる為、従来のイ
ンクジェットプリンタのように隣接する素子との間に壁
を作る必要はなく、多素子のインクジェットプリントヘ
ッドを連続した1つのスリットで実現することができ
る。ここで霧化、噴出したインク205aは実験によれ
ば広がることなく一定の方向へ飛行し、その成分は極め
て細かい粒子が高密度に集まって飛行しているものであ
ることが確認された。また、インク噴出は交流電圧を印
加している間だけ行なわれるので、スイッチSを開閉す
るだけでインクの吐出を制御できる。従来のインクジェ
ットプリンタは1ドットを吐出させる為に圧電素子また
は発熱素子に一定のシーケンスで電圧を印加することに
よってインクにパルス状の圧力を与える必要があり、1
ドットを発射するのに圧電素子または発熱素子とインク
室の容量などで決まる時定数などによって一定の時間が
必要とされ、1ドットのインク量を変調することはほと
んどできなかったが、本発明によれば単純に交流電圧を
印加している間だけ連続的にインクが吐出するので、電
気的な制御が簡単であると同時に、交流電圧を印加して
いる時間を変調することにより1回のインク噴出量を簡
単に変調することができる。圧電振動板に印加する交流
電圧の周波数は圧電振動板の固有振動数に一致させるの
が良く、圧電振動板の振動モードは厚み振動か、また
は、本実施例のように圧電振動板の端部に電極を形成し
て振動させる場合は、厚みエッジモードの振動を用いる
のが良い。図1に示した実施例では、圧電振動板に厚さ
約0.5mmのジルコン酸チタン酸鉛を使用し、セグメ
ント電極の巾を約0.15mm、ピッチを約0.28m
mとし、コモン電極とセグメント電極間に印加する交流
電圧の周波数を約2.6MHzとしたが、圧電振動板は
電気機械結合係数の大きな圧電物質でその厚みを0.2
mmから数mm程度、振動させる周波数を数10kHz
から数MHz程度で適当な値を選定すると良い。また、
本実施例ではスリットの間隔を約5μmとしたが数μm
から数十μmの範囲で最もインクの吐出効率が高くなる
間隔を選定すると良い。
【0013】図5で示した様な平板状の圧電振動板は振
動が振動部201aから圧電振動板の周辺部に伝わり易
い。特に厚み振動モードでの振動部位の広がりは大き
く、セグメント電極を多数並べることにより多素子のヘ
ッドを実現する場合は隣接する素子とのクロストークを
生じる場合がある。本実施例では振動モードに厚みエッ
ジモードを用いるとともに、隣接するセグメント電極と
の間に溝を設けることにより圧電振動板のセグメント電
極の部分とセグメント電極のない部分の厚みを変えて、
隣接素子への振動の漏洩を防ぐことによって多素子の高
密度なライン化が実現されている。なお、セグメント電
極の部分とセグメント電極のない部分の振動の共振周波
数を変えることができれば、厚みを変えるだけでなく、
形状、材質に変化を持たせても同様の効果がある。
動が振動部201aから圧電振動板の周辺部に伝わり易
い。特に厚み振動モードでの振動部位の広がりは大き
く、セグメント電極を多数並べることにより多素子のヘ
ッドを実現する場合は隣接する素子とのクロストークを
生じる場合がある。本実施例では振動モードに厚みエッ
ジモードを用いるとともに、隣接するセグメント電極と
の間に溝を設けることにより圧電振動板のセグメント電
極の部分とセグメント電極のない部分の厚みを変えて、
隣接素子への振動の漏洩を防ぐことによって多素子の高
密度なライン化が実現されている。なお、セグメント電
極の部分とセグメント電極のない部分の振動の共振周波
数を変えることができれば、厚みを変えるだけでなく、
形状、材質に変化を持たせても同様の効果がある。
【0014】以上のように、本発明によれば1枚の圧電
振動板に素子数分のセグメント電極を形成するだけで多
素子化が実現できるため従来のインクジェットプリント
ヘッドに比べて著しく簡単にライン状のインクジェット
プリントヘッドを実現できる。また、素子数を増やして
も部品数はほとんど変らず、素子密度を高くしても従来
のインクジェットプリンタのように1つ1つの部品を小
型化する必要がく、小型、高密度なヘッドが容易に製作
できる。
振動板に素子数分のセグメント電極を形成するだけで多
素子化が実現できるため従来のインクジェットプリント
ヘッドに比べて著しく簡単にライン状のインクジェット
プリントヘッドを実現できる。また、素子数を増やして
も部品数はほとんど変らず、素子密度を高くしても従来
のインクジェットプリンタのように1つ1つの部品を小
型化する必要がく、小型、高密度なヘッドが容易に製作
できる。
【0015】圧電振動板と対向板の構成については、圧
電振動板と対向板をセグメント電極側で向かい合わせて
スリットを形成しても動作は可能であるが、本発明によ
ればコモン電極側でスリットを形成することで、スリッ
トに満たされたインクによってセグメント電極が電気的
にショートしたり、セグメント電極間にかかる電界によ
ってインクが電気分解したりするなどの問題を原理的に
なくしヘッドの信頼性を得ることができる。また、本発
明の実施例ではセグメント電極がむき出しになっている
が実際にはインクの飛散によるセグメント電極のショー
トの防止、ほこりからの保護などの為にスリット部を残
して樹脂などでモールドしても良い。
電振動板と対向板をセグメント電極側で向かい合わせて
スリットを形成しても動作は可能であるが、本発明によ
ればコモン電極側でスリットを形成することで、スリッ
トに満たされたインクによってセグメント電極が電気的
にショートしたり、セグメント電極間にかかる電界によ
ってインクが電気分解したりするなどの問題を原理的に
なくしヘッドの信頼性を得ることができる。また、本発
明の実施例ではセグメント電極がむき出しになっている
が実際にはインクの飛散によるセグメント電極のショー
トの防止、ほこりからの保護などの為にスリット部を残
して樹脂などでモールドしても良い。
【0016】本発明によれば圧電振動板の駆動に比較的
高い周波数の交流電圧を用いるので従来のプリントヘッ
ドのようにヘッド部分と駆動回路の距離を離してケーブ
ルで配線すると電気的な損失が大きく、また、ケーブル
に隣接する配線や周囲の電気回路への電磁気的な誘導が
起こり易い為、圧電振動板のセグメント電極は直接、ま
たは、隣接するプリント配線を介して駆動手段に接続す
るのが良い。図1で示す実施例のようにセグメント電極
4を隣接するベース板上のプリント配線11を介して交
流電圧を発生する駆動ドライバIC6に接続するなど、
高周波の配線をできる限り短くすることが電気的なクロ
ストークの防止に効果的である。本実施例では外部から
電源とコード化された駆動制御信号を駆動信号配線12
によりドライバICに与え、ドライバIC内で駆動制御
信号をデコードし、各セグメント電極に交流電圧を供給
するため、本体との電気的接続の配線数が著しく少なく
できた。
高い周波数の交流電圧を用いるので従来のプリントヘッ
ドのようにヘッド部分と駆動回路の距離を離してケーブ
ルで配線すると電気的な損失が大きく、また、ケーブル
に隣接する配線や周囲の電気回路への電磁気的な誘導が
起こり易い為、圧電振動板のセグメント電極は直接、ま
たは、隣接するプリント配線を介して駆動手段に接続す
るのが良い。図1で示す実施例のようにセグメント電極
4を隣接するベース板上のプリント配線11を介して交
流電圧を発生する駆動ドライバIC6に接続するなど、
高周波の配線をできる限り短くすることが電気的なクロ
ストークの防止に効果的である。本実施例では外部から
電源とコード化された駆動制御信号を駆動信号配線12
によりドライバICに与え、ドライバIC内で駆動制御
信号をデコードし、各セグメント電極に交流電圧を供給
するため、本体との電気的接続の配線数が著しく少なく
できた。
【0017】本実施例で製作したインクジェットプリン
トヘッドによる記録は、乾きが速く、また、にじみのな
いものであった。これは従来のインク滴1つで1ドット
を記録する方式が記録媒体に過剰なインクを与えていた
のに比較して、本発明では非常に微細で多くのインク滴
の集合によって1ドットを記録することにより記録媒体
に適切な量のインクを与えることができる為と考えられ
る。また、1回の吐出時間を変調することにより1ドッ
ト単位で100階調以上の濃度表現が可能であることが
確認された。
トヘッドによる記録は、乾きが速く、また、にじみのな
いものであった。これは従来のインク滴1つで1ドット
を記録する方式が記録媒体に過剰なインクを与えていた
のに比較して、本発明では非常に微細で多くのインク滴
の集合によって1ドットを記録することにより記録媒体
に適切な量のインクを与えることができる為と考えられ
る。また、1回の吐出時間を変調することにより1ドッ
ト単位で100階調以上の濃度表現が可能であることが
確認された。
【0018】なお、本発明による圧電振動板の形状や寸
法、また、各部の材質などは製作するインクジェットプ
リントヘッドの素子密度や駆動周波数、印加電圧、イン
ク材料などにより様々に決定され、必ずしも前記実施例
で採用したものと同じでないことはいうまでもない。
法、また、各部の材質などは製作するインクジェットプ
リントヘッドの素子密度や駆動周波数、印加電圧、イン
ク材料などにより様々に決定され、必ずしも前記実施例
で採用したものと同じでないことはいうまでもない。
【0019】本発明によるインクジェットプリントヘッ
ドは文字や絵等の情報を紙などの記録媒体状にインクを
用いて記録する目的以外に、液体を用いた各種コーティ
ングや、微量液体の滴下など液体を選択的に吐出すさせ
る用途にも使用できる。
ドは文字や絵等の情報を紙などの記録媒体状にインクを
用いて記録する目的以外に、液体を用いた各種コーティ
ングや、微量液体の滴下など液体を選択的に吐出すさせ
る用途にも使用できる。
【0020】
【発明の効果】本発明によればコモン電極側にスリット
を形成することで、スリットに満たされたインクによっ
てセグメント電極が電気的にショートしたり、セグメン
ト電極間にかかる電界によってインクが電気分解したり
するなどの問題をなくしヘッドの信頼性を向上させるこ
とができた。
を形成することで、スリットに満たされたインクによっ
てセグメント電極が電気的にショートしたり、セグメン
ト電極間にかかる電界によってインクが電気分解したり
するなどの問題をなくしヘッドの信頼性を向上させるこ
とができた。
【図1】本発明による実施例の構造を一部断面で示した
斜視図である。
斜視図である。
【図2】本発明による実施例の構造を示す断面図であ
る。
る。
【図3】本発明による実施例の全体を示す斜視図であ
る。
る。
【図4】本発明による実施例の駆動回路構成を示す図で
ある。
ある。
【図5】本発明による実施例の基本構成を説明する図で
ある。
ある。
1・・・・・・・圧電振動板(対向板) 2・・・・・・・スリット 3・・・・・・・コモン電極 4・・・・・・・セグメント電極 5・・・・・・・インク 5a・・・・・・吐出インク 6・・・・・・・ドライバIC 7・・・・・・・スペーサ 8・・・・・・・インク室 9・・・・・・・ベース板 10・・・・・・インク供給路 11・・・・・・駆動電圧配線 12・・・・・・駆動信号配線 13・・・・・・ワイヤボンディング配線 101・・・・・インク供給パイプ 102・・・・・駆動信号コネクタ 103・・・・・駆動信号ケーブル P・・・・・・・交流電圧発生源 S・・・・・・・スイッチ W・・・・・・・圧電振動板振動部 201・・・・・圧電振動板 201a・・・・圧電振動板振動部 202・・・・・スリット 203・・・・・コモン電極 204・・・・・セグメント電極 205・・・・・インク 205a・・・・吐出インク 206・・・・・対向板
Claims (5)
- 【請求項1】少なくとも、圧電振動板と、対向板と、前
記圧電振動板と前記対向板とを間隙をおいて重ねること
により圧電振動板の一端部に形成したスリットと、前記
圧電振動板の前記スリット側の面の端部に形成したコモ
ン電極と、前記圧電振動板の他方の面の端部に形成した
複数のセグメント電極と、前記スリットに保持されたイ
ンクと、前記セグメント電極と前記コモン電極との間に
選択的に交流電圧を印加する駆動手段と、から構成され
ることを特徴とするインクジェットプリントヘッド。 - 【請求項2】前記圧電振動板の前記端部が、セグメント
電極部分とセグメント電極に挟まれた部分とで厚みが異
なることを特徴とする請求項1記載のインクジェットプ
リントヘッド。 - 【請求項3】2枚の圧電振動板から構成され、各々の圧
電振動板の対向板を他方の圧電振動板が兼ねることを特
徴とする請求項1記載のインクジェットプリントヘッ
ド。 - 【請求項4】2枚の圧電振動板上のセグメント電極群の
相対位置を、セグメント電極群の配列方向に、セグメン
ト電極の配列ピッチの半分ずらしたことを特徴とする請
求項3記載のインクジェットプリントヘッド。 - 【請求項5】前記圧電振動板のセグメント電極群を直
接、または、隣接するプリント配線を介して、駆動手段
に接続したことを特徴とするた請求項1記載のインクジ
ェットプリントヘッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3218412A JPH0557893A (ja) | 1991-08-29 | 1991-08-29 | インクジエツトプリントヘツド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3218412A JPH0557893A (ja) | 1991-08-29 | 1991-08-29 | インクジエツトプリントヘツド |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0557893A true JPH0557893A (ja) | 1993-03-09 |
Family
ID=16719511
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3218412A Pending JPH0557893A (ja) | 1991-08-29 | 1991-08-29 | インクジエツトプリントヘツド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0557893A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6275374B1 (en) | 1999-01-25 | 2001-08-14 | Fujitsu Limited | Electronic device equipped with spacer which serves to protect electronic components |
| US6597428B1 (en) | 1997-07-10 | 2003-07-22 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Method and apparatus for forming photographic images |
-
1991
- 1991-08-29 JP JP3218412A patent/JPH0557893A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6597428B1 (en) | 1997-07-10 | 2003-07-22 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Method and apparatus for forming photographic images |
| US6275374B1 (en) | 1999-01-25 | 2001-08-14 | Fujitsu Limited | Electronic device equipped with spacer which serves to protect electronic components |
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