JPH0557964B2 - - Google Patents
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- JPH0557964B2 JPH0557964B2 JP59162077A JP16207784A JPH0557964B2 JP H0557964 B2 JPH0557964 B2 JP H0557964B2 JP 59162077 A JP59162077 A JP 59162077A JP 16207784 A JP16207784 A JP 16207784A JP H0557964 B2 JPH0557964 B2 JP H0557964B2
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- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
- A01N—PRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
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- A01N25/22—Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators, characterised by their forms, or by their non-active ingredients or by their methods of application, e.g. seed treatment or sequential application; Substances for reducing the noxious effect of the active ingredients to organisms other than pests containing ingredients stabilising the active ingredients
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- A01N47/10—Carbamic acid derivatives, i.e. containing the group —O—CO—N<; Thio analogues thereof
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Description
産業上の利用分野
本発明は、農業用水中油型分散性殺虫剤組成物
に関し、更に詳しくは殺虫成分として一般式 〔式中Arは
に関し、更に詳しくは殺虫成分として一般式 〔式中Arは
【式】基又は
【式】基を表わす。R1及びR2は同一又
は異つてC1〜8のアルキル基、C3〜6のシクロアルキ
ル基、フエニル基、置換フエニル基、−X−
COOR3基又は−Y−CN基を表わし、ここでX及
びYはそれぞれC1〜6のアルキレン基、R3はC1〜8
のアルキル基又はC3〜6のシクロアルキル基を表わ
す。或いはR1はC1〜8のアルキル基又はベンジル
基、R2は
ル基、フエニル基、置換フエニル基、−X−
COOR3基又は−Y−CN基を表わし、ここでX及
びYはそれぞれC1〜6のアルキレン基、R3はC1〜8
のアルキル基又はC3〜6のシクロアルキル基を表わ
す。或いはR1はC1〜8のアルキル基又はベンジル
基、R2は
【式】基を表わし、ここでR4は
C1〜8のアルキル基を表わす。〕
で示されるスルフエニルカーバメイト誘導体を主
剤とする農業用水中油型分散性殺虫剤組成物に関
する。 従来の技術 従来の液状散布を行うための農薬製剤として
は、乳剤及び粉末状の水和剤が知られている。乳
剤は界面活性剤を用いて殺虫成分を有機溶剤に溶
解させたものであるが、界面活性剤及び有機溶剤
が含有されているため人畜への毒性や刺激性、農
作物に対する薬害等に問題があり、また有機溶剤
に基づく悪臭や引火の危険性があり、取扱に難が
ある。一方粉末状の水和剤は、殺虫成分、無機担
体及び分散剤からなるものであり、有機溶剤を使
用していないのでそれに基づく欠点を有していな
いが、散布液調整の際に微粉末が飛散するため取
扱いに難があり、また調整された散布液も安定性
に乏しく無機担体の沈降が生ずるのを避け得ず、
空中散布における高濃度少量散布が困難であると
いう問題を有している。 近年、特開昭55−17301号公報、特開昭55−
124707号公報、特開昭56−49303号公報、特開昭
56−49307号公報、特開昭56−120608号公報、特
開昭58−192810号公報及び特開昭58−118501号公
報等に水を基材とし、疎水性殺虫成分を微粒子状
に懸濁分散せしめた懸濁状組成物が提案されてい
る。これらの組成物は、いずれもリン系殺虫成分
又は合成ピレスロイド殺虫成分を主剤とし、ポリ
ビニルアルコール、増粘剤、その他の添加物を含
有するものである。 一方一般式〔〕で示されるスルフエニルカー
バメイト誘導体は、特開昭50−48137号公報、特
開昭57−200377号公報、特開昭58−92655号公報、
特開昭53−11863号公報等に開示されており、殺
虫活性が高く温血動物に対する毒性が低いことか
ら有用な殺虫剤として開発されている。このため
これらの一般式〔〕で示されるスルフエニルカ
ーバメイト誘導体を水中油型分散性組成物にする
ことは、上記に示した従来製剤の欠点を補い高濃
度少量散布も可能となり、更に安全な種子処理剤
として使用される利点があり有用である。しかし
ながら一般式〔〕で示されるスルフエニルカー
バメイト誘導体は、一般に保存安定性が悪く、特
に水中での保存安定性が悪いことが知られてい
る。安定性を良くするため、従来製剤の乳剤、水
和剤等には三級アミン類又はエポキシ化合物等が
添加されているが、例えば三級アミン類の添加に
よる水中油型分散性殺虫剤組成物を調整すると、
長期保存中にゲル化し分散性が失なわれ、またエ
ポキシ化合物の添加又は安定剤無添加で水中油型
分散性組成物を調整すると、長期保存中に殺虫成
分が10〜30%程度分解して満足できず、実質的に
は目的とする組成物は得られない。 発明の構成 本発明者らは、分散性良好で且つ殺虫成分の保
存安定性の良い水中油型分散性殺虫剤組成物を調
整すべく検討した結果、尿素を加えることにより
所期の目的が達成されることを見い出し、本発明
を完成した。 即ち本発明は上記一般式〔〕で示されるスル
フエニルカーバメイト誘導体1〜70重量%、ポリ
ビニルアルコール1〜20重量%、尿素及び残りが
水からなることを特徴とする農業用水中油型分散
性殺虫剤組成物に係る。 本発明で用いられるスルフエニルカーバメイト
誘導体の一例を示せば以下の通りである。 Γ2,3−ジヒドロ−2,2−ジメチルベンゾフ
ラン−7−イル N−(N−エトキシカルボニ
ルエチル−N−イソプロピルアミノスルフエニ
ル)N−メチルカーバメイト(化合物1) Γ2,3−ジヒドロ−2,2−ジメチルベンゾフ
ラン−7−イル N−〔N,N−ビス(エトキ
シカルボニルメチル)アミノスルフエニル〕N
−メチルカーバメイト(化合物2) Γ2,3−ジヒドロ−2,2−ジメチルベンゾフ
ラン−7−イル N−(N,N−ジブチルアミ
ノスルフエニル)N−メチルカーバメイト(化
合物3) ΓS−メチル N〔〔N−メチル(N−イソブチル
−N−エトキシカルボニルエチルアミノチオ)
カルバモイル〕オキシ〕チオアセトイミデート
(化合物4) ΓS−メチル N〔〔N−メチル(N−ベンジル−
N−エトキシカルボニルエチルアミノチオ)カ
ルバモイル〕オキシ〕チオアセトイミデート
(化合物5) ΓO−ブチルO′−(2,3−ジヒドロ−2,2−
ジメチルベンゾフラン−7−イル)N,N′−
ジメチルN,N′−チオジカーバメイト(化合
物6) 上記スルフエニルカーバメイト誘導体の配合量
としては、本発明組成物中に通常1〜70重量%、
好ましくは10〜60重量%である。スルフエニルカ
ーバメイト誘導体の配合量が1重量%以下になる
と、組成物の分散安定性を保つために多量のポリ
ビニルアルコールを必要とするため実用的でな
い。スルフエニルカーバメイト誘導体の配合量が
70重量%以上となると、得られる組成物の粘度が
高くなり使用し難く実用的でない。 本発明で用いられるポリビニルアルコールのケ
ン化度や重合度は特に限定されるものではない
が、ケン化度70〜90モル%、重合度200〜3500で
あるポリビニルアルコールが好ましく、具体的に
例を示せばポリビニルアルコール205〔(株)クラレ、
ケン化度87〜89モル%、重合度500〜600〕、ポリ
ビニルアルコール224〔(株)クラレ、ケン化度87〜89
モル%、重合度2400〜2500〕等を挙げることがで
きる。ポリビニルアルコールの配合量としては、
用いられるスルフエニルカーバメイト誘導体の配
合量、種類等により異なるが、通常1〜20重量
%、好ましくは1.5〜12重量%である。ポリビニ
ルアルコールの配合量が1重量%以下になると、
組成物の分散安定性が悪くなり長期保存が困難と
なる。ポリビニルアルコールの配合量が20重量%
以上となると粘度が高くなり実用的でない。 本発明の組成物には、殺虫成分の安定性を保つ
ために尿素を添加する必要がある。尿素の配合量
としては0.5〜10重量%、好ましくは1〜5重量
%である。尿素の配合量が0.5重量%以下になる
と、殺虫成分の保存安定性が悪くなり、10重量%
以上では、保存安定性に変化がなく経済的でな
い。 本発明の組成物に他の安定剤、例えばエポキシ
化合物等を配合すれば、更に高い効果を示すこと
がある。エポキシ化合物としては、具体的にはダ
イズ油エポキシ化物、フエニルグリシジルエーテ
ル、グリシドール等を例示できる。 本発明の組成物には、増粘剤、界面活性剤を配
合しなくてもよいが、必要に応じて配合してもよ
い。使用される増粘剤としては、例えばポリアク
リル酸ナトリウム、ポリアクリル酸アンモニウ
ム、カルボキシメチルセルロースナトリウム塩、
ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロー
ス、ポリエチレングリコール、ゼラチン、デンプ
ン、カゼイン、アルギン酸ナトリウム、グアーガ
ム、ローカストビーンガム、キサンタンガム等を
挙げることができる。使用される界面活性剤とし
ては、例えばアルキル硫酸エステル、アルキルベ
ンゼンスルホン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸
塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリ
オキシエチレンアルキルフエニルエーテル、ソル
ビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪
酸エステル、オキシエチレンオキシプロピレンブ
ロツクポリマー、ポリオキシエチレンアルキルア
ミン、アルキルベタイン等を挙げることができ
る。これらの増粘剤、界面活性剤の配合量は、通
常本発明組成物中5重量%以下である。 本発明組成物は、ポリビニルアルコールと尿素
との水性混合物に機械的手段でスルフエニルカー
バメイト誘導体の液体粒子を分散させることによ
り製造される。例えば必要なら加温してスルフエ
ニルカーバメイト誘導体を液体状態にしたもの
を、ポリビニルアルコールと尿素の水溶液中、常
温〜70℃の温度でスイスキネマチカ社製ポリトロ
ンの如き超高速ホモジナイザーにより分散懸濁化
させることにより製造される。撹拌時間は5〜10
分間で、平均粒度が1〜5μ、個々の粒子全部が
10μ以下、好ましくは5μ以下となるまで続ける。
界面活性剤の添加及び最後に増粘剤を適当量混合
することも可能である。 本発明の組成物を使用するに際しては、無希釈
のままあるいは数倍から数10倍の低倍率希釈ある
いは1000倍から2000倍の高倍率希釈の広い範囲内
で可能である。希釈は担体もしくは水が用いら
れ、目的に合せて所定の濃度にする。本発明の組
成物は無希釈のままあるいは希釈後葉面散布剤、
土壌処理剤、種子処理剤等として使用される。 発明の効果 かくして得られる本発明の組成物は、長期間に
わたり組成物の分散性及び殺虫成分の安定性が良
好であり且つ生物効果も従来の製剤に劣らない活
性を有し、更に従来の製剤にない利点を有してい
る。即ち本発明の組成物は、低濃度から70重量%
の高濃度製剤が可能であり、有機溶剤を用いない
ので作物に対する薬害がなく、目や皮ふに対する
刺激が少なく、不燃性であり、塗装の汚染、損傷
も小さく、従来の乳剤ではほとんど不可能な高濃
度無機塩含有水でも希釈水として使用可能であ
る。 実施例 以下に実施例、試験例及び参照例を掲げ、本発
明を更に詳しく説明する。 実施例 1 22.2gの化合物1(有効成分含量90%)、3gの
尿素、50gの10重量%ポリビニルアルコール224
水溶液及び24.8gの水を合せ、室温にてポリトロ
ンR○ を用いて回転数毎分10000回転で5分間混合
した。顕微鏡写真により全粒子が10μ以下であ
り、平均粒径は3μであつた。得られた組成物の
水希釈性は良好であつた。組成物を密栓容器に入
れて50℃、30日間放置したが油層としての分離は
認められず安定であつた。 実施例 2 66.6gの化合物1(有効成分含量90%)、3gの
尿素、20gの10重量%ポリビニルアルコール205
水溶液及び10.4gの水を合せ、室温にてポリトロ
ンR○ を用いて回転数毎分10000回転で5分間混合
した。顕微鏡写真により全粒子が10μ以下であり
平均粒径は2μであつた。得られた組成物の水希
釈性は良好であつた。組成物を密栓容器に入れて
50℃、30日間放置したが油層としての分離は認め
られず安定であつた。 実施例 3 42.4gの化合物5(有効成分含量94%)、2gの
尿素、30gの10重量%ポリビニルアルコール224
水溶液及び25.6gの水を合せ、50℃にてポリトロ
ンR○ を用いて回転数毎分10000回転で5分間混合
した。顕微鏡写真により全粒子が10μ以下であり
平均粒径は3μであつた。得られた組成物の水希
釈性は良好であつた。組成物を密栓容器に入れて
50℃、30日間放置したが油層としての分離は認め
られず安定であつた。 実施例 4〜12 実施例1〜3と同様にして実施例4〜12の組成
物を製造した。 組成物の配合割合及び組成物の安定性を表に
示した。
剤とする農業用水中油型分散性殺虫剤組成物に関
する。 従来の技術 従来の液状散布を行うための農薬製剤として
は、乳剤及び粉末状の水和剤が知られている。乳
剤は界面活性剤を用いて殺虫成分を有機溶剤に溶
解させたものであるが、界面活性剤及び有機溶剤
が含有されているため人畜への毒性や刺激性、農
作物に対する薬害等に問題があり、また有機溶剤
に基づく悪臭や引火の危険性があり、取扱に難が
ある。一方粉末状の水和剤は、殺虫成分、無機担
体及び分散剤からなるものであり、有機溶剤を使
用していないのでそれに基づく欠点を有していな
いが、散布液調整の際に微粉末が飛散するため取
扱いに難があり、また調整された散布液も安定性
に乏しく無機担体の沈降が生ずるのを避け得ず、
空中散布における高濃度少量散布が困難であると
いう問題を有している。 近年、特開昭55−17301号公報、特開昭55−
124707号公報、特開昭56−49303号公報、特開昭
56−49307号公報、特開昭56−120608号公報、特
開昭58−192810号公報及び特開昭58−118501号公
報等に水を基材とし、疎水性殺虫成分を微粒子状
に懸濁分散せしめた懸濁状組成物が提案されてい
る。これらの組成物は、いずれもリン系殺虫成分
又は合成ピレスロイド殺虫成分を主剤とし、ポリ
ビニルアルコール、増粘剤、その他の添加物を含
有するものである。 一方一般式〔〕で示されるスルフエニルカー
バメイト誘導体は、特開昭50−48137号公報、特
開昭57−200377号公報、特開昭58−92655号公報、
特開昭53−11863号公報等に開示されており、殺
虫活性が高く温血動物に対する毒性が低いことか
ら有用な殺虫剤として開発されている。このため
これらの一般式〔〕で示されるスルフエニルカ
ーバメイト誘導体を水中油型分散性組成物にする
ことは、上記に示した従来製剤の欠点を補い高濃
度少量散布も可能となり、更に安全な種子処理剤
として使用される利点があり有用である。しかし
ながら一般式〔〕で示されるスルフエニルカー
バメイト誘導体は、一般に保存安定性が悪く、特
に水中での保存安定性が悪いことが知られてい
る。安定性を良くするため、従来製剤の乳剤、水
和剤等には三級アミン類又はエポキシ化合物等が
添加されているが、例えば三級アミン類の添加に
よる水中油型分散性殺虫剤組成物を調整すると、
長期保存中にゲル化し分散性が失なわれ、またエ
ポキシ化合物の添加又は安定剤無添加で水中油型
分散性組成物を調整すると、長期保存中に殺虫成
分が10〜30%程度分解して満足できず、実質的に
は目的とする組成物は得られない。 発明の構成 本発明者らは、分散性良好で且つ殺虫成分の保
存安定性の良い水中油型分散性殺虫剤組成物を調
整すべく検討した結果、尿素を加えることにより
所期の目的が達成されることを見い出し、本発明
を完成した。 即ち本発明は上記一般式〔〕で示されるスル
フエニルカーバメイト誘導体1〜70重量%、ポリ
ビニルアルコール1〜20重量%、尿素及び残りが
水からなることを特徴とする農業用水中油型分散
性殺虫剤組成物に係る。 本発明で用いられるスルフエニルカーバメイト
誘導体の一例を示せば以下の通りである。 Γ2,3−ジヒドロ−2,2−ジメチルベンゾフ
ラン−7−イル N−(N−エトキシカルボニ
ルエチル−N−イソプロピルアミノスルフエニ
ル)N−メチルカーバメイト(化合物1) Γ2,3−ジヒドロ−2,2−ジメチルベンゾフ
ラン−7−イル N−〔N,N−ビス(エトキ
シカルボニルメチル)アミノスルフエニル〕N
−メチルカーバメイト(化合物2) Γ2,3−ジヒドロ−2,2−ジメチルベンゾフ
ラン−7−イル N−(N,N−ジブチルアミ
ノスルフエニル)N−メチルカーバメイト(化
合物3) ΓS−メチル N〔〔N−メチル(N−イソブチル
−N−エトキシカルボニルエチルアミノチオ)
カルバモイル〕オキシ〕チオアセトイミデート
(化合物4) ΓS−メチル N〔〔N−メチル(N−ベンジル−
N−エトキシカルボニルエチルアミノチオ)カ
ルバモイル〕オキシ〕チオアセトイミデート
(化合物5) ΓO−ブチルO′−(2,3−ジヒドロ−2,2−
ジメチルベンゾフラン−7−イル)N,N′−
ジメチルN,N′−チオジカーバメイト(化合
物6) 上記スルフエニルカーバメイト誘導体の配合量
としては、本発明組成物中に通常1〜70重量%、
好ましくは10〜60重量%である。スルフエニルカ
ーバメイト誘導体の配合量が1重量%以下になる
と、組成物の分散安定性を保つために多量のポリ
ビニルアルコールを必要とするため実用的でな
い。スルフエニルカーバメイト誘導体の配合量が
70重量%以上となると、得られる組成物の粘度が
高くなり使用し難く実用的でない。 本発明で用いられるポリビニルアルコールのケ
ン化度や重合度は特に限定されるものではない
が、ケン化度70〜90モル%、重合度200〜3500で
あるポリビニルアルコールが好ましく、具体的に
例を示せばポリビニルアルコール205〔(株)クラレ、
ケン化度87〜89モル%、重合度500〜600〕、ポリ
ビニルアルコール224〔(株)クラレ、ケン化度87〜89
モル%、重合度2400〜2500〕等を挙げることがで
きる。ポリビニルアルコールの配合量としては、
用いられるスルフエニルカーバメイト誘導体の配
合量、種類等により異なるが、通常1〜20重量
%、好ましくは1.5〜12重量%である。ポリビニ
ルアルコールの配合量が1重量%以下になると、
組成物の分散安定性が悪くなり長期保存が困難と
なる。ポリビニルアルコールの配合量が20重量%
以上となると粘度が高くなり実用的でない。 本発明の組成物には、殺虫成分の安定性を保つ
ために尿素を添加する必要がある。尿素の配合量
としては0.5〜10重量%、好ましくは1〜5重量
%である。尿素の配合量が0.5重量%以下になる
と、殺虫成分の保存安定性が悪くなり、10重量%
以上では、保存安定性に変化がなく経済的でな
い。 本発明の組成物に他の安定剤、例えばエポキシ
化合物等を配合すれば、更に高い効果を示すこと
がある。エポキシ化合物としては、具体的にはダ
イズ油エポキシ化物、フエニルグリシジルエーテ
ル、グリシドール等を例示できる。 本発明の組成物には、増粘剤、界面活性剤を配
合しなくてもよいが、必要に応じて配合してもよ
い。使用される増粘剤としては、例えばポリアク
リル酸ナトリウム、ポリアクリル酸アンモニウ
ム、カルボキシメチルセルロースナトリウム塩、
ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロー
ス、ポリエチレングリコール、ゼラチン、デンプ
ン、カゼイン、アルギン酸ナトリウム、グアーガ
ム、ローカストビーンガム、キサンタンガム等を
挙げることができる。使用される界面活性剤とし
ては、例えばアルキル硫酸エステル、アルキルベ
ンゼンスルホン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸
塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリ
オキシエチレンアルキルフエニルエーテル、ソル
ビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪
酸エステル、オキシエチレンオキシプロピレンブ
ロツクポリマー、ポリオキシエチレンアルキルア
ミン、アルキルベタイン等を挙げることができ
る。これらの増粘剤、界面活性剤の配合量は、通
常本発明組成物中5重量%以下である。 本発明組成物は、ポリビニルアルコールと尿素
との水性混合物に機械的手段でスルフエニルカー
バメイト誘導体の液体粒子を分散させることによ
り製造される。例えば必要なら加温してスルフエ
ニルカーバメイト誘導体を液体状態にしたもの
を、ポリビニルアルコールと尿素の水溶液中、常
温〜70℃の温度でスイスキネマチカ社製ポリトロ
ンの如き超高速ホモジナイザーにより分散懸濁化
させることにより製造される。撹拌時間は5〜10
分間で、平均粒度が1〜5μ、個々の粒子全部が
10μ以下、好ましくは5μ以下となるまで続ける。
界面活性剤の添加及び最後に増粘剤を適当量混合
することも可能である。 本発明の組成物を使用するに際しては、無希釈
のままあるいは数倍から数10倍の低倍率希釈ある
いは1000倍から2000倍の高倍率希釈の広い範囲内
で可能である。希釈は担体もしくは水が用いら
れ、目的に合せて所定の濃度にする。本発明の組
成物は無希釈のままあるいは希釈後葉面散布剤、
土壌処理剤、種子処理剤等として使用される。 発明の効果 かくして得られる本発明の組成物は、長期間に
わたり組成物の分散性及び殺虫成分の安定性が良
好であり且つ生物効果も従来の製剤に劣らない活
性を有し、更に従来の製剤にない利点を有してい
る。即ち本発明の組成物は、低濃度から70重量%
の高濃度製剤が可能であり、有機溶剤を用いない
ので作物に対する薬害がなく、目や皮ふに対する
刺激が少なく、不燃性であり、塗装の汚染、損傷
も小さく、従来の乳剤ではほとんど不可能な高濃
度無機塩含有水でも希釈水として使用可能であ
る。 実施例 以下に実施例、試験例及び参照例を掲げ、本発
明を更に詳しく説明する。 実施例 1 22.2gの化合物1(有効成分含量90%)、3gの
尿素、50gの10重量%ポリビニルアルコール224
水溶液及び24.8gの水を合せ、室温にてポリトロ
ンR○ を用いて回転数毎分10000回転で5分間混合
した。顕微鏡写真により全粒子が10μ以下であ
り、平均粒径は3μであつた。得られた組成物の
水希釈性は良好であつた。組成物を密栓容器に入
れて50℃、30日間放置したが油層としての分離は
認められず安定であつた。 実施例 2 66.6gの化合物1(有効成分含量90%)、3gの
尿素、20gの10重量%ポリビニルアルコール205
水溶液及び10.4gの水を合せ、室温にてポリトロ
ンR○ を用いて回転数毎分10000回転で5分間混合
した。顕微鏡写真により全粒子が10μ以下であり
平均粒径は2μであつた。得られた組成物の水希
釈性は良好であつた。組成物を密栓容器に入れて
50℃、30日間放置したが油層としての分離は認め
られず安定であつた。 実施例 3 42.4gの化合物5(有効成分含量94%)、2gの
尿素、30gの10重量%ポリビニルアルコール224
水溶液及び25.6gの水を合せ、50℃にてポリトロ
ンR○ を用いて回転数毎分10000回転で5分間混合
した。顕微鏡写真により全粒子が10μ以下であり
平均粒径は3μであつた。得られた組成物の水希
釈性は良好であつた。組成物を密栓容器に入れて
50℃、30日間放置したが油層としての分離は認め
られず安定であつた。 実施例 4〜12 実施例1〜3と同様にして実施例4〜12の組成
物を製造した。 組成物の配合割合及び組成物の安定性を表に
示した。
【表】
【表】
表中、50℃、30日間の安定性とは、組成物を密
栓容器に入れて50℃、30日間放置して油層が分離
しない場合を“良”とした。また水希釈性とは、
水を入れたビーカー中に組成物100〜1000倍希釈
倍率となる様に添加してマグネチツクスターラー
で撹拌した場合に、30秒以内で均一分散するもの
を“良”とした。 参照例 1 22.2gの化合物1(有効成分含量90%)、50gの
10重量%ポリビニルアルコール224水溶液及び
27.8gの水を合せ、室温にてポリトロンR○ を用い
て回転数毎分10000回転で5分間混合した。顕微
鏡写真により全粒子が10μ以下であり、平均粒径
は3μであつた。得られた組成物の水希釈性は良
好であつた。組成物を密栓容器に入れて50℃、30
日間放置したが油層の分離は認められなかつた。 参照例 2 56.8gの化合物3(有効成分含量88%)、30gの
10重量%ポリビニルアルコール205水溶液、5g
のダイズ油のエポキシ化物及び8.2gの水を合せ、
室温にてポリトロンR○ を用いて回転数毎分10000
回転で5分間混合した。顕微鏡写真により全粒子
が10μ以下であり、平均粒径は2μであつた。得ら
れた組成物の水希釈性は良好であつた。組成物を
密栓容器に入れて50℃、30日間放置したが油層の
分離は認められなかつた。 参照例 3 44.4gの化合物1(有効成分含量90%)、25gの
20重量%ポリビニルアルコール205水溶液、8g
のトリエタノールアミン及び22.6gの水を合せ、
室温にてポリトロンR○ を用いて回転数毎分10000
回転で5分間混合した。顕微鏡写真により全粒子
が10μ以下であり、平均粒径は3μであつた。得ら
れた組成物の水希釈性は良好であつた。組成物を
密栓容器に入れて50℃、30日間放置したら組成物
はゲル化し、使用不可能であつた。 試験例 1 上記実施例及び参照例で得られた組成物中の殺
虫成分の保存安定性を試験した。組成物を密栓容
器に入れ、40℃と50℃で30日間放置後殺虫成分を
測定し、分解率を算出した。表に各組成物の分
解率を現わした。
栓容器に入れて50℃、30日間放置して油層が分離
しない場合を“良”とした。また水希釈性とは、
水を入れたビーカー中に組成物100〜1000倍希釈
倍率となる様に添加してマグネチツクスターラー
で撹拌した場合に、30秒以内で均一分散するもの
を“良”とした。 参照例 1 22.2gの化合物1(有効成分含量90%)、50gの
10重量%ポリビニルアルコール224水溶液及び
27.8gの水を合せ、室温にてポリトロンR○ を用い
て回転数毎分10000回転で5分間混合した。顕微
鏡写真により全粒子が10μ以下であり、平均粒径
は3μであつた。得られた組成物の水希釈性は良
好であつた。組成物を密栓容器に入れて50℃、30
日間放置したが油層の分離は認められなかつた。 参照例 2 56.8gの化合物3(有効成分含量88%)、30gの
10重量%ポリビニルアルコール205水溶液、5g
のダイズ油のエポキシ化物及び8.2gの水を合せ、
室温にてポリトロンR○ を用いて回転数毎分10000
回転で5分間混合した。顕微鏡写真により全粒子
が10μ以下であり、平均粒径は2μであつた。得ら
れた組成物の水希釈性は良好であつた。組成物を
密栓容器に入れて50℃、30日間放置したが油層の
分離は認められなかつた。 参照例 3 44.4gの化合物1(有効成分含量90%)、25gの
20重量%ポリビニルアルコール205水溶液、8g
のトリエタノールアミン及び22.6gの水を合せ、
室温にてポリトロンR○ を用いて回転数毎分10000
回転で5分間混合した。顕微鏡写真により全粒子
が10μ以下であり、平均粒径は3μであつた。得ら
れた組成物の水希釈性は良好であつた。組成物を
密栓容器に入れて50℃、30日間放置したら組成物
はゲル化し、使用不可能であつた。 試験例 1 上記実施例及び参照例で得られた組成物中の殺
虫成分の保存安定性を試験した。組成物を密栓容
器に入れ、40℃と50℃で30日間放置後殺虫成分を
測定し、分解率を算出した。表に各組成物の分
解率を現わした。
【表】
表のごとく、尿素を添加した実施例1〜12の
組成物中の殺虫成分は安定であつたが、参照例
1,2は不安定であり、実質上使用不可能であつ
た。 試験例 2 実施例で得られた組成物について散布テストに
より同活性成分の従来よりの剤型組成物との生物
効力を比較した。殺虫活性の比較例を表に示し
た。
組成物中の殺虫成分は安定であつたが、参照例
1,2は不安定であり、実質上使用不可能であつ
た。 試験例 2 実施例で得られた組成物について散布テストに
より同活性成分の従来よりの剤型組成物との生物
効力を比較した。殺虫活性の比較例を表に示し
た。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式 〔式中Arは【式】基又は 【式】基を表わす。R1及びR2は同一又 は異つてC1〜8のアルキル基、C3〜6のシクロアルキ
ル基、フエニル基、置換フエニル基、−X−
COOR3基又は−Y−CN基を表わし、ここでX及
びYはそれぞれC1〜6のアルキレン基、R3はC1〜8
のアルキル基又はC3〜6のシクロアルキル基を表わ
す。或いはR1はC1〜8のアルキル基又はベンジル
基、R2は【式】基を表わし、ここでR4は C1〜8のアルキル基を表わす。〕 で示されるスルフエニルカーバメイト誘導体1〜
70重量%、ポリビニルアルコール1〜20重量%、
尿素0.5〜10重量%及び水からなることを特徴と
する農業用水中油型分散性殺虫剤組成物。 2 Arが【式】基、R1が− CH2CH2COOC2H5基、R2がイソプロピル基であ
る特許請求の範囲第1項記載の組成物。 3 Arが【式】基、R1及びR2が共 にn−ブチル基である特許請求の範囲第1項記載
の組成物。 4 Arが【式】基、R1が− CH2CH2COOC2H5基、R2がベンジル基である特
許請求の範囲第1項記載の組成物。 5 Arが【式】基、R1が− CH2CH2COOC2H5基、R2がイソブチル基である
特許請求の範囲第1項記載の組成物。 6 ポリビニルアルコールの重合度が200〜3500、
ケン化度が70〜90モル%である特許請求の範囲第
1項記載の組成物。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16207784A JPS6137707A (ja) | 1984-07-31 | 1984-07-31 | 農業用水中油型分散性殺虫剤組成物 |
| GB08519067A GB2162423B (en) | 1984-07-31 | 1985-07-29 | Oil-in-water dispersion of a sulfenyl carbamate for agricultural use |
| BR8503623A BR8503623A (pt) | 1984-07-31 | 1985-07-30 | Dispersao de oleo-em-agua para uso agricola |
| ES545779A ES8707080A1 (es) | 1984-07-31 | 1985-07-31 | Un procedimiento para la preparacion de una dispersion de aceite en agua de un derivado de sulfenilcarbamato. |
| IT21771/85A IT1187720B (it) | 1984-07-31 | 1985-07-31 | Dispersione di olio in acqua per uso agricolo |
| FR858511677A FR2568451B1 (fr) | 1984-07-31 | 1985-07-31 | Emulsion huile-dans-eau a usage agricole. |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16207784A JPS6137707A (ja) | 1984-07-31 | 1984-07-31 | 農業用水中油型分散性殺虫剤組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6137707A JPS6137707A (ja) | 1986-02-22 |
| JPH0557964B2 true JPH0557964B2 (ja) | 1993-08-25 |
Family
ID=15747643
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16207784A Granted JPS6137707A (ja) | 1984-07-31 | 1984-07-31 | 農業用水中油型分散性殺虫剤組成物 |
Country Status (6)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6137707A (ja) |
| BR (1) | BR8503623A (ja) |
| ES (1) | ES8707080A1 (ja) |
| FR (1) | FR2568451B1 (ja) |
| GB (1) | GB2162423B (ja) |
| IT (1) | IT1187720B (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE58908525D1 (de) * | 1988-09-02 | 1994-11-24 | Hoechst Ag | Wässrige Formulierungen und deren Verwendung. |
| JPH05339104A (ja) * | 1992-06-04 | 1993-12-21 | Sumitomo Chem Co Ltd | 種子処理用水和剤希釈液の調製方法 |
| WO2007034275A2 (en) * | 2005-09-19 | 2007-03-29 | Battelle Uk Limited | Formulations for improved stability of pest control agents |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5517301A (en) * | 1978-07-07 | 1980-02-06 | Sumitomo Chem Co Ltd | O/w suspension of pesticidal composition |
| JPS55124707A (en) * | 1979-03-16 | 1980-09-26 | Sumitomo Chem Co Ltd | Oil-in-water-type insecticidal suspension composition |
-
1984
- 1984-07-31 JP JP16207784A patent/JPS6137707A/ja active Granted
-
1985
- 1985-07-29 GB GB08519067A patent/GB2162423B/en not_active Expired
- 1985-07-30 BR BR8503623A patent/BR8503623A/pt not_active IP Right Cessation
- 1985-07-31 ES ES545779A patent/ES8707080A1/es not_active Expired
- 1985-07-31 IT IT21771/85A patent/IT1187720B/it active
- 1985-07-31 FR FR858511677A patent/FR2568451B1/fr not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| IT1187720B (it) | 1987-12-23 |
| ES8707080A1 (es) | 1987-07-16 |
| ES545779A0 (es) | 1987-07-16 |
| FR2568451A1 (fr) | 1986-02-07 |
| BR8503623A (pt) | 1986-04-29 |
| IT8521771A0 (it) | 1985-07-31 |
| FR2568451B1 (fr) | 1989-03-03 |
| JPS6137707A (ja) | 1986-02-22 |
| GB8519067D0 (en) | 1985-09-04 |
| GB2162423A (en) | 1986-02-05 |
| GB2162423B (en) | 1988-01-13 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |