JPH0558062A - 熱転写記録用受像シート - Google Patents
熱転写記録用受像シートInfo
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- JPH0558062A JPH0558062A JP3220794A JP22079491A JPH0558062A JP H0558062 A JPH0558062 A JP H0558062A JP 3220794 A JP3220794 A JP 3220794A JP 22079491 A JP22079491 A JP 22079491A JP H0558062 A JPH0558062 A JP H0558062A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】印字の際に、転写シートとの間で熱融着を起こ
すことがなく、優れた印字適性を有し、記録濃度及び画
質を低下させることなく、記録表面をマット化した受像
シートを提供することを目的とする。 【構成】受像層を構成する少なくとも最表層が、(a) 水
性染着性樹脂、(b) カルボキシ変性シリコーン化合物、
(c) ビニル系ポリマー微粒子、(d) 多官能アジリジン誘
導体化合物及び/又は多官能オキサゾリン誘導体化合物
を含有したことを特徴とする熱転写記録用受像シート。
すことがなく、優れた印字適性を有し、記録濃度及び画
質を低下させることなく、記録表面をマット化した受像
シートを提供することを目的とする。 【構成】受像層を構成する少なくとも最表層が、(a) 水
性染着性樹脂、(b) カルボキシ変性シリコーン化合物、
(c) ビニル系ポリマー微粒子、(d) 多官能アジリジン誘
導体化合物及び/又は多官能オキサゾリン誘導体化合物
を含有したことを特徴とする熱転写記録用受像シート。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱昇華性染料を利用し
て転写記録を行う場合の、熱転写記録用の受像シートの
改良に関するものである。
て転写記録を行う場合の、熱転写記録用の受像シートの
改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】入力信号と同時に記録像が得られる熱記
録方式は、装置が比較的簡単で安価なうえに低騒音であ
るため、ファクシミリ、計算機用端末プリンタ、測定機
器用プリンタ等多方面に利用されている。これらの熱記
録方式に使用される記録媒体としては、加熱により化学
変化を起こして発色する所謂発色タイプ感熱記録紙が最
も一般的に使用されている。しかし、発色タイプ感熱記
録紙は、製造工程中や保存中に不要な発色を起こし易
く、又、記録像の保存安定性にも劣っており、有機溶剤
や化学薬品等との接触によって消色現象を起こす難点が
ある。
録方式は、装置が比較的簡単で安価なうえに低騒音であ
るため、ファクシミリ、計算機用端末プリンタ、測定機
器用プリンタ等多方面に利用されている。これらの熱記
録方式に使用される記録媒体としては、加熱により化学
変化を起こして発色する所謂発色タイプ感熱記録紙が最
も一般的に使用されている。しかし、発色タイプ感熱記
録紙は、製造工程中や保存中に不要な発色を起こし易
く、又、記録像の保存安定性にも劣っており、有機溶剤
や化学薬品等との接触によって消色現象を起こす難点が
ある。
【0003】発色タイプ感熱記録紙に代る記録媒体とし
て、有色の色材そのものを利用した記録媒体を用いる記
録方式がある。例えば、特開昭51−15446号公報
には常温では固体又は半固体状である色材を、紙、プラ
スチックフィルム等の支持体上に塗布しておき、支持体
上の色材と記録用紙とを接触させ、熱記録ヘッドにより
支持体上の色材を加熱して記録用紙に転移させて記録像
を得る方式がある。この記録方式では、支持体上の色材
を熱によって溶融、蒸発、又は昇華せしめ記録用紙に転
移させて粘着、吸着、又は染着によって記録像を得るも
ので、記録用紙として普通紙が利用できる特徴がある。
て、有色の色材そのものを利用した記録媒体を用いる記
録方式がある。例えば、特開昭51−15446号公報
には常温では固体又は半固体状である色材を、紙、プラ
スチックフィルム等の支持体上に塗布しておき、支持体
上の色材と記録用紙とを接触させ、熱記録ヘッドにより
支持体上の色材を加熱して記録用紙に転移させて記録像
を得る方式がある。この記録方式では、支持体上の色材
を熱によって溶融、蒸発、又は昇華せしめ記録用紙に転
移させて粘着、吸着、又は染着によって記録像を得るも
ので、記録用紙として普通紙が利用できる特徴がある。
【0004】上記の記録方式のなかで、色材として昇華
性染料を用いる記録方式では、諧調性に優れた画像が得
られるためフルカラー記録用途への対応が試みられてい
る。しかし、この記録方式において記録用紙として普通
紙を用いた場合には、特に染着性が充分でなく、従って
記録像の色濃度が低いばかりでなく、経時によって著し
い褪色現象を起こすと言う難点がある。
性染料を用いる記録方式では、諧調性に優れた画像が得
られるためフルカラー記録用途への対応が試みられてい
る。しかし、この記録方式において記録用紙として普通
紙を用いた場合には、特に染着性が充分でなく、従って
記録像の色濃度が低いばかりでなく、経時によって著し
い褪色現象を起こすと言う難点がある。
【0005】そのため、特開昭57−107885号公
報、特開昭59−165688号公報、米国特許第36
01484号公報等には、上記のような難点を改良する
ために熱可塑性樹脂を主成分とする受像層を形成した受
像シートが提案されている。熱可塑性樹脂を主成分とす
る受像層を形成することによって、記録感度や記録像の
保存性は一応改良されるが、熱可塑性樹脂を主体とした
受像層は、受像層表面が高光沢な表面となってしまう。
そこで、受像層表面をマット調にするため、或いは筆記
性を向上させる等の目的で、受像層に、重質炭酸カルシ
ウム、軽質炭酸カルシウム、タルク、クレー、天然珪酸
類、合成珪酸類、酸化チタン、水酸化アルミニウム、酸
化亜鉛、尿素ホルムアルデヒド樹脂粉末等の無機や有機
の顔料を添加する提案もある。(特開昭59−2146
96号公報、特開昭61−11293号公報、特開平2
−25393号公報)しかしながら、受像層に無機や有
機の顔料を含有すると、これらの添加量に比例して記録
時に熱融着を起こしたり、画質が低下するという欠点が
あり、その使用量に制約を受けるため、記録表面のマッ
ト化を充分に行うことが出来ずその改良が望まれてき
た。
報、特開昭59−165688号公報、米国特許第36
01484号公報等には、上記のような難点を改良する
ために熱可塑性樹脂を主成分とする受像層を形成した受
像シートが提案されている。熱可塑性樹脂を主成分とす
る受像層を形成することによって、記録感度や記録像の
保存性は一応改良されるが、熱可塑性樹脂を主体とした
受像層は、受像層表面が高光沢な表面となってしまう。
そこで、受像層表面をマット調にするため、或いは筆記
性を向上させる等の目的で、受像層に、重質炭酸カルシ
ウム、軽質炭酸カルシウム、タルク、クレー、天然珪酸
類、合成珪酸類、酸化チタン、水酸化アルミニウム、酸
化亜鉛、尿素ホルムアルデヒド樹脂粉末等の無機や有機
の顔料を添加する提案もある。(特開昭59−2146
96号公報、特開昭61−11293号公報、特開平2
−25393号公報)しかしながら、受像層に無機や有
機の顔料を含有すると、これらの添加量に比例して記録
時に熱融着を起こしたり、画質が低下するという欠点が
あり、その使用量に制約を受けるため、記録表面のマッ
ト化を充分に行うことが出来ずその改良が望まれてき
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、熱昇華性染
料を利用した熱転写記録用の受像シートで、特に印字の
際に転写シートとの熱融着を起こすことのない優れた印
字適性を有し、記録感度及び画質を低下させることがな
く、記録表面をマット化した受像シートを提供するもの
である。
料を利用した熱転写記録用の受像シートで、特に印字の
際に転写シートとの熱融着を起こすことのない優れた印
字適性を有し、記録感度及び画質を低下させることがな
く、記録表面をマット化した受像シートを提供するもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、支持体上に色
材転写シートからの転写像を受理する受像層を設けて成
る熱転写記録用受像シートにおいて、該受像層を構成す
る少なくとも最表層が(a) 水性染着性樹脂、(b) カルボ
キシ変性シリコーン化合物、(c) ビニル系ポリマー微粒
子、(d) 多官能アジリジン誘導体化合物及び/又は多官
能オキサゾリン誘導体化合物を含有したことを特徴とす
る熱転写記録用受像シートである。
材転写シートからの転写像を受理する受像層を設けて成
る熱転写記録用受像シートにおいて、該受像層を構成す
る少なくとも最表層が(a) 水性染着性樹脂、(b) カルボ
キシ変性シリコーン化合物、(c) ビニル系ポリマー微粒
子、(d) 多官能アジリジン誘導体化合物及び/又は多官
能オキサゾリン誘導体化合物を含有したことを特徴とす
る熱転写記録用受像シートである。
【0008】
【作用】本発明の熱転写記録用受像シートにおいて、受
像層を構成する主成分である水性染着性樹脂は、転写シ
ートから熱転写してくる染料を吸着する機能を有するも
ので、水溶性あるいは水分散性の熱可塑性樹脂を対象と
する。例えば、ポリエステル、ポリスチレン、ポリウレ
タン、酢酸ビニル系共重合体、アクリル系重合体及び/
又は共重合体、エポキシ樹脂、アセテート樹脂、ナイロ
ン樹脂等が挙げられる。
像層を構成する主成分である水性染着性樹脂は、転写シ
ートから熱転写してくる染料を吸着する機能を有するも
ので、水溶性あるいは水分散性の熱可塑性樹脂を対象と
する。例えば、ポリエステル、ポリスチレン、ポリウレ
タン、酢酸ビニル系共重合体、アクリル系重合体及び/
又は共重合体、エポキシ樹脂、アセテート樹脂、ナイロ
ン樹脂等が挙げられる。
【0009】上記の水性染着性樹脂の具体例としては、
例えば、互応化学(株)製の「商品名:プラスコートZ
シリーズ」、日本合成化学(株)製の「商品名:ポリエ
スターWRシリーズ」、東洋紡績(株)製の「商品名:
バイロナールシリーズ」、大日本インキ化学(株)製の
「商品名:ハイドランAPシリーズ、ハイドランHWシ
リーズ、ファインテックスESシリーズ」、高松油脂
(株)製の「商品名:ペスレジンシリーズ」、イースト
マンコダック社製の「商品名:イーストマンWNT−S
IZE」等が挙げられる。
例えば、互応化学(株)製の「商品名:プラスコートZ
シリーズ」、日本合成化学(株)製の「商品名:ポリエ
スターWRシリーズ」、東洋紡績(株)製の「商品名:
バイロナールシリーズ」、大日本インキ化学(株)製の
「商品名:ハイドランAPシリーズ、ハイドランHWシ
リーズ、ファインテックスESシリーズ」、高松油脂
(株)製の「商品名:ペスレジンシリーズ」、イースト
マンコダック社製の「商品名:イーストマンWNT−S
IZE」等が挙げられる。
【0010】水性染着性樹脂は、特にガラス転移温度が
30〜130℃、より好ましくは60〜110℃である
樹脂が好ましく用いられる。因みに30℃未満の樹脂は
記録の際に熱ブリードを生じ、記録像がぼやけやすく、
また130℃を越える樹脂は感度が低下する傾向にあ
る。
30〜130℃、より好ましくは60〜110℃である
樹脂が好ましく用いられる。因みに30℃未満の樹脂は
記録の際に熱ブリードを生じ、記録像がぼやけやすく、
また130℃を越える樹脂は感度が低下する傾向にあ
る。
【0011】カルボキシ変性シリコーン化合物は、熱転
写する際に転写シートが受像シートに熱融着するのを防
ぐ離型剤の目的で用いるものであり、シリコーン系化合
物の末端及び/又は側鎖に1個以上のカルボキシル基を
有するものが用いられ、例えば、繊維処理剤用、離型剤
用、表面処理用、潤滑剤用等としてオイル状、エマルジ
ョン状等、多種類、且つ多形態のものが開発され市販さ
れている。中でもマイクロエマルジョン状のカルボキシ
変性シリコーン化合物は作用効果が顕著であり特に好ま
しく用いられる。
写する際に転写シートが受像シートに熱融着するのを防
ぐ離型剤の目的で用いるものであり、シリコーン系化合
物の末端及び/又は側鎖に1個以上のカルボキシル基を
有するものが用いられ、例えば、繊維処理剤用、離型剤
用、表面処理用、潤滑剤用等としてオイル状、エマルジ
ョン状等、多種類、且つ多形態のものが開発され市販さ
れている。中でもマイクロエマルジョン状のカルボキシ
変性シリコーン化合物は作用効果が顕著であり特に好ま
しく用いられる。
【0012】ビニル系ポリマー微粒子は、受像シートの
受像層表面のマット化を図る目的で用いるものであり、
スチレン、α−メチルスチレン、4−メチルスチレン、
2−メチルスチレン、4−メトキシスチレン、塩化ビニ
ル、塩化ビニリデン、エチレン、ビニルシクロヘキサ
ン、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、メ
チルアクリレート、ヘキシルアクリレート、酢酸ビニ
ル、アクリロニトリル等のビニル系モノマーを主成分と
するポリマー微粒子を意味し、中でもポリスチレンを主
成分とするポリマー微粒子が好ましく用いられる。
受像層表面のマット化を図る目的で用いるものであり、
スチレン、α−メチルスチレン、4−メチルスチレン、
2−メチルスチレン、4−メトキシスチレン、塩化ビニ
ル、塩化ビニリデン、エチレン、ビニルシクロヘキサ
ン、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、メ
チルアクリレート、ヘキシルアクリレート、酢酸ビニ
ル、アクリロニトリル等のビニル系モノマーを主成分と
するポリマー微粒子を意味し、中でもポリスチレンを主
成分とするポリマー微粒子が好ましく用いられる。
【0013】そして、受像層を構成するための塗液の調
製において、上記のビニル系ポリマー微粒子の水分散性
をより改良するためには、少量のα、β−エチレン系不
飽和カルボン酸、例えばアクリル酸、メタクリル酸、マ
レイン酸、イタコン酸、フマール酸等を添加するのもよ
い。この場合、酸モノマーの添加量はポリマー微粒子に
対し5重量%以下にとどめるのが望ましい。
製において、上記のビニル系ポリマー微粒子の水分散性
をより改良するためには、少量のα、β−エチレン系不
飽和カルボン酸、例えばアクリル酸、メタクリル酸、マ
レイン酸、イタコン酸、フマール酸等を添加するのもよ
い。この場合、酸モノマーの添加量はポリマー微粒子に
対し5重量%以下にとどめるのが望ましい。
【0014】而して、本発明で用いるビニル系ポリマー
微粒子は、適当なモノマー又はモノマー混合物を選択
し、乳化重合法、縣濁重合法等によって球状、多核状、
複層状、中空状等任意の形で得ることが出来るが、ポリ
マーの塊状物を機械的に微粉砕して得ることも出来る。
本発明においては、受像層に含有させる該ビニル系ポリ
マー微粒子は、特に粒子径のコントロールが重要であ
り、充分なマット調の受像シートを得るためには独立し
た分散粒子状態で、平均粒子径が、0.2 〜5μm、より
好ましくは0.3 〜0.8 μmのものが好ましい。因みに、
0.2 μm以下の場合は、マット化の効果が小さく、又、
5μm以上の場合は、マット化の効果が小さいだけでな
く画質の低下も顕著である。かかるビニル系ポリマー微
粒子の使用量は、目的とする受像シートの品質設定に応
じて適宜決定されることになるが、マット化の効果が得
られるためには、水性染着性樹脂100 重量部に対して少
なくとも5重量%以上の添加は必要である。
微粒子は、適当なモノマー又はモノマー混合物を選択
し、乳化重合法、縣濁重合法等によって球状、多核状、
複層状、中空状等任意の形で得ることが出来るが、ポリ
マーの塊状物を機械的に微粉砕して得ることも出来る。
本発明においては、受像層に含有させる該ビニル系ポリ
マー微粒子は、特に粒子径のコントロールが重要であ
り、充分なマット調の受像シートを得るためには独立し
た分散粒子状態で、平均粒子径が、0.2 〜5μm、より
好ましくは0.3 〜0.8 μmのものが好ましい。因みに、
0.2 μm以下の場合は、マット化の効果が小さく、又、
5μm以上の場合は、マット化の効果が小さいだけでな
く画質の低下も顕著である。かかるビニル系ポリマー微
粒子の使用量は、目的とする受像シートの品質設定に応
じて適宜決定されることになるが、マット化の効果が得
られるためには、水性染着性樹脂100 重量部に対して少
なくとも5重量%以上の添加は必要である。
【0015】本発明に於いて受像層のマット化と言うの
は、必ずしも完全なマット化状態を意味するのではな
い。水性染着性樹脂の使用によって高光沢の受像層表面
となるのを、カルボキシ変性シリコーン化合物、多官能
アジリン誘導体化合物及び/又は多官能オキサジリン誘
導体化合物と共に該ビニル系ポリマー微粒子の含有によ
って、印字の際に転写シートとの熱融着が生じることな
く、記録感度及び画質を低下させずに、それでいて所望
のマット化の方向へ改善する意味である。従って、ビニ
ル系ポリマー微粒子の使用量も当然、所望するマット化
の程度に応じて決定することになるのは勿論である。
は、必ずしも完全なマット化状態を意味するのではな
い。水性染着性樹脂の使用によって高光沢の受像層表面
となるのを、カルボキシ変性シリコーン化合物、多官能
アジリン誘導体化合物及び/又は多官能オキサジリン誘
導体化合物と共に該ビニル系ポリマー微粒子の含有によ
って、印字の際に転写シートとの熱融着が生じることな
く、記録感度及び画質を低下させずに、それでいて所望
のマット化の方向へ改善する意味である。従って、ビニ
ル系ポリマー微粒子の使用量も当然、所望するマット化
の程度に応じて決定することになるのは勿論である。
【0016】なお、該ビニル系ポリマー微粒子の含有に
よって受像層が上記のような効果を得るためには、その
塗布・乾燥時においてポリマー微粒子が溶融フィルム化
せず微粒子状態を維持するように塗布乾燥する必要があ
る。そのため常温以上、より好ましくは50℃以上のT
g点を有するポリマー微粒子の選択使用が望ましい。
よって受像層が上記のような効果を得るためには、その
塗布・乾燥時においてポリマー微粒子が溶融フィルム化
せず微粒子状態を維持するように塗布乾燥する必要があ
る。そのため常温以上、より好ましくは50℃以上のT
g点を有するポリマー微粒子の選択使用が望ましい。
【0017】多官能アジリジン誘導体化合物、多官能オ
キサゾリン誘導体化合物は、架橋剤の目的で使用するも
ので、印字の保存性を向上させ、記録体の耐湿性を改善
する機能をもつものである。
キサゾリン誘導体化合物は、架橋剤の目的で使用するも
ので、印字の保存性を向上させ、記録体の耐湿性を改善
する機能をもつものである。
【0018】そして多官能アジリジン誘導体化合物とし
ては、例えば、1−(2−メチル)アジリジンプロピオ
ン酸、2−エチル−2〔3−(2−メチル)アジリジニ
ル−1−オキソプロポキシ〕−1−3−プロパンジイル
エステル、トリス−2,4,6−(1−アジリジニル)
−1,3,5−トリアジン、トリス〔1−(2−メチ
ル)アジリジニル〕ホスフィンオキサイド、ヘキサ〔1
−(2−メチル)アジリジニル〕トリホスファトリアジ
ン、トリ−1−アジリジニルホスフィンオキシド、N,
N−ヘキサメチレン−1,6−ビス(1−アジリジンカ
ルボキシアミド)、N,N−ジフェニルメタン−4,4
−ビス(1−アジリジンカルボキシアミド)、トリメチ
ロールプロパン−トリ−ベーターアジリジニルプロピオ
ネート、テトロメチロールメタン−トリ−ベーターアジ
リジニルプロピオネート、N,N−トルエン−2,4−
ビス(1−アジリジンカルボキシアミド)、トリエチレ
ンメラミン、ビスイソフタロイル−1−(2−メチルア
ジリジン)、トリス−1−(2−メチルアジリジン)ホ
スフィンおよびトリメチロールプロパン−トリ−ベータ
ー(2−メチルアジリジン)プロピオネート等や、これ
らの化合物を高分子化させたアジリジンポリマー類を挙
げることができるが、勿論これらに限定されるものでは
ない。
ては、例えば、1−(2−メチル)アジリジンプロピオ
ン酸、2−エチル−2〔3−(2−メチル)アジリジニ
ル−1−オキソプロポキシ〕−1−3−プロパンジイル
エステル、トリス−2,4,6−(1−アジリジニル)
−1,3,5−トリアジン、トリス〔1−(2−メチ
ル)アジリジニル〕ホスフィンオキサイド、ヘキサ〔1
−(2−メチル)アジリジニル〕トリホスファトリアジ
ン、トリ−1−アジリジニルホスフィンオキシド、N,
N−ヘキサメチレン−1,6−ビス(1−アジリジンカ
ルボキシアミド)、N,N−ジフェニルメタン−4,4
−ビス(1−アジリジンカルボキシアミド)、トリメチ
ロールプロパン−トリ−ベーターアジリジニルプロピオ
ネート、テトロメチロールメタン−トリ−ベーターアジ
リジニルプロピオネート、N,N−トルエン−2,4−
ビス(1−アジリジンカルボキシアミド)、トリエチレ
ンメラミン、ビスイソフタロイル−1−(2−メチルア
ジリジン)、トリス−1−(2−メチルアジリジン)ホ
スフィンおよびトリメチロールプロパン−トリ−ベータ
ー(2−メチルアジリジン)プロピオネート等や、これ
らの化合物を高分子化させたアジリジンポリマー類を挙
げることができるが、勿論これらに限定されるものでは
ない。
【0019】また、多官能オキサゾリン誘導体化合物と
しては、分子中に2個以上のオキサゾリン環を有するも
のが選択使用されるが、中でもアクリル系、スチレン
系、アクリル/スチレン系等のマイクロエマルジョン表
面にオキサゾリン環を導入したり、又、オキサゾリ環を
有するモノマー類を共重合成分として含有するポリマー
エマルジョン等に代表される多官能オキサゾリン誘導体
マイクロエマルジョン類は、取扱いが容易であり、かつ
作用効果にも優れるため、好ましく用いられる。なお、
かかるマイクロエマルジョン類は、本発明所望の作用効
果を得るためには平均粒子径を少なくとも0.2 μm以
下、より好ましくは0.1 μm以下にして用いられる。
しては、分子中に2個以上のオキサゾリン環を有するも
のが選択使用されるが、中でもアクリル系、スチレン
系、アクリル/スチレン系等のマイクロエマルジョン表
面にオキサゾリン環を導入したり、又、オキサゾリ環を
有するモノマー類を共重合成分として含有するポリマー
エマルジョン等に代表される多官能オキサゾリン誘導体
マイクロエマルジョン類は、取扱いが容易であり、かつ
作用効果にも優れるため、好ましく用いられる。なお、
かかるマイクロエマルジョン類は、本発明所望の作用効
果を得るためには平均粒子径を少なくとも0.2 μm以
下、より好ましくは0.1 μm以下にして用いられる。
【0020】本発明は、上記の如き、水性染着性樹脂、
カルボキシ変性シリコーン化合物、多官能アジリジン誘
導体化合物及び/又は多官能オキサゾリン誘導体化合
物、ビニル系ポリマー微粒子の4者を組み合わせて使用
するところに重大な特徴を有するものであり、理由につ
いては必ずしも明らかではないが、本発明の組み合わせ
を選択することにより、均質性に優れた受像層表面が得
られ印字の際に転写シートとの熱融着が生じることな
く、記録感度及び画質を低下させずに、それでいて所望
のマット化の方向へ改善することができるのである。ま
た得られた受像シートは記録感度、画質共に優れるばか
りでなく、印字の保存性、受像シートの耐湿性にも優れ
るため当該受像シートの用途開拓等で利点を発揮するこ
とも出来る。
カルボキシ変性シリコーン化合物、多官能アジリジン誘
導体化合物及び/又は多官能オキサゾリン誘導体化合
物、ビニル系ポリマー微粒子の4者を組み合わせて使用
するところに重大な特徴を有するものであり、理由につ
いては必ずしも明らかではないが、本発明の組み合わせ
を選択することにより、均質性に優れた受像層表面が得
られ印字の際に転写シートとの熱融着が生じることな
く、記録感度及び画質を低下させずに、それでいて所望
のマット化の方向へ改善することができるのである。ま
た得られた受像シートは記録感度、画質共に優れるばか
りでなく、印字の保存性、受像シートの耐湿性にも優れ
るため当該受像シートの用途開拓等で利点を発揮するこ
とも出来る。
【0021】本発明の熱転写記録用受像シートは、水を
媒体とする塗液によって形成することが出来るので、工
程の容易さ、安全性、作業性にも利点を有するが、かか
る塗液中にアンモニア、トリエタノールアミン等の揮発
性アミン類を共存させることにより、塗布適性が大幅に
改善されるばかりでなく、作用効果を最大限に発揮させ
ることが出来、最も好ましい実施態様である。
媒体とする塗液によって形成することが出来るので、工
程の容易さ、安全性、作業性にも利点を有するが、かか
る塗液中にアンモニア、トリエタノールアミン等の揮発
性アミン類を共存させることにより、塗布適性が大幅に
改善されるばかりでなく、作用効果を最大限に発揮させ
ることが出来、最も好ましい実施態様である。
【0022】本発明の熱転写記録用受像シートを形成す
る受像層は、上記の如く(a) 水性染着性樹脂の少なくと
も1種、(b) カルボキシ変性シリコーン化合物の少なく
とも1種、(c) ビニル系ポリマー微粒子の少なくとも1
種、(d) 多官能アジリジン誘導体化合物及び/又は多官
能オキサゾリン誘導体化合物の少なくとも1種の4者を
必須成分として構成される。その構成比率は適宜選択さ
れ、特に限定するものではないが、一般的には(a)水性
染着性樹脂固型分100 重量部に対して、(b) カルボキシ
変性シリコーン化合物0.5 〜200 重量部、(c) ビニル系
ポリマー微粒子5〜500 重量部、(d) 多官能アジリジン
誘導体化合物及び/又は多官能オキサゾリン誘導体化合
物0.5 〜300 重量部が使用される。なお、(a) 水性染着
性樹脂に対して(b) の添加量が少ないと色材転写層との
間で熱融着を起こし、一方、多過ぎるとシートに滑りが
発生してしまう。(c) の添加量が少ないとマット化効果
が小さく、一方、多過ぎると画像濃度を低下させること
になる。(b) の添加量が少ない場合、又は多過ぎる場合
は、所望の架橋効果が得られず、熱融着を起こしたり、
又、印字の保存性を低下させることになる。このような
ことから、より好ましい添加量の範囲は、上記(a) 100
重量部に対して、(b) 5〜50重量%、(c) 10〜100 重量
%、(d) 5〜100 重量%である。
る受像層は、上記の如く(a) 水性染着性樹脂の少なくと
も1種、(b) カルボキシ変性シリコーン化合物の少なく
とも1種、(c) ビニル系ポリマー微粒子の少なくとも1
種、(d) 多官能アジリジン誘導体化合物及び/又は多官
能オキサゾリン誘導体化合物の少なくとも1種の4者を
必須成分として構成される。その構成比率は適宜選択さ
れ、特に限定するものではないが、一般的には(a)水性
染着性樹脂固型分100 重量部に対して、(b) カルボキシ
変性シリコーン化合物0.5 〜200 重量部、(c) ビニル系
ポリマー微粒子5〜500 重量部、(d) 多官能アジリジン
誘導体化合物及び/又は多官能オキサゾリン誘導体化合
物0.5 〜300 重量部が使用される。なお、(a) 水性染着
性樹脂に対して(b) の添加量が少ないと色材転写層との
間で熱融着を起こし、一方、多過ぎるとシートに滑りが
発生してしまう。(c) の添加量が少ないとマット化効果
が小さく、一方、多過ぎると画像濃度を低下させること
になる。(b) の添加量が少ない場合、又は多過ぎる場合
は、所望の架橋効果が得られず、熱融着を起こしたり、
又、印字の保存性を低下させることになる。このような
ことから、より好ましい添加量の範囲は、上記(a) 100
重量部に対して、(b) 5〜50重量%、(c) 10〜100 重量
%、(d) 5〜100 重量%である。
【0023】本発明において受像層を形成する水性塗液
は、前記した4者を必須成分として構成されるが、更に
必要により受像層の改質、他機能の付与等を目的とし
て、例えば色調及び白色度コントロールのための染料、
顔料、及び/又は蛍光染料等の添加、保存性改良のため
の紫外線吸収剤、酸化防止剤等の添加、プリンター適性
付与のための帯電防止剤、滑剤の添加、筆記性付与のフ
ィラー添加、塗抹適性付与のための分散剤、湿潤剤、消
泡剤、バインダー類等の添加等の各種助剤を添加するこ
ともできる。
は、前記した4者を必須成分として構成されるが、更に
必要により受像層の改質、他機能の付与等を目的とし
て、例えば色調及び白色度コントロールのための染料、
顔料、及び/又は蛍光染料等の添加、保存性改良のため
の紫外線吸収剤、酸化防止剤等の添加、プリンター適性
付与のための帯電防止剤、滑剤の添加、筆記性付与のフ
ィラー添加、塗抹適性付与のための分散剤、湿潤剤、消
泡剤、バインダー類等の添加等の各種助剤を添加するこ
ともできる。
【0024】受像層形成塗液の支持体への塗布量は、受
像シートの使用目的等に応じて適宜調節されるが、一般
的には1〜15g/m2 程度の範囲で塗布される。
像シートの使用目的等に応じて適宜調節されるが、一般
的には1〜15g/m2 程度の範囲で塗布される。
【0025】本発明において、受像層を構成する少なく
とも最表層は、前記した如く4者を必須成分とする本発
明受像層形成用塗液により形成されるが、受像層を2層
以上の多層構成で形成する場合は、最表層以外の層は本
発明受像層形成用塗液に限定されることなく、当該技術
分野で公知の各種染着性樹脂類が利用出来る。かかる染
着性樹脂としては、例えばスチレン、ビニルトルエン、
アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、アクリロ
ニトリル、塩化ビニル、酢酸ビニル等のビニル系モノマ
ーの重合体及び共重合体;ポリエステル樹脂、ポリアミ
ド樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリサルフォン樹脂、
エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂等の縮合型重合体;あ
るいはセルロースエステル類に代表される天然系半合成
樹脂等の熱可塑性樹脂類が上げられる。これらの熱可塑
性樹脂は適宜1種以上を選択し、水溶液、水分散液、有
機溶剤溶液等、任意に塗液とされ支持体上へ塗布乾燥さ
れる。
とも最表層は、前記した如く4者を必須成分とする本発
明受像層形成用塗液により形成されるが、受像層を2層
以上の多層構成で形成する場合は、最表層以外の層は本
発明受像層形成用塗液に限定されることなく、当該技術
分野で公知の各種染着性樹脂類が利用出来る。かかる染
着性樹脂としては、例えばスチレン、ビニルトルエン、
アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、アクリロ
ニトリル、塩化ビニル、酢酸ビニル等のビニル系モノマ
ーの重合体及び共重合体;ポリエステル樹脂、ポリアミ
ド樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリサルフォン樹脂、
エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂等の縮合型重合体;あ
るいはセルロースエステル類に代表される天然系半合成
樹脂等の熱可塑性樹脂類が上げられる。これらの熱可塑
性樹脂は適宜1種以上を選択し、水溶液、水分散液、有
機溶剤溶液等、任意に塗液とされ支持体上へ塗布乾燥さ
れる。
【0026】支持体としては、例えば(1) 合成紙、(2)
上質紙,アート紙, コート紙,キャストコーテッド紙,
ポリラミ紙,合成樹脂含浸紙,エマルジョン含浸紙等の
普通紙、(3) ポリオレフィン,ポリ塩化ビニル,ポリエ
ステル,ポリカーボネート等の各種のプラスチックフィ
ルムもしくはシート等を上げることが出来る。このうち
(1) の合成紙は、熱効率が良いため、特に記録感度に優
れるが、記録時の熱変形等の問題があるため、一般的に
は合成紙/普通紙/合成紙、合成紙/普通紙/プラスチ
ックフィルム、合成紙/プラスチックシート/合成紙等
の積層体の型で使用される。(2) の普通紙は熱変形が少
なく、かつ経済性にも優れるため好ましく使用される
が、更に密着性や熱転写効率を高めるため、一般的には
合成ゴムラテックス等で形成したゴム弾性層、発砲剤、
中空カプセル等で形成したミクロポーラス層、等に代表
される所謂中空層を設けた型で使用される。また(3) の
プラスチックスィルムやポリラミ紙等、表面の濡れ性が
悪い支持体は一般的にはアンカーコートを施し、受像層
形成用塗液の塗抹適性を改良して使用される。
上質紙,アート紙, コート紙,キャストコーテッド紙,
ポリラミ紙,合成樹脂含浸紙,エマルジョン含浸紙等の
普通紙、(3) ポリオレフィン,ポリ塩化ビニル,ポリエ
ステル,ポリカーボネート等の各種のプラスチックフィ
ルムもしくはシート等を上げることが出来る。このうち
(1) の合成紙は、熱効率が良いため、特に記録感度に優
れるが、記録時の熱変形等の問題があるため、一般的に
は合成紙/普通紙/合成紙、合成紙/普通紙/プラスチ
ックフィルム、合成紙/プラスチックシート/合成紙等
の積層体の型で使用される。(2) の普通紙は熱変形が少
なく、かつ経済性にも優れるため好ましく使用される
が、更に密着性や熱転写効率を高めるため、一般的には
合成ゴムラテックス等で形成したゴム弾性層、発砲剤、
中空カプセル等で形成したミクロポーラス層、等に代表
される所謂中空層を設けた型で使用される。また(3) の
プラスチックスィルムやポリラミ紙等、表面の濡れ性が
悪い支持体は一般的にはアンカーコートを施し、受像層
形成用塗液の塗抹適性を改良して使用される。
【0027】かくして得られる本発明の熱転写記録用受
像シートは、特に色材転写シートとして熱昇華性染料を
含有するシートを用いた場合の受像シートとして、極め
て優れた性能を発揮するものであり、マット調で記録感
度に優れ極めて鮮明で色濃度の高い記録画像が得られる
のみならず受像シートと色材転写層との熱融着が起こら
ず、しかも記録後の保存性にも優れた特性を発揮する受
像シートを完成するに至った。
像シートは、特に色材転写シートとして熱昇華性染料を
含有するシートを用いた場合の受像シートとして、極め
て優れた性能を発揮するものであり、マット調で記録感
度に優れ極めて鮮明で色濃度の高い記録画像が得られる
のみならず受像シートと色材転写層との熱融着が起こら
ず、しかも記録後の保存性にも優れた特性を発揮する受
像シートを完成するに至った。
【0028】本発明でいう熱昇華性染料とは、通常の取
り扱い条件下では受像シートと接触しても色材の転移を
起こさないが、例えば、60℃以上の加熱によって初め
て溶融、蒸発、又は昇華等によって色材の転移を起こす
ような染料を意味し、例えばアゾ系、ニトロ系、アント
ラキノン系、キノリン系等に代表される分散染料、トリ
フェニルメタン系、フルオラン系に代表される塩基性染
料、油溶性染料等種々の染料の中から適宜選択して使用
される。
り扱い条件下では受像シートと接触しても色材の転移を
起こさないが、例えば、60℃以上の加熱によって初め
て溶融、蒸発、又は昇華等によって色材の転移を起こす
ような染料を意味し、例えばアゾ系、ニトロ系、アント
ラキノン系、キノリン系等に代表される分散染料、トリ
フェニルメタン系、フルオラン系に代表される塩基性染
料、油溶性染料等種々の染料の中から適宜選択して使用
される。
【0029】また、本発明の熱転写記録用受像シート
は、例えば熱印字ユニット等の熱板、サーマルヘッド等
により接触加熱する熱記録方式のみならず、赤外線ラン
プ、YAGレーザー、炭酸ガスレーザー等の熱線輻射に
よる非接触加熱方式による熱記録等にも有用である。
は、例えば熱印字ユニット等の熱板、サーマルヘッド等
により接触加熱する熱記録方式のみならず、赤外線ラン
プ、YAGレーザー、炭酸ガスレーザー等の熱線輻射に
よる非接触加熱方式による熱記録等にも有用である。
【0030】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をより具体的に
説明するが、勿論かかる実施例に限定されるものではな
い。又、特に断らない限り例中の部及び%はそれぞれ
「重量部」及び「重量%」を表す。
説明するが、勿論かかる実施例に限定されるものではな
い。又、特に断らない限り例中の部及び%はそれぞれ
「重量部」及び「重量%」を表す。
【0031】実施例1 ポリエステル樹脂(日本合成化学工業社製「商品名;ポ
リエスターWR−900」、Tg57℃)25部を90
℃の熱水75部中に分散,溶解させた後、室温に冷却さ
せて得たポリエステル樹脂水溶液にカルボキシ変性シリ
コーンマイクロマエルジョン(信越化学工業社製品「商
品名;X−51−789」、20%水分散液)5部及び
アクリル/スチレン系ポリマー微粒子分散液(大日本イ
ンキ化学工業社製「商品名;PP−1100」、粒径0.
5 μm(球状)、ガラス転移温度117℃、36%水分
散液)20.8部を加えた後、アンモニア水溶液を加えてpH
10に調整した。次いでこれに多官能アゾリジン誘導体
化合物(日本触媒化学工業社製「商品名;ケミタイトP
Z−33」)1.5 部を加えて受像層形成用塗液とした。
この受像層形成用塗液を市販の合成紙(王子油化合成紙
社製「商品名;ユポFPG−150」)上に乾燥重量が
6g/m2 になるように塗布し、90℃で5分間乾燥さ
せて熱転写記録用受像シートを得た。
リエスターWR−900」、Tg57℃)25部を90
℃の熱水75部中に分散,溶解させた後、室温に冷却さ
せて得たポリエステル樹脂水溶液にカルボキシ変性シリ
コーンマイクロマエルジョン(信越化学工業社製品「商
品名;X−51−789」、20%水分散液)5部及び
アクリル/スチレン系ポリマー微粒子分散液(大日本イ
ンキ化学工業社製「商品名;PP−1100」、粒径0.
5 μm(球状)、ガラス転移温度117℃、36%水分
散液)20.8部を加えた後、アンモニア水溶液を加えてpH
10に調整した。次いでこれに多官能アゾリジン誘導体
化合物(日本触媒化学工業社製「商品名;ケミタイトP
Z−33」)1.5 部を加えて受像層形成用塗液とした。
この受像層形成用塗液を市販の合成紙(王子油化合成紙
社製「商品名;ユポFPG−150」)上に乾燥重量が
6g/m2 になるように塗布し、90℃で5分間乾燥さ
せて熱転写記録用受像シートを得た。
【0032】比較例1 カルボキシ変性シリコーン化合物に替えてアルコール変
性シリコーンオイル(東レシリコーン社製「商品名;S
G−8427」)1部、多官能アジリジン誘導体化合物
に替えて、メラミン樹脂架橋剤(大日本インキ化学工業
社製「商品名;BEKKAMINE PM−N」、濃度
80%)2部及びメラミン用触媒(住友化学工業社製
「商品名;Sumitex Accelerator ACX 」)0.2 部を用
い、かつアンモニア水溶液の使用をやめた他は実施例1
と全く同様に実施して熱転写記録用受像シートを得た。
性シリコーンオイル(東レシリコーン社製「商品名;S
G−8427」)1部、多官能アジリジン誘導体化合物
に替えて、メラミン樹脂架橋剤(大日本インキ化学工業
社製「商品名;BEKKAMINE PM−N」、濃度
80%)2部及びメラミン用触媒(住友化学工業社製
「商品名;Sumitex Accelerator ACX 」)0.2 部を用
い、かつアンモニア水溶液の使用をやめた他は実施例1
と全く同様に実施して熱転写記録用受像シートを得た。
【0033】実施例2〜5 ビニル系ポリマー微粒子として、それぞれ下記のものを
使用した他は、実施例1と全く同様に実施して熱転写記
録用受像シートを得た。 三井東圧化学工業社製「商品名;XVP−240」、
(粒径0.5 μm,ドーナツ状,ガラス転移温度>100
℃、濃度40%)18.8部 三井東圧化学工業社製「商品名;XMRP−140」、
(粒径0.5 μm,金平糖状、ガラス転移温度>100
℃、濃度40%)18.8部 大日本インキ化学工業社製「グランドール PP−10
01」、粒径0.2 μm球状、ガラス転移温度>110
℃、濃度50%)15部 三井東圧化学工業社製「商品名;XKP−405」、
(粒径2.5 μm,球状,ガラス転移濃度>100℃、濃
度40%)18.8部
使用した他は、実施例1と全く同様に実施して熱転写記
録用受像シートを得た。 三井東圧化学工業社製「商品名;XVP−240」、
(粒径0.5 μm,ドーナツ状,ガラス転移温度>100
℃、濃度40%)18.8部 三井東圧化学工業社製「商品名;XMRP−140」、
(粒径0.5 μm,金平糖状、ガラス転移温度>100
℃、濃度40%)18.8部 大日本インキ化学工業社製「グランドール PP−10
01」、粒径0.2 μm球状、ガラス転移温度>110
℃、濃度50%)15部 三井東圧化学工業社製「商品名;XKP−405」、
(粒径2.5 μm,球状,ガラス転移濃度>100℃、濃
度40%)18.8部
【0034】実施例6〜8 ビニル系ポリマー微粒子分散液の使用量を、それぞれ
3.5部,7部,50部とした他は実施例1と全く同様
に実施して熱転写記録用受像シートを得た。
3.5部,7部,50部とした他は実施例1と全く同様
に実施して熱転写記録用受像シートを得た。
【0035】実施例9 ポリエステル樹脂水分散液(商品名;バイロナールMD
−1220,Tg67℃,東洋紡社製/濃度20%)5
0部及び水性ウレタン系アイオノマー樹脂水分散液(商
品名;ハイドランAP−40,Tg29℃,大日本イン
キ化学工業社製/濃度20%)50部からなる混合溶液
を水性染着性樹脂溶液として用い、それにカルボキシ変
性シリコーンマイクロエマルジョン(商品名;X−51
−789,信越化学工業社製/20%水分散液)10部
及び、スチレン系ポリマー微粒子分散液(商品名;L−
8801,粒子径0.5μm,球状,ガラス転移温度1
00℃,旭化成工業社製/濃度50%)8部を加えた
後、アンモニア水溶液を加えてpH10に調整した。次い
でこれに多官能オキサゾリン誘導体化合物(商品名;K
−1010E,粒子径0.07μm,日本触媒化学工業社製
/濃度40%)10部を加えて受像層形成用塗液とし
た。
−1220,Tg67℃,東洋紡社製/濃度20%)5
0部及び水性ウレタン系アイオノマー樹脂水分散液(商
品名;ハイドランAP−40,Tg29℃,大日本イン
キ化学工業社製/濃度20%)50部からなる混合溶液
を水性染着性樹脂溶液として用い、それにカルボキシ変
性シリコーンマイクロエマルジョン(商品名;X−51
−789,信越化学工業社製/20%水分散液)10部
及び、スチレン系ポリマー微粒子分散液(商品名;L−
8801,粒子径0.5μm,球状,ガラス転移温度1
00℃,旭化成工業社製/濃度50%)8部を加えた
後、アンモニア水溶液を加えてpH10に調整した。次い
でこれに多官能オキサゾリン誘導体化合物(商品名;K
−1010E,粒子径0.07μm,日本触媒化学工業社製
/濃度40%)10部を加えて受像層形成用塗液とし
た。
【0036】別に、市販の上質紙(商品名;TKP−1
3〈70〉,神崎製紙社製)上に、ポリオレフィン樹脂
分散液(商品名;ケミパールA−100,三井石油化学
社製)87部、ポリスチレン・アクリル共重合ラテック
ス(商品名;セビアンA−4720,ダイセル社)10
部、及びポリビニルアルコール(商品名;PVA−20
5,クラレ社製)3部を添加混合して調製した固型分3
5%の中間層塗液を乾燥重量で15g/m2 塗布乾燥
し、更にその上にポエリステル樹脂(商品名;バイロン
200,東洋紡社製)20部をメチルエチルケトンとト
ルエンの等量混合物80部中に溶解させて得た塗液を乾
燥重量で5g/m2 塗布乾燥した後、スーパーカレンダ
ー処理を行い用意した受像層用基紙上に、上記で得た本
発明受像層形成用塗液を乾燥重量で2g/m2塗抹し、
熱転写記録用受像シートを得た。かくして得られた12
種類の熱転写記録用受像シートについて、以下の如く品
質比較試験を行った。
3〈70〉,神崎製紙社製)上に、ポリオレフィン樹脂
分散液(商品名;ケミパールA−100,三井石油化学
社製)87部、ポリスチレン・アクリル共重合ラテック
ス(商品名;セビアンA−4720,ダイセル社)10
部、及びポリビニルアルコール(商品名;PVA−20
5,クラレ社製)3部を添加混合して調製した固型分3
5%の中間層塗液を乾燥重量で15g/m2 塗布乾燥
し、更にその上にポエリステル樹脂(商品名;バイロン
200,東洋紡社製)20部をメチルエチルケトンとト
ルエンの等量混合物80部中に溶解させて得た塗液を乾
燥重量で5g/m2 塗布乾燥した後、スーパーカレンダ
ー処理を行い用意した受像層用基紙上に、上記で得た本
発明受像層形成用塗液を乾燥重量で2g/m2塗抹し、
熱転写記録用受像シートを得た。かくして得られた12
種類の熱転写記録用受像シートについて、以下の如く品
質比較試験を行った。
【0037】即ち、赤色熱昇華性染料(ディスパーズレ
ッド60)1部、エチルセルロース1.5部、イソプロ
ピルアルコール10部、エタノール5部をサンドミルで
混合粉砕分散して調製した平均粒子径1μmの染料イン
キを、厚さ6μmの耐熱処理ポリエステルフィルムの非
処理面上に乾燥塗布量が1g/m2となるように、グラ
ジアベタ印刷して色材転写シートを作成した。
ッド60)1部、エチルセルロース1.5部、イソプロ
ピルアルコール10部、エタノール5部をサンドミルで
混合粉砕分散して調製した平均粒子径1μmの染料イン
キを、厚さ6μmの耐熱処理ポリエステルフィルムの非
処理面上に乾燥塗布量が1g/m2となるように、グラ
ジアベタ印刷して色材転写シートを作成した。
【0038】次に、色材転写シートと熱転写記録用受像
シートの塗布面を重ね合わせ、色材転写シートの背面か
ら感熱ヘッドにより熱を印加し(12V,2〜8msec)
受像シートの受像面上に熱転写記録像を形成し、光沢
度、画像濃度及び画質を以下の如く評価してその結果を
表1に記載した。
シートの塗布面を重ね合わせ、色材転写シートの背面か
ら感熱ヘッドにより熱を印加し(12V,2〜8msec)
受像シートの受像面上に熱転写記録像を形成し、光沢
度、画像濃度及び画質を以下の如く評価してその結果を
表1に記載した。
【0039】
【表1】
【0040】〔光沢度〕グロスメーター(村上色彩技術
研究所 GM−26D)の45°で測定した。 〔熱融着〕シャープ社製プリンター(GZ−P−21
型)を用い、無信号状態で記録(全ベタ黒印字)した時
の熱融着の有無及びその程度を評価した。 〔画像濃度〕マクベス濃度計(RD−914)にて、印
加パルス巾を、3.5ms 、5ms、8msの3種類について測
定した。 〔保存性〕60°で100時間処理した際に生じる熱ブ
リード(記録像の滲み)を目視で評価した。 (評価基準)
研究所 GM−26D)の45°で測定した。 〔熱融着〕シャープ社製プリンター(GZ−P−21
型)を用い、無信号状態で記録(全ベタ黒印字)した時
の熱融着の有無及びその程度を評価した。 〔画像濃度〕マクベス濃度計(RD−914)にて、印
加パルス巾を、3.5ms 、5ms、8msの3種類について測
定した。 〔保存性〕60°で100時間処理した際に生じる熱ブ
リード(記録像の滲み)を目視で評価した。 (評価基準)
【0041】
【発明の効果】表1の結果から明らかなように、本発明
の実施例で得られた熱転写記録用受像シートは、記録感
度及び画質を損なうことなく光沢度をコントロールする
ことが出来た。
の実施例で得られた熱転写記録用受像シートは、記録感
度及び画質を損なうことなく光沢度をコントロールする
ことが出来た。
Claims (2)
- 【請求項1】支持体上に色材転写シートからの転写像を
受理する受像層を設けて成る熱転写記録用受像シートに
おいて、該受像層を構成する少なくとも最表層が、(a)
水性染着性樹脂、(b) カルボキシ変性シリコーン化合
物、(c) ビニル系ポリマー微粒子、(d) 多官能アジリジ
ン誘導体化合物及び/又は多官能オキサゾリン誘導体化
合物を含有したことを特徴とする熱転写記録用受像シー
ト。 - 【請求項2】ビニル系ポリマー微粒子の平均粒子径が、
0.3 〜0.8μmであることを特徴とする請求項1記載の
熱転写記録用受像シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3220794A JPH0558062A (ja) | 1991-08-31 | 1991-08-31 | 熱転写記録用受像シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3220794A JPH0558062A (ja) | 1991-08-31 | 1991-08-31 | 熱転写記録用受像シート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0558062A true JPH0558062A (ja) | 1993-03-09 |
Family
ID=16756674
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3220794A Pending JPH0558062A (ja) | 1991-08-31 | 1991-08-31 | 熱転写記録用受像シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0558062A (ja) |
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH05330252A (ja) * | 1992-06-02 | 1993-12-14 | Dainippon Printing Co Ltd | 熱転写受像シート及びその製造方法 |
| JPH06312583A (ja) * | 1992-06-03 | 1994-11-08 | Konica Corp | 再転写可能な熱転写記録材料及び熱転写受像材料 |
| JPH07101170A (ja) * | 1993-10-01 | 1995-04-18 | Nisshinbo Ind Inc | 熱転写受像紙 |
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