JPH055825B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH055825B2
JPH055825B2 JP20599084A JP20599084A JPH055825B2 JP H055825 B2 JPH055825 B2 JP H055825B2 JP 20599084 A JP20599084 A JP 20599084A JP 20599084 A JP20599084 A JP 20599084A JP H055825 B2 JPH055825 B2 JP H055825B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
hydrogen
sulfonic acid
formula
ammonium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP20599084A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6183156A (ja
Inventor
Osamu Manabe
Seiji Shinkai
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sugai Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Sugai Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sugai Chemical Industry Co Ltd filed Critical Sugai Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP20599084A priority Critical patent/JPS6183156A/ja
Publication of JPS6183156A publication Critical patent/JPS6183156A/ja
Publication of JPH055825B2 publication Critical patent/JPH055825B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は新規なカリキサレン誘導体及びその製
造方法に関する。更に具体的に述べるならば、本
発明は一般式() (ここでmは1〜5の整数、Mは水素、アンモニ
ウム、低級アルキルアンモニウムイオン、金属イ
オン、Rは水素、炭素数1〜18のn−アルキル基
を示す。) で示すカリキサレン−p−スルホン酸、及びその
アンモニウム又は低級アルキルアンモニウム塩、
及び金属塩、ならびにこれらのO−n−アルキル
誘導体、及びその製造法に係る。 グツチエ(Gutsche)らは最近“カリキサレ
ン”(一般式()において、Rが水素であり、−
SO3M基が水素で置換された化合物。その形がコ
ツプ(Calix)に似ていることと芳香族化合物
(arene)であることからcalixareneと名づけられ
た)と呼ばれる、一連の環状ホスト分子について
報告している(例えば、C.D.Gutsche、Acc.
Chem.Res.、16、161(1983))。これらのカリキサ
レン類は固体状態においてクロロホルム、トルエ
ン等の比較的小さな分子を包接することが知られ
ているが、水溶液中でホストとして働くものは未
だ知られていない。 本発明者らは該カリキサレン誘導体に水溶性を
付与するならば、ホストとしての空洞の大きさ、
官能基の種類等を自由に設計しうることから、従
来の水溶性ホスト分子として知られるシクロデキ
ストリンにまさるホスト化合物になると考え、鋭
意研究の結果、本発明をついに完成するに至つ
た。 即ち、本発明は (1) 一般式() で示されるカリキサレン−p−スルホン酸、及
びその塩、並びにO−n−アルキルカリキサレ
ン−p−スルホン酸、及びその塩。 (ここでmは1〜5の整数、Mは水素、アンモ
ニウム、低級アルキルアンモニウムイオン、金
属イオン、Rは水素、炭素数1〜18のn−アル
キル基を示す。) (2) 濃度90%以上好ましくは95%以上の濃硫酸中
にカリキサレンを投入、懸濁、80℃以上、好ま
しくは90℃以上に加熱、溶解、反応させること
を特徴とする上記一般式()(但し、Rは水
素を示す)で示されるカリキサレン−p−スル
ホン酸、及びその塩の製造方法。 (3) 水、又は水溶性有機溶剤と水との混合溶媒
中、上記一般式()(但し、Rは水素を示す)
で示されるカリキサレン−p−スルホン酸塩と
アルキル化剤とを反応させることを特徴とする
上記一般式()(但し、Rは炭素数1〜18の
n−アルキル基を示す)で示されるO−n−ア
ルキルカリキサレン−p−スルホン酸、及びそ
の塩の製造方法。 (4) 濃度90%以上好ましくは95%以上の濃硫酸中
でカリキサレンを懸濁、80℃以上好ましくは90
℃以上に加熱、反応させ、次いで冷却、濾別し
た結晶を水に溶解し、塩を形成させて得たカリ
キサレン−p−スルホン酸塩を、水、又は水溶
性有機溶剤と水との混合溶媒中、酸結合剤の存
在下、アルキル化剤と反応させることを特徴と
する上記一般式()(但し、Rは炭素数1〜
18のn−アルキル基を示す)で示されるO−n
−アルキルカリキサレン−p−スルホン酸、及
びその塩の製造方法 に関する。 本発明の原料であるカリキサレン(以下カリツ
クス[n]アレンと称す。:nは骨格となる芳香
族環数を示す。)は前述した文献に記載された既
知の方法で、p−tert−ブチルフエノールとホル
ムアルデヒド、及び水酸化ナトリウムを種々の条
件で加熱し、得られた縮合物より得られるp−
tert−ブチルカリツクス[n]アレンを、トルエ
ン中、無水塩化アルミニウムと加熱して脱ブチル
化することによつて得た。これらのカリツクス
[n]アレンを更に精製し、本発明のために使用
した。以下に本発明について更に具体的に述べ
る。 精製したカリツクス[n]アレンは、濃硫酸と
共に反応物が水に完全に溶解するまで加熱するこ
とにより、環員数に関係なく比較的容易にスルホ
ン化することができることを見い出した。又、硫
酸量を適宜調整することにより、反応物を冷却・
濾過することによつて遊離のスルホン酸を結晶と
して得ることができる。該スルホン化物を水で希
釈し、炭酸バリウム(又は炭酸カルシウム)で中
和し、硫酸バリウム(又は硫酸カルシウム)を濾
過することにより、カリツクス[n]アレン−p
−スルホン酸のバリウム塩(カルシウム塩)の水
溶液を得る。この水溶液に炭酸アンモニウム、ア
ルキルアミンの炭酸塩又はアルカリ金属の炭酸塩
等の水溶液を炭酸バリウム(カルシウム)の沈澱
が生じなくなる迄加え、沈澱を濾別することによ
りカリツクス[n]アレン−p−スルホン酸のそ
れぞれの塩の水溶液を得ることができる。これら
の塩の水溶液を蒸発乾固することにより、それぞ
れの塩の結晶を得る。 カリツクス[n]アレン−p−スルホン酸塩の
O−アルキル化はアルキル化剤のアルキル基の大
きさにより溶媒を適当に選択し、酸結合剤の存在
下加熱することにより容易に行なうことができ
る。低級アルキル基(メチル〜ブチル)では水を
溶媒として使用できるが、それより高級になるに
つれてアルキル化剤を溶解させるためにメタノー
ル、エタノール、THF、ジオキサン、DMSO、
テトラメチレンスルホン等の水と混合する溶剤を
水との混合溶媒として使用するのが好ましい。ア
ルキル化剤としてはハロゲン化アルキル、p−ト
ルエンスルホン酸、アルキルエステル、ジアルキ
ル硫酸等、通常用いられるアルキル化剤が使用で
きる。生成したO−アルキルカリツクス[n]ア
レン−p−スルホン酸塩はアルキル基が高級にな
る程、水に対する溶解性が小さくなり、冷却する
ことにより反応液より析出する。又、低級のアル
キル化物は塩析により析出させることができる。 以下に実施例により更に具体的に述べる。 実施例 1 カリツクス[6]アレン2gを、98%硫酸20ml
に懸濁し90〜100℃で4時間加熱撹拌した。常温
まで冷却し、析出したカリツクス[6]アレン−
p−スルホン酸を濾別し、少量の98%硫酸で洗浄
する。遊離スルホン酸の結晶を水に溶解し炭酸バ
リウムで中和、析出した硫酸バリウムを濾過、水
洗し、濾液、洗液を合せ、炭酸ナトリウム水溶液
をPH9になるまで加え、析出した炭酸バリウムの
溶液を濾別、水洗し、濾液、洗液を合せ、蒸発乾
固してカリツクス[6]アレン−p−スルホン酸
ナトリウムの結晶を収率75%で得た。 得られたカリツクス[6]アレン−p−スルホ
ン酸ナトリウムは水には良く溶解するが、アルコ
ール、その他の有機溶媒には離溶性であつた。 ペーパークロマト(展開溶媒 イソプロピルア
ルコール:水=2:1、発色剤 ピナクリプトー
ルエロー)で単一スポツト、元素分析による炭素
対硫黄の原子比は7:1、D2O中でのPMRスペ
クトル(DSS基準で)は7.60PPMに芳香族水素
の1重線と4.10PPMにメチレン水素の1重線が
それぞれ1:1の面積比のピークを与えた。この
ことより、このものは一般式()でm:3、
R:H、M:Naのカリツクス[6]アレン−p
−スルホン酸と同定された。 フエノールブルーは、その極大吸収波長(水中
で668nm)が溶媒の極性によつて、大きく変化
することが知られている。すなわち非極性溶媒で
あるシクロヘキサン中では552nmと極大吸収が
短波長側に移動する。カリツクス[6]アレン−
p−スルホン酸ナトリウムの5mMの水溶液中
で、フエノールブルー(10-5M)の溶液の極大吸
収波長は685nmと、何と27nmも長波長側に移動
した。このことは、フエノールブルーがカリツク
ス[6]アレン−p−スルホン酸に包接された環
境は、水よりもより極性な場にあることを示し、
極めて興味深い。このことによりカリツクス
[6]アレン−p−スルホン酸は原系より分極し
た(特に正荷電化分極した)中間体、又は遷移状
態を含む反応のすぐれた触媒になりうる可能性を
示している。 実施例 2 実施例1で得られたカリツクス[6]アレン−
p−スルホン酸ナトリウム1gをジメチルスルホ
キサイド(DMSO)20ml、水5ml、n−臭化ヘ
キシル4g、NaOH1gと共に、90℃で26時間加
熱した。冷却後、析出した結晶を濾別、メタノー
ルで洗浄、乾燥してO−n−ヘキシルカリツクス
[6]アレン−p−スルホン酸ナトリウムの結晶
を収率50%で得た。 このもののD2O中(DSS基準)の40℃のNMR
は次のようであつた。
【表】
【表】 元素分析よりのC:Sの原子比は13:1でペー
パークロマトグラフイーで単一スポツトであつ
た。これらのことより、このものは一般式()
でm:3、R:C6H13、M:NaのO−n−ヘキ
シルカリツクス[6]アレン−p−スルホン酸ナ
トリウムと同定された。 O−n−ヘキシルカリツクス[6]アレン−p
−スルホン酸ナトリウムの5.00mMの水溶液中で
フエノールブルーの(10-5M)の極大吸収波長は
643nmを示し、水中より15nm青色移動した。こ
のことはフエノールブルーがO−n−ヘキシルカ
リツクス[6]アレン−p−スルホン酸に取り込
まれた環境は、カリツクス[6]アレン−p−ス
ルホン酸とは異なり水より非極性な環境であるこ
とがわかつた。 実施例 3〜6 実施例1と同様にして各環数のカリツクス
[n]アレンを用いてスルホン化を行なつた。 結果は以下の表に示す。
【表】 実施例 7〜12 実施例2と同様の方法により実施例3〜6で得
たカリツクス[n]アレン−p−スルホン酸ナト
リウムを用いてアルキル化反応を行なつた。 用い溶媒は有機溶剤と水の混合比4:1の混合
溶媒を用いた。 結果を以下の表に示す。
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式() で示されるカリキサレン−p−スルホン酸、及び
    その塩、並びにO−n−アルキルカリキサレン−
    p−スルホン酸、及びその塩。 (上記式中、mは1〜5の整数、Mは水素、アン
    モニウム、低級アルキルアンモニウムイオン又は
    金属イオン、Rは水素又は炭素数1〜18のn−ア
    ルキル基を示す。) 2 濃度90%以上の濃硫酸中にカリキサレンを投
    入し、懸濁させ、80℃以上に加熱して溶解し、反
    応させることを特徴とする下記一般式(−a) (式中、mは1〜5の整数、Mは水素、アンモニ
    ウム、低級アルキルアンモニウムイオン又は金属
    イオン、Rは水素を示す。) で示されるカリキサレン−p−スルホン酸、及び
    その塩の製造方法。 3 水、又は水溶性有機溶剤と水との混合溶媒
    中、下記一般式(−b) (式中、mは1〜5の整数、Mはアンモニウム、
    低級アルキルアンモニウムイオン又は金属イオ
    ン、Rは水素を示す。) で示されるカリキサレン−p−スルホン酸塩とア
    ルキル化剤とを反応させることを特徴とする下記
    一般式(−c) (式中、mは1〜5の整数、Mは水素、アンモニ
    ウム、低級アルキルアンモニウムイオン又は金属
    イオン、Rは炭素数1〜18のn−アルキル基を示
    す。) で示されるO−n−アルキルカリキサレン−p−
    スルホン酸、及びその塩の製造方法。 4 濃度90%以上の濃硫酸中でカリキサレンを懸
    濁させ、80℃以上に加熱して反応させ、次いで、
    冷却、濾別した結晶を水に溶解し、塩を形成させ
    て得たカリキサレン―p−スルホン酸塩を、水、
    又は水溶性有機溶剤と水との混合溶媒中、酸結合
    剤の存在下、アルキル化剤と反応させることを特
    徴とする下記一般式(−c) (式中、mは1〜5の整数、Mは水素、アンモニ
    ウム、低級アルキルアンモニウムイオン又は金属
    イオン、Rは炭素数1〜18のn−アルキル基を示
    す。) で示されるO−n−アルキルカリキサレン−p−
    スルホン酸、及びその塩の製造方法。
JP20599084A 1984-09-29 1984-09-29 新規なカリキサレン誘導体及びその製造方法 Granted JPS6183156A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20599084A JPS6183156A (ja) 1984-09-29 1984-09-29 新規なカリキサレン誘導体及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20599084A JPS6183156A (ja) 1984-09-29 1984-09-29 新規なカリキサレン誘導体及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6183156A JPS6183156A (ja) 1986-04-26
JPH055825B2 true JPH055825B2 (ja) 1993-01-25

Family

ID=16516073

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20599084A Granted JPS6183156A (ja) 1984-09-29 1984-09-29 新規なカリキサレン誘導体及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6183156A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0822827B2 (ja) * 1988-07-01 1996-03-06 豊 森田 カリックスアレン誘導体およびそれを製造する方法
US5312837A (en) * 1991-01-29 1994-05-17 Genelabs Technologies, Inc. Method of treating viral infections with aryl macrocyclic compounds

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6183156A (ja) 1986-04-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2017236669B2 (en) An improved process for the preparation of sugammadex
US2325038A (en) Nuclear substituted triarylmethane derivatives and process of making them
RU2468004C2 (ru) Способ получения дигидроксибензолдисульфонатов металлов
IL297180B1 (en) Process for synthesizing sulfonated triaryl methane compounds
JPH055825B2 (ja)
EP0918751B1 (en) Process for the dealkylating sulfonation of p-alkyl calixarenes
JPH0729993B2 (ja) 新規なカリツクスアレン誘導体及びその製造方法
JP7085654B2 (ja) アクリダン類のn-アルキル化
JPH07304872A (ja) スルホン化ポリアリーレンスルフィド化合物の製造方法
JP2006518754A (ja) ベンズヒドリルチオアセトアミドの改良製法
AU2021253118A1 (en) Process for synthesizing sulfonated triaryl methane compounds
RU2680090C1 (ru) 2-(4,4-дифтор-1,3,5,7-тетраметил-2,6-дисульфо-4-боро-3а,4а-диаза-s-индацен-8-ил)-бензойная кислота и ее производные, способ их получения и их применение для флуоресцентного мечения белковых молекул
EP1282590A2 (en) A process for the preparation of anthracycline derivatives
HU182010B (en) Novel 2,2-dimethyl-1,2-dihydro-quinoline derivatives having anti-oxidant activity
JPS6372669A (ja) 新規なカリツクスアレン誘導体及びその製造方法
WO1998047878A1 (en) A process for the preparation of highly pure 6,7-dichloro-5- nitro-2,3-dihydroquinoxaline-2,3-dione
RU2181736C2 (ru) Способ получения сульфозамещенных фталоцианинов
JPS6140661B2 (ja)
JPWO1992006935A1 (ja) スルホン化剤及びスルホン化法
WO2008040947A2 (en) Soluble diazoalkane precursors
JP3924027B2 (ja) オルソヒドロキシマンデル酸ナトリウム/フエノール/水錯体、その製造法及びオルソヒドロキシマンデル酸ナトリウムの分離のための使用
US3549681A (en) 6-sulfuric acid esters of 6-demethyltetracyclines
JPS61210061A (ja) 1,4−ジアミノアントラキノン−2−スルホン酸の製造方法
JPS6141358B2 (ja)
JPH08208594A (ja) 塩化メチルを用いてアリールスルフィン酸をメチル化することによるメチルスルホニル芳香族化合物の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees