JPH0558317A - パワーステアリング装置 - Google Patents
パワーステアリング装置Info
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- JPH0558317A JPH0558317A JP25294891A JP25294891A JPH0558317A JP H0558317 A JPH0558317 A JP H0558317A JP 25294891 A JP25294891 A JP 25294891A JP 25294891 A JP25294891 A JP 25294891A JP H0558317 A JPH0558317 A JP H0558317A
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- Japan
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- steering
- state
- assist amount
- steering wheel
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- Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 車両がアンチロック制御状態または4WD状
態にあるときにはそうでないときより操舵力のアシスト
量を多くすることにより、アンチロック制御状態および
4WD状態に起因して舵取り車輪に発生するショックお
よび振動がステアリングホイールを介してドライバに伝
達されないようにする。 【構成】 車両がアンチロック制御状態にあるときには
アシスト量Pを通常アシスト量P0 より大きな特別アシ
スト量P1 とし(S1,6,7)、一方、車両が4WD
状態にあるときにはアシスト量Pを通常アシスト量P0
と1以上の補正係数Kとの積とすることによって通常ア
シスト量P0 より多くする(S3,8,9)。アシスト
量Pが多いほどアンチロック制御状態および4WD状態
に起因して舵取り車輪に発生するショックおよび振動が
本パワーステアリング装置で吸収されてステアリングホ
イールに伝達されずに済む。
態にあるときにはそうでないときより操舵力のアシスト
量を多くすることにより、アンチロック制御状態および
4WD状態に起因して舵取り車輪に発生するショックお
よび振動がステアリングホイールを介してドライバに伝
達されないようにする。 【構成】 車両がアンチロック制御状態にあるときには
アシスト量Pを通常アシスト量P0 より大きな特別アシ
スト量P1 とし(S1,6,7)、一方、車両が4WD
状態にあるときにはアシスト量Pを通常アシスト量P0
と1以上の補正係数Kとの積とすることによって通常ア
シスト量P0 より多くする(S3,8,9)。アシスト
量Pが多いほどアンチロック制御状態および4WD状態
に起因して舵取り車輪に発生するショックおよび振動が
本パワーステアリング装置で吸収されてステアリングホ
イールに伝達されずに済む。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両のパワーステアリン
グ装置に関するものであり、特に車両のステアリングホ
イールに発生するショックおよび振動を軽減させる技術
に関するものである。
グ装置に関するものであり、特に車両のステアリングホ
イールに発生するショックおよび振動を軽減させる技術
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パワーステアリング装置の一態様とし
て、ドライバにより車両のステアリングホイールに加え
られる操舵力をアシストし、そのアシスト量を操舵力の
みならず他のパラメータによっても変化させるものが既
に存在する。そして、実開昭58−180381号公報
に記載されているように、車速に応じてアシスト量を変
化させる車速感応型のパワーステアリング装置や、エン
ジン回転数に応じてアシスト量を変化させる回転数感応
型のパワーステアリング装置などが既に知られている。
て、ドライバにより車両のステアリングホイールに加え
られる操舵力をアシストし、そのアシスト量を操舵力の
みならず他のパラメータによっても変化させるものが既
に存在する。そして、実開昭58−180381号公報
に記載されているように、車速に応じてアシスト量を変
化させる車速感応型のパワーステアリング装置や、エン
ジン回転数に応じてアシスト量を変化させる回転数感応
型のパワーステアリング装置などが既に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このパワーステアリン
グ装置は例えば、制御開始条件が満たされれば作動状
態、制御終了条件が満たされれば非作動状態となり、作
動状態では舵取り車輪の回転状態を制御する舵取り車輪
制御装置を備えた車両に設けられる。舵取り車輪制御装
置は例えば、車両制動時に舵取り車輪にロック傾向が生
じれば作動して舵取り車輪がロック状態に陥らないよう
に舵取り車輪のブレーキ圧を制御するアンチロック制御
装置や、車両の舵取り車輪と非舵取り車輪とのうち過大
なスリップが発生していない方にエンジンの駆動力を伝
達するためや、舵取り車輪にも非舵取り車輪にも過大な
スリップを発生させないために、センタデフクラッチ
(例えば湿式多板クラッチ)の制御油圧を制御する駆動
力伝達制御装置などである。
グ装置は例えば、制御開始条件が満たされれば作動状
態、制御終了条件が満たされれば非作動状態となり、作
動状態では舵取り車輪の回転状態を制御する舵取り車輪
制御装置を備えた車両に設けられる。舵取り車輪制御装
置は例えば、車両制動時に舵取り車輪にロック傾向が生
じれば作動して舵取り車輪がロック状態に陥らないよう
に舵取り車輪のブレーキ圧を制御するアンチロック制御
装置や、車両の舵取り車輪と非舵取り車輪とのうち過大
なスリップが発生していない方にエンジンの駆動力を伝
達するためや、舵取り車輪にも非舵取り車輪にも過大な
スリップを発生させないために、センタデフクラッチ
(例えば湿式多板クラッチ)の制御油圧を制御する駆動
力伝達制御装置などである。
【0004】この舵取り車輪制御装置が作動状態にある
ときには、舵取り車輪にショックや振動が加えられ、そ
れらショックや振動はステアリング系に加えられるのが
普通である。しかし、従来のパワーステアリング装置に
おいては、ステアリング系に加えられたショックや振動
が十分には軽減(吸収)されることなくステアリングホ
イールに伝達され、ひいてはドライバに伝達されてしま
う。そのため、舵取り車輪制御装置が作動状態にあると
きにはドライバがステアリングホイールから不快なショ
ックや振動を感じてしまい、操舵フィーリングが十分に
は良好ではないという問題があった。
ときには、舵取り車輪にショックや振動が加えられ、そ
れらショックや振動はステアリング系に加えられるのが
普通である。しかし、従来のパワーステアリング装置に
おいては、ステアリング系に加えられたショックや振動
が十分には軽減(吸収)されることなくステアリングホ
イールに伝達され、ひいてはドライバに伝達されてしま
う。そのため、舵取り車輪制御装置が作動状態にあると
きにはドライバがステアリングホイールから不快なショ
ックや振動を感じてしまい、操舵フィーリングが十分に
は良好ではないという問題があった。
【0005】本発明はこの問題を解決することを課題と
して為されたものである。
して為されたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】そして、本発明の要旨
は、制御開始条件が満たされれば作動状態、制御終了条
件が満たされれば非作動状態となり、作動状態では舵取
り車輪の回転状態を制御する舵取り車輪制御装置を備え
た車両に設けられるパワーステアリング装置において、
ドライバにより車両のステアリングホイールに加えられ
る操舵力をアシストするアシスト量を、舵取り車輪制御
装置が作動状態にあるときの方が非作動状態にあるとき
より多くなるように変化させる操舵力アシスト量制御手
段を設けたことにある。
は、制御開始条件が満たされれば作動状態、制御終了条
件が満たされれば非作動状態となり、作動状態では舵取
り車輪の回転状態を制御する舵取り車輪制御装置を備え
た車両に設けられるパワーステアリング装置において、
ドライバにより車両のステアリングホイールに加えられ
る操舵力をアシストするアシスト量を、舵取り車輪制御
装置が作動状態にあるときの方が非作動状態にあるとき
より多くなるように変化させる操舵力アシスト量制御手
段を設けたことにある。
【0007】
【作用】本発明に係るパワーステアリング装置において
は、操舵力アシスト量制御手段により、アシスト量が舵
取り車輪制御装置が作動状態にあるときの方が非作動状
態にあるときより多くなるように変化させられる。パワ
ーステアリング装置においては一般に、アシスト量が多
いほど舵取り車輪からパワーステアリング装置に伝達さ
れるショックや振動がそのパワーステアリング装置で吸
収されてステアリングホイールに伝達され難くなる。そ
のため、舵取り車輪制御装置が作動状態にあるときにア
シスト量が多くなれば、舵取り車輪のショックおよび振
動がステアリングホイールを介してドライバに伝達され
ずに済む。
は、操舵力アシスト量制御手段により、アシスト量が舵
取り車輪制御装置が作動状態にあるときの方が非作動状
態にあるときより多くなるように変化させられる。パワ
ーステアリング装置においては一般に、アシスト量が多
いほど舵取り車輪からパワーステアリング装置に伝達さ
れるショックや振動がそのパワーステアリング装置で吸
収されてステアリングホイールに伝達され難くなる。そ
のため、舵取り車輪制御装置が作動状態にあるときにア
シスト量が多くなれば、舵取り車輪のショックおよび振
動がステアリングホイールを介してドライバに伝達され
ずに済む。
【0008】
【発明の効果】このように、本発明に従えば、舵取り車
輪制御装置が作動状態にあるために舵取り車輪にショッ
クや振動が発生してもそれがドライバに伝達されずに済
むため、舵取り車輪制御装置が作動状態にあるか否かを
問わず操舵フィーリングが良好に維持されるという効果
が得られる。
輪制御装置が作動状態にあるために舵取り車輪にショッ
クや振動が発生してもそれがドライバに伝達されずに済
むため、舵取り車輪制御装置が作動状態にあるか否かを
問わず操舵フィーリングが良好に維持されるという効果
が得られる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例であるパワーステア
リング装置であって、舵取り車輪制御装置として駆動力
伝達制御装置とアンチロック制御装置とを備えた車両に
設けられるものを図面に基づいて詳細に説明する。
リング装置であって、舵取り車輪制御装置として駆動力
伝達制御装置とアンチロック制御装置とを備えた車両に
設けられるものを図面に基づいて詳細に説明する。
【0010】本パワーステアリング装置においては図2
に示すように、リザーバタンク10内のオイルがオイル
ポンプとしての、車両のエンジン11(図3参照)によ
って駆動されるベーンポンプ12によって汲み上げられ
てパワーシリンダ14に供給される。ベーンポンプ12
は図示しないフローコントロールバルブを内蔵してい
て、ベーンポンプ12の回転数すなわちエンジンの回転
数とは無関係にベーンポンプ12からの吐出油量が一定
に保たれるようになっている。パワーシリンダ14は、
ベーンポンプ12から供給されたオイルの油圧を機械力
に変換して舵取り車輪である左右前輪15,16(図3
参照)の操舵力をアシストするものであって、車両の左
右方向に移動して左右前輪15,16の舵角を変化させ
るコントロールラック18に固定のパワーピストン20
と、そのパワーピストン20に、左右前輪15,16を
右方向に操舵するための右切り圧と左方向に操舵するた
めの左切り圧とをそれぞれ作用させるシリンダ右室22
およびシリンダ左室24とを備えている。
に示すように、リザーバタンク10内のオイルがオイル
ポンプとしての、車両のエンジン11(図3参照)によ
って駆動されるベーンポンプ12によって汲み上げられ
てパワーシリンダ14に供給される。ベーンポンプ12
は図示しないフローコントロールバルブを内蔵してい
て、ベーンポンプ12の回転数すなわちエンジンの回転
数とは無関係にベーンポンプ12からの吐出油量が一定
に保たれるようになっている。パワーシリンダ14は、
ベーンポンプ12から供給されたオイルの油圧を機械力
に変換して舵取り車輪である左右前輪15,16(図3
参照)の操舵力をアシストするものであって、車両の左
右方向に移動して左右前輪15,16の舵角を変化させ
るコントロールラック18に固定のパワーピストン20
と、そのパワーピストン20に、左右前輪15,16を
右方向に操舵するための右切り圧と左方向に操舵するた
めの左切り圧とをそれぞれ作用させるシリンダ右室22
およびシリンダ左室24とを備えている。
【0011】上述のリザーバタンク10,ベーンポンプ
12およびパワーシリンダ14の間にステアリングギヤ
ボックス(以下、単にギヤボックスという)30が設け
られている。このギヤボックス30においては、一端が
図示しないステアリングホイールに一体的に回転可能に
連結されたトーションバー32の他端がピニオンギヤ3
4に一体的に回転可能に連結され、そのピニオンギヤ3
4の歯部が前記コントロールラック18の歯部に噛み合
わされている。すなわち、本パワーステアリング装置の
ステアリングギヤ機構はラックアンドピニオン型なので
ある。
12およびパワーシリンダ14の間にステアリングギヤ
ボックス(以下、単にギヤボックスという)30が設け
られている。このギヤボックス30においては、一端が
図示しないステアリングホイールに一体的に回転可能に
連結されたトーションバー32の他端がピニオンギヤ3
4に一体的に回転可能に連結され、そのピニオンギヤ3
4の歯部が前記コントロールラック18の歯部に噛み合
わされている。すなわち、本パワーステアリング装置の
ステアリングギヤ機構はラックアンドピニオン型なので
ある。
【0012】ギヤボックス30内には、いずれも複数の
半径方向油路を持つコントロールバルブシャフト36お
よびロータリバルブ38を主体とするコントロールバル
ブ40が、リザーバタンク10,ベーンポンプ12,シ
リンダ右室22およびシリンダ左室24に接続された状
態で設けられている。コントロールバルブシャフト36
は、円筒状を成してトーションバー32の外側に適当な
隙間を隔てて挿通され、それの一端部はピン42により
トーションバー32に固定されているが、他端部はトー
ションバー32から浮かされている。ロータリバルブ3
8は、円筒状を成してコントロールバルブシャフト36
の外側に油密かつ摺動回転可能に嵌合されるとともに、
自身の外周面においてギヤハウジング44に油密かつ摺
動回転可能に嵌合されている。また、ロータリバルブ3
8はピニオンギヤ34と一体的に回転可能に連結されて
いる。そして、コントロールバルブ40は、ドライバに
よる操舵によってトーションバー32が捩じられればそ
の捩じられた分だけロータリバルブ38に対するコント
ロールバルブシャフト36の相対的な位相が変化すると
いう現象を利用して、リザーバタンク10,ベーンポン
プ12,シリンダ右室22およびシリンダ左室24の間
の油路の切り換えおよび各油路の絞り面積の制御を行
い、これにより、ステアリングホイールの操舵方向およ
び操舵力に応じてパワーシリンダ20の作動方向(すな
わち操舵力のパワーアシスト方向)および作動力(すな
わち操舵力のパワーアシスト量)を制御する。
半径方向油路を持つコントロールバルブシャフト36お
よびロータリバルブ38を主体とするコントロールバル
ブ40が、リザーバタンク10,ベーンポンプ12,シ
リンダ右室22およびシリンダ左室24に接続された状
態で設けられている。コントロールバルブシャフト36
は、円筒状を成してトーションバー32の外側に適当な
隙間を隔てて挿通され、それの一端部はピン42により
トーションバー32に固定されているが、他端部はトー
ションバー32から浮かされている。ロータリバルブ3
8は、円筒状を成してコントロールバルブシャフト36
の外側に油密かつ摺動回転可能に嵌合されるとともに、
自身の外周面においてギヤハウジング44に油密かつ摺
動回転可能に嵌合されている。また、ロータリバルブ3
8はピニオンギヤ34と一体的に回転可能に連結されて
いる。そして、コントロールバルブ40は、ドライバに
よる操舵によってトーションバー32が捩じられればそ
の捩じられた分だけロータリバルブ38に対するコント
ロールバルブシャフト36の相対的な位相が変化すると
いう現象を利用して、リザーバタンク10,ベーンポン
プ12,シリンダ右室22およびシリンダ左室24の間
の油路の切り換えおよび各油路の絞り面積の制御を行
い、これにより、ステアリングホイールの操舵方向およ
び操舵力に応じてパワーシリンダ20の作動方向(すな
わち操舵力のパワーアシスト方向)および作動力(すな
わち操舵力のパワーアシスト量)を制御する。
【0013】ギヤボックス30内にはさらに、ステアリ
ングホイールにそれの回転を抑制する力を油圧反力とし
て作用させる油圧反力作用装置50も設けられている。
油圧反力作用装置50は、コントロールバルブシャフト
36の外周面からそれの直径方向に互いに逆向きに延び
出させられた一対のレバー52の各々の両側面にそれぞ
れ対向させられた4個のプランジャ54と、各レバー側
面に油圧反力を作用させるべく各プランジャ54の背面
に油圧を作用させる4個の油圧反力室58と、各油圧反
力室58に発生する油圧(以下、反力圧という)を変化
させるソレノイドバルブ60とを備えている。なお、プ
ランジャ54および油圧反力室58は前記ピニオンギヤ
34に組み込まれている。
ングホイールにそれの回転を抑制する力を油圧反力とし
て作用させる油圧反力作用装置50も設けられている。
油圧反力作用装置50は、コントロールバルブシャフト
36の外周面からそれの直径方向に互いに逆向きに延び
出させられた一対のレバー52の各々の両側面にそれぞ
れ対向させられた4個のプランジャ54と、各レバー側
面に油圧反力を作用させるべく各プランジャ54の背面
に油圧を作用させる4個の油圧反力室58と、各油圧反
力室58に発生する油圧(以下、反力圧という)を変化
させるソレノイドバルブ60とを備えている。なお、プ
ランジャ54および油圧反力室58は前記ピニオンギヤ
34に組み込まれている。
【0014】ギヤボックス30内にはさらに分流弁64
も設けられている。分流弁64は、ベーンポンプ12か
ら吐き出されたオイルをコントロールバルブ40側とソ
レノイドバルブ60側とに分流するとともに、コントロ
ールバルブ40側の油圧とソレノイドバルブ60側の油
圧との差が変動してもベーンポンプ12からのオイルを
常に一定流量でソレノイドバルブ60側に供給するもの
である。そして、分流弁64からソレノイドバルブ60
に供給されたオイルがソレノイドバルブ60で絞られる
ことにより、各油圧反力室58に反力圧が発生させられ
る。なお、ソレノイドバルブ60はそれへの供給電流が
小さいほど開口面積を小さくするように(分流弁64と
リザーバタンク10との間の流路面積を小さくするよう
に)設計されているため、結局、供給電流が小さいほど
各油圧反力室58に高い反力圧が発生することとなる。
すなわち、本パワーステアリング装置は、油圧反力によ
って実質的なアシスト量を制御する反力制御型なのであ
る。
も設けられている。分流弁64は、ベーンポンプ12か
ら吐き出されたオイルをコントロールバルブ40側とソ
レノイドバルブ60側とに分流するとともに、コントロ
ールバルブ40側の油圧とソレノイドバルブ60側の油
圧との差が変動してもベーンポンプ12からのオイルを
常に一定流量でソレノイドバルブ60側に供給するもの
である。そして、分流弁64からソレノイドバルブ60
に供給されたオイルがソレノイドバルブ60で絞られる
ことにより、各油圧反力室58に反力圧が発生させられ
る。なお、ソレノイドバルブ60はそれへの供給電流が
小さいほど開口面積を小さくするように(分流弁64と
リザーバタンク10との間の流路面積を小さくするよう
に)設計されているため、結局、供給電流が小さいほど
各油圧反力室58に高い反力圧が発生することとなる。
すなわち、本パワーステアリング装置は、油圧反力によ
って実質的なアシスト量を制御する反力制御型なのであ
る。
【0015】なお、コントロールバルブ40側と油圧反
力室58側とは固定オリフィス68を経て互いに接続さ
れている。コントロールバルブ40側の圧力の上昇時
(操舵時)に、オイルを油圧反力室58側へ流してそれ
の油圧を増加させ、これにより、中・高速域の操舵時に
手応えのある操舵フィーリングが実現されるようになっ
ているのである。
力室58側とは固定オリフィス68を経て互いに接続さ
れている。コントロールバルブ40側の圧力の上昇時
(操舵時)に、オイルを油圧反力室58側へ流してそれ
の油圧を増加させ、これにより、中・高速域の操舵時に
手応えのある操舵フィーリングが実現されるようになっ
ているのである。
【0016】上記ソレノイドバルブ60はパワーステア
リングコンピュータ(以下、単にPSコンピュータとい
う)70によって制御される。PSコンピュータ70に
は車速センサ72,エンジン11のスロットルバルブの
開度(以下、単にスロットル開度という)を検出するス
ロットル開度センサ76,車両のトランスミッションの
シフト位置を検出するシフト位置センサ78等の各種セ
ンサが接続されている。また、PSコンピュータ70の
ROMには、操舵アシスト制御プログラム(図1のフロ
ーチャートで表されるプログラム)と、車速Vとアシス
ト量Pとの間の、2種類の関係(図4の2つのグラフで
表される関係)をそれぞれ規定する制御マップP0 およ
びP1 と、スロットル開度θとシフト位置(変速段)と
補正係数Kとの間の関係(図5の4つのグラフで表され
る関係)を規定する制御マップKとが記憶されている。
リングコンピュータ(以下、単にPSコンピュータとい
う)70によって制御される。PSコンピュータ70に
は車速センサ72,エンジン11のスロットルバルブの
開度(以下、単にスロットル開度という)を検出するス
ロットル開度センサ76,車両のトランスミッションの
シフト位置を検出するシフト位置センサ78等の各種セ
ンサが接続されている。また、PSコンピュータ70の
ROMには、操舵アシスト制御プログラム(図1のフロ
ーチャートで表されるプログラム)と、車速Vとアシス
ト量Pとの間の、2種類の関係(図4の2つのグラフで
表される関係)をそれぞれ規定する制御マップP0 およ
びP1 と、スロットル開度θとシフト位置(変速段)と
補正係数Kとの間の関係(図5の4つのグラフで表され
る関係)を規定する制御マップKとが記憶されている。
【0017】なお、制御マップP0 およびP1 はいずれ
も、図4に示すように、車速Vが高いほどアシスト量P
が少なくなる関係を規定するものとされている。そのた
め、低速時および据え切り時にはアシスト量Pが多くな
って軽快な操舵フィーリングが実現される一方、中・高
速時にはアシスト量Pが少なくなって手応えのある操舵
フィーリングが実現される。ただし、制御マップP0 は
車両がアンチロック制御状態にないときに用いられる通
常アシスト特性マップとされているのに対し、制御マッ
プP1 は車両がアンチロック制御状態にあるときに用い
られる特別アシスト特性マップとされている。
も、図4に示すように、車速Vが高いほどアシスト量P
が少なくなる関係を規定するものとされている。そのた
め、低速時および据え切り時にはアシスト量Pが多くな
って軽快な操舵フィーリングが実現される一方、中・高
速時にはアシスト量Pが少なくなって手応えのある操舵
フィーリングが実現される。ただし、制御マップP0 は
車両がアンチロック制御状態にないときに用いられる通
常アシスト特性マップとされているのに対し、制御マッ
プP1 は車両がアンチロック制御状態にあるときに用い
られる特別アシスト特性マップとされている。
【0018】また、制御マップKは図5に示すように、
スロットル開度θが大きいほど補正係数Kが大きくな
り、かつ、シフト位置の段数が小さいほど補正係数Kが
大きくなる関係を規定するものとされている。補正係数
K(1以上の連続数)は車両が4WD状態にあるとき
(すなわち、舵取り車輪である左右前輪15,16が駆
動車輪とされているとき)に用いられ、通常アシスト特
性マップを用いて車速Vから決まる通常アシスト量P0
に乗じられてそれを補正して制御目標アシスト量Pを得
るためのものである。そのため、補正係数Kが大きいほ
ど制御目標アシスト量Pが多くされることになる。
スロットル開度θが大きいほど補正係数Kが大きくな
り、かつ、シフト位置の段数が小さいほど補正係数Kが
大きくなる関係を規定するものとされている。補正係数
K(1以上の連続数)は車両が4WD状態にあるとき
(すなわち、舵取り車輪である左右前輪15,16が駆
動車輪とされているとき)に用いられ、通常アシスト特
性マップを用いて車速Vから決まる通常アシスト量P0
に乗じられてそれを補正して制御目標アシスト量Pを得
るためのものである。そのため、補正係数Kが大きいほ
ど制御目標アシスト量Pが多くされることになる。
【0019】以上説明したパワーステアリング装置が設
けられる車両においては、図3に示すように、エンジン
11の出力が常時、非舵取り車輪である左右後輪90,
92に伝達されるようになっている。そして、前述の駆
動力伝達制御装置は、常には非作動状態にあってエンジ
ン11の出力を左右前輪15,16に伝達しないが、路
面の摩擦係数が低くなると作動状態となり、その摩擦係
数の高さに基づき、油圧装置94を介して湿式多板クラ
ッチ96の係合状態を制御することによってエンジン1
1の出力を左右前輪15,16にも伝達して、前輪1
5,16と後輪90,92との間の駆動力配分を制御す
るものである。油圧装置94は4WDコンピュータ98
からの信号に応じて作動する。なお、駆動力伝達制御装
置の制御開始条件の一例は、前輪15,16と後輪9
0,92との間の車輪速度差が第1しきい値を超えるこ
とであり、また、制御終了条件の一例は、その車輪速度
差が第2しきい値(第1しきい値と同じ値とすることも
異なる値とすることもできる)以下になることである。
けられる車両においては、図3に示すように、エンジン
11の出力が常時、非舵取り車輪である左右後輪90,
92に伝達されるようになっている。そして、前述の駆
動力伝達制御装置は、常には非作動状態にあってエンジ
ン11の出力を左右前輪15,16に伝達しないが、路
面の摩擦係数が低くなると作動状態となり、その摩擦係
数の高さに基づき、油圧装置94を介して湿式多板クラ
ッチ96の係合状態を制御することによってエンジン1
1の出力を左右前輪15,16にも伝達して、前輪1
5,16と後輪90,92との間の駆動力配分を制御す
るものである。油圧装置94は4WDコンピュータ98
からの信号に応じて作動する。なお、駆動力伝達制御装
置の制御開始条件の一例は、前輪15,16と後輪9
0,92との間の車輪速度差が第1しきい値を超えるこ
とであり、また、制御終了条件の一例は、その車輪速度
差が第2しきい値(第1しきい値と同じ値とすることも
異なる値とすることもできる)以下になることである。
【0020】一方、前述のアンチロック制御装置は同図
に示すように、常には非作動状態にあって、各車輪1
5,16,90,92のブレーキ圧を制御しないが、車
両制動時に各車輪15,16,90,92にロック傾向
が生じると作動状態となり、各車輪15,16,90,
92がロック状態に陥ることがないように油圧装置10
0により各車輪15,16,90,92のブレーキ圧を
増減させるものである。油圧装置100はABSコンピ
ュータ102からの信号に応じて作動する。なお、アン
チロック制御装置の制御開始条件の一例は、車両制動時
に、4個の車輪15,16,90,92の4個の車輪速
度から推定した推定車速と各車輪15,16,90,9
2の車輪速度との差が第1しきい値を超えることであ
り、また、制御終了条件の一例は、車両制動が解除され
るか、または、推定車速と各車輪15,16,90,9
2の車輪速度との差が第2しきい値(第1しきい値と同
じ値とすることも異なる値とすることもできる)以下に
なることである。
に示すように、常には非作動状態にあって、各車輪1
5,16,90,92のブレーキ圧を制御しないが、車
両制動時に各車輪15,16,90,92にロック傾向
が生じると作動状態となり、各車輪15,16,90,
92がロック状態に陥ることがないように油圧装置10
0により各車輪15,16,90,92のブレーキ圧を
増減させるものである。油圧装置100はABSコンピ
ュータ102からの信号に応じて作動する。なお、アン
チロック制御装置の制御開始条件の一例は、車両制動時
に、4個の車輪15,16,90,92の4個の車輪速
度から推定した推定車速と各車輪15,16,90,9
2の車輪速度との差が第1しきい値を超えることであ
り、また、制御終了条件の一例は、車両制動が解除され
るか、または、推定車速と各車輪15,16,90,9
2の車輪速度との差が第2しきい値(第1しきい値と同
じ値とすることも異なる値とすることもできる)以下に
なることである。
【0021】そして、それら4WDコンピュータ98も
ABSコンピュータ102も、図2に示すように、PS
コンピュータ70に接続され、4WDコンピュータ98
およびABSコンピュータ102がそれぞれ作動状態に
ある間PSコンピュータ70にその旨の信号(以下、作
動信号という)を出力し続けるようになっている。
ABSコンピュータ102も、図2に示すように、PS
コンピュータ70に接続され、4WDコンピュータ98
およびABSコンピュータ102がそれぞれ作動状態に
ある間PSコンピュータ70にその旨の信号(以下、作
動信号という)を出力し続けるようになっている。
【0022】次にPSコンピュータ70の作動を詳細に
説明する。
説明する。
【0023】車両のイグニションスイッチがON状態に
操作されてPSコンピュータ70の電源が投入されれ
ば、PSコンピュータ70は図1の操舵アシスト制御プ
ログラムを定期的に実行する。
操作されてPSコンピュータ70の電源が投入されれ
ば、PSコンピュータ70は図1の操舵アシスト制御プ
ログラムを定期的に実行する。
【0024】本プログラムの各回の実行時にはまず、ス
テップS1(以下、単にS1で表す。他のステップにつ
いても同じ)において、車速センサ72から車速V、ス
ロットル開度センサ76からスロットル開度θ、シフト
位置センサ78からシフト位置がそれぞれ入力される。
テップS1(以下、単にS1で表す。他のステップにつ
いても同じ)において、車速センサ72から車速V、ス
ロットル開度センサ76からスロットル開度θ、シフト
位置センサ78からシフト位置がそれぞれ入力される。
【0025】続いて、S2において、ABSコンピュー
タ102から作動信号が出力されているか否か、すなわ
ち、車両がアンチロック制御状態(図において「ABS
作動」で表す)にあるか否かが判定される。今回は作動
信号が出力されていないと仮定すれば、判定がNOとな
り、S3において、4WDコンピュータ98から作動信
号が出力されているか否か、すなわち、車両が4WD状
態(すなわち、舵取り車輪である左右前輪15,16が
駆動車輪とされている状態。図において「4WD作動」
で表す)にあるか否かが判定される。今回はこの作動信
号も出力されていないと仮定すれば、判定がNOとな
り、S4において、フラグF1とフラグF2との少なく
とも一方が1にセットされているか否かが判定される。
それらフラグはいずれも、PSコンピュータ70の電源
投入に伴って0にリセットされ、今回までそれらフラグ
はいずれも0にリセットされたままであるため、判定が
NOとなる。その後、S5において、通常アシスト特性
マップを用いて車速Vに対応する通常アシスト量P0 が
決定され、それが今回の制御目標アシスト量Pとされ、
さらに、それが実現されるようにソレノイドバルブ60
が制御される。以上で本プログラムの一回の実行が終了
する。
タ102から作動信号が出力されているか否か、すなわ
ち、車両がアンチロック制御状態(図において「ABS
作動」で表す)にあるか否かが判定される。今回は作動
信号が出力されていないと仮定すれば、判定がNOとな
り、S3において、4WDコンピュータ98から作動信
号が出力されているか否か、すなわち、車両が4WD状
態(すなわち、舵取り車輪である左右前輪15,16が
駆動車輪とされている状態。図において「4WD作動」
で表す)にあるか否かが判定される。今回はこの作動信
号も出力されていないと仮定すれば、判定がNOとな
り、S4において、フラグF1とフラグF2との少なく
とも一方が1にセットされているか否かが判定される。
それらフラグはいずれも、PSコンピュータ70の電源
投入に伴って0にリセットされ、今回までそれらフラグ
はいずれも0にリセットされたままであるため、判定が
NOとなる。その後、S5において、通常アシスト特性
マップを用いて車速Vに対応する通常アシスト量P0 が
決定され、それが今回の制御目標アシスト量Pとされ、
さらに、それが実現されるようにソレノイドバルブ60
が制御される。以上で本プログラムの一回の実行が終了
する。
【0026】以上、車両がアンチロック制御状態にも4
WD状態にもない状態について説明したが、この状態か
らアンチロック制御状態に移行した場合には、S2の判
定がYESとなり、S6において、特別アシスト特性マ
ップを用いて車速Vに対応する特別アシスト量P1 が決
定され、それが今回の制御目標アシスト量Pとされ、さ
らに、それが実現されるようにソレノイドバルブ60が
制御される。その後、S7においてフラグF1が1にセ
ットされる。以上で本プログラムの一回の実行が終了す
る。
WD状態にもない状態について説明したが、この状態か
らアンチロック制御状態に移行した場合には、S2の判
定がYESとなり、S6において、特別アシスト特性マ
ップを用いて車速Vに対応する特別アシスト量P1 が決
定され、それが今回の制御目標アシスト量Pとされ、さ
らに、それが実現されるようにソレノイドバルブ60が
制御される。その後、S7においてフラグF1が1にセ
ットされる。以上で本プログラムの一回の実行が終了す
る。
【0027】また、車両がアンチロック制御状態にも4
WD状態にもない状態から4WD状態に移行した場合に
は、S2の判定がNO、S3の判定がYESとなり、S
8において、通常アシスト特性マップを用いて車速Vに
対応する通常アシスト量P0 が決定され、制御マップK
を用いてスロットル開度θとシフト位置とに対応する補
正係数Kが決定され、さらに、その通常アシスト量P0
と補正係数Kとの積が今回の制御目標アシスト量Pとさ
れ、それが実現されるようにソレノイドバルブ60が制
御される。その後、S9においてフラグF2が1にセッ
トされる。以上で本プログラムの一回の実行が終了す
る。
WD状態にもない状態から4WD状態に移行した場合に
は、S2の判定がNO、S3の判定がYESとなり、S
8において、通常アシスト特性マップを用いて車速Vに
対応する通常アシスト量P0 が決定され、制御マップK
を用いてスロットル開度θとシフト位置とに対応する補
正係数Kが決定され、さらに、その通常アシスト量P0
と補正係数Kとの積が今回の制御目標アシスト量Pとさ
れ、それが実現されるようにソレノイドバルブ60が制
御される。その後、S9においてフラグF2が1にセッ
トされる。以上で本プログラムの一回の実行が終了す
る。
【0028】また、車両がアンチロック制御状態または
4WD状態にある状態からアンチロック制御状態にも4
WD状態にもない状態に移行した場合には、S2の判定
もS3の判定もNOとなり、S4において、フラグF1
とフラグF2との少なくとも一方が1にセットされてい
るか否かが判定される。今回はそうであるから判定がY
ESとなり、S10において、通常アシスト特性マップ
を用いて車速Vに対応する通常アシスト量P0 が決定さ
れ、実際のアシスト量Pが徐々にその通常アシスト量P
0 に近づくようにソレノイドバルブ60が制御される。
S4の実行時にフラグF1とフラグF2との少なくとも
一方が1にセットされているということ、すなわち、前
回の状態がアンチロック制御状態または4WD状態であ
るということは、S10の実行前には実際のアシスト量
Pが通常アシスト量P0 より多いということを意味し、
実際のアシスト量Pをその大きさから直ちに通常アシス
ト量P0 に減少させると、操舵反力がやや急に増加して
操舵フィーリングが悪化するおそれがあるから、実際の
アシスト量Pを徐々に通常アシスト量P0 に近づけるの
である。その後、S11において、フラグF1もフラグ
F2も0にリセットされる。以上で本プログラムの一回
の実行が終了する。
4WD状態にある状態からアンチロック制御状態にも4
WD状態にもない状態に移行した場合には、S2の判定
もS3の判定もNOとなり、S4において、フラグF1
とフラグF2との少なくとも一方が1にセットされてい
るか否かが判定される。今回はそうであるから判定がY
ESとなり、S10において、通常アシスト特性マップ
を用いて車速Vに対応する通常アシスト量P0 が決定さ
れ、実際のアシスト量Pが徐々にその通常アシスト量P
0 に近づくようにソレノイドバルブ60が制御される。
S4の実行時にフラグF1とフラグF2との少なくとも
一方が1にセットされているということ、すなわち、前
回の状態がアンチロック制御状態または4WD状態であ
るということは、S10の実行前には実際のアシスト量
Pが通常アシスト量P0 より多いということを意味し、
実際のアシスト量Pをその大きさから直ちに通常アシス
ト量P0 に減少させると、操舵反力がやや急に増加して
操舵フィーリングが悪化するおそれがあるから、実際の
アシスト量Pを徐々に通常アシスト量P0 に近づけるの
である。その後、S11において、フラグF1もフラグ
F2も0にリセットされる。以上で本プログラムの一回
の実行が終了する。
【0029】このように、本実施例においては、車両が
アンチロック制御状態または4WD状態にあるときには
そうでないときより、コントロールバルブシャフト36
に作用する油圧反力が小さくされて実質的なアシスト量
Pが多くされる。コントロールバルブシャフト36に作
用する油圧反力が小さくされれば、コントロールバルブ
シャフト36,トーションバー32等の回転の、油圧反
力に基づく規制が緩和され、アンチロック制御状態また
は4WD状態に起因して舵取り車輪である左右前輪1
5,16に発生するショックおよび振動がトーションバ
ー32等で吸収され易くなり、左右前輪15,16に発
生したショック等がコントロールラック18,ピニオン
ギヤ34,トーションバー32等を経てステアリングホ
イールに達してそれを介してドライバに伝達されずに済
む。そのため、本実施例においては、アンチロック制御
状態の有無および4WD状態の有無の如何を問わず操舵
フィーリングが常に良好に維持されるという効果が得ら
れる。
アンチロック制御状態または4WD状態にあるときには
そうでないときより、コントロールバルブシャフト36
に作用する油圧反力が小さくされて実質的なアシスト量
Pが多くされる。コントロールバルブシャフト36に作
用する油圧反力が小さくされれば、コントロールバルブ
シャフト36,トーションバー32等の回転の、油圧反
力に基づく規制が緩和され、アンチロック制御状態また
は4WD状態に起因して舵取り車輪である左右前輪1
5,16に発生するショックおよび振動がトーションバ
ー32等で吸収され易くなり、左右前輪15,16に発
生したショック等がコントロールラック18,ピニオン
ギヤ34,トーションバー32等を経てステアリングホ
イールに達してそれを介してドライバに伝達されずに済
む。そのため、本実施例においては、アンチロック制御
状態の有無および4WD状態の有無の如何を問わず操舵
フィーリングが常に良好に維持されるという効果が得ら
れる。
【0030】以上の説明から明らかなように、本実施例
においては、油圧反力作用装置50と、車速センサ72
と、スロットル開度センサ76と、シフト位置センサ7
8と、PSコンピュータ70の、図1の操舵アシスト制
御プログラムを実行する部分とが操舵力アシスト量制御
手段を構成しているのである。
においては、油圧反力作用装置50と、車速センサ72
と、スロットル開度センサ76と、シフト位置センサ7
8と、PSコンピュータ70の、図1の操舵アシスト制
御プログラムを実行する部分とが操舵力アシスト量制御
手段を構成しているのである。
【0031】なお、本実施例においては、ABSコンピ
ュータ102から作動信号が出力されていれば舵取り車
輪である左右前輪15,16もアンチロック制御状態に
ある可能性があるという事実に基づき(左右前輪15,
16が実際にアンチロック制御状態にあるか否かを検出
することなく)、アシスト量Pを通常より多くするよう
になっていたが、例えば、少なくとも左右前輪15,1
6がアンチロック制御状態にあるか否かを検出し、そう
であるときにはアシスト量Pを通常より多くするが、左
右後輪90,92のみがアンチロック制御状態にあると
きにはアシスト量Pを多くしないようにすることができ
る。
ュータ102から作動信号が出力されていれば舵取り車
輪である左右前輪15,16もアンチロック制御状態に
ある可能性があるという事実に基づき(左右前輪15,
16が実際にアンチロック制御状態にあるか否かを検出
することなく)、アシスト量Pを通常より多くするよう
になっていたが、例えば、少なくとも左右前輪15,1
6がアンチロック制御状態にあるか否かを検出し、そう
であるときにはアシスト量Pを通常より多くするが、左
右後輪90,92のみがアンチロック制御状態にあると
きにはアシスト量Pを多くしないようにすることができ
る。
【0032】また、本実施例においては、パワーステア
リング装置が車速感応型および反力制御型とされていた
が、例えば、エンジン回転数感応型とすることも、コン
トロールバルブ40内を流れるオイルの流量を制御する
ことによって実質的なアシスト量を制御する流量制御型
とすることもできる。
リング装置が車速感応型および反力制御型とされていた
が、例えば、エンジン回転数感応型とすることも、コン
トロールバルブ40内を流れるオイルの流量を制御する
ことによって実質的なアシスト量を制御する流量制御型
とすることもできる。
【0033】以上、本発明の一実施例を図面に基づいて
詳細に説明したが、この他にも、特許請求の範囲を逸脱
することなく、当業者の知識に基づいて種々の変形,改
良を施した態様で本発明を実施することができるのはも
ちろんである。
詳細に説明したが、この他にも、特許請求の範囲を逸脱
することなく、当業者の知識に基づいて種々の変形,改
良を施した態様で本発明を実施することができるのはも
ちろんである。
【図1】本発明の一実施例であるパワーステアリング装
置が用いる操舵アシスト制御プログラムを示すフローチ
ャートである。
置が用いる操舵アシスト制御プログラムを示すフローチ
ャートである。
【図2】上記パワーステアリング装置を示すシステム図
である。
である。
【図3】上記パワーステアリング装置が設けられる車両
に備えられている駆動力伝達制御装置およびアンチロッ
ク制御装置を概念的に示すシステム図である。
に備えられている駆動力伝達制御装置およびアンチロッ
ク制御装置を概念的に示すシステム図である。
【図4】上記パワーステアリング装置が用いる通常アシ
スト特性マップと特別アシスト特性マップとをそれぞれ
示すグラフである。
スト特性マップと特別アシスト特性マップとをそれぞれ
示すグラフである。
【図5】上記パワーステアリング装置が用いるスロット
ル開度θとシフト位置と補正係数Kとの間の関係を示す
グラフである。
ル開度θとシフト位置と補正係数Kとの間の関係を示す
グラフである。
12 ベーンポンプ 14 パワーシリンダ 32 トーションバー 38 ロータリバルブ 40 コントロールバルブ 50 油圧反力作用装置 60 ソレノイドバルブ 70 パワーステアリングコンピュータ 72 車速センサ 76 スロットル開度センサ 78 シフト位置センサ
Claims (1)
- 【請求項1】 制御開始条件が満たされれば作動状態、
制御終了条件が満たされれば非作動状態となり、作動状
態では舵取り車輪の回転状態を制御する舵取り車輪制御
装置を備えた車両に設けられるパワーステアリング装置
において、 ドライバにより前記車両のステアリングホイールに加え
られる操舵力をアシストするアシスト量を、前記舵取り
車輪制御装置が作動状態にあるときの方が非作動状態に
あるときより多くなるように変化させる操舵力アシスト
量制御手段を設けたことを特徴とするパワーステアリン
グ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25294891A JPH0558317A (ja) | 1991-09-04 | 1991-09-04 | パワーステアリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25294891A JPH0558317A (ja) | 1991-09-04 | 1991-09-04 | パワーステアリング装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0558317A true JPH0558317A (ja) | 1993-03-09 |
Family
ID=17244391
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25294891A Pending JPH0558317A (ja) | 1991-09-04 | 1991-09-04 | パワーステアリング装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0558317A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100455673B1 (ko) * | 2000-12-04 | 2004-11-08 | 주식회사 만도 | 차량 동력조향 시스템의 제어방법 |
| JP2006192981A (ja) * | 2005-01-11 | 2006-07-27 | Fuji Heavy Ind Ltd | 4輪駆動車のパワーステアリング装置 |
| WO2009096998A1 (en) * | 2008-01-31 | 2009-08-06 | Bombardier Recreational Products Inc. | Vehicle having a variable assist power steering assembly |
| JP2009179230A (ja) * | 2008-01-31 | 2009-08-13 | Honda Motor Co Ltd | 操舵システム |
| JP2009274616A (ja) * | 2008-05-15 | 2009-11-26 | Toyota Motor Corp | 車両用操舵制御装置 |
| CN103223973A (zh) * | 2012-01-25 | 2013-07-31 | 本田技研工业株式会社 | 车辆及操舵装置 |
| GB2518146A (en) * | 2013-09-10 | 2015-03-18 | Jaguar Land Rover Ltd | System and method for controlling configuration of vehicle power steering based on driveline operation |
-
1991
- 1991-09-04 JP JP25294891A patent/JPH0558317A/ja active Pending
Cited By (18)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100455673B1 (ko) * | 2000-12-04 | 2004-11-08 | 주식회사 만도 | 차량 동력조향 시스템의 제어방법 |
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| US8403104B2 (en) | 2008-01-31 | 2013-03-26 | Bombardier Recreational Products Inc. | Vehicle having a variable assist power steering assembly |
| US8701820B2 (en) | 2008-01-31 | 2014-04-22 | Bombardier Recreational Products Inc. | Vehicle having a variable assist power steering assembly |
| JP2009274616A (ja) * | 2008-05-15 | 2009-11-26 | Toyota Motor Corp | 車両用操舵制御装置 |
| JP2013151207A (ja) * | 2012-01-25 | 2013-08-08 | Honda Motor Co Ltd | 車両及び操舵装置 |
| CN103223973A (zh) * | 2012-01-25 | 2013-07-31 | 本田技研工业株式会社 | 车辆及操舵装置 |
| US8930078B2 (en) | 2012-01-25 | 2015-01-06 | Honda Motor Co., Ltd. | Vehicle and steering apparatus |
| US9221493B2 (en) | 2012-01-25 | 2015-12-29 | Honda Motor Co., Ltd. | Vehicle and steering apparatus |
| GB2518146A (en) * | 2013-09-10 | 2015-03-18 | Jaguar Land Rover Ltd | System and method for controlling configuration of vehicle power steering based on driveline operation |
| WO2015036424A1 (en) * | 2013-09-10 | 2015-03-19 | Jaguar Land Rover Limited | System and method for controlling configuration of vehicle power steering based on driveline operation |
| GB2520139A (en) * | 2013-09-10 | 2015-05-13 | Jaguar Land Rover Ltd | System and method for controlling configuration of vehicle power steering based on driveline operation |
| GB2520139B (en) * | 2013-09-10 | 2016-08-10 | Jaguar Land Rover Ltd | System and method for controlling configuration of vehicle power steering based on driveline operation |
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| US10144407B2 (en) | 2013-09-10 | 2018-12-04 | Jaguar Land Rover Limited | System and method for controlling configuration of vehicle power steering based on driveline operation |
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