JPH0558375U - 筆記具等の乾燥防止機構 - Google Patents

筆記具等の乾燥防止機構

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JPH0558375U
JPH0558375U JP73392U JP73392U JPH0558375U JP H0558375 U JPH0558375 U JP H0558375U JP 73392 U JP73392 U JP 73392U JP 73392 U JP73392 U JP 73392U JP H0558375 U JPH0558375 U JP H0558375U
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JP
Japan
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lid
seal
tip
inner hole
main body
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Withdrawn
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JP73392U
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English (en)
Inventor
英彦 佐藤
次郎 沢口
力 四家
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Tokai Corp
Original Assignee
Tokai Corp
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  • Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 筆記具等の揮発性液体を含浸した多孔芯材の
移動に応じて開閉し、格納時に閉じて密閉する蓋による
乾燥防止を行うについて、長期にわたって良好なシール
性能を確保する。 【構成】 揮発性液体を含浸した多孔芯材8が移動する
内孔16a 先端を開閉する蓋17を有する硬質プラスチック
で成形されたシール本体部16を設け、このシール本体部
の内孔に段部を介して内径の大きい嵌挿部16b を形成
し、該嵌挿部に弾性材料による筒状のシール部材25を嵌
挿し、このシール部材の先端が前記シール本体部の蓋に
圧接可能であると共に、シール本体部の内孔の段部には
シール部材の底部に当接する突部16c を形成してなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ノック式筆記具などにおける乾燥防止機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えば、ノック式筆記具においては、ノック部材の押込み操作に応 じて多孔芯材による先端筆記部を本体から突出させてこの筆記部に含浸している 揮発性インクによる筆記が可能な状態とする一方、この筆記部を本体内に格納し た際には、筆記部の乾燥を防止する機構が必要で、この乾燥防止機構として種々 のものが提案されているが、例えば、実開平2−1124922 号公報に見られるよう に、蓋によって筆記部の出没する開口を閉塞して乾燥を防止するようにした構造 が公知である。
【0003】 また、マニキュアなどの化粧用の揮発性液を塗布するためにペン状に形成され たノック式塗布具においても、上記と同様な乾燥防止機構が必要となるものであ る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかして、上記のような従来の筆記具などの乾燥防止機構においては、蓋によ るシール性を高めるためには該蓋を圧接する力を大きくするのが効果的であるが 、この蓋を筆記部の押圧で開くように構成したものでは、筆記部先端の磨耗、変 形などが生じる恐れがある。
【0005】 また、蓋の開閉によるシール性を高めることから、この蓋もしくは蓋によって 閉じられるシール部分をある程度の弾性を有する素材で設ける必要があるが、こ の弾性を有する素材で形成したものは、経時変化によって逆に部品の変形を生じ やすく、変形の発生によってかえって密閉性が低下する恐れがある。しかし、硬 質の材料によって蓋およびキャップ部分を形成した場合には、製造誤差等により 良好なシール性を得るのが困難であり、乾燥防止機能が不十分となる。
【0006】 すなわち、蓋の押圧力を格納時に高めるように、筆記部の後退に応じてワイヤ を引っ張って蓋を閉じるようにした構造は前記先行例に開示されているが、蓋お よび該蓋が当接する部分が一体で同一素材で形成されているので、両方共に硬質 材で形成した際には閉口力の付勢に対する変形は少ないが、接触部分の密着シー ル性が低くなる恐れがあり、また、両方共に軟質の弾性材で形成した際にはこれ より密着シール性は向上するが、閉口力の付勢等によるに変形が生じてシール性 が低下する恐れがある。
【0007】 そして、上記のような密閉性の低下に応じて、特に、速乾性のインク等の液を 収容している場合には、その乾燥も早期に進行して筆記具の場合では、保管状態 でインクが蒸発してしまい、筆記不能となる問題を有している。
【0008】 そこで本考案は上記事情に鑑み、筆記具等の揮発性液体を含浸した多孔芯材の 移動に応じて開閉し、格納時に密閉する蓋による乾燥防止を行うについて、長期 にわたって良好なシール性能を確保するようにした筆記具等の乾燥防止機構を提 供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本考案の筆記具等の乾燥防止機構は、揮発性液体を含 浸した多孔芯材が出没可能に摺動する内孔を有すると共に、該内孔先端を開閉す る蓋を備えたシール本体部を硬質プラスチックで成形し、上記シール本体部の内 孔の先端側には段部を介して内径の大きい嵌挿部を形成し、該嵌挿部に弾性材料 で成形された筒状のシール部材を、その先端が前記蓋に圧接可能に嵌挿し、さら に、前記シール本体部の内孔の段部には嵌挿されたシール部材の底部に当接する 突部を形成してなるものである。
【0010】
【作用および効果】 上記のような乾燥防止機構では、多孔芯材の出没に応じてシール本体部の内孔 先端を蓋で開閉し、格納時に閉じて乾燥を防止するについて、蓋およびシール本 体部を硬質プラスチックで形成し、このシール本体部の先端部で蓋によって閉じ られる部分には弾性材料によるシール部材を設け、しかも、このシール部材の底 部に当接するシール本体部の部分には突部を形成したことにより、蓋を閉じた密 閉状態においては、この蓋の閉じ方向への付勢力によって硬質材による蓋と弾性 材によるシール部材の先端部とが圧接すると共に、このシール部材の底部が突部 に圧接することで、シール本体部の内外の連通を大きな密閉力で遮断したシール 状態が得られ、長期間の乾燥防止が良好に行えるものである。
【0011】
【実施例】
以下、図面に沿って本考案の実施例を説明する。図1は一実施例の乾燥防止機 構を備えたノック式筆記具の格納状態における全体構成を示す断面図、図2は筆 記可能状態の先端部断面図、図3は乾燥防止機構のシール本体部とシール部材の 断面拡大図であり、図2の先端部分の断面は図1の断面に対して90°切断位置が 回転している。
【0012】 ノック式筆記具1は、筒状の筆記具本体2の内部にインクタンク3が摺動自在 に嵌挿されている。このインクタンク3の先端部にはパイプ部5が一体に連接さ れ、このパイプ部5の先端部に多孔芯材8による筆記部Pが形成されて、本体2 内を軸方向に移動する。
【0013】 上記インクタンク3は後端が開放した筒状に形成され、内部には繊維部材で棒 状に形成されたインク吸蔵体7が挿入され、このインク吸蔵体7にインクが湿潤 保持される。一方、インクタンク3の先端部3aの中心部には、前記パイプ部5が 一体に連接されている。そして、上記パイプ部5の内部には多孔芯材8が嵌挿さ れ、その基端部はパイプ部5からインクタンク3内に突出して前記インク吸蔵体 7に接して吸蔵インクが供給される。また、多孔芯材8の先端はパイプ部5の開 口先端から所定量突出し、本体2の先端開口部2aから突出可能に設けられている 。
【0014】 前記インクタンク3の後端部は閉塞部材9によって閉塞され、このインクタン ク3の後方部分の本体2内には棒状のノック部材11と、その内部に係合された解 除部材12とが配設されている。上記ノック部材11は、丸棒状で後端に端部カバー 13が嵌合され、軸部にスリット状の縦溝11a が形成され、縦溝11a の内側面には 係合突起11b が形成されている。一方、上記縦溝11a 内に配設された解除部材12 は、本体2の開口2bから外部に突出するボタン部12a を有し、このボタン部12a には略コ字状の弾性支持部12b の一端が連接されてなり、該ボタン部12a が外方 に付勢され中心側に変位可能に設置されている。さらに、上記解除部材12のボタ ン部12a の内部両側に突出して、前記ノック部材11の係合突起11b に係合する係 止片12c が形成されている。
【0015】 また、前記インクタンク3の先端部には、パイプ部5の外周にスライドリング 15が配設され、さらに前方の本体2内には例えばポリエチレン樹脂等の硬質プラ スチックで成形されたシリンダ状のシール本体部16が配設されている。このシー ル本体部16の内孔16a には、前記パイプ部5と多孔芯材8の先端筆記部Pが摺動 自在に挿入され、外周部分は本体2の内周面に固定されている。
【0016】 上記シール本体部16には、図3にも示すように、蓋17が同一硬質材料によって 成形され、前記内孔16a の先端開口部が上記シール本体部16に回動自在に一体に 連接された該蓋17によって開閉される。この蓋17にはプルスレッド18の中間部が 係合され、該プルスレッド18の両端は前記スライドリング15に連結されている。 そして、上記スライドリング15とシール本体部16との間には、シールスプリング 19が縮装されている。なお、上記蓋17は、図3のように開放した形状に成形され 、閉状態から開方向に復帰する特性を有し、本体2内に組み付けられた状態(図 2参照)では、内周面に当接する位置まで開くものである。
【0017】 さらに、上記シール本体部16の蓋側先端の内孔16a には、段部を介して内径の 大きい嵌挿部16b が形成され、特に上端部分はさらに内径が大きく設けられてい る。また、上記嵌挿部16b の底部の段部には、図4に示すように、上方に向けて 突出する突部16c が形成されている。そして、この嵌挿部16b には、弾性材料で 薄肉筒状に成形されたシール部材25が嵌挿される。このシール部材25の上部は外 径が大きく下部より肉厚が大きく形成され、さらに、先端部25a は外周側から中 心側が突出するテーパ形状に設けられている。前記嵌挿部16b に挿入された上記 シール部材25は、先端部25a がシール本体部16の内孔16a 先端より突出して前記 蓋17の裏面に圧接可能であり、また、シール部材25の底部には前記突部16c の先 端が当接する。
【0018】 なお、前記インクタンク3の後端部に嵌挿された閉塞部材9に対向するインク 吸蔵体7の後端部にはアブソーバ21が配設され、該アブソーバ21は中心部に突起 21a を有し、その外周に前記閉塞部材9との間のスプリング23の一端が係合され ている。
【0019】 上記実施例の作用を説明すれば、図1の先端筆記部Pが本体2内部に格納され た状態では、ノック部材11は本体2から突出した後退位置にあり、インクタンク 3およびパイプ部5はシールスプリング19によって後退し、先端筆記部Pはシー ル本体部16内部に没入する。この状態ではスライドリング15はインクタンク3と 一体に後退し、プルスレッド18を引っ張ってシール本体部16の蓋17を閉じる。
【0020】 その際、シールスプリング19の付勢力がスライドリング15を介してプルスレッ ド18に作用し、該プルスレッド18が蓋17を閉方向に引っ張っている。この密閉力 の作用により、硬質材による蓋17の裏面が弾性材によるシール部材25の先端部25 a に圧着してこの部分のシールを行い、また、上記蓋17の押圧力はシール部材25 の底部をシール本体部16の突部16c に圧着してこの部分のシールを行い、これに より、シール本体部16の内側の摺動体の筆記部Pと外部との間を密封し、インク の蒸発による乾燥を防止する。
【0021】 上記格納状態からノック部材11を本体2内に押し込むようにノック操作すると 、このノック部材11はインクタンク3をシールスプリング19に抗して前方に移動 し、プルスレッド18の緊張を弛める。そして、蓋17はその成形特性により開き、 パイプ部5先端の筆記部Pは前方に移動し、本体先端開口部2aより突出し、前記 ノック部材11と解除部材12の係合状態で停止する。すなわち、ノック部材11の係 合突起11b はその前進移動に伴って、停止している解除部材12の係止片12c を越 えて前方に移動し、その前端側に係合するものである。
【0022】 上記筆記可能状態から格納する場合には、解除部材12のボタン部12a を没入操 作すると、その内部両側に突出形成した係止片12c が中心側に移動して、前記ノ ック部材11の係合突起11b との係合が解除される。そして、このノック部材11お よびインクタンク3、パイプ部5がシールスプリング19によって後退移動し、先 端筆記部Pがシール本体部16内に格納され、プルスレッド18の緊張により停止す るが、このインクタンク3の停止衝撃でインク吸蔵体7のインクが後方に移動す るのを、アブソーバ21の後方に配置したスプリング23の収縮によって衝撃を吸収 緩和して防止するようにしている。
【0023】 次に、上記実施例のような本考案乾燥防止機構を備えた筆記具において、放置 によるインクの減少量を測定した結果を比較例と共に示す。この比較例の構造は 、シール部材を有さず、シール本体部がシール部材を含めた一体形状に設けられ 、このシール本体部および蓋を弾性材料によって形成したものであり、1か月間 のインク減少量は、 本考案構造 27.3 mg 比較構造 190 mg であり、本考案によるものが顕著な乾燥防止機能を有している。
【0024】 また、上記本考案構造と比較構造との密閉力を測定した結果を示すと、 本考案構造 0.87 kg/cm2 比較構造 0.27 kg/cm2 であり、密閉力についても格段の向上が得られた。
【0025】 そして、上記のような乾燥防止機能の向上により、上記比較例では、50℃にお ける経日試験にて、比較構造では2週間までしか筆記することができなかったも のが、本考案構造によれば、4週間以上の筆記が可能になった。
【0026】 なお、上記実施例ではノック式の筆記具についてのみ示しているが、マニキュ アなどの化粧用の揮発性液を塗布するためにペン状に形成されたノック式塗布具 においても、詳細は図示しないが、上記と同様な乾燥防止機構を設けることによ って同様な密閉構造が得られ、乾燥防止が行えるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の乾燥防止機構を備えたノッ
ク式筆記具の格納状態での全体構成を示す断面図
【図2】筆記可能状態での先端部分の同断面図
【図3】乾燥防止機構のシール本体部とシール部材の断
面拡大図
【図4】シール部材の底部とシール本体部の嵌挿構造を
示す断面拡大図
【符号の説明】
1 筆記具 2 本体 3 インクタンク 7 インク吸蔵体 8 多孔芯材 16 シール本体部 16a 内孔 16b 嵌挿部 16c 突部 17 蓋 18 プルスレッド 19 シールスプリング 25 シール部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 揮発性液体を含浸した多孔芯材が出没可
    能に摺動する内孔を有すると共に、該内孔先端を開閉す
    る蓋を備えたシール本体部が硬質プラスチックで成形さ
    れ、上記シール本体部の内孔の先端側には段部を介して
    内径の大きい嵌挿部が形成され、該嵌挿部に弾性材料で
    成形された筒状のシール部材が、その先端が前記蓋に圧
    接可能に嵌挿され、さらに、前記シール本体部の内孔の
    段部には嵌挿されたシール部材の底部に当接する突部が
    形成されていることを特徴とする筆記具等の乾燥防止機
    構。
JP73392U 1992-01-13 1992-01-13 筆記具等の乾燥防止機構 Withdrawn JPH0558375U (ja)

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19960404