JPH0558891U - 自動車用真空ポンプ - Google Patents

自動車用真空ポンプ

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JPH0558891U
JPH0558891U JP578892U JP578892U JPH0558891U JP H0558891 U JPH0558891 U JP H0558891U JP 578892 U JP578892 U JP 578892U JP 578892 U JP578892 U JP 578892U JP H0558891 U JPH0558891 U JP H0558891U
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JP
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peripheral surface
rotor
hole
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gap
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JP578892U
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Inventor
享 村石
Original Assignee
三輪精機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】自動車用エンジンのギヤトレーンに対向して設
けた転がり軸受8aへの、潤滑油の送り込みを十分に行
なう。 【構成】転がり軸受8aを支持した基板1に第二の給油
通路21を設ける。この給油通路21の内端開口を上記
転がり軸受8aに対向させる。第二の給油通路21の外
端開口は、ハウジング6の筒部4の内周面4aに対向し
ている。運転時には、遠心力により上記内周面4aに集
められた潤滑油の一部を、上記第二の給油通路21を通
じて、上記転がり軸受8aに送る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案に係る自動車用真空ポンプは、自動車の走行用エンジンに組み付けて 真空タンク内の空気を排出するのに利用する。
【0002】
【従来の技術】
自動車のブレーキに組み込まれる真空倍力装置の場合、制動時には予め真空タ ンク内に溜めていた負圧を、真空倍力装置のブースタシリンダに送り込む。又、 上記真空タンク内の空気は、走行用のエンジンにより駆動される真空ポンプによ り排出して、この真空タンク内を、常に一定以上の負圧に保持している。
【0003】 この様な用途に使用される自動車用真空ポンプとして従来から、図3に示す様 な構造のものが使用されている。自動車用エンジンの側面に固定される基板1の 中央部には通孔2を形成し、この通孔2の内側に駆動軸3の中間部を、転がり軸 受8aにより、回転自在に支持している。
【0004】 上記基板1の外側面(図3の下側面)には、円筒形の内周面を有する筒部4の 外端開口部を塞ぎ板部5により塞いで成る、有底円筒状のハウジング6を固定し ている。上記塞ぎ板部5内側面(図3の上側面)の中心から外れた位置で、上記 基板1の通孔2と整合する位置には、軸受凹孔7を形成しており、この軸受凹孔 7の内側に上記駆動軸3の先端部を、滑り軸受8bにより、回転自在に支持して いる。又、この駆動軸3の内端部(図3の上端部)で上記基板1の内側面から突 出した部分には、従動歯車9を固定し、この従動歯車9と、自動車用エンジンの クランクシャフトの回転に同期して回転する駆動歯車(図示せず)とを噛合させ ている。
【0005】 又、上記駆動軸3の中間部で上記筒部4の内側部分には、ロータ10を固定し ている。このロータ10には複数のベーン溝11、11を、このロータ10の外 周面10aに開口する状態で、放射方向に形成している。これら複数のベーン溝 11、11にはそれぞれベーン12、12を1枚ずつ、放射方向に亙る摺動を自 在として嵌装している。
【0006】 各ベーン12、12の内端部(図3の上端部)内周縁で、上記ロータ10の内 端面(図3の上端面)から突出した部分は、前記基板1の外側面に形成した凸部 13の外周面に、滑り板14を介して摺接させている。これら凸部13及び滑り 板14の外周面14aは、前記ハウジング6の筒部4の内周面4aと同心で、且 つ上記外周面14aと内周面4aとの距離Lは、上記各ベーン12、12の幅寸 法Wと同じか、僅かに大きく(L≧W)している。この為、上記ロータ10の回 転に伴なって各ベーン12、12は、それぞれの外周縁12a、12aと上記内 周面4aとを摺接させつつ、各ベーン溝11、11に出入りする。
【0007】 互いに偏心した筒部4の内周面4aとロータ10の外周面10aとの間には、 本考案の実施例を示す図2に示す様に、円周方向に亙って連続的に幅寸法が変化 する隙間15が形成されている。そして、上述の様に各ベーン溝11、11から 出入りするベーン12、12により、上記隙間15が複数の密閉空間16a、1 6b、16cに分割されている。
【0008】 又、前記ハウジング6の筒部4の一部で、上記ロータ10の回転に伴なって上 記隙間15の幅が広がる部分には、この隙間15に連通する吸気口17を、上記 筒部4の一部で、上記ロータ10の回転に伴なって上記隙間15の幅が狭まる部 分には、この隙間15に連通する排気口18を、それぞれ設けている。そしてこ の排気口18を、前記基板1に設けた通孔19を介して、前記自動車用エンジン の内部に連通させている。
【0009】 更に、上記ハウジング6の塞ぎ板部5内には給油通路20を設け、この給油通 路20の一端を前記自動車用エンジンの潤滑油を吐出する給油ポンプ(図示せず )の吐出口に、他端を上記軸受凹孔7内及び各ベーン溝11、11の底部に、そ れぞれ連通させている。
【0010】 上述の様に構成される本考案の自動車用真空ポンプの場合、自動車用エンジン に設けた駆動歯車により、従動歯車9、駆動軸3を介してロータ10を回転させ ると、上記密閉空間16a、16b、16cの容積が連続的に変化する。この容 積変化は、上記吸気口17部分では増大傾向となり、上記排気口18部分では減 少傾向となる。従って、上記吸気口17を真空タンクに連通させれば、この真空 タンク内を負圧に出来る。真空タンク内から吸い出された空気は、排気口18か ら基板1の通孔19を通って上記自動車用エンジンのギヤトレーン内に送り込ま れ、このギヤトレーンから大気中に放出される。
【0011】 給油通路20から軸受凹孔7内とベーン溝11、11の底部とに送り込まれた 潤滑油は、滑り軸受8bの内周面と駆動軸3の先端部外周面との間、並びに各ベ ーン12、12の外周縁12a、12aと筒部4の内周面4aとの間等の摺動部 を潤滑した後、ロータ10並びにベーン12、12の回転に基づく遠心力によっ て、上記内周面4aに集められ、上記真空ポンプから吸い出された空気と共に、 自動車用エンジンのギヤトレーン内に送り込まれる。この様にしてギヤトレーン 内に送り込まれた潤滑油は、空気と分離されて、エンジン下部のオイルパンに回 収される。
【0012】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上述の様に構成され作用する従来の自動車用真空ポンプに於いては 、基板1の通孔2の内周面と駆動軸3の中間部外周面との間に設けた転がり軸受 8aの潤滑が必ずしも十分に行なわれない。
【0013】 即ち、上記転がり軸受8aの潤滑は、自動車用エンジンのギヤトレーン内に存 在するオイルミストにより行なうが、このオイルミストを上記転がり軸受8a内 に強制的に送り込むものではなく、単にギヤトレーン内を浮遊しているオイルミ ストが転がり軸受8a内に入り込むのを期待しているだけのものである。この為 、上記駆動軸3の回転速度が高い場合等は、転がり軸受8aの潤滑が不十分とな る可能性がある。
【0014】 本考案の自動車用真空ポンプは、この様な問題を解決するものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本考案の自動車用真空ポンプは、前述した従来の自動車用真空ポンプと同様に 、自動車用エンジンに対して固定される基板と、この基板に形成された通孔と、 円筒形の内周面を有する筒部の外端開口部を塞ぎ板部により塞いで成り、上記基 板の外側面に固定された有底円筒状のハウジングと、上記塞ぎ板部内側面の中心 から外れた位置で、上記通孔と整合する位置に形成された軸受凹孔と、この軸受 凹孔と上記通孔との内側に、それぞれ軸受を介して回転自在に支持された1本の 駆動軸と、この駆動軸の内端部で、上記基板の内側面から突出した部分に固定さ れた従動歯車と、上記駆動軸の中間部で、上記筒部の内側部分に固定されたロー タと、このロータの外周面に開口する状態で、放射方向に形成された複数のベー ン溝と、各ベーン溝に、放射方向に亙る摺動を自在として嵌装された複数のベー ンと、上記ロータの回転に伴ないこのロータの外周面と上記筒部の内周面との間 の隙間の幅が広がる部分に於いて、この隙間に連通する吸気口と、上記ロータの 回転に伴ない上記隙間の幅が狭まる部分に於いて、上記隙間にその一端を連通さ せ、他端を上記自動車用エンジンの内部に連通させた排気口と、上記ハウジング の塞ぎ板部内に設けられ、その一端を上記自動車用エンジンの潤滑油を吐出する 給油ポンプの吐出口に、他端を上記軸受凹孔内及び各ベーン溝の底部に、それぞ れ連通させた給油通路とを備えている。
【0016】 特に、本考案の自動車用真空ポンプに於いては、上記筒部の内周面近傍で、上 記隙間の幅が最も狭くなっている部分と上記排気口との間部分にその一端を開口 させた第二の給油通路の他端を、上記通孔の内側の軸受の近傍に開口させた事を 特徴としている。
【0017】
【作用】
上述の様な本考案の自動車用真空ポンプにより、真空タンク内等から空気を排 出して、この真空タンク内等を負圧にする際の作用自体は、前述した従来の自動 車用真空ポンプの場合と同様である。
【0018】 特に、本考案の自動車用真空ポンプの場合、ロータ及びベーンの回転に基づく 遠心力によって、ハウジングの筒部内周面に集められた潤滑油の一部が、第二の 給油通路を通じて、通孔の内側に設けられた軸受に送り込まれる。この結果、こ の軸受には、十分な量の潤滑油が送り込まれる。
【0019】
【実施例】
図1〜2は本考案の実施例を示している。本考案の自動車用真空ポンプは、基 板1に第二の給油通路21を設けた点に特徴があり、その他の構成及び作用は、 前述した従来の自動車用真空ポンプと同様である為、同等部分には同一符合を付 して重複する説明を省略し、以下、本考案の特徴部分に就いて説明する。
【0020】 基板1には傾斜した第二の給油通路21を形成しており、この第二の給油通路 21の内端部を、上記基板1の中心部に形成された通孔2の内側に、段部22の 内側面部分に於いて開口させている。又、上記第二の給油通路21の外端部は、 上記基板1の外側面中間部で、基板1とハウジング6との組み合わせ時に於いて 、このハウジング6の筒部4の内周面4aに対向する部分に開口させている。
【0021】 上述の様な第二の給油通路21を有する本考案の自動車用真空ポンプの場合、 運転時には、ロータ10及びベーン12、12の回転に基づく遠心力によってハ ウジング6を構成する筒部4の内周面4aに集められた潤滑油の一部が、遠心力 により上昇した油圧に基づいて、上記内周面4a部分に開口した第二の給油通路 21内に押し込まれる。そして、この第二の給油通路21を通じて潤滑油が、基 板1中央の通孔2の内側に設けられた転がり軸受8aに送り込まれる。この結果 、この転がり軸受8aには、十分な量の潤滑油が送り込まれる。
【0022】
【考案の効果】
本考案の自動車用真空ポンプは、以上に述べた通り構成され作用する為、自動 車用エンジンが高速回転する事で、自動車用真空ポンプが高速で回転した場合に 於いても、上記転がり軸受8aの潤滑は十分に行なわれ、この転がり軸受8aが 焼き付く等の故障を発生する事がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す断面図。
【図2】図1のA−A断面図。
【図3】従来構造を示す断面図。
【符号の説明】
1 基板 2 通孔 3 駆動軸 4 筒部 4a 内周面 5 塞ぎ板部 6 ハウジング 7 軸受凹孔 8a 転がり軸受 8b 滑り軸受 9 従動歯車 10 ロータ 10a 外周面 11 ベーン溝 12 ベーン 12a 外周縁 13 凸部 14 滑り板 14a 外周面 15 隙間 16a、16b、16c 密閉空間 17 吸気口 18 排気口 19 通孔 20 給油通路 21 第二の給油通路 22 段部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車用エンジン面に対して固定される
    基板と、この基板に形成された通孔と、円筒形の内周面
    を有する筒部の外端開口部を塞ぎ板部により塞いで成
    り、上記基板の外側面に固定された有底円筒状のハウジ
    ングと、上記塞ぎ板部内側面の中心から外れた位置で、
    上記通孔と整合する位置に形成された軸受凹孔と、この
    軸受凹孔と上記通孔との内側に、それぞれ軸受を介して
    回転自在に支持された1本の駆動軸と、この駆動軸の内
    端部で、上記基板の内側面から突出した部分に固定され
    た従動歯車と、上記駆動軸の中間部で、上記筒部の内側
    部分に固定されたロータと、このロータの外周面に開口
    する状態で、放射方向に形成された複数のベーン溝と、
    各ベーン溝に、放射方向に亙る摺動を自在として嵌装さ
    れた複数のベーンと、上記ロータの回転に伴ないこのロ
    ータの外周面と上記筒部の内周面との間の隙間の幅が広
    がる部分に於いて、この隙間に連通する吸気口と、上記
    ロータの回転に伴ない上記隙間の幅が狭まる部分に於い
    て、上記隙間にその一端を連通させ、他端を上記自動車
    用エンジンの内部に連通させた排気口と、上記ハウジン
    グの塞ぎ板部内に設けられ、その一端を上記自動車用エ
    ンジンの潤滑油を吐出する給油ポンプの吐出口に、他端
    を上記軸受凹孔内及び各ベーン溝の底部に、それぞれ連
    通させた給油通路とを備えた自動車用真空ポンプに於い
    て、上記筒部の内周面近傍で、上記隙間の幅が最も狭く
    なっている部分と上記排気口との間部分にその一端を開
    口させた第二の給油通路の他端を、上記通孔の内側の軸
    受の近傍に開口させた事を特徴とする自動車用真空ポン
    プ。
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