JPH0559184A - メチルポリシラン及びその製造方法 - Google Patents

メチルポリシラン及びその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 電子出願以前の出願であるので 要約・選択図及び出願人の識別番号は存在しない。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、メチルポリシランの製造に関するも のであり、更に特定すれば、メチルポリシランを アルコキシジシランの触媒リディストリビューシ ョンにより製造する方法、及びこれにより製造さ れたメチルポリシランに関する。
(従来の技術) 近年、この分野における研究により、メチルポ リシランなどの高分子シランプレカーサーから炭 化ケイ素セラミック材料を製造する方法が開発さ れてきた。炭化ケイ素には、化学的不活性、半導 体的性質、極度の硬さ、及び極めて高い温度にお ける安定性などいくつもの好ましい性質がある。
従って、炭化ケイ素セラミックスは、電気加熱装 置、炉壁、マフラー、研磨材、ロケットノズル及 び自動車とタービンエンジンのブレードに用途が 見出だされている。更に、高分子プレカーサーの 使用により、従来有機質系炭化ケイ素では極めて 困難であった繊維及び薄膜や薄い被覆の形成が可 能となった。
この技法においては、ハロゲン置換剤を全く含 まない分子量の大きなメチルポリシランを製造す るための比較的単純な1段階の方法の必要性は依 然として存在する。また、この技法では、2官能 基置換されたジシランを含む容易に入手できる安 価な初期材料を利用できるような方法の必要性も 依然として存在する。
本発明は、斬新なメチルポリシランを造るため にハロゲン置換剤を全く含まない容易に入手でき る安価な初期材料を利用できる1段階の方法を提 供することにより、この必要性を満足する。造ら れたメチルポリシランはアルコキシ置換剤を有し、 これを誘導体化して、アルキル、アミノ、水素化 物並びにハロゲン置換剤を有するメチルポリシラ ンを造ることができる。これらのメチルポリシラ ンはすべてセラミックプレカーサーとして使うこ とができ、炭化ケイ素及びSiCN(アミノ置換 されたプレカーサーの場合)化合物を造るのに使 うことができる。
本発明の1つの面によれば、アルコキシ官能基 メチルポリシランの製造方法は、ケイ素原子に結 合されている2つ、3つ及び4つのアルコキシ基 を有する複数のジシランを、アルコキシドイオン 源である触媒の存在下で加熱する段階により可能 となる。このリディストリビューション反応によ り、オリゴマー及びポリマーの鎖に7つ以上もの ケイ素原子をもった連鎖の長い高分子シランが生 まれる。高分子化反応が進むにつれて副産物の揮 発性アルコキシシランモノマー材料は反応混合物 から分離される。混合物は、アルコキシ官能基メ チルポリシランを形成するに十分な時間にわたり 反応させる。触媒は次に、反応生成物を溶剤に溶 かし濾過するなどの適当な手段により触媒を除去 して、形成されたアルコキシ官能基メチルポリシ ランから分離することができる。
この反応は、揮発性モノマー副産物が反応混合 物から留出できる温度である約200乃至約320℃ の間の温度で行なわれることが望ましい。最も望 ましいのは、この反応が約250乃至約300℃の間 の温度で行なわれることである。反応混合物は、 毎分約1乃至約5℃の温度上昇率で加熱すること が望ましい。
触媒は、直接にせよ間接にせよ、1乃至6個の 炭素原子を有するアルカリ金属メトキシドまたは アルカリ金属アルコキシドなどのアルコキシドイ オンの供給源である。その量は重量で約1.0から 約10.0%存在することが望ましく、最も望ましい のは重量で約1.0%である。アルコキシジシラン 初期材料はアルコキシ置換基内に1乃至4個の炭 素原子を有することが望ましい。メトキシ及びエ トキシ置換基が最も望ましい。
本発明の他の実施例においては、アルコキシ官 能基メチルポリシランの製造方法は、ケイ素と水 素との化学結合をもたず、アルコキシジシランの 少なくとも1つがケイ素原子に結合した少なくと も2つのアルコキシ官能基を有するアルコキシジ シランあるいはアルコキシジシランの混合物を、 反応混合物を形成するためのアルコキシドイオン の源である触媒の存在下で加熱する段階を含む方 法が提供される。副産物として反応混合物から蒸 散される揮発性アルコキシシラン材料は反応混合 物から取り除かれる。混合物はアルコキシ官能基 メチルポリシランが形成されるために十分な時間 にわたり反応させる。次に、形成されたアルコキ シ官能基メチルポリシランから触媒を分離する。
初期材料として使われるアルコキシジシランは、 ジ−、トリ−及びテトラ−置換されたアルコキシ ジシランとすることができる。この種の材料は、 オルガノシランの直接合成処理からえられる残留 物のアルコキシ化により容易にえることができる。
本発明の方法により、ポリマーの骨格構造に直 接ジアルキルシリコンを含む新しいハロゲンの全 くないメチルポリシランが生まれる。これはジア ルコキシ置換されたジシラン初期材料が触媒と反 応してポリマーの骨格に取り入れられるためであ る。ジハロ−置換されたジシラン初期材料をトリ −及びテトラ−ハロ−置換されたジシランと組み 合わせて使った従来の方法では、これらのジ−置 換された材料が反応せず、またポリマーの構造内 に取り入れられない。むしろそれらは反応しなか った形で反応混合物から蒸散する。
(発明が解決しようとする課題) 従って、本発明の目的は斬新なハロゲンのない メチルポリシランの組成及び容易にえられる初期 材料を使ったこの種のメチルポリシランの製造の ための1段階方法を提供することにある。本発明 のこの目的その他の目的は以下の詳細な説明及び 請求各項により明らかとなろう。
(課題を解決するための手段) 本発明は、ある種のアルコキシ官能基ジシラン 初期材料を触媒作用によるリディストリビューシ ョンを行なってアルコキシ置換基及び7個以上の ケイ素原子のポリマー鎖の長さを有するメチルポ リシランを形成することに関する。ジシラン初期 材料には、アルコキシ基に1乃至4個の炭素を有 するジ−、トリ−及びテトラ−アルコキシ置換さ れた材料が含まれる。メトキシまたはエトキシ置 換されたジシランの方が望ましい。
適当なジシラン初期材料としては、ジ−、トリ −及びテトラ−置換されたアルコキシ官能基ジシ ランがある。アルコキシ官能基には1乃至4個の 炭素原子を含むことができる。本発明への使用に 適するアルコキシ官能基ジシランとしては、1,1- ジメチル-1,1,2,2-テトラメトキシジシラン、1, 2-ジメトキシ-1,1,2,2-テトラメチルジシラン及 び1,1,2-トリメトキシ-1,2,2-トリメチルジシ ランがあるがこれに限定はされない。
アルコキシ官能基ジシランは、それぞれの相当 する塩素置換ジシランとメタノールまたはオルト ぎ酸トリメチルを、渡辺らが128、有機金属化学 学会誌(J.Organo metallic Chem.)173に説いてい る手順で反応させて調製する。容易にえられる塩 素置換ジシランの源は、オルガノクロロジシラン の直接合成方法からの残留物の成分である。実際 には、残留物内のジシランは単純な分留処理によ りモノマーのシランから分離される。
リディストリビューション反応は、アルコキシ 官能基ジシラン初期材料を、リディストリビュー ション反応を起こすに十分な量の触媒で処理する ことにより行なわれる。この量は、重量で触媒の 約0.1乃至約10.0%であることが望ましく、重 量で約1.0%であることが最も望ましい。本発明 の方法による触媒は、直接または間接のいずれか のアルコキシドイオン源となる求核物質である。
直接のアルコキシドイオン源としては、リチウ ム、カリウムまたはナトリウムメトキシド、また はそれぞれのアルコキシドがある。選ばれる触媒 は、初期材料の置換剤と適合するアルコキシド置 換剤を有するだろう。即ち、例えば、初期材料と してメトキシ官能基ジシランを使うとすれば、ア ルカリ金属メトキシドの方が望ましい。処理中に アルコキシドイオンを発生することのできる触媒 もまた使用することができる。適当な触媒組成物 の例としては、n−ブチルリチウムまたはリチウ ム、カリウムまたはナトリウム金属がある。
個別のジシラン組成物またはその混合物をこの 反応の初期材料として使うことができる。しかし、 初期材料内にジアルコキシ官能基ジシランが存在 する場合は、少なくともいくらかの量のトリ−ま たはテトラアルコキシ置換されたジシランもまた 存在してポリマー上に分岐場所を作ることが望ま しい。初期材料及び触媒は、反応混合物として、 リディストリビューション反応により副産物のモ ノマーのシランが蒸散し分離する温度まで加熱さ れる。
反応混合物の温度は、副産物のモノマーが蒸散 し分離するに十分なだけ高くなければならないが、 反応混合物がゲル化したり固形化するほど高くて はならない。約200乃至約320℃の範囲の温度が 望ましく、約250乃至約300℃の範囲であれば最 も望ましい。この望ましい温度範囲はこの技法で 従来使い慣らされたものより高いと信ぜられる。
テトラ−官能基ジシランを初期材料として使う場 合はこの温度範囲の低い方の値を使った方が良い ことが分かった。ジ−官能基ジシランを使う場合 は、この温度範囲の高い方の値を使った方が良い。
反応は、何も混ぜないであるいはテトラヒドロ フランなどの溶剤の存在下で行うことができる。
反応の初期段階での溶剤の存在は反応を促進する 一助となる傾向がある。溶剤は反応の後期段階で 除去することができる。反応は不活性雰囲気内で 行なわれる。アルゴンが望ましいが、窒素などの 他の不活性ガスを使うこともできる。反応混合物 は酸素または湿気のいずれにも露出しないように 保護しなければならない。
反応は、揮発性副産物がすべて反応混合物から 留出するに十分な時間をかけて行わねばならない。
反応混合物の加熱速度は十分緩やかにして反応混 合物内に形成される単量体の2量体及びオリゴマ ーからの分別を可能としなければならない。毎分 約1乃至5℃の加熱速度が適当である。
この新しいメチルポリシランを形成する反応が 完了した後、触媒は適切な方法でポリマーから除 去することができる。望ましい除去の方法は、メ チルポリシランと反応を起こさない、例えば、ト ルエン、テトラヒドロフラン、アセトニトリルま たはヘキサンやヘプタンのような飽和炭化水素な どの溶剤にポリマーを溶解させることである。次 に溶液を濾過して触媒を除去する。
本発明の方法により、アルコキシ官能基性を有 するハロゲンを含まないメチルポリシランが提供 され、これは結合剤などのセラミックプレカーサ ーとして、あるいはセラミック粉体の担体として あるいは溶融または乾式紡糸技術により繊維を形 成する目的のため使うことができる。初期材料内 のジ−官能基アルコキシジシランの存在により、 ポリマーの骨格内に直接ジアルキルケイ素基が取 り入れられる。ハロゲン−官能基ジシランを使っ た従来の処理法ではポリマー内にこの種のジ−官 能基ジシランを取り入れることができない。本発 明のメチルポリシランはまた、フォトレジスト、 電子デバイス用の被覆及びセラミック製品の被覆 に使用すれば、酸化及び熱的安定性、並びに耐磨 耗性を改善する。メチルポリシランはまた、複合 材料製品用の潤滑剤としての用途も見出だされて いる。
ハロゲンを含まないメチルポリシランは、直接 使用しあるいはアルコキシ官能基性反応により誘 導体化して他の官能基を有するメチルポリシラン を造ることができる。これらの反応には、アルコ キシ基をアルキル基に置換するメチルリチウムの ような有機質アルカリ金属との反応、アルコキシ 基をアルキル基に置換するグリニャル試薬(RMg Br)との反応、またはアルコキシ基を水素化物基 に置換する水素化アルカリ金属との反応がある。
更にまた、所望であれば塩化アセチルまたはハロ ゲン化アセチルなどと反応させて塩素またはハロ ゲン官能基性を取り入れることもできる。また、 塩素またはハロゲン基をモノメチルアミンのよう なアミンと反応させてアミノ官能基性を取り入れ ることもできる。
この新しいメチルポリシランは、ポリマーを不 活性雰囲気内で約1000乃至約1600℃で約0.1 から約4時間加熱することにより焼成してセラミ ックを形成することができる。ポリマー上の官能 基が何であるかによって炭化ケイ素並びにSiC N化合物を造ることができる。
本発明をもっと容易に理解するため、以下にい くつかの例を上げるが、これらは発明を説明する ことを目的としており、発明の範囲をこれらに限 定しようとするものではない。
特に断らない限り、これらの実施例の操作はす べてアルゴン雰囲気下でガラス器内で行われた。
アルゴン雰囲気下で、トルエンをナトリウムから 分留してから、1H NMRスペクトルを ァリアン のEM360またはEM390スペクトロメータのいず れかに記録した。FTIRスペクトルはニコレットの 5DXスペクトロメータに記録した。GPCデータは、 デュポンインスツルメンツ製の屈折率及び紫外線 光検出器をもったスペクトラフィジックス社製の SP4100インテグレータを備えたデュポンインスツ ルメンツのGPCから得られた。TGA及びTMAのデ ータはデュポンの940サーモメカニカルアナライ ザ及びオムニサーム2066コンピュータにインタ フェースされたオムニサームTGAに記録された。
ガスクロマトグラフィーは、15%OV-210でパッ クされた1/8インチ×13フィートのコラムを用い て、熱伝導率検出器を備えた ァリアン3700GC を使って酸洗いしたクロマソーブPについて行わ れた。酸素分析は、酸素測定器316(783700型) 及び電極炉EF100を備えたLECO酸素分析器を使 って行なった。ケイ素の測定は溶融法によったが、 これは可溶性の形のケイ素にした溶融材料からそ の溶質を分析し原子吸収分光法により全ケイ素量 を求めた。炭素、ハロゲン及び窒素の分析は、コ ントロールエクィップメント社の240-XA元素分 析器を使って行なった。特記しない限り百分率は 重量によっている。メチル基は"Me"として示され ている。
(実施例1) 渡辺らが128、有機金属化学学会誌、173(1977) に説いている改質の手順を使って、1,2-ジメチル -1,1,2,2-テトラメトキシジシランを調製した。
100℃において、1428g(13.46モル)のオルトぎ 酸トリメチルを672g(2.95モル)の1,2-ジメチル -1,1,2,2-テトラクロロジシランに滴下して加え た。オルトぎ酸トリメチルの添加がすべて終わっ た後(約6時間)、温度を120℃に上げ、反応物 質はこの温度に2日間置いた。80-90℃/27-35ト ルにおける反応混合物の部分留出により、580g (収率93.7%、純度98.5%)のsyn-(MeO)4 Si2Me2がえられた。
(実施例2) 渡辺らが説いている改質の手順を使って、メ トキシシジラン初期材料混合物を調製した。130 ℃(外部熱電対の読み)において、1000g(9.4
2モ ル)のオルトぎ酸トリメチルを480gのメチルク ロロジシラン(MCDS)に滴下して加えた。オルトぎ 酸トリメチルの添加がすべて終わった後(約12時 間)、反応物質はこの温度に1.5日間置いた。80 -90℃/27-35トルにおける反応混合物の部分留出 により、382gの生成物(面積率3.7%のsyn-( MeO)2Si2Me4、面積率32.1%の(MeO)2MeSi Si(OMe)Me2及び面積率62.7%のsyn-(MeO)4 Si2Me2がえられた。
(実施例3) アルコキシ官能基を有するメチルポリシランポ リマーを調製した。アルゴン取り入れ口を装着し た3ネックの1L丸底フラスコ、オーバーヘッド 機械式撹拌機、内部熱電対(Valley Forge温度プ ログラマに接続)及び冷却された(-78℃)受けフ ラスコをもった短路分留ヘッドに接続された8イ ンチの ィゴロウを0℃に冷却した。次に、ヘキ サン内の78.0mlの1.55Mブチルリチウム(0.0 21モル)を加えた。これに続いて4.70ml(0.116 モル)の無水メタノールを加えた。フラスコを室 温まで温ため、実施例2で調製した382.8gのメ トキシジシランを加えた。
ゆっくりしたアルゴンの浄化の下で、反応物質 は毎分2℃の速度で110℃まで加熱した。110℃ に30分間置いた後、温度を毎分2℃の速度で180 ℃まで上げてから室温まで冷却した。最後の加熱 段階中、熱電対をフラスコと加熱マントルの間に 置き290℃までの温度を記録した。冷却された残 留物は400mlの乾いたガスを抜いたトルエンに溶 解させ、このトルエン溶液をセライト(Celite)の パッドを通して中形ガラスフリット上に濾過した。
190℃における完全真空下での濾過液を蒸発させ、 72.8g(収率19.0%)の黄色な可溶性樹脂がえ られた。留出物(358.6g)は面積率で15%のヘ キサン、面積率で13.5%のMe2si(OMe)2及び 面積率で69.9%のMeSi(OMe)3からなってい た。
ポリマーは分析され、その結果は以下のように 報告されている。
=35.5℃ TGA(1000℃.,N)=残留物の27.2% 1H NMR(CDC3),δ(ppm):0.30(ブロードシン グレット中央部、SiMe),3.35(ブロードシングレ ット中央部、siOMe),3.46(ブロードシングレッ ト中央部、siOMe) SiMe/SiOMe比=4.8/1.0 FTIR(薄膜),cm-1(強さ):2953(m),2889 (m),2826(w),1406(w),1244(m),1074(s),835 (m),766(s),681(m). 元素分析:炭素32.2%、ケイ素49.4%、及 び水素8.9%。
GPC:M=3212,M=1405 (実施例4) ジシラン初期材料の混合物からアルコキシ官能 基を有するメチルポリシランポリマーを調製した。
アルゴン取り入れ口を装着した3ネック100ml丸 底フラスコ、オーバーヘッド機械式撹拌機、内部 熱電対(Valley Forge温度プログラマに接続)及 び冷却された(-78℃)受けフラスコをもった短路 分留ヘッドに接続された6インチの ィゴロウを 0℃に冷却した。次に、ヘキサン内の6.80mlの 1.55Mブチルリチウム(0.021モル)を加えた。
これに続いて0.40ml(0.32g0.01モル)の無水 メタノールを加えた。フラスコを室温まで温ため、 32.213gのメトキシジシラン((MeO)2MeSiSi(O Me)Me2対syn-(MeO)4Si2Me2のGC面積比が 30.8:42.6のもの)を加えた。
ゆっくりしたアルゴンの浄化の下で、反応物質 を300℃まで(外部熱電対)5時間にわたり加熱 した。揮発分は冷却した受けフラスコに集めた。
300℃において30分後、反応物質を室温に冷却 した。残留物は40-50mlの乾いたガスを抜いたト ルエンに溶解させ、このトルエン溶液をセライト のパッドを通して中形ガラスフリット上に濾過し た。減圧下の濾過物を濃縮して、5.65g(収率17 .5%)の黄色な可溶性樹脂がえられた。留出物( 23.97g)は面積率で6.8%のヘキサン、面積率で 18.2%のMe2si(OMe)2及び面積率で73.0% のMeSi(OMe)3からなっていた。
ポリマーは分析され、その結果は以下のように 報告されている。
=92.6℃ TGA(1000℃.,N)=残留物の44.6% 1H NMR(CDCl3),δ(ppm):0.30(ブロードシン グレット中央部、SiMe)3.47(ブロードシングレ ット中央部、siOMe);SiMe/SiOMe比=5.4/1.0 FTIR(薄膜),cm-1(強さ):2953(m),2889 (m),2834(m),2074(w),1406(m),1244(m),1180 (w),1074(s),835(m)、766(s),681(m),519(s) GPC:M=4775,M=1786. 元素分析:炭素32.3%、ケイ素35.1%,及 び水素8.6%。
(実施例5) 実施例4の装置、触媒の量及び分離手順を使い、 22.898gの(MeO)2MeSiSi(OMe)Me2とsyn-(Me O)4Si2Me2の混合物(GC面積比30.8:42.6) 及び5.90g(0.033モル)の1,2-ジメトキシテト ラメチルジシランを使ってメチルポリシランを調 製した。ゆっくりしたアルゴンの浄化の下で、反 応物質を340℃まで(外部熱電対)2-3時間にわ たり加熱してから室温に冷却した。揮発分は冷却 した受けフラスコに集めた。操作完了後、5.31g (収率18.4%)の黄色な粘性油がえられた、ジ シラン(22.028g)は面積率で13.8%のヘキサン、 面積率で21.4%のMe2si(OMe)2、面積率で60 .4%のMeSi(OMe)3及び面積率で1.5%のsyn-( MeO)2Si2Me4からなっていた。
ポリマーは分析され、その結果は以下のように 報告されている。
=<25℃ TGA(1000℃.,N)=残留物の8.2% H NMR(CDCl),δ(ppm):0.2
6(ブロードシン グレット中央部、SiMe),3.30(ブロードシングレ ット中央部、siOMe);SiMe/SiOMe比=7.4/1.0 FTIR(薄膜),cm-1(強さ):2953(m),2895 (m),2826(w),2074(w),1406(w),1244(s),1188 (w),1082(s),1032(m),853(m),766(s),519(s) GPC:M=1663,M=974 (実施例6) 実施例4の装置、触媒の量及び分離手順を使い、 31.50g(0.15モル)の1.2-ジメチル-1,1,2,2-テ トラメトキシシジシランを使ってメチルポリシラン を調製した。ゆっくりしたアルゴンの浄化の下で、 260℃まで(外部熱電対)2時間にわたり反応物 質を加熱してから室温に冷却した。揮発分は冷却 した受けフラスコに集めた。操作完了後、5.12g (収率16.3%)の黄色な可溶性樹脂がえられた。
ポリマーは分析され、その結果は以下のように 報告されている。
=>200℃ TGA(1000℃.,N)=残留物の64.4% 1H NMR(CDCl3),δ(ppm):0.40(ブロードシン グレット中央部、SiMe),3.50(ブロードシングレ ット中央部、SiOMe),SiMe/SiOMe比=3.1/1.0 FTIR(薄膜),cm-1(強さ):2953(m),2895 (m),2834(m),1462(w),1406(w),1244(m),1180 (w),1074(s),758(s),681(m),513(s) 元素分析:炭素32.0%、ケイ素46.8%,及 び水素8.3%。
(実施例7) 実施例4の装置、触媒の量及び分離手順を使い、 31.50g(0.15モル)の1,2-ジメチル-1,1,2,2-テ トラメトキシジシランを使ってメチルポリシラン を調製した。ゆっくりしたアルゴンの浄化の下で、 210℃(外部熱電対)まで2時間にわたり反応物 質を加熱してから室温に冷却した。揮発分は冷却 した受けフラスコに集めた。操作完了後、5.19g (収率16.5%)の黄色な可溶性樹脂がえられた。
留出物(23.97g)は面積率で13.1%のヘキサン、 及び面積率で85.6%のMeSi(OMe)3からなって いた。
ポリマーは分析され、その結果は以下のように 報告されている。
=>200℃ 1H NMR(CDCl3),δ(ppm):0.42(ブロードシン グレット中央部、SiMe),0.86(ブロードシングレ ット中央部、SiMe)及び3.00(ブロードシングレ ット中央部、siOMe);SiMe/SiOMe比=2.9/1.0 FTIR(薄膜),cm-1(強さ):2953(m),2895 (m),2834(m),2074(w),1454(w),1406(w),1244 (m),1180(w),1074(s),758(s),681(m).519(s) 元素分析:炭素30.6%、ケイ素48.2%,及 び水素8.4%。
(実施例8) アルコキシ官能基チルポリシランにメチル官能 基性を与えるため有機アルカリ金属試薬を使って これを誘導体化した。アルゴン取り入れ口を装着 した3ネック100ml丸底フラスコ、オーバーヘッ ド機械式撹拌機、及び冷却された(0℃)受けフ ラスコをもった短路分留ヘッドに実施例4で調製 した3.34gのメチルポリシラン及び45mlの乾 いたガスを抜いたトルエンを充填した。この溶液 に30mlの1.40M(0.042モル)のMeLi/Et20 溶液を加えた。室温で2.5時間撹拌後、Et20は 分留により除去し、ポットを0℃に冷却し10ml の飽和NHCl/HOを加えた。これに続い て10mlのガスを抜いたHOを加えた。HO 層を次にスポイドで吸い取り有機層をMgSO の上で乾かしてから中形のガラスフリット上のセ ライトのパッドを通して濾過し、濾過物を真空内 で濃縮して2.24g(質量収率67.1%)の黄色な 可溶性樹脂がえられた。
ポリマーは分析され、その結果は以下のように 報告されている。
=97.0℃ TGA(1000℃.,N)=残留物の34.3% 1H NMR(DCDl3),δ(ppm):0.26(ブロードシン グレット中央部、SiMe) FTIR(薄膜),cm-1(強さ):2953(s),2889 (s),2791(w),2074(w),1406(m),1244(s),1032 (m),907(w),835(s),758(s),681(s). GPC:M=3342,M=1551 (実施例9) アルコキシ官能基チルポリシランにビニル官能 基性を与えるためグリニアル試薬を使ってこれを 誘導体化した。アルゴン取り入れ口を装着した3 ネック250ml丸底フラスコ、撹拌棒及び冷却され た(0℃)受けフラスコをもった短路分留ヘッド に実施例3で調製した9.10gのメチルポリシラ ン及び100mlの乾いたガスを抜いたトルエンを充 填した。反応物質を0℃に冷却し70mlの1.0M (0.07モル)のViMgBr/THF溶液を30 分間にわたって加えた。反応物質を0℃で15分 間撹拌後、反応物質は室温まで温め、2.5時間撹 拌した。THFは分留により除去し、ポットを0 ℃に冷却し10mlの飽和NHCl/HOを加 えた。これに続いて10mlのガスを抜いたHO を加えた。HOをスポイドで吸い取り有機層を MgSOの上で乾かし、中形のガラスフリット 上のセライトのパッドを通して濾過し、濾過物を 真空内で濃縮して、5.06g(質量収率55.6%)の 黄色な可溶性樹脂がえられた。
ポリマーは分析され、その結果は以下のように 報告されている。
=95.0℃ 1H NMR(CDCl3),δ(ppm):0.29(ブロードシン グレット中央部、SiMe),5.76(ブロードシングレ ット中央部、SiVi),5.96(ブロードシングレット 中央部、SiVi)、及び6.35(ブロードシングレット 中央部、SiVi);SiMe/SiVi比=6.4/1/0 FTIR(薄膜),cm-1(強さ):3052(w),2953 (m),2889(m),2791(w),2074(w),1398(m),1244 (m),1074(w),1005(w),835(m),785(m),681( m),519(s). 元素分析:炭素40.5%,ケイ素49.8%,及 び水素9.9% (実施例10) アルコキシ官能基チルポリシランに塩素官能基 性を与えるため塩化アセチル試薬を使ってこれを 誘導体化した。実施例3で調製したメチルポリシ ラン19.81gを約150mlの塩化アセチルに溶解し た。溶液をしずかに環流させた。4日後に揮発物 を真空内で除去し残留物を真空内で210℃でスト リップした、15.8gの黄色な可溶性樹脂がえられ た。
ポリマーは分析され、その結果は以下のように 報告されている。
=91.8℃ TGA(1000℃.,N)=残留物の17.2% 1H NMR(CDCl3),δ(ppm):0.39(ブロードシン グレット中央部、SiMe),3.34(ブロードシングレ ット中央部、SiOMe)及び3.40(ブロードシングレ ット中央部、siOMe);SiMe/SiOMe比=23.5/1.0 FTIR(薄膜),cm-1(強さ):2953(m),2895 (m),2081(w),1406(w),1250(m),1069(m),1018 (w),835(m),766(s),505(s). 元素分析:炭素27.2%,ケイ素47.8%,水 素7.8%,及び塩素11.8% (実施例11) アルコキシ官能基チルポリシランに水素化物官 能基性を与えるため水素化アルカリ金属試薬を使 ってこれを誘導体化した。アルゴン取り入れ口を 装着した3ネック1L丸底フラスコ、オーバーヘ ッド機械式撹拌機、隔壁及び環流コンデンサに、 500mlの乾いたガスを抜いたEt20内の2.3gの 水素化リチウムアルミニウムを充填した。100ml のトルエン内の実施例3で調製したメチルポリシ ラン8.69gを15分間にわたって加えた。反応 物質は36時間にわたり環流させ、室温まで冷却 した後1日間そのままにしておいた。Et20は分 留により除去し、ポットを0℃に冷却し生成物は 中形ガラススリットを通して濾過した。濾過物は 30mlの飽和NHCl/HOで洗ってから20ml のHOで洗った。HO層を次にスポイドで吸 い取り有機層をMgSOの上で乾かしてから中 形のガラスフリット上のセライトのパッドを通し て濾過した。濾過物は真空内で濃縮して2.00g( 質量収率23.0%)の黄色な可溶性樹脂がえられ た。
ポリマーは分析され、その結果は以下のように 報告されている。
=40.1℃ TGA(1000℃.,N)=残留物の21.8% 1H NMR(CDCl3),δ(ppm):0.30(ブロードシン グレット中央部、SiMe),0.70(ブロードシングレ ット中央部、SiMe),3.47(ブロードシングレット 中央部、siH);SiMe/SiH比=19.8/1.0 FTIR(薄膜),cm-1(強さ):2959(m),2889 (m),2797(w),2081(m),1406(w),1244 (m),1032(w),872(m),766(s),681(m),638(m), 519(s) 元素分析:ケイ素31.0%,炭素58.9%、及 び水素10.4%。
GPC:M=2768,M=1294. (実施例12) 実施例10の塩素官能基チルポリシランにアミ ノ官能基性を与えるためアミン試薬を使って更に これを誘導体化した。-78℃で約150mlのトルエ ンに溶解している実施例10で調製した6.46g のメチルポリシランの溶液を通してモノメチルア ミンを急速に泡立たせた。45分後にMeNHの 添加を中止した。反応物質は自然に室温まで温め たから余剰のMeNHを蒸散させた。生の生成 混合物は中形ガラスフリットを通して濾過し、濾 過物は真空中で濃縮し4.43g(質量収率68.6%) の黄色な可溶性樹脂がえられた。
ポリマーは分析され、その結果は以下のように 報告されている。
=104.4℃ TGA(1000℃.,N)=残留物の22.6% 1H NMR(d8−トルエン),δ(ppm):0.48(ブロ ードシングレット中央部、SiMe),2.54(ブロード シングレット中央部、NMe),3.38(ブロードシン グレット中央部、NMe) SiMe/NME/NH比=22.1/2.4/1.0 FTIR(薄膜),cm-1(強さ):3416(w),2953 (m),2889(m),2805(w),2074(w),1406(w),1369 (w),1244(m),1090(s),1018(m),835(m),766( s),681(m) GPC:M=5311,M=1188. 元素分析:炭素32.6%、ケイ素49.8%、水 素10.4%、窒素3.8%及び酸素2.1%。
(実施例13) 実施例3〜12で調製したポリシランポリマー の試料を焼分解させてそれらがセラミックプレカ ーソルとして使えるかどうかを実証した。試料は VAC不活性雰囲気箱内部のアルミナボート内に秤 量して載せた。密封した袋の中の試料は2インチ のリンドバーグチューブ炉に移した。試料は袋か ら取り出して迅速に炉管の中央部内に移した。炉 管は0.5トルの真空に引いてから極高純度アルゴ ンを再充填した。この真空化と再充填の手順を更 に2回繰り返した。管には休みなくアルゴンの浄 化流を通し、試料は毎分5℃の加熱速度で1200 ℃まで加熱し1200℃に2時間置いた。室温まで 冷却後、炉からセラミック炭を取り出し、秤量し、 一部をケイ素、酸素、水素及び窒素について分析 した。元素分析のデータは第1表に要約されてい る。
以上、いくつかの代表的な実施例を本発明の説 明の目的で詳細に述べたが、この技術に精通した 人々にとっては、ここに発表した方法及び装置に は請求各項に定めた発明の範囲を離脱することな くさまざまな変更を加えることができることは明 らかである。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルコキシ官能基メチルポリシランの製
    造 方法において、その工程が、 a) ケイ素原子に結合されている3つ及び4 つのアルコキシ官能基を有する複数のジシランの 混合物を、アルコキシドイオン源である触媒の存 在下で一緒に加熱して反応混合物を形成し、 b) 上記の反応混合物から副産物の揮発性ア ルコキシシランを分離し、 c) 上記の混合物を、アルコキシ官能基メチ ルポリシランを形成するに十分な時間にわたり反 応させ、 d) 上記の触媒を、形成された上記のアルコ キシ官能基メチルポリシランから分離する階段か らなる製造方法。
  2. 【請求項2】 上記のアルコキシ官能基メチルポリシラ
    ン を、有機アルカリ金属化合物と反応させてアルキ ル官能基メチルポリシランを形成する段階を更に 含む請求項1記載の製造方法。
  3. 【請求項3】 上記のアルコキシ官能基メチルポリシラ
    ン をグリニャル試薬と反応させてアルキル官能基メ チルポリシランを形成する段階を更に含む請求項 1記載の製造方法。
  4. 【請求項4】 上記のアルコキシ官能基メチルポリシラ
    ン を水素化アルカリ金属と反応させて水素化物官能 基メチルポリシランを形成する段階を更に含む請 求項1記載の製造方法。
  5. 【請求項5】 上記のアルコキシ官能基メチルポリシラ
    ン をハロゲン化アセチルと反応させてハロゲン官能 基メチルポリシランを形成する段階を更に含む請 求項1記載の製造方法。
  6. 【請求項6】 上記のハロゲン官能基メチルポリシラン
    を アミンと反応させてアミノ官能基メチルポリシラ ンを形成する段階を更に含む請求項5記載の製造 方法。
  7. 【請求項7】 上記のメチルポリシランを焼成してセラ
    ミ ック複合材を形成する段階を含む請求項1記載の 製造方法。
  8. 【請求項8】 アルコキシ官能基メチルポリシランの製
    造 方法において、その工程が、実質的に、 a)ケイ素と水素との化学結合をもたず、アル コキシジシランの少なくとも1つがケイ素原子に 結合した少なくとも2つのアルコキシ官能基を有 するアルコキシジシランあるいはアルコキシジシ ランの混合物を、反応混合物を形成するためのア ルコキシドイオンの源である触媒の存在下で加熱 し、 b)揮発性アルコキシシラン材料を上記の反応 混合物から分離し、 c)上記の混合物を、アルコキシ官能基メチル ポリシランが形成されるために十分な時間にわた り反応させ、 d)上記の触媒を形成された上記のアルコキシ 官能基メチルポリシランから分離する段階を含む 製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の処理により製造される製
    品。
  10. 【請求項10】 請求項8記載の処理により製造される
    製品。
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