JPH0559196A - 熱可塑性飽和ノルボルネン系樹脂成形品及びその製造方法 - Google Patents
熱可塑性飽和ノルボルネン系樹脂成形品及びその製造方法Info
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- JPH0559196A JPH0559196A JP28949691A JP28949691A JPH0559196A JP H0559196 A JPH0559196 A JP H0559196A JP 28949691 A JP28949691 A JP 28949691A JP 28949691 A JP28949691 A JP 28949691A JP H0559196 A JPH0559196 A JP H0559196A
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- norbornene
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- Polyoxymethylene Polymers And Polymers With Carbon-To-Carbon Bonds (AREA)
- Treatments Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 少なくとも表面の一部が最大高さRmax値
で0.05μm以下の熱可塑性飽和ノルボルネン系樹脂
の成形品及び表面を研磨することによるそのような成形
品の製造方法。 【効果】 表面の平滑性を高めることができ、光学用部
品、情報記録媒体光学素子、情報表示媒体素子として精
度の高いものを得ることができる。また、特にシートを
研磨する場合には、厚さムラを小さくすることができ
る。
で0.05μm以下の熱可塑性飽和ノルボルネン系樹脂
の成形品及び表面を研磨することによるそのような成形
品の製造方法。 【効果】 表面の平滑性を高めることができ、光学用部
品、情報記録媒体光学素子、情報表示媒体素子として精
度の高いものを得ることができる。また、特にシートを
研磨する場合には、厚さムラを小さくすることができ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱可塑性飽和ノルボル
ネン系樹脂成形品及びその製造方法に関し、さらに詳し
くは、熱可塑性飽和ノルボルネン系樹脂から成り少なく
とも表面の一部の最大高さRmax値が0.05μm以
下である成形品及びその製造方法に関する。
ネン系樹脂成形品及びその製造方法に関し、さらに詳し
くは、熱可塑性飽和ノルボルネン系樹脂から成り少なく
とも表面の一部の最大高さRmax値が0.05μm以
下である成形品及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】レンズやプリズムなどの光学部品や、光
ディスクなどの情報記録媒体光学素子、液晶ディスプレ
イなどの情報表示媒体素子、CCDなどの撮像素子など
においては表面の平滑性が悪いと光の屈折、乱反射など
が起こるという問題があった。また、光による情報の入
出力の精度を高くするためには、複屈折が小さい、ある
いは複屈折の面内でのバラツキが小さいことが必要であ
るが、表面の凹凸が複屈折に大きく影響するため、この
点からも表面の平滑性のよいことが求められる。さら
に、利用環境との関係から耐熱性、耐湿性がよいものを
光学部品や光学素子基板とすることが好ましい。
ディスクなどの情報記録媒体光学素子、液晶ディスプレ
イなどの情報表示媒体素子、CCDなどの撮像素子など
においては表面の平滑性が悪いと光の屈折、乱反射など
が起こるという問題があった。また、光による情報の入
出力の精度を高くするためには、複屈折が小さい、ある
いは複屈折の面内でのバラツキが小さいことが必要であ
るが、表面の凹凸が複屈折に大きく影響するため、この
点からも表面の平滑性のよいことが求められる。さら
に、利用環境との関係から耐熱性、耐湿性がよいものを
光学部品や光学素子基板とすることが好ましい。
【0003】従来、光学部品や光学素子基板においては
主としてガラスが使われてきた。しかし、薄いと割れや
すく、厚みを持たせると重くなる、さらに、柔軟性がな
いため曲面の液晶ディスプレイ用の液晶基板などには用
いることが困難であるという欠点があった。そのため、
これらの欠点を有さない透明性の高い光学材料用の樹脂
が用いられるようになってきた。そのような光学材料用
樹脂としては、ポリメチルメタクリレート(PMM
A)、ポリカーボネート(PC)が主として用いられて
いる。しかしながら、PCは複屈折が大きく、また、P
MMAは吸水性が大きく、耐熱性も不十分であり、ます
ます高度化する要求に答えることが困難となってきてい
る。
主としてガラスが使われてきた。しかし、薄いと割れや
すく、厚みを持たせると重くなる、さらに、柔軟性がな
いため曲面の液晶ディスプレイ用の液晶基板などには用
いることが困難であるという欠点があった。そのため、
これらの欠点を有さない透明性の高い光学材料用の樹脂
が用いられるようになってきた。そのような光学材料用
樹脂としては、ポリメチルメタクリレート(PMM
A)、ポリカーボネート(PC)が主として用いられて
いる。しかしながら、PCは複屈折が大きく、また、P
MMAは吸水性が大きく、耐熱性も不十分であり、ます
ます高度化する要求に答えることが困難となってきてい
る。
【0004】最近、ノルボルネン系モノマーの開環重合
体の水素添加物やノルボルネン系モノマーとエチレンと
の付加型重合体のような熱可塑性飽和ノルボルネン系樹
脂が、光学部品や光学素子基板の成形材料として注目を
あびている(特開昭60−26024号、同64−24
826号、同60−168708号、同61−1159
12号、同61−120816号など)。熱可塑性飽和
ノルボルネン系樹脂は透明性に優れ、複屈折が小さく、
耐熱性、耐湿性、耐水性、電器絶縁性、耐溶剤、酸やア
ルカリ等への耐薬品性にも優れている。また、ガラスに
比較して、重量の割に強度があり、柔軟性がある。しか
し、例えば、液晶基板に用いるには表面の平滑性が小さ
く、凹凸のための屈折などによって画像が歪むという問
題があるなど、使用目的によっては成形品の表面の高度
の平滑性が要求されるようになってきている。それに対
し、通常、最も表面の平滑性がよいとされている金型表
面を充分に研磨した射出成形法においても、最大高さR
max値で0.06μm以上の熱可塑性飽和ノルボルネ
ン系樹脂成形品しか得られていなかった。
体の水素添加物やノルボルネン系モノマーとエチレンと
の付加型重合体のような熱可塑性飽和ノルボルネン系樹
脂が、光学部品や光学素子基板の成形材料として注目を
あびている(特開昭60−26024号、同64−24
826号、同60−168708号、同61−1159
12号、同61−120816号など)。熱可塑性飽和
ノルボルネン系樹脂は透明性に優れ、複屈折が小さく、
耐熱性、耐湿性、耐水性、電器絶縁性、耐溶剤、酸やア
ルカリ等への耐薬品性にも優れている。また、ガラスに
比較して、重量の割に強度があり、柔軟性がある。しか
し、例えば、液晶基板に用いるには表面の平滑性が小さ
く、凹凸のための屈折などによって画像が歪むという問
題があるなど、使用目的によっては成形品の表面の高度
の平滑性が要求されるようになってきている。それに対
し、通常、最も表面の平滑性がよいとされている金型表
面を充分に研磨した射出成形法においても、最大高さR
max値で0.06μm以上の熱可塑性飽和ノルボルネ
ン系樹脂成形品しか得られていなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は少なく
とも表面の一部の最大高さRmax値が0.05μm以
下の熱可塑性飽和ノルボルネン系樹脂成形品及びその製
造方法を提供することにある。
とも表面の一部の最大高さRmax値が0.05μm以
下の熱可塑性飽和ノルボルネン系樹脂成形品及びその製
造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記従来
技術の有する問題点を克服するために鋭意研究した結
果、熱可塑性飽和ノルボルネン系樹脂成形品の表面を研
磨することにより前記目的を達成できることを見いだし
た。
技術の有する問題点を克服するために鋭意研究した結
果、熱可塑性飽和ノルボルネン系樹脂成形品の表面を研
磨することにより前記目的を達成できることを見いだし
た。
【0007】(熱可塑性飽和ノルボルネン系樹脂)本発
明の熱可塑性ノルボルネン系樹脂は、特開平3−148
82号や特開平3−122137号などで公知の樹脂で
あり、具体的には、ノルボルネン系単量体の開環重合
体、その水素添加物、ノルボルネン系単量体の付加型重
合体、ノルボルネン系単量体とオレフィンの付加型重合
体などが挙げられる。
明の熱可塑性ノルボルネン系樹脂は、特開平3−148
82号や特開平3−122137号などで公知の樹脂で
あり、具体的には、ノルボルネン系単量体の開環重合
体、その水素添加物、ノルボルネン系単量体の付加型重
合体、ノルボルネン系単量体とオレフィンの付加型重合
体などが挙げられる。
【0008】ノルボルネン系単量体も、上記公報や特開
平2−227424号、特開平2−276842号など
で公知の単量体であって、例えば、ノルボルネン、その
アルキル、アルキリデン、芳香族置換誘導体およびこれ
ら置換または非置換のオレフィンのハロゲン、水酸基、
エステル基、アルコキシ基、シアノ基、アミド基、イミ
ド基、シリル基等の極性基置換体、例えば、2−ノルボ
ルネン、5−メチル−2−ノルボルネン、5,5−ジメ
チル−2−ノルボルネン、5−エチル−2−ノルボルネ
ン、5−ブチル−2−ノルボルネン、5−エチリデン−
2−ノルボルネン、5−メトキシカルボニル−2−ノル
ボルネン、5−シアノ−2−ノルボルネン、5−メチル
−5−メトキシカルボニル−2−ノルボルネン、5−フ
ェニル−2−ノルボルネン、5−フェニル−5−メチル
−2−ノルボルネン等;シクロペンタジエンの多量体、
その上記と同様の誘導体や置換体、例えば、ジシクロペ
ンタジエン、2,3−ジヒドロジシクロペンタジエン、
1,4:5,8−ジメタノ−1,2,3,4,4a,
5,8,8a−2,3−シクロペンタジエノナフタレ
ン、6−メチル−1,4:5,8−ジメタノ−1,4,
4a,5,6,7,8,8a−オクタヒドロナフタレ
ン、1,4:5,10:6,9−トリメタノ−1,2,
3,4,4a,5,5a,6,9,9a,10,10a
−ドデカヒドロ−2,3−シクロペンタジエノアントラ
セン;シクロペンタジエンとテトラヒドロインデン等と
の付加物、その上記と同様の誘導体や置換体、例えば、
1,4−メタノ−1,4,4a,4b,5,8,8a,
9a−オクタヒドロフルオレン、5,8−メタノ−1,
2,3,4,4a,5,8,8a−オクタヒドロ−2,
3−シクロペンタジエノナフタレン;等が挙げられる。
平2−227424号、特開平2−276842号など
で公知の単量体であって、例えば、ノルボルネン、その
アルキル、アルキリデン、芳香族置換誘導体およびこれ
ら置換または非置換のオレフィンのハロゲン、水酸基、
エステル基、アルコキシ基、シアノ基、アミド基、イミ
ド基、シリル基等の極性基置換体、例えば、2−ノルボ
ルネン、5−メチル−2−ノルボルネン、5,5−ジメ
チル−2−ノルボルネン、5−エチル−2−ノルボルネ
ン、5−ブチル−2−ノルボルネン、5−エチリデン−
2−ノルボルネン、5−メトキシカルボニル−2−ノル
ボルネン、5−シアノ−2−ノルボルネン、5−メチル
−5−メトキシカルボニル−2−ノルボルネン、5−フ
ェニル−2−ノルボルネン、5−フェニル−5−メチル
−2−ノルボルネン等;シクロペンタジエンの多量体、
その上記と同様の誘導体や置換体、例えば、ジシクロペ
ンタジエン、2,3−ジヒドロジシクロペンタジエン、
1,4:5,8−ジメタノ−1,2,3,4,4a,
5,8,8a−2,3−シクロペンタジエノナフタレ
ン、6−メチル−1,4:5,8−ジメタノ−1,4,
4a,5,6,7,8,8a−オクタヒドロナフタレ
ン、1,4:5,10:6,9−トリメタノ−1,2,
3,4,4a,5,5a,6,9,9a,10,10a
−ドデカヒドロ−2,3−シクロペンタジエノアントラ
セン;シクロペンタジエンとテトラヒドロインデン等と
の付加物、その上記と同様の誘導体や置換体、例えば、
1,4−メタノ−1,4,4a,4b,5,8,8a,
9a−オクタヒドロフルオレン、5,8−メタノ−1,
2,3,4,4a,5,8,8a−オクタヒドロ−2,
3−シクロペンタジエノナフタレン;等が挙げられる。
【0009】ノルボルネン系単量体の重合は公知の方法
でよく、必要に応じて、水素添加することにより、熱可
塑性ノルボルネン系樹脂水素添加物とすることができ
る。
でよく、必要に応じて、水素添加することにより、熱可
塑性ノルボルネン系樹脂水素添加物とすることができ
る。
【0010】なお、本発明においてはノルボルネン系モ
ノマーを公知の方法で開環重合させる場合には、本発明
の効果を実質的に妨げない範囲において開環重合可能な
他のシクロオレフィン類を併用することができる。この
ようなシクロオレフィンの具体例としては、例えば、シ
クロペンテン、シクロオクテン、5,6−ジヒドロジシ
クロペンタジエンなどのごとき反応性の二重結合を1個
有する化合物が例示される。
ノマーを公知の方法で開環重合させる場合には、本発明
の効果を実質的に妨げない範囲において開環重合可能な
他のシクロオレフィン類を併用することができる。この
ようなシクロオレフィンの具体例としては、例えば、シ
クロペンテン、シクロオクテン、5,6−ジヒドロジシ
クロペンタジエンなどのごとき反応性の二重結合を1個
有する化合物が例示される。
【0011】本発明で使用する熱可塑性飽和ノルボルネ
ン系樹脂の数平均分子量は、トルエン溶媒によるGPC
(ゲル・パーミエーション・クロマトグラフィ)法で測
定して、10,000〜200,000、好ましくは2
0,000〜150,000、より好ましくは25,0
00〜120,000である。数平均分子量が小さすぎ
ると機械的強度が劣り、大きすぎると成形性が悪くな
る。
ン系樹脂の数平均分子量は、トルエン溶媒によるGPC
(ゲル・パーミエーション・クロマトグラフィ)法で測
定して、10,000〜200,000、好ましくは2
0,000〜150,000、より好ましくは25,0
00〜120,000である。数平均分子量が小さすぎ
ると機械的強度が劣り、大きすぎると成形性が悪くな
る。
【0012】また、ノルボルネン系モノマーの開環重合
体を水素添加する場合、水素添加率は耐熱劣化性、耐光
劣化性などの観点から、90%以上、好ましくは95%
以上、より好ましくは、99%以上とする。
体を水素添加する場合、水素添加率は耐熱劣化性、耐光
劣化性などの観点から、90%以上、好ましくは95%
以上、より好ましくは、99%以上とする。
【0013】熱可塑性飽和ノルボルネン系樹脂は透明
性、耐熱性、耐湿性、耐薬品性等に優れていることか
ら、特に光学用プラスチック成形材料として有用である
ことが知られている。特に、熱可塑性飽和ノルボルネン
系樹脂は吸湿性が0.05%以下、通常、0.01%以
下であるので耐湿性に優れ、さらに光弾性係数が9×1
0ー 13cm2/dyne以下と小さいので、光学的に均一
な位相板を製造するのに最適な材料であり、その品質に
ついても信頼性が高い。
性、耐熱性、耐湿性、耐薬品性等に優れていることか
ら、特に光学用プラスチック成形材料として有用である
ことが知られている。特に、熱可塑性飽和ノルボルネン
系樹脂は吸湿性が0.05%以下、通常、0.01%以
下であるので耐湿性に優れ、さらに光弾性係数が9×1
0ー 13cm2/dyne以下と小さいので、光学的に均一
な位相板を製造するのに最適な材料であり、その品質に
ついても信頼性が高い。
【0014】(添加物)本発明で用いる熱可塑性飽和ノ
ルボルネン系樹脂には、所望により、フェノール系やリ
ン系などの老化防止剤、耐電防止剤、紫外線安定剤など
の各種添加剤を添加してもよい。表面粗さを小さくする
ため、溶液流延法で成形する場合には、レベリング剤の
添加は好ましい。レベリング剤は、例えば、フッ素系ノ
ニオン界面活性剤、特殊アクリル樹脂系レベリング剤、
シリコーン系レベリング剤など塗料用レベリング剤を用
いることができ、それらの中でも溶媒との相溶性の良い
ものが好ましく、添加量は、通常は5〜50,000p
pm、好ましくは10〜20,000ppmである。
ルボルネン系樹脂には、所望により、フェノール系やリ
ン系などの老化防止剤、耐電防止剤、紫外線安定剤など
の各種添加剤を添加してもよい。表面粗さを小さくする
ため、溶液流延法で成形する場合には、レベリング剤の
添加は好ましい。レベリング剤は、例えば、フッ素系ノ
ニオン界面活性剤、特殊アクリル樹脂系レベリング剤、
シリコーン系レベリング剤など塗料用レベリング剤を用
いることができ、それらの中でも溶媒との相溶性の良い
ものが好ましく、添加量は、通常は5〜50,000p
pm、好ましくは10〜20,000ppmである。
【0015】(成形加工)本発明の熱可塑性ノルボルネ
ン系重合体水素添加物は常法に従って光学部品、光学素
子基板などに成形可能である。成形法としては、射出成
形法、押出成形法、圧縮成形法、溶液流延法など、通常
の樹脂に用いられる成形法が適用できる。しかし、通常
は成形品中に溶剤が残留しない成形法が好ましく、その
ような成形法としては、射出成形法、押出成形法、圧縮
成形法などがある。研磨の効率をよくする点から、表面
の平滑性に優れた射出成形法、特に金型を充分に研磨し
た射出成形が好ましい。
ン系重合体水素添加物は常法に従って光学部品、光学素
子基板などに成形可能である。成形法としては、射出成
形法、押出成形法、圧縮成形法、溶液流延法など、通常
の樹脂に用いられる成形法が適用できる。しかし、通常
は成形品中に溶剤が残留しない成形法が好ましく、その
ような成形法としては、射出成形法、押出成形法、圧縮
成形法などがある。研磨の効率をよくする点から、表面
の平滑性に優れた射出成形法、特に金型を充分に研磨し
た射出成形が好ましい。
【0016】(研磨加工)本発明においては、上記のご
とき方法で成形された成形品を研磨することが必要であ
る。熱可塑性飽和ノルボルネン系樹脂は研磨性に優れて
おり、研磨の際の発熱、吸湿などにより変質することな
く、最大高さRmax値で0.05μm以下、好ましく
は0.03μm以下の表面が得られる。
とき方法で成形された成形品を研磨することが必要であ
る。熱可塑性飽和ノルボルネン系樹脂は研磨性に優れて
おり、研磨の際の発熱、吸湿などにより変質することな
く、最大高さRmax値で0.05μm以下、好ましく
は0.03μm以下の表面が得られる。
【0017】研磨する方法は、熱硬化性樹脂の平面、球
面、または非球面曲面である表面を研磨する際に通常用
いられている方法であればよく、例えば、遊離砥粒によ
るラッピング加工、同じくポリシング加工、研磨布紙加
工、鏡面切削、バレル加工などが採用でき、中でも遊離
砥粒によるポリシング加工などが好ましい。また、研磨
前の成形品の表面の最大高さが大きい場合は、遊離砥粒
によるラッピング加工を行ってある程度研磨した後、遊
離砥粒によるポリシング加工により研磨することが好ま
しい。遊離砥粒としては、アルミナ、炭化ケイ素、シリ
カなどが好ましく、粒径は0.1〜20μmのもの、特
に0.5〜10μmのものが好ましい。粒径が小さすぎ
ると研磨の効率が悪く、粒径が大きすぎると研磨面の最
大高さが大きくなる。
面、または非球面曲面である表面を研磨する際に通常用
いられている方法であればよく、例えば、遊離砥粒によ
るラッピング加工、同じくポリシング加工、研磨布紙加
工、鏡面切削、バレル加工などが採用でき、中でも遊離
砥粒によるポリシング加工などが好ましい。また、研磨
前の成形品の表面の最大高さが大きい場合は、遊離砥粒
によるラッピング加工を行ってある程度研磨した後、遊
離砥粒によるポリシング加工により研磨することが好ま
しい。遊離砥粒としては、アルミナ、炭化ケイ素、シリ
カなどが好ましく、粒径は0.1〜20μmのもの、特
に0.5〜10μmのものが好ましい。粒径が小さすぎ
ると研磨の効率が悪く、粒径が大きすぎると研磨面の最
大高さが大きくなる。
【0018】(成形品)本発明の成形品は目的に応じて
表面の少なくとも一部を最大高さRmax値で0.05
μm以下、好ましくは0.03μm以下にしたものであ
る。そのため、表面の平滑性が要求される分野、特に複
屈折が小さい、あるいは複屈折のバラツキが小さいこと
が要求される分野の光学部品、光学素子、光学素子基板
などに好適である。具体的には、レンズ、プリズム、液
晶ディスプレイの部品、固体撮像素子(CCD)の部
品、光ディスク基板、光カード基板に好適であるが、中
でも、光ディスク基板、光カード基板などに用いられ
る。シートの表面を研磨した成形品の場合、両面を研磨
することにより、厚さムラも小さくなる。
表面の少なくとも一部を最大高さRmax値で0.05
μm以下、好ましくは0.03μm以下にしたものであ
る。そのため、表面の平滑性が要求される分野、特に複
屈折が小さい、あるいは複屈折のバラツキが小さいこと
が要求される分野の光学部品、光学素子、光学素子基板
などに好適である。具体的には、レンズ、プリズム、液
晶ディスプレイの部品、固体撮像素子(CCD)の部
品、光ディスク基板、光カード基板に好適であるが、中
でも、光ディスク基板、光カード基板などに用いられ
る。シートの表面を研磨した成形品の場合、両面を研磨
することにより、厚さムラも小さくなる。
【0019】(液晶基板)熱可塑性飽和ノルボルネン系
樹脂は、可撓性がよいので割れ難く、加工が容易であ
り、透明性がよいので色彩が鮮明であり、耐薬品性がよ
いためエッチング処理後のアルカリを用いたフォトレジ
ストの剥離工程に影響されず、耐熱性、耐湿性がよいの
で使用環境が広い、強度が強く薄くできるためディスプ
レイの小型化が容易であるなどの点で、液晶ディスプレ
イの部品の一つである液晶基板の材料として最適であ
る。
樹脂は、可撓性がよいので割れ難く、加工が容易であ
り、透明性がよいので色彩が鮮明であり、耐薬品性がよ
いためエッチング処理後のアルカリを用いたフォトレジ
ストの剥離工程に影響されず、耐熱性、耐湿性がよいの
で使用環境が広い、強度が強く薄くできるためディスプ
レイの小型化が容易であるなどの点で、液晶ディスプレ
イの部品の一つである液晶基板の材料として最適であ
る。
【0020】本発明の熱可塑性ノルボルネン系重合体水
素添加物は常法に従ってシートである液晶基板に成形す
る。しかし、液晶基板は、厚さムラが大きい、または表
面の平滑性に劣ると液晶ディスプレイの画像の歪みが大
きく、実用上問題がある。厚さムラは全面で±50μm
以下、Rmax値が0.2μm以下でなくては、画像の
判別が困難であるなどの不都合がある。厚さムラが全面
で±25μm以下、Rmax値が0.1μm以下が好ま
しく、特に厚さムラが全面で±20μm以下、Rmax
値が0.08μm以下のものが好ましい。厚さムラの小
さな成形法としては、充分に研磨した金型を用いる射出
成形法などがある。
素添加物は常法に従ってシートである液晶基板に成形す
る。しかし、液晶基板は、厚さムラが大きい、または表
面の平滑性に劣ると液晶ディスプレイの画像の歪みが大
きく、実用上問題がある。厚さムラは全面で±50μm
以下、Rmax値が0.2μm以下でなくては、画像の
判別が困難であるなどの不都合がある。厚さムラが全面
で±25μm以下、Rmax値が0.1μm以下が好ま
しく、特に厚さムラが全面で±20μm以下、Rmax
値が0.08μm以下のものが好ましい。厚さムラの小
さな成形法としては、充分に研磨した金型を用いる射出
成形法などがある。
【0021】さらに、精度の高い正確な画像を得るため
には厚さムラ、Rmax値は小さいほど好ましく、厚さ
ムラが全面で±10μm 以下、好ましくは±5μm以
下、より好ましくは±2μm以下、Rmax値は0.0
7μm以下、好ましくは0.05μm以下、より好まし
くは0.03μm以下の液晶基板が必要である。しか
し、充分に研磨した金型を用いる射出成形法でも、Rm
ax値が0.06μm以下の液晶基板を得ることは困難
である。Rmax値が0.06μm以下の液晶基板を得
るためには、成形後にさらに研磨すればよい。
には厚さムラ、Rmax値は小さいほど好ましく、厚さ
ムラが全面で±10μm 以下、好ましくは±5μm以
下、より好ましくは±2μm以下、Rmax値は0.0
7μm以下、好ましくは0.05μm以下、より好まし
くは0.03μm以下の液晶基板が必要である。しか
し、充分に研磨した金型を用いる射出成形法でも、Rm
ax値が0.06μm以下の液晶基板を得ることは困難
である。Rmax値が0.06μm以下の液晶基板を得
るためには、成形後にさらに研磨すればよい。
【0022】(液晶基板)本発明の液晶基板は基本的に
熱可塑性飽和ノルボルネン系樹脂のシートであり、表面
の平滑性に優れていることから、画像の歪みが少なく、
また、本発明の液晶基板は透明性に優れており、そのた
め、明暗の差がはっきりした画像が得られる。さらに、
光弾性係数が小さいため、光学的に均一であり、曲面の
液晶ディスプレイのために曲げて使用することもでき
る。光弾性係数が小さいほど好ましく、9×10ー13c
m2/dyne、特に7×10ー13cm2/dyneのシ
ートを用いることが好ましい。
熱可塑性飽和ノルボルネン系樹脂のシートであり、表面
の平滑性に優れていることから、画像の歪みが少なく、
また、本発明の液晶基板は透明性に優れており、そのた
め、明暗の差がはっきりした画像が得られる。さらに、
光弾性係数が小さいため、光学的に均一であり、曲面の
液晶ディスプレイのために曲げて使用することもでき
る。光弾性係数が小さいほど好ましく、9×10ー13c
m2/dyne、特に7×10ー13cm2/dyneのシ
ートを用いることが好ましい。
【0023】さらに、本発明の液晶基板は熱可塑性飽和
ノルボルネン系樹脂のシートであることにより、耐湿
性、耐水性に優れている。液晶基板を水分が透過すると
液晶や透明電極層が劣化することがあるので、吸湿性が
0.05%以下、特に0.01%以下のシートを用いる
ことが好ましい。また、熱可塑性飽和ノルボルネン系樹
脂の酸素透過速度は100μmの厚さのシートで約1m
l/m2・24hrs程度と小さいので、本願の液晶基
板は酸素の透過も充分に阻害し、酸素による液晶の劣化
も少ない。
ノルボルネン系樹脂のシートであることにより、耐湿
性、耐水性に優れている。液晶基板を水分が透過すると
液晶や透明電極層が劣化することがあるので、吸湿性が
0.05%以下、特に0.01%以下のシートを用いる
ことが好ましい。また、熱可塑性飽和ノルボルネン系樹
脂の酸素透過速度は100μmの厚さのシートで約1m
l/m2・24hrs程度と小さいので、本願の液晶基
板は酸素の透過も充分に阻害し、酸素による液晶の劣化
も少ない。
【0024】そのほか、本発明の液晶基板は熱可塑性飽
和ノルボルネン系樹脂の成形品であることにより、低複
屈折性、耐熱性、耐溶剤、酸やアルカリ等への耐薬品
性、重量に対する強度などに優れている。
和ノルボルネン系樹脂の成形品であることにより、低複
屈折性、耐熱性、耐溶剤、酸やアルカリ等への耐薬品
性、重量に対する強度などに優れている。
【0025】本発明の液晶基板は基本的に熱可塑性飽和
ノルボルネン系樹脂から成るシートであるが、実際の使
用にあたっては、使用目的などに応じて、透明電極層、
液晶配向層、ガスバリア性膜、偏向子、位相フィルムな
どが積層される。また、2枚の液晶基板の間の液晶を封
入する空間を設けるためのスペーサーを積層してもよ
い。なお、酸素の透過による劣化をより小さくし耐久性
をあげるなどの目的のためには、液晶基板と透明電極層
の間、または、基板と透明電極層の接着面と反対側に接
着材層等を介して、ポリビニリデンクロライド、ポリビ
ニルアルコールなどのガスバリア性材料を積層すること
が望ましい。これらを積層したものも液晶基板という場
合がある。
ノルボルネン系樹脂から成るシートであるが、実際の使
用にあたっては、使用目的などに応じて、透明電極層、
液晶配向層、ガスバリア性膜、偏向子、位相フィルムな
どが積層される。また、2枚の液晶基板の間の液晶を封
入する空間を設けるためのスペーサーを積層してもよ
い。なお、酸素の透過による劣化をより小さくし耐久性
をあげるなどの目的のためには、液晶基板と透明電極層
の間、または、基板と透明電極層の接着面と反対側に接
着材層等を介して、ポリビニリデンクロライド、ポリビ
ニルアルコールなどのガスバリア性材料を積層すること
が望ましい。これらを積層したものも液晶基板という場
合がある。
【0026】(透明電極層)液晶ディスプレイの構成部
品として使用される時点で液晶基板には透明電極層が積
層されていなければならない。透明電極層は、可視光線
のある程度以上の光透過率が必要であり、通常50%以
上、好ましくは70%以上、比抵抗が100Ωcm以下、
好ましくは50Ωcm以下のものである。具体的には、A
u、Ag、Cu、Pt、Al、Cr、Phなどの金属薄
膜、In2O3(Sn)、SnO2(Sb)、SnO2(F
e)、CdO、Cd2O3、CdSnO4、TiO2、Zr
O2、CuIなどの半導体及び酸化物半導体薄膜、Ti
Ox/Ag/TiOx(x≦2)などの多層薄膜、ポリビ
ニルベンジルトリメチルアンモニウムクロライド、オリ
ゴ(ポリ)スチレンスルホン酸塩などの高分子電解質薄
膜系、ポリアニリン類、ポリチオフェン類、ポリピロー
ル類などの導電性高分子等を挙げることができる。これ
らの導電膜は、スプレー法、プラズマ法、気相反応系
(CVD)、塗布法(CLD)、真空蒸着法、RFまた
はDCスパッタリング法、イオンプレーティング法、電
解重合法などの周知の方法でもって液晶基板上に積層さ
れる。また、導電性高分子は電解重合法または気相法に
よってフィルム中内部に形成することもできる。また、
TTF−TCNQ(テトラチオフルバレン−テトラシア
ノキシジメタン)などの錯体を含浸させることによって
導電性をもたせることもできる。
品として使用される時点で液晶基板には透明電極層が積
層されていなければならない。透明電極層は、可視光線
のある程度以上の光透過率が必要であり、通常50%以
上、好ましくは70%以上、比抵抗が100Ωcm以下、
好ましくは50Ωcm以下のものである。具体的には、A
u、Ag、Cu、Pt、Al、Cr、Phなどの金属薄
膜、In2O3(Sn)、SnO2(Sb)、SnO2(F
e)、CdO、Cd2O3、CdSnO4、TiO2、Zr
O2、CuIなどの半導体及び酸化物半導体薄膜、Ti
Ox/Ag/TiOx(x≦2)などの多層薄膜、ポリビ
ニルベンジルトリメチルアンモニウムクロライド、オリ
ゴ(ポリ)スチレンスルホン酸塩などの高分子電解質薄
膜系、ポリアニリン類、ポリチオフェン類、ポリピロー
ル類などの導電性高分子等を挙げることができる。これ
らの導電膜は、スプレー法、プラズマ法、気相反応系
(CVD)、塗布法(CLD)、真空蒸着法、RFまた
はDCスパッタリング法、イオンプレーティング法、電
解重合法などの周知の方法でもって液晶基板上に積層さ
れる。また、導電性高分子は電解重合法または気相法に
よってフィルム中内部に形成することもできる。また、
TTF−TCNQ(テトラチオフルバレン−テトラシア
ノキシジメタン)などの錯体を含浸させることによって
導電性をもたせることもできる。
【0027】(液晶ディスプレイ)本発明の液晶ディス
プレイは、基本的には、2枚の液晶基板とその間に封入
された液晶から成る液晶セルである。液晶セルは、通
常、液晶が漏れないように、2枚の液晶基板がその間に
スペーサーと呼ばれる枠を挟み込み、スペーサーの厚み
と液晶基板の面がつくる空間に液晶が封入されている。
スペーサーは、液晶と反応したり、酸素や水分を透過し
ない材料であれば、特に限定されない。曲面の液晶ディ
スプレイの場合などでは、ある程度の柔軟性があること
が好ましい。通常、液晶が漏れないように、スペーサー
と液晶基板は接着剤で接着されている。接着剤は、液晶
と反応しやすいものでなく、十分な接着性があるもので
あれば、特に限定されない。
プレイは、基本的には、2枚の液晶基板とその間に封入
された液晶から成る液晶セルである。液晶セルは、通
常、液晶が漏れないように、2枚の液晶基板がその間に
スペーサーと呼ばれる枠を挟み込み、スペーサーの厚み
と液晶基板の面がつくる空間に液晶が封入されている。
スペーサーは、液晶と反応したり、酸素や水分を透過し
ない材料であれば、特に限定されない。曲面の液晶ディ
スプレイの場合などでは、ある程度の柔軟性があること
が好ましい。通常、液晶が漏れないように、スペーサー
と液晶基板は接着剤で接着されている。接着剤は、液晶
と反応しやすいものでなく、十分な接着性があるもので
あれば、特に限定されない。
【0028】また、用途、必要に応じて、偏向子、位相
フィルム、保護フィルム、反射膜またはバックライトな
どと液晶セルを組み合わせて、液晶ディスプレイとす
る。
フィルム、保護フィルム、反射膜またはバックライトな
どと液晶セルを組み合わせて、液晶ディスプレイとす
る。
【0029】
【実施例】以下に参考例、実施例、及び比較例を挙げて
本発明をさらに具体的に説明する。
本発明をさらに具体的に説明する。
【0030】参考例1 6−メチル−1,4:5,8−ジメタノ−1,4,4
a,5,6,7,8,8a−オクタヒドロナフタレンの
開環重合体の水素添加物(数平均分子量28,000、
水素添加率ほぼ100%、ガラス転移温度152℃)を
射出成形機(住友重機械工業製、DISC−5 MII
I)により、樹脂温度330℃、金型温度110℃の条
件で射出成形を行い、直径130mm、厚さ1.2mm
の光ディスク基板を成形した。
a,5,6,7,8,8a−オクタヒドロナフタレンの
開環重合体の水素添加物(数平均分子量28,000、
水素添加率ほぼ100%、ガラス転移温度152℃)を
射出成形機(住友重機械工業製、DISC−5 MII
I)により、樹脂温度330℃、金型温度110℃の条
件で射出成形を行い、直径130mm、厚さ1.2mm
の光ディスク基板を成形した。
【0031】この射出成形品の表面の最大高さRmax
値は全面で最高0.12μm、最低0.11μmであっ
た。
値は全面で最高0.12μm、最低0.11μmであっ
た。
【0032】実施例1 鋳鉄製の20インチの定盤を設置したホフマン型ラップ
盤(スピードファム社製、DSM 20B−5L)を用
い、またキャリア(スピードファム社製、EGキャリ
ア)を治具として用いて参考例2の成形品をラッピング
加工した。
盤(スピードファム社製、DSM 20B−5L)を用
い、またキャリア(スピードファム社製、EGキャリ
ア)を治具として用いて参考例2の成形品をラッピング
加工した。
【0033】参考例1の成形品の表面への荷重を0.0
5〜0.10kg/cm2に調節しながら、上下定盤を
20〜50rpmで回転するように調節し、平均粒子径
12.3μmのホワイトアルミナ製の研磨剤(スピード
ファム社製、A−1200)300gに水1lの割合で
混合した液を600〜1000cm3/分でフィードし
て20分かけて研磨した。
5〜0.10kg/cm2に調節しながら、上下定盤を
20〜50rpmで回転するように調節し、平均粒子径
12.3μmのホワイトアルミナ製の研磨剤(スピード
ファム社製、A−1200)300gに水1lの割合で
混合した液を600〜1000cm3/分でフィードし
て20分かけて研磨した。
【0034】ポリウレタン製のポリシャ(スピードファ
ム社製、SURFIN 018−3)を設置した定盤サ
イズ16インチのホフマン型ポリシュ盤(スピードファ
ム社製、DSM 16B−4P)を用い、またキャリア
(スピードファム社製、EGキャリア)を治具として用
いてラッピング加工した成形品をポリッシング加工し
た。
ム社製、SURFIN 018−3)を設置した定盤サ
イズ16インチのホフマン型ポリシュ盤(スピードファ
ム社製、DSM 16B−4P)を用い、またキャリア
(スピードファム社製、EGキャリア)を治具として用
いてラッピング加工した成形品をポリッシング加工し
た。
【0035】成形品の表面への荷重を0.05〜0.1
0kg/cm2に調整しながら、上下定盤を20〜50
rpmで回転するように調整して、平均粒子径1.3μ
mのホワイトアルミナ製の研磨剤と水を重量比1:1と
の混合液(スピードファム社製、POLIPLA 10
3)を200〜400cm3/分でフィードして60分
かけて研磨した。
0kg/cm2に調整しながら、上下定盤を20〜50
rpmで回転するように調整して、平均粒子径1.3μ
mのホワイトアルミナ製の研磨剤と水を重量比1:1と
の混合液(スピードファム社製、POLIPLA 10
3)を200〜400cm3/分でフィードして60分
かけて研磨した。
【0036】この結果、成形品の最大高さRmax値は
全面で最高0.021μm、最低0.016μmであっ
た。
全面で最高0.021μm、最低0.016μmであっ
た。
【0037】参考例2 6−メチル−1,4:5,8−ジメタノ−1,4,4
a,5,6,7,8,8a−オクタヒドロナフタレンの
開環重合体の水素添加物(数平均分子量は40,00
0、水素添加率は99.8%以上、Tgは142℃、残
留溶媒濃度は0.05%)15重量部をクロロベンゼン
85重量部に溶解して樹脂溶液を調整した。さらにレベ
リング剤(フロラード FC−430、住友スリーエム
製)と紫外線安定剤(Viosorb 80、共同製薬
製)をそれぞれ、500ppm、300ppmになるよ
うに添加した。この溶液を表面研磨されたガラス板上に
たらし、これをバーコーターにより幅約300mm、長
さ約500mmに流延した。これを第1段階の乾燥とし
てガラス板ごとホットプレート上に移し、55℃で30
分間、さらに90℃で30分間乾燥させた。室温まで冷
却後、シートの一部を切取り、残留溶媒濃度を測定した
ところ、2.0重量%であった。ついで、第2段階の乾
燥としてホットプレート上で110℃で30分間、さら
に140℃で60分間乾燥した。室温に冷却後、樹脂膜
をガラス板から剥離し、周囲10mm幅を切り落として
シートを得た。このシートの残留溶媒濃度は0.11重
量%であった。
a,5,6,7,8,8a−オクタヒドロナフタレンの
開環重合体の水素添加物(数平均分子量は40,00
0、水素添加率は99.8%以上、Tgは142℃、残
留溶媒濃度は0.05%)15重量部をクロロベンゼン
85重量部に溶解して樹脂溶液を調整した。さらにレベ
リング剤(フロラード FC−430、住友スリーエム
製)と紫外線安定剤(Viosorb 80、共同製薬
製)をそれぞれ、500ppm、300ppmになるよ
うに添加した。この溶液を表面研磨されたガラス板上に
たらし、これをバーコーターにより幅約300mm、長
さ約500mmに流延した。これを第1段階の乾燥とし
てガラス板ごとホットプレート上に移し、55℃で30
分間、さらに90℃で30分間乾燥させた。室温まで冷
却後、シートの一部を切取り、残留溶媒濃度を測定した
ところ、2.0重量%であった。ついで、第2段階の乾
燥としてホットプレート上で110℃で30分間、さら
に140℃で60分間乾燥した。室温に冷却後、樹脂膜
をガラス板から剥離し、周囲10mm幅を切り落として
シートを得た。このシートの残留溶媒濃度は0.11重
量%であった。
【0038】このシートの表面を目視および光学顕微鏡
で観察したが、発泡、スジ、傷などは観察されなかっ
た。Tgは140℃、平均厚さは約100μmで厚さの
ばらつきは最大でも±2μm以下、両面ともRmax値
は、0.10μm以下、光線透過率は90.5%、複屈
折の絶対値の最大値は全面で2nm以下であった。
で観察したが、発泡、スジ、傷などは観察されなかっ
た。Tgは140℃、平均厚さは約100μmで厚さの
ばらつきは最大でも±2μm以下、両面ともRmax値
は、0.10μm以下、光線透過率は90.5%、複屈
折の絶対値の最大値は全面で2nm以下であった。
【0039】実施例2 鋳鉄製の5インチの定盤を設置したホフマン型ラップ盤
(スピードファム社製、DSM 5B−8L)を用い、
またキャリア(スピードファム社製、EGキャリア)を
治具として用いて参考例2で得たシートをラッピング加
工した。
(スピードファム社製、DSM 5B−8L)を用い、
またキャリア(スピードファム社製、EGキャリア)を
治具として用いて参考例2で得たシートをラッピング加
工した。
【0040】このシートの成形品の表面への荷重を0.
04〜0.08kg/cm2に調節しながら、上下定盤
を20〜50rpmで回転するように調節し、平均粒子
径12.3μmのホワイトアルミナ製の研磨剤(スピー
ドファム社製、A−1200)300gに水1lの割合
で混合した液を600〜1000cm3/分でフィード
して10分かけて研磨した。
04〜0.08kg/cm2に調節しながら、上下定盤
を20〜50rpmで回転するように調節し、平均粒子
径12.3μmのホワイトアルミナ製の研磨剤(スピー
ドファム社製、A−1200)300gに水1lの割合
で混合した液を600〜1000cm3/分でフィード
して10分かけて研磨した。
【0041】ポリウレタン製のポリシャ(スピードファ
ム社製、SURFIN 018−3)を設置した定盤サ
イズ5インチのホフマン型ポリシュ盤(スピードファム
社製、DSM 5B−8P)を用い、またキャリア(ス
ピードファム社製、EGキャリア)を治具として用いて
ラッピング加工したシートをポリッシング加工した。
ム社製、SURFIN 018−3)を設置した定盤サ
イズ5インチのホフマン型ポリシュ盤(スピードファム
社製、DSM 5B−8P)を用い、またキャリア(ス
ピードファム社製、EGキャリア)を治具として用いて
ラッピング加工したシートをポリッシング加工した。
【0042】シートの表面への荷重を0.04〜0.0
8kg/cm2に調整しながら、上下定盤を20〜50
rpmで回転するように調整して、平均粒子径1.3μ
mのホワイトアルミナ製の研磨剤と水を重量比1:1と
の混合溶液(スピードファム社製、POLIPLA 1
03)を200〜400cm3/分でフィードして40
分かけて研磨した。
8kg/cm2に調整しながら、上下定盤を20〜50
rpmで回転するように調整して、平均粒子径1.3μ
mのホワイトアルミナ製の研磨剤と水を重量比1:1と
の混合溶液(スピードファム社製、POLIPLA 1
03)を200〜400cm3/分でフィードして40
分かけて研磨した。
【0043】この結果、成形品の最大高さRmax値は
全面で最高0.042μm、最低0.033μmであっ
た。
全面で最高0.042μm、最低0.033μmであっ
た。
【0044】
【発明の効果】本発明の成形品は熱可塑性飽和ノルボル
ネン系樹脂から成るので、それにより、耐熱性、耐湿
性、強度、耐水性、電器絶縁性、耐溶剤性、酸やアルカ
リ等への耐薬品性、複屈折が小さく、さらに、表面の少
なくとも一部が最大高さRmax値で0.05μm以下
と平滑性がよい。また、両面が最大高さRmax値で
0.05μm以下のシートにおいては厚さムラが少な
い。
ネン系樹脂から成るので、それにより、耐熱性、耐湿
性、強度、耐水性、電器絶縁性、耐溶剤性、酸やアルカ
リ等への耐薬品性、複屈折が小さく、さらに、表面の少
なくとも一部が最大高さRmax値で0.05μm以下
と平滑性がよい。また、両面が最大高さRmax値で
0.05μm以下のシートにおいては厚さムラが少な
い。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 夏梅 伊男 神奈川県川崎市川崎区夜光1−2−1 日 本ゼオン株式会社研究開発センター内
Claims (3)
- 【請求項1】 熱可塑性飽和ノルボルネン系樹脂から成
り、少なくとも表面の一部の最大高さRmax値が0.
05μm以下である成形品。 - 【請求項2】 成形品が両面の最大高さRmax値が
0.05μm以下のシートである請求項1記載の成形
品。 - 【請求項3】 熱可塑性飽和ノルボルネン系樹脂から成
る成形品を研磨することを特徴とする少なくとも表面の
一部の最大高さRmax値が0.05μm以下である成
形品の製造方法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28949691A JPH0559196A (ja) | 1991-06-17 | 1991-10-09 | 熱可塑性飽和ノルボルネン系樹脂成形品及びその製造方法 |
| US07/950,152 US5334424A (en) | 1991-06-17 | 1992-09-24 | Thermoplastic norbornene resin formed articles and sustrates for liquid crystal display |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17038891 | 1991-06-17 | ||
| JP3-170388 | 1991-06-17 | ||
| JP28949691A JPH0559196A (ja) | 1991-06-17 | 1991-10-09 | 熱可塑性飽和ノルボルネン系樹脂成形品及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0559196A true JPH0559196A (ja) | 1993-03-09 |
Family
ID=26493386
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28949691A Pending JPH0559196A (ja) | 1991-06-17 | 1991-10-09 | 熱可塑性飽和ノルボルネン系樹脂成形品及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0559196A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003240705A (ja) * | 2001-12-14 | 2003-08-27 | Fuji Photo Film Co Ltd | 測定チップ |
-
1991
- 1991-10-09 JP JP28949691A patent/JPH0559196A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003240705A (ja) * | 2001-12-14 | 2003-08-27 | Fuji Photo Film Co Ltd | 測定チップ |
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