JPH0560006A - 内燃機関の冷却装置 - Google Patents
内燃機関の冷却装置Info
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- JPH0560006A JPH0560006A JP21550991A JP21550991A JPH0560006A JP H0560006 A JPH0560006 A JP H0560006A JP 21550991 A JP21550991 A JP 21550991A JP 21550991 A JP21550991 A JP 21550991A JP H0560006 A JPH0560006 A JP H0560006A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明はシリンダライナを冷却する内燃機関の
冷却装置に関し、ヘッドガスケットの面圧を低下させる
ことなく、シリンダライナのフランジ下部における冷媒
の淀みの発生を防止して冷却性能を向上させることを目
的とする。 【構成】連通路19,20に冷媒を流出入させる冷媒出
入口部17,18の部分においても、シリンダライナ1
1のフランジ11bを支持するフランジ支持部12cを
シリンダブロック12に形成して、フランジ11bを全
周に亘ってシリンダブロック12に支持する。また、冷
媒出入口部17,18夫々を、フランジ支持部12cの
下方の部位に、フランジ11b側へ指向するよう上方に
傾斜させて設ける。冷媒は冷媒入口部17からフランジ
11bの下部の部分に流れ込み、冷媒入口部17とフラ
ンジ11bの下面との間における冷媒の淀みの発生を防
止する。
冷却装置に関し、ヘッドガスケットの面圧を低下させる
ことなく、シリンダライナのフランジ下部における冷媒
の淀みの発生を防止して冷却性能を向上させることを目
的とする。 【構成】連通路19,20に冷媒を流出入させる冷媒出
入口部17,18の部分においても、シリンダライナ1
1のフランジ11bを支持するフランジ支持部12cを
シリンダブロック12に形成して、フランジ11bを全
周に亘ってシリンダブロック12に支持する。また、冷
媒出入口部17,18夫々を、フランジ支持部12cの
下方の部位に、フランジ11b側へ指向するよう上方に
傾斜させて設ける。冷媒は冷媒入口部17からフランジ
11bの下部の部分に流れ込み、冷媒入口部17とフラ
ンジ11bの下面との間における冷媒の淀みの発生を防
止する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内燃機関のシリンダライ
ナを冷却する内燃機関の冷却装置に関する。
ナを冷却する内燃機関の冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シリンダライナの冷却装置につい
ては、例えば、特開平1-167448号公報に開示されたもの
がある。この公報に開示された冷却装置は、シリンダラ
イナの外周面とシリンダブロックの内周面との間に環状
の冷媒通路がシリンダライナの軸方向に複数段形成さ
れ、これら複数の冷媒通路を軸方向に連通する連通路が
形成されている。また、シリンダブロックの上部には冷
媒を入口側の連通路に供給する冷媒入口部が形成され、
シリンダブロックの下部には冷媒が排出される冷媒出口
部が形成されている。従って、冷媒は冷媒入口部から連
通路を通って環状の冷媒通路に流れ、ここでシリンダラ
イナの熱を吸収した後、連通路を通って冷媒出口部から
排出される。尚、本例の冷却装置では、冷媒が冷媒入口
部から冷媒出口部に到達するまでに冷媒通路を複数回通
るように、連通路が軸方向に沿って複数に分割されて設
けられている。
ては、例えば、特開平1-167448号公報に開示されたもの
がある。この公報に開示された冷却装置は、シリンダラ
イナの外周面とシリンダブロックの内周面との間に環状
の冷媒通路がシリンダライナの軸方向に複数段形成さ
れ、これら複数の冷媒通路を軸方向に連通する連通路が
形成されている。また、シリンダブロックの上部には冷
媒を入口側の連通路に供給する冷媒入口部が形成され、
シリンダブロックの下部には冷媒が排出される冷媒出口
部が形成されている。従って、冷媒は冷媒入口部から連
通路を通って環状の冷媒通路に流れ、ここでシリンダラ
イナの熱を吸収した後、連通路を通って冷媒出口部から
排出される。尚、本例の冷却装置では、冷媒が冷媒入口
部から冷媒出口部に到達するまでに冷媒通路を複数回通
るように、連通路が軸方向に沿って複数に分割されて設
けられている。
【0003】シリンダライナの燃焼室側である上部の外
周にはフランジが形成されており、シリンダブロックに
は、このフランジの下面を支持してシリンダライナを支
持するフランジ支持部が設けられている。従って、シリ
ンダブロックに形成される上記冷媒入口部は、シリンダ
ブロックの上記フランジ支持部の下方に配設された構成
である。
周にはフランジが形成されており、シリンダブロックに
は、このフランジの下面を支持してシリンダライナを支
持するフランジ支持部が設けられている。従って、シリ
ンダブロックに形成される上記冷媒入口部は、シリンダ
ブロックの上記フランジ支持部の下方に配設された構成
である。
【0004】図2は従来の内燃機関の冷却装置の他の例
の断面図を示す。同図中、1はシリンダライナ、2はシ
リンダブロック、3は環状の冷媒通路、4は連通路、5
は冷媒入口部、6は冷媒出口部である。シリンダブロッ
ク2には、シリンダライナ1のフランジ1aを支持する
フランジ支持部2aが設けられているため、冷媒入口部
5は上述した従来例同様、フランジ支持部2aの下方に
配設された構成である。
の断面図を示す。同図中、1はシリンダライナ、2はシ
リンダブロック、3は環状の冷媒通路、4は連通路、5
は冷媒入口部、6は冷媒出口部である。シリンダブロッ
ク2には、シリンダライナ1のフランジ1aを支持する
フランジ支持部2aが設けられているため、冷媒入口部
5は上述した従来例同様、フランジ支持部2aの下方に
配設された構成である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】シリンダライナの入熱
分布は周知の如く、燃焼室に近い上部ほど高く、燃焼室
から離れた下部ほど低くなる分布となる。このため、シ
リンダライナの外周面とシリンダブロックの内周面との
間に冷媒通路を設けてシリンダライナを冷却する冷却装
置においては、シリンダライナのなるべく上部に冷媒通
路を設けて冷媒を十分に流通させる必要がある。しかし
ながら、上記公報に開示された冷却装置、及び図2に示
した構成の冷却装置においては、冷媒入口部がフランジ
支持部の下方に配設される構成となるため、冷媒は冷媒
入口部からシリンダライナの下方の部分に主に流れ、冷
媒入口部から上方(フランジ側)の冷媒通路の部分にお
いては冷媒の淀みが発生してしまう。その結果、シリン
ダライナの上部において冷却能力が低下し、シリンダラ
イナの温度均一化が妨げられるという問題が発生する。
分布は周知の如く、燃焼室に近い上部ほど高く、燃焼室
から離れた下部ほど低くなる分布となる。このため、シ
リンダライナの外周面とシリンダブロックの内周面との
間に冷媒通路を設けてシリンダライナを冷却する冷却装
置においては、シリンダライナのなるべく上部に冷媒通
路を設けて冷媒を十分に流通させる必要がある。しかし
ながら、上記公報に開示された冷却装置、及び図2に示
した構成の冷却装置においては、冷媒入口部がフランジ
支持部の下方に配設される構成となるため、冷媒は冷媒
入口部からシリンダライナの下方の部分に主に流れ、冷
媒入口部から上方(フランジ側)の冷媒通路の部分にお
いては冷媒の淀みが発生してしまう。その結果、シリン
ダライナの上部において冷却能力が低下し、シリンダラ
イナの温度均一化が妨げられるという問題が発生する。
【0006】上記問題に対して図3に示すように周方向
上、冷媒出入口部7,8の部分に限り、シリンダブロッ
ク2にフランジ1aの支持部を形成せず、冷媒出入口部
7,8をフランジ1aの下面まで広げてしまう構成が考
えられる。しかしながら、このような構成の場合、フラ
ンジ1aの下部に支持部のない冷媒出入口部7,8の部
分においては、シリンダブロック2とシリンダヘッド
(図示せず)との間のヘッドガスケット(図示せず)の
面圧が低下してしまい、燃焼室内のガスの漏洩、及び冷
媒の漏洩等の新たな問題が発生する。
上、冷媒出入口部7,8の部分に限り、シリンダブロッ
ク2にフランジ1aの支持部を形成せず、冷媒出入口部
7,8をフランジ1aの下面まで広げてしまう構成が考
えられる。しかしながら、このような構成の場合、フラ
ンジ1aの下部に支持部のない冷媒出入口部7,8の部
分においては、シリンダブロック2とシリンダヘッド
(図示せず)との間のヘッドガスケット(図示せず)の
面圧が低下してしまい、燃焼室内のガスの漏洩、及び冷
媒の漏洩等の新たな問題が発生する。
【0007】そこで本発明は上記課題に鑑みなされたも
ので、シリンダブロックにフランジ支持部を全周に亘っ
て形成すると共に、冷媒入口部における冷媒の流れ方向
をフランジ側へ指向させることにより、ヘッドガスケッ
トの面圧を低下させることなく、シリンダライナのフラ
ンジ下部における冷媒の淀みを防止して冷却性能を向上
させた内燃機関の冷却装置を提供することを目的とす
る。
ので、シリンダブロックにフランジ支持部を全周に亘っ
て形成すると共に、冷媒入口部における冷媒の流れ方向
をフランジ側へ指向させることにより、ヘッドガスケッ
トの面圧を低下させることなく、シリンダライナのフラ
ンジ下部における冷媒の淀みを防止して冷却性能を向上
させた内燃機関の冷却装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、シリンダライナとシリンダブロックとの間
に、前記シリンダライナの周方向に沿った溝状の冷媒通
路を前記シリンダライナの軸方向に複数設け、前記複数
の冷媒通路を連通する連通路を設けると共に、冷媒入口
部を前記連通路の、前記シリンダライナの燃焼室側であ
る上部に接続するように前記シリンダブロックに設け、
前記連通路の上部から下部に向けて冷媒を流通せしめる
内燃機関の冷却装置において、前記シリンダライナの上
部外周面にはフランジが設けられており、前記シリンダ
ブロックは、前記フランジの下部を支持するフランジ支
持部を全周に亘って設けると共に、前記冷媒入口部を、
前記フランジ支持部の下方の部位に前記フランジ側へ指
向するように設けた構成である。
に本発明は、シリンダライナとシリンダブロックとの間
に、前記シリンダライナの周方向に沿った溝状の冷媒通
路を前記シリンダライナの軸方向に複数設け、前記複数
の冷媒通路を連通する連通路を設けると共に、冷媒入口
部を前記連通路の、前記シリンダライナの燃焼室側であ
る上部に接続するように前記シリンダブロックに設け、
前記連通路の上部から下部に向けて冷媒を流通せしめる
内燃機関の冷却装置において、前記シリンダライナの上
部外周面にはフランジが設けられており、前記シリンダ
ブロックは、前記フランジの下部を支持するフランジ支
持部を全周に亘って設けると共に、前記冷媒入口部を、
前記フランジ支持部の下方の部位に前記フランジ側へ指
向するように設けた構成である。
【0009】
【作用】シリンダブロックにフランジ支持部を全周に亘
って形成することにより、シリンダライナのフランジが
全周に亘って均等にシリンダブロックに支持され、シリ
ンダヘッドを装着した場合には、シリンダブロックとシ
リンダヘッド間のヘッドガスケットの面圧が周方向にお
いて均等となる。
って形成することにより、シリンダライナのフランジが
全周に亘って均等にシリンダブロックに支持され、シリ
ンダヘッドを装着した場合には、シリンダブロックとシ
リンダヘッド間のヘッドガスケットの面圧が周方向にお
いて均等となる。
【0010】冷媒入口部をフランジ支持部の下方の部位
に設けることにより、上記の如くシリンダブロックにフ
ランジ支持部を全周に亘って設けることが可能となる。
そして、冷媒入口部をフランジ支持部の下方の部位から
フランジ側へ指向するように設けたことにより、冷媒は
フランジ支持部の下方の部位からフランジ側に向かって
流れ、冷媒入口部とフランジ下部との間に冷媒の淀みが
発生することを防止する。
に設けることにより、上記の如くシリンダブロックにフ
ランジ支持部を全周に亘って設けることが可能となる。
そして、冷媒入口部をフランジ支持部の下方の部位から
フランジ側へ指向するように設けたことにより、冷媒は
フランジ支持部の下方の部位からフランジ側に向かって
流れ、冷媒入口部とフランジ下部との間に冷媒の淀みが
発生することを防止する。
【0011】
【実施例】図1は本発明になる内燃機関の冷却装置の一
実施例の断面図を示す。
実施例の断面図を示す。
【0012】同図中、11はシリンダライナ、12はシ
リンダブロック、13はヘッドガスケット14を挟んで
設けられたシリンダヘッドである。シリンダライナ11
は鋳鉄によって略円筒状に成形された部材であり、詳細
には、燃焼室21側である最上部の外周部にフランジ1
1aが設けられ、また、フランジ11aの下方の外周部
には、周方向に沿った冷却溝11bがシリンダライナ1
1の軸方向に沿って複数段形成されている。更に、上記
複数の冷却溝11bを連通する連通溝11c,11dが
シリンダライナ11の軸方向に沿って 180度反対側に夫
々形成されている。シリンダライナ11の内周面11e
はピストン(図示せず)のピストンリングが摺接する面
であり、平滑な面に加工されている。尚、上記燃焼室2
1は、シリンダヘッド13の下面13aと、上死点近傍
に位置するピストン(図示せず)の上端面との間に形成
される。
リンダブロック、13はヘッドガスケット14を挟んで
設けられたシリンダヘッドである。シリンダライナ11
は鋳鉄によって略円筒状に成形された部材であり、詳細
には、燃焼室21側である最上部の外周部にフランジ1
1aが設けられ、また、フランジ11aの下方の外周部
には、周方向に沿った冷却溝11bがシリンダライナ1
1の軸方向に沿って複数段形成されている。更に、上記
複数の冷却溝11bを連通する連通溝11c,11dが
シリンダライナ11の軸方向に沿って 180度反対側に夫
々形成されている。シリンダライナ11の内周面11e
はピストン(図示せず)のピストンリングが摺接する面
であり、平滑な面に加工されている。尚、上記燃焼室2
1は、シリンダヘッド13の下面13aと、上死点近傍
に位置するピストン(図示せず)の上端面との間に形成
される。
【0013】シリンダブロック12にはシリンダライナ
11を嵌装するボア部12aが形成され、また、図1に
おいてフランジ11aの外周側となる部位には、冷媒が
流通する気筒間連通路15,16が、各気筒が列設して
いる方向(紙面に対して垂直方向)に沿って形成されて
いる。この気筒間連通路15,16とボア部12aの内
周面12bとの間には、シリンダライナ11のフランジ
11aを支持するフランジ支持部12cが設けられてい
る。このフランジ支持部12cの下方の部位には、気筒
間連通路15とボア部12aを連通する冷媒入口部17
が、また反対側では気筒間連通路16とボア部12aを
連通する冷媒出口部18が、ボア部12aの中心に向
け、かつ斜め上方に傾斜した状態で夫々設けられてい
る。
11を嵌装するボア部12aが形成され、また、図1に
おいてフランジ11aの外周側となる部位には、冷媒が
流通する気筒間連通路15,16が、各気筒が列設して
いる方向(紙面に対して垂直方向)に沿って形成されて
いる。この気筒間連通路15,16とボア部12aの内
周面12bとの間には、シリンダライナ11のフランジ
11aを支持するフランジ支持部12cが設けられてい
る。このフランジ支持部12cの下方の部位には、気筒
間連通路15とボア部12aを連通する冷媒入口部17
が、また反対側では気筒間連通路16とボア部12aを
連通する冷媒出口部18が、ボア部12aの中心に向
け、かつ斜め上方に傾斜した状態で夫々設けられてい
る。
【0014】同図に示すように、シリンダライナ11
は、冷媒入口部17と連通溝11c、冷媒出口部18と
連通溝11dを夫々合わせた位置でシリンダブロック1
2のボア部12a内に嵌装される。そしてこの状態で
は、フランジ11aの下面とシリンダ支持部12cの上
端面とが当接し、シリンダライナ11はシリンダブロッ
ク12に対して支持される。フランジ11aは、気筒間
連通路15,16に隣接する部分においては上記の如く
ついたて状のフランジ支持部12cにより支持されてい
るが、その他の部分においてもフランジ11aが嵌合す
る形状のフランジ支持部がシリンダブロック12に形成
されており、よってフランジ11aは全周に亘ってシリ
ンダブロック12のフランジ支持部に支持されている。
またこの状態においては、シリンダブロック12の上面
12dとフランジ11aの上面11fとが同一高さ位置
とされている。
は、冷媒入口部17と連通溝11c、冷媒出口部18と
連通溝11dを夫々合わせた位置でシリンダブロック1
2のボア部12a内に嵌装される。そしてこの状態で
は、フランジ11aの下面とシリンダ支持部12cの上
端面とが当接し、シリンダライナ11はシリンダブロッ
ク12に対して支持される。フランジ11aは、気筒間
連通路15,16に隣接する部分においては上記の如く
ついたて状のフランジ支持部12cにより支持されてい
るが、その他の部分においてもフランジ11aが嵌合す
る形状のフランジ支持部がシリンダブロック12に形成
されており、よってフランジ11aは全周に亘ってシリ
ンダブロック12のフランジ支持部に支持されている。
またこの状態においては、シリンダブロック12の上面
12dとフランジ11aの上面11fとが同一高さ位置
とされている。
【0015】更に、シリンダライナ11がシリンダブロ
ック12に嵌装された状態では、上記冷媒入口部17及
び冷媒出口部18は、最上部の冷却溝11b内において
フランジ11aの下面に指向した状態で設けられてい
る。
ック12に嵌装された状態では、上記冷媒入口部17及
び冷媒出口部18は、最上部の冷却溝11b内において
フランジ11aの下面に指向した状態で設けられてい
る。
【0016】シリンダライナ11の上下の冷却溝11b
間には仕切り部11gが形成されている。この仕切り部
11gは、上記連通溝11c,11d以外の部分におい
ては、ボア部12aの内径寸法と同じ外形寸法を有して
おり、シリンダライナ11がボア部12aに嵌装された
状態では、仕切り部11gの外周面とボア部12aの内
周面12bとが当接し、冷却溝11bは内周面12bと
の間に冷媒通路(図には表れていない)を構成する。連
通溝11c,11dは、この仕切り部11gが軸方向に
切削されることにより形成され、連通溝11c,11d
と内周面12bとが連通路19,20を構成する。
間には仕切り部11gが形成されている。この仕切り部
11gは、上記連通溝11c,11d以外の部分におい
ては、ボア部12aの内径寸法と同じ外形寸法を有して
おり、シリンダライナ11がボア部12aに嵌装された
状態では、仕切り部11gの外周面とボア部12aの内
周面12bとが当接し、冷却溝11bは内周面12bと
の間に冷媒通路(図には表れていない)を構成する。連
通溝11c,11dは、この仕切り部11gが軸方向に
切削されることにより形成され、連通溝11c,11d
と内周面12bとが連通路19,20を構成する。
【0017】内燃機関の運転状態において冷媒は、気筒
間連通路15から冷媒入口部17を通って連通路19に
流入し、連通路19を上部から下部に向けて流れると共
に、連通路19からシリンダライナ11の周囲に形成さ
れた上記各冷媒通路に分配される。そして、各冷媒通路
内でシリンダライナ11の熱を吸収した後、反対側の連
通路20に集められ、冷媒出口部18を通って気筒間連
通路16に排出される。
間連通路15から冷媒入口部17を通って連通路19に
流入し、連通路19を上部から下部に向けて流れると共
に、連通路19からシリンダライナ11の周囲に形成さ
れた上記各冷媒通路に分配される。そして、各冷媒通路
内でシリンダライナ11の熱を吸収した後、反対側の連
通路20に集められ、冷媒出口部18を通って気筒間連
通路16に排出される。
【0018】ここで、冷媒入口部17は上記の如くフラ
ンジ11aの下面に指向するように設けられているた
め、気筒間連通路15から冷媒入口部17を通って連通
路19に流入する冷媒は、連通路19の最上部であるフ
ランジ11aの下部の部分に向かって流れる(図中、矢
印Aで示す)。その結果、フランジ支持部12cとシリ
ンダライナ11によって囲まれた、冷媒入口部17とフ
ランジ11aの下面との間の部分に冷媒が供給され、こ
の部分における冷媒の淀みが防止される。また、連通路
19の最上部に冷媒が供給されることにより、最上部の
冷媒通路のフランジ11bの下部の部分における冷媒の
淀みも防止される。
ンジ11aの下面に指向するように設けられているた
め、気筒間連通路15から冷媒入口部17を通って連通
路19に流入する冷媒は、連通路19の最上部であるフ
ランジ11aの下部の部分に向かって流れる(図中、矢
印Aで示す)。その結果、フランジ支持部12cとシリ
ンダライナ11によって囲まれた、冷媒入口部17とフ
ランジ11aの下面との間の部分に冷媒が供給され、こ
の部分における冷媒の淀みが防止される。また、連通路
19の最上部に冷媒が供給されることにより、最上部の
冷媒通路のフランジ11bの下部の部分における冷媒の
淀みも防止される。
【0019】また同様に冷媒出口部18もフランジ11
aの下面に指向するように設けられているため、フラン
ジ11aの下部の部分の冷媒が冷媒出口部18に向けて
流れやすくなり(図中、矢印Bで示す)、その結果、冷
媒出口部18とフランジ11aの下面との間の部分の冷
媒の淀みも解消される。
aの下面に指向するように設けられているため、フラン
ジ11aの下部の部分の冷媒が冷媒出口部18に向けて
流れやすくなり(図中、矢印Bで示す)、その結果、冷
媒出口部18とフランジ11aの下面との間の部分の冷
媒の淀みも解消される。
【0020】このように、フランジ11aを支持するフ
ランジ支持部12cを設けて冷媒出入口部17,18を
フランジ支持部12cの下方の部位に設けても、冷媒出
入口部17,18をフランジ11aの下面に指向するよ
うに構成することにより、冷媒出入口部17,18とフ
ランジ11aの下面との間の冷媒の淀みの発生を防止す
ることができる。その結果、シリンダライナ11のフラ
ンジ11a近傍の冷却効果が向上し、冷却効果の分布を
シリンダライナの入熱分布に近づけることができるた
め、冷却装置の冷却性能を向上させることができる。
ランジ支持部12cを設けて冷媒出入口部17,18を
フランジ支持部12cの下方の部位に設けても、冷媒出
入口部17,18をフランジ11aの下面に指向するよ
うに構成することにより、冷媒出入口部17,18とフ
ランジ11aの下面との間の冷媒の淀みの発生を防止す
ることができる。その結果、シリンダライナ11のフラ
ンジ11a近傍の冷却効果が向上し、冷却効果の分布を
シリンダライナの入熱分布に近づけることができるた
め、冷却装置の冷却性能を向上させることができる。
【0021】更に、上記の如く冷媒出入口部17,18
の部分においてもフランジ支持部12cを設けてシリン
ダライナ11を全周に亘りシリンダブロック12上に支
持し、また、上述したようにシリンダライナ11がシリ
ンダブロック12に嵌装された状態では、シリンダブロ
ック12の上面12dとフランジ11の上面11fとが
同一面となる構成であるため、ヘッドガスケット14を
挟んでシリンダヘッド13を装着した場合には、ヘッド
ガスケット14の面圧が周方向において均等となり、し
かも、燃焼室のガス、及び冷媒のシールに対して十分な
面圧を得ることができる。その結果、図3に示した構成
の場合に発生する恐れのあるガス及び冷媒のヘッドガス
ケット14の部分での漏洩は完全に防止される。
の部分においてもフランジ支持部12cを設けてシリン
ダライナ11を全周に亘りシリンダブロック12上に支
持し、また、上述したようにシリンダライナ11がシリ
ンダブロック12に嵌装された状態では、シリンダブロ
ック12の上面12dとフランジ11の上面11fとが
同一面となる構成であるため、ヘッドガスケット14を
挟んでシリンダヘッド13を装着した場合には、ヘッド
ガスケット14の面圧が周方向において均等となり、し
かも、燃焼室のガス、及び冷媒のシールに対して十分な
面圧を得ることができる。その結果、図3に示した構成
の場合に発生する恐れのあるガス及び冷媒のヘッドガス
ケット14の部分での漏洩は完全に防止される。
【0022】以上のように本実施例の冷却装置によれ
ば、冷却効果の分布がシリンダライナ11の入熱分布に
近づき、冷却装置の冷却性能を向上させることができる
と共に、シリンダライナ11の全周に渡り十分なヘッド
ガスケット14の面圧を得ることができる。
ば、冷却効果の分布がシリンダライナ11の入熱分布に
近づき、冷却装置の冷却性能を向上させることができる
と共に、シリンダライナ11の全周に渡り十分なヘッド
ガスケット14の面圧を得ることができる。
【0023】尚、本実施例の冷却装置の製造過程におい
て冷媒出入口部17,18は、気筒間連通路15,16
をシリンダブロック12に形成した後、ボア部12aと
気筒間連通路15,16を連通するようにドリル加工を
施すことにより形成される。ここで、本実施例の冷媒出
入口部17,18はボア部12aの中心に向けて上方に
指向した形状であるため、ボア部12a内ではなく、ボ
ア部12aの上部よりドリル加工を施すことにより、図
2に示す従来の構成に比べて簡単に形成することができ
る。
て冷媒出入口部17,18は、気筒間連通路15,16
をシリンダブロック12に形成した後、ボア部12aと
気筒間連通路15,16を連通するようにドリル加工を
施すことにより形成される。ここで、本実施例の冷媒出
入口部17,18はボア部12aの中心に向けて上方に
指向した形状であるため、ボア部12a内ではなく、ボ
ア部12aの上部よりドリル加工を施すことにより、図
2に示す従来の構成に比べて簡単に形成することができ
る。
【0024】尚、上記実施例においては、冷媒入口部が
フランジ11aの下面に指向するように、冷媒入口部1
7を斜め上方に傾斜させてシリンダブロック12に形成
している。本発明は上記構成に限定されるものではな
く、冷媒入口部を図2に示すようにシリンダライナ11
の軸方向に対して垂直方向に沿って形成し、冷媒入口部
の連通路19に面する部位に冷媒をフランジの下面方向
に偏向させる案内部材等を設けた構成としてもよい。
フランジ11aの下面に指向するように、冷媒入口部1
7を斜め上方に傾斜させてシリンダブロック12に形成
している。本発明は上記構成に限定されるものではな
く、冷媒入口部を図2に示すようにシリンダライナ11
の軸方向に対して垂直方向に沿って形成し、冷媒入口部
の連通路19に面する部位に冷媒をフランジの下面方向
に偏向させる案内部材等を設けた構成としてもよい。
【0025】
【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、冷媒がフ
ランジ支持部の下方の部位からフランジ側に向かって流
れ、冷媒入口部とフランジ下部との間の冷媒の淀みの発
生が防止されるため、燃焼室に近いシリンダライナ上部
の冷却効果が向上し、冷却装置の冷却性能を向上させる
ことができる。また、シリンダライナのフランジが全周
に亘って均等にシリンダブロックに支持されるため、シ
リンダライナの全周に亘り十分なヘッドガスケットの面
圧を得ることができる。
ランジ支持部の下方の部位からフランジ側に向かって流
れ、冷媒入口部とフランジ下部との間の冷媒の淀みの発
生が防止されるため、燃焼室に近いシリンダライナ上部
の冷却効果が向上し、冷却装置の冷却性能を向上させる
ことができる。また、シリンダライナのフランジが全周
に亘って均等にシリンダブロックに支持されるため、シ
リンダライナの全周に亘り十分なヘッドガスケットの面
圧を得ることができる。
【図1】本発明になる内燃機関の冷却装置の一実施例の
断面図である。
断面図である。
【図2】従来の内燃機関の冷却装置の他の例の断面図で
ある。
ある。
【図3】従来の冷却装置による問題点を解決しうる冷却
装置の一例の断面図である。
装置の一例の断面図である。
10 冷却装置 11 シリンダライナ 11a フランジ 11b 冷却溝 11c,11d 連通溝 11e,12b 内周面 11f,12d 上面 11g 仕切り部 12 シリンダブロック 12a ボア部 12c フランジ支持部 13 シリンダヘッド 14 ヘッドガスケット 15,16 気筒間連通路 17 冷媒入口部 18 冷媒出口部 19,20 連通路 21 燃焼室
Claims (1)
- 【請求項1】 シリンダライナとシリンダブロックとの
間に、前記シリンダライナの周方向に沿った溝状の冷媒
通路を前記シリンダライナの軸方向に複数設け、該複数
の冷媒通路を連通する連通路を設けると共に、冷媒入口
部を前記連通路の、前記シリンダライナの燃焼室側であ
る上部に接続するように前記シリンダブロックに設け、
前記連通路の上部から下部に向けて冷媒を流通せしめる
内燃機関の冷却装置において、 前記シリンダライナの上部外周面にはフランジが設けら
れており、 前記シリンダブロックは、該フランジの下部を支持する
フランジ支持部を全周に亘って設けると共に、前記冷媒
入口部を、該フランジ支持部の下方の部位に前記フラン
ジ側へ指向するように設けた構成であることを特徴とす
る内燃機関の冷却装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21550991A JP2776078B2 (ja) | 1991-08-27 | 1991-08-27 | 内燃機関の冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21550991A JP2776078B2 (ja) | 1991-08-27 | 1991-08-27 | 内燃機関の冷却装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0560006A true JPH0560006A (ja) | 1993-03-09 |
| JP2776078B2 JP2776078B2 (ja) | 1998-07-16 |
Family
ID=16673587
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21550991A Expired - Lifetime JP2776078B2 (ja) | 1991-08-27 | 1991-08-27 | 内燃機関の冷却装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2776078B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014521866A (ja) * | 2011-07-29 | 2014-08-28 | アカーテース パワー,インク. | 対向ピストンエンジンにおけるシリンダの衝突冷却 |
-
1991
- 1991-08-27 JP JP21550991A patent/JP2776078B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014521866A (ja) * | 2011-07-29 | 2014-08-28 | アカーテース パワー,インク. | 対向ピストンエンジンにおけるシリンダの衝突冷却 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2776078B2 (ja) | 1998-07-16 |
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