JPH056008A - 画像形成方法 - Google Patents

画像形成方法

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JPH056008A
JPH056008A JP15840791A JP15840791A JPH056008A JP H056008 A JPH056008 A JP H056008A JP 15840791 A JP15840791 A JP 15840791A JP 15840791 A JP15840791 A JP 15840791A JP H056008 A JPH056008 A JP H056008A
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dot
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JP15840791A
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Hideo Yoshizawa
英男 吉沢
Kiyoshi Tamaki
喜代志 玉城
Yoshihide Fujimaki
義英 藤巻
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】デジタル画像信号に基づくドット露光により尖
鋭なドット潜像を形成するに適した感光体と適切な現像
方法の組合せにより高解像力のドット画像をうる画像方
法の提供。 【構成】感光体上に形成された静電潜像を磁性トナーを
主成分とする一成分系現像剤を用いて振動電界下に現像
する工程を有する画像形成方法において、前記感光体と
して光減衰曲線の微分係数−光量特性に極大値を有する
感光体を用い、該感光体上にドット露光してドット状の
静電潜像を形成し、該潜像を振動電界下に非接触反転現
像方式で現像することを特徴とする画像形成方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子写真法を用いた画像
形成方法に関し、特にデジタル信号により変調されたビ
ームによりドット露光してドット状の画像形成を行なう
画像形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開昭55-18656号には、現
像領域における感光体と現像剤搬送担体(以下単にスリ
ーブと称する)との間隙に非接触状態で一成分系現像剤
層を搬送し、該間隙に低周波振動電界を付与し、アナロ
グ方式でかつ非接触正規現像方式により現像して画像形
成を行なう技術が開示されている。前記開示技術におい
ては非接触現像であるため筋目、はき目、かぶりなどの
画像欠陥が排除される等の利点がある。
【0003】一方近年電子写真等の技術分野では画質の
改善、画像変換及び画像編集等が可能で高画質の画像形
成が可能なデジタル方式を採用した画像形成方法の研究
開発が活発に行われている。
【0004】前記デジタル方式の画像形成方法において
は、例えば、レーザ、LEDアレイ、液晶シャッタ、好ま
しくは半導体レーザのビームをマイコン、ファクシミリ
又はスキャナからのデジタル画像記号により変調し、得
られた変調ビームを予め一様に帯電された感光体上にド
ット露光して、ドット状の静電潜像が形成される。この
静電潜像は振動電界下に非接触反転現像され、ドット画
像が形成される。
【0005】前記ドット露光は図5(1)のようにレーザ
光学系の構造上の制約により不可避的に同図の曲線(a)
のような裾長のガウス分布となり、その強度は通常1〜
5mWでドット径が50〜100μmとなる。なお同図矩形(b)
は理想パルス形を示している。ここで前記裾長の輝度分
布を有するドット露光を特開昭55-18656号等に記載され
るような(例えば図5(2)に示す)階調性感光体上に照
射して像形成を行なえば、前記裾長のドット露光がその
まま、またはさらに裾長に再現され、ドット周辺にぼけ
を生じ、解像力の悪いドット画像が形成される。そこで
例えば特開平1-169454号には図5(3)に示すように像露
光の初期に殆んど光減衰が表れず、中期以降に急峻な光
減衰特性を示す、所謂高ガンマ感光体が提案された。前
記公報によればたとえドット露光が裾長のガウス分布で
あってもシャープなドット状の静電潜像が形成されるこ
とが記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記のよ
うな高ガンマ感光体を用いて高解像力でシャープなドッ
ト状の静電潜像が得られたとしても、現像方法及びその
現像条件によって最終ドット画像の画質が大きく左右さ
れる。
【0007】前記公報では所望のドット画像をうるため
の前記現像方法及び現像条件について全く検討されてい
ない。従って感光体上にシャープな静電潜像が形成され
たとしても適切な現像処理がなされていないため最終の
ドット画像において従来と同様のぼけた画像が形成され
ると言う問題があった。
【0008】またプリンタに適した感光体を使用する場
合の現像方法としては、1成分現像剤が好ましい。即ち
トナー濃度管理が容易で保全の手数が少くてすむからで
ある。
【0009】しかしながら、微小点描出のための現像条
件が適切でないときには、ドットの滲みやトナー飛散等
の問題点を孕んでいる。
【0010】
【発明の目的】本発明の目的は、デジタル画像信号に基
づくドット露光により尖鋭なドット潜像を形成するに適
した感光体と適切な現像方法の組合せにより高解像力の
ドット画像をうる画像方法を提供することにある。
【0011】
【発明の構成及びその作用】前記の目的は感光体上に形
成された静電潜像を磁性トナーを主成分とする一成分系
現像剤を用いて振動電界下に現像する工程を有する画像
形成方法において前記感光体として光減衰曲線の微分係
数−光量特性に極大値を有する感光体を用い、該感光体
上にドット露光してドット状の静電潜像を形成し、該潜
像を振動電界下に非接触反転現像方式で現像することを
特徴とする画像形成方法により達成される。
【0012】即ち本発明の画像形成方法においては、デ
ジタル画像信号に基づくドット露光によりシャープなド
ット画像を形成することを目的としており、そのため像
露光時の光量に対する光減衰曲線の微分係数に極小値を
有する感光体を用い、該感光体上にドット露光してシャ
ープなドット状の静電潜像を形成し、しかも該静電潜像
を一成分系現像剤を用いて非接触反転現像方式で現像す
ることにより高解像力のドット画像を形成するようにし
ている。
【0013】以下本発明の画像形成方法を図1(a)及び
図2(b)の画像形成装置を例として説明する。図1(a)
の画像形成装置は原稿読取り用スキャナAを備えた複写
機でレーザ書込装置Bと像形成部Cとから成っている。
同図において原稿台1上の原稿2が光源3、反射ミラー
4a、4b及び4cにより光学走査され、得られた光学
情報はレンズ5を介して光電変換素子20上に結像され、
電気信号に変換される。この電気信号は信号処理装置21
においてシェーディング補正、A/D変換等の画像処理
及び2値化又は多値化処理されて画像信号とされる。こ
の画像信号は液晶シャッタ、LED、レーザ装置、好まし
くは半導体レーザ装置を用いた書込部Bに出力され前記
画像信号によりレーザ装置からのレーザビームが変調さ
れる。変調されたレーザビームはポリゴンミラーにより
走査光とされ、予め帯電器6により一様な帯電が付与さ
れた感光体10上をドット状に走査して静電潜像が形成さ
れる。この静電潜像は、磁性トナーを主成分とする一成
分系現像剤により振動電界下に非接触で反転現像され
る。
【0014】ここで前記感光体10はシャープなドット状
の静電潜像を形成するに特に適した感光体が選択され
る。又用いられる現像剤は磁性トナーを主成分とし、キ
ャリアを不要とした一成分系現像剤とされ、そのため現
像剤の組成変動に基づく画質の変動がなく、常に安定し
たドット画像が形成される。又現像方式として非接触反
転現像方式を採用しているため筋目、はき目、かぶりな
どの画像欠陥がなく、微細ドットが鮮明に現像される。
なお現像時ドット状の露光部のみが現像され背景部が現
像されないため感光体の疲労が少い等の利点も有する。
【0015】前記現像方式により現像して得られた感光
体10上のトナー像は、カセット13から送り出しロール14
により送り出され、レジストロール15により像形成のタ
イミングに合せて供給された転写材上に転写極8の作用
で転写され、該トナー像を担持した転写材は感光体10か
ら分離極9の作用で搬送ベルト16上に分離される。
【0016】分離された転写材は搬送ベルト16により定
着器17へ搬送、定着され、排紙ロール18により排紙皿へ
排出される。転写後の感光体10はクリーニング装置11の
クリーニングブレード11aにより清掃され、次の像形成
に備えられる。
【0017】図1(b)はスキャナAを有せず、外部信号
Xにより像形成を行なうプリンタであり、その他図面構
成は図1(a)と同様であり、説明を省略する。
【0018】本発明の画像形成方法が適用される前記デ
ジタル複写機又はプリンタ等に搭載される感光体として
は、該感光体の光量に対して函数としてプロットした表
面電位の光量に対する光減衰曲線の微分係数が極大値を
有するものが選択される。
【0019】ここで前記光減衰曲線とは、図2に示すよ
うに感光体にある光量の光を照射した場合の該感光体の
表面電位と光量との関係を表すものであって、縦軸は感
光体の表面電位、横軸は感光体表面に照射された光量I
(erg/cm2) である。この曲線の微分係数は、光減衰曲線
の接線の勾配であり、近似的には、ある光量I(lux秒)
から△Iだけ光量が増加したときの感光体の表面電位が
Vから△Vだけ変化したときの△V/△Iの絶対値であ
る。図2(2)には前記図2(1)の各光減衰曲線(a)、
(b)、(c)に対応する微分係数−光量特性(a)′、
(b)′、(c)′が示されている。
【0020】本発明の画像形成方法に適する感光体とは
光減衰曲線が第2(1)の(a)及び(b)で示されるもので
あり、その微分係数曲線が図2(2)の(a)′、(b)′に
示されるように絶対値をとったときに極大値を有するも
のであり、直線状の光減衰仮想線(d)の上側に位置す
る。このような感光体は裾長のドット状ビームが露光さ
れたとき裾を切取って尖鋭な静電潜像を形成する作用が
ある。これに対して通常の電子写真に供される階調性感
光体の光減衰曲線及び微分係数は図2(1)の(c)及び図
2(2)の(c)′で示される。即ち図2(1)の(c)の光減
衰曲線は前記直線状の仮想光減衰曲線(d)の下側にあ
り、その微分係数曲線は図2(2)の(c)′のように極値
を有せずドット露光により形成される静電潜像の解像力
を逆に低下せしめるものであり、本発明に適合しない。
【0021】なお前記特開平1-169454号記載の感光体は
前記微分係数−光量特性に極大値を有するものの1つで
あるが、本発明に係る感光体はこれに限るものではな
く、前記微分係数−光量特性に極大値を有する感光体の
全てが本発明の対象となる。
【0022】従って本発明では、必要とする感度、解像
度、画質等目的に応じて適合する感光体を選択して像形
成に供することができる。
【0023】前記特性を有する感光体を製造するには、
導電性支持体上にTiO2、ZnO、CdS、Se等の無機光導電性
材料をバインダ樹脂中に分散して成る分散液を塗布加工
して感光層を形成するか、Se又はa−Si(アモルフアス
シリコン)を導電性支持体上に真空蒸着又はグロー放電
法により堆積させて感光層を形成する、また有機光導電
性材料をバインダ樹脂中に分散又は相溶させて成る塗布
液を導電性支持体上に塗布加工して得られる。
【0024】前記塗布加工により製造される各種感光体
は、バインダ樹脂と光導電性材料の混合割合、感光層の
膜厚、光導電性材料の粒径、分散方法等を制御して本発
明に適する感光体がえられる。また前記各種感光体のう
ち有機光導電性材料を用いた感光体は材料の種類が豊富
で、用途に応じて適性な材料を選択することにより、目
的に合った感光体を容易にうることができ、又加工性に
優れかつ加工費が安価であることから近時特に注目され
ている。次に有機光導電性材料を用いた感光体は、本来
感光層中に照射光を吸収してキャリアを発生するキャリ
ア発生物質と、該キャリアを輸送するキャリア輸送物質
とが含有されるが、特に本発明に適する感光体は、前記
キャリア輸送物質を含まぬか若し含むとしても極く少量
とするのが望ましい。
【0025】図3(1)〜(4)には本発明に好ましい感光
体の層構成を示した。図3(1)には、中間層21を設けた
導電性支持体20上に例えば多環キノン顔料、アゾ系顔
料、フタロシアニン系顔料等のキャリア発生物質と必要
に応じて例えば特開昭60-172044号に記載のキャリア輸
送物質及びバインダ樹脂を含有する感光層22を設けて成
る単層構成の感光体を示している。
【0026】ここでバインダ樹脂に対するキャリア発生
物質の含有割合は、バインダ樹脂100重量部に対して5
〜200重量部、キャリア輸送物質の量は、0〜50重量部
とされ、感光層の層厚は3〜40μmとされる。
【0027】また図3(2)〜図3(4)はいづれも積層構
成の感光体であり、導電性支持体上に必要により中間層
21を介してキャリア輸送層23及びその上にキャリア発生
層24を設けた構成とするか、又はキャリア発生層24及び
その上にキャリア輸送層23を設けた構成とされている。
ここで前記キャリア発生層24中のキャリア発生物質の量
はバインダ樹脂100重量部に対して10〜300重量部、キャ
リア輸送層23中のキャリア輸送物質の量はバインダ100
重量部に対して10〜100重量部とされる。
【0028】なおキャリア発生層24中にはキャリア輸送
物質を含有させてもよく、その場合キャリア発生層24中
のキャリア発生物質100重量部に対するキャリア輸送物
質の量は0〜100重量部とされる。又キャリア発生層24
の層厚は1〜10μmとされキャリア輸送層23の層厚は5
〜30μmとされる。
【0029】次に前記ドット露光により感光体10上に形
成されたドット潜像は一成分系現像剤を用いて振動電界
下に非接触反転現像方式で現像されることによりシャー
プなドット画像が形成される。
【0030】従来現像剤としては磁性トナーを主成分と
する一成分系現像剤か非磁性トナーと磁性キャリアから
成る二成分系現像剤が用いられているが、二成分系現像
剤においては、トナーとキャリアの比率が画質に重大な
影響を及ぼし、その使用経時において維持管理が極めて
難しい。その点現像剤の補給や維持管理が容易な前記磁
性トナーを主成分とする一成分系現像剤が有利である。
また前記磁性トナーの重量平均粒径は2〜20μmの範囲
が好ましく、尖鋭なドット画像をうるためには更に2〜
10μmが好ましい。粒径が2μm未満であるとトナー飛散
が起り、又トナーの流動性も低下する。
【0031】前記磁性トナーには粒径0.05〜3μmの、
磁性材料粉末が5〜70wt%含有され、必要により着色剤
及び荷電制御剤が5wt%以下含有されてよい。
【0032】磁性材料粉末が70wt%を超えると、トナー
の電気抵抗が下り、トナー電荷保持性が低下し、画像の
滲みを生じる。
【0033】一方5wt%未満であると、スリーブ上のト
ナー付着力が弱まり、トナー飛散を惹き起す。
【0034】前記材料は熱可塑性又は熱硬化性バインダ
樹脂中に混合され、鎔融、練肉、冷却、粉砕され、かつ
所望の粒径となるよう分級される。又得られたトナーを
熱処理して球形化してもよく、さらには強化分散器を用
いて機械的衝撃を与えて丸みつげ成形を行なってもよ
い。さらに又前記磁性材料その他を重合剤を含む樹脂モ
ノマー中に含有せしめ、攪拌下に造粒重合して球形トナ
ーを得るようにしてもよい。前記トナーに用いられるバ
インダ樹脂としては、例えばスチレン樹脂、スチレン−
アクリル樹脂、スチレン−ブタジエン樹脂、アクリル樹
脂などの付加重合型樹脂、ポリアミド樹脂、ポリスルホ
ネート樹脂、ポリウレタン樹脂などの縮合重合型樹脂、
さらにエポキシ樹脂などを例示することができる。
【0035】これら樹脂のうち付加重合型樹脂を形成す
るための単量体としては、スチレン、o−メチルスチレ
ン、m−メチルスチレン、p−メチルスチレン、3,4−
ジクロルスチレンなどのスチレン類;エチレン、プロピ
レン、ブチレン、イソブチレンなどのエチレン系不飽和
モノオレフィン類;塩化ビニル、塩化ビニリデン、臭化
ビニル、弗化ビニルなどのハロゲン化ビニル類;酢酸ビ
ニル、プロピオン酸ビニル、ベンゾエ酸ビニル、酪酸ビ
ニルなどのビニルエステル類;アクリル酸メチル、アク
リル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸イソブチ
ル、アクリル酸プロピル、アクリル酸オクチル、アクリ
ル酸ドデシル、アクリル酸ラウリル、アクリル酸2−エ
チルヘキシル、メタアクリル酸オクチル、メタアクリル
酸ドデシル、メタアクリル酸ラウリル、メタアクリル酸
2−エチルヘキシル、メタアクリル酸ステアリル、メタ
アクリル酸フェニル、メタアクリル酸ジメチルアミノエ
チル、メタアクリル酸ジエチルアミノエチルなどのα−
メチレン脂肪族モノカルボン酸エステル;アクリロニト
リル、メタアクリロニトリル、アクリルアミドなどのア
クリル酸若しくはメタクリル酸誘導体;ビニルメチルエ
ーテル、ビニルエチルエーテル、ビニルイソブチルエー
テルなどのビニルエーテル類;ビニルメチルケトン、ビ
ニルヘキシルケトン、メチルイソプロペニルケトンなど
のビニルケトン類;N−ビニルピロール、N−ビニルカ
ルバゾール、N−ビニルインドール、N−ビニルピロリ
ドンなどのN−ビニル化合物類;ビニルナフタリン類等
のモノオレフィン系単量体;プロパジエン、ブタジエ
ン、イソプレン、クロルプロピレン、ペンタジエン、ヘ
キサジエンなどのジオレフィン系単量体を例示すること
ができる。これらの単量体は単独であるいは2種以上の
ものを組合せて用いることができる。
【0036】また、縮合型樹脂を形成するための単量体
としては、エチレングリコール、トリエチレングリコー
ル、1,3−プロピレングリコール等を例示することが
できる。前記バインダ樹脂中に分散含有されてトナーに
磁性を付よする物質としては、磁場によってその方向に
極めて強く磁化する物質、例えば、鉄、コバルト、ニッ
ケル等の、金属、フェライト、マグネタイト、ヘマタイ
ト等を初めとする鉄、コバルト、ニッケル等の強磁性を
示す元素を含む合金あるいは化合物、又は強磁性体を含
まないが適当に熱処理することによって強磁性を示すよ
うになる合金、例えばマンガン−銅−アルミニウムある
いはマンガン−銅−錫などのマンガンと銅とを含むホイ
スラー合金又は二酸化クロムなどの磁性体粉末が用いら
れる。
【0037】又必要によりトナー中に含有される着色剤
としては例えば、カーボンブラック、アニリンブラッ
ク、ファーネスブラック、ランプブラック、フタロシア
ニンブルー、メチレンブルー、ビクトリアブルー、アニ
リンブルー、ウルトラマリンブルー、オーラミン、クロ
ムイェロー、キノリンイェロー、ハンザイェロー、ロー
ダミンB、ローズベンガル、アリザリンレーキ等があ
る。又必要により添加される荷電制御剤としては、電子
供与性基を有する染料、顔料その他のアミン誘導体から
成る正荷電制御剤及び電子吸引性基を有する染料、顔料
その他、シアノ基、ハロゲン電子、ニトロ基等を有する
有機化合物から成る負荷電制御剤がある。
【0038】前記磁性トナーは通常絶縁性磁性トナーで
あり、体積抵抗で108Ωcm以上、好ましくは1013Ωcm以
上である。なお、前記トナーの固有抵抗は、粒子を0.5c
m2の断面積を有する容器に入れてタッピングしたのち、
詰められた粒子上に1kg/cm3の荷重をかけ、荷重と底面
電極との間に102〜105V/cmの電界が生じる電圧を印加
し、そのとき流れる電流値を読取り、所定の計算を行う
ことによって求められる。このときトナー粒子層の厚さ
は1mm程度とされる。前記磁性トナーを主成分とする一
成分系現像剤中には0.1〜1.0wt%の疎水性シリカ、コロ
イダルシリカ、シリコンワニス等の流動化剤及び脂肪酸
金属塩、弗素系器面活性剤等のクリーニング助剤低分子
量ポリアルキレン等のオフセット防止剤を添加すること
ができる。
【0039】次に前記非接触反転現像における現像条件
としては、例えば感光体の表面電位は|400〜1000|
V、50〜400mm/secの周速で回転される。現像スリーブ
は前記感光体の周速の2〜10倍の高速で磁性トナーを供
給し、該スリーブへ印加される直流バイアスは絶対値で
|300〜900|V、交流バイアスは振幅1.0〜5.0KV(p-
p)、周波数1〜30KHzである。感光体とスリーブとの間
隙Dsdは100〜1000μmに保たれ、現像には該間隙より薄
い現像剤層、例えば50〜500μmの薄層として前記現像間
隙に非接触状態で搬入されスリーブ面からトナーを感光
体面に飛翔させて現像する。
【0040】なお、本発明における現像のメカニズムの
一例を図5に示す。
【0041】図において、VBは感光体の表面電位(こ
の場合正)、VDは直流バイアス電位、VWは光照射によ
る光減衰した露光部電位であり、VDの直流バイアス電
位が印加されたスリーブ上の正のトナーは交流バイアス
A(p-p)により生じた振動電界と、現像電位差VD−VW
を現像間隙Dsdで除して得られる直流現像電界電位の下
で露光部にトナーが付着して反転現像される。
【0042】
【実施例】以下本発明を実施例により具体的に説明する
が本発明の実施の態様はこれにより限定されるものでは
ない。
【0043】(感光体の製造例1)デジタル複写機「DC
-8010」(コニカ社製)用の感光体のアルミ素管上に下記
組成の塗布液を塗布した。
【0044】 X−型無金属フタロシアニン顔料 20重量部 (Fastogen Blue 812B;大日本インキ社製) ポリアクリレート(Apec;Bayer社製) 50重量部 1,2−ジクロルエタン 1000重量部 この塗布液を塗布後150℃で1時間乾燥し、膜厚15μm
の感光層を形成した。
【0045】これを試料1Aとした。又別に素管上にア
ルミニウムラミネートフイルムベースを捲きつけ試料1
Aと同様にしてシートサンプルを作成し、これを試料1
Bとした。
【0046】(感光体の製造例2) α型銅フタロシアニン 20重量部 ポリエステル樹脂 40重量部 (アルマテックスP-645;三井東圧社製) メラミン樹脂(ユーバン21R;三井東圧社製) 10重量部 1,2−ジクロルエタン 1000重量部 上記組成の塗布液を前記アルミ素管に塗布し、150℃で
1時間乾燥して膜厚15μmの感光層形成し、これを試料
2Aとした。又試料1Bと同様にしてシートサンプルを
作成し、これを試料2Bとした。
【0047】(比較感光体の製造例1) α型銅フタロシアニン 20重量部 ポリエステル樹脂(マルテックスP-645) 40重量部 メラミン樹脂(ユーバン21R) 10重量部 下記構造のキャリア輸送物質 40重量部 1,2−ジクロルエタン 1000重量部 上記組成の塗布液を前記アルミ素管に塗布し、150℃で
1時間乾燥して膜厚15μm感光層を形成し、これを比較
試料3Aとした。又前記試料1Bと同様にしてシートサ
ンプルを作成しこれを比較試料3Bとした。
【0048】キャリア輸送物質の構造:
【0049】
【化1】
【0050】(現像剤製造例A) スチレン−ブチルアクリレート共重合体 (モル比80:20、重量平均分子量25万) 100重量部 マグネタイト 50重量部 (EPT-1000:戸田工業社製) ニグロシン染料 2重量部 (ニグロシンSO:オリエント化学工業社製) 低分子量ポリエチレンワックス 4重量部 上記材料を混合し、ボールミルにて鎔融混練、冷却、粉
砕した後、風力分級機により分級して平均粒径10μmの
トナーを製造し、これを現像剤Aとした。
【0051】(現像剤製造例B) (スチレン-2-エチルヘキシルアクリレート) (ジメチルアミノメタクリレート)共重合体 (80:15:5) 100重量部 マグネタイト(Ept-1000) 50重量部 ニグロシン染料(ニグロシンSO) 2重量部 上記材料を用いて現像剤Aと同様にして平均粒径8μm
のトナーをを製造し、これを現像剤Bとした。
【0052】(シートサンプルによる感光体の性能テス
ト)前記試料1B,2B及び比較試料3Bを感光体試験
器「EPA-8100」( 川口電気社製)により780nm、2 μW/c
m2の単色光を用い、以下のプロセスで各感光体の静電特
性を測定した。
【0053】 帯電 6KVで5秒間 暗減衰 5秒間 露光 前記単色光により10秒間 上記テストの結果試料1B及び2Bは図4(3)で示した
本発明の感光体特性を有するものであり、比較試料3B
は図4(2)で示した本発明に適さない感光体特性をしめ
した。
【0054】なお、表1には前記測定により得られた感
光体の表面電位VB、露光中電位が急激に落ち始めるの
に必要な光量EI及び電位VBが1/2に落ちるに要する光
量E1/2を示した。
【0055】(前記感光体ドラム及び現像剤を用いた実
写テスト)デジタル複写機「DC-8010」(コニカ社製)の
改造機に前記試料感光体ドラム1A、2A及び比較試料
感光体ドラム3Aを装着すると共に前記現像剤A及びB
を用いて、現像条件を変化しテストNO.1〜12(本発
明)、テストNO.13及び14(比較)の14種類の実写テス
トを行なった。なおテストNO.14は交流バイアスを印加
せずに実写した。試料の諸元を表1に示した。
【0056】前記実写テストにより得られた画像の画質
及び解像力を下記評価方法により評価し、その結果を表
2に示した。
【0057】
【表1】
【0058】
【表2】
【0059】画質の評価方法:イラスト原稿を用い、画
像濃度、画質の荒れ、かぶりを中心に画質の評価を、良
好○、やや良好△、不良×の3段階に区分して目視判定
した。
【0060】解像力の評価方法:プリンタモードにおい
て400dpiで2ドット間隔の細線を書き込んだときの画像
をサクラマイクロデンシトメータPDM-5(コニカ社製)
により測定し、細線間の白地部が細線部のピーク濃度の
5%以下の場合を解像性;有とし、5%を越えた場合を
解像性;無として評価した。
【0061】表1から本発明のテストはいづれも画質及
び解像力がすぐれているが、比較テストでは文字がつぶ
れていて画質及び解像力が共に悪く実用上好ましくない
ことがわかる。
【0062】
【発明の効果】以上の説明から明かなように本発明の画
像形成方法によればデジタル複写機又はプリンタ等の分
野で常に高画質高解像力の画質が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】同図(a)は本発明に適するデジタル複写機の断
面図、同図(b)はプリンタの断面図。
【図2】同図(1)及び(2)は感光体の光減衰特性を示す
図。
【図3】同図(1)〜(4)は本発明に係る感光体の層構成
を示す図。
【図4】同図(1)はスポット露光の波形を示す図、同図
(2)は従来の階調性感光体の静電特性を示す図、同図
(3)は本発明に適する感光体の静電特性を示す図。
【図5】反転現像のメカニズムを説明する電位図。
【符号の説明】
2 原稿 3 光源 10 感光体 7 現像器 13 給紙カセット 11 クリーニング装置 12 バイアス電源 A スキャナ B 書込装置 C 記録装置 20 導電性支持体 21 中間層 23 キャリア輸送層 24 キャリア発生層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体上に形成された静電潜像を磁性ト
    ナーを主成分とする一成分系現像剤を用いて振動電界下
    に現像する工程を有する画像形成方法において、前記感
    光体として光減衰曲線の微分係数−光量特性に極大値を
    有する感光体を用い、該感光体上にドット露光してドッ
    ト状の静電潜像を形成し、該潜像を振動電界下に非接触
    反転現像方式で現像することを特徴とする画像形成方
    法。
  2. 【請求項2】 感光体上に形成された静電潜像を磁性ト
    ナーを主成分とする一成分系現像剤を用いて振動電界下
    に現像する工程を有する画像形成方法において、前記感
    光体として光減衰曲線の微分係数−光量特性に極大値を
    有する感光体を用い、該感光体上にドット露光してドッ
    ト状の静電潜像を形成し、該潜像を直流バイアスが絶対
    値|300〜900|V、交流バイアスが振幅1.0〜5.0KV(p-
    p)、周波数1〜30KHzの振動電界下に非接触反転現像方
    式で現像することを特徴とする請求項1に記載の画像形
    成方法。
  3. 【請求項3】 磁性トナーの重量平均粒径が2〜20μm
    である請求項1又は2に記載の画像形成方法。
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