JPH0560558U - 塗工装置における塗布幅調整部材 - Google Patents

塗工装置における塗布幅調整部材

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JPH0560558U
JPH0560558U JP122992U JP122992U JPH0560558U JP H0560558 U JPH0560558 U JP H0560558U JP 122992 U JP122992 U JP 122992U JP 122992 U JP122992 U JP 122992U JP H0560558 U JPH0560558 U JP H0560558U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 塗料溜りに貯溜された塗料が塗布幅調整部材
から横方向に漏れるのを防止する。 【構成】 カレンダーロール2周面の一方に形成された
塗料溜り13の両側部に塗布幅調整部材17を設ける。
塗布幅調整部材17を、シート支持体18と、そのシー
ト支持体18の先端部内側面に取付けられた弾性シート
19とで形成する。弾性シート19の先端にはカレンダ
ーロール2の外周に沿う円弧状先端縁24を形成する。
この先端部をカレンダーロール2の外周に沿って変形さ
せ、上記先端縁部をカレンダーロール2の外周に密着さ
せて塗料の横方向への漏れを防止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、紙あるいは布等の連続状基材の表面に表面加工剤等の塗料をコー ティングする塗工装置の塗布幅調整部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、抄紙機によって形成される紙は、抄造しっ放しでは製品とならず、印 刷適正や表面強度の向上を図り、あるいは防湿性を高めるため、表面改質するこ とが行なわれている。
【0003】 表面改質には、抄紙機乾燥部で行なうオンマシン法と、別個に据え付けた表面 加工専用機で行なうオフマシン法とが存在し、いずれの方法も、連続紙の移送路 に塗工装置を設け、その塗工装置によって連続紙の表面に水溶液、溶剤溶液、エ マルジョン、懸濁液等の表面加工剤(以後、塗料という)を塗布するようにして いる。
【0004】 上記塗工装置として、例えば、連続紙の表面を平らに仕上げる複数のカレンダ ーロールの最終段のカレンダーロール周面の一方に塗料溜りを設け、その塗料溜 りの塗料を最終段のカレンダーロールの外周に付着させ、その付着塗料を連続紙 の表面に転写させるようにしたものが知られている。
【0005】 上記塗工装置においては、カレンダーロールの軸方向に長い塗料溜りの両側に 一対の塗布幅調整部材を設け、この塗布調整部材の先端面をカレンダーロールの 外周に接触させてカレンダーロールの外周に付着する塗料の塗布幅を規制してい る。
【0006】 ここで、塗料溜りの塗料が、塗布幅調整部材から横方向に漏れると、その漏れ た塗料がカレンダーロールの外周に付着して塗布幅が一定にならず、また他のカ レンダーロール等に塗料が飛散したり付着したりして、連続紙の不必要な部分に 塗料が付着して製品の品質を低下させたり、装置を汚したりするため、塗料の横 方向への漏れを確実に防止する必要がある。
【0007】 塗料の横漏れを防止するため、従来は、塗布幅調整部材のカレンダーロール周 面と対向する側面先端部にパテを貼付け、あるいは、塗布幅調整部材のカレンダ ーロール周面と対向する先端面にフエルトを貼付け、そのフエルトをカレンダー ロールの外周に密着させるようにしている。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、パテを用いるシール構造においては、上記パテがカレンダーロール の外周に付着し、さらに連続紙に付着して不良紙が発生し、あるいは、パテの硬 化によってパテが剥がれ易く、長期に亘って良好なシール性を確保することがで きない問題がある。また、作業員が装置の運転中に剥れた部分にパテを取り付け る必要が生じ、危険である。
【0009】 一方、フエルトを用いるシール構造においては、塗料中に含まれる薬品類や、 紙粉、脱毛粕等の異物が接触面に喰い込み、その喰い込みによって塗料漏れが生 じ、あるいは、カレンダーロールの外周に傷が付く問題が生じる。
【0010】 また、フエルト中に塗料が浸透し、その浸透塗料の硬化によってフエルトに弾 性が失なわれ、硬化したフエルトとの接触によってカレンダーロールが偏摩耗す る。
【0011】 このため、カレンダーロールの寿命が短かく、そのカレンダーロールを頻繁に 取り替えなければならず、その取り替えは機械を停止させた状態で行なう必要が あるため、機械の稼動率が低下する問題がある。
【0012】 さらに、従来のこれらのシール構造による塗布幅調整部材では、カレンダーロ ール周面への均一で柔軟な接触と完全なシールを得る取付、調整が困難である。
【0013】 この考案は、上記の問題点を解決し、連続紙等の連続基材に塗料を転写する塗 布ロールの偏摩耗を抑制すること、シール性を向上して塗料の横漏れを防止する こと、危険を防止すること、および塗布幅調整部材の取付、調整を容易とするこ とを技術的課題としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、この考案においては、塗布ロールの周面に外周 の一辺部を接触させたエプロンシートと、このエプロンシートの上面後部に設け た堰部材と、エプロンシートの上面両側部に設けた一対の塗布幅調整部材とによ って塗料溜りを形成し、この塗料溜り内の塗料を塗布ロールの周面に付着させる ようにした塗工装置において、前記塗布幅調整部材が、シート支持体と、このシ ート支持体に取付けられた弾性シートとから成り、この弾性シートの塗布ロール と対向する先端に塗布ロールの周面に沿う円弧状の先端縁を形成し、この先端部 を塗布ロールの周面に沿って変形させて塗布ロールの周面に圧接させた構成を採 用したのである。
【0015】
【作用】
上記のように、弾性シートの先端部を塗布ロールに圧着させたソフトタッチの 接触であるため、塗布ロールの摩耗が少なく、しかも、先端縁は塗布ロールの外 周に沿う円弧状であるため、弾性シートの先端部は全体にわたって塗布ロールの 外周に均一に密着することになり、シール性が高く、塗料の横漏れを確実に防止 する。
【0016】
【実施例】
以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。
【0017】 図1および図2は、連続紙の表面を円滑に仕上げるカレンダーロール装置を示 す。連続基材としての連続紙Pは、上部カレンダーロール1の外周に案内されて 塗布ロールとしての下部カレンダーロール2との間に挿通され、その下部カレン ダーロール2の外周に案内されて一方向に移送される。
【0018】 下部カレンダーロール2の周面の連続紙Pが接触していない一方には、その下 部カレンダーロール2の軸方向に長い塗料受皿3が設けられている。
【0019】 塗料受皿3は、底板4、背板5および一対の側板6を有し、上記底板4の後部 上に下部カレンダーロール2に平行する排出溝7が設けられている。そして、背 板5の下部に接続した排出筒8がその排出溝7と連通している。
【0020】 上記底板4の上面前部には、ゴム等から成る弾性を備えたエプロンシート9と 、押え板9aと、その上に堰部材10とが設けられている。堰部材10は、一対 の側板6間にわたる長さを有し、その上辺には複数の切欠部11が所要の間隔を おいて設けられている。また下辺には取付板12が設けられ、その取付板12と エプロンシート9とがねじ止めによる手段を介して底板4に固定されている。
【0021】 ここで、エプロンシート9の先端部は下部カレンダーロール2の外周に圧接さ れ、その接触部から下方に塗料が漏洩するのを防止している。
【0022】 上記エプロンシート9上において、堰部材10と下部カレンダーロール2間は 塗料溜り13とされ、その塗料溜り13に塗料を供給する塗料供給管14が塗料 受皿3上に設けられている。
【0023】 塗料供給管14には複数のノズル15が所要の間隔をおいて設けられ、各ノズ ル15にバルブ16が取付けられている。このため、バルブ16を開くことによ り、ノズル15から塗料が排出され、上記塗料溜り13に供給される。
【0024】 塗料溜り13の両側部には下部カレンダーロール2の外周に付着する塗料の塗 布幅を規制する一対の塗布幅調整部材17が設けられている。
【0025】 図3乃至図5は、塗布幅調整部材17の詳細を示す。この塗布幅調整部材17 は、板状のシート支持体18と、そのシート支持体18の先端部両側面に重ね合 わせた一対の弾性シート19と、この弾性シート19をシート支持体18とで挾 持する一対の挾持板20とから成り、これらの部品は、ボルト21−ナット22 を介して互いに結合されている。
【0026】 シート支持体18の下面および背面にはフエルト等から成る弾性シール材23 が接着による手段を介して取付けられ、シート支持体18の下面の弾性シール材 23は前後で厚みが異なり、後部の薄肉部23aの幅寸法は、堰部材10の取付 板12の幅寸法に略等しくなっている。
【0027】 前記弾性シート19は、柔軟性を有し、下部カレンダーロール2と対向する先 端には、そのロール2の外周に沿う円弧状先端縁24が設けられている。
【0028】 上記の構成から成る塗布幅調整部材17はホルダー25によって支持されてい る。ホルダー25は、シート支持体18の上部に嵌合するコの字形をなし、その 一方の側板にねじ係合したボルト26の締付けによって塗布幅調整部材17が固 定されている。
【0029】 また、ホルダー25には、図1に示すように、アーム27が取付けられ、その アーム27の先端に形成したフック部28が塗料受皿3の背板5上縁部に嵌合さ れ、ボルト29の締付けによって上記背板5に固定されている。
【0030】 このため、ボルト29を弛めることにより、一対の塗布幅調整部材17を下部 カレンダーロール2の軸方向に位置調整することができる。
【0031】 背板5に対するホルダー25の取付け状態において、塗布幅調整部材17の弾 性シール材23はエプロンシート9、押え板9aおよび取付板12の上面と堰部 材10の内面に密着している。一方、弾性シート19の円弧状先端縁部は下部カ レンダーロール2の外周に沿って折れ曲がり、その下部カレンダーロール2の周 面に圧接している。また、実施例の場合は、エプロンシート9の先端部が下部カ レンダーロール2の周面に沿う程度に長くなっているので、弾性シート19の下 辺部はエプロンシート9の上面に沿って折れ曲がり、その上面に圧接するように なっている。
【0032】 このとき、シート支持体18の内面側に位置する弾性シート19の先端部およ び下辺部は塗料溜り13の内方に向けての折れ曲がりとされ、一方、シート支持 体18の外面側に位置する弾性シート19の先端部および下辺部は上記と逆方向 に向く折れ曲がりとされているが、各弾性シート19の先端部の折れ曲がり方向 はこれに限定されるものではない。
【0033】 いま、一対の塗布幅調整部材17間における塗料溜り13に塗料を供給すると 、その塗料は塗料溜り13に溜り、一定量以上の塗料は堰部材10に形成した切 欠部11からオーバーフローして排出溝7に流れ、排出筒8から排出される。
【0034】 このとき、シート支持体18の内面側に位置する弾性シート19の先端部は下 部カレンダーロール2の外周に柔軟に圧接しているため、シール性は良好であり 、仮に塗料が横漏れしたとしても、シート支持体18の外面側に位置する弾性シ ート19の先端部が下部カレンダーロール2の外周に圧接しているため、その接 触部によって塗料の横漏れは略完全に防止される。
【0035】 実施例のように、シート支持体18の内面側に位置する弾性シート19の先端 部を下部カレンダーロール2の外周に沿って内方に向けて折り曲げておくと、塗 料溜り13の塗料の重量が弾性シート19の折れ曲がり部に作用してその折れ曲 がり部を下部カレンダーロール2の外周に強く密着させるため、シール性をさら に高めることができ、塗料の横方向への漏れをより確実に防止する。
【0036】 このため、下部カレンダーロール2の回転によって、その下部カレンダーロー ル2の外周には一対の塗布幅調整部材17の円弧状先端縁24間に対応する幅寸 法の塗料が付着し、その付着塗料が連続紙Pに転写される。
【0037】 塗料の塗布幅の調整に際しては、塗布幅調整部材17を下部カレンダーロール 2の軸方向に移動させる。このとき、下部カレンダーロール2の外周に付着する 塗料の幅寸法は、上述のように、弾性シート19の円弧状先端縁24によって規 制されるため、塗料の塗布幅をきわめて精度よく調整することができると共に、 調整も容易である。
【0038】 実施例の場合は、連続基材として連続紙を示したが、布であってもよい。また 、シート支持体18の両側に一対の弾性シート19を取付けたが、外側の弾性シ ート19を省略してもよい。
【0039】
【考案の効果】
以上のように、この考案に係る塗工装置においては、弾性シートの円弧状先端 縁部を塗布ロールの外周に圧接させたソフトタッチの接触であるため、塗工ロー ルの偏摩耗を防止することができる。
【0040】 また、弾性シートの先端を塗布ロールの外周に沿う円弧状とし、その円弧状接 触縁部を塗布ロールの外周に圧接させたため、弾性シートの先端縁部は全体にわ たって塗工ロールの外周に密着することになり、シール性がきわめて高く、塗料 の横方向の漏れを確実に防止することができると共に、弾性シートの先端部を塗 布ロールの外周に沿って変形させる取付けであるため、塗布幅調整部材の取付、 調整が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る塗布幅調整部材を用いた塗工装
置の一実施例を示す縦断正面図
【図2】同上の横断平面図
【図3】同上の拡大断面図
【図4】図3のIV−IV線に沿った断面図
【図5】同上の塗布幅調整部材の分解斜視図
【符号の説明】
2 下部カレンダーロール 9 エプロンシート 10 堰部材 13 塗料溜り 17 塗布幅調整部材 18 シート支持体 19 弾性シート 24 円弧状先端縁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗布ロールの周面に外周の一辺部を接触
    させたエプロンシートと、このエプロンシートの上面後
    部に設けた堰部材と、エプロンシートの上面両側部に設
    けた一対の塗布幅調整部材とによって塗料溜りを形成
    し、この塗料溜り内の塗料を塗布ロールの周面に付着さ
    せるようにした塗工装置において、前記塗布幅調整部材
    が、シート支持体と、このシート支持体に取付けられた
    弾性シートとから成り、この弾性シートの塗布ロールと
    対向する先端に塗布ロールの周面に沿う円弧状の先端縁
    を形成し、この先端部を塗布ロールの周面に沿って変形
    させて塗布ロールの周面に圧接させたことを特徴とする
    塗工装置における塗布幅調整部材。
JP1992001229U 1992-01-17 1992-01-17 塗工装置における塗布幅調整部材 Expired - Lifetime JPH0719577Y2 (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58102001A (ja) * 1981-12-11 1983-06-17 バブコツク日立株式会社 流動層ボイラ装置
JPS59187577A (ja) * 1983-04-05 1984-10-24 松下電工株式会社 ボ−ルタツプ
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