JPH056055B2 - - Google Patents

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JPH056055B2
JPH056055B2 JP15359785A JP15359785A JPH056055B2 JP H056055 B2 JPH056055 B2 JP H056055B2 JP 15359785 A JP15359785 A JP 15359785A JP 15359785 A JP15359785 A JP 15359785A JP H056055 B2 JPH056055 B2 JP H056055B2
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gear
shift
hydraulic pressure
hydraulic
friction element
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Takeo Hiramatsu
Juichi Tanaka
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Mitsubishi Motors Corp
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  • Control Of Transmission Device (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、第1及び第2の油圧作動の摩擦要素
の係合により第1の変速段が達成され、上記第1
摩擦要素の係合とワンウエイクラツチのロツク機
能とにより第2の変速段が達成される歯車変速機
構を備えた自動変速機において、上記第1変速段
から第2変速段への変速の際に発生する変速シヨ
ツクを軽減し得る自動変速機の油圧制御装置に関
するものである。
〔従来の技術〕
車両用自動変速機は、クラツチ、ブレーキ等の
摩擦要素に対して選択的に油圧を給排することに
より、歯車変速機構内の任意の回転要素を入力軸
に接合し、または変速機ケーシングに対して固定
して、変速比の切換えを車両の運転状態に応じて
自動的に行うものである。このような変速機にお
いては、装置、機器等の保護並びに快適な乗心地
維持のため、変速時のシヨツクが小さいことが要
求される。
車両用自動変速機の一例を、本発明の一実施例
を示す図面でもある第1図及び第2図を用いて説
明する。車両の動力源となるエンジン11のクラ
ンク軸12は、トルクコンバータ13のポンプ1
4に一体的に連結されている。同トルクコンバー
タ13は、上記ポンプ14、タービン15及びワ
ンウエイクラツチ17を介してケース18に連結
されたステータ16から構成されており、同ステ
ータ16は上記ワンウエイクラツチ17の作用に
よりクランク軸12と同方向へは回転するが、そ
の逆方向への回転は許容されない構造となつてい
る。タービン15に伝えられたトルクは、入力軸
19によつてその後部に配設された前進4段後進
1段の変速段を達成する歯車変速機構に伝達され
る。
歯車変速機構は、3組のクラツチ20,21,
22と2組のブレーキ23,24と1組のワンウ
エイクラツチ25と1組のラビニヨ型遊星歯車機
構26とで構成されている。同遊星歯車機構26
は、リングギヤ27、ロングピニオンギヤ28、
シヨートピニオンギヤ29、フロントサンギヤ3
0、リヤサンギヤ31、両ピニオンギヤ28,2
9を回転自在に支持するとともに自身も回転可能
なキヤリア32から構成され、リングギヤ27は
出力軸33に連結され、フロントサンギヤ30は
キツクダウンドラム34及びフロントクラツチ2
0を介して入力軸19に連結され、リヤサンギヤ
31はリヤクラツチ21を介して入力軸19に連
結され、キヤリア32は相互に並列に配設された
ローリバースブレーキ24とワンウエイクラツチ
25とを介してケース18に連結されると共にこ
の歯車変速機構の後端に配設された4速クラツチ
22を介して入力軸19に連結されている。な
お、キツクダウンドラム34はキツクダウンブレ
ーキ23によつてケース18と一体的に連結可能
となつており、遊星歯車機構26を通つたトルク
は出力軸33に固着された出力ギヤ35から図示
しない駆動軸を介して駆動輪へ伝達される。
摩擦要素である上記各クラツチ20〜22及び
ブレーキ23,24はそれぞれ係合用ピストン装
置あるいはサーボ装置等を備えた油圧機器で構成
されており、トルクコンバータ13のポンプ14
に連結された図示しないオイルポンプで発生する
圧油によつて油圧制御装置を介して選択的に作動
される。
上記構成による歯車変速機構の第2速の変速段
は、フロントクラツチ20、4速クラツチ22及
びローリバースブレーキ24を解放し、リヤクラ
ツチ21及びキツクダウンブレーキ23を係合す
ることにより達成され、第1速の変速段はリヤク
ラツチ21の係合とワンウエイクラツチ25のロ
ツク機能によるキヤリア32の固定で達成され
る。従つて、第1速固定レンジへのセレクトレバ
ーの操作によらない第2速から第1速への変速
は、キツクダウンブレーキ23の解放のみで達成
されることとなり、この場合、キツクダウンブレ
ーキ23の解放によつてキツクダウンドラム34
が遊転可能な状態となるとキヤリア32の回転が
低下し始め、逆に回転しようとする時点でワンウ
エイクラツチ25が機能してキヤリア32を固定
し、第1速の変速段が達成されるのである。
上記変速を達成する油圧制御装置の一部を第2
図に示す。上記キツクダウンブレーキ23の作動
を制御するキツクダウンサーボ36には1−2シ
フト弁37が油路38を介して連通され、同1−
2シフト弁37には油圧制御弁39とシフト制御
弁40とがそれぞれ油路41,42を介して連通
されている。上記油圧制御弁39は図示しない油
圧源から油路50へ供給される圧油(ライン圧)
を、油路51内の制御油圧に応じて所望の油圧値
に調整して油路41へ供給するものであり、油路
51内の制御油圧は、電子制御装置54でデユー
テイ制御される電磁弁55によつて適当に排出制
御されて所望の圧力となるように調整される。ま
た、上記シフト制御弁40は、上記電子制御装置
54で励消状態の組合せが切換え制御される一対
の電磁弁43,44により、中央のスプール47
が第1速から第4速の各変速段に対応する位置に
切換え制御されるようになつている。
上記構成による油圧制御装置における第2速の
変速段の達成状態では、電磁弁43が消磁されて
油路45を閉塞するとともに電磁弁44が励磁さ
れて油路46を開放し同油路46内の油圧を排出
しているので、上記スプール47が油路48と油
路42とを連通する位置となり1−2シフト弁3
7へ油路48からのライン圧が供給されて、同1
−2シフト弁37のスプール49が第2図中、右
端に位置して油路41と油路38とが連通された
状態となつている。一方、変速段が達成されてい
る状態では、電磁弁55の作動が停止されて油路
51内の制御油圧が最高圧となつて油路50から
のライン圧が減圧されずに油路41へ供給されて
いるので、このライン圧はキツクダウンサーボ3
6へ供給され、そのピストン53を第2図中左側
へ変位させてキツクダウンブレーキ23がキツク
ダウンドラム34を締付けた状態となつている。
この状態から第1速固定レンジへのセレクトレ
バーの操作以外で第1速へ変速を行う場合、車両
の運転状態に応じて電子制御装置54が第1速へ
の変速信号を発して両電磁弁43,44を励磁
し、油路45,46内の油圧を排出するので、ス
プール47が第2図に示す左端へ移動され、油路
42内の油圧がシフト制御弁40の排油ポート
EXから排出される。この結果、1−2シフト弁
37のスプール49が第2図に示す左端位置へ移
動されて油路38が同1−2シフト弁37の排油
ポートEXに連通され、キツクダウンサーボ36
の油圧が急激に排出されてピストン53が圧縮コ
イルばね56により第2図中右方へ移動され、キ
ツクダウンドラム34に対するキツクダウンブレ
ーキ23の係合が解放されて第1速が達成される
こととなる。
なお、この場合、変速開始と同時に電磁弁55
のデユーテイ率を100%(開放状態に維持)とし
て油路51内の制御油圧を排出し、油路41内の
油圧を排出する制御が行われるが、これは1−2
シフト弁37へ連通された他の油路へ高圧のライ
ン圧が供給されることを防止するためである。
上記従来技術のさらに詳細な構成及び作用は、
特開昭58−46258号公報等に開示されているので、
ここでの説明は省略する。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記従来の構成における第2速から第1速への
変速では、電子制御装置54が変速信号を発する
と直ちに1−2シフト弁37のスプール49が第
1速側へ移動されてキツクダウンサーボ36の油
圧が急激に排出され、キツクダウンブレーキ23
が急速に解放されてしまう。この結果、第4図c
に破線で示す如く、出力軸33のトルクがかなり
小さな値まで急激に低下し、次に、同低下したト
ルクが、ワンウエイクラツチ25がキヤリア32
を固定する変速終了時点で、第1速に相当する大
きなトルクまで急激に増加するという大きなトル
ク変動を生じ、極めて大きな変速シヨツクが発生
するという不具合がある。
本発明は、上記従来技術の如く、第1及び第2
の摩擦要素の係合により第1の変速段が達成さ
れ、上記第1摩擦要素の係合とワンウエイクラツ
チのロツク機能とにより第2の変速段が達成され
る歯車変速機構を備えた自動変速機において、上
記第1変速段から第2変速段への変速の際に発生
していた変速シヨツクを軽減し得る自動変速機の
油圧制御装置を提供することを目的とするもので
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明による自動変速機の油圧制御装置は、第
1及び第2の油圧作動の摩擦要素の係合により第
1の変速段が達成され、上記第1摩擦要素の係合
とワンウエイクラツチのロツク機能により第2の
変速段が達成される歯車変速機構、上記第2摩擦
要素への油圧の給排を切り換えるシフト弁、上記
第2摩擦要素への油圧を制御可能な電気油圧制御
手段、上記シフト弁の切換え制御を行うとともに
上記電気油圧制御手段へ信号を発することにより
上記油圧を制御する電子制御手段を備えた自動変
速機において、上記第1変速段から第2変速段へ
の変速に際し、同変速が終了するまで上記シフト
弁を上記第2摩擦要素へ油圧が供給される位置に
保持するとともに、上記変速の初期には上記第2
摩擦要素への油圧を低減させて同第2摩擦要素に
すべりを生じさせ、変速中期には上記すべりが継
続される程度に上記油圧を徐々に増加させ、変速
後期には上記油圧を再び低減させるように上記電
子制御装置で制御することを特徴とするととも
に、第1及び第2の油圧作動の摩擦要素の係合に
より第1の変速段が達成され、上記第1摩擦要素
の係合とワンウエイクラツチのロツク機能により
第2の変速段が達成される歯車変速機構、上記第
2摩擦要素への油圧の給排を切り換えるシフト
弁、上記第2摩擦要素への油圧を制御可能な電気
油圧制御手段、上記シフト弁の切換え制御を行う
とともに上記電気油圧制御手段へ信号を発するこ
とにより上記油圧を制御する電子制御手段、上記
歯車変速機構の回転要素の回転速度を検出し同回
転速度に応じた電気信号を上記電子制御手段へ供
給する速度検出手段を備えた自動変速機におい
て、上記第1変速段から第2変速段への変速に際
し、同変速が終了するまで上記シフト弁を上記第
2摩擦要素へ油圧が供給される位置に保持すると
ともに、上記回転要素の回転速度が第1変速段に
相当する回転速度からずれる有効な変速の開始時
点と上記回転要素の回転速度が上記第2変速段に
相当する回転速度に一致する上記有効変速の終了
時点とを検出して、上記有効変速開始前の期間で
は上記第2摩擦要素への油圧を所定の変化速度を
もつて低減させて同第2摩擦要素にすべりを生じ
させ、上記有効変速開始から有効変速終了時点ま
での期間では上記すべりが継続される程度に上記
油圧を有効変速開始時点における油圧値から所定
の変化速度をもつて徐々に増加させ、有効変速終
了後は上記油圧を再び低減させるように上記電子
制御手段で制御することを特徴とするものであ
る。
〔作用〕
本発明による自動変速機の油圧制御装置は上述
の如く構成されているので、第1の変速段から第
2の変速段への変速に際して、解放されるべき第
2摩擦要素への油圧を制御することにより変速中
のトルク伝達を第2摩擦要素で保持させることが
可能となり、変速中の出力軸のトルク変動をゆる
やかに且つ少なくして、変速シヨツクを軽減する
ことができる。
しかも、歯車変速機構の回転要素の回転速度が
第1変速段に相当する回転速度からずれる有効な
変速の開始時点から、同回転速度が第2変速段に
相当する回転速度に一致する有効変速の終了時点
まで、第2摩擦要素への油圧を有効変速開始時点
における油圧値から所定の変化速度をもつて徐々
に増加させるので、変速終期において第2摩擦要
素のトルク容量が増加されて出力軸トルクが増加
し、第2変速段が達成されたときの出力軸トルク
との差が小さくなる。このため、変速終期におけ
る出力軸トルクの変動がさらに小さくなり、変速
シヨツクをさらに軽減することができる。
〔実施例〕
本発明にかかる油圧制御装置の一実施例を第1
図乃至第4図により詳細に説明する。
本発明の一実施例では、上述した従来構造に加
えて、上記キツクダウンドラム34の回転速度を
検出するための回転速度検出装置60及び上記出
力軸33の回転速度を検出することにより車両走
行速度を検出する車速検出装置61が設けられ、
両検出装置60,61からの信号が上記電子制御
装置54へ入力されている。
次に、第3図に示すフローチヤート及び第4図
に示す特性線図に従つて上記構成における第2速
から第1速への変速時の制御態様を説明する。
従来公知のセレクトレバーを第1速固定位置に
移動していない状態において車両の走行状態に応
じて、従来と同様の制御方式により第2速から第
1速への変速指令が電子制御装置54から発せら
れると、1−2シフト弁37を第2速位置に保持
したまま、第4図bに実線で示す如く、電磁弁5
5のデユーテイ率を時間に関して所定の傾斜角α
で、即ち所定の変化速度で上昇させる。つまり、
油路51内の制御油圧を低下させることにより、
油路41から1−2シフト弁37、油路38を介
してキツクダウンサーボ36へ供給されているラ
イン圧を所定の変化速度をもつて低減させるので
ある。ライン圧が次第に低下すると、キツクダウ
ンブレーキ23のキツクダウンドラム34に対す
る係合が徐々に解放され、ついには両者間にすべ
りが生じて、第4図aに示す如く、同キツクダウ
ンドラム34が回転を始める。(即ち、第2速に
相当する回転速度=0rpmからずれる)有効な変
速が開始される。上記回転速度検出装置60によ
りキツクダウンドラム34の回転開始、即ち上記
有効変速の開始が検出されると、電磁弁55のデ
ユーテイ率を同有効変速開始時点におけるデユー
テイ率から時間に関して所定の傾斜角βで、即ち
所定の変化速度で徐々に下降させて(第4図b)
キツクダウンサーボ36へ供給されているライン
圧を所定の変化速度をもつて徐々に増加させる。
ただし、このライン圧の増加はキツクダウンドラ
ム34の回転速度を低下または停止させてしまう
ほどのものではなく、キツクダウンブレーキ23
とキツクダウンドラム34との間のすべりが継続
されて、同キツクダウンドラム34の回転速度は
第1速に相当する回転速度に向つて徐々に増加す
るものである。(第4図a) この制御により、第4図cに示す如く、変速開
始直後の出力軸33のトルク変動を緩やかにする
とともに、変速中のトルク伝達をキツクダウンブ
レーキ23で保持させて出力軸33のトルク低下
を小さくし、さらには有効変速の後期において同
トルクを増加させることができる。
次に、変速開始時における上記車速検出装置6
1によつて検出された車両速度と第1速の変速比
から予め演算された第1速に相当するキツクダウ
ンドラム回転速度に、上記キツクダウンドラム3
4の回転速度が達すると、即ち上記有効変速の終
了が検出されると、第4図bに実線で示す如く、
電磁弁55のデユーテイ率を同有効変速終了時点
におけるデユーテイ率から再び上昇させて、キツ
クダウンサーボ36への油圧を低下させる。この
場合のデユーテイ率の上昇速度(油圧の低下速
度)は、所定時間内に所定のデユーテイ率まで到
達できるように、上記有効変速終了時点のデユー
テイ率と所定のデユーテイ率との差を上記所定時
間で割つた値とする。
この制御を実行することにより、キツクダウン
サーボ36内の油圧が徐々に排出され、キツクダ
ウンブレーキ23による伝達トルクの保持が徐々
に減少されるとともにワンウエイクラツチ25に
よる伝達トルクの保持へ緩やかに移行されるの
で、変速終期における出力軸トルクの上昇を緩や
かにすることができる。(第4図c) そして、上記有効変速終了時点から上記所定時
間が経過されると、キツクダウンサーボ36内の
油圧を0Kg/cm2とするように排出すべく電磁弁5
5のデユーテイ率を100%とし、最後にシフト制
御弁40の両電磁弁43,44を励磁してスプー
ル47を第2図に示す第1速位置とすることによ
り1−2シフト弁37を第1速位置へ移動させて
変速が終了される。
上述の如く、第2速から第1速への変速に際し
て1−2シフト弁37を第2速側に保持したまま
キツクダウンサーボ36への油圧を制御すれば、
キツクダウンブレーキ23の解放が徐々に行われ
るとともに伝達トルクの保持がキツクダウンブレ
ーキ23からワンウエイクラツチ25へスムーズ
に移行されるので、出力軸トルクの変速初期にお
ける急激な低下、変速中における低下及び変速終
期における急激な上昇が抑制でき、しかも有効変
速の後期において出力軸トルクが増加されて変速
後の出力軸トルクとの差が少なくなり、第4図c
に実線で示す如く、出力軸トルクの変動幅を極め
て小さくできるとともにトルク変動の変化率も緩
やかにできて変速シヨツクを大幅に軽減すること
が可能となる。
なお、上述の如く、有効変速中にキツクダウン
サーボ36への油圧を徐々に増加させれば、出力
軸トルクが徐々に増加されて変速後の出力軸トル
クとの差が少なくなり、トルクの変動幅が小さく
なるので、第4図bに鎖線で示す如く、有効変速
終了時点において直ちに電磁弁55のデユーテイ
率を100%としてキツクダウンサーボ36の油圧
を急速に排出しても、即ち有効変速終了後の所定
時間に徐々に油圧を排出する制御を省略しても、
第4図cに鎖線で示す如く、トルク変動の変化率
が多少急激になるが、変速シヨツクは従来のもの
ほど大きくなることはなく、シヨツクの少ないス
ムーズな変速が達成可能である。
また、上記実施例は、本発明を第2速から第1
速へのダウンシフトの制御に適用した場合を示し
たが、本発明は、変速前の変速段が油圧作動の摩
擦要素によつて達成され変速後の変速段がワンウ
エイクラツチのロツク機能によつて達成されるよ
うな変速段間の変速であれば、どのような変速に
も適用可能なものである。
さらに、上記実施例では、有効変速の開始と終
了を検出するためにキツクダウンドラム34の回
転速度を検出するようにしたが、入力軸19の回
転速度を検出するようにしてもよく、同入力軸1
9と略同速度で回転しているものとしてエンジン
11の回転速度を検出するようにしてもよいもの
である。
〔発明の効果〕
本発明によれば、第1及び第2の油圧作動の摩
擦要素の係合により第1の変速段が達成され、上
記第1摩擦要素の係合とワンウエイクラツチのロ
ツク機能とにより第2の変速段が達成される歯車
変速機構を備えた自動変速機において、上記第1
変速段から第2変速段への変速に際して、同変速
が終了するまでシフト弁を上記第2摩擦要素へ油
圧が供給される位置に保持するとともに、この間
電子制御手段によつて上記第2摩擦要素への油圧
を制御して同第2摩擦要素の解放を徐々に行うよ
うにしたので、変速中の出力軸トルクの低下が抑
制されて同トルクの変動幅が小さくなり、変速シ
ヨツクが軽減される。
また、上記トルク変動が急激に発生することを
抑制できるので、変速シヨツクをさらに軽減する
ことができる。
さらに、変速中期において上記第2摩擦要素へ
の油圧を徐々に増加させて同第2摩擦要素で保持
される伝達トルクの容量を増加させ、変速中の出
力軸トルクを増加させるようにしたので、変速中
期から変速後期にかけての出力軸トルクと変速終
了後の出力軸トルクとの差が小さくなつて、変速
終了時におけるトルク変動が小さくなり変速シヨ
ツクをより軽減することができる。
さらにまた、上記歯車変速機構の回転要素の回
転速度を検出して上記変速中における有効な変速
の開始と同有効変速の終了とを検出し、それに応
じて上記第2摩擦要素への油圧の低減と増加を切
換え制御するようにしたので、各期間毎に変速状
態に応じたより適切な油圧制御が可能となつて、
変速シヨツクをより一層軽減することができるも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明が適用される自動変速機のパワ
ートレーンを示す概略構造図、第2図は同自動変
速機の油圧制御装置の主要部を示す油圧回路図、
第3図は本発明一実施例の制御態様を示すフロー
チヤート、第4図は上記実施例における時間に対
するキツクダウンドラム34の回転速度、電磁弁
55のデユーテイ率及び出力軸トルクの各変化特
性を示すグラフである。 11……エンジン、12……クランク軸、21
……リヤクラツチ、23……キツクダウンブレー
キ、25……ワンウエイクラツチ、26……ラビ
ニヨ型遊星歯車機構、32……キヤリア、33…
…出力軸、34……キツクダウンドラム、36…
…キツクダウンサーボ、37……1−2シフト
弁、39……油圧制御弁、40……シフト制御
弁、54……電子制御装置、55……電磁弁、6
0……回転速度検出装置、61……車速検出装
置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 第1及び第2の油圧作動の摩擦要素の係合に
    より第1の変速段が達成され、上記第1摩擦要素
    の係合とワンウエイクラツチのロツク機能により
    第2の変速段が達成される歯車変速機構、上記第
    2摩擦要素への油圧の給排を切り換えるシフト
    弁、上記第2摩擦要素への油圧を制御可能な電気
    油圧制御手段、上記シフト弁の切換え制御を行う
    とともに上記電気油圧制御手段へ信号を発するこ
    とにより上記油圧を制御する電子制御手段を備え
    た自動変速機において、上記第1変速段から第2
    変速段への変速に際し、同変速が終了するまで上
    記シフト弁を上記第2摩擦要素へ油圧が供給され
    る位置に保持するとともに、上記変速の初期には
    上記第2摩擦要素への油圧を低減させて同第2摩
    擦要素にすべりを生じさせ、変速中期には上記す
    べりが継続される程度に上記油圧を徐々に増加さ
    せ、変速後期には上記油圧を再び低減させるよう
    に上記電子制御装置で制御することを特徴とする
    自動変速機の油圧制御装置 2 第1及び第2の油圧作動の摩擦要素の係合に
    より第1の変速段が達成され、上記第1摩擦要素
    の係合とワンウエイクラツチのロツク機能により
    第2の変速段が達成される歯車変速機構、上記第
    2摩擦要素への油圧の給排を切り換えるシフト
    弁、上記第2摩擦要素への油圧を制御可能な電気
    油圧制御手段、上記シフト弁の切換え制御を行う
    とともに上記電気油圧制御手段へ信号を発するこ
    とにより上記油圧を制御する電子制御手段、上記
    歯車変速機構の回転要素の回転速度を検出し同回
    転速度に応じた電気信号を上記電子制御手段へ供
    給する速度検出手段を備えた自動変速機におい
    て、上記第1変速段から第2変速段への変速に際
    し、同変速が終了するまで上記シフト弁を上記第
    2摩擦要素へ油圧が供給される位置に保持すると
    ともに、上記回転要素の回転速度が第1変速段に
    相当する回転速度からずれる有効な変速の開始時
    点と上記回転要素の回転速度が上記第2変速段に
    相当する回転速度に一致する上記有効変速の終了
    時点とを検出して、上記有効変速開始前の期間で
    は上記第2摩擦要素への油圧を所定の変化速度を
    もつて低減させて同第2摩擦要素にすべりを生じ
    させ、上記有効変速開始から有効変速終了時点ま
    での期間では上記すべりが継続される程度に上記
    油圧を有効変速開始時点における油圧値から所定
    の変化速度をもつて徐々に増加させ、有効変速終
    了後は上記油圧を再び低減させるように上記電子
    制御手段で制御することを特徴とする自動変速機
    の油圧制御装置 3 上記有効変速終了後に、上記油圧を所定の変
    化速度をもつて低減させることを特徴とする特許
    請求の範囲第2項に記載の自動変速機の油圧制御
    装置 4 上記有効変速終了時点から所定時間上記油圧
    を所定の変化速度をもつて低減させ、上記所定時
    間経過後に上記油圧を0Kg/cm2とすべく排出する
    ことを特徴とする特許請求の範囲第2項に記載の
    自動変速機の油圧制御装置 5 上記有効変速終了後、直ちに上記油圧を0
    Kg/cm2とすべく排出することを特徴とする特許請
    求の範囲第2項に記載の自動変速機の油圧制御装
    置 6 上記油圧を0Kg/cm2としたと同時またはそれ
    以後直ちに上記シフト弁を上記第2摩擦要素から
    上記油圧を排出する位置に切り換えることを特徴
    とする特許請求の範囲第4項または第5項に記載
    の自動変速機の油圧制御装置。
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