JPH0561032A - 液晶表示装置 - Google Patents
液晶表示装置Info
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- JPH0561032A JPH0561032A JP3245219A JP24521991A JPH0561032A JP H0561032 A JPH0561032 A JP H0561032A JP 3245219 A JP3245219 A JP 3245219A JP 24521991 A JP24521991 A JP 24521991A JP H0561032 A JPH0561032 A JP H0561032A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 液晶表示パネルの表示面側に視野角拡大板を
配置した液晶表示装置において、コントラストを高くす
る。 【構成】 液晶表示パネル1の表示面側には、頭部21
aを円弧状の凸面とされた多数の透明薄板21をその厚
さ方向に重ね合わせて板状とし、かつ透明薄板21間に
隔離膜22を設けた構造の視野角拡大板5が配置されて
いる。そして、各透明薄板21が光ファイバの如き機能
を果たすと共にその頭部21aの円弧状の凸面が視野角
拡大機能を果たし、例えば実線あるいは点線の矢印で示
すように、反射用の隔離膜22で反射された光が透明薄
板21の頭部21aの円弧状の凸面から出射され、透明
薄板21の厚さ方向の視野角が格段に広くなる。また、
すりガラスの如き光散乱板を用いていないので、画像が
白色化することがなく、コントラストを高くすることが
できる。
配置した液晶表示装置において、コントラストを高くす
る。 【構成】 液晶表示パネル1の表示面側には、頭部21
aを円弧状の凸面とされた多数の透明薄板21をその厚
さ方向に重ね合わせて板状とし、かつ透明薄板21間に
隔離膜22を設けた構造の視野角拡大板5が配置されて
いる。そして、各透明薄板21が光ファイバの如き機能
を果たすと共にその頭部21aの円弧状の凸面が視野角
拡大機能を果たし、例えば実線あるいは点線の矢印で示
すように、反射用の隔離膜22で反射された光が透明薄
板21の頭部21aの円弧状の凸面から出射され、透明
薄板21の厚さ方向の視野角が格段に広くなる。また、
すりガラスの如き光散乱板を用いていないので、画像が
白色化することがなく、コントラストを高くすることが
できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は液晶テレビ等で用いら
れる液晶表示装置に関する。
れる液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶テレビ等で用いられる液晶表示装置
は、一般に、液晶表示パネル(液晶セル)の表裏両面に
偏光板が配置され、その裏面側にバックライトまたは反
射板が配置された構造となっている。このような液晶表
示装置には、視野角の拡大を図るために、液晶表示パネ
ルの表面(表示面)側に視野角拡大板を配置したものも
ある。この場合、視野角拡大板として、すりガラスから
なる光散乱板あるいは光ファイバを短く切ったものを多
数束ねて板状としたものが用いられている。
は、一般に、液晶表示パネル(液晶セル)の表裏両面に
偏光板が配置され、その裏面側にバックライトまたは反
射板が配置された構造となっている。このような液晶表
示装置には、視野角の拡大を図るために、液晶表示パネ
ルの表面(表示面)側に視野角拡大板を配置したものも
ある。この場合、視野角拡大板として、すりガラスから
なる光散乱板あるいは光ファイバを短く切ったものを多
数束ねて板状としたものが用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
このような液晶表示装置では、すりガラスからなる光散
乱板を用いる場合、光散乱板の表面が不均一な凹凸面で
あるので、画素ごとに出射光の屈折が相違し、このため
画像が白色化してしまい、ひいてはコントラストが極度
に低下するという問題があり、一方、光ファイバを短く
切ったものを多数束ねて板状としたものを用いる場合、
光ファイバが丸棒状であるので、束ねにくく、このため
生産性が悪いという問題があった。この発明の目的は、
コントラストを高くすることができ、また生産性の向上
を図ることのできる液晶表示装置を提供することにあ
る。
このような液晶表示装置では、すりガラスからなる光散
乱板を用いる場合、光散乱板の表面が不均一な凹凸面で
あるので、画素ごとに出射光の屈折が相違し、このため
画像が白色化してしまい、ひいてはコントラストが極度
に低下するという問題があり、一方、光ファイバを短く
切ったものを多数束ねて板状としたものを用いる場合、
光ファイバが丸棒状であるので、束ねにくく、このため
生産性が悪いという問題があった。この発明の目的は、
コントラストを高くすることができ、また生産性の向上
を図ることのできる液晶表示装置を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
液晶表示パネルの表示面側に、頭部を円弧状の凸面とさ
れた多数の透明薄板をその厚さ方向に重ね合わせて板状
とした視野角拡大板を配置したものである。請求項6記
載の発明は、液晶表示パネルの表示面側に、頭部を円弧
状の凸面とされた多数の透明薄板をその厚さ方向に重ね
合わせて板状とした2枚の視野角拡大板を互いに直交さ
せて重ね合わせた状態で配置したものである。
液晶表示パネルの表示面側に、頭部を円弧状の凸面とさ
れた多数の透明薄板をその厚さ方向に重ね合わせて板状
とした視野角拡大板を配置したものである。請求項6記
載の発明は、液晶表示パネルの表示面側に、頭部を円弧
状の凸面とされた多数の透明薄板をその厚さ方向に重ね
合わせて板状とした2枚の視野角拡大板を互いに直交さ
せて重ね合わせた状態で配置したものである。
【0005】
【作用】この発明によれば、頭部を円弧状の凸面とされ
た多数の透明薄板をその厚さ方向に重ね合わせて板状と
した視野角拡大板を用いているので、各透明薄板が光フ
ァイバの如き機能を果たし、透明薄板の厚さ方向の視野
角を格段に広くすることができる。また、光散乱板を用
いていないため、画像が白色化することがなく、コント
ラストを高くすることができ、また透明薄板が文字通り
薄板であるので、重ね合わせやすく、したがって生産性
の向上を図ることができる。
た多数の透明薄板をその厚さ方向に重ね合わせて板状と
した視野角拡大板を用いているので、各透明薄板が光フ
ァイバの如き機能を果たし、透明薄板の厚さ方向の視野
角を格段に広くすることができる。また、光散乱板を用
いていないため、画像が白色化することがなく、コント
ラストを高くすることができ、また透明薄板が文字通り
薄板であるので、重ね合わせやすく、したがって生産性
の向上を図ることができる。
【0006】
【実施例】図1および図2はこの発明の一実施例におけ
る液晶表示装置の要部を示したものである。この液晶表
示装置では、液晶表示パネル(液晶セル)1の表裏両面
に偏光板2、3が配置され、裏面側にバックライト4が
配置され、表面(表示面)側に視野角拡大板5が配置さ
れた構造となっている。このうち液晶表示パネル1は、
2枚の透明電極基板11、12の間に液晶13が封入さ
れた構造となっている。視野角拡大板5は、アクリル樹
脂等からなる多数の透明薄板21を1枚ごとに隔離膜2
2を介在させて密着接合した構造を有する。各透明薄板
21は、頭部21aが円弧状の凸面とされ、この頭部2
1aに対向する底部21bは鏡面状の平坦面となってい
る。また、長手方向に沿う一対の側部21c、21dも
鏡面とされている。隔離膜22は、各透明薄板21に入
射された画像が隣接する透明薄板21に入射されないよ
うに遮断するためのものであり、薄いシートまたは薄膜
によって形成される。具体的には、白色または黒色の紙
や樹脂シートとすることもできるが、側部21c、21
dに映る鏡面像を効果的に反射するために金属反射膜と
することが望ましい。このような金属反射膜は、アルミ
ニウム、ニッケル、銀等を用いて、メッキ、塗装、印刷
等種々の方法により形成することが可能であるが、能率
的な方法として、真空蒸着やスパッタ等の物理蒸着法が
推奨される。この場合、金属反射膜は各透明薄板21の
両方の側部21c、21dに形成してもよいが、一方の
側部21cまたは21dのみに形成してもよい。各透明
薄板21を密着して視野角拡大板5を得るには、側部2
1c、21dに金属反射膜等の隔離膜22が形成された
各透明薄板21を底部21bが一平面を形成するように
密着して、接着剤等により接着すればよい。接着によら
ず、バンドにより束ねるとか、枠体等に収納し、ゴム等
の弾性体で弾圧する等、圧接によってもよい。また、各
透明薄板21を底部21bは最初は鏡面状としておか
ず、密着接合後に、全面を研磨して鏡面にすることも能
率的な方法である。但し、側部21c、21dは、密着
接合する前に鏡面としておく必要がある。透明薄板21
の寸法は、一例として、長さLが液晶表示パネル1の大
きさに対応して80mm、高さHが4mm、厚さTが
0.3〜2.0mmとなっている。透明薄板21の厚さ
Tは、画素ドットのピッチ0.1〜0.2mm程度と同
じかそれ以下としてもよいが、画素ドットのピッチより
も大きくすると、製造しやすく、安価とすることができ
る。透明薄板21の円弧状の凸面は、厚さTに対して、
1/2T〜2T程度の半径の真円の凸面となっている。
る液晶表示装置の要部を示したものである。この液晶表
示装置では、液晶表示パネル(液晶セル)1の表裏両面
に偏光板2、3が配置され、裏面側にバックライト4が
配置され、表面(表示面)側に視野角拡大板5が配置さ
れた構造となっている。このうち液晶表示パネル1は、
2枚の透明電極基板11、12の間に液晶13が封入さ
れた構造となっている。視野角拡大板5は、アクリル樹
脂等からなる多数の透明薄板21を1枚ごとに隔離膜2
2を介在させて密着接合した構造を有する。各透明薄板
21は、頭部21aが円弧状の凸面とされ、この頭部2
1aに対向する底部21bは鏡面状の平坦面となってい
る。また、長手方向に沿う一対の側部21c、21dも
鏡面とされている。隔離膜22は、各透明薄板21に入
射された画像が隣接する透明薄板21に入射されないよ
うに遮断するためのものであり、薄いシートまたは薄膜
によって形成される。具体的には、白色または黒色の紙
や樹脂シートとすることもできるが、側部21c、21
dに映る鏡面像を効果的に反射するために金属反射膜と
することが望ましい。このような金属反射膜は、アルミ
ニウム、ニッケル、銀等を用いて、メッキ、塗装、印刷
等種々の方法により形成することが可能であるが、能率
的な方法として、真空蒸着やスパッタ等の物理蒸着法が
推奨される。この場合、金属反射膜は各透明薄板21の
両方の側部21c、21dに形成してもよいが、一方の
側部21cまたは21dのみに形成してもよい。各透明
薄板21を密着して視野角拡大板5を得るには、側部2
1c、21dに金属反射膜等の隔離膜22が形成された
各透明薄板21を底部21bが一平面を形成するように
密着して、接着剤等により接着すればよい。接着によら
ず、バンドにより束ねるとか、枠体等に収納し、ゴム等
の弾性体で弾圧する等、圧接によってもよい。また、各
透明薄板21を底部21bは最初は鏡面状としておか
ず、密着接合後に、全面を研磨して鏡面にすることも能
率的な方法である。但し、側部21c、21dは、密着
接合する前に鏡面としておく必要がある。透明薄板21
の寸法は、一例として、長さLが液晶表示パネル1の大
きさに対応して80mm、高さHが4mm、厚さTが
0.3〜2.0mmとなっている。透明薄板21の厚さ
Tは、画素ドットのピッチ0.1〜0.2mm程度と同
じかそれ以下としてもよいが、画素ドットのピッチより
も大きくすると、製造しやすく、安価とすることができ
る。透明薄板21の円弧状の凸面は、厚さTに対して、
1/2T〜2T程度の半径の真円の凸面となっている。
【0007】この液晶表示装置では、頭部を円弧状の凸
面とされた多数の透明薄板21をその厚さ方向に重ね合
わせて板状とし、かつ隣接する透明薄板21の間および
両側の透明薄板21の外側面に隔離膜22を設けた構造
の視野角拡大板5を用いているので、各透明薄板21が
光ファイバの如き機能を果たし、例えば図2において実
線あるいは点線の矢印で示すように、反射用の隔離膜2
2で反射された光が透明薄板21の円弧状の凸面から出
射され、このため透明薄板21の厚さ方向の視野角を格
段に広くすることができる。この場合、各透明薄板21
に入射され、側部21c、21dで反射された画像は、
隔離膜22で隣接する透明薄板21と隔離されるので、
鮮明に視認することができる。隔離膜22が金属反射膜
である場合は、側部21c、21dによる反射画像がよ
り鮮明となる。また、光散乱板を用いていないので、画
像が白色化することがなく、コントラストを高くするこ
とができる。さらに、透明薄板21が文字通り薄板であ
るので、重ね合わせやすく、したがって生産性の向上を
図ることができる。
面とされた多数の透明薄板21をその厚さ方向に重ね合
わせて板状とし、かつ隣接する透明薄板21の間および
両側の透明薄板21の外側面に隔離膜22を設けた構造
の視野角拡大板5を用いているので、各透明薄板21が
光ファイバの如き機能を果たし、例えば図2において実
線あるいは点線の矢印で示すように、反射用の隔離膜2
2で反射された光が透明薄板21の円弧状の凸面から出
射され、このため透明薄板21の厚さ方向の視野角を格
段に広くすることができる。この場合、各透明薄板21
に入射され、側部21c、21dで反射された画像は、
隔離膜22で隣接する透明薄板21と隔離されるので、
鮮明に視認することができる。隔離膜22が金属反射膜
である場合は、側部21c、21dによる反射画像がよ
り鮮明となる。また、光散乱板を用いていないので、画
像が白色化することがなく、コントラストを高くするこ
とができる。さらに、透明薄板21が文字通り薄板であ
るので、重ね合わせやすく、したがって生産性の向上を
図ることができる。
【0008】なお、上記実施例では、液晶表示パネル1
の表示面側に1枚の視野角拡大板5を配置し、この視野
角拡大板5を構成する透明薄板21の厚さ方向の視野角
を広くしているが、これに限定されるものではない。例
えば、図3に示すように、液晶表示パネル1の表示面側
に、表面を円弧状の凸面とされた多数の透明薄板21、
23をその厚さ方向に重ね合わせて板状とし、かつ隣接
する透明薄板21、23の間および両側の透明薄板2
1、23の外側面に隔離膜22、24を設けた構造の2
枚の視野角拡大板5、6を互いに直交させて重ね合わせ
た状態で配置した構成としてもよい。このようにする
と、下側の視野角拡大板5によって左右方向の視野角を
広くすることができると共に、上側の視野角拡大板6に
よって上下方向の視野角を広くすることができる。
の表示面側に1枚の視野角拡大板5を配置し、この視野
角拡大板5を構成する透明薄板21の厚さ方向の視野角
を広くしているが、これに限定されるものではない。例
えば、図3に示すように、液晶表示パネル1の表示面側
に、表面を円弧状の凸面とされた多数の透明薄板21、
23をその厚さ方向に重ね合わせて板状とし、かつ隣接
する透明薄板21、23の間および両側の透明薄板2
1、23の外側面に隔離膜22、24を設けた構造の2
枚の視野角拡大板5、6を互いに直交させて重ね合わせ
た状態で配置した構成としてもよい。このようにする
と、下側の視野角拡大板5によって左右方向の視野角を
広くすることができると共に、上側の視野角拡大板6に
よって上下方向の視野角を広くすることができる。
【0009】また、上記実施例では、透明薄板21の円
弧状の凸面を真円の凸面としているが、これに限定され
るものではなく、例えば楕円の凸面や放物線状の凸面等
としてもよく、また真円の凸面、楕円の凸面、放物線状
の凸面等の各種の凸面を組合わせた複合的な凸面として
もよい。この場合、各透明薄板21の円弧状の凸面形状
を、該透明薄板21の側部21c、21dで得られる鏡
像が隣接する透明薄板21に入射される光に対して十分
識別可能であるように構成すれば、隔離膜22を省略す
ることも可能である。さらに、透明薄板21はすべて同
一の高さにしているが、両端側のものを中央のものより
も背の低い高さとなして、頭部側において、中央部が盛
り上がった傾斜状としてもよい。
弧状の凸面を真円の凸面としているが、これに限定され
るものではなく、例えば楕円の凸面や放物線状の凸面等
としてもよく、また真円の凸面、楕円の凸面、放物線状
の凸面等の各種の凸面を組合わせた複合的な凸面として
もよい。この場合、各透明薄板21の円弧状の凸面形状
を、該透明薄板21の側部21c、21dで得られる鏡
像が隣接する透明薄板21に入射される光に対して十分
識別可能であるように構成すれば、隔離膜22を省略す
ることも可能である。さらに、透明薄板21はすべて同
一の高さにしているが、両端側のものを中央のものより
も背の低い高さとなして、頭部側において、中央部が盛
り上がった傾斜状としてもよい。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、頭部を円弧状の凸面とされた多数の透明薄板をその
厚さ方向に重ね合わせて板状とした視野角拡大板を用い
ているので、透明薄板の厚さ方向の視野角を格段に広く
することができる上、画像の白色化を防いでコントラス
トを高くすることができ、また生産性の向上を図ること
ができる。
ば、頭部を円弧状の凸面とされた多数の透明薄板をその
厚さ方向に重ね合わせて板状とした視野角拡大板を用い
ているので、透明薄板の厚さ方向の視野角を格段に広く
することができる上、画像の白色化を防いでコントラス
トを高くすることができ、また生産性の向上を図ること
ができる。
【図1】この発明の一実施例における液晶表示装置の要
部の斜視図。
部の斜視図。
【図2】同液晶表示装置の一部の断面図。
【図3】この発明の他の実施例における液晶表示装置の
要部の斜視図。
要部の斜視図。
1 液晶表示パネル 2、3 偏光板 4 バックライト 5、6 視野角拡大板 21、23 透明薄板 22、24 隔離膜
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年10月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 液晶表示装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は液晶テレビ等で用いら
れる液晶表示装置に関する。
れる液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶テレビ等で用いられる液晶表示装置
は、一般に、液晶表示パネル(液晶セル)の表裏両面に
偏光板が配置され、その裏面側にバックライトまたは反
射板が配置された構造となっている。このような液晶表
示装置には、視野角の拡大を図るために、液晶表示パネ
ルの表面(表示面)側に視野角拡大板を配置したものも
ある。この場合、視野角拡大板として、すりガラスから
なる光散乱板が用いられている。
は、一般に、液晶表示パネル(液晶セル)の表裏両面に
偏光板が配置され、その裏面側にバックライトまたは反
射板が配置された構造となっている。このような液晶表
示装置には、視野角の拡大を図るために、液晶表示パネ
ルの表面(表示面)側に視野角拡大板を配置したものも
ある。この場合、視野角拡大板として、すりガラスから
なる光散乱板が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
このような液晶表示装置では、すりガラスからなる光散
乱板の表面が不均一な凹凸面であるので、画素ごとに出
射光の屈折が相違し、このため画像が白色化してしま
い、ひいてはコントラストが極度に低下するという問題
があった。この発明の目的は、コントラストを高くする
ことのできる液晶表示装置を提供することにある。
このような液晶表示装置では、すりガラスからなる光散
乱板の表面が不均一な凹凸面であるので、画素ごとに出
射光の屈折が相違し、このため画像が白色化してしま
い、ひいてはコントラストが極度に低下するという問題
があった。この発明の目的は、コントラストを高くする
ことのできる液晶表示装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
液晶表示パネルの表示面側に、頭部を円弧状の凸面とさ
れた多数の透明薄板をその厚さ方向に重ね合わせて板状
とした視野角拡大板を配置したものである。請求項6記
載の発明は、液晶表示パネルの表示面側に、頭部を円弧
状の凸面とされた多数の透明薄板をその厚さ方向に重ね
合わせて板状とした2枚の視野角拡大板を互いに直交さ
せて重ね合わせた状態で配置したものである。
液晶表示パネルの表示面側に、頭部を円弧状の凸面とさ
れた多数の透明薄板をその厚さ方向に重ね合わせて板状
とした視野角拡大板を配置したものである。請求項6記
載の発明は、液晶表示パネルの表示面側に、頭部を円弧
状の凸面とされた多数の透明薄板をその厚さ方向に重ね
合わせて板状とした2枚の視野角拡大板を互いに直交さ
せて重ね合わせた状態で配置したものである。
【0005】
【作用】この発明によれば、頭部を円弧状の凸面とされ
た多数の透明薄板をその厚さ方向に重ね合わせて板状と
した視野角拡大板を用いているので、各透明薄板が光フ
ァイバの如き機能を果たすと共にその頭部の円弧状の凸
面が視野角拡大機能を果たし、透明薄板の厚さ方向の視
野角を格段に広くすることができる。また、すりガラス
の如き光散乱板を用いていないため、画像が白色化する
ことがなく、コントラストを高くすることができる。
た多数の透明薄板をその厚さ方向に重ね合わせて板状と
した視野角拡大板を用いているので、各透明薄板が光フ
ァイバの如き機能を果たすと共にその頭部の円弧状の凸
面が視野角拡大機能を果たし、透明薄板の厚さ方向の視
野角を格段に広くすることができる。また、すりガラス
の如き光散乱板を用いていないため、画像が白色化する
ことがなく、コントラストを高くすることができる。
【0006】
【実施例】図1および図2はこの発明の一実施例におけ
る液晶表示装置の要部を示したものである。この液晶表
示装置では、液晶表示パネル(液晶セル)1の表裏両面
に偏光板2、3が配置され、裏面側にバックライト4が
配置され、表面(表示面)側に視野角拡大板5が配置さ
れた構造となっている。このうち液晶表示パネル1は、
2枚の透明電極基板11、12の間に液晶13が封入さ
れた構造となっている。視野角拡大板5は、アクリル樹
脂等からなる多数の透明薄板21を1枚ごとに隔離膜2
2を介在させて密着接合した構造を有する。各透明薄板
21は、頭部21aが円弧状の凸面とされ、この頭部2
1aに対向する底部21bは鏡面状の平坦面となってい
る。また、長手方向に沿う一対の側部21c、21dも
鏡面とされている。隔離膜22は、各透明薄板21に入
射された画像が隣接する透明薄板21に入射されないよ
うに遮断するためのものであり、薄いシートまたは薄膜
によって形成される。具体的には、白色または黒色の紙
や樹脂シートとすることもできるが、側部21c、21
dに映る鏡面像を効果的に反射するために金属反射膜と
することが望ましい。このような金属反射膜は、アルミ
ニウム、ニッケル、銀等を用いて、メッキ、塗装、印刷
等種々の方法により形成することが可能であるが、能率
的な方法として、真空蒸着やスパッタ等の物理蒸着法が
推奨される。この場合、金属反射膜は各透明薄板21の
両方の側部21c、21dに形成してもよいが、一方の
側部21cまたは21dのみに形成してもよい。各透明
薄板21を密着して視野角拡大板5を得るには、側部2
1c、21dに金属反射膜等の隔離膜22が形成された
各透明薄板21を底部21bが一平面を形成するように
密着して、接着剤等により接着すればよい。接着によら
ず、バンドにより束ねるとか、枠体等に収納し、ゴム等
の弾性体で弾圧する等、圧接によってもよい。また、各
透明薄板21を底部21bは最初は鏡面状としておか
ず、密着接合後に、全面を研磨して鏡面にすることも能
率的な方法である。但し、側部21c、21dは、密着
接合する前に鏡面としておく必要がある。透明薄板21
の寸法は、一例として、長さLが液晶表示パネル1の大
きさに対応して80mm、高さHが4mm、厚さTが
0.3〜2.0mmとなっている。透明薄板21の厚さ
Tは、画素ドットのピッチ0.1〜0.2mm程度と同
じかそれ以下としてもよいが、画素ドットのピッチより
も大きくすると、製造しやすく、安価とすることができ
る。透明薄板21の円弧状の凸面は、厚さTに対して、
1/2T〜2T程度の半径の真円の凸面となっている。
る液晶表示装置の要部を示したものである。この液晶表
示装置では、液晶表示パネル(液晶セル)1の表裏両面
に偏光板2、3が配置され、裏面側にバックライト4が
配置され、表面(表示面)側に視野角拡大板5が配置さ
れた構造となっている。このうち液晶表示パネル1は、
2枚の透明電極基板11、12の間に液晶13が封入さ
れた構造となっている。視野角拡大板5は、アクリル樹
脂等からなる多数の透明薄板21を1枚ごとに隔離膜2
2を介在させて密着接合した構造を有する。各透明薄板
21は、頭部21aが円弧状の凸面とされ、この頭部2
1aに対向する底部21bは鏡面状の平坦面となってい
る。また、長手方向に沿う一対の側部21c、21dも
鏡面とされている。隔離膜22は、各透明薄板21に入
射された画像が隣接する透明薄板21に入射されないよ
うに遮断するためのものであり、薄いシートまたは薄膜
によって形成される。具体的には、白色または黒色の紙
や樹脂シートとすることもできるが、側部21c、21
dに映る鏡面像を効果的に反射するために金属反射膜と
することが望ましい。このような金属反射膜は、アルミ
ニウム、ニッケル、銀等を用いて、メッキ、塗装、印刷
等種々の方法により形成することが可能であるが、能率
的な方法として、真空蒸着やスパッタ等の物理蒸着法が
推奨される。この場合、金属反射膜は各透明薄板21の
両方の側部21c、21dに形成してもよいが、一方の
側部21cまたは21dのみに形成してもよい。各透明
薄板21を密着して視野角拡大板5を得るには、側部2
1c、21dに金属反射膜等の隔離膜22が形成された
各透明薄板21を底部21bが一平面を形成するように
密着して、接着剤等により接着すればよい。接着によら
ず、バンドにより束ねるとか、枠体等に収納し、ゴム等
の弾性体で弾圧する等、圧接によってもよい。また、各
透明薄板21を底部21bは最初は鏡面状としておか
ず、密着接合後に、全面を研磨して鏡面にすることも能
率的な方法である。但し、側部21c、21dは、密着
接合する前に鏡面としておく必要がある。透明薄板21
の寸法は、一例として、長さLが液晶表示パネル1の大
きさに対応して80mm、高さHが4mm、厚さTが
0.3〜2.0mmとなっている。透明薄板21の厚さ
Tは、画素ドットのピッチ0.1〜0.2mm程度と同
じかそれ以下としてもよいが、画素ドットのピッチより
も大きくすると、製造しやすく、安価とすることができ
る。透明薄板21の円弧状の凸面は、厚さTに対して、
1/2T〜2T程度の半径の真円の凸面となっている。
【0007】この液晶表示装置では、頭部21aを円弧
状の凸面とされた多数の透明薄板21をその厚さ方向に
重ね合わせて板状とし、かつ隣接する透明薄板21の間
および両側の透明薄板21の外側面に隔離膜22を設け
た構造の視野角拡大板5を用いているので、各透明薄板
21が光ファイバの如き機能を果たすと共にその頭部2
1aの円弧状の凸面が視野角拡大機能を果たし、例えば
図2において実線あるいは点線の矢印で示すように、反
射用の隔離膜22で反射された光が透明薄板21の頭部
21aの円弧状の凸面から出射され、このため透明薄板
21の厚さ方向の視野角を格段に広くすることができ
る。この場合、各透明薄板21に入射され、側部21
c、21dで反射された画像は、隔離膜22で隣接する
透明薄板21と隔離されるので、鮮明に視認することが
できる。隔離膜22が金属反射膜である場合は、側部2
1c、21dによる反射画像がより鮮明となる。また、
すりガラスの如き光散乱板を用いていないので、画像が
白色化することがなく、コントラストを高くすることが
できる。
状の凸面とされた多数の透明薄板21をその厚さ方向に
重ね合わせて板状とし、かつ隣接する透明薄板21の間
および両側の透明薄板21の外側面に隔離膜22を設け
た構造の視野角拡大板5を用いているので、各透明薄板
21が光ファイバの如き機能を果たすと共にその頭部2
1aの円弧状の凸面が視野角拡大機能を果たし、例えば
図2において実線あるいは点線の矢印で示すように、反
射用の隔離膜22で反射された光が透明薄板21の頭部
21aの円弧状の凸面から出射され、このため透明薄板
21の厚さ方向の視野角を格段に広くすることができ
る。この場合、各透明薄板21に入射され、側部21
c、21dで反射された画像は、隔離膜22で隣接する
透明薄板21と隔離されるので、鮮明に視認することが
できる。隔離膜22が金属反射膜である場合は、側部2
1c、21dによる反射画像がより鮮明となる。また、
すりガラスの如き光散乱板を用いていないので、画像が
白色化することがなく、コントラストを高くすることが
できる。
【0008】なお、上記実施例では、液晶表示パネル1
の表示面側に1枚の視野角拡大板5を配置し、この視野
角拡大板5を構成する透明薄板21の厚さ方向の視野角
を広くしているが、これに限定されるものではない。例
えば、図3に示すように、液晶表示パネル1の表示面側
に、頭部を円弧状の凸面とされた多数の透明薄板21、
23をその厚さ方向に重ね合わせて板状とし、かつ隣接
する透明薄板21、23の間および両側の透明薄板2
1、23の外側面に隔離膜22、24を設けた構造の2
枚の視野角拡大板5、6を互いに直交させて重ね合わせ
た状態で配置した構成としてもよい。このようにする
と、下側の視野角拡大板5によって左右方向の視野角を
広くすることができると共に、上側の視野角拡大板6に
よって上下方向の視野角を広くすることができる。
の表示面側に1枚の視野角拡大板5を配置し、この視野
角拡大板5を構成する透明薄板21の厚さ方向の視野角
を広くしているが、これに限定されるものではない。例
えば、図3に示すように、液晶表示パネル1の表示面側
に、頭部を円弧状の凸面とされた多数の透明薄板21、
23をその厚さ方向に重ね合わせて板状とし、かつ隣接
する透明薄板21、23の間および両側の透明薄板2
1、23の外側面に隔離膜22、24を設けた構造の2
枚の視野角拡大板5、6を互いに直交させて重ね合わせ
た状態で配置した構成としてもよい。このようにする
と、下側の視野角拡大板5によって左右方向の視野角を
広くすることができると共に、上側の視野角拡大板6に
よって上下方向の視野角を広くすることができる。
【0009】また、上記実施例では、透明薄板21の円
弧状の凸面を真円の凸面としているが、これに限定され
るものではなく、例えば楕円の凸面や放物線状の凸面等
としてもよく、また真円の凸面、楕円の凸面、放物線状
の凸面等の各種の凸面を組合わせた複合的な凸面として
もよい。この場合、各透明薄板21の円弧状の凸面形状
を、該透明薄板21の側部21c、21dで得られる鏡
像が隣接する透明薄板21に入射される光に対して十分
識別可能であるように構成すれば、隔離膜22を省略す
ることも可能である。さらに、透明薄板21はすべて同
一の高さにしているが、両端側のものを中央のものより
も背の低い高さとなして、頭部側において、中央部が盛
り上がった傾斜状としてもよい。
弧状の凸面を真円の凸面としているが、これに限定され
るものではなく、例えば楕円の凸面や放物線状の凸面等
としてもよく、また真円の凸面、楕円の凸面、放物線状
の凸面等の各種の凸面を組合わせた複合的な凸面として
もよい。この場合、各透明薄板21の円弧状の凸面形状
を、該透明薄板21の側部21c、21dで得られる鏡
像が隣接する透明薄板21に入射される光に対して十分
識別可能であるように構成すれば、隔離膜22を省略す
ることも可能である。さらに、透明薄板21はすべて同
一の高さにしているが、両端側のものを中央のものより
も背の低い高さとなして、頭部側において、中央部が盛
り上がった傾斜状としてもよい。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、頭部を円弧状の凸面とされた多数の透明薄板をその
厚さ方向に重ね合わせて板状とした視野角拡大板を用い
ているので、透明薄板の厚さ方向の視野角を格段に広く
することができる上、画像の白色化を防いでコントラス
トを高くすることができる。
ば、頭部を円弧状の凸面とされた多数の透明薄板をその
厚さ方向に重ね合わせて板状とした視野角拡大板を用い
ているので、透明薄板の厚さ方向の視野角を格段に広く
することができる上、画像の白色化を防いでコントラス
トを高くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例における液晶表示装置の要
部の斜視図。
部の斜視図。
【図2】同液晶表示装置の一部の断面図。
【図3】この発明の他の実施例における液晶表示装置の
要部の斜視図。
要部の斜視図。
【符号の説明】 1 液晶表示パネル 2、3 偏光板 4 バックライト 5、6 視野角拡大板 21、23 透明薄板 22、24 隔離膜
Claims (6)
- 【請求項1】 液晶表示パネルの表示面側に、頭部を円
弧状の凸面とされた多数の透明薄板をその厚さ方向に重
ね合わせて板状とした視野角拡大板を配置したことを特
徴とする液晶表示装置。 - 【請求項2】 前記透明薄板間に隔離膜を設けたことを
特徴とする請求項1記載の液晶表示装置。 - 【請求項3】 前記隔離膜は金属蒸着膜からなることを
特徴とする請求項2記載の液晶表示装置。 - 【請求項4】 前記透明薄板の厚さは0.3〜2.0m
m程度であることを特徴とする請求項1記載の液晶表示
装置。 - 【請求項5】 前記透明薄板の厚さは画素ドットのピッ
チ以上であることを特徴とする請求項1記載の液晶表示
装置。 - 【請求項6】 液晶表示パネルの表示面側に、頭部を円
弧状の凸面とされた多数の透明薄板をその厚さ方向に重
ね合わせて板状とした2枚の視野角拡大板を互いに直交
させて重ね合わせた状態で配置したことを特徴とする液
晶表示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3245219A JPH0561032A (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | 液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3245219A JPH0561032A (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | 液晶表示装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0561032A true JPH0561032A (ja) | 1993-03-12 |
Family
ID=17130411
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3245219A Pending JPH0561032A (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | 液晶表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0561032A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09288274A (ja) * | 1996-04-23 | 1997-11-04 | Asahi Glass Co Ltd | 液晶表示装置 |
-
1991
- 1991-08-30 JP JP3245219A patent/JPH0561032A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09288274A (ja) * | 1996-04-23 | 1997-11-04 | Asahi Glass Co Ltd | 液晶表示装置 |
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