JPH0561604B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0561604B2 JPH0561604B2 JP57225498A JP22549882A JPH0561604B2 JP H0561604 B2 JPH0561604 B2 JP H0561604B2 JP 57225498 A JP57225498 A JP 57225498A JP 22549882 A JP22549882 A JP 22549882A JP H0561604 B2 JPH0561604 B2 JP H0561604B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens
- axis
- light
- symmetrical
- multilayer film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B13/00—Optical objectives specially designed for the purposes specified below
- G02B13/24—Optical objectives specially designed for the purposes specified below for reproducing or copying at short object distances
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Lenses (AREA)
- Optical Filters (AREA)
Description
技術分野
本発明は複写機、製版機、フアクシミリなどで
画像投影のために用いられるレンズ系に関し、詳
しくは波長選択性の分光特性をもつた、所謂、整
色レンズ系に係わる。 従来技術 従来、複写機では光源から感光体に至る光路中
に色ガラスフイルターや干渉フイルターを挿入し
て感色性を補正する構成が知られていた。しか
し、これらフイルターの挿入は、長波長側で充分
な補正ができない、透過率がさがる、光源に近い
と大きなものが要求されるといつた欠点を惹起す
るものであつた。そのため出願人は特開昭52−
60142号にて光学系のレンズ面或いは反射鏡面に
干渉多層膜を施す提案をした。 本発明は結像レンズ系のレンズ面に干渉多層膜
を施すものであり、前記特開昭52−60142号の技
術をさらに改良発展させたものである。即ち、本
発明者は上記技術をさらに研究した結果、レンズ
系の干渉多層膜を施す面によつて軸上光と軸外光
とで分光特性が異なり、このような角度特性が光
量ムラとなることを発見した。 この角度特性を第1図を用いて原理的に説明す
るに、厚さd屈折率nの薄膜を光が透過する場
合、垂直入射時(第1図A)と斜入射時(第1図
B)とでの光路差は夫々2nd、2ndcosθとなる。
屈折角θは0<θ<π/2であるから斜入射時の光
路差の方が垂直入射時の光路差よりも小さくな
り、これによつて斜入射時の分光特性は垂直入射
時よりも短波長側によることになる。このような
角度特性はレンズ系を大きな画角で使用する複写
機等では特に顕著であり、画質に影響をおよぼす
光量ムラとなる。 目的・要旨 本発明はこのような点に鑑みてなされたもの
で、角度特性の極めて小さい整色レンズ系を提供
することを目的とする。 上述の目的は、複合レンズ系において、干渉多
層膜を曲率半径の大きな複数のレンズ面のうち、
それらのレンズ面に入射する軸外上光線が光軸と
なす角度の小さな面、あるいは、レンズ面から射
出する軸外下光線が光軸となす角度の小さな面に
施すことによつて達成される。 第2図第3図を用いて上述の本発明の原理的説
明をおこなう。第2図はレンズ面への光の入射の
状況をモデル化したもので、AoA′は高さyの物
体である。この物体AoA′からの光線の入射を、
曲率中心O1、曲率半径r1のレンズ面R1と曲率半
径無限大のレンズ面R∞とで比較考察する。尚、
図中PP0P′は入射瞳でありレンズ面R1の曲率中心
O1から距離lの位置にある。 まず、物点A0を発する軸上光を考えるに、レ
ンズ面R1に対する光線の入射角は入射瞳の端部
P又はP′に向う上光線又は下光線がもつとも大き
いのでこの入射角をω0とし、レンズR∞に対す
る同一光線の入射角をθ0とすると、明らかにω0
>θ0である。従つて、軸上光については曲率半径
が大きい程入射角が小さくなり干渉多層膜を施す
上での角度特性が小さくなる。 次に軸外光線について考察するに、物点A′を
発し入射瞳中心P0及び入射瞳端P、P′に向かう
光線A′P0、A′P、A′P′が夫々レンズ面R1に入射
する点をBP、BU、BLとし、夫々の入射角をωP、
ωU、ωLとする。即ち、 ωP=π−∠O1BPA′ ωU=π−∠O1BUA′ ωL=π−∠O1BLA′ である。 また、光線A′P0、A′P、A′P′のレンズ面R∞へ
の入射角を夫々θP、θU、θLとする。 軸外主光線A′P0に注目すると、その入射点BP
が直線A′O1とレンズ面R1との交点Pと一致すれ
ば軸外主光線A′P0は垂直入射となり角度特性を
うけない。このことは入射瞳位置にレンズ面R1
の曲率中心O1の位置に配置することを意味する。
入射瞳位置をこの条件に照らして設定することは
一応は可能である。しかし、開口効率を充分に大
きくとる必要のある複写機等の対称型レンズでは
この条件を満たすことは難しい。さらに開口効率
を大きくとると主光線以外の軸外光の影響も大き
くなるので複写機等のレンズ系においては上光線
及び下光線についても考察を必要とする。 第2図に示すように物点A′は光軸の下側にあ
るので軸外光のうち上光線A′Pの入射角ωUの方が
下光線A′P′の入射角ωLより大となる。そこでこ
の上光線A′Pの入射角と軸外主光線の入射角ωU
ωPについてその差(ωU−ωP)を、上記軸外光線
A′P′、A′P0がレンズ面R∞に入射するときの入
射角θU、θPの差(θU−θP)と比較する。(ωU−ωP
)
は、 (ωU−ωP)=(∠BUA′O1+∠BUO1A′) −(∠BPA′O1+∠BPO1A′) =(∠BUA′O1−∠BPA′O1) +(∠BUO1A′+∠BPO1A′) 一方(θU−θP)は、 θU−θP=∠BUA′BP =∠BUA′O1−∠BPA′O1 従つて、 (ωU−ωP)−(θU−θP)=∠BUO1A′−BPO1A′ 上式の右辺は正であるので、 ωU−ωP>θU−θP である。従つて、軸外光についても開口効率を大
きくとる必要のある複写機等のレンズでは曲率半
径か大きい方がよい。 以上から、複写機等のレンズ系では干渉多層膜
をレンズ面に形成する場合曲率半径の大きな面を
選択することが望ましい。 第3図はとびぬけて曲率半径の大きい面が存在
しない場合或いは存在してもその面以外の面に干
渉多層膜を設けたい場合にどの面を選ぶべきかの
説明をおこなうためのものである。このような場
合比較的曲率半径の大きい複数の面から選択する
訳であるが、前記第2図において考察したよう
に、軸外光線中、上光線の入射角が他の光線に比
べて大きい。そこで軸外上光線の入射角とレンズ
面の位置について考える。 第3図において、レンズ面R2に対し、瞳位置
がPA、PB、PCである場合、軸外物点A′を発した
軸外上光線のレンズ面R2への入射角は瞳位置PA、
PB、PCに入射する順に大きくなる。即ち、曲率
半径が比較的近い大きさのときは瞳位置から離れ
た位置のレンズ面を選択するとよい。このことは
言いかえれば軸外上光線の光軸となす角度1、
2、3が小さいレンズ面、即ち、第3図では1
のレンズ面を選択すればよいことになる。尚、対
称型レンズ系では入射する軸外上光線の光軸とな
す角度が最小のレンズ面と対称の位置にあるレン
ズ面に干渉多層膜を設けてもよいが、この場合は
射出する軸外下光線の光軸となす角度が最小とな
る。 以下、実施例によつて具体的に説明する。実施
例は複写機等のレンズ系としてもつとも一般的な
オルソメタータイプのレンズ系のレンズ面に干渉
多層膜を施すものである。 オルソメタータイプのレンズ系とは、第4図に
示すように、4群6枚の対称型複合レンズ系で、
入射光順に第1群が凸面を物体側に向けた正メニ
スカスレンズG1と負メニスカスレンズG2とか
らなる接合レンズ、第2群が凸面を物体側に向け
た正メニスカスレンズG3、第3群が凸面を像側
に向けた正メニスカスレンズG4、第4群が凸面
を像側に向けた正メニスカスレンズG5と負メニ
スカスレンズG6とからなる接合レンズのレンズ
系である。但し、本発明においては第1群と第2
群の接合レンズは必ずしも接合されている必要は
なく分離して使用する場合も含むものとする。ま
た分離面で相対するレンズ面の曲率半径も同一で
ある必要はない。 実施例 1 焦点距離215mmの下記レンズ系に干渉多層膜を
施す。
画像投影のために用いられるレンズ系に関し、詳
しくは波長選択性の分光特性をもつた、所謂、整
色レンズ系に係わる。 従来技術 従来、複写機では光源から感光体に至る光路中
に色ガラスフイルターや干渉フイルターを挿入し
て感色性を補正する構成が知られていた。しか
し、これらフイルターの挿入は、長波長側で充分
な補正ができない、透過率がさがる、光源に近い
と大きなものが要求されるといつた欠点を惹起す
るものであつた。そのため出願人は特開昭52−
60142号にて光学系のレンズ面或いは反射鏡面に
干渉多層膜を施す提案をした。 本発明は結像レンズ系のレンズ面に干渉多層膜
を施すものであり、前記特開昭52−60142号の技
術をさらに改良発展させたものである。即ち、本
発明者は上記技術をさらに研究した結果、レンズ
系の干渉多層膜を施す面によつて軸上光と軸外光
とで分光特性が異なり、このような角度特性が光
量ムラとなることを発見した。 この角度特性を第1図を用いて原理的に説明す
るに、厚さd屈折率nの薄膜を光が透過する場
合、垂直入射時(第1図A)と斜入射時(第1図
B)とでの光路差は夫々2nd、2ndcosθとなる。
屈折角θは0<θ<π/2であるから斜入射時の光
路差の方が垂直入射時の光路差よりも小さくな
り、これによつて斜入射時の分光特性は垂直入射
時よりも短波長側によることになる。このような
角度特性はレンズ系を大きな画角で使用する複写
機等では特に顕著であり、画質に影響をおよぼす
光量ムラとなる。 目的・要旨 本発明はこのような点に鑑みてなされたもの
で、角度特性の極めて小さい整色レンズ系を提供
することを目的とする。 上述の目的は、複合レンズ系において、干渉多
層膜を曲率半径の大きな複数のレンズ面のうち、
それらのレンズ面に入射する軸外上光線が光軸と
なす角度の小さな面、あるいは、レンズ面から射
出する軸外下光線が光軸となす角度の小さな面に
施すことによつて達成される。 第2図第3図を用いて上述の本発明の原理的説
明をおこなう。第2図はレンズ面への光の入射の
状況をモデル化したもので、AoA′は高さyの物
体である。この物体AoA′からの光線の入射を、
曲率中心O1、曲率半径r1のレンズ面R1と曲率半
径無限大のレンズ面R∞とで比較考察する。尚、
図中PP0P′は入射瞳でありレンズ面R1の曲率中心
O1から距離lの位置にある。 まず、物点A0を発する軸上光を考えるに、レ
ンズ面R1に対する光線の入射角は入射瞳の端部
P又はP′に向う上光線又は下光線がもつとも大き
いのでこの入射角をω0とし、レンズR∞に対す
る同一光線の入射角をθ0とすると、明らかにω0
>θ0である。従つて、軸上光については曲率半径
が大きい程入射角が小さくなり干渉多層膜を施す
上での角度特性が小さくなる。 次に軸外光線について考察するに、物点A′を
発し入射瞳中心P0及び入射瞳端P、P′に向かう
光線A′P0、A′P、A′P′が夫々レンズ面R1に入射
する点をBP、BU、BLとし、夫々の入射角をωP、
ωU、ωLとする。即ち、 ωP=π−∠O1BPA′ ωU=π−∠O1BUA′ ωL=π−∠O1BLA′ である。 また、光線A′P0、A′P、A′P′のレンズ面R∞へ
の入射角を夫々θP、θU、θLとする。 軸外主光線A′P0に注目すると、その入射点BP
が直線A′O1とレンズ面R1との交点Pと一致すれ
ば軸外主光線A′P0は垂直入射となり角度特性を
うけない。このことは入射瞳位置にレンズ面R1
の曲率中心O1の位置に配置することを意味する。
入射瞳位置をこの条件に照らして設定することは
一応は可能である。しかし、開口効率を充分に大
きくとる必要のある複写機等の対称型レンズでは
この条件を満たすことは難しい。さらに開口効率
を大きくとると主光線以外の軸外光の影響も大き
くなるので複写機等のレンズ系においては上光線
及び下光線についても考察を必要とする。 第2図に示すように物点A′は光軸の下側にあ
るので軸外光のうち上光線A′Pの入射角ωUの方が
下光線A′P′の入射角ωLより大となる。そこでこ
の上光線A′Pの入射角と軸外主光線の入射角ωU
ωPについてその差(ωU−ωP)を、上記軸外光線
A′P′、A′P0がレンズ面R∞に入射するときの入
射角θU、θPの差(θU−θP)と比較する。(ωU−ωP
)
は、 (ωU−ωP)=(∠BUA′O1+∠BUO1A′) −(∠BPA′O1+∠BPO1A′) =(∠BUA′O1−∠BPA′O1) +(∠BUO1A′+∠BPO1A′) 一方(θU−θP)は、 θU−θP=∠BUA′BP =∠BUA′O1−∠BPA′O1 従つて、 (ωU−ωP)−(θU−θP)=∠BUO1A′−BPO1A′ 上式の右辺は正であるので、 ωU−ωP>θU−θP である。従つて、軸外光についても開口効率を大
きくとる必要のある複写機等のレンズでは曲率半
径か大きい方がよい。 以上から、複写機等のレンズ系では干渉多層膜
をレンズ面に形成する場合曲率半径の大きな面を
選択することが望ましい。 第3図はとびぬけて曲率半径の大きい面が存在
しない場合或いは存在してもその面以外の面に干
渉多層膜を設けたい場合にどの面を選ぶべきかの
説明をおこなうためのものである。このような場
合比較的曲率半径の大きい複数の面から選択する
訳であるが、前記第2図において考察したよう
に、軸外光線中、上光線の入射角が他の光線に比
べて大きい。そこで軸外上光線の入射角とレンズ
面の位置について考える。 第3図において、レンズ面R2に対し、瞳位置
がPA、PB、PCである場合、軸外物点A′を発した
軸外上光線のレンズ面R2への入射角は瞳位置PA、
PB、PCに入射する順に大きくなる。即ち、曲率
半径が比較的近い大きさのときは瞳位置から離れ
た位置のレンズ面を選択するとよい。このことは
言いかえれば軸外上光線の光軸となす角度1、
2、3が小さいレンズ面、即ち、第3図では1
のレンズ面を選択すればよいことになる。尚、対
称型レンズ系では入射する軸外上光線の光軸とな
す角度が最小のレンズ面と対称の位置にあるレン
ズ面に干渉多層膜を設けてもよいが、この場合は
射出する軸外下光線の光軸となす角度が最小とな
る。 以下、実施例によつて具体的に説明する。実施
例は複写機等のレンズ系としてもつとも一般的な
オルソメタータイプのレンズ系のレンズ面に干渉
多層膜を施すものである。 オルソメタータイプのレンズ系とは、第4図に
示すように、4群6枚の対称型複合レンズ系で、
入射光順に第1群が凸面を物体側に向けた正メニ
スカスレンズG1と負メニスカスレンズG2とか
らなる接合レンズ、第2群が凸面を物体側に向け
た正メニスカスレンズG3、第3群が凸面を像側
に向けた正メニスカスレンズG4、第4群が凸面
を像側に向けた正メニスカスレンズG5と負メニ
スカスレンズG6とからなる接合レンズのレンズ
系である。但し、本発明においては第1群と第2
群の接合レンズは必ずしも接合されている必要は
なく分離して使用する場合も含むものとする。ま
た分離面で相対するレンズ面の曲率半径も同一で
ある必要はない。 実施例 1 焦点距離215mmの下記レンズ系に干渉多層膜を
施す。
【表】
上記データでrは曲率半径、dは光軸上でのレ
ンズ面間距離、Nはレンズ材のd線での屈折率、
νはアツベ数であり、レンズG1とG2及びG5
とG6は接合レンズである。 上記構成の各レンズ面はr3(=r2)、r6、r5、r1、
r4の順に小さくなる。各レンズ面に入射すると或
いは射出する上光線の光軸となす角度を見ると、 1=21。5° 2=3=15。1° 4=5=27。4° 6=23° である。そこでレンズ面r3に干渉多層膜Fを施
す。尚、このレンズ系は対称型であるのでレンズ
面r10に施しても同じである。 干渉多層膜としては6層構成を2例、8層構成
を1例示す。まず、6層構成の場合 nd/λ0 n 第1層 0.125 nL1 2 0.25 nH 3 0.25 nL2 4 0.25 nH 5 0.25 nL2 6 0.25 nH 基 板 ― nG の構成で第1例として蒸着物質に屈折率 nL1=nL2=1.62 (たとえばCeF3) nH=2.10 (たとえばZrO2) のものを用いる。 第2例として同じ6層構成で蒸着物質に屈折率 nL1=1.61 nL2=1.385 (たとえばMgF2) nH=2.10 のものを用いる。これらの干渉多層膜をレンズ面
r3に施した場合のλ0=752nmのときの分光特性を
夫々第5図A,Bに示す。図で実線は軸上光、破
線は軸外光の分光特性である。 次に8層構成の場合 nd/λ0 n 第1層 0.125 nL1 2 0.25 nH 3 0.25 nL2 4 0.25 nH 5 0.25 nL2 6 0.25 nH 7 0.25 nL2 8 0.25 nH 基 板 ― nG の構成で、蒸着物質として屈折率 nL1=nL2=1.63 nH=2.10 のものを用い、6層構成の場合と同様にその分光
特性を第5図Cに示す。 比較例 比較例として、実施例1のオルソメタ−タイプ
のレンズ系のレンズ面r1、r4、r5、r6に6層構成
の第1例と同じ干渉多層膜を施し、同様に測定し
た分光特性を第6図A,B,C,Dに夫々示す。 第5図と第6図を比較すれば、第5図の実施例
がいずれも第6図の比較例より軸上光と軸外光と
の分光特性の差が少ないことがわかる。 またレンズ面r3に干渉多層膜を設けない場合
は、第6図A,B,C,Dを見ればわかるよう
に、レンズ面r1に干渉多層膜を設けるとよい。こ
れは、曲率半径の差が比較的小さい場合は、入射
或いは射出する上光線或いは下光線が光軸となす
角度がもつとも小さいレンズ面を選択するとよい
とを示している。尚、実施例は対称型レンズであ
るので同様にレンズ面r12に干渉多層膜を設けて
もよい。このときの光線は像点側から見ると下光
線になることに注意を要する。 実施例 2 第7図に示す以下のデータのオルソメタ−タイ
プレンズ系のレンズ面r3に干渉多層膜を施す。
尚、焦点距離は230mmである。
ンズ面間距離、Nはレンズ材のd線での屈折率、
νはアツベ数であり、レンズG1とG2及びG5
とG6は接合レンズである。 上記構成の各レンズ面はr3(=r2)、r6、r5、r1、
r4の順に小さくなる。各レンズ面に入射すると或
いは射出する上光線の光軸となす角度を見ると、 1=21。5° 2=3=15。1° 4=5=27。4° 6=23° である。そこでレンズ面r3に干渉多層膜Fを施
す。尚、このレンズ系は対称型であるのでレンズ
面r10に施しても同じである。 干渉多層膜としては6層構成を2例、8層構成
を1例示す。まず、6層構成の場合 nd/λ0 n 第1層 0.125 nL1 2 0.25 nH 3 0.25 nL2 4 0.25 nH 5 0.25 nL2 6 0.25 nH 基 板 ― nG の構成で第1例として蒸着物質に屈折率 nL1=nL2=1.62 (たとえばCeF3) nH=2.10 (たとえばZrO2) のものを用いる。 第2例として同じ6層構成で蒸着物質に屈折率 nL1=1.61 nL2=1.385 (たとえばMgF2) nH=2.10 のものを用いる。これらの干渉多層膜をレンズ面
r3に施した場合のλ0=752nmのときの分光特性を
夫々第5図A,Bに示す。図で実線は軸上光、破
線は軸外光の分光特性である。 次に8層構成の場合 nd/λ0 n 第1層 0.125 nL1 2 0.25 nH 3 0.25 nL2 4 0.25 nH 5 0.25 nL2 6 0.25 nH 7 0.25 nL2 8 0.25 nH 基 板 ― nG の構成で、蒸着物質として屈折率 nL1=nL2=1.63 nH=2.10 のものを用い、6層構成の場合と同様にその分光
特性を第5図Cに示す。 比較例 比較例として、実施例1のオルソメタ−タイプ
のレンズ系のレンズ面r1、r4、r5、r6に6層構成
の第1例と同じ干渉多層膜を施し、同様に測定し
た分光特性を第6図A,B,C,Dに夫々示す。 第5図と第6図を比較すれば、第5図の実施例
がいずれも第6図の比較例より軸上光と軸外光と
の分光特性の差が少ないことがわかる。 またレンズ面r3に干渉多層膜を設けない場合
は、第6図A,B,C,Dを見ればわかるよう
に、レンズ面r1に干渉多層膜を設けるとよい。こ
れは、曲率半径の差が比較的小さい場合は、入射
或いは射出する上光線或いは下光線が光軸となす
角度がもつとも小さいレンズ面を選択するとよい
とを示している。尚、実施例は対称型レンズであ
るので同様にレンズ面r12に干渉多層膜を設けて
もよい。このときの光線は像点側から見ると下光
線になることに注意を要する。 実施例 2 第7図に示す以下のデータのオルソメタ−タイ
プレンズ系のレンズ面r3に干渉多層膜を施す。
尚、焦点距離は230mmである。
【表】
【表】
干渉多層膜として6層構成と8層構成の2例を
用い、夫々のλ0=752nmのときの軸上光(実線)
と軸外光(破線)の分光特性を第8図A,Bに示
す。 ・6層構成干渉多層膜(第8図A) nd/λ0 n 第1層 0.125 nL 2 0.25 nH {nL=1.61 3 0.25 nL nH=2.10} 4 0.25 nH 5 0.25 nL 6 0.25 nH 基 板 ― nG ・8層構成干渉多層膜(第8図B) nd/λ0 n 第1層 0.125 nL 2 0.25 nH 3 0.25 nL 4 0.25 nH {nL=1.61 5 0.25 nL nH=2.10} 6 0.25 nH 7 0.25 nL 8 0.25 nH 基 板 ― nG 第8図A,Bを第6図A,B,C,Dと比較す
れば角度特性が極めて小さくなつていることがわ
かる。なお、参考として上光線の光軸となす角を
示すと、1=20.4°、2=3=7.3°、4=5=
27.2°、6=22.2°である。 実施例 3 第9図に示す以下のデータのオルソメタ−タイ
プレンズ系のレンズ面r3に前述の6層構成で低屈
折物質としてMgF2(nL=1.385)高屈折物質とし
てZrO2(nH=2.10)を用いた干渉多層膜を施す。
尚、焦点距離は230mmである。
用い、夫々のλ0=752nmのときの軸上光(実線)
と軸外光(破線)の分光特性を第8図A,Bに示
す。 ・6層構成干渉多層膜(第8図A) nd/λ0 n 第1層 0.125 nL 2 0.25 nH {nL=1.61 3 0.25 nL nH=2.10} 4 0.25 nH 5 0.25 nL 6 0.25 nH 基 板 ― nG ・8層構成干渉多層膜(第8図B) nd/λ0 n 第1層 0.125 nL 2 0.25 nH 3 0.25 nL 4 0.25 nH {nL=1.61 5 0.25 nL nH=2.10} 6 0.25 nH 7 0.25 nL 8 0.25 nH 基 板 ― nG 第8図A,Bを第6図A,B,C,Dと比較す
れば角度特性が極めて小さくなつていることがわ
かる。なお、参考として上光線の光軸となす角を
示すと、1=20.4°、2=3=7.3°、4=5=
27.2°、6=22.2°である。 実施例 3 第9図に示す以下のデータのオルソメタ−タイ
プレンズ系のレンズ面r3に前述の6層構成で低屈
折物質としてMgF2(nL=1.385)高屈折物質とし
てZrO2(nH=2.10)を用いた干渉多層膜を施す。
尚、焦点距離は230mmである。
【表】
【表】
上記レンズ系のλ0=752nmのときの軸上光
(実線)と軸外光(破線)の分光特性を第10図
に示す。 実施例3の上光線の光軸となす角は夫々、1
=20.4°、2=3=14.8°、4=5=26.4°、6
=
21.9°であり、実施例1と同様にレンズ面r3に干渉
多層膜を設けない場合はレンズ面r1に設けるとよ
いことがわかる。 効 果 上述したように、本発明は波長選択性を得るた
めの干渉多層膜を曲率半径の大きな複数のレンズ
面のうち、それらのレンズ面に入射する軸外光線
が、光軸となす角度の小さな面、あるいは、レン
ズ面から射出する軸外下光線が光軸となす角度の
小さな面に施すようにしたので、干渉多層膜の角
度特性を極めて少なくすることができるものであ
る。
(実線)と軸外光(破線)の分光特性を第10図
に示す。 実施例3の上光線の光軸となす角は夫々、1
=20.4°、2=3=14.8°、4=5=26.4°、6
=
21.9°であり、実施例1と同様にレンズ面r3に干渉
多層膜を設けない場合はレンズ面r1に設けるとよ
いことがわかる。 効 果 上述したように、本発明は波長選択性を得るた
めの干渉多層膜を曲率半径の大きな複数のレンズ
面のうち、それらのレンズ面に入射する軸外光線
が、光軸となす角度の小さな面、あるいは、レン
ズ面から射出する軸外下光線が光軸となす角度の
小さな面に施すようにしたので、干渉多層膜の角
度特性を極めて少なくすることができるものであ
る。
第1図は干渉膜に入射する光線の角度特性を説
明する図、第2図第3図は本発明を原理的に説明
する図、第4図は本発明の実施例1に用いるオル
ソメタ−タイプレンズ系を示す図、第5図は実施
例1の分光特性を示す図、第6図は比較例の分光
特性を示す図、第7図は本発明の実施例2に用い
るオルソメタ−タイプレンズ系を示す図、第8図
は実施例2の分光特性を示す図、第9図は本発明
の実施例に用いるオルソメタ−タイプレンズ系を
示す図、第10図は実施例3の分光特性を示す図
である。 F……干渉多層膜。
明する図、第2図第3図は本発明を原理的に説明
する図、第4図は本発明の実施例1に用いるオル
ソメタ−タイプレンズ系を示す図、第5図は実施
例1の分光特性を示す図、第6図は比較例の分光
特性を示す図、第7図は本発明の実施例2に用い
るオルソメタ−タイプレンズ系を示す図、第8図
は実施例2の分光特性を示す図、第9図は本発明
の実施例に用いるオルソメタ−タイプレンズ系を
示す図、第10図は実施例3の分光特性を示す図
である。 F……干渉多層膜。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 光線入射側から、光線入射側に凸面を向けた
正メニスカレンズまたは平凸レンズであり光線出
側に大きな曲率半径の面をもつ第1レンズと、光
線射出側に凹面を向けた負メニスカスレンズまた
は平凹レンズであり光線入射側に大きな曲率半径
の面をもつ第2レンズとからなる第1レンズ群、 光線入射側に凸面を向けた正メニスカスレンズ
である第3レンズからなる第2レンズ群、 絞り、 絞りに対して前記第3レンズと対称な第4レン
ズからなる第3レンズ群、 絞りに対して前記第2レンズと対称な第5レン
ズと、絞りに対して第1レンズと対称な第6レン
ズとからなる第4レンズ群、 で構成された4群6枚の完全対称型のオルソメタ
ータイプの複合レンズ系であつて、 前記第1レンズと前記第2レンズとの間の面ま
たは、前記第5レンズと第6レンズとの間の面に
干渉多層膜を施したことを特徴とする整色レンズ
系。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22549882A JPS59114509A (ja) | 1982-12-21 | 1982-12-21 | 整色レンズ系 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22549882A JPS59114509A (ja) | 1982-12-21 | 1982-12-21 | 整色レンズ系 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59114509A JPS59114509A (ja) | 1984-07-02 |
| JPH0561604B2 true JPH0561604B2 (ja) | 1993-09-06 |
Family
ID=16830257
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22549882A Granted JPS59114509A (ja) | 1982-12-21 | 1982-12-21 | 整色レンズ系 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59114509A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6870687B2 (en) | 2001-12-12 | 2005-03-22 | Nikon Corporation | Optical system with wavelength selecting device |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5260142A (en) * | 1975-11-12 | 1977-05-18 | Minolta Camera Co Ltd | Optical system for copying machine |
| US4111115A (en) * | 1977-05-23 | 1978-09-05 | Bepex Corporation | Continuous filter press |
-
1982
- 1982-12-21 JP JP22549882A patent/JPS59114509A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59114509A (ja) | 1984-07-02 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US7508599B2 (en) | Optical system with wavelength selecting device | |
| JP3103166B2 (ja) | 射出瞳の遠いマクロレンズ | |
| JPH07128589A (ja) | 広視野用の結像球面レンズ | |
| JPH0548171Y2 (ja) | ||
| JPH05313093A (ja) | 光学式結像装置のビームスプリッタ | |
| JPH0580251A (ja) | 色補正されたテレセントリツク走査レンズ | |
| JPH1010431A5 (ja) | ||
| US6271975B1 (en) | Light collecting optical device forming a multiple focal distance lens | |
| US5140464A (en) | Interference film filter for copying machine | |
| CA1088794A (en) | Compact prism camera | |
| JPS61189513A (ja) | 投写レンズ系 | |
| US4991945A (en) | Zoom lens | |
| US3672748A (en) | Split dagor-type of symmetrical copying lens system | |
| JPS6259282B2 (ja) | ||
| JPH0561604B2 (ja) | ||
| US4482218A (en) | Zoom lens | |
| TWM596356U (zh) | 光學成像系統 | |
| JP2860221B2 (ja) | 立体射影レンズ | |
| CN117250757B (zh) | 虚拟现实模组 | |
| JPH0510645B2 (ja) | ||
| JPS62178916A (ja) | 近軸色収差補正用アタツチメントレンズ | |
| JP3045610B2 (ja) | 単玉両面非球面レンズ | |
| JPS5997112A (ja) | 反射型望遠レンズ | |
| JPS59152413A (ja) | コンパクトな写真用レンズ系 | |
| JPH07253538A (ja) | ガウス型光学系 |