JPH0562067B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0562067B2 JPH0562067B2 JP58206281A JP20628183A JPH0562067B2 JP H0562067 B2 JPH0562067 B2 JP H0562067B2 JP 58206281 A JP58206281 A JP 58206281A JP 20628183 A JP20628183 A JP 20628183A JP H0562067 B2 JPH0562067 B2 JP H0562067B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat
- homopolymer
- polyethylene terephthalate
- crystallinity
- resistant
- Prior art date
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- Laminated Bodies (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、オーブン、電子レンジ等の加熱機器
で調理材料と共に加熱できる耐熱性容器に関す
る。
で調理材料と共に加熱できる耐熱性容器に関す
る。
従来、オーブンや電子レンジには、それぞれ
別々の容器を用い、その内に調理材料を入れて調
理している。その内、オーブンでは主として金属
の圧延品が用いられており、調理材料と共に容器
も加熱されるので、たとえばケーキ類では150〜
180℃、グラタンでは210〜230℃の加熱が行なわ
れる。従つて、非常に高い耐熱性が要求される。
又、電子レンジでは主として耐熱性ガラス容器が
用いられる。これは、電子レンジでは金属はシヨ
ートを起こす恐れがあるためで、金属容器はもち
ろん、金属による図柄の容器も使用できないから
である。以上のごとき容器は、重く、女性が使用
する場合の多い家庭における加熱機器用容器とし
ては、より軽く、しかも耐熱性のあるものが求め
られる。
別々の容器を用い、その内に調理材料を入れて調
理している。その内、オーブンでは主として金属
の圧延品が用いられており、調理材料と共に容器
も加熱されるので、たとえばケーキ類では150〜
180℃、グラタンでは210〜230℃の加熱が行なわ
れる。従つて、非常に高い耐熱性が要求される。
又、電子レンジでは主として耐熱性ガラス容器が
用いられる。これは、電子レンジでは金属はシヨ
ートを起こす恐れがあるためで、金属容器はもち
ろん、金属による図柄の容器も使用できないから
である。以上のごとき容器は、重く、女性が使用
する場合の多い家庭における加熱機器用容器とし
ては、より軽く、しかも耐熱性のあるものが求め
られる。
所で、プラスチツクは、軽いといつた長所があ
る半面、耐熱性が弱いという欠点を有している。
しかし中にはポリメチルペンテンやポリサルフオ
ン等の耐熱性を有するプラスチツクもあるが、そ
れらは非常に高価であり、この点で市場性のある
低価格で耐熱性のある容器が求められていた。こ
こで樹脂の結晶性に着目すると、非晶部分は低温
で融解するが、結晶部分は非常に高い温度まで融
解しない。従つて、高い結晶性があり、しかもそ
の結晶が耐熱性を持てば、この目的は達せられる
はずである。
る半面、耐熱性が弱いという欠点を有している。
しかし中にはポリメチルペンテンやポリサルフオ
ン等の耐熱性を有するプラスチツクもあるが、そ
れらは非常に高価であり、この点で市場性のある
低価格で耐熱性のある容器が求められていた。こ
こで樹脂の結晶性に着目すると、非晶部分は低温
で融解するが、結晶部分は非常に高い温度まで融
解しない。従つて、高い結晶性があり、しかもそ
の結晶が耐熱性を持てば、この目的は達せられる
はずである。
しかしながら、たとえばポリエチレンテレフタ
レート樹脂に造核材を混入させて形成し、この成
形品を結晶化させると、確かに耐熱性は向上する
がその反面もろくなり、容易にひびが入つたり欠
けたりする。しかも、くり返し加熱、冷却を続け
ると、結晶化はより進むのである。
レート樹脂に造核材を混入させて形成し、この成
形品を結晶化させると、確かに耐熱性は向上する
がその反面もろくなり、容易にひびが入つたり欠
けたりする。しかも、くり返し加熱、冷却を続け
ると、結晶化はより進むのである。
本発明は、以上の点を解決することを目的とす
るものである。すなわち、ポリエチレンテレフタ
レートのホモポリマーを主成分とする外表面層
と、ポリエチレンテレフタレートの共重合ポリマ
ーを主成分とする中間層を少なくとも1層含み、
内表面層がポリエチレンテレフタレートのホモポ
リマーよりなる多層の耐熱容器である。
るものである。すなわち、ポリエチレンテレフタ
レートのホモポリマーを主成分とする外表面層
と、ポリエチレンテレフタレートの共重合ポリマ
ーを主成分とする中間層を少なくとも1層含み、
内表面層がポリエチレンテレフタレートのホモポ
リマーよりなる多層の耐熱容器である。
また、実施態様としては、前記ポリエチレンテ
レフタレートのホモポリマーを主成分とする内外
表面層に、造核剤を混入したものや、内外表面層
の結晶化度を40パーセント以上にしてなるもの、
そしてポリエチレンテレフタレートのホモポリマ
ーが、容器全体積の60〜90パーセントを占める多
層の耐熱容器である。さらに詳しく説明する。ポ
リエチレンテレフタレートは、エチレングリコー
ルとテレフタル酸の縮重合物であり、重合時にエ
ステル結合が生成する。グリコールも塩基酸も2
つずつ反応基を持つているので、次々に反応し、
重合度の大きな高分子を作る。以上のように、グ
リコールとしてエチレングリコール、二塩基酸と
して、テレフタル酸の2成分のみで重合したもの
が、ポリエチレンテレフタレートのホモポリマー
で、結晶性が高く、高融点となる。以上の二成分
の内、グリコールをエチレングリコール以外のグ
リコール、たとえば、ネオペンチルグリコールな
どにしたり、二塩基酸をテレフタル酸以外の二塩
基酸たとえばイソフタル酸などにし、これらのエ
チレングリコールやテレフタル酸以外のもので置
きかえられる成分を5〜40パーセント含有させて
共重合ポリマーを作成すると、結晶性の低いポリ
マーで、かつ、ホモポリマーとも強固に接着する
樹脂が得られる。
レフタレートのホモポリマーを主成分とする内外
表面層に、造核剤を混入したものや、内外表面層
の結晶化度を40パーセント以上にしてなるもの、
そしてポリエチレンテレフタレートのホモポリマ
ーが、容器全体積の60〜90パーセントを占める多
層の耐熱容器である。さらに詳しく説明する。ポ
リエチレンテレフタレートは、エチレングリコー
ルとテレフタル酸の縮重合物であり、重合時にエ
ステル結合が生成する。グリコールも塩基酸も2
つずつ反応基を持つているので、次々に反応し、
重合度の大きな高分子を作る。以上のように、グ
リコールとしてエチレングリコール、二塩基酸と
して、テレフタル酸の2成分のみで重合したもの
が、ポリエチレンテレフタレートのホモポリマー
で、結晶性が高く、高融点となる。以上の二成分
の内、グリコールをエチレングリコール以外のグ
リコール、たとえば、ネオペンチルグリコールな
どにしたり、二塩基酸をテレフタル酸以外の二塩
基酸たとえばイソフタル酸などにし、これらのエ
チレングリコールやテレフタル酸以外のもので置
きかえられる成分を5〜40パーセント含有させて
共重合ポリマーを作成すると、結晶性の低いポリ
マーで、かつ、ホモポリマーとも強固に接着する
樹脂が得られる。
上記ポリエチレンテレフタレートのホモポリマ
ーと共重合ポリマーを多層化するには、射出成形
の方法や押出成形後圧空成形する方法などがあ
る。たとえば、2つの射出シリンダーを持つ射出
成形機を用い、金型キヤビテイを満すには不充分
なホモポリマーをまず金型キヤビテイに充填し、
次いでゲート部やキヤビテイ中に樹脂が固化して
しまわない内に共重合ポリマーを射出成形する事
により、共重合ポリマーの層の表面をホモポリマ
ーで覆つた多層のサンドイツチ射出成形容器を得
ることも考えられる。この他、共重合ポリマーで
射出成形した成形物をそれよりも大きなキヤビテ
イを持つ金型内に入れて、さらにホモポリマーを
射出して融着、固化させる方法や、共押出したシ
ートを圧空成形や真空成形する方法等が考えられ
る。
ーと共重合ポリマーを多層化するには、射出成形
の方法や押出成形後圧空成形する方法などがあ
る。たとえば、2つの射出シリンダーを持つ射出
成形機を用い、金型キヤビテイを満すには不充分
なホモポリマーをまず金型キヤビテイに充填し、
次いでゲート部やキヤビテイ中に樹脂が固化して
しまわない内に共重合ポリマーを射出成形する事
により、共重合ポリマーの層の表面をホモポリマ
ーで覆つた多層のサンドイツチ射出成形容器を得
ることも考えられる。この他、共重合ポリマーで
射出成形した成形物をそれよりも大きなキヤビテ
イを持つ金型内に入れて、さらにホモポリマーを
射出して融着、固化させる方法や、共押出したシ
ートを圧空成形や真空成形する方法等が考えられ
る。
共重合ポリマーは弾性があり、ホモポリマーの
結晶化が進んでもろくなる熱条件になつても結晶
化はほとんど進まず、簡単に割れたりしなくな
る。又、ホモポリマーは150〜200℃の温度をかけ
る事により結晶化が進む。好ましくは、造核材と
して0.01〜1ミクロンメーターの無機物をホモポ
リマーに加えて加熱すると結晶化が進む。本来二
次転位点以上で融点未満の温度で加熱する事にな
るが、当然共重合ポリマーの融点よりも低い温度
で加熱して、ホモポリマーの結晶化を進める事と
なる。従つて共重合ポリマーもなるべく融点の高
いものが好ましい。その点で、共重合ポリマー
は、対称性の良い芳香核を含む二塩基酸や、対称
性の良いグリコールを第3成分として選択する必
要があると共に混入量を低く抑え、5〜10パーセ
ントにしておく必要がある。
結晶化が進んでもろくなる熱条件になつても結晶
化はほとんど進まず、簡単に割れたりしなくな
る。又、ホモポリマーは150〜200℃の温度をかけ
る事により結晶化が進む。好ましくは、造核材と
して0.01〜1ミクロンメーターの無機物をホモポ
リマーに加えて加熱すると結晶化が進む。本来二
次転位点以上で融点未満の温度で加熱する事にな
るが、当然共重合ポリマーの融点よりも低い温度
で加熱して、ホモポリマーの結晶化を進める事と
なる。従つて共重合ポリマーもなるべく融点の高
いものが好ましい。その点で、共重合ポリマー
は、対称性の良い芳香核を含む二塩基酸や、対称
性の良いグリコールを第3成分として選択する必
要があると共に混入量を低く抑え、5〜10パーセ
ントにしておく必要がある。
すなわち、5パーセント以下では結晶化が進ん
でもろくなつてしまうからである。
でもろくなつてしまうからである。
又、10パーセント以上では融点の低下が大きく
なつて、ホモポリマーの耐熱性の向上に対応でき
なくなる問題が生まれるので、5〜10パーセント
にしておくのが好ましい。
なつて、ホモポリマーの耐熱性の向上に対応でき
なくなる問題が生まれるので、5〜10パーセント
にしておくのが好ましい。
上記のポリエチレンテレフタレートとの共重合
成分としての対称性の良い芳香核を含む二塩基酸
や、対称性の良いグリコールは、例えば、ジカル
ボン酸としては、(4,4′)−ビフエニルジカルボ
ン酸、(3,7)−ナフタレンジカルボン酸等を用
いることが出来、また、ジオールとしては、(4,
4′)−ビフエニルジオール、(3,7)−ナフタレ
ンジオール、ビスフエノールAタイプのジオール
等を用いることが出来る。
成分としての対称性の良い芳香核を含む二塩基酸
や、対称性の良いグリコールは、例えば、ジカル
ボン酸としては、(4,4′)−ビフエニルジカルボ
ン酸、(3,7)−ナフタレンジカルボン酸等を用
いることが出来、また、ジオールとしては、(4,
4′)−ビフエニルジオール、(3,7)−ナフタレ
ンジオール、ビスフエノールAタイプのジオール
等を用いることが出来る。
又、内外表面層、すなわちホモポリマーは、結
晶化させる事によつて内部の分子鎖が強固に結合
し、耐熱性の向上を示すのであるが、一般にグラ
タンなどの高温状態で使用するに必要な耐熱性、
約220〜230℃の耐熱には、約40パーセント以上の
結晶化度が必要である。40パーセント以下の結晶
化度で、このような熱を加えられると変形する問
題が生ずる。従つて、40パーセント以上の結晶化
度が求められるが、主としては40〜95パーセント
が好ましい状態である。
晶化させる事によつて内部の分子鎖が強固に結合
し、耐熱性の向上を示すのであるが、一般にグラ
タンなどの高温状態で使用するに必要な耐熱性、
約220〜230℃の耐熱には、約40パーセント以上の
結晶化度が必要である。40パーセント以下の結晶
化度で、このような熱を加えられると変形する問
題が生ずる。従つて、40パーセント以上の結晶化
度が求められるが、主としては40〜95パーセント
が好ましい状態である。
所で、以上のような条件を満足しても、あまり
にスキン層が薄かつたりコア層が厚くても、又、
コア層が薄すぎても良好な効果は得られない。本
発明の耐熱容器が有する特性を充分に発揮させる
には、少なくとも、耐熱性がより高いホモポリマ
ーが60〜90パーセントを占める必要がある。すな
わち、60パーセント以下では熱変形を起こしやす
くなり、90パーセント以上ではもろくなつて、割
れたり、欠けたりし易くなる為である。
にスキン層が薄かつたりコア層が厚くても、又、
コア層が薄すぎても良好な効果は得られない。本
発明の耐熱容器が有する特性を充分に発揮させる
には、少なくとも、耐熱性がより高いホモポリマ
ーが60〜90パーセントを占める必要がある。すな
わち、60パーセント以下では熱変形を起こしやす
くなり、90パーセント以上ではもろくなつて、割
れたり、欠けたりし易くなる為である。
以上が本発明の耐熱容器であるが、本発明品の
用途としては、オーブンや電子レンジを用いて内
味を直接加熱する事が可能な耐熱性を有する容器
とすることを目的としているので、いわゆるトレ
ーの他に、弁当箱のような容器、乳幼児用の容器
なども同じように成形し、利用できる。
用途としては、オーブンや電子レンジを用いて内
味を直接加熱する事が可能な耐熱性を有する容器
とすることを目的としているので、いわゆるトレ
ーの他に、弁当箱のような容器、乳幼児用の容器
なども同じように成形し、利用できる。
本発明品の特長は、単なる耐熱性があるという
事だけではなく、何回も利用できる点にある。す
なわち、1度だけの加熱に耐えるだけで良いなら
ば多層化する必要は必ずしもないと考えられる
が、何回も加熱すると結晶化が相当高い所まで進
んでしまい、これによつて、もろくなつてこわれ
てしまう。多層化するにはこれを防ぐのがその目
的の一つである。次に、表面層の結晶化度を高く
できるので、内容物による汚染に対する抵抗が大
きくなり、表面硬度が高くなつて、キズが付きに
くくなるなどの良さが出るのである。
事だけではなく、何回も利用できる点にある。す
なわち、1度だけの加熱に耐えるだけで良いなら
ば多層化する必要は必ずしもないと考えられる
が、何回も加熱すると結晶化が相当高い所まで進
んでしまい、これによつて、もろくなつてこわれ
てしまう。多層化するにはこれを防ぐのがその目
的の一つである。次に、表面層の結晶化度を高く
できるので、内容物による汚染に対する抵抗が大
きくなり、表面硬度が高くなつて、キズが付きに
くくなるなどの良さが出るのである。
以上のように、本発明の耐熱容器は従来あつた
成形機を利用して容易に成形でき、しかもその物
性の向上が著しいものがある。
成形機を利用して容易に成形でき、しかもその物
性の向上が著しいものがある。
以下本発明の実施例を述べる。射出成形機は(株)
名機製作所のサンドイツチ成形機M−200Aを用
いた。この成形機には、50ミリメートル径のスク
リユーを持つ2つの射出装置があり、スキン側の
樹脂としては、ポリエチレンテレフタレートのホ
モポリマーに結晶化促進剤が入つているTenite
PET Thermoplastic Polyester 5132(イースト
マンコダツク社製)を用い、コア側の樹脂として
は、ポリエチレンテレフタレートの共重合ポリマ
ーのユニペツトRN−133(日本ユニペツト社製)
(RN−133の構造は、テレフタル酸90mol%、イ
ソフタル酸10mol%とエチレングリコール
100mol%の共重合ポリマー)を用いた。金型は、
センターゲート(ピンポイントゲート)の2ケ取
り金型で、キヤビテイは浅いトレーの形状で厚さ
1.5ミリのものであつた。
名機製作所のサンドイツチ成形機M−200Aを用
いた。この成形機には、50ミリメートル径のスク
リユーを持つ2つの射出装置があり、スキン側の
樹脂としては、ポリエチレンテレフタレートのホ
モポリマーに結晶化促進剤が入つているTenite
PET Thermoplastic Polyester 5132(イースト
マンコダツク社製)を用い、コア側の樹脂として
は、ポリエチレンテレフタレートの共重合ポリマ
ーのユニペツトRN−133(日本ユニペツト社製)
(RN−133の構造は、テレフタル酸90mol%、イ
ソフタル酸10mol%とエチレングリコール
100mol%の共重合ポリマー)を用いた。金型は、
センターゲート(ピンポイントゲート)の2ケ取
り金型で、キヤビテイは浅いトレーの形状で厚さ
1.5ミリのものであつた。
まず、スキン側の樹脂をキヤビテイの容量の45
パーセントに相当する量だけ射出した。
パーセントに相当する量だけ射出した。
スキン樹脂が射出終了すると同時に、コア側の
樹脂をキヤビテイの容量の50パーセントに相当す
る量だけ射出し、次にスキン樹脂を射出して、キ
ヤビテイを完全に充填した。保圧・冷却後、金型
を開き成形品を取り出した。射出成形時の金型温
度は120℃とした。成形品は、スキン層がホモポ
リマーコア層が共重合ポリマーになつており、ス
キン層は50パーセントの結晶化度を示し、コア層
は、20パーセントの結晶化度であつた。得られた
成形品、すなわちトレーにグラタンを詰めて、電
気オーブンで220℃で焼いた所、トレーの結晶化
度は上昇したが、容器の変形はなく、又、1mの
所から容器を落下させてコンクリートに当てても
割れるような事はなかつた。
樹脂をキヤビテイの容量の50パーセントに相当す
る量だけ射出し、次にスキン樹脂を射出して、キ
ヤビテイを完全に充填した。保圧・冷却後、金型
を開き成形品を取り出した。射出成形時の金型温
度は120℃とした。成形品は、スキン層がホモポ
リマーコア層が共重合ポリマーになつており、ス
キン層は50パーセントの結晶化度を示し、コア層
は、20パーセントの結晶化度であつた。得られた
成形品、すなわちトレーにグラタンを詰めて、電
気オーブンで220℃で焼いた所、トレーの結晶化
度は上昇したが、容器の変形はなく、又、1mの
所から容器を落下させてコンクリートに当てても
割れるような事はなかつた。
比較例1として、上記Tenite PET
Thermoplastic Polyester 5132単体で上記金型
を用いてトレーを成形した。すなわち、コア側射
出機を駆動させずに、スキン側射出機のみで射出
成形した。金型温度は実施例と同じ120℃とした。
Thermoplastic Polyester 5132単体で上記金型
を用いてトレーを成形した。すなわち、コア側射
出機を駆動させずに、スキン側射出機のみで射出
成形した。金型温度は実施例と同じ120℃とした。
得られたトレーの結晶化度は55%となつた。
220℃の電気オーブンを用いて、実施例と同様に
してグラタンを焼いた所、トレーの結晶化度は95
%まで上がり、1mの所からコンクリートに落下
させた所、割れてしまつた。
220℃の電気オーブンを用いて、実施例と同様に
してグラタンを焼いた所、トレーの結晶化度は95
%まで上がり、1mの所からコンクリートに落下
させた所、割れてしまつた。
比較例2は、コア側樹脂のみ、すなわち共重合
ポリマーのユニペツトR−133(RN−133の構造
は、テレフタル酸90mol%、イソフタル酸10mol
%とエチレングリコール100mol%の共重合ポリ
マー)のみを射出し、実施例と同一の形状のトレ
ーを得た。トレーの結晶化度は15%となつた。実
施例と同様にして、グラタンを焼いた所、容器周
縁部が変形してしまつた。この為、再利用できな
いものと判断した。上記のごとく、本発明は耐熱
性の高い容器であり、幼児の食事を再加熱したり
できる他、容器が早く冷えて持ち易い。落下して
も割れないなど、その効果は非常に大きいもので
ある。
ポリマーのユニペツトR−133(RN−133の構造
は、テレフタル酸90mol%、イソフタル酸10mol
%とエチレングリコール100mol%の共重合ポリ
マー)のみを射出し、実施例と同一の形状のトレ
ーを得た。トレーの結晶化度は15%となつた。実
施例と同様にして、グラタンを焼いた所、容器周
縁部が変形してしまつた。この為、再利用できな
いものと判断した。上記のごとく、本発明は耐熱
性の高い容器であり、幼児の食事を再加熱したり
できる他、容器が早く冷えて持ち易い。落下して
も割れないなど、その効果は非常に大きいもので
ある。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ポリエチレンテレフタレートのホモポリマー
を主成分とする外表面層と、耐熱性中間層として
対称性の良い芳香核を含む二塩基酸や、対称性の
良いグリコールを第3成分とするポリエチレンテ
レフタレートの共重合ポリマーを主成分とする中
間層を少なくとも1層含み、内表面層がポリエチ
レンテレフタレートのホモポリマーよりなる多層
の耐熱容器。 2 内外表面層に造核剤を混入させている事を特
徴とする特許請求の範囲第1項記載の耐熱容器。 3 内外表面層の結晶化度を、40パーセント以上
にしてなる事を特徴とする特許請求の範囲第1項
又は第2項記載の耐熱容器。 4 ポリエチレンテレフタレートのホモポリマー
が、容器全体積の60〜90パーセントを占める事を
特徴とする特許請求の範囲第1項〜第3項のいず
れか1項記載の耐熱容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58206281A JPS6097851A (ja) | 1983-11-02 | 1983-11-02 | 耐熱容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58206281A JPS6097851A (ja) | 1983-11-02 | 1983-11-02 | 耐熱容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6097851A JPS6097851A (ja) | 1985-05-31 |
| JPH0562067B2 true JPH0562067B2 (ja) | 1993-09-07 |
Family
ID=16520711
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58206281A Granted JPS6097851A (ja) | 1983-11-02 | 1983-11-02 | 耐熱容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6097851A (ja) |
Families Citing this family (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6331926U (ja) * | 1986-08-19 | 1988-03-01 | ||
| JPS6372031U (ja) * | 1986-10-30 | 1988-05-14 | ||
| JPS63107972U (ja) * | 1986-12-27 | 1988-07-12 | ||
| JP2555078B2 (ja) * | 1987-05-28 | 1996-11-20 | 株式会社クラレ | ガスバリア−性を有する耐熱性ポリエステル容器 |
| JP2555087B2 (ja) * | 1987-07-23 | 1996-11-20 | 株式会社クラレ | 耐熱容器 |
| JP2721679B2 (ja) * | 1988-04-30 | 1998-03-04 | 電気化学工業株式会社 | 蓄肉加工製品密封容器及びその製造方法 |
| JPH0234484U (ja) * | 1988-08-30 | 1990-03-05 | ||
| JP2716683B2 (ja) * | 1995-08-11 | 1998-02-18 | 株式会社クラレ | 耐熱性ポリエステル熱成形容器 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5939547A (ja) * | 1982-08-30 | 1984-03-03 | 東洋紡績株式会社 | 耐ガス透過性に優れたポリエステル多層容器およびその製造法 |
| JPS5989149A (ja) * | 1982-11-15 | 1984-05-23 | 三井化学株式会社 | 多層容器 |
-
1983
- 1983-11-02 JP JP58206281A patent/JPS6097851A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6097851A (ja) | 1985-05-31 |
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