JPH0562086A - 事象状態判定回路 - Google Patents

事象状態判定回路

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JPH0562086A
JPH0562086A JP21970391A JP21970391A JPH0562086A JP H0562086 A JPH0562086 A JP H0562086A JP 21970391 A JP21970391 A JP 21970391A JP 21970391 A JP21970391 A JP 21970391A JP H0562086 A JPH0562086 A JP H0562086A
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JP21970391A
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Shuji Miyake
周治 三宅
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 より小さい回路規模で複数の事象を監視し得
る事象状態判定回路の提供を目的とする。 【構成】 それぞれが個別の事象の状態に変化があった
こと又は変化が解除されたことを表す複数の信号(ES1〜
ESN)について変化又は解除が発生した場合に基準値に対
してそれぞれ所定値を加減算する加減算回路(7) と、加
減算の結果の値と所定の閾値とを比較して各事象の状態
に変化が生じたか否かを判定する状態移行判定回路(8)
と、複数の事象それぞれについての加減算回路のカウン
ト値及び状態を示す信号を保持するメモリ(3) と、複数
の信号(ES1〜ESN)を順次的に指定する入力指定信号を発
生する入力指定回路(4) と、入力指定信号に従って複数
の信号(ES1〜ESN)を選択出力する入力選択回路(5) と、
入力指定信号に従ってメモリ(3) の対応する領域から出
力された状態を示す信号に応じて加減算回路(7) に所定
値の加算又は減算を行わせる状態切替回路(6) とを備え
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は事象状態判定回路、即ち
監視対象のある事象の状態変化あるいはその解除を表す
信号をサンプリングしてその結果をカウントアップ/カ
ウントダウンすることにより、監視対象の事象の状態に
変化が生じたか否かを監視する回路に関する。
【0002】
【従来の技術】情報通信サービスにおいて使用される種
々の装置に生じる様々な事象、特に障害状態を判断する
ことは、それらの装置及びそれらにより構成されるシス
テムの運営上非常に重要である。その判断の要素とし
て、アラーム検出あるいはパターン検出があるが、それ
らの検出/解除の発生頻度という時間的要素を考慮する
必要がある。
【0003】図1はそのようなアラーム検出あるいはパ
ターン検出をそれらの検出/解除の発生頻度という時間
的要素をも考慮してサンプリングし、カウントアップ/
カウントダウンする事象状態判定回路の従来の一般的な
原理構成を示すブロック図である。
【0004】この図1に示されている回路は基本的には
以下のように動作する。
【0005】〔通常状態からある状態、即ち状態Aへの
移行〕 (1) カウンタ1は、パターン検出を示す信号がサンプリ
ングされた場合はカウントアップし、解除を示す信号が
サンプリングされた場合はカウントダウンする。 (2) カウンタ1によるカウントアップ/カウントダウン
の比率は1よりも大とする。これは、通常状態から状態
Aへの移行を容易にするためである。 (3) カウンタ1がある一定の値にカウントアップされた
時点で状態移行判定手段2により状態Aに移行したと判
断し、以後は〔状態Aから通常状態への移行〕に移る。
【0006】〔状態Aから通常状態への移行〕 (1) カウンタ1は、パターン検出を示す信号がサンプリ
ングされた場合はカウントダウンし、解除を示す信号が
サンプリングされた場合はカウントアップする。 (2) カウンタ1によるカウントアップ/カウントダウン
の比率は1よりも大とする。これは、状態Aから通常状
態への移行を容易にするためである。 (3) カウンタ1がある一定の値(1とは異なる値)にカ
ウントアップされた時点で状態移行判定手段2により通
常状態に移行したと判断し、以後は〔通常状態から状態
Aへの移行〕に移る。
【0007】図2は上述のような図1に原理構成が示さ
れている回路の具体的な構成例を示すブロック図であ
る。
【0008】図2において、参照符号11は制御切替回路
であり、〔通常状態から状態Aへの移行〕に際してはパ
ターン検出を示す信号をカウントアップ側に、解除を示
す信号をカウントダウン側にそれぞれ設定し、逆に〔状
態Aから通常状態への移行〕に際してはパターン検出を
示す信号をカウントダウン側に、解除を示す信号をカウ
ントアップ側にそれぞれ設定する。これは後述するORゲ
ート18から与えられる信号により切替えられる。
【0009】参照符号12はスロープレート設定回路であ
り、カウントアップ/カウントダウンの比率、即ちスロ
ープレートの設定を行う。
【0010】参照符号13はカウンタクロック発生回路で
あり、タイマ10から与えられる計時クロックに基づい
て、各サンプリング周期経過の都度、アップダウンカウ
ンタ14を動作させるためのクロックを発生する。これ
は、スロープレート設定回路12に設定されているカウン
トアップ/カウントダウンの比率に従って1サンプリン
グ周期内のクロック数を変化させるためである。たとえ
ば、スロープレート設定回路12に設定されているカウン
トアップ/カウントダウンの比率が4対1であるとする
と、カウンタクロック発生回路13はカウントアップに際
してはクロックを4個、カウントダウンに際しては1個
それぞれ発生する。
【0011】アップダウンカウンタ14では、上述の制御
切替回路11による切替え制御に従ってカウンタクロック
発生回路13が発生するクロックをカウントアップ/カウ
ントダウンする。このアップダウンカウンタ14のカウン
ト値は比較回路15, 16へ与えられている。
【0012】比較回路15では〔通常状態から状態Aへの
移行〕に際して状態Aに移行すべき閾値が設定されてお
り、アップダウンカウンタ14のカウント値と比較を行
う。比較結果が一致した場合には、状態Aに移行する。
一方、比較回路16では〔状態Aから通常状態への移行〕
に際して通常状態に移行すべき閾値が設定されており、
アップダウンカウンタ14のカウント値と比較を行う。比
較結果が一致した場合には、通常状態に移行する。
【0013】参照符号17はセット/リセット(SR)フリッ
プフロップであり、通常状態から状態Aに移行した場合
に比較回路15からセット端子Sに信号”1”が与えられ
ることによりセットされ、状態Aであることを示す信
号”1”を出力する。また逆に、状態Aから通常状態に
移行した場合に比較回路16からリセット端子Rに信号”
1”が与えられることによりリセットされ、通常状態で
あることを示す信号”0”を出力する。
【0014】なお、両比較回路15, 16からそれぞれ出力
される信号”1”がORゲート18を経由してアップダウン
カウンタ14のリセット端子R及び制御切替回路11に与え
られている。これにより、状態の移行が発生した場合に
はアップダウンカウンタ14はリセットされ、制御切替回
路11は制御状態をそれまでの逆の制御に切替える。
【0015】このような回路の規模はサンプリング周期
と比較回路15及び16の閾値とに左右される。即ち、サン
プリング周期が短く、且つ閾値が大であれば回路規模が
大きくなる。たとえば、サンプリング周期が 125μs で
閾値が2sであれば、アップダウンカウンタ14のビット数
は、2/0.000125=16000 <214であるから、14ビットに
なる。従って、回路規模としては約500 ベーシックセル
数となる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の回路
はサンプリングされるパターン検出/解除は1系統であ
るが、情報通信サービスの拡大に伴ってより多数のパタ
ーン,アラーム等の種々の事象の検出,状態の認識が必
要になる。このため、たとえば10系統の状態認識を行う
ために上述の回路を10組使用すると、回路規模は約5000
ベーシックセルになる。更に、より高精度の装置が要求
されれば、サンプリング周期をより短く、且つ閾値を種
々の値に設定可能に構成する必要があるが、この場合に
は当然回路規模はより拡大する。このように、高度な情
報化社会に対応した装置を提供するためには、上述のよ
うな回路の回路規模を縮小することが必須になる。
【0017】またたとえば特開昭60−256850号公報の
「事象累積装置」及び特開平2-239400号公報の「アラー
ム監視装置」がこの種の装置の先行例として知られてい
る。
【0018】しかし、特開昭60−256850号公報の「事象
累積装置」では、監視対象の各事象それぞれに専用のカ
ウンタを使用しているため、監視対象が複数になりしか
もその数が増加すればする程、回路規模が拡大する。ま
たカウンタのカウント対象として監視対象の事象の状態
を表す信号をパルス化しているので、そのための回路が
余分に必要になる。
【0019】一方、特開平2-239400号公報の「アラーム
監視装置」では、同時に監視可能な事象としてのアラー
ムの数が制限されており、実用上の面から問題がある。
【0020】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、より小さい回路規模で複数の事象を監視し
得る事象状態判定回路の提供を目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】図3は本発明の事象状態
判定回路の原理構成を示すブロック図である。
【0022】なお、図3に示されている原理構成におい
ては、サンプリング対象の事象はN個であり、従って入
力信号はES1 〜ESN までのN系統である。
【0023】図3において、参照符号3はメモリであ
り、サンプリング対象のN個の事象それぞれに関するN
系統の入力信号ES1 〜ESN それぞれについて各1ワード
の領域が割当てられている。このメモリ3の各ワード
は、それぞれの入力信号ES1 〜ESN のカウント値のフィ
ールドと1ビットの状態表示ビットとで構成されてい
る。このメモリ3の各ワードは後述する入力指定回路4
から与えられる信号に従って順次的に状態切替回路6及
び加減算回路7に出力される。
【0024】参照符号4は入力指定回路であり、入力選
択回路5に入力されている入力信号ES1 〜ESN と、それ
らに対応するメモリ3の各ワードとを選択する信号をメ
モリ3及び入力選択回路5へ出力している。
【0025】状態切替回路6は入力選択回路5から与え
られる入力信号ES1〜ESN のいずれかの信号と、それに
対応してメモリ3から与えられる各ワードの状態表示ビ
ットとに従って加減算回路7の加算または減算の動作を
指示する。これにより、加減算回路7はメモリ3から与
えられる各ワードのカウント値のフィールドの値と状態
切替回路6から与えられる値とを加算または減算し、状
態移行判定回路8へ出力する。なお、加減算回路7によ
り各ワードのカウント値のフィールドの値に加算または
減算される値は状態切替回路6に予め設定しておくこと
が可能であり、しかもその値は可変である。
【0026】状態移行判定回路8は加減算回路7から与
えられるカウント値を予め設定されている閾値と比較し
た結果に基づいて各入力信号ES1 〜ESN それぞれについ
て状態変化があったか否か、即ち状態移行が発生したか
否かを判定し、それぞれの事象の状態を表す出力信号EC
1 〜ECN として出力すると共に、状態移行が発生した場
合には、状態移行判定回路8はメモリ3の対応するワー
ドのカウント値のフィールドの値をオール”0”に書換
えると共に状態表示ビットの値を反転する。一方、状態
移行が発生しなかった場合には、状態移行判定回路8は
加減算回路7の新たなカウント値をメモリ3の対応する
ワードのカウント値のフィールドの値として書換え、状
態表示ビットの値は書換えない。
【0027】
【作用】このような原理構成の本発明の事象状態判定回
路では、1サンプリング周期の間に入力指定回路4は各
入力信号ES1 〜ESN を指定する信号を順次的に発生する
ので、たとえばいま入力信号ES1 を指定する信号が発生
されたとすると、入力選択回路5は入力信号ES1 を選択
して状態切替回路6へ与え、メモリ3からは入力信号ES
1 に対応する第1ワードのカウント値のフィールドの値
が加減算回路7に、状態表示ビットが状態切替回路6に
それぞれ与えられる。状態切替回路6では状態表示ビッ
トの値に従って加減算回路7の動作を指示するので、加
減算回路7は指示された動作、即ち所定値の加算または
減算をメモリ3から与えられている値に対して行い、そ
の結果を状態移行判定回路8へ出力する。
【0028】状態移行判定回路8では加減算回路7から
与えられたカウント値と予め設定されている閾値との比
較結果に基づいて入力信号ES1 に対応する事象に状態移
行が発生したか否かを判定し、発生していれば出力信号
EC1を反転し、メモリ3の第1ワードの状態表示ビット
の値を反転し、更にそのカウント値のフィールドの値を
オール”0”に書き替える。状態移行が発生していない
場合には、状態移行判定回路8は加減算回路7のカウン
ト値を第1ワードのカウント値のフィールドに書き替え
るのみで処理を終了する。
【0029】以上で1サンプリング周期の入力信号ES1
についての処理が終了し、次に入力指定回路4が入力信
号ES2 を指定する信号を発生するので、入力信号ES2 に
対してもメモリ3の第2ワードの値に従って上述同様に
処理され、以下入力指定回路4が入力信号ES3 〜ESN を
それぞれ指定する信号を順次的に発生することにより、
1サンプリング周期の処理が完了する。
【0030】
【実施例】以下、本発明をその実施例を示す図面に基づ
いて詳述する。
【0031】図4は本発明に係る事象状態判定回路の具
体的構成例を示す回路図である。
【0032】なお、図4に示されている実施例はN個の
事象に関するN系統のアラーム検出信号AD1 〜ADN につ
いて通常状態または状態1〜Nを検出するように構成さ
れている。
【0033】図4において、参照符号20は RAMであり、
上述のN系統のアラーム検出信号AD1 〜ADN それぞれに
ついて各1ワードが割当てられている。それぞれのアラ
ーム検出信号AD1 〜ADN に割当てられているワードは、
カウント値を保持するフィールドと、それぞれが通常状
態であるかまたは状態1〜Nであるかを示す状態表示ビ
ットとにて構成されている。 RAM20には、アドレス入力
端子ADD 、データ入力端子DIと、データ出力端子DOとが
備えられており、アドレス入力端子ADD にはアドレスカ
ウンタ21から出力されるアドレス信号が、データ入力端
子DIには状態移行判定回路28の出力信号がそれぞれ入力
され、アドレス出力端子DOからの出力は制御切替回路24
及び加減算回路25に与えられている。
【0034】アドレスカウンタ21は、タイマ30から与え
られている計時クロックに従って、1サンプリング周期
内に RAM20の各ワードを指定するアドレスを順次的に発
生して RAM20のアドレス入力端子ADD 及びアドレスデコ
ーダ22に与えている。
【0035】アドレスデコーダ22は、上述のアドレスカ
ウンタ21から出力される信号、即ちRAM20の各ワードを
指定するアドレス信号をデコードしてアラームセレクタ
23及びフリップフロップ群29に出力する。
【0036】アラームセレクタ23には本発明回路がサン
プリング対象としているN個の事象に関するN系統のア
ラームの検出/解除を示す信号、即ちアラーム検出信号
AD1〜ADN がそれぞれ入力されている。そして、アラー
ムセレクタ23には上述のようにアドレスデコーダ22から
アドレス信号のデコード値が与えられているが、このデ
コード値は前述の如く1サンプリング周期の間に一巡す
るので、アラームセレクタ23はアラーム検出信号AD1 〜
ADN を順次的に選択して制御切替回路24へ出力する。
【0037】制御切替回路24は、 RAM20の各ワードの1
ビットである状態表示ビットを図5に示されているよう
に、それぞれEXORゲート50により対応するアラーム検出
信号AD1 〜ADN との排他的論理和をとることにより構成
されている。即ち、各アラーム検出信号AD1 〜ADN の検
出を示す信号を”1”、解除を示す信号を”0”とする
と、それぞれに対応する RAM20の各ワードの状態表示ビ
ットが”0”であれば制御切替回路24から加減算回路25
へ出力される信号は検出時が”1”に、解除時が”0”
になるので、”1”をカウントアップ(加算)の、”
0”をカウントダウン(減算)の制御にそれぞれ使用す
る。逆に、それぞれに対応する RAM20の各ワードの1ビ
ットが”1”であれば制御切替回路24から加減算回路25
へ出力される信号は検出時が”0”に、解除時が”1”
になるので、前述の図2に示されている回路の制御切替
回路11と同様の動作を行うことになる。
【0038】加減算回路25には RAM20から出力される各
ワードのカウント値のフィールドの値が入力され、これ
に対して加減算を行う。この加減算回路25では、図2に
示されている回路のアップダウンカウンタ14と同様にカ
ウントアップ/カウントダウン、即ち加減算を行うが、
この加減算回路25ではクロックを必要としない点が異な
る。即ち、図2に示されている回路ではクロックの数を
変化させることによりスロープレートの設定を行ってい
たが、本発明の回路では、カウント値の1ビットづつに
対してカウントアップ/カウントダウンを行えるので、
それぞれ予め設定されている任意の値をカウントアップ
またはカウントダウンすることが可能になる。従って、
クロック生成の手間が省け、回路構成が簡略化される。
【0039】加減算回路25が加減算を行った後のカウン
ト値は比較回路26, 27に入力される。比較回路26は〔通
常状態から状態N〕への移行時に、加減算回路25のカウ
ント値とそれぞれの事象について予め設定されている閾
値とを比較する。この比較回路26の閾値の設定も外部入
力ピンあるいはマイコンバスにより設定可能にすること
が可能である。具体的には、EXORゲートを使用して2進
法で閾値を書込めばよい。
【0040】比較回路27は〔状態Nから通常状態〕への
移行時に、加減算回路25のカウント値とそれぞれの事象
について予め設定されている閾値とを比較する。この比
較回路27の閾値の設定も、比較回路26と同様に外部入力
ピンあるいはマイコンバスにより設定可能にすることが
可能である。両比較回路26, 27から出力される信号によ
り状態移行判定回路28では、 RAM20に割当てられている
1ビットの状態表示ビットに状態を書込み、状態移行を
行った後にカウント値をオール”0”にして RAM20の対
応するワードのカウント値のフィールドに書込む。な
お、状態移行が発生しなかった場合には、比較回路27は
加減算回路25のカウント値をそのまま RAM20の対応する
ワードのカウント値のフィールドに書込む。この RAM20
の各ワードに割当てられている状態表示ビットのデータ
が前述の如く制御切替回路24へ出力される。
【0041】参照符号29はフリップフロップ群であり、
RAM20の各ワード、換言すれば各事象にそれぞれ対応付
けられた複数のフリップフロップにて構成されている。
そして、状態移行判定回路28により RAM20の各ワードそ
れぞれに割当られている状態表示ビットの状態が書換え
られた場合にはフリップフロップ群29のそれぞれ対応す
るフリップフロップの状態が反転される。なお、この際
のフリップフロップ群29内でのフリップフロップの選択
はアドレスデコーダ22から出力されるアドレス信号のデ
コード値により行われる。
【0042】このような本発明の事象状態判定回路の動
作について、以下に説明する。アドレスカウンタ21はタ
イマ30が発生している計時クロックに従って、予め定め
られている1サンプリング周期の間に RAM20の各ワード
を指定するアドレス信号を順次的に発生し、アドレスデ
コーダ22及び RAM20に出力する。いま、1サンプリング
周期の最初に先頭の、即ち第1アドレス信号がアドレス
カウンタ21から出力されたとする。
【0043】RAM20ではこのアドレス信号に従って第1
ワードの内容を出力するが、そのワードのカウント値の
フィールドの内容は加減算回路25に、1ビットの状態表
示ビットは制御切替回路24の対応するEXORゲートに与え
られる。
【0044】また、アドレスデコーダ22ではアドレスカ
ウンタ21から与えられる第1アドレス信号をデコードし
てそのデコード値をアラームセレクタ23及びフリップフ
ロップ群29に与える。従って、アラームセレクタ23では
選択対象の入力であるアラーム検出信号AD1 〜ADN の内
から第1のアラーム検出信号AD1 を選択して制御切替回
路24へ出力する。また、フリップフロップ群29では第1
のアラーム検出信号AD1 に対応するフリップフロップが
選択されている。
【0045】制御切替回路24では上述のように第1のア
ラーム1のアラーム検出信号AD1 が入力され、これと R
AM20から与えられている第1ワードの状態表示ビットの
値とが排他的論理和処理されてその結果が加減算回路25
の加減算を指示する制御信号として加減算回路25に与え
られる。
【0046】加減算回路25では、このようにして制御切
替回路24から与えられた制御信号とRAM20から与えられ
ている第1ワードのカウント値のフィールドの値とを加
減算してその結果のカウント値を比較回路26及び27へ出
力する。
【0047】両比較回路26, 27ではそれぞれに予め設定
されている閾値と加減算回路25から与えられたカウント
値とを比較し、その結果を状態移行判定回路28へ出力す
る。状態移行判定回路28では両比較回路26, 27の比較結
果に従って状態移行が発生したか否かを判定し、状態移
行が発生していればフリップフロップ群29の選択されて
いるフリップフロップの状態を反転させると共に、第1
ワードのカウント値のフィールドをオール”0”にし、
且つ状態表示ビットの内容を反転して RAM20へ送り返
す。状態移行が発生していない場合には、状態移行判定
回路28は第1ワードのカウント値のフィールドの内容を
その時点の加減算回路25のカウント値に書換えた上で第
1ワードを RAM20へ送り返す。
【0048】RAM20では状態移行判定回路28から送り返
された第1ワードの各値を書込み、以上で1サンプリン
グ周期における第1のアラーム検出信号AD1 に関する処
理が終了する。
【0049】次にはアドレスカウンタ21のカウント値、
即ちアドレス信号の値が RAM20の第2ワードを指示する
値にインクリメントされるため、上述同様の処理が第2
のアラーム検出信号AD2 及びそれに対応するRAM20の第
2ワードを対象として反復される。
【0050】以下、同様にしてアドレスカウンタ21のカ
ウント値、即ちアドレス信号の値が順次的にインクリメ
ントされつつ、第3〜第Nのアラーム検出信号AD3 〜AD
N 及びそれぞれに対応する RAM20の第3〜第Nワードを
対象として上述同様の処理が行われることにより、1サ
ンプリング周期の処理が終了する。
【0051】このような本発明の事象状態判定回路につ
いて、実際のベーシックセルの削減効果について以下に
説明する。
【0052】たとえば、サンプリング周期を 125μs 、
タイマ周期を12.5μs 、閾値を通常状態から状態1〜N
の場合に 2.0μs(カウント値は2/0.000125=16000)、状
態1〜Nから通常状態の場合に 4.0μs(カウント値は4/
0.000125=32000) 、スロープレートをカウントアップ
/カウントダウンが4対1、サンプリング対象のアラー
ムを10系統とする。
【0053】このような場合、まず RAM20の規模は、サ
ンプリング対象のアラームが10系統であるから、ワード
数は10、アドレスは10<24 で4ビットになる。1ワー
ドのであビット数は最大32000 までカウント値をとりう
るとし、且つスロープレートを考慮すると、 32000×4
=128000<217となり、1ビットの状態表示ビットを含
めて18ビットになる。ベーシックセル数では約1600個で
ある。
【0054】アドレスカウンタ21は、4ビットカウンタ
でよいので、約70ベーシックセルである。アドレスデコ
ーダ22も約70ベーシックセル、アラームセレクタ23は約
35ベーシックセルとなる。
【0055】加減算回路25は1ビットについて約6ベー
シックセル必要なので、全体で約100 ベーシックセルと
なり、比較回路26,27のデータラッチ用フリップフロッ
プが17個で計170 ベーシックセル、フリップフロップ群
29の状態表示ビットラッチ用のフリップフロップが10個
で約100 ベーシックセルになる。
【0056】以上から、本発明の事象状態判定回路の全
体の規模は、1600+70×25+100 +170 +100 +α=約
2500ベーシックセルとなる。これは、前述の図2に示さ
れている従来の回路が1系統のアラーム検出に約500 ベ
ーシックセルを要していることを考えるとほぼ半分に縮
小されていることになる。
【0057】
【発明の効果】以上に詳述した如く本発明の事象状態判
定回路によれば、回路を構成するベーシックセル数を大
幅に削減して回路規模を縮小することが可能になり、ま
た事象の変化またはその解除を表す信号が入力された場
合の加減算に設定される所謂スロープレートの設定が外
部から可変になるので、監視対象の変化に応じてスロー
プレートを容易に変更することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】事象状態判定回路の従来の一般的な原理構成を
示すブロック図である。
【図2】図1に原理構成が示されている回路の具体的な
構成例を示すブロック図である。
【図3】本発明の事象状態判定回路の原理構成を示すブ
ロック図である。
【図4】本発明に係る事象状態判定回路の具体的構成例
を示す回路図である。
【図5】制御切替回路の具体的構成例を示す回路図であ
る。
【符号の説明】
3 メモリ 4 入力指定回路 5 入力選択回路 6 状態切替回路 7 加減算回路 8 状態移行判定回路 ES1 〜ESN 事象の状態を表す信号

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれが個別の事象の状態に変化があ
    ったこと又は変化が解除されたことを表す複数の信号(E
    S1〜ESN)について、前記変化又は解除が発生した場合に
    基準値に対してそれぞれ所定値を加減算する加減算回路
    (7) と、 前記複数の信号(ES1〜ESN)それぞれについての前記加減
    算回路(7) による加減算の結果の値と所定の閾値とを比
    較することによりそれぞれの信号(ES1〜ESN)に対応する
    事象の状態に変化が生じたか否かを判定する状態移行判
    定回路(8) とを備えた事象状態判定回路において、 複数の領域に区分されており、各領域が前記複数の事象
    それぞれについての前記加減算回路のカウント値及び状
    態を示す信号を保持するメモリ(3) と、 前記複数の信号(ES1〜ESN)を順次的に指定する入力指定
    信号を発生する入力指定回路(4) と、 前記入力指定信号に従って前記複数の信号(ES1〜ESN)を
    選択出力する入力選択回路(5) と、 前記入力指定信号に従って前記メモリ(3) の対応する領
    域から出力された前記状態を示す信号に応じて前記加減
    算回路(7) に所定値の加算又は減算を行わせる状態切替
    回路(6) とを備えたことを特徴とする事象状態判定回
    路。
  2. 【請求項2】 前記加減算回路(7) は、加算又は減算す
    るそれぞれの所定値を外部から設定する手段(50)を有し
    ていることを特徴とする請求項1記載の事象状態判定回
    路。
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