JPH0562373U - ブレーキ液圧制御装置 - Google Patents
ブレーキ液圧制御装置Info
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- JPH0562373U JPH0562373U JP322092U JP322092U JPH0562373U JP H0562373 U JPH0562373 U JP H0562373U JP 322092 U JP322092 U JP 322092U JP 322092 U JP322092 U JP 322092U JP H0562373 U JPH0562373 U JP H0562373U
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Landscapes
- Hydraulic Control Valves For Brake Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 車両の旋回走行中や軽積載時の制動時におけ
る尻振りや後輪ロックを防止すると共に、重積載時でか
つ直進走行中の制動時における後輪側の十分な制動力を
確保する。 【構成】 ブレーキペダル2の踏み込み量に応じてブレ
ーキ液圧を発生させるマスターシリンダ1と、マスター
シリンダ1と後輪側ホィールシリンダ3とを連通するプ
ライマリー通路4の下流側に設けられて各ホィールシリ
ンダ3内の液圧を圧縮スプリング17のばね力を介して
制御するプロポーショニングバルブ11とを備えたブレ
ーキ液圧制御装置において、前記圧縮スプリング17の
ばね力を可変にする可変機構12を設けた。
る尻振りや後輪ロックを防止すると共に、重積載時でか
つ直進走行中の制動時における後輪側の十分な制動力を
確保する。 【構成】 ブレーキペダル2の踏み込み量に応じてブレ
ーキ液圧を発生させるマスターシリンダ1と、マスター
シリンダ1と後輪側ホィールシリンダ3とを連通するプ
ライマリー通路4の下流側に設けられて各ホィールシリ
ンダ3内の液圧を圧縮スプリング17のばね力を介して
制御するプロポーショニングバルブ11とを備えたブレ
ーキ液圧制御装置において、前記圧縮スプリング17の
ばね力を可変にする可変機構12を設けた。
Description
【0001】
本考案は、車輪のロック状態を検出してホィールシリンダのブレーキ液圧を制 御するブレーキ液圧制御装置に関する。
【0002】
周知のように、近時自動車の制動装置にあっては、急制動時などにおける車輪 のロックを防止する所謂アンチロックブレーキシステム(ABS)が種々提供さ れている。
【0003】 その一つとして、例えば、前輪駆動車(FF)に用いられるX配管のクローズ 循環型のブレーキ液圧制御装置があり、この装置のX配管位置には、左右後輪側 の各ホィールシリンダのブレーキ液圧を制御するプロポーショニングバルブが備 えられている。
【0004】 図6に基づいて概略を説明する。尚便宜上左右後輪側の一方側について説明す る。
【0005】 即ち、1はブレーキペダル2の踏み込み量に応じて液圧を発生するマスターシ リンダ、3は一方後輪側のホィールシリンダ、4はマスターシリンダ1とホィー ルシリンダ3とを連通するプライマリー通路であって、このプライマリー通路4 は下流側通路部4a(ホィールシリンダ3側)が図外のセカンダリー通路の下流 側通路部とX配管状になっている。また、このX配管位置には、プロポーショニ ングバルブ5が設けられている。
【0006】 このプロポーショニングバルブ5は、左右後輪側のホィールシリンダ3内のブ レーキ液圧を制御するものであって、ブレーキペダル2の踏み込みによりマスタ ーシリンダ1からプライマリー通路4を通ったブレーキ液圧は、バルブボディ6 の通孔6aからシリンダ7内に流入するが、この時点では、ピストン8が、圧縮 スプリング9のばね力で最大左方向に位置して、連通路8aがチェックバルブ1 0から離間して開成されている。したがって、シリンダ7内の液圧は、連通路8 aから通孔8b下流側通路部4aを通ってホィールシリンダ3内に伝達される。
【0007】 そして、ピストン8の前端側受圧面8cが後端側受圧面8dの受圧面積より大 きいため、該ピストン8は圧縮スプリング9のばね力に抗して徐々に右方向に移 動し、連通路8aがチェックバルブ10の弁体10aで閉塞される。依って、プ ライマリー通路4と下流側通路部4aとの連通が遮断されて、ホィールシリンダ 3内が前輪側のホィールシリンダ内圧よりも減圧される。これによって、車両旋 回中の制動時における尻振りや、車両後部の軽積載時の制動時における後輪ロッ クを防止して、制動時の車両姿勢の安定化等を図るようになっている。
【0008】
然し乍ら、前記従来の装置にあっては、プロポーショニングバルブの圧縮スプ リング9のばね力が比較的小さくかつ固定的になっている。したがって、前述の ように車両旋回中の尻振りや軽積載時の後輪ロックを防止できるものの、尻振り 等が発生することの少ない車両の重積載時でかつ直進急制動時などにおいては、 後輪側ホィールシリンダ3の内圧を十分に高くすることができない。このため、 両後輪側の十分な制動力が得られない。この結果、前輪側の制動装置の負荷が大 きくなり、所謂フェード現象が発生し易くなる。
【0009】
本考案は、前記従来の問題点に鑑みて案出されたもので、ブレーキペダルの踏 み込み量に応じてブレーキ液圧を発生させるマスターシリンダと、該マスターシ リンダと左右後輪側の各ホィールシリンダとを連通する液圧通路と、該液圧通路 の下流側に設けられて、前記マスターシリンダから各ホィールシリンダに伝達さ れるブレーキ液圧をばね部材のばね力を介して制御するプロポーショニングバル ブとを備えたブレーキ液圧制御装置において、前記ばね部材のばね力を可変にす る可変機構を設けたことを特徴としている。
【0010】
例えば車両旋回中の制動や軽積載時などにおいては、可変機構によりばね部材 のばね力を比較的小さく設定して、前記従来と同様な作用を得る一方、重積載時 で直進走行中の急制動時には、可変機構によりばね部材のばね力を大きくしてバ ルブの閉作動を緩慢にする。したがって、ブレーキペダルの踏み込みによるマス ターシリンダのブレーキ液圧が、液圧通路を通ってプロポーショニングバルブか らホィールシリンダに直接的に伝達されるため、後輪の十分な制動力が得られる 。
【0011】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳述する。
【0012】 図1〜図3は本考案のブレーキ液圧制御装置の一実施例を示し、図中1はブレ ーキペダル2の踏み込み量に応じてブレーキ液圧を発生するマスターシリンダ、 3は一方後輪側のホィールシリンダ、4はマスターシリンダ1とホィールシリン ダ3とを連通する液圧通路たる一方側のプライマリー通路、11は該プライマリ ー通路4と下流側通路部4aとの間に設けられたプロポーショニングバルブ、1 2は可変機構である。
【0013】 前記プロポーショニングバルブ11は、略円筒状のバルブボディ13と、該バ ルブボディ13に内部に形成された段差径状のシリンダ14と、該シリンダ14 の一端部内の軸方向へ摺動自在に設けられて、シリンダ14内を右側の第1受圧 室14aと左側の大径な第2受圧室14bとに隔成するピストン15と、シリン ダ14の他端部内に設けられたチェックバルブ16と、該チェックバルブ16側 に弾装されてピストン15を第2受圧室14b方向へ付勢するばね部材たる圧縮 スプリング17とを備えている。
【0014】 前記バルブボディ13は、側壁にプライマリー通路4と第1受圧室14aとを 連通する通孔18が半径方向に沿って形成されていると共に、前端壁の中央に第 2受圧室14bと下流側通路部4aとを連通する連通孔19が軸方向に沿って形 成されている。
【0015】 前記ピストン15は、中央軸方向に第1受圧室14aと第2受圧室14bとを 連通する連通路20が貫通形成されていると共に、円柱状本体15aの後端に第 1受圧室14aに臨む第1受圧面21が形成され、本体15aの前端部に有する フランジ部15bの前端に第2受圧室14bに臨む受圧面積が第1受圧面21よ り大きな第2受圧面22が形成されている。
【0016】 前記チェックバルブ16は、バルブボディ13の底壁13aの内面に一体に設 けられた筒状部23と、該筒状部23の先端孔を介して進退自在に設けられたボ ール状の弁体24と、筒状部23内に弾装されて弁体24を進出位置に付勢する コイルスプリング25とから構成されている。
【0017】 前記圧縮スプリング17は、後述のプランジャ26先端と第1受圧面21との 間に弾装されて、ばね力でピストン15を前方位置(第2受圧室14b側)に付 勢するようになっている。また、この圧縮スプリング17は、基準ばね力が従来 のものと同様に比較的小さく設定されており、可変機構12によってそのばね力 が変化するようになっている。
【0018】 前記可変機構12は、シリンダ14内の筒状部23外周に摺動自在に設けられ た前記プランジャ26と、バルブボディ13の底壁13aに有する圧力室27を 介してプランジャ26を進出方向(左方向)に摺動させる油圧制御回路28とか ら構成されている。前記プランジャ26は、円筒状を呈し、前端面に圧縮スプリ ング17の一端が着座していると共に、後端面が圧力室27内に臨んだ受圧面に なっている。前記油圧制御回路28は、車両の急加速時などに発生する車輪のス リップを防止する所謂トラクションコントロールシステム(TCS)に用いられ ている機器類を利用したもので、一端部が圧力室27に接続された油通路29の 他端部に設けられた蓄圧器30と、該蓄圧器30にオイルパン31から油圧を供 給するオイルポンプ32と、油通路29の途中に設けられた2ポート2位置型の 供給用第1電磁弁33と、油通路29が分岐した排出通路34に設けられた2ポ ート2位置型の排出用第2電磁弁35とから構成されている。前記各電磁弁33 ,35は、図外の電子コントローラからの制御信号に基づいて開閉作動するよう になっている。
【0019】 以下、本実施例の作用について説明する。
【0020】 即ち、車両の旋回走行中や軽積載時にブレーキペダル2を踏み込んで制動させ た場合には、第1電磁弁33が閉、第2電磁弁35が開作動して、圧力室27内 のブレーキ液がオイルパン31内に排出されて該圧力室27が低圧状態になる。 このため、プランジャ26は、図1に示すように圧縮スプリング17のばね力で 後退位置(右側)に付勢されている。
【0021】 一方、マスターシリンダ1で発生したブレーキ液圧は、プライマリー通路4か らプロポーショニングバルブ11の通孔18、第1受圧室14a,連通路20, 第2受圧室14b,連通孔19を通って下流側通路部4aからホィールシリンダ 3に伝達されて制動トルクが発生する。
【0022】 このとき、図1に示すようにプライマリー通路4の内圧(マスターシリンダ内 圧)をP1,下流側通路部4aの内圧をP2,ピストン15の第2受圧面22, 第1受圧面21の面積及び連通路20の開口面積をA1,A2,A3とし、さら に圧縮スプリング17のセット荷重をF0,バネ定数をkとすると、ピストン1 5は以下の左右の力を受ける。
【0023】 右向きの力=P2(A1−A3)…(1) 左向きの力=P1(A2−A3)+F0+kX…(2) また、ブレーキペダル2の踏み込み直後の第1,第2受圧室14a,14bが 連通路20により連通しているため、P1=P2で推移する。したがって、ピス トン15は、左右の力の釣り合いを保ちつつ徐々に右側へ移動し、連通路20の 一端開口縁がチェックバルブ16の弁体24に突き当たって該一端開口を閉塞す る(図2参照)。
【0024】 そして、前記一端開口縁が弁体24に突き当たった際の圧力をP0,ピストン 15の移動量をX0とすると、P0は前記(1),(2)式により以下の値にな る。
【0025】 P0(A1−A3)=P0(A2−A3)+F0+kX0 故に、P0=F0+kX0/A1−A2…(3) となる(図4参照)。そして、P1及びP2がP0に達し、その後、P1の圧 力がさらに上昇するとピストン15の力の釣り合いを保つために、P1とP2に 圧力差が生じ、その圧力の関係は(1)=(2)より P2(A1−A3)=P1(A2−A3)+F0+kX0
【0026】
【数1】
【0027】 となる。
【0028】 依って、P1とP2の関係は、図5の一点鎖線で示すようにA2−A3/A1 −A3の傾きとF0+kX0/A1−A3をP2切片にもつ1次式となるので、 P2はP1より低い状態で推移する。
【0029】 これによって、ホィールシリンダ3内が低圧に制御されて、旋回走行中の尻振 りや軽積載時の後輪ロックが確実に防止される。
【0030】 一方、重積載状態でかつ直進走行中にブレーキペダル2を踏み込んで制動させ た場合には、コントローラからの出力信号により第1電磁弁33のみが開作動し て、予め蓄圧器30に蓄えられた高油圧が油通路29から圧力室27内に供給さ れて該圧力室27が高圧になる。したがって、プランジャ26は、図3に示すよ うに圧縮スプリング17のばね力に抗して所定量だけ進出移動し、圧縮スプリン グ17のばね力を所定圧に上昇させる。
【0031】 このため、前記プランジャ26の移動量をLとするとピストン15の左右の力 の釣り合いは(1),(2)から以下に変更される。
【0032】 右向きの力=P2(A1−A3)…(5) 左向きの力=P1(A2−A3)+F0+kX+kL…(6) このため、P1とP2の圧力が分離する時点つまり一端開口縁が弁体24に当 接して連通路20が閉塞されるスプリットポイント(P01)は、 P01=F0+kX0+kL/A1−A2…(7) となり、また、P01以降のP1とP2の関係は、
【0033】
【数2】
【0034】 となる。
【0035】 したがって、ホィールシリンダ3の圧力P2は、図5の実線で示すように、ス プリットポイントP01がkL/A1−A2,kL/A1−A3分だけ高くなり 、その後の圧力推移も高く維持される。
【0036】 依って、後輪側の制動力が十分に確保され制動距離の短縮化が図れる。また、 この結果、前輪側の制動装置の負荷を軽減でき、フェード現象等の発生が防止さ れる。
【0037】 しかも、本実施例では、油圧制御回路28を別個に設けるのではなく、TCS 用の蓄圧器30等を利用したため、構造の簡素化と小型化が図れ、製造作業能率 の悪化やコストの高騰が十分に抑制される。
【0038】 尚、本考案は、前記実施例に限定されるものではなく、例えば圧縮スプリング 17を板ばね等に変更することも可能である。
【0039】
以上の説明で明らかなように、本考案に係るブレーキ液圧制御装置によれば、 プロポーショニングバルブの圧縮スプリングのばね力を可変機構によって適宜可 変させるようにしたため、車両の旋回走行中や軽積載時の制動時における尻振り や後輪ロック等が防止されることは勿論のこと、重積載時でかつ直進走行中の制 動時には後輪側ホィールシリンダの内圧が高く維持されるので、後輪の十分な制 動力が確保できる。
【0040】 この結果、制動距離の短縮化が図れ、また前輪側の制動装置の負荷を軽減する ことができ、フェード現象等の発生を防止できる。
【図1】本考案の一実施例を示す要部概略図。
【図2】本実施例の作用を示す要部概略図。
【図3】本実施例のさらに異なる作用を示す要部概略
図。
図。
【図4】本実施例の圧力特性図。
【図5】本実施例の圧力特性図。
【図6】従来のブレーキ液圧制御装置を示す概略図。
1…マスターシリンダ、2…ブレーキペダル、3…ホィ
ールシリンダ、4…プライマリー通路(液圧通路)、1
1…プロポーショニングバルブ、12…可変機構、17
…ばね部材(圧縮スプリング)。
ールシリンダ、4…プライマリー通路(液圧通路)、1
1…プロポーショニングバルブ、12…可変機構、17
…ばね部材(圧縮スプリング)。
Claims (1)
- 【請求項1】 ブレーキペダルの踏み込み量に応じてブ
レーキ液圧を発生させるマスターシリンダと、該マスタ
ーシリンダと左右後輪側の各ホィールシリンダとを連通
する液圧通路と、該液圧通路の下流側に設けられて、前
記マスターシリンダから各ホィールシリンダに伝達され
るブレーキ液圧をばね部材のばね力を介して制御するプ
ロポーショニングバルブとを備えたブレーキ液圧制御装
置において、前記ばね部材のばね力を可変にする可変機
構を設けたことを特徴とするブレーキ液圧制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP322092U JPH0562373U (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | ブレーキ液圧制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP322092U JPH0562373U (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | ブレーキ液圧制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0562373U true JPH0562373U (ja) | 1993-08-20 |
Family
ID=11551359
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP322092U Pending JPH0562373U (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | ブレーキ液圧制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0562373U (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5657548A (en) * | 1979-10-18 | 1981-05-20 | Akebono Brake Ind Co Ltd | Fail-safe mechanism for hydraulic pressure controller |
-
1992
- 1992-01-31 JP JP322092U patent/JPH0562373U/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5657548A (en) * | 1979-10-18 | 1981-05-20 | Akebono Brake Ind Co Ltd | Fail-safe mechanism for hydraulic pressure controller |
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