JPH0562623B2 - - Google Patents

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JPH0562623B2
JPH0562623B2 JP4005085A JP4005085A JPH0562623B2 JP H0562623 B2 JPH0562623 B2 JP H0562623B2 JP 4005085 A JP4005085 A JP 4005085A JP 4005085 A JP4005085 A JP 4005085A JP H0562623 B2 JPH0562623 B2 JP H0562623B2
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JP
Japan
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emulsion
vinyl acetate
vinyl
emulsion composition
acetoacetylated
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JP4005085A
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Yoshiaki Ito
Kiichi Maruhashi
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Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP4005085A priority Critical patent/JPS61197649A/ja
Publication of JPS61197649A publication Critical patent/JPS61197649A/ja
Publication of JPH0562623B2 publication Critical patent/JPH0562623B2/ja
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  • Paints Or Removers (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野] 本発明は耐熱水接着性、エマルジヨンの安定
性、耐水性、耐溶剤性などの各種物性がより向上
したエマルジヨン組成物に関する。 [従来の技術] アセトアセチル化ポリビニルアルコール(以下
AA化PVAと略記する)を保護コロイドとする合
成樹脂エマルジヨンは低温安定性、凍結安定性に
優れ、また皮膜の耐水性も良好である等の特色を
有し、接着性、塗料、成型物、繊維加工剤等の各
種用途に実用化が期待されている。 しかして、より高度の耐水性が要求される分野
での使用に当つては、該エマルジヨンは耐水化剤
の添加が必要とされ、これまで種々の耐水刈剤に
ついて報告がなされており、本出願人も特開昭57
−59971号公報、特開昭58−217571号公報、特開
昭59−1581号公報として出願しているものであ
る。 [発明が解決しようとする問題点] しかしながら、本発明者らが更に研究を重ねた
ところによると、かかるエマルジヨンであつても
使用する環境、方法等によつては未だ次の点に改
良の余地があることが判明した。即ち、 (1) 耐水接着性、特に高温での耐熱水接着性が劣
るため、化粧合板、楽器、高級家具、キヤビネ
ツト等に使用する場合に実用上の支障がある。 (2) 可塑剤を併用した時に接着力の低下が認めら
れる場合がある。 (3) 長期間にわたるエマルジヨンの放置安定性や
凍結安定性に難点がある。 等である。 [問題点を解決するための手段] しかるに本発明者らは上記の欠点をなくすべく
鋭意研究を続けた結果、AA化PVAを保護コロイ
ドとする酢酸ビニル系樹脂エマルジヨン系組成物
であつて、該酢酸ビニル系樹脂エマルジヨンが、
アセトアセチル基(以下AA基と略す)を有する
ビニル系モノマーを共重合成分とする場合、(1)、
(2)、(3)のいずれをも改良でき、さらに該組成物に
耐水化剤を配合する場合、一段と顕著な耐熱水接
着性を有するエマルジヨン組成物が得られること
を見出し、本発明を完成するに到つた。 本発明におけるAA化PVAの製造方法は特に限
定されるものではなく、任意の方法で製造される
が好ましくはポリビニルアルコールとジケテンと
を反応して得られる。例えばポリビニルアルコー
ルを酢酸溶媒中に分散させておき、これにジケテ
ンを添加する方法、ポリビニルアルコールをジメ
チルホルムアミド、又はジオキサンなどの溶媒に
あらかじめ溶解しておき、これにジケテンを添加
する方法等である。又ポリビニルアルコールにジ
ケテンガス又は液状ジケテンを直接接触させて
AA化PVAを得る方法も採り得る。AA化PVAを
得る際に用いられるポリビニルアルコールは特に
限定されないが、保護コロイド性の点から、平均
重合度500〜2600、平均ケン化度85〜99モル%の
範囲が好ましい。AA化PVAのAA化度は0.05〜
20モル%の範囲が適当である。0.05モル%未満で
はエマルジヨン組成物の耐水性、安定性が低下
し、20モル%を越えると分散系が破壊されて、均
質な乳濁状態を得られなかつたり、あるいは得ら
れたエマルジヨンの安定性が劣つたものとなり、
実用上の製品として好ましくない。 本発明においてかかるAA化PVAを保護コロイ
ドとする酢酸ビニル系樹脂エマルジヨンとは樹脂
中に少くとも50モル%の酢酸ビニル成分を含有し
ているものをいうが、本発明では特に酢酸ビニル
との必須共重合成分としてAA基を有するビニル
系モノマーを使用することが最大の特徴である。
かかるモノマーの存在によりはじめて本願の目的
とする耐熱水接着性等の向上が可能となるのであ
る。 AA基を有するビニル系モノマーの樹脂中にお
ける共重合量としては樹脂全体の0.05〜50重量
%、より好ましくは0.5〜20重量%である。0.05
重量%より少いと本発明の効果が得られず、50重
量%より多くなるとエマルジヨンの安定性が失わ
れるので避けるべきである。かかるビニルモノマ
ーの例としては2−ヒドロキシエチルアクリレー
ト又は2−ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒ
ドロキシプロピルアクリレート又はヒドロキシプ
ロピルメタクリレート、アリルアルコール又はメ
タリルアルコール、2−ヒドロキシ−3−クロロ
プロピルアクリルレート又は2−ヒドロキシ−3
−クロロプロピルメタクリルレート、β−ヒドロ
キシエチル−γ−アクリロイルオキシエチレンフ
タレート又はβ−ヒドロキシエチル−γ−メタク
リロイルオキシエチレンフタレート、1,4−ブ
チレングリコールモノアクリレート又は1,4−
ブチレングリコールモノメタクリレート、N−メ
チロールアクリルアミド又はN−メチロールメタ
クリルアミド、ヒドロキシスチレン等のモノマー
のアセトアセチル化物が例示され、これらは単独
であるいは2種以上が併用される。かかる中でも
2−ヒドロキシエチルアクリレート又は2−ヒド
ロキシエチルメタクリレートのアセトアセチル化
物、アリルアルコール又はメタリルアルコールの
アセトアセチル化物の使用が実用上最も好まし
い。 上記酢酸ビニル系樹脂エマルジヨンには酢酸ビ
ニル、AA基を有するビニル系モノマーの他にこ
れと共重合可能な他の公知の単量体を使用するこ
とも可能である。かかる共重合成分を例示する。 酢酸ビニル以外のビニルエステル系単量体 ギ酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニ
ル、カプリン酸ビニル、ラウリル酸ビニル、アジ
ピン酸ビニル、ジビニルスクシネート、バーサテ
イツク酸ビニル、パルミチン酸ビニル、ステアリ
ン酸ビニル等。 エチレン性不飽和カルボン酸及びそのアキルエス
テル等 アクリル酸又はメタクリル酸、クロトン酸、
(無水)マレイン酸、フマル酸、イタコン酸なら
びにこれらのアルカリ金属塩、アンモニウム塩
等。アクリル酸メチル又はメタクリル酸メチル、
アクリル酸エチル又はメタクリル酸エチル、アク
リル酸プロピル又はメタクリル酸プロピル、アク
リル酸ブチル又はメタクリル酸ブチル、アクリル
酸ペンチル又はメタクリル酸ペンチル、アクリル
酸ヘプチル又はメタクリル酸ヘプチル、アクリル
酸オクチル又はメタクリル酸オクチル、アクリル
酸デシル又はメタクリル酸デシル、アクリル酸ヘ
キサデシル又はメタクリル酸ヘキサデシル、アク
リル酸オクタデシル又はメタクリル酸オクタデシ
ル、クロトン酸メチル、クロトン酸エチル、イタ
コン酸メチル、イタコン酸エチル、ソルビン酸メ
チル、ソルビン酸エチル、マレイン酸モノアルキ
ルエステル、マレイン酸ジアルキルエステル、オ
レイン酸アルキルエステル等。 飽和カルボン酸のアリルエステル ステアリン酸アリル、ラウリン酸アリル、ヤシ
油脂肪酸アリル、オクチル酸アリル、酢酸アリル
等。 α−オレフイン エチレン、プロピレン、α−ヘキセン、α−オ
クテン、α−デセン、α−ドデセン、α−ヘキサ
デセン、α−オクタデセン等。 アルキルビニルエーテル プロピルビニルエーテル、ブチルビニルエーテ
ル、ヘキシルビニルエーテル、オクチルビニルエ
ーテル、デシルビニルエーテル、ドデシルビニル
エーテル、テトラデシルビニルエーテル、ヘキサ
デシルビニルエーテル、オクタデシルビニルエー
テル等。 アルキルアリルエーテル プロピルアリルエーテル、ブチルアリルエーテ
ル、ヘキシルアリルエーテル、オクチルアリルエ
ーテル、デシルアリルエーテル、ドデシルアリル
エーテル、テトラデシルアリルエーテル、ヘキサ
デシルアリルエーテル、オクタデシルアリルエー
テル等。 その他、アクリルアミド又はメタクリルアミ
ド、アクリロニトリル又はメタクリロニトリル、
N−メチロールアクリルアミド又はN−メチロー
ルメタクリルアミド、グリシジルアクリレート又
はグリシジルメタクリレート、グリシジルビニル
エーテル、アリルスルホン酸塩又はメタリルスル
ホン酸塩、トリアリルシアヌレート、トリアリル
シトレート、ジアリルマレート、エチレン性不飽
和スルホン酸塩、スチレン、塩化ビニル等。 しかして本発明のエマルジヨンを得るには、
AA化PVAを保護コロイドとして、酢酸ビニル単
量体、AA基を有するビニル系モノマー及び必要
に応じて他の共重合可能な単量体を共存させて乳
化重合する方法、ポリビニルアルコール、セルロ
ース類、界面活性剤等の存在下で乳化重合した酢
酸ビニル系樹脂エマルジヨンにAA化PVAを後添
加する方法等の任意の方法が実施される。実用的
にはAA化PVAを保護コロイドとして前記単量体
を乳化重合する方法が好ましい。重合に際しては
通常の乳化重合に用いられる乳化重合触媒を使用
する。特にレドツクス系触媒が好ましく、具体的
に例示すると過酸化水素、過硫酸アンモニウム又
は過硫酸カリウムとメタ重亜硫酸ナトリウム、硫
酸第一鉄、ジメチルアニリン、ホルムアルデヒド
亜鉛スルホキシレート、あるいはホルムアルデヒ
ドナトリウムスルホキシラートとの組合わせが挙
げられる。 又ノニオン界面活性剤、アニオン界面活性剤も
AA化PVAと併用しうる。更に他の保護コロイド
や乳化剤、例えばセルロース誘導体(カルボキシ
メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロー
ス、メチルセルロースなど)、ポリアクリル酸誘
導体、(無水)マレイン酸−ビニルエーテル共重
合体、(無水)マレイン酸−酢酸ビニル共重合体、
酢酸ビニル−アリルスルホン酸(塩)共重合体ケ
ン化物又は酢酸ビニールメタリスルホン酸(塩)
共重合体ケン化物なども適宜併用できる。その他
の通常の乳化重合で用いられる種々の添加剤、調
整剤なども適宜使用される。重合は水媒体中に上
記AA化PVA、触媒を溶解し、各種単量体を一括
仕込みあるいは連続仕込しながら温度30〜90℃で
行われる。得られるエマルジヨンはそのままある
いは適宜濃度調整を行う。本発明で使用するエマ
ルジヨンに固形分含量はその用途によつて変動す
るので一概に規定はできないが、通常30〜60重量
%の範囲が適当である。 又本発明の効果を損なわない範囲でならば上記
した酢酸ビニル系樹脂エマルジヨン以外の他の公
知のエマルジヨンを併用することは何等差支えな
い。かかるエマルジヨンとしては本発明の方法以
外で得られる酢酸ビニル系樹脂エマルジヨン、ア
クリル酸エステル系エマルジヨン又はメタクリル
酸エステル系エマルジヨン、酢酸ビニルアクリル
酸エステル共重合体エマルジヨン又は酢酸ビニル
−メタクリル酸エステル共重合体エマルジヨン、
塩化ビニル系エマルジヨン、エチレン樹脂エマル
ジヨン、エチレン−酢酸ビニル共重合体エマルジ
ヨン、スチレン樹脂エマルジヨン、スチレン−ア
クリル酸エステル共重合体エマルジヨン又はスチ
レン−メタクリル酸エステル共重合体エマルジヨ
ン、スチレン−ブタジエン共重合体エマルジヨ
ン、クロロプレンエマルジヨン、アクリロニトリ
ル−ブタジエン共重合体エマルジヨン、ビニルピ
リジン樹脂エマルジヨン、シリコーン樹脂エマル
ジヨン、フエノール系樹脂エマルジヨン、ブテン
樹脂エマルジヨン等が挙げられる。 しかして本発明においては上記酢酸ビニル系樹
脂エマルジヨン組成物に更に耐水化剤を配合する
場合、耐水性はもとより一段と優れた耐熱水接着
性を発揮させることが可能である。かかる耐水化
剤のうち特に好ましい例を次に例示する。 ●アミン系化合物 尿素、メラミンあるいはそのメチロール化
物、ヘキサメチレンジアミン等。 ●アルデヒド系化合物 グリオキザール、グルタルアルデヒド等。 ●イソシアネート系化合物 トリレンジイソシアネート、水素化トリレン
ジイソシアネート、トリメチロールプロパント
リレンジイソシアネートアダクト、トリフエニ
ルメタントリイソシアネート、メチレンビス
(4−フエニル)メタントリイソシアネート、
イソホロンジイソシアネート及びこれらのケト
オキシムブロツク物又はフエノールブロツク物
等。 ●エポキシ系化合物 エチレングリコールジグリシジルエーテル、
ポリエチレングリコールジグリシジルエーテ
ル、グリセリンジ又はトリグリシジルエーテ
ル、1,6−ヘキサンジオールグリシジルエー
テル、トリメチロールプロパンジ又はトリグリ
シジルエーテル、ジグリシジルアニリン、ジグ
リシジルアミン、ポリアミドエピクロルヒドリ
ン樹脂等。 ●ラジカル発生剤 過酸化水素、過硫酸カリウム、過硫酸アンモ
ニウム、過酸化コハク酸、t−ブチル過酸化マ
レイン酸、t−ブチルヒドロパーオキシド、ベ
ンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエ
ーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル等の
ベンゾインアルキルエーテル、ジブチルスルフ
イド、ベンジルスルフイド、デシルフエニルス
ルフイドなどの有機硫黄化合物、ジアゾニウム
塩、テトラゾニウム塩あるいはこれらと塩化亜
鉛との複合塩又はその縮合物、アゾビスイソブ
チルニトリル、メチレンブルーなどの染料又は
これとp−トルエンスルホネートイオンなどと
の組合せ、有機過酸化物、ピリリウム塩又はチ
アピリリウム塩、重クロム酸アンモニウム、ア
セトフエノン、ベンゾフエノン、ベンジル、フ
エナントレン、チオキサントン、ジクロルプロ
ピルフエニルケトン、アントラキノン、2−ク
ロロアントラキノン、2−ブロモアントラキノ
ン、アントラキノン−β−スルホン酸ソーダ、
1,5−ジニトロアントラキノン、1,2−ベ
ンザントラキノン、フエナントレンキノン、5
−ベンゾイルアセナフテン、2−ニトロアセナ
フテン、1,4−ナフトキノン、1,8−フタ
ロイルナフタリン、2−ニトロフルオレン、p
−ニトロアニリン、ピクラミド、ベンズアルデ
ヒド等。 ●金属塩 アルミニウム、鉄、銅、亜鉛、錫、チタン、
ニツケル、アンチモン、マグネシウム、ジルコ
ニウム、バナジウム、クロム等の多価金属の塩
化物、臭化物、硝酸塩、硫酸塩、酢酸塩等の塩
で具体的には塩化第二銅、塩化アルミニウム、
塩化第二鉄、塩化第二錫、塩化亜鉛、塩化ニツ
ケル、塩化マグネシウム、硫酸アルミニウム、
酢酸銅、酢酸クロム等。 本発明の組成物においてAA化PVAを保護コロ
イドとするエマルジヨンに対する上記耐水化剤の
添加量はその使用目的、種類によつてごく少量か
らなり多量まで適宜採用されるが、通常はエマル
ジヨン中のAA化PVAの含有量に対し、1〜400
重量%、より好ましくは5〜150重量%の範囲か
ら選ばれる。 該組成物を製造する際には、耐水化剤をそのま
まエマルジヨンに添加してもよいが、水又は有機
溶剤などに溶解あるいは希釈して配合しても差支
えない。 かくして得られたエマルジヨン組成物はそのま
まあるいは必要に応じて更に可塑剤、高沸点溶剤
等の造膜助剤、クレー、炭酸カルシウム、カオリ
ン、珪藻土等の体質顔料、酸化チタン等の有色顔
料、防腐剤、防虫剤、防錆剤、消泡剤、小麦粉・
木粉等の増量剤等を適宜配合して使用され得る。
更に本発明の組成物には少量のホルマリン系縮合
樹脂も配合できるが、同時に尿素などのホルマリ
ンキヤツチヤー剤を配合することもできる。 又増粘等を目的として水溶性高分子物質を添加
することもできる。その添加量は通常エマルジヨ
ンに対して固形分換算で5〜500重量%の範囲が
適当である。かかる水溶性高分子としてはポリビ
ニルアルコール、澱粉、カルボキシメチルセルロ
ース、ヒドロキシメチルセルロース、メチルセル
ロース、カゼイン等が挙げられ、これら水溶液状
あるいは粉末状の任意の形態で混合し得る。 本発明において得られたエマルジヨン組成物は
紙、木材、プラスチツクス、繊維などの接着剤、
バインダー、コーテイング剤として用いられ、特
に高粘度であるので木工接着、紙接着の高速機械
化に好適であり、更に耐熱水接着性、耐水性に優
れているのでかかる耐水性の必要な耐水段ボー
ル、合板などに最適である。 又該エマルジヨン組成物を用いて基材を接着す
る手段には特に制限はなく、隣は基材に塗布した
後他の基材を張り合わせて接着・乾燥すれば良い
が、合板等を製造する場合の代表的な例を説明す
ると次の如くである。 ダブルローラー・グルースプレツダー、ドクタ
ーローラー付ダブルローラー・グルースプレツダ
ー等の公知の塗布機を用いてエマルジヨン組成物
が単板に塗布される。単板の種類に特に制限はな
いがラワン材に対して特に顕著な接着力が得られ
る。塗布量も特に制限はないが、酢酸ビニル系樹
脂固形分換算にて20g/m2以下では充分な接着力
が得られず、一方250g/m2以上使用しても使用
量の割には接着力が増大しないので20〜250g/
m2好ましくは普通50〜150g/m2の範囲から選ば
れる。 エマルジヨン組成物を塗布された単板は重ね合
せて加圧下に乾燥して接着させるのであるが、重
ね合せる単板は2枚、3枚と任意の枚数重ね合せ
ることができる。加熱乾燥の温度については特に
制限はなく、要するに常温以上の温度で乾燥すれ
ば良い。しかし乾燥時間の短縮ならびに耐水性向
上効果を一層発揮させるためには通常20〜150℃
好ましくは20〜120℃の範囲から選択することが
必要である。150℃以上の温度では単板の劣化が
起こり易くなるので好ましくない。 乾燥時の圧力及び処理時間は5〜15Kg/cm2、10
分〜24時間程度で充分である。 [実施例] 以下、実列を挙げて本発明のエマルジヨン組成
物を更に具体的に説明する。例中「部」又は
「%」とあるのは特にことわりのない限り重量基
準である。 実施例 1 AA化PVAを保護コロイドとする酢酸ビニル樹
脂エマルジヨンの製造 エマルジヨン組成 2−ヒドロキシエチルアクリレートのアセトア
セチル化物(以下AA−HEAと略す)含量5
%の酢酸ビニル/AA−HEA共重合体 100部 AA基7.8モル%及び残存酢酸基1モル%を含有
する平均重合度1800のポリビニルアルコールか
らなる保護コロイド 8部 ジブチルフタレート 5部 水 138部 このエマルジヨンは次のようにして得られた。 ガラス製重合用容器に水130部と前掲の保護コ
ロイド8部を装入し、内温を80℃に上昇して保護
コロイドを溶解、次に70℃で95部の酢酸ビニル及
び5部のAA−HEAと過硫酸アンモンの1%水
溶液8部を同時に5時間かけて滴下して乳化重合
を行い、終了後1時間熟成たのち、ジブチルフタ
レート5部を添加、冷却して濃度45%に調製し
た。 該エマルジヨン組成物をそのまま、あるいは第
1表中に示す耐水化剤を所定部数添加した後、該
組成物の性能評価を行つた。 対照例 1 実施例1において用いたAA化PVAの代わりに
平均重合度1700、平均ケン化度91モル%のポリビ
ニルアルコールを保護コロイドとしてエマルジヨ
ン組成物を調製した以外は実施例1と同様にして
実験を行い、性能評価を行つた。 対照例 2 実施例1において用いた酢酸ビニル/AA−
HEA共重合体の代わりに酢酸ビニルホモ重合体
を用いてエマルジヨンを製造した以外は実施例1
と同様にして実験を行い、性能評価を行つた。 実施例 2 実施例1において酢酸ビニル/AA−HEA共
重合体の共重合比を第1表に示す如く変更してエ
マルジヨン組成物を製造した以外は実施例1と同
様にして実験を行い、性能評価を行つた。 以上の結果を第1表にまとめて記す。 実施例 3 実施例1において用いた酢酸ビニル/AA−
HEA共重合体の代わりにアリルアルコールのア
セトアセチル化物(AA−AlyOHと略記、含有量
10%)を使用した酢酸ビニル/AA−AlyOH共重
合体を用いた以外は実施例1と同様にして実験を
行い、性能評価を行い、性能評価を行つた。但し
保護コロイドとしてAA化度12モル%、平均重合
度500のAA化PVAを使用した。 結果を第2表に示す。 実施例 4 実施例1において用いた酢酸ビニル/AA−
HEA共重合体の代わりに2−ヒドロキシエチル
メタクリレートのアセトアセチル化物(AA−
HEMAと略記、含有量5重量%)を使用した酢
酸ビニル/AA−HEMA共重合体を用いた以外
は実施例1と同様にして実験を行い、性能評価を
行つた。 結果を第2表に示す。 実施例 5 実施例1において用いた酢酸ビニル/AA−
HEA共重合体の代わりに酢酸ビニル/AA−
HEA/アクリル酸/エチレン共重合体(共重合
重量比70/10.5/2/17.5)を用いた。 但しこのエマルジヨン組成物は次の如くして製
造したものである。 アクリル酸3部、ABS系アニオン活性剤0.5部
HLB18のノニオン活性剤3部、部分ケン化ポリ
ビニルアルコール0.3部、AA化度3モル%、平均
ケン化度99モル%、平均重合度1400のAA化
PVA3部及び水100部を混合溶解した。該混合物
の一部をオートクレーブに導入し、これに酢酸ビ
ニル100部、AA−HEA15部、第2リン酸ナトリ
ウム(12水和物)0.5部を仕込んだ。系内空間部
をエチレンで置換した後、70℃、40Kg/cm2まで昇
温昇圧した。次いで過硫酸カリウムの1%水溶液
50部を追加しつつ、反応を開始すると共に前記し
た混合物の残りを5時間にわたつて滴下し反応を
続けた。1時間熟成の後、目的とするエマルジヨ
ン組成物を得た。 該エマルジヨン組成物を用いて実施例1と同様
に性能評価を行つた。 結果を第2表に示す。 対照例 3 実施例1において用いた酢酸ビニル/AA−
HEA共重合体の代わりにN−メチロールアクリ
ルアミド(N−MAMと略記、含有量5重量%)
を使用した酢酸ビニル/N−MAM共重合体を用
いてエマルジヨンを製造し、かつ耐水化剤として
メチロールメラミン5部及び塩化ジルコニウムを
3部使用した以外は実施例1と同様にして実験を
行い、性能評価を行つた。 結果を第2表に示す。 エマルジヨン組成物の諸物性並びに性能は以下
の方法にて評価した。 1) エマルジヨン粘度 BH型回転粘度計にて、ローター回転数
10rpm、温度30℃での粘度 2) 凍結融解安定性 JIS K6826に準じて、エマルジヨン約100g
をポリエチレン袋のビンに採り、温度−15℃に
20時間保ち、次に30℃恒温槽中で1時間放置し
た後ガラス棒でかきまぜて外観を観察し、エマ
ルジヨン状態が良好なものを〇、やや良好なも
のを△、不良なものを×として表わした。 3) 高温放置安定性 エマルジヨン約100gを温度60℃に保つた恒
温槽中に約10日間連続して放置した後、ガラス
棒でかきまぜてエマルジヨン粘度の変化をみ
た。粘度変化のないものを〇、粘度変化の少い
ものを△、粘度変化の大きいものを×として表
わした。 4) 接着力試験 1 エマルジヨン組成物を厚さ1.4mm、巾25mm、
長さ75mmのラワン単板(心板)の両面にそれ
ぞれ固形分にて100g/m2の割で合で塗布し、
該心板を中間に介在させ、厚さ0.8mm、巾25
mm、長さ75mmのラワン単板2枚(表板と裏
板)を該心板の両面に積層し、10Kg/m2の圧
力で4時間圧縮し、試験片をそれぞれ10片ず
つ作成した。 得られた試験片について「普通合板の日本
農林規格」に規定される温冷水浸漬試験
(JAS類)、煮沸繰返し試験(JAS類)を
行つた。 2 JIS K6852(接着剤の圧縮せん断接着強さ
試験法)に準拠して各々1種(常温接着用)
の条件でカバ材を貼合わせ上記と同様にして
温冷水及び煮沸繰返し試験を行つた。 表中耐水化剤の項において略号は次の意味で
ある。 ●MM;メチロール化メラミン ●GX:グリオキザール ●TDI:トリレジンイソシアネート ●EGDGE:エチレングリコールジグリシジル
エーテル ●Al2(SO4)3:硫酸アルミニウム ●(NH4)2SO5:過硫酸アンモニウム ●GDGE:グリセリンジグリシジルエーテル ●ZrCl4:塩化ジルコニウム
【表】
【表】
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 アセトアセチル化ポリビニルアルコールを保
    護コロイドとする酢酸ビニル系樹脂エマルジヨン
    組成物であつて、該酢酸ビニル系樹脂エマルジヨ
    ンが、アセトアセチル基を有するビニル系モノマ
    ーを共重合成分とすることを特徴とするエマルジ
    ヨン組成物。 2 アセトアセチル基を有するビニル系モノマー
    が、2−ヒドロキシエチルアクリレート又は2−
    ヒドロキシエチルメタクリレートのアセトアセチ
    ル化物、アリルアルコール又はメタリルアルコー
    ルのアセトアセチル化物から選ばれる少くとも一
    種である特許請求の範囲第1項記載のエマルジヨ
    ン組成物。 3 アセトアセチル化ポリビニルアルコールを保
    護コロイドとする酢酸ビニル系樹脂エマルジヨン
    組成物であつて、該酢酸ビニル系樹脂エマルジヨ
    ンが、アセトアセチル基を有するビニル系モノマ
    ーを共重合成分とし、かつ組成物中にアミン系化
    合物、アルデヒド系化合物、イソシアネート系化
    合物、エポキシ系化合物、ラジカル発生剤、金属
    塩から選ばれる耐水化剤を配合してなることを特
    徴とするエマルジヨン組成物。 4 アセトアセチル基を有するビニル系モノマー
    が、2−ヒドロキシエチルアクリレート又は2−
    ヒドロキシエチルメタクリレートのアセトアセチ
    ル化物、アリルアルコール又はメタリルアルコー
    ルのアセトアセチル化物から選ばれる少くとも一
    種である特許請求の範囲第3項記載のエマルジヨ
    ン組成物。
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