JPH0564239A - カラーエンコーダ測定システム - Google Patents
カラーエンコーダ測定システムInfo
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- JPH0564239A JPH0564239A JP2672692A JP2672692A JPH0564239A JP H0564239 A JPH0564239 A JP H0564239A JP 2672692 A JP2672692 A JP 2672692A JP 2672692 A JP2672692 A JP 2672692A JP H0564239 A JPH0564239 A JP H0564239A
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- 238000005259 measurement Methods 0.000 claims description 66
- 239000003550 marker Substances 0.000 claims description 17
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 description 22
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- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 11
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 description 3
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 3
- 238000013500 data storage Methods 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
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- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 1
- 238000013461 design Methods 0.000 description 1
- 238000000691 measurement method Methods 0.000 description 1
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Landscapes
- Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】運用モードと同じ状態でしかも被測定器である
カラーエンコーダを改造しないでそのままでカラーエン
コーダの諸特定を測定できるようにする。 【構成】試験信号発生器30からはR,G,Bのコンポ
ーネント信号が試験信号として出力され、これが同時に
被測定器であるカラーエンコーダ10に入力する。カラ
ーエンコーダ10からは測定項目に対応して少なくとも
輝度信号、I軸信号、Q軸信号などがエンコード出力さ
れるように、試験信号発生器30からは出力振幅や出力
位相の比率が変更された試験信号用コンポーネント信号
が同時に出力される。
カラーエンコーダを改造しないでそのままでカラーエン
コーダの諸特定を測定できるようにする。 【構成】試験信号発生器30からはR,G,Bのコンポ
ーネント信号が試験信号として出力され、これが同時に
被測定器であるカラーエンコーダ10に入力する。カラ
ーエンコーダ10からは測定項目に対応して少なくとも
輝度信号、I軸信号、Q軸信号などがエンコード出力さ
れるように、試験信号発生器30からは出力振幅や出力
位相の比率が変更された試験信号用コンポーネント信号
が同時に出力される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、放送局などで使用さ
れるカラーエンコーダが規格値に適合するかどうかをチ
ェックする場合などに適用して好適なカラーエンコーダ
測定システムに関する。
れるカラーエンコーダが規格値に適合するかどうかをチ
ェックする場合などに適用して好適なカラーエンコーダ
測定システムに関する。
【0002】
【従来の技術】電波法の規定によれば放送局で使用され
るカラーエンコーダなどは一定期間毎にその出力信号が
規格値に適合するかどうかのチェック(特性測定)を行
なうことが義務付けられている。このような特性測定の
場合に使用されるカラーエンコーダ測定システムの従来
例を図12を用いて説明する。
るカラーエンコーダなどは一定期間毎にその出力信号が
規格値に適合するかどうかのチェック(特性測定)を行
なうことが義務付けられている。このような特性測定の
場合に使用されるカラーエンコーダ測定システムの従来
例を図12を用いて説明する。
【0003】図17において、10は被測定器であるカ
ラーエンコーダであり、その入力段には通常コンポジッ
ト信号を試験信号とする試験信号発生器30が接続され
て、これより所定の試験信号(R,G,B)が入力され
るようになされている。また、カラーエンコーダ10の
出力段にはその出力信号(コンポジットのテレビジョン
信号)が出力され、これが特性測定手段である波形観測
装置、例えばオシロスコープ50に供給されて出力信号
の周波数特性や遅延時間差が測定される。カラーエンコ
ーダ10としてはNTSC用のものを例示するが、その
他のテレビジョン方式のテレビジョン信号を出力できる
カラーエンコーダにも適用できる。
ラーエンコーダであり、その入力段には通常コンポジッ
ト信号を試験信号とする試験信号発生器30が接続され
て、これより所定の試験信号(R,G,B)が入力され
るようになされている。また、カラーエンコーダ10の
出力段にはその出力信号(コンポジットのテレビジョン
信号)が出力され、これが特性測定手段である波形観測
装置、例えばオシロスコープ50に供給されて出力信号
の周波数特性や遅延時間差が測定される。カラーエンコ
ーダ10としてはNTSC用のものを例示するが、その
他のテレビジョン方式のテレビジョン信号を出力できる
カラーエンコーダにも適用できる。
【0004】カラーエンコーダ10は運用時の構成の他
に、定期的な測定を考慮して測定時のみに使用するよう
な回路構成も含まれている。まず、入力端子12r,1
2g,12bには、運用時には局内のビデオカメラから
の出力コンポーネント信号(例えばR,G,Bの原色コ
ンポーネント信号)が供給され、特性測定時には所定の
試験信号が供給される。以下の説明では特に試験信号が
入力した場合を例示する。
に、定期的な測定を考慮して測定時のみに使用するよう
な回路構成も含まれている。まず、入力端子12r,1
2g,12bには、運用時には局内のビデオカメラから
の出力コンポーネント信号(例えばR,G,Bの原色コ
ンポーネント信号)が供給され、特性測定時には所定の
試験信号が供給される。以下の説明では特に試験信号が
入力した場合を例示する。
【0005】入力端子12r,12g,12bの少なく
とも1つに入力されたその測定項目に合致した試験信号
はマトリックス回路13に供給されてマトリックス演算
処理されて、これより輝度信号Y、I軸信号IおよびQ
軸信号Qがそれぞれ出力される。I軸信号IおよびQ軸
信号Qはそれぞれ対応するローパスフィルタ14,15
において所定の帯域制限を受けたのちI軸信号はタイミ
ング調整用の遅延回路27を経て変調器16に供給され
て搬送色信号Cが出力される。
とも1つに入力されたその測定項目に合致した試験信号
はマトリックス回路13に供給されてマトリックス演算
処理されて、これより輝度信号Y、I軸信号IおよびQ
軸信号Qがそれぞれ出力される。I軸信号IおよびQ軸
信号Qはそれぞれ対応するローパスフィルタ14,15
において所定の帯域制限を受けたのちI軸信号はタイミ
ング調整用の遅延回路27を経て変調器16に供給され
て搬送色信号Cが出力される。
【0006】この搬送色信号Cと上述した輝度信号Yが
タイミング調整用遅延回路26を経て合成器17に供給
されて両者の合成がなされると共にこれに周知の複合同
期信号が付加されてコンポジットのテレビジョン信号と
なされて出力端子18に出力される。
タイミング調整用遅延回路26を経て合成器17に供給
されて両者の合成がなされると共にこれに周知の複合同
期信号が付加されてコンポジットのテレビジョン信号と
なされて出力端子18に出力される。
【0007】以上が運用時に使用されるカラーエンコー
ダ10の基本構成である。このカラーエンコーダ10に
は上述したようにさらに特性測定時のみに使用される構
成が付加されている。マトリックス回路13の出力段に
はそれぞれスイッチング手段22y,22i,22qが
設けられる。そして、スイッチング手段22iと22q
とにはさらに外部からの試験信号(I軸信号I,Q軸信
号Qに対応した信号Is,Qs)を選択できるようにな
されている。23i,23qはそれぞれその外部入力端
子である。スイッチング手段22y,22i,22qは
外部からの制御信号でその出力状態が選択される。端子
24y,24i,24qはその制御信号入力端子を示
す。
ダ10の基本構成である。このカラーエンコーダ10に
は上述したようにさらに特性測定時のみに使用される構
成が付加されている。マトリックス回路13の出力段に
はそれぞれスイッチング手段22y,22i,22qが
設けられる。そして、スイッチング手段22iと22q
とにはさらに外部からの試験信号(I軸信号I,Q軸信
号Qに対応した信号Is,Qs)を選択できるようにな
されている。23i,23qはそれぞれその外部入力端
子である。スイッチング手段22y,22i,22qは
外部からの制御信号でその出力状態が選択される。端子
24y,24i,24qはその制御信号入力端子を示
す。
【0008】また、本例ではローパスフィルタ14,1
5より出力された帯域制限後のI軸信号IとQ軸信号Q
さらには搬送色信号Cを個別にそのままの状態で出力し
て測定できるようになされ、そのための測定端子25
i,25q,25cが設けられている。
5より出力された帯域制限後のI軸信号IとQ軸信号Q
さらには搬送色信号Cを個別にそのままの状態で出力し
て測定できるようになされ、そのための測定端子25
i,25q,25cが設けられている。
【0009】ところで、このようなカラーエンコーダ1
0においておさえるべき特性は、輝度信号Y,I軸信号
I,Q軸信号Qの各振幅周波数特性や、輝度信号YとI
軸信号Iあるいは輝度信号YとQ軸信号Qとの間の各遅
延時間差などである。これらの特性測定項目に応じて試
験信号が選択されるが、従来の特性測定は3つのコンポ
ーネント信号R,G,Bの全てが入力されて行なわれる
のではなく、それぞれの測定項目に適した1つの入力端
子を選択してカラーエンコーダ10に供給するようにし
ている。選択の目安はその特性測定項目におけるR,
G,Bの出力レベルのうち最も出力レベルが大きくなる
コンポーネント入力端子に上述の試験信号が入力され
る。
0においておさえるべき特性は、輝度信号Y,I軸信号
I,Q軸信号Qの各振幅周波数特性や、輝度信号YとI
軸信号Iあるいは輝度信号YとQ軸信号Qとの間の各遅
延時間差などである。これらの特性測定項目に応じて試
験信号が選択されるが、従来の特性測定は3つのコンポ
ーネント信号R,G,Bの全てが入力されて行なわれる
のではなく、それぞれの測定項目に適した1つの入力端
子を選択してカラーエンコーダ10に供給するようにし
ている。選択の目安はその特性測定項目におけるR,
G,Bの出力レベルのうち最も出力レベルが大きくなる
コンポーネント入力端子に上述の試験信号が入力され
る。
【0010】例えば、輝度信号Yの振幅周波数特性を測
定するときには入力端子12gに、I軸信号Iの場合に
は入力端子12rに入力され、そしてQ軸信号Qの場合
には入力端子12bに入力される。
定するときには入力端子12gに、I軸信号Iの場合に
は入力端子12rに入力され、そしてQ軸信号Qの場合
には入力端子12bに入力される。
【0011】そして、それぞれの測定項目において使用
されるマトリックス出力以外は出力されないようにスイ
ッチング手段22y,22i,22qが制御される。つ
まり、輝度信号Yの振幅周波数特性を測定したいときに
は、スイッチング手段22yのみ破線図示のように制御
されてマトリックス回路13からは見かけ上輝度信号Y
のみが出力されるようになっている。I軸信号Iを測定
したいときも同様な制御が行なわれるもので、スイッチ
ング手段22yはオフ、スイッチング手段22iは上段
側に切換制御され、残りのスイッチング手段22qは中
立位置に制御されたままとなされる。こうすることによ
って色変調器16にはマトリックス回路13からのI軸
信号Iのみが測定対象として残ることになる。
されるマトリックス出力以外は出力されないようにスイ
ッチング手段22y,22i,22qが制御される。つ
まり、輝度信号Yの振幅周波数特性を測定したいときに
は、スイッチング手段22yのみ破線図示のように制御
されてマトリックス回路13からは見かけ上輝度信号Y
のみが出力されるようになっている。I軸信号Iを測定
したいときも同様な制御が行なわれるもので、スイッチ
ング手段22yはオフ、スイッチング手段22iは上段
側に切換制御され、残りのスイッチング手段22qは中
立位置に制御されたままとなされる。こうすることによ
って色変調器16にはマトリックス回路13からのI軸
信号Iのみが測定対象として残ることになる。
【0012】カラーエンコーダ10に対してコンポーネ
ント信号R,G,Bの他にI軸信号IsやQ軸信号Qs
を入力できるように構成されている場合で、ローパスフ
ィルタ14,15あるいは色変調器16の特性を知りた
いときには、これら外部試験信号IsやQsが選択でき
るようにスイッチング手段22y,22i,22qが制
御されることになる。
ント信号R,G,Bの他にI軸信号IsやQ軸信号Qs
を入力できるように構成されている場合で、ローパスフ
ィルタ14,15あるいは色変調器16の特性を知りた
いときには、これら外部試験信号IsやQsが選択でき
るようにスイッチング手段22y,22i,22qが制
御されることになる。
【0013】また、例えば輝度信号YとQ軸信号Qとの
間の遅延時間差などを測定するときには、図18に示す
ように輝度信号Yの立ち上がりおよび立ち下がりの各エ
ンベロープの振幅1/2(基準線L)を基準に取る。こ
の基準レベルでの立ち上がりおよび立ち下がりにおける
Q軸信号+Qとの時間差Δtf,Δtbを測定し、その
平均値Δ(=(Δtf+Δtb)/2)を、輝度信号Y
とQ軸信号Qとの間の遅延時間差として求めるようにし
ている。
間の遅延時間差などを測定するときには、図18に示す
ように輝度信号Yの立ち上がりおよび立ち下がりの各エ
ンベロープの振幅1/2(基準線L)を基準に取る。こ
の基準レベルでの立ち上がりおよび立ち下がりにおける
Q軸信号+Qとの時間差Δtf,Δtbを測定し、その
平均値Δ(=(Δtf+Δtb)/2)を、輝度信号Y
とQ軸信号Qとの間の遅延時間差として求めるようにし
ている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】このような構成となっ
ている従来のカラーエンコーダの測定システムでは以下
のような問題を惹起している。
ている従来のカラーエンコーダの測定システムでは以下
のような問題を惹起している。
【0015】(1)測定項目に応じた特定の信号を選択
しながらこれを試験信号としてカラーエンコーダ10に
供給するようにしているが、実際にはビデオカメラから
は3つのコンポーネント信号R,G,Bの全てが入力す
るので、運用上とはかけ離れた状態で特性測定が行なわ
れていることになる。しかも、その測定項目に当たる試
験信号も本来の試験信号ではなく単一のコンポジット信
号で代用しているため、疑似信号が試験信号として使用
されているに過ぎない。
しながらこれを試験信号としてカラーエンコーダ10に
供給するようにしているが、実際にはビデオカメラから
は3つのコンポーネント信号R,G,Bの全てが入力す
るので、運用上とはかけ離れた状態で特性測定が行なわ
れていることになる。しかも、その測定項目に当たる試
験信号も本来の試験信号ではなく単一のコンポジット信
号で代用しているため、疑似信号が試験信号として使用
されているに過ぎない。
【0016】これでは、その項目におけるカラーエンコ
ーダ10本来の特性を測定していることにはならない。
あくまでも、疑似信号に対する測定結果に他ならず、運
用中の特性を推測できるだけである。
ーダ10本来の特性を測定していることにはならない。
あくまでも、疑似信号に対する測定結果に他ならず、運
用中の特性を推測できるだけである。
【0017】(2)カラーエンコーダ10内では測定項
目以外の信号が出力されないようにスイッチング制御し
ている。例えば、輝度信号Yの振幅周波数特性を測定す
る場合には、I軸信号IやQ軸信号Qが出力されないよ
うに制御している。理想的なマトリックス構成のときに
は輝度信号Yのみを出力したいときには、I軸信号Iや
Q軸信号Qなどはその出力レベルは何れもゼロになるは
ずである。
目以外の信号が出力されないようにスイッチング制御し
ている。例えば、輝度信号Yの振幅周波数特性を測定す
る場合には、I軸信号IやQ軸信号Qが出力されないよ
うに制御している。理想的なマトリックス構成のときに
は輝度信号Yのみを出力したいときには、I軸信号Iや
Q軸信号Qなどはその出力レベルは何れもゼロになるは
ずである。
【0018】しかし、マトリックス回路13が設計値通
りのマトリックス演算となるように構成されているとは
限らないから、そのときはマトリックス回路13より出
力されたI軸信号IやQ軸信号Qを加味した状態で測定
しなければ、カラーエンコーダ10を運用した状態でそ
の特性を測定したことにはならない。
りのマトリックス演算となるように構成されているとは
限らないから、そのときはマトリックス回路13より出
力されたI軸信号IやQ軸信号Qを加味した状態で測定
しなければ、カラーエンコーダ10を運用した状態でそ
の特性を測定したことにはならない。
【0019】輝度信号YとI軸信号IやQ軸信号Qとの
間のクロストークを測定しようとするときも、同様な理
由からクロストーク量を正確に測定できない。
間のクロストークを測定しようとするときも、同様な理
由からクロストーク量を正確に測定できない。
【0020】(3)輝度信号YとI軸信号IやQ軸信号
Qとの間の遅延時間差を測定(これを合致特性の測定と
もいう)するようなときは図18にも示すように立ち上
がりと立ち下がりの双方での遅延時間差を測定したり、
平均値演算などをしなければならないので測定作業が面
倒である。
Qとの間の遅延時間差を測定(これを合致特性の測定と
もいう)するようなときは図18にも示すように立ち上
がりと立ち下がりの双方での遅延時間差を測定したり、
平均値演算などをしなければならないので測定作業が面
倒である。
【0021】また、この測定を行なうためにはかなり複
雑な試験信号の切換処理を行なわなければならない。こ
れは、測定に際してマトリックス回路13に対して単一
の試験信号しか入力していないからである。
雑な試験信号の切換処理を行なわなければならない。こ
れは、測定に際してマトリックス回路13に対して単一
の試験信号しか入力していないからである。
【0022】(4)被測定器であるカラーエンコーダ1
0には運用上では全く不要な構成が付加されている。ス
イッチング手段22y,22i,22qを始めとして各
種の入力端子などがそれである。このような特性測定時
のみに使用される構成とするため、カラーエンコーダ1
0に余分な構成を付加しなければならずその分コストア
ップなどをもたらす。
0には運用上では全く不要な構成が付加されている。ス
イッチング手段22y,22i,22qを始めとして各
種の入力端子などがそれである。このような特性測定時
のみに使用される構成とするため、カラーエンコーダ1
0に余分な構成を付加しなければならずその分コストア
ップなどをもたらす。
【0023】このように従来のカラーエンコーダ測定シ
ステムでは、運用モードでの実測が不可能であったり、
測定作業が面倒であるなどの問題を内包していた。
ステムでは、運用モードでの実測が不可能であったり、
測定作業が面倒であるなどの問題を内包していた。
【0024】そこで、この発明はこのような従来の課題
を解決したものであって、運用モードでの特性測定を可
能にすると共に、測定作業などの簡略化を達成したカラ
ーエンコーダの測定システムを提案するものである。
を解決したものであって、運用モードでの特性測定を可
能にすると共に、測定作業などの簡略化を達成したカラ
ーエンコーダの測定システムを提案するものである。
【0025】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、この発明においては出力特性を測定すべきカラーエ
ンコーダと、このカラーエンコーダに供給する試験信号
を発生するための試験信号発生器とでカラーエンコーダ
測定システムが構成され、上記試験信号発生器からは
R,G,Bのコンポーネント信号が試験信号として出力
されるようになされ、上記カラーエンコーダからは測定
項目に対応して少なくとも輝度信号、I軸信号、Q軸信
号などがエンコード出力されるように出力振幅や出力位
相の比率が変更された試験信号用コンポーネント信号が
同時に出力されるようになされたことを特徴とするもの
である。
め、この発明においては出力特性を測定すべきカラーエ
ンコーダと、このカラーエンコーダに供給する試験信号
を発生するための試験信号発生器とでカラーエンコーダ
測定システムが構成され、上記試験信号発生器からは
R,G,Bのコンポーネント信号が試験信号として出力
されるようになされ、上記カラーエンコーダからは測定
項目に対応して少なくとも輝度信号、I軸信号、Q軸信
号などがエンコード出力されるように出力振幅や出力位
相の比率が変更された試験信号用コンポーネント信号が
同時に出力されるようになされたことを特徴とするもの
である。
【0026】
【作用】図1のようにNTSC方式のカラーエンコーダ
10について例示すると、輝度信号Yの振幅周波数特性
を測定したいときには、コンポーネント信号R,G,B
それぞれ同一レベルの信号が試験信号として試験信号発
生器30より出力される。そうすると、(数3)より明
らかなように、同一レベルのコンポーネント信号R,
G,Bを入力するとマトリックス演算の結果、輝度信号
Yのみ出力される。このようにコンポーネント信号R,
G,Bを特別な比率(振幅と位相)でマトリックス回路
13に入力することによって、測定項目に合ったコンポ
ジット信号(輝度信号Y,I軸信号I,Q軸信号Qの総
称)がマトリックス回路13から出力される。
10について例示すると、輝度信号Yの振幅周波数特性
を測定したいときには、コンポーネント信号R,G,B
それぞれ同一レベルの信号が試験信号として試験信号発
生器30より出力される。そうすると、(数3)より明
らかなように、同一レベルのコンポーネント信号R,
G,Bを入力するとマトリックス演算の結果、輝度信号
Yのみ出力される。このようにコンポーネント信号R,
G,Bを特別な比率(振幅と位相)でマトリックス回路
13に入力することによって、測定項目に合ったコンポ
ジット信号(輝度信号Y,I軸信号I,Q軸信号Qの総
称)がマトリックス回路13から出力される。
【0027】したがって、試験信号としてはR,G,B
の各コンポーネント信号を同時にカラーエンコーダ10
に入力しても特定のコンポジット信号のみが出力される
ようになり、運用モードで各種特性を測定できる。ま
た、マトリックス誤差をI軸、Q軸各々について測定す
ることも可能となる。カラーエンコーダ10自体測定用
の特別な構成は不要である。
の各コンポーネント信号を同時にカラーエンコーダ10
に入力しても特定のコンポジット信号のみが出力される
ようになり、運用モードで各種特性を測定できる。ま
た、マトリックス誤差をI軸、Q軸各々について測定す
ることも可能となる。カラーエンコーダ10自体測定用
の特別な構成は不要である。
【0028】
【実施例】続いて、この発明に係るカラーエンコーダ測
定システムの一例をNTSC方式のカラーエンコーダに
適用した場合につき、図面を参照して詳細に説明する。
まず、この発明の測定原理を簡単に説明する。
定システムの一例をNTSC方式のカラーエンコーダに
適用した場合につき、図面を参照して詳細に説明する。
まず、この発明の測定原理を簡単に説明する。
【0029】NTSC方式で使用されているマトリック
ス演算を(数1)に示す。なお、説明の都合上各信号成
分も各信号の記号と同じ記号を使用している。
ス演算を(数1)に示す。なお、説明の都合上各信号成
分も各信号の記号と同じ記号を使用している。
【0030】
【数1】 Y=0.30R+0.59G+0.11B I=0.60R−0.28G−0.32B Q=0.21R−0.52G+0.31B コンポジットテレビジョン信号Mは次のようになる。
【0031】
【数2】 M=Y+Qsin(2πfsct+33 °)+Icos(2πfsct+33 °) また、(数1)の逆行列式を求めると(数3)のように
なる。
なる。
【0032】
【数3】 R=1.00Y+0.96I+0.62Q G=1.00Y−0.27I−0.65Q B=1.00Y−1.10I+1.70Q この(数3)において、 (イ)I=Q=0を代入すると、R=Y,G=Y,B=
Yとなるから、カラーエンコーダ10の入力端子12
g,12b,12rにそれぞれ同じ振幅のコンポーネン
ト信号R,G,Bを試験信号として供給すれば、マトリ
ックス回路13からは輝度信号Yのみ出力されることに
なる。 (ロ)R=0.96,G=−0.27,B=−1.10
の振幅比をもつコンポーネント信号R,G,Bを入力す
れば、Y=0,Q=0となって、I軸信号Iのみがマト
リックス回路13から出力される。 (ハ)R=0.62,G=−0.65,B=1.70の
振幅比をもつコンポーネント信号R,G,Bを入力すれ
ば、Y=0,I=0となって、Q軸信号Qのみがマトリ
ックス回路13から出力される。
Yとなるから、カラーエンコーダ10の入力端子12
g,12b,12rにそれぞれ同じ振幅のコンポーネン
ト信号R,G,Bを試験信号として供給すれば、マトリ
ックス回路13からは輝度信号Yのみ出力されることに
なる。 (ロ)R=0.96,G=−0.27,B=−1.10
の振幅比をもつコンポーネント信号R,G,Bを入力す
れば、Y=0,Q=0となって、I軸信号Iのみがマト
リックス回路13から出力される。 (ハ)R=0.62,G=−0.65,B=1.70の
振幅比をもつコンポーネント信号R,G,Bを入力すれ
ば、Y=0,I=0となって、Q軸信号Qのみがマトリ
ックス回路13から出力される。
【0033】このように、3つのコンポーネント信号
R,G,Bを同時に供給してもその振幅比等を適宜選択
することによって、必要とする測定項目のコンポジット
信号のみを出力させることができる。
R,G,Bを同時に供給してもその振幅比等を適宜選択
することによって、必要とする測定項目のコンポジット
信号のみを出力させることができる。
【0034】さて、図1はこの発明の概略システム構成
を示す図であって、被測定器であるカラーエンコーダ1
0と試験信号発生器30と波形観測装置であるオシロス
コープ50とで構成されるのは従来と同様である。カラ
ーエンコーダ10は局内で使用されるカラーエンコーダ
そのものの構成と同じで、図12に示したような測定の
みに供するスイッチング手段等は全く設けられていな
い。したがって、図1のようにマトリックス回路13、
一対のローパスフィルタ14,15、色変調器16、遅
延回路26,27および合成器17とで構成される。試
験信号発生器30に設けられた操作キー37は測定項目
選択用の操作キー群を示す。
を示す図であって、被測定器であるカラーエンコーダ1
0と試験信号発生器30と波形観測装置であるオシロス
コープ50とで構成されるのは従来と同様である。カラ
ーエンコーダ10は局内で使用されるカラーエンコーダ
そのものの構成と同じで、図12に示したような測定の
みに供するスイッチング手段等は全く設けられていな
い。したがって、図1のようにマトリックス回路13、
一対のローパスフィルタ14,15、色変調器16、遅
延回路26,27および合成器17とで構成される。試
験信号発生器30に設けられた操作キー37は測定項目
選択用の操作キー群を示す。
【0035】図2は上述した試験信号発生器30の一例
を示す。本例では試験信号用データが格納された格納手
段31が設けられる。試験信号用データとは、この測定
システムにおいて測定できる測定項目に対応した試験信
号用コンポーネント信号を発生させるためのディジタル
データであって、それぞれ対応するメモリ手段31g,
31b,31rに格納されている。メモリ手段31g,
31b,31rは何れもPROMなどのLUT(ルック
・アップ・テーブル)を使用することができる。
を示す。本例では試験信号用データが格納された格納手
段31が設けられる。試験信号用データとは、この測定
システムにおいて測定できる測定項目に対応した試験信
号用コンポーネント信号を発生させるためのディジタル
データであって、それぞれ対応するメモリ手段31g,
31b,31rに格納されている。メモリ手段31g,
31b,31rは何れもPROMなどのLUT(ルック
・アップ・テーブル)を使用することができる。
【0036】図3に測定項目の一例と、その測定項目に
必要な試験信号の一例を示す。図3に示した試験信号の
一部について説明すると、スイープ信号はそのカラーエ
ンコーダ10から出力されたコンポジット信号全体の振
幅特性や周波数特性を連続した周波数について測定する
場合に使用される試験信号であり、マルチバースト信号
は個々の特定周波数での特性測定に使用されるものであ
る。
必要な試験信号の一例を示す。図3に示した試験信号の
一部について説明すると、スイープ信号はそのカラーエ
ンコーダ10から出力されたコンポジット信号全体の振
幅特性や周波数特性を連続した周波数について測定する
場合に使用される試験信号であり、マルチバースト信号
は個々の特定周波数での特性測定に使用されるものであ
る。
【0037】このように複数の測定項目に対応した試験
信号用データは測定項目毎に指定(アドレス指定)さ
れ、入力クロックCKに同期してそのデータ群がリード
される。
信号用データは測定項目毎に指定(アドレス指定)さ
れ、入力クロックCKに同期してそのデータ群がリード
される。
【0038】例えば、輝度信号Yのうちスイープ信号が
指定されたときには、そのスイープ信号を構成する複数
の周波数(この例では、0.2MHz〜5.5MHz、
周波数マーカーは0.5,1.0,2.0,3.0,
4.0,5.0MHzの正弦波周波数)が予め定められ
た出力タイミングやサイクル数で、対応するメモリ手段
31g,31b,31rから出力されるように各メモリ
手段31g,31b,31rの特定エリヤにそのデータ
群がインプットされている。
指定されたときには、そのスイープ信号を構成する複数
の周波数(この例では、0.2MHz〜5.5MHz、
周波数マーカーは0.5,1.0,2.0,3.0,
4.0,5.0MHzの正弦波周波数)が予め定められ
た出力タイミングやサイクル数で、対応するメモリ手段
31g,31b,31rから出力されるように各メモリ
手段31g,31b,31rの特定エリヤにそのデータ
群がインプットされている。
【0039】他の試験信号についても同様であるので、
その詳細な説明は省略する。
その詳細な説明は省略する。
【0040】このようなデータ群が格納された試験信号
用データ格納手段31から対応するデータをリードし、
これをカラーエンコーダ10に出力するため、試験信号
発生器30には以下に示すような構成が施される。
用データ格納手段31から対応するデータをリードし、
これをカラーエンコーダ10に出力するため、試験信号
発生器30には以下に示すような構成が施される。
【0041】図2において、32はシステムクロック
(基本クロック)CKを発生するクロック発生器を示
す。本例ではNTSC方式の他にPAL方式にも対応で
きるようにするためその周波数としては、13.5MH
zが選ばれている。33はゲンロック回路であって、端
子33aに供給された外部ビデオ信号にシステムクロッ
クCKを外部同期させたいときに使用される。
(基本クロック)CKを発生するクロック発生器を示
す。本例ではNTSC方式の他にPAL方式にも対応で
きるようにするためその周波数としては、13.5MH
zが選ばれている。33はゲンロック回路であって、端
子33aに供給された外部ビデオ信号にシステムクロッ
クCKを外部同期させたいときに使用される。
【0042】システムクロックCKはHカウンタ34に
て分周されて、NTSC方式を例示すると858分の1
に分周されて水平クロック信号が生成され、またこの水
平クロック信号がVカウンタ35に供給されて525分
の1に分周されて垂直クロック信号が生成される。垂直
クロック信号は画面分割表示用の制御信号として試験信
号選択回路36に供給される。試験信号選択回路36か
らは上述したように測定項目に対応した試験信号用のデ
ータのみを格納手段31からリードするためのアドレス
信号ADRSが出力される。アドレス信号ADRSは対
応するメモリ手段31g,31b,31rに供給され
る。どの試験信号を選択するからは操作キー37から指
示される。試験信号選択回路36は所定のアドレスデー
タが格納されたPROMなどを使用することができる。
て分周されて、NTSC方式を例示すると858分の1
に分周されて水平クロック信号が生成され、またこの水
平クロック信号がVカウンタ35に供給されて525分
の1に分周されて垂直クロック信号が生成される。垂直
クロック信号は画面分割表示用の制御信号として試験信
号選択回路36に供給される。試験信号選択回路36か
らは上述したように測定項目に対応した試験信号用のデ
ータのみを格納手段31からリードするためのアドレス
信号ADRSが出力される。アドレス信号ADRSは対
応するメモリ手段31g,31b,31rに供給され
る。どの試験信号を選択するからは操作キー37から指
示される。試験信号選択回路36は所定のアドレスデー
タが格納されたPROMなどを使用することができる。
【0043】ここで、試験信号を選択するときに垂直ク
ロック信号を使用したのは以下に示すような理由に基ず
くものである。オシロスコープ50で試験信号用の波形
を観測する場合には、1画面上に表示された波形を1つ
のライン上に同時に表示した方がその現象を把握し易
い。そのためには、1画面上に予め複数の異なった波形
を同時に映出し、これを1ライン上に重ねて表示するラ
イン表示を行なえばよい。
ロック信号を使用したのは以下に示すような理由に基ず
くものである。オシロスコープ50で試験信号用の波形
を観測する場合には、1画面上に表示された波形を1つ
のライン上に同時に表示した方がその現象を把握し易
い。そのためには、1画面上に予め複数の異なった波形
を同時に映出し、これを1ライン上に重ねて表示するラ
イン表示を行なえばよい。
【0044】例えば、Y/Q間の遅延時間差を測定する
ときには輝度信号+Y,−Yの他に+Q軸信号+Qと−
Q軸信号−Qとを使用する場合が考えられるが、これを
図7に示すようにライン表示するには、試験信号として
図8および図9に示すような輝度信号+Y,−Y,+Q
軸信号+Q、−Q軸信号−Qを用い、それぞれを1画面
上に分割表示する必要がある。例えば、図4のように各
信号+Y,−Y,+Q,−Qに応じて画面Sを垂直方向
に4分割し、それぞれの分割領域Sa,Sb,Sc,S
dに上述した信号を対応させて表示させればよい。
ときには輝度信号+Y,−Yの他に+Q軸信号+Qと−
Q軸信号−Qとを使用する場合が考えられるが、これを
図7に示すようにライン表示するには、試験信号として
図8および図9に示すような輝度信号+Y,−Y,+Q
軸信号+Q、−Q軸信号−Qを用い、それぞれを1画面
上に分割表示する必要がある。例えば、図4のように各
信号+Y,−Y,+Q,−Qに応じて画面Sを垂直方向
に4分割し、それぞれの分割領域Sa,Sb,Sc,S
dに上述した信号を対応させて表示させればよい。
【0045】そうするためには、図2に示すようにVカ
ウンタ35を用い、これより出力される垂直クロック信
号を画面分割表示用制御信号として利用すれば、図4の
分割領域Sa〜Sdごとに対応する試験信号を時分割的
にリードしてこれを表示することができるからである。
ウンタ35を用い、これより出力される垂直クロック信
号を画面分割表示用制御信号として利用すれば、図4の
分割領域Sa〜Sdごとに対応する試験信号を時分割的
にリードしてこれを表示することができるからである。
【0046】再び、図2に戻って説明する。測定項目に
対応した試験信号用の各コンポーネント信号R,G,B
は対応するメモリ手段31g,31b,31rからリー
ドされ、これらはD/A変換器38g,38b,38r
でアナログ信号に変換され、それらはさらにローパスフ
ィルタ39g,39b,39rにおいて不要な高周波信
号を除去するための帯域制限が施される。本例では、
5.5MHzである。帯域制限されたコンポーネント信
号R,G,Bはバッファアンプ40g,40b,40r
を経て出力端子41g,41b,41rに導出される。
対応した試験信号用の各コンポーネント信号R,G,B
は対応するメモリ手段31g,31b,31rからリー
ドされ、これらはD/A変換器38g,38b,38r
でアナログ信号に変換され、それらはさらにローパスフ
ィルタ39g,39b,39rにおいて不要な高周波信
号を除去するための帯域制限が施される。本例では、
5.5MHzである。帯域制限されたコンポーネント信
号R,G,Bはバッファアンプ40g,40b,40r
を経て出力端子41g,41b,41rに導出される。
【0047】図示はしないが、このアナログコンポーネ
ント信号R,G,Bには必要に応じ垂直同期信号と水平
同期信号とが付加されてNTSC方式のテレビジョン信
号となされた状態で出力される。
ント信号R,G,Bには必要に応じ垂直同期信号と水平
同期信号とが付加されてNTSC方式のテレビジョン信
号となされた状態で出力される。
【0048】このようにして形成された測定項目に対応
した試験信号用のアナログコンポーネント信号R,G,
Bが図1に示したカラーエンコーダ10に供給されてこ
れより得られるコンポジット信号がオシロスコープ50
で波形観測されることになる。
した試験信号用のアナログコンポーネント信号R,G,
Bが図1に示したカラーエンコーダ10に供給されてこ
れより得られるコンポジット信号がオシロスコープ50
で波形観測されることになる。
【0049】続いて、試験信号の具体例を説明する。図
5および図6はI軸信号の振幅および周波数特性を測定
するために使用される試験信号として、3.58MHz
マルチバースト信号、特にI軸信号Iに関する3.58
MHzマルチバースト信号を使用したときの一例を示
す。
5および図6はI軸信号の振幅および周波数特性を測定
するために使用される試験信号として、3.58MHz
マルチバースト信号、特にI軸信号Iに関する3.58
MHzマルチバースト信号を使用したときの一例を示
す。
【0050】マルチバースト信号は周波数の異なる複数
のバースト信号を1ライン上に時系列的に配列した信号
で、特定の周波数における振幅周波数特性を測定するた
めに使用される。このバースト信号の振幅として各コン
ポーネント信号の振幅を上述した特定の比率をもって出
力すれば、I軸信号若しくはQ軸信号のみからなる変調
マルチバースト信号がカラーエンコーダ10より出力さ
れる。図6に示すI軸信号のみの変調カラーバースト信
号を得るときの各コンポーネント信号R,G,Bの振幅
比率を図5に示す。図6に変調カラーバースト信号か
ら、0.1MHzの基準信号0.1MBを基準にしてそ
れぞれのバースト信号における振幅周波数特性を測定で
きる。
のバースト信号を1ライン上に時系列的に配列した信号
で、特定の周波数における振幅周波数特性を測定するた
めに使用される。このバースト信号の振幅として各コン
ポーネント信号の振幅を上述した特定の比率をもって出
力すれば、I軸信号若しくはQ軸信号のみからなる変調
マルチバースト信号がカラーエンコーダ10より出力さ
れる。図6に示すI軸信号のみの変調カラーバースト信
号を得るときの各コンポーネント信号R,G,Bの振幅
比率を図5に示す。図6に変調カラーバースト信号か
ら、0.1MHzの基準信号0.1MBを基準にしてそ
れぞれのバースト信号における振幅周波数特性を測定で
きる。
【0051】ここで、電波法では、カラーエンコーダ1
0の振幅周波数を以下のように規定している。
0の振幅周波数を以下のように規定している。
【0052】
【数4】I軸信号 1.3MHzにて2dB未満の減衰 3.6MHzにて20dB以上の減衰
【0053】
【数5】Q軸信号 0.4MHzにて2dB未満の減衰 0.5MHzにて6dB未満の減衰 0.6MHzにて6dB以上の減衰 したがって、上述した測定を容易に行えるようにするた
め、各バースト周波数としては、図3に示すように0.
1,0.3,0.5,1.0,1.3,2.0,3.5
8MHzに設定した。ただし、これはI軸信号用のバー
スト周波数である。
め、各バースト周波数としては、図3に示すように0.
1,0.3,0.5,1.0,1.3,2.0,3.5
8MHzに設定した。ただし、これはI軸信号用のバー
スト周波数である。
【0054】振幅基準フラグには一般にバー信号が用い
られるが、本例では上述したように0.1MHzにおけ
る出力振幅(図6の信号0.1MBである)を厳密に基
準振幅としているため、高周波成分を持つバー信号では
なく、単一の周波数成分しか持たない正弦波を使用して
いる。
られるが、本例では上述したように0.1MHzにおけ
る出力振幅(図6の信号0.1MBである)を厳密に基
準振幅としているため、高周波成分を持つバー信号では
なく、単一の周波数成分しか持たない正弦波を使用して
いる。
【0055】また、従来では各バースト信号を識別し易
くするため隣接するバースト信号の間は無信号区間で区
切られているが、本例では図5あるいは図6に示すよう
に無信号区間を作らずに各バースト信号が連続して出力
されるようにしている。
くするため隣接するバースト信号の間は無信号区間で区
切られているが、本例では図5あるいは図6に示すよう
に無信号区間を作らずに各バースト信号が連続して出力
されるようにしている。
【0056】その大きな理由は、第1には、バースト周
波数が低いため正弦波の1周期に要する時間が長くな
り、無信号区間を設けると測定に十分なサイクル数が得
られなくなること、第2には、バーストエンベロープが
高い周波数成分を持つため図1に示すローパスフィルタ
14で帯域制限を受けることによってバースト信号の始
めと終わりの部分でリンギングが生じ、正確にその振幅
を読み取れなくなるおそれがあること、第3には、変調
マルチバースト信号では無信号区間がなくても、各バー
スト信号を容易に識別できることの3つの理由に基ずく
ものである。
波数が低いため正弦波の1周期に要する時間が長くな
り、無信号区間を設けると測定に十分なサイクル数が得
られなくなること、第2には、バーストエンベロープが
高い周波数成分を持つため図1に示すローパスフィルタ
14で帯域制限を受けることによってバースト信号の始
めと終わりの部分でリンギングが生じ、正確にその振幅
を読み取れなくなるおそれがあること、第3には、変調
マルチバースト信号では無信号区間がなくても、各バー
スト信号を容易に識別できることの3つの理由に基ずく
ものである。
【0057】図7は遅延時間特性を測定する例を示す。
本例では、輝度信号Yに対するQ軸信号の遅延時間特性
を測定する場合であって、図7では輝度信号Yに重畳さ
れたプラス(+)、マイナス(−)の方形波と、+、−
のQ軸信号から輝度信号Y間及び輝度信号とQ軸信号と
の間の遅延時間を測定できるように以下のような試験信
号用コンポーネント信号が利用される。
本例では、輝度信号Yに対するQ軸信号の遅延時間特性
を測定する場合であって、図7では輝度信号Yに重畳さ
れたプラス(+)、マイナス(−)の方形波と、+、−
のQ軸信号から輝度信号Y間及び輝度信号とQ軸信号と
の間の遅延時間を測定できるように以下のような試験信
号用コンポーネント信号が利用される。
【0058】まず、図8Aに示すような極性の方形波
(幅はW)が重畳された輝度信号(バー信号)+Yと、
方形波の極性のみ反転された輝度信号−Y(同図B)が
利用される。輝度信号+Yは図4の分割領域Saに出力
され、輝度信号−Yは分割領域Sdに出力される。
(幅はW)が重畳された輝度信号(バー信号)+Yと、
方形波の極性のみ反転された輝度信号−Y(同図B)が
利用される。輝度信号+Yは図4の分割領域Saに出力
され、輝度信号−Yは分割領域Sdに出力される。
【0059】次に、図9Aに示すようなQ軸信号用の特
定の振幅比率を持ったコンポーネント信号(方形波信
号)R,G,Bが用いられる。このコンポーネント信号
R,G,Bにあっても輝度信号に重畳された方形波と同
じ水平位置に同じ幅Wで、同図Aの場合には図8Aと同
じ極性をもって方形波のコンポーネント信号R,G,B
が出力される。図9は振幅比率を見易くするため水平方
向を圧縮して示してある。同様に、上述したと同じ振幅
比率で、方形波の極性のみ反転されたQ軸信号−Q用の
コンポーネント信号R,G,B(図9B)が用いられ
る。そして、Q軸信号+Qは図4に示す分割領域Sb
に、輝度信号−Qは分割領域Scに出力されるようにそ
れぞれの出力タイミングが選定される。
定の振幅比率を持ったコンポーネント信号(方形波信
号)R,G,Bが用いられる。このコンポーネント信号
R,G,Bにあっても輝度信号に重畳された方形波と同
じ水平位置に同じ幅Wで、同図Aの場合には図8Aと同
じ極性をもって方形波のコンポーネント信号R,G,B
が出力される。図9は振幅比率を見易くするため水平方
向を圧縮して示してある。同様に、上述したと同じ振幅
比率で、方形波の極性のみ反転されたQ軸信号−Q用の
コンポーネント信号R,G,B(図9B)が用いられ
る。そして、Q軸信号+Qは図4に示す分割領域Sb
に、輝度信号−Qは分割領域Scに出力されるようにそ
れぞれの出力タイミングが選定される。
【0060】この図8と図9に示す輝度信号とQ軸信号
が図4に示すように1/4フィールドごとに順次カラー
エンコーダ10に供給され、これらをライン表示すると
図7に示すようなカラーエンコード出力が得られる。こ
のカラーエンコード出力は輝度信号に重畳された正負の
方形波信号のエンベロープと、変調されたQ軸信号に含
まれるカラーキャリア信号(3.58MHz)とが合成
されたものである。
が図4に示すように1/4フィールドごとに順次カラー
エンコーダ10に供給され、これらをライン表示すると
図7に示すようなカラーエンコード出力が得られる。こ
のカラーエンコード出力は輝度信号に重畳された正負の
方形波信号のエンベロープと、変調されたQ軸信号に含
まれるカラーキャリア信号(3.58MHz)とが合成
されたものである。
【0061】図7の一部を拡大表示すると図10のよう
になる。点pは正負の方形波信号のエンベロープの交点
である。この交点pは正の方形波信号の立ち下がりエン
ベロープと、負の方形波信号の立ち上がりエンベロープ
の交点を示す。同じく、点qは正負のQ軸信号の振幅が
ゼロとなる点を示す。図10は理想的な特性(合致特性
ともいい、これはタイミング誤差特性のこと)を示すも
のであって、輝度信号とQ軸信号との間にタイミング誤
差が全くなく、したがって点p,qが一致し、Y−Q間
での遅延時間差Δはゼロとなる。
になる。点pは正負の方形波信号のエンベロープの交点
である。この交点pは正の方形波信号の立ち下がりエン
ベロープと、負の方形波信号の立ち上がりエンベロープ
の交点を示す。同じく、点qは正負のQ軸信号の振幅が
ゼロとなる点を示す。図10は理想的な特性(合致特性
ともいい、これはタイミング誤差特性のこと)を示すも
のであって、輝度信号とQ軸信号との間にタイミング誤
差が全くなく、したがって点p,qが一致し、Y−Q間
での遅延時間差Δはゼロとなる。
【0062】しかし、実際のカラーエンコーダ10では
そのような理想的なものを設計するのは困難であり、通
常の場合には図11に示すように輝度信号に対してQ軸
信号が若干遅れるため、図11のように遅延時間差Δが
発生する。この遅延時間差Δは輝度信号Y系及びI軸信
号I系にそれぞれ遅延回路26,27を挿入して調整さ
れ、その誤差が電波法で規定された許容範囲内(正負2
0nsec、好ましくは正負5nsec以内)にあるか
どうかがチェックされる。許容範囲内に入っていないと
きには、許容範囲内となるようにカラーエンコーダ10
の回路定数などの調整が行なわれる。
そのような理想的なものを設計するのは困難であり、通
常の場合には図11に示すように輝度信号に対してQ軸
信号が若干遅れるため、図11のように遅延時間差Δが
発生する。この遅延時間差Δは輝度信号Y系及びI軸信
号I系にそれぞれ遅延回路26,27を挿入して調整さ
れ、その誤差が電波法で規定された許容範囲内(正負2
0nsec、好ましくは正負5nsec以内)にあるか
どうかがチェックされる。許容範囲内に入っていないと
きには、許容範囲内となるようにカラーエンコーダ10
の回路定数などの調整が行なわれる。
【0063】十分な分解能で測定できるようにするた
め、方形波信号の立ち上がりおよび立ち下がり時間は十
分短く、本例では187.5nsec(1.5T、Tは
1/2サイクル)に設定されているが、実際にはこの他
に2.0Tの立ち上がり時間の方形波信号も出力できる
ようになっている。立ち上がり時間が遅いと、出力波形
を拡大表示した際振幅ゼロの点qの幅が広くなり過ぎて
正確な時間軸を測定できなくなるからである。
め、方形波信号の立ち上がりおよび立ち下がり時間は十
分短く、本例では187.5nsec(1.5T、Tは
1/2サイクル)に設定されているが、実際にはこの他
に2.0Tの立ち上がり時間の方形波信号も出力できる
ようになっている。立ち上がり時間が遅いと、出力波形
を拡大表示した際振幅ゼロの点qの幅が広くなり過ぎて
正確な時間軸を測定できなくなるからである。
【0064】このように輝度信号およびQ軸信号とも極
性の反転した一対の方形波信号を用いれば遅延時間差を
正確に直読できるから、図18のような面倒な測定作業
および計算処理を割愛できる。
性の反転した一対の方形波信号を用いれば遅延時間差を
正確に直読できるから、図18のような面倒な測定作業
および計算処理を割愛できる。
【0065】遅延時間特性はカラーエンコーダ10に供
給するコンポーネント信号R.G.Bを適宜選択するこ
とによってY−I間でも測定できる。
給するコンポーネント信号R.G.Bを適宜選択するこ
とによってY−I間でも測定できる。
【0066】図12はY/I及びY/Q双方の遅延時間
差を同時に計測できるようにするための表示例であっ
て、本例では水平走査期間の前半にY/I信号を、後半
にY/Q信号を表示するようにした場合である。
差を同時に計測できるようにするための表示例であっ
て、本例では水平走査期間の前半にY/I信号を、後半
にY/Q信号を表示するようにした場合である。
【0067】このように表示した場合には、Y/I信号
の遅延特性を共にY/Q信号の遅延特性も同時に計測で
きるから非常に便利である。さらに、I,Q軸間の直交
角偏差も容易に測定できる。
の遅延特性を共にY/Q信号の遅延特性も同時に計測で
きるから非常に便利である。さらに、I,Q軸間の直交
角偏差も容易に測定できる。
【0068】なお、実際のカラーエンコーダ測定システ
ムでは、上述した以外にも図3に示すような測定項目が
多数存在する。そのうちのいくつかを例示する。
ムでは、上述した以外にも図3に示すような測定項目が
多数存在する。そのうちのいくつかを例示する。
【0069】(1)I軸信号、Q軸信号のスイープ信号 スイープ信号は連続した周波数にて振幅周波数特性を測
定する際に利用される試験信号である。このスイープ信
号の振幅を上述した特定の比率でカラーエンコーダ10
に同時に与えると、I軸信号のみ若しくはQ軸信号のみ
を持つ変調スイープ信号がカラーエンコーダ10より得
られる。したがって、この出力波形を観測することによ
ってそれぞれの振幅周波数特性を測定できる。
定する際に利用される試験信号である。このスイープ信
号の振幅を上述した特定の比率でカラーエンコーダ10
に同時に与えると、I軸信号のみ若しくはQ軸信号のみ
を持つ変調スイープ信号がカラーエンコーダ10より得
られる。したがって、この出力波形を観測することによ
ってそれぞれの振幅周波数特性を測定できる。
【0070】この場合、電波法で規定されている測定周
波数点を満足するため、Q軸信号用のスイープ信号の周
波数範囲は0.3MHz〜1.3MHzに設定される。
I軸信号はQ軸信号と同じ条件で測定できるようにする
ため、Q軸信号用のスイープ信号と同じ周波数範囲の低
域用(0.3MHz〜1.3MHz)と残りの周波数範
囲を測定するための高域用(1.0MHz〜3.58M
Hz)の2種類のスイープ信号が用いられる(図3参
照)。高域用のスイープ信号には3.58MHzのバー
スト信号が付加されており、これによって3.58MH
zについてもその振幅周波数特性を測定できるようにな
っている。
波数点を満足するため、Q軸信号用のスイープ信号の周
波数範囲は0.3MHz〜1.3MHzに設定される。
I軸信号はQ軸信号と同じ条件で測定できるようにする
ため、Q軸信号用のスイープ信号と同じ周波数範囲の低
域用(0.3MHz〜1.3MHz)と残りの周波数範
囲を測定するための高域用(1.0MHz〜3.58M
Hz)の2種類のスイープ信号が用いられる(図3参
照)。高域用のスイープ信号には3.58MHzのバー
スト信号が付加されており、これによって3.58MH
zについてもその振幅周波数特性を測定できるようにな
っている。
【0071】Q軸信号用のスイープ信号とI軸信号用ス
イープ信号のうち低域用のものについては、その振幅基
準フラグとして0.1MHzの正弦波信号を利用してい
るが、その理由は上述したマルチバースト信号の場合と
同じである。
イープ信号のうち低域用のものについては、その振幅基
準フラグとして0.1MHzの正弦波信号を利用してい
るが、その理由は上述したマルチバースト信号の場合と
同じである。
【0072】また、電波法で規定されている測定周波数
が波形上で容易に識別できるようにするため、1フレー
ム(1画面)を分割してスイープ信号用の表示領域とは
別の領域(図4領域Sa,Sd)に輝度成分だけの周波
数マーカ信号(方形波信号)を表示するようにしてい
る。この場合、正負2種類の極性の方形波信号を用い、
ライン表示したとき2種類の周波数マーカ信号の立ち上
がりまたは立ち下がりにおける交点が測定周波数の位置
を示すようにしている。これによって測定周波数が波形
上で容易に識別できる。周波数マーカ信号の振幅は基準
振幅として利用できるようにカラーエンコード後のスイ
ープ信号の振幅と一致させている。
が波形上で容易に識別できるようにするため、1フレー
ム(1画面)を分割してスイープ信号用の表示領域とは
別の領域(図4領域Sa,Sd)に輝度成分だけの周波
数マーカ信号(方形波信号)を表示するようにしてい
る。この場合、正負2種類の極性の方形波信号を用い、
ライン表示したとき2種類の周波数マーカ信号の立ち上
がりまたは立ち下がりにおける交点が測定周波数の位置
を示すようにしている。これによって測定周波数が波形
上で容易に識別できる。周波数マーカ信号の振幅は基準
振幅として利用できるようにカラーエンコード後のスイ
ープ信号の振幅と一致させている。
【0073】また、この周波数マーカ信号に関連して、
これに変調マルチバースト信号を重畳して表示させるこ
とにより、各変調バースト信号の振幅が電波法で規定さ
れている振幅変調特性となっているかどうかを計測する
ことも簡単に行なうことができる。以下、これについて
図13〜図16を参照して詳細に説明する。
これに変調マルチバースト信号を重畳して表示させるこ
とにより、各変調バースト信号の振幅が電波法で規定さ
れている振幅変調特性となっているかどうかを計測する
ことも簡単に行なうことができる。以下、これについて
図13〜図16を参照して詳細に説明する。
【0074】図13はI軸用の変調マルチバースト信号
に用いられる周波数マーカ信号の一例であって、上述し
た(数4)から明らかなように規格によれば、1.3M
Hzにて2.0dB以下の減衰がなくてはならず、3.
6MHzでは20dB以下の減衰がなくてはならないよ
うになっている。
に用いられる周波数マーカ信号の一例であって、上述し
た(数4)から明らかなように規格によれば、1.3M
Hzにて2.0dB以下の減衰がなくてはならず、3.
6MHzでは20dB以下の減衰がなくてはならないよ
うになっている。
【0075】そこで、図13A,Bに示すように、極性
の異なる一対の周波数マーカ信号(+YI,−YI)が用
いられる。I軸用マルチバースト信号としては図14に
示すように、0.1MHz,0.3MHz,0.5MH
z,1.0MHz,1.3MHz,2.0MHzおよび
3.58MHzの周波数を使用した場合であって、周波
数マーカ信号+YI,−YIとしてはそれぞれの周波数に
対応した矩形波を有すると共に、その矩形波のそれぞれ
は(数4)を満足するように基準振幅に設定されてい
る。ここに、最大基準振幅を「1」としたとき、2dB
減衰はほぼ「0.79」のレベルに対応し、20dB減
衰はほぼ「0.10」のレベルに対応するので、それぞ
れ対応する位置にマーカ±MIが加えられている。
の異なる一対の周波数マーカ信号(+YI,−YI)が用
いられる。I軸用マルチバースト信号としては図14に
示すように、0.1MHz,0.3MHz,0.5MH
z,1.0MHz,1.3MHz,2.0MHzおよび
3.58MHzの周波数を使用した場合であって、周波
数マーカ信号+YI,−YIとしてはそれぞれの周波数に
対応した矩形波を有すると共に、その矩形波のそれぞれ
は(数4)を満足するように基準振幅に設定されてい
る。ここに、最大基準振幅を「1」としたとき、2dB
減衰はほぼ「0.79」のレベルに対応し、20dB減
衰はほぼ「0.10」のレベルに対応するので、それぞ
れ対応する位置にマーカ±MIが加えられている。
【0076】このようなI軸信号用の周波数マーカ信号
+YI,−YIと、I軸信号用マルチバースト信号とが夫
々時分割的に出力されるようにコンポーネント信号R,
G,Bの出力振幅の比率を設定しておき、しかもライン
表示に切り換えれば、図14に示すような周波数マーカ
信号+YI,−YIにI軸信号用変調マルチバースト信号
が重畳された状態で表示される。従って、図14の状態
から規定周波数における振幅特性の是非を正確、かつ簡
単に認識できる。
+YI,−YIと、I軸信号用マルチバースト信号とが夫
々時分割的に出力されるようにコンポーネント信号R,
G,Bの出力振幅の比率を設定しておき、しかもライン
表示に切り換えれば、図14に示すような周波数マーカ
信号+YI,−YIにI軸信号用変調マルチバースト信号
が重畳された状態で表示される。従って、図14の状態
から規定周波数における振幅特性の是非を正確、かつ簡
単に認識できる。
【0077】Q軸信号用の変調マルチバースト信号も同
様な手法を用いて計測できる。図15A,Bはこれに使
用されるQ軸信号用マーカ信号+YQ,−YQの一例であ
って、このときの基準振幅は(数5)の通りであるか
ら、同図のようなマーカ±MQが夫々対応する矩形波に
加えられている。
様な手法を用いて計測できる。図15A,Bはこれに使
用されるQ軸信号用マーカ信号+YQ,−YQの一例であ
って、このときの基準振幅は(数5)の通りであるか
ら、同図のようなマーカ±MQが夫々対応する矩形波に
加えられている。
【0078】図16に示すQ軸信号用マルチバースト信
号としては、0.1MHz,0.3MHz,0.4MH
z,0.5MHz,0.6MHzおよび0.7MHzの
バスト信号を用いた場合である。
号としては、0.1MHz,0.3MHz,0.4MH
z,0.5MHz,0.6MHzおよび0.7MHzの
バスト信号を用いた場合である。
【0079】図15に示すQ軸信号と変調マルチバース
ト信号とをライン表示すれば図16となり、これで規定
周波数における振幅特性を的確に計測できる。
ト信号とをライン表示すれば図16となり、これで規定
周波数における振幅特性を的確に計測できる。
【0080】(2)I軸信号とQ軸信号のパルス信号 カラーエンコード出力よりI軸信号あるいはQ軸信号の
変調パルスが得られるようなコンポーネント信号が用い
られる。そのため、R=1.96,G=0.73,B=
−0.10の比率のコンポーネント信号R,G,Bが生
成され、これらがsin2乗パルスとしてカラーエンコ
ーダ10に供給される。そうすると、カラーエンコード
出力としてはI軸位相の変調パルスが出力される。
変調パルスが得られるようなコンポーネント信号が用い
られる。そのため、R=1.96,G=0.73,B=
−0.10の比率のコンポーネント信号R,G,Bが生
成され、これらがsin2乗パルスとしてカラーエンコ
ーダ10に供給される。そうすると、カラーエンコード
出力としてはI軸位相の変調パルスが出力される。
【0081】また、R=1.62,G=0.35,B=
2.70の比率を持つコンポーネント信号R,G,Bが
生成され、これらがsin2乗パルスとしてカラーエン
コーダ10に供給される。そうすると、カラーエンコー
ド出力としてはQ軸位相の変調パルスが出力される。
2.70の比率を持つコンポーネント信号R,G,Bが
生成され、これらがsin2乗パルスとしてカラーエン
コーダ10に供給される。そうすると、カラーエンコー
ド出力としてはQ軸位相の変調パルスが出力される。
【0082】上述した実施例は何れもこの発明をNTS
C方式のカラーエンコーダに適用した場合を例示した
が、この発明はPAL方式のカラーエンコーダなどにも
適用することができる。PAL方式のマトリックス演算
式と色変調式(=M)は周知のように(数6)、(数
7)で表される。
C方式のカラーエンコーダに適用した場合を例示した
が、この発明はPAL方式のカラーエンコーダなどにも
適用することができる。PAL方式のマトリックス演算
式と色変調式(=M)は周知のように(数6)、(数
7)で表される。
【0083】
【数6】 Y= 0.299R+0.587G+0.114B U=−0.147R−0.289G+0.436B V= 0.625R−0.515G−0.100B
【0084】
【数7】 M=Y+Usin(2πfsct)±Vcos(2πfsct) (数6)の逆行列は(数8)のようになる。
【0085】
【数8】 R=Y+1.140V G=Y−0.394V−0.581U B=Y +2.028U (数8)よりPAL方式のカラーエンコーダでは (ア)カラーエンコーダの入力端子に同じ振幅のコンポ
ーネント信号R,G,Bを与えると、輝度信号Yのみが
出力される。 (ロ)R=1.140,G=−0.394の比率を持つ
コンポーネント信号を与えると、V軸信号のみが出力さ
れる。 (ハ)G=−0.581,B=2.028の比率を持つ
コンポーネント信号を与えるとU軸信号のみが出力され
る。
ーネント信号R,G,Bを与えると、輝度信号Yのみが
出力される。 (ロ)R=1.140,G=−0.394の比率を持つ
コンポーネント信号を与えると、V軸信号のみが出力さ
れる。 (ハ)G=−0.581,B=2.028の比率を持つ
コンポーネント信号を与えるとU軸信号のみが出力され
る。
【0086】したがって、PAL方式の場合でもカラー
エンコーダを改造しないで、運用モードでの特性測定が
可能になる。このようなことからこの発明はコンポーネ
ント信号の比率を変更するだけで運用モードでの実測が
できるため、Y,R−Y,B−Y方式等、他の方式に使
用されているカラーエンコーダの測定システムにも適用
できることは容易に理解できる。
エンコーダを改造しないで、運用モードでの特性測定が
可能になる。このようなことからこの発明はコンポーネ
ント信号の比率を変更するだけで運用モードでの実測が
できるため、Y,R−Y,B−Y方式等、他の方式に使
用されているカラーエンコーダの測定システムにも適用
できることは容易に理解できる。
【0087】
【発明の効果】以上のように、この発明に係るカラーエ
ンコーダの測定システムでは、カラーエンコーダから輝
度信号、I軸信号、Q軸信号などのエンコード出力が出
力されるように試験信号としてのコンポーネント信号の
出力振幅の比率が適宜選定されて試験信号発生器から出
力されるようにしたものである。
ンコーダの測定システムでは、カラーエンコーダから輝
度信号、I軸信号、Q軸信号などのエンコード出力が出
力されるように試験信号としてのコンポーネント信号の
出力振幅の比率が適宜選定されて試験信号発生器から出
力されるようにしたものである。
【0088】これによれば、測定項目ごとに特定の比率
を持つ3つのコンポーネント信号を同時に供給すること
によって、輝度信号のみのエンコード出力を得たり、I
軸信号あるいはQ軸信号のみの色変調信号を得たりする
ことができる。その場合でもカラーエンコーダには運用
モードと同じく3つのコンポーネント信号のそれぞれに
ついて同時供給である。
を持つ3つのコンポーネント信号を同時に供給すること
によって、輝度信号のみのエンコード出力を得たり、I
軸信号あるいはQ軸信号のみの色変調信号を得たりする
ことができる。その場合でもカラーエンコーダには運用
モードと同じく3つのコンポーネント信号のそれぞれに
ついて同時供給である。
【0089】したがって、運用時と同じモードでカラー
エンコーダに信号を入力した状態で周波数特性、振幅特
性、遅延時間特性などの各種の特性測定を実行できるか
ら、カラーエンコーダの特性測定が非常に正確である
し、その場合にもカラーエンコーダには特性測定用の特
殊な回路系を設けたり、入出力系を設けたりする必要は
全くないなど、従来から行なわれている測定方法を一変
できる理想的な測定システムを提供できる。
エンコーダに信号を入力した状態で周波数特性、振幅特
性、遅延時間特性などの各種の特性測定を実行できるか
ら、カラーエンコーダの特性測定が非常に正確である
し、その場合にもカラーエンコーダには特性測定用の特
殊な回路系を設けたり、入出力系を設けたりする必要は
全くないなど、従来から行なわれている測定方法を一変
できる理想的な測定システムを提供できる。
【図1】この発明に係るカラーエンコーダの測定システ
ムの一例を示す系統図である。
ムの一例を示す系統図である。
【図2】試験信号発生器の一例を示す系統図である。
【図3】カラーエンコーダ特性測定用試験信号の一例を
示す図である。
示す図である。
【図4】画面分割表示例を示す図である。
【図5】I軸信号用試験信号の波形図である。
【図6】I軸信号用カラーエンコード出力の一例を示す
波形図である。
波形図である。
【図7】Q軸信号のカラーエンコード出力の一例を示す
波形図である。
波形図である。
【図8】遅延時間測定に使用される輝度信号の一例を示
す波形図である。
す波形図である。
【図9】遅延時間測定に使用されるQ軸信号の一例を示
す波形図である。
す波形図である。
【図10】理想的な遅延時間特性を示す波形図である。
【図11】実際に測定した遅延時間特性を示す波形図で
ある。
ある。
【図12】実際に測定した遅延時間特性の他の例を示す
波形図である。
波形図である。
【図13】I軸信号用周波数マーカ信号の波形図であ
る。
る。
【図14】I軸信号用周波数マーカ信号に変調マルチバ
ースト信号を重畳して表示したときの波形図である。
ースト信号を重畳して表示したときの波形図である。
【図15】Q軸信号用周波数マーカ信号の波形図であ
る。
る。
【図16】Q軸信号用周波数マーカ信号に変調マルチバ
ースト信号を重畳して表示したときの波形図である。
ースト信号を重畳して表示したときの波形図である。
【図17】従来のカラーエンコーダ測定システムの系統
図である。
図である。
【図18】従来の遅延時間測定例を示す波形図である。
10 カラーエンコーダ 13 マトリックス回路 14,15 ローパスフィルタ 16 色変調器 17 合成器 30 試験信号発生器 31 試験信号用データの格納手段 32 クロック発生器 36 信号選択回路 50 オシロスコープ
フロントページの続き (72)発明者 渡辺 勝彦 東京都品川区北品川5丁目9番31号 ソニ ー・テクトロニクス株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 出力特性を測定すべきカラーエンコーダ
と、このカラーエンコーダに供給する試験信号を発生す
るための試験信号発生器とでカラーエンコーダ測定シス
テムが構成され、 上記試験信号発生器からはR,G,Bのコンポーネント
信号が試験信号として出力されるようになされ、 上記カラーエンコーダからは測定項目に対応して少なく
とも輝度信号、I軸信号、Q軸信号などがエンコード出
力されるように出力振幅や出力位相の比率が変更された
試験信号用コンポーネント信号が同時に出力されるよう
になされたことを特徴とするカラーエンコーダ測定シス
テム。 - 【請求項2】 周波数の異なる複数の正弦波状バースト
信号を水平方向に区分して配列したマルチバースト信号
と、その振幅値が基準の振幅値となっているかどうかを
示す各バースト信号に対応した基準振幅をもつ周波数マ
ーカ信号とが出力されるように、上記試験用コンポーネ
ント信号が生成され、この周波数マーカ信号と変調マル
チバースト信号とが重複表示されるようにしたことを特
徴とする請求項1記載のカラーエンコーダ測定システ
ム。 - 【請求項3】 輝度信号とI軸信号とが同一時間軸上で
合成されると共に、輝度信号とQ軸信号とが同一時間軸
上で合成され、両者が同一水平期間に水平位置を異にし
て表示されるようにしたことを特徴とする請求項1記載
のカラーエンコーダ測定システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2672692A JPH0564239A (ja) | 1991-05-10 | 1992-02-13 | カラーエンコーダ測定システム |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3-106115 | 1991-05-10 | ||
| JP10611591 | 1991-05-10 | ||
| JP2672692A JPH0564239A (ja) | 1991-05-10 | 1992-02-13 | カラーエンコーダ測定システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0564239A true JPH0564239A (ja) | 1993-03-12 |
Family
ID=26364528
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2672692A Pending JPH0564239A (ja) | 1991-05-10 | 1992-02-13 | カラーエンコーダ測定システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0564239A (ja) |
-
1992
- 1992-02-13 JP JP2672692A patent/JPH0564239A/ja active Pending
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