JPH0564334U - パーゴラ固定構造 - Google Patents

パーゴラ固定構造

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JPH0564334U
JPH0564334U JP419992U JP419992U JPH0564334U JP H0564334 U JPH0564334 U JP H0564334U JP 419992 U JP419992 U JP 419992U JP 419992 U JP419992 U JP 419992U JP H0564334 U JPH0564334 U JP H0564334U
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fixing
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 L字形をしたパーゴラ基材を用いて形成され
るパーゴラを提供した場合、家の壁に固定する固定構造
を提供する。 【構成】 壁パッキン51と、壁アンカー52と、幕板53と
を有してなり、壁アンカー52は、ベース部52Aと突設部5
2Bとを有して形成され、その突設部52Bには、パーゴラ
基材31を固定するための固定手段を設け、幕板53は、パ
ッキン隠し部53Aを有し、そのパッキン隠し部53Aの本体
の反鍔部側はパーゴラ基材31に挿入可能なパーゴラ挿入
筒部53Dを有し、このパーゴラ挿入筒部53Dには突設部52
Bを貫通させることができる貫通穴を有しており、壁10
に固定した鍔部53Cにはサイディング11を施す。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、パーゴラ固定構造、更に詳しくは、バルコニーの屋根部分を形成 するようなパーゴラにつき、家の壁への固定を行うためのパーゴラ固定構造に関 するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のパーゴラは、バルコニーの上方に固定され、バルコニーの天井部分を形 成する格子状の部材からなるものであり、例えば、実公平3−3691号に示す ようなものが代表的なものであった。 図8を用いて、更に詳しく説明する。
【0003】 バルコニーは、人の出入りが可能な窓の埋め込まれた壁86の下方から外側に 突出させて固定されたデッキ85と、そのデッキ85の角にて垂直に立設された 支柱83と、壁86と支柱83との間及び一方の支柱83と他方の支柱83との 間を囲う手摺り84とから形成されている。 パーゴラ80は、バルコニーの支柱83を上方へ延設し、その上端と壁86と を角とした格子状の部材である。即ち、支柱83の上端と壁86との間及び一方 の支柱83の上端と他方の支柱の上端83との間を枠材81で囲い、その枠材8 1及び壁86で囲われた部分に桟82で格子状に組んだものである。
【0004】 枠材81や桟82には、洗濯物を吊したり、葡萄や蔦や藤の蔓を絡ませたりす ることができる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記した従来のパーゴラ80は、天井部分に位置するだけであって壁 86と向き合う面には手摺り84が存在するのみであり、L字形をしたパーゴラ 基材を用いてバルコニーの手摺りにパーゴラ基材を固定して形成されるパーゴラ は存在していなかった。従って、そのようなパーゴラを家の壁に固定する手段は 提供されていなかった。
【0006】 本考案が解決すべき課題は、L字形をしたパーゴラ基材を用いて形成されるパ ーゴラを提供した場合に、そのようなパーゴラを家の壁に固定する固定構造を提 供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記した目的を達成するためのものであり、請求項1記載の交換、 及び請求項2記載の考案を提供する。 請求項1記載の考案は、バルコニーの手摺りと家の壁とを両端として固定され るL字形のパーゴラ基材を家の壁に固定するためのパーゴラ固定構造であって、 壁に固定される板状の壁パッキンと、壁パッキンとパーゴラ基材との固定を行う ための壁アンカーと、壁パッキン及び壁アンカーを覆うための幕板とを有してな り、壁アンカーは、壁パッキンに壁アンカーを固定するベース部と、そのベース 部から突設する突設部とを有して形成され、その突設部には、パーゴラ基材を固 定するための固定手段を設け、幕板は、その垂直断面の形状が筒状の本体とその 本体の鍔部とを有してハット型をなすパッキン隠し部を有し、そのパッキン隠し 部の本体の反鍔部側はパーゴラ基材に挿入可能なパーゴラ挿入筒部を有し、この パーゴラ挿入筒部には壁アンカーの突設部を貫通させることができる貫通穴を有 しており、壁に固定した幕板の鍔部にはその鍔部を覆うようにサイディングを施 したことを特徴とする。
【0008】 請求項2記載の考案は、請求項1記載の考案につき、その幕板を複数のパーゴ ラ基材及び壁アンカーに対応させて、それぞれ独立させて複数設けたことを特徴 とする。
【0009】
【作 用】
最初に、請求項1記載のパーゴラ固定構造について、パーゴラ基材の組立工程 を説明する。 まず、壁パッキンを家の壁に固定し、その壁パッキンに対して壁アンカーのベ ース部を固定する。
【0010】 続いて、幕板の貫通穴に壁アンカーの突設部を貫通させ、鍔部を壁に合わせ、 パッキン隠し部によって壁パッキン及び壁アンカーのベース部付近を隠す。 次に、パーゴラ基材の端部から壁アンカーの突設部及び幕板のパッキンか串部 をパーゴラ基材内へ挿入し、壁アンカーの突設部に設けられた固定手段によって パーゴラ基材を固定する。
【0011】 最後に、幕板の鍔部を覆うようにサイディングを施す。 次に、請求項2記載のパーゴラ固定構造について、パーゴラ基材の組立工程を 、請求項1記載のパーゴラ固定構造との違いについて説明する。 即ち、壁パッキンを家の壁に固定し、その壁パッキンに対して壁アンカーのベ ース部を固定した後、それぞれ独立した幕板を壁アンカーに固定する。その後は 、請求項1記載のパーゴラ固定構造についてのパーゴラ基材の組立工程と同様で ある。
【0012】
【実施例】
図1は、本実施例のパーゴラ全体を示す斜視図である。 図2は、パーゴラ基材をバルコニーに固定するための構造を示すための分解斜 視図である。 図3は、パーゴラ基材をバルコニーに固定するための構造を示すための縦断面 図である。
【0013】 図4及び図5は、パーゴラ基材を示す断面図である。 図6及び図7は、パーゴラ基材と壁におけるバルコニーの上方部分との固定を 行うための壁止め部材の断面図である。 まず、本実施例のパーゴラの構成について説明する。 最初に、全体の構成を、図1を参照させながら説明する。
【0014】 本実施例のパーゴラ30は、人の出入りのできる戸や窓を備えた壁10から外 に向かって突出して形成されるバルコニー20の上部に取り付けられて形成され る。 詳しい図示は省略するものの、本実施例のバルコニー20は、一側面を壁10 に密着させた長方形の床部材であるデッキと、そのデッキの壁10以外の三側面 から上方に向かって立設された手摺り21とから形成されている。
【0015】 パーゴラ30は、L字形のパーゴラ基材31を備え、それを反壁10側の手摺 り21の上面と、壁10におけるバルコニー20の上方とに、その両端を固定さ れてなるものである。即ち、L字形をした複数のパーゴラ基材31と、そのパー ゴラ基材31の一端を手摺り21における反壁10側の上面に固定するための手 摺り止め部材40と、パーゴラ基材31の一端を壁10におけるバルコニー20 の上方に固定するための壁止め部材50とから形成される。
【0016】 なお、本実施例で用いられるバルコニー20は木製でないとしており、従って 、パーゴラ基材31をそのようなバルコニー20の手摺り21に直接固定するの は困難である。そこで、手摺り21に手摺りパッキン41を接着し、或いは手摺 りパッキン41を内部材料として採用し、その手摺りパッキン41を介してパー ゴラ基材31を固定するという手段を採用している。なお、バルコニー20が木 製であっても、バルコニー20の保護のために手摺りパッキン41を用いてよい 。
【0017】 続いて、図2及び図3等を参照させながら、手摺り止め部材40について説明 する。 手摺り止め部材40は、バルコニー20の手摺り21に固定されパーゴラ基材 31を固定する手摺りアンカー41、その手摺りアンカー21に固定されるパラ ペット43、そのパラペット43の上面で手摺りアンカー31に固定される立設 筒部材44、及びパラペット43と立設筒部材44との隙間をシールするシール 材45、からなる。
【0018】 手摺りアンカー42には、バルコニー20の手摺り21における反壁10側の 2つの角にてパーゴラ基材31の一端を固定するための角用のものと、角用のも の間に位置してパーゴラ基材31の一端を固定するための中間用のものとの2種 類がある。 手摺りアンカー42は、手摺りパッキン41の上面に接して手摺りアンカー4 2を固定するベース部42Aと、そのベース部42Aから立設する水平断面コ字 形の立設部42Bと、その立設部42Bの中央においてベース部42Aから垂直 上方に向かって立設される固定用ボルト42Cとを有して形成されている。角用 のもののベース部42Aは、手摺り21の角に合わせてL字形をしており、長方 形のベース部42Aを有する中間用のものとは形状を異にする。
【0019】 立設部42Bの水平断面におけるコ字形の開放部分に対する側壁部分には、パ ーゴラ基材31を固定する際に使用するパーゴラ固定ボルト38、パーゴラ固定 ナット38A、及びスプリングワッシャー38Bのための貫通穴が設けられてい る。 固定用ボルト42Cは、立設筒部材45等を手摺りアンカー42に固定するた めのものであり、この固定用ボルト42Cの軸部には、固定用ボルト42Cに対 応する固定用ナット42Dが設けられている。
【0020】 続いて、パラペット43について、図3等を参照させながら説明する。 パラペット43は、手摺りアンカー42が手摺りパッキン41に固定されたそ の固定部分付近を覆い隠すため、ベース部42Aへ固定されるものである。その 固定手段は、手摺りアンカー42側に固定される受け体43Bと、パラペット4 3の内側において下方に突出させて設けた挿入体43Aとによって構成される。 即ち、受け体43Bに設けられた水平方向内側への突起部分と、その突起部分に 填め合わされる形状をなす挿入体43Aとによって、いわゆるスナップイン構造 をなしており、これをもって固定するものである。
【0021】 また、図示は省略するが、パラペット43には、ベース部42Aによって手摺 りパッキン41に固定された固定部分付近を覆い隠し、水や埃などの進入を防ぐ ため、その側片部から内側に向かって返しを設けることとなる。 なお、図2に示すように、パラペット43におけるパーゴラ基材31の固定部 に対応する箇所には、四角い貫通穴が設けてあり、この貫通穴の大きさは、立設 筒部材44の外形と一致する。
【0022】 次に、立設筒部材44及びシール材45について説明する。 立設筒部材44は、手摺りアンカー42の立設部42Bよりもひと回り大きな 四角筒状をなし、その軸方向長さは立設部42Bよりも短い。また、その一つの 内壁面には、相対する内壁面に向かう内舌片44Aが設けられている。その内舌 片44Aには、固定用ボルト42Cを貫通させることができるボルト用穴44B が設けられている。
【0023】 シール材45は、四角リングであり、立設筒部部材45に対応させて、それよ りも一回り大きく形成されている。このシール材45は、パラペット43に設け られた四角い貫通穴の上面回りに固定され、パラペット43と立設筒部材44と の間を埋めるスペーサーとなり、水の進入を防ぐなどの役割を果たす。 続いて、上記のような固定用の部材にて固定されるパーゴラ基材31について 説明する。なお、パーゴラ基材31の全体は略L字形をなしているが、パーゴラ 基材31を壁10及びバルコニー20の手摺り21に固定した場合における水平 部分を想定して「上下」の方向を定め、以下の説明に用いる。
【0024】 パーゴラ基材31の芯材は、断面が開口部分を有する略長方形である2種類の パイプを互いの開口部分が上下に向くように背中合わせにして固定して、全体の 断面が縦長の長方形をなして形成されるパーゴラパイプである。そのパーゴラパ イプを形成する上部分のパイプを基材上部材32、下部分のパイプを基材下部材 33とする。
【0025】 基材上部材32は、その断面が横長の長方形の一辺の一部を開口した形状をな しており、開口部を有する辺は上を向く。 基材下部材33は、その断面が略正方形の一辺の一部を開口した形状をなして おり、開口部を有する辺は下を向く。この開口部がパーゴラパイプの一面に設け られた欠設部33Aに該当する。その欠設部33Aには、その欠設部33Aの幅 よりも広い幅の板材たる下カバー基材36が、基材下部材33の内方から固定さ れる。その固定手段は、下カバー基材36の開口端とのネジ止めによる。
【0026】 なお、基材上部材32及び基材下部材33は、手摺り止め部材40及び壁止め 部材50との固定が行えればよく、例えば、図5に示すように、基材上部材32 を三角筒状としてもよい。 上記のような基材上部材32と基材下部材33とを背中合わせに固定すること によって形成されたパーゴラパイプには、防水、防錆等のため、パーゴラカバー 34、及び下カバー35によって覆われる。
【0027】 パーゴラカバー34は、その断面が略コ字形をなし、その開口側を下に向け、 基材上部材32の上面部分及び側面部分と基材下部材33の側面部分とに密着す るように形成されている。パーゴラカバー34の両端は、基材下部材33の下端 よりも更に下方に延設させ、内側に折曲させ、上方に折曲させ、基材下部材33 の下辺部分に密着させている。このように、パーゴラカバー34においてパーゴ ラカバーの欠設部両端付近をパーゴラパイプ下方に延設した部分を延設部34A とする。
【0028】 パーゴラカバー34のパーゴラパイプへの固定は、基材下部材33の下辺部分 に密着させた部分に貫通穴を設け、基材下部材33と下カバー基材36の開口端 との固定に用いる下カバー基材固定ビス36Cによるビス止めによって行う。 パーゴラカバー34のみによって覆われたパーゴラ基材31にあっては、その 下面部分が覆われていない。その覆われていない部分を覆うのが下カバー35で ある。この下カバー35は、一枚の板材を折曲して形成した部材であって、立設 部35Cとその立設部35Cから折曲された水平部35Dとに挟まれ、両方の水 平部35Dから凹部をなすようにして中央凹部35Aを形成したような、その断 面をほぼ「弓」字形としており、中央凹部35Aを下方に開放させて固定される ものである。
【0029】 なお、中央凹部35Aの底部分を中央底部35Bとする。下カバー35の横幅 は、パーゴラカバー34のみによって覆われたパーゴラ基材31における覆われ ていない部分の横幅に一致している。また、その高さは、パーゴラカバー34が 基材下部材33の下端よりも下方に延設された長さにほぼ一致している。 下カバー35のパーゴラ基材31への固定は、以下のようにして行われる。即 ち、下カバー35の中央凹部35Aを下に向け、その最外部をパーゴラカバー3 4における内側面に接触させると共に、中央凹部35Aによって形成される突出 部分を下カバー基材36の下面に接触させる。中央底部35Bには貫通穴を設け ておき、その貫通穴に対して下方から下カバー固定ビス36Bによってネジ止め 固定する。
【0030】 下カバー35が下カバー基材36に固定されたことによって、下カバー基材3 6のみならず、下カバー基材固定ビス36Cも下カバー35に覆われるので、下 カバー基材固定ビス36C、及びその下カバー基材固定ビス36Cがねじ込まれ る基材下部材33、下カバー基材36の防水、防錆等が図れることとなる。しか しながら、そのままでは下カバー固定ビス36Bが、下カバー35の下面より上 方に凹んでいる場所に固定されているものの、外表面に晒されているので、下カ バー固定ビス36B、及びその下カバー固定ビス36Bがねじ込まれる下カバー 基材36の防水、防錆の完全は図れない。そこで、下カバー35の中央凹部35 Aに密着して挿入固定される中央凹部カバー37を設けることとしている。
【0031】 この中央凹部カバー37は、3つの鍔を有するフランジ形状、即ち、断面がほ ぼ「主」字形の弾性体にて形成された長尺物である。その鍔部の幅は、中央凹部 35Aの幅よりも大きく、中央凹部35Aに挿入されると、その鍔部が変形して 中央凹部35Aに密着し、下カバー基材固定ビス36Cの隙間から進入しようと する水滴をシャットアウトする。
【0032】 上記のように形成されるパーゴラ基材31は、手摺り止め部材40及び壁止め 部材50に固定される。その固定は、パーゴラ基材31を形成する基材上部材3 2と基材下部材33とが背中合わせにされた部分であってバルコニー20の手摺 り21または壁10に近い部分に貫通穴を設け、手摺り止め部材40または壁止 め部材50にその貫通穴に対応する貫通穴を設け、それらの貫通穴に対してパー ゴラ固定ボルト38、パーゴラ固定ナット38A、及びスプリングワッシャー3 8Bを用いて行う。
【0033】 このパーゴラ固定ボルト38等の固定作業の便宜のため、パーゴラ基材31に おけるバルコニー20の手摺り21または壁10に近い部分にあっては、パーゴ ラ基材31の一部を切り欠いた切り欠き部36Aを形成している。この切り欠き 部36Aは、基材下部材33における下カバー基材固定ビス36Cの固定部分付 近と、その下カバー基材固定ビス36Cの固定部分付近に対応する下カバー基材 36である。このような切り欠き部36Aが存在することで、パーゴラカバー3 4及び下カバー35を固定する前に、パーゴラ固定ボルト38のヘッド部を固定 またはパーゴラ固定ナット38Aへのネジ込み作業を行えることとなる。
【0034】 以上のように形成された手摺り止め部材40を用いて、パーゴラ基材31を固 定する手順について、図2等を参照させながら説明する。 まず、バルコニー20の手摺り21の上面の手摺りパッキン41に対し、アン カーボルトなどを用いて手摺りアンカー42を固定する。 手摺りアンカー42を固定した後は、手摺りアンカー42のベース部42Aに パラペットの受け体43Bを固定し、その受け体43Bに対して挿入体43Aを 用いてパラペット43をベース部42Aに固定する。このとき、ベース部42A の立設部42Bは、パラペット43の貫通穴を貫通する。その貫通穴の上回りに はシール材45が位置する。
【0035】 シール材45の上には、立設筒部材44が位置する。このとき、立設筒部材4 4の内舌片44Aに設けられたボルト用穴44Bからは、固定用ボルト42Cの 先端が突出するので、その雄ネジ部に固定用ナット42Dをねじ込み、立設筒部 材44をベース部42Aに対して固定すると共に、パラペット43及びシール材 45のベース部42Aに対する固定を確実なものとする。このとき、立設筒部材 44Aの曲げ応力が固定用ナット42Dに対してワッシャーの役目をし、また立 設筒部材44をベース部42Aに対する固定を確実なものとする。
【0036】 パーゴラ基材31は、その手摺り21側の端部から立設筒部材44を内包する ようにかぶせ、切り欠き36Aの部分からパーゴラ固定ナット38A、及びスプ リングワッシャー38Bを用いて、パーゴラ基材31と立設筒部材44とを固定 する。以上のようにして、パーゴラ基材31がバルコニー20の手摺り21へ固 定される。
【0037】 続いて、図1、図6及び図7を用いて、パーゴラ基材31と、壁10における バルコニー20の上方部分との固定を行うためのパーゴラの固定構造たる壁止め 部材50について説明する。 壁止め部材50は、壁10と壁止め部材50の他の部材との間に介在する壁パ ッキン51と、壁パッキン51とパーゴラ基材31との固定を行うための壁アン カー52と、壁パッキン51及び壁アンカー52を覆うための幕板53とからな る。図6、図7に示す壁止め部材50にあっては、幕板53の構造に違いを有す るのみである。
【0038】 本実施例のパーゴラ30は、複数のパーゴラ基材31を等間隔に固定して形成 されるが、壁パッキン51は、水平方向に長いひとつの部材として形成されてい る。即ち、本実施例にあっては、一の壁パッキン51が、壁10と複数の壁アン カー52との間に介在する。なお、一の壁アンカー52に対して一の壁パッキン 51を対応させることとしてもよい。逆に、幕板53については、パーゴラ基材 31毎に独立させたものを用いるとともに、両端に位置するものとその中間に位 置するものとは部材の水平方向長さを異ならしめているが、一つの部材とするこ とも可能である。
【0039】 壁パッキン51を用いたのは、本実施例で用いられる壁10が木製でないとし ており、従って、パーゴラ基材31を壁10に直接固定するのは困難だからであ る。そこで、壁10に壁パッキン51を接着し、或いは壁パッキン51を内部材 料として採用し、その壁パッキン51を介してパーゴラ基材31を固定するとい う手段を採用している。なお、壁10が木製であっても、壁10の保護のために 壁パッキン51を用いてよい。
【0040】 壁アンカー52は、壁パッキン51の表面に接して壁アンカー52を固定する ベース部52Aと、そのベース部52Aから突設する断面コ字形の突設部52B とを有して形成されている。ベース部52Aの一側端は、壁パッキン51の角に 適合させるため、反突設部52B側に折曲している。 突設部52Bの断面においてコ字形の開放部分に対する側壁部分には、パーゴ ラ基材31を固定する際に使用するパーゴラ固定ボルト38、パーゴラ固定ナッ ト38A、及びスプリングワッシャー38Bのための貫通穴が設けられている。
【0041】 図6及び図7に示す幕板53は、請求項2−3に記載した考案に係るものであ り、前記したように、壁パッキン51とは異なりパーゴラ基材31毎に独立させ ている。 図6に示す幕板53は、垂直断面の形状が筒状の本体53Cと壁10に接する 鍔部53Dとからハット型をなして壁パッキン51及び壁アンカー52のベース 部52A付近を覆うパッキン隠し部53Aと、そのパッキン隠し部53Aの反鍔 部53C側端から突出する筒状のパーゴラ挿入筒部53Dとからなる。幕板53 のパッキン隠し部53Aの反鍔部53C側には、壁アンカー52の突設部52B を貫通させることができる四角い貫通穴を有している。
【0042】 パーゴラ挿入筒部53Dの大部分は、パーゴラ基材31の内方に位置する。し かし、パーゴラ挿入筒部53Dの外形よりもパーゴラ基材31の内形の方が大き いため、両者の隙間からパーゴラ基材31の内方に水や埃などの進入するおそれ がある。そこで、パーゴラ挿入筒部53Dの先端に、パーゴラ挿入筒部53Dの 外形と一致する内形をなす防護リング54を設けている。
【0043】 図7に示す幕板53は、そのパッキン隠し部53Aの反鍔部53C側の下端部 分には、下端面から縦断面がコ字形であるように欠設させて水切り片53Eを設 けている。 図6及び図7に示す幕板53はいずれも、その鍔部53Cが壁10に固定され た後には、その鍔部53Cを覆うようにサイディング11が施される。幕板53 とサイディング11と境界部分には、適宜シーリングを施して、防水、防塵等を 図っている。なお、サイディング11は、水切り片53Eの壁10側にある欠設 部には達しないような厚さにて施される。
【0044】 図7に示す幕板53の水切り片53Eは、雨が振った場合に、パーゴラ基材3 1における壁10側部分に降った雨の水がパーゴラ基材31等を伝って水切り片 53Eに達した後サイディング11に流れ落ちようとしても、水切り片53Eの 下端で雫をつくらせて水切り片53Eの下方へ落としてしまう。 本実施例のパーゴラによれば、以下のような効果がある。
【0045】 まず、L字形をしたパーゴラ基材31を用いて形成されるパーゴラを提供した が、そのようなパーゴラをバルコニーに手摺りに固定する固定構造を提供するこ とができ、そのようなパーゴラの家の壁10への固定構造を提供することができ た。ここにおいて、幕板53を複数のパーゴラ基材及び壁アンカーに対応させて 、それぞれ独立させて複数設けたので、組立に融通が利くなどの効果がある。
【0046】 また、パーゴラの家の壁10への固定構造において、幕板53に水切り片53 Eを設けたので、壁10への水滴付着を防止するような固定構造を提供すること ができた。 更に、パーゴラ基材の断面構造において、中央凹部カバー37等の部材を設け たので、その鍔部が変形して中央凹部35Aに密着し、下カバー基材固定ビス3 6Cの隙間から進入しようとする水滴をシャットアウトする。
【0047】 本実施例のパーゴラのバリエーションについて説明する。 バルコニー20のデッキ21の平面形状を例えば半円形として設計した場合に は、パーゴラ基材31の水平方向長さが、その取付位置によって異ならせること 、及び手摺り止め部材40の手摺りアンカー42の立設部42Bの取付角度を異 ならしめることなどが必要となる。
【0048】
【考案の効果】
請求項1記載の考案によれば、L字形をしたパーゴラ基材を用いて形成される パーゴラを提供した場合に、そのようなパーゴラを家の壁に固定するパーゴラ固 定構造を提供することができた。 請求項2記載の考案によれば、幕板を複数のパーゴラ基材及び壁アンカーに対 応させて、それぞれ独立させて複数設けたので、組立に融通が利くなどの効果が あるパーゴラ固定構造を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るパーゴラの一実施例を示す全体斜
視図である。
【図2】パーゴラとバルコニーの手摺りとの固定構造を
示す部分斜視図である。
【図3】パーゴラ基材をバルコニーに固定するための構
造を示すための縦断面図である。
【図4】パーゴラ基材を示す断面図である。
【図5】パーゴラ基材を示す断面図である。
【図6】パーゴラ基材と壁におけるバルコニーの上方部
分との固定を行うための壁止め部材の断面図である。
【図7】パーゴラ基材と壁におけるバルコニーの上方部
分との固定を行うための壁止め部材の断面図である。
【図8】従来のパーゴラを示す斜視図である。
【符号の説明】
10 壁 11 サイディ
ング 20 バルコニー 21 手摺り 30 パーゴラ 31 パーゴラ基材 32 基材上部
材 33 基材下部材 33A 欠設部 34 パーゴラカバー 34A 延設部 35 下カバー 35A 中央凹部 35B 中央底部 35C 立設部 35D 水平部 36 下カバー基材 36A 切り欠き
部 36B 下カバー固定ビス 36C 下カバー
基材固定ビス 37 中央凹部カバー 38 パーゴラ固定ボルト 38A パーゴラ固定ナット 38B スプリン
グワッシャー 40 手摺り止め部材 41 手摺りパッキン 42 手摺りアンカー 42A ベース部 42B 立設部 42C 固定用ボ
ルト 42D 固定用ナット 43 パラペット 43A 挿入体 43B 受け体 44 立設筒部材 44A 内舌片 44B ボルト用穴 45 シール材 50 壁止め部材 51 壁パッキ
ン 52 壁アンカー 52A ベース部 52B 突設部 53 幕板 53A パッキン
隠し部 53B 本体 53C 鍔部 53D パーゴラ挿入筒部 53E 水切り片 80 パーゴラ 81 枠材 82 桟材 83 支柱 84 手摺り 85 デッキ 86 壁

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バルコニーの手摺りと家の壁とを両端と
    して固定されるL字形のパーゴラ基材を家の壁に固定す
    るためのパーゴラ固定構造であって、壁に固定される板
    状の壁パッキンと、壁パッキンとパーゴラ基材との固定
    を行うための壁アンカーと、壁パッキン及び壁アンカー
    を覆うための幕板とを有してなり、壁アンカーは、壁パ
    ッキンに壁アンカーを固定するベース部と、そのベース
    部から突設する突設部とを有して形成され、その突設部
    には、パーゴラ基材を固定するための固定手段を設け、
    幕板は、その垂直断面の形状が筒状の本体とその本体の
    鍔部とを有してハット型をなすパッキン隠し部を有し、
    そのパッキン隠し部の本体の反鍔部側はパーゴラ基材に
    挿入可能なパーゴラ挿入筒部を有し、このパーゴラ挿入
    筒部には壁アンカーの突設部を貫通させることができる
    貫通穴を有しており、壁に固定した幕板の鍔部にはその
    鍔部を覆うようにサイディングを施したことを特徴とす
    るパーゴラ固定構造。
  2. 【請求項2】 幕板は、複数のパーゴラ基材及び壁アン
    カーに対応させて、それぞれ独立させて複数設けたこと
    を特徴とする請求項1のパーゴラ固定構造。
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