JPH0564422U - ラジエータのサブタンク構造 - Google Patents

ラジエータのサブタンク構造

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JPH0564422U
JPH0564422U JP352892U JP352892U JPH0564422U JP H0564422 U JPH0564422 U JP H0564422U JP 352892 U JP352892 U JP 352892U JP 352892 U JP352892 U JP 352892U JP H0564422 U JPH0564422 U JP H0564422U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】サブタンク41内の冷却液Xによる流体の消音
作用により補器用リレー45から発する異音の大半が消
音されるよう,補器用リレー45およびサブタンク41
の車体側に対する連結を工夫することにより、車室内へ
の振動伝達を効果的に抑制することを可能とする。 【構成】車両に、ラジエータ11内の冷却液を貯溜する
ためのサブタンク41の車幅方向内方端側を内側突出片
41aによりエアクリーナ31の車幅方向外方端に強固
に結合する一方、サブタンク41の車幅方向外方端側
を、その下部より車体外方へ突出する突出部41cとL
字状ブラケット44の側部44aとの嵌合によりサブフ
レーム3に対して浮遊状態で連結支持する。そして、上
記サブタンク41の車幅方向外方端側に外側突出片41
bを介して補器用リレー45を固定する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ラジエータ内の冷却液を貯溜するためのサブタンクの構造に関する 。
【0002】
【従来の技術】
一般に、このようなラジエータのサブタンク構造においては、例えば、実開平 2−82627号公報に開示されるように、サブタンク自体の形状が規制されな いものであることから、該サブタンクを自由設計して、エンジンルーム前部に位 置するラジエータの後方などに配置することにより、ラジエータからの冷却風を エンジンルームの後方へ案内することが行われている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、車両にオート・ブレーキ・システム(ABS)装置などの補器が装 備される場合、この補器への電気信号を中継する補器用リレーはフレームなどの 剛性の高い車体部材に固定されることになる。
【0004】 しかし、補器用リレーが車体部材等の剛体に固定されていると、補器用リレー から発する電気信号の着信音および発信音などの異音が車体部材を介して車室内 に振動伝達され易いものとなり、近来の傾向となる静粛性の高い車室内において は振動・騒音の原因となる。
【0005】 本考案はかかる点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、上記の 冷却液が貯溜されるサブタンクに着目し、この冷却液による流体の消音作用によ り補器用リレーから発する異音の大半が消音されるよう,補器用リレーおよびサ ブタンクの車体側に対する連結を工夫することにより、車室内への振動伝達を効 果的に抑制しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の考案が講じた解決手段は、車両に、 ラジエータ内の冷却液を貯溜するためのサブタンクが設けられているラジエータ のサブタンク構造として、上記サブタンクの一側を車体側に対して強固に結合す る一方、他側を車体側に対して浮遊状態で連結する。そして、上記サブタンクの 他側に補器用リレーを固定する構成としたものである。
【0007】 また、請求項2記載の考案が講じた解決手段は、請求項1記載の考案のサブタ ンクおよび補器用リレーの配置を限定したものである。つまり、サブタンクの一 側を、車体前部に位置するラジエータの後方に設けられたエアクリーナの車幅方 向外方側に強固に結合し、補器用リレーを、上記サブタンクの車幅方向外方側と なる他側に固定する構成としたものである。
【0008】
【作用】
上記の構成により、請求項1記載の考案では、補器用リレーは、一側を車体側 に対して強固に結合したサブタンクの他側に固定されているので、補器用リレー から発する電気信号の着信音および発信音などの異音が、サブタンク他側よりそ の内部に貯溜された冷却液による流体の消音作用により消音され、サブタンクの 一側からの車体側への上記異音の振動伝達が可及的に抑制される。
【0009】 しかも、サブタンクの他側が車体側に対して浮遊状態で連結されているので、 補器用リレーからの異音は、サブタンクの他側から車体側にほとんど振動伝達さ れず、仮にサブタンクの他側からの異音が車体側に振動伝達されても、その異音 自体は微少なものであり、車室内において振動・騒音の原因とはなり得ない。
【0010】 また、請求項2記載の考案では、補器用リレーは、ラジエータ後方のエアクリ ーナの車幅方向外方側に一側を結合したサブタンクのさらに車幅方向外方側とな る他側に固定されているので、ラジエータの後方において、エアクリーナ、サブ タンクおよび補器用リレーが順次車幅方向外方へ横一列に配置されることになり 、車体のエンジンルーム内において熱害を受け易い補器用リレーが、ラジエータ からの冷却風により、障害物に遮られることなく円滑に冷却される。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0012】 図1ないし図3は本考案の実施例に係るラジエータのサブタンク構造を適用し た自動車のエンジンルームの前部を示し、このエンジンルーム1の前部右側位置 には、図示しないクランクシャフトを車幅方向に配した横置きタイプのエンジン Eが搭載されている。また、上記エンジンルーム1の前端部には、エンジンルー ム1の前端部を車体左右方向へ延びてエンジンルーム前壁を構成する,シュラウ ドアッパメンバ2及びシュラウドロアメンバ(図示せず)がそれぞれ上下に配さ れている。さらに、上記エンジンルーム1の下部左右位置には、車体前後方向へ 延びる閉断面形状のサイドフレーム3(図では車体左側のみ示す)が設けられて いる。
【0013】 また、上記シュラウドアッパメンバ2とシュラウドロアメンバとの間には、ラ ジエータ11が設けられている。該ラジエータ11は、エンジンE側からの冷却 水をインレットホース12を介して導入する導入口13が左端部に開設されたイ ンレットタンク14と、エンジンE側へ冷却水をアウトレットホース15を介し て導出する導出口16が右端部に開設されたアウトレットタンク17とをそれぞ れ上下端に有すると共に、中央部にインレットタンク14及びアウトレットタン ク17間を連通する複数のチューブ(図示せず)が設けられた空気の通風可能な コア18を有して構成されている。また、上記コア18の上下端部には、その上 下端部を車体左右方向へ延びてインレットタンク14及びアウトレットタンク1 7に連結された上側コアレインフォースメント19a及び下側コアレインフォー スメント19bが設けられている。そして、上記インレットタンク14及びアウ トレットタンク17の各左右端部には、それぞれ上下に突出する突部20,…が 設けられており、インレットタンク13の左右端部より上方に突出する突部20 ,20が上側マウント部材21,21を介してシュラウドアッパメンバ2に、ア ウトレットタンク17の左右端部より下方に突出する突部20,20が下側マウ ント部材22,22を介してシュラウドロアメンバにそれぞれ弾性支持されてい る。また、上記ラジエータ11のコア18の左右位置の後方には、ラジエータ1 1の冷却水温が所定値を上回った際に作動して外気をコア18を介して吸込んで ラジエータ11の冷却を積極的に行う電動ファン装置23,23が設けられてい る。尚、図3中、24はエンジンの排気側となる前面側に取付けられた排気集合 管25の下流端に連結される排気管、Bは車体のボンネットラインである。
【0014】 さらに、上記ラジエータ11のコア18の左端部側後方でかつ左側の電動ファ ン装置23の後方に位置する部位には、エンジンEの吸気管(図示せず)の上流 端に接続されるエアクリーナ31が設けられている。また、上記エアクリーナ3 1の後方には、上記サイドフレーム3上に固定支持されたバッテリ32が設けら れ、該バッテリ32の前端部車幅方向内方端には、内方へ突出する第1支持片3 2aが設けられている。そして、上記エアクリーナ31の後端部車幅方向内方端 には、後方へ突出する第2支持片31aが設けられており、この第2支持片31 aは、上記バッテリ32の第1支持片32aに対してボルト34により強固に結 合されている。さらに、上記エアクリーナ31の下面前部位置には、車幅方向外 方端がエアクリーナ31の端面よりも外方へ延出するよう車幅方向へ延びかつ略 中央部より車体後方へ延びる断面略コ字状のT型ブラケット35がボルト36締 結されており、該T型ブラケット35の外方端は、上記サイドフレーム3上に固 定支持されている。
【0015】 そして、上記エアクリーナ31の車幅方向外方には、上記ラジエータ11の内 圧の上昇などに起因して該インレットタンク13よりオバーフローした冷却液X を貯溜しておく合成樹脂製のサブタンク41が設けられており、該サブタンク4 1とインレットタンク13内との間には冷却液Xを流通可能とするパイプ42が 設けられている。また、上記サブタンク41の一側となる車幅方向内方端側の下 面前端位置には、車幅方向内方へ突出する内側突出片41aが設けられており、 該内側突出片41aは、上記エアクリーナ31(車体側)の車幅方向外方端にお ける略中間位置にT型ブラケット35の後方端を介してボルト43により強固に 結合されている。
【0016】 一方、サブタンク41の他側となる車幅方向外方端側下部には、図4にも示す ように、車幅方向外方へ断面略T字状に突出する突出部41cが設けられている 。また、上記サブタンク41の車幅方向外方端側下部に対応するサイドフレーム 3上には、該サイドフレーム3に下面が固定支持されてサイドフレーム3の車幅 方向外方を上方に延びるL字ブラケット44が設けられている。上記L字ブラケ ット44の側部44aは断面略C字状に形成されており、この側部44aに上記 サブタンク41の突出部41cが嵌合支持されて、サブタンク41の車幅方向外 方端側がその下面を車体側となる上記サイドフレーム3に対して浮かせた状態つ まり浮遊状態にして連結支持されるようにしている。そして、上記サブタンク4 1の車幅方向外側面上端部には、車幅方向外方へ突出する外側突出片41bが設 けられ、該外側突出片41bには、補器として車両に装備されるオート・ブレー キ・システム(ABS)装置への電気信号を中継する補器用リレー45がボルト 46締結により強固に結合されている。
【0017】 したがって、上記実施例では、補器用リレー45は、車幅方向内方端側の前端 位置より車幅方向内方へ突出する内側突出片41aをエアクリーナ31の車幅方 向外方端の略中間位置に対してボルト43により強固に結合したサブタンク41 の車幅方向外側面上端部に、車幅方向外方へ突出する外側突出片41bを介して ボルト46締結したので、補器用リレー45から発する電気信号の着信音および 発信音などの異音が、サブタンク41の車幅方向外側面側よりその内部に貯溜さ れた冷却液Xによる流体の消音作用により消音され、サブタンク41の車幅方向 内方端側からの突出片41aを介したエアクリーナ31側への上記異音の振動伝 達を可及的に抑制することができる。しかも、サブタンク41は、その車幅方向 外側面側の突出部41cをサイドフレーム3上に下面を固定支持したL字ブラケ ット44の側部44aに嵌合支持することにより、サブフレーム3に対して浮遊 状態で連結支持されているので、補器用リレー45からの異音は、サブタンク4 1の車幅方向外側面下部側からL字ブラケット44を介してサイドフレーム3に ほとんど振動伝達されず、仮にサブタンク41の車幅方向外側面下部側からの異 音がL字ブラケット44を介してサイドフレーム3に振動伝達されても、その異 音自体は微少なものであり、車室内において振動・騒音の原因とはなり得ない程 度に上記異音を抑制できる。その結果、冷却液Xによる流体の消音効果と、サブ タンク41の車幅方向外側面側においてL字ブラケット44に対して浮遊状態で 連結支持する振動伝達抑制効果と相俟って、車室内への補器用リレー45からの 異音の振動伝達を効果的に抑制することができる。
【0018】 また、上記の如く補器用リレー45は、ラジエータ11のコア18の左端部側 後方でかつ左側の電動ファン装置23の後方に位置するエアクリーナ31の車幅 方向外方端の略中間位置に内側突出片41aをボルト43により強固に結合した サブタンク41のさらに車幅方向外方へ突出する外側突出片41bにボルト46 締結されていることにより、ラジエータ11のコア18の左端部側後方でかつ左 側の電動ファン装置23の後方において、エアクリーナ31、サブタンク41お よび補器用リレー45が順次車幅方向外方へ横一列に配置されることになり、エ ンジンルーム1内において熱害を受け易い補器用リレー45が、ラジエータ11 のコア18を介した左側の電動ファン装置23からの冷却風により、障害物に遮 られることなく円滑に冷却され、よって補器用リレー45の冷却性の向上を図る ことができる。
【0019】
【考案の効果】
以上の如く、請求項1記載の考案におけるラジエータのサブタンク構造によれ ば、一側を車体側に対して強固に結合したサブタンクを浮遊状態で連結する他側 に補器用リレーを固定したので、補器用リレーからの異音を、サブタンク他側よ りその内部に貯溜した冷却液による流体の消音効果と、サブタンクの他側におい てサブタンク他側からの車体側への振動伝達を抑制する振動伝達抑制効果とによ り抑制して、車室内への上記異音の振動伝達を効果的に抑制することができる。
【0020】 また、請求項2記載の考案におけるラジエータのサブタンク構造によれば、ラ ジエータ後方にエアクリーナ、サブタンクおよび補器用リレーが順次車幅方向外 方へ横一列に配置したので、熱害を受け易い補器用リレーをラジエータからの冷 却風により円滑に冷却して、補器用リレーの冷却性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車体前方より視たエンジンルーム前部の正面図
である。
【図2】車体上方より視たエンジンルーム前部の平面図
である。
【図3】車体側方より視たエンジンルーム前部の側面図
である。
【図4】サブタンクの車幅方向外方端側下部におけるサ
ブタンクとL字ブラケットとの嵌合支持関係を示すサブ
タンク下部付近の横断面図である。
【符号の説明】
3 サイドフレーム(車体側) 11 ラジエータ 31 エアクリーナ(車体側) 41 サブタンク 45 補器用リレー X 冷却液
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 白波瀬 徹 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に、ラジエータ内の冷却液を貯溜す
    るためのサブタンクが設けられているラジエータのサブ
    タンク構造であって、上記サブタンクは、その一側が車
    体側に対して強固に結合されている一方、他側が車体側
    に対して浮遊状態で連結されており、上記サブタンクの
    他側には、車両に装備された補器への電気信号を中継す
    る補器用リレーが固定されていることを特徴とするラジ
    エータのサブタンク構造。
  2. 【請求項2】 サブタンクの一側は、車体前部に位置す
    るラジエータの後方に設けられたエアクリーナの車幅方
    向外方側に強固に結合され、補器用リレーは、上記サブ
    タンクの車幅方向外方側となる他側に固定されているこ
    とを特徴とする請求項1記載のラジエータのサブタンク
    構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1068320A (ja) * 1996-08-28 1998-03-10 Nissan Motor Co Ltd エンジンルーム内のタンク取付構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH1068320A (ja) * 1996-08-28 1998-03-10 Nissan Motor Co Ltd エンジンルーム内のタンク取付構造

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