JPH0564974A - 感熱転写材 - Google Patents
感熱転写材Info
- Publication number
- JPH0564974A JPH0564974A JP3230347A JP23034791A JPH0564974A JP H0564974 A JPH0564974 A JP H0564974A JP 3230347 A JP3230347 A JP 3230347A JP 23034791 A JP23034791 A JP 23034791A JP H0564974 A JPH0564974 A JP H0564974A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat
- ink layer
- ink
- microcapsules
- recording
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)
- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、溶融型熱転写記録用のインクリボン
において、表面の平滑性が悪い記録紙に対しても、画素
の全体にわたって良好な印字品質が得られるようにする
ことを最も主要な特徴とする。 【構成】ベースフィルム4上に設けられる熱溶融性イン
ク層2内に分散されるマイクロカプセル3の膨脹開始温
度を、その熱溶融性インク層2の軟化温度よりも低い温
度として構成されている。
において、表面の平滑性が悪い記録紙に対しても、画素
の全体にわたって良好な印字品質が得られるようにする
ことを最も主要な特徴とする。 【構成】ベースフィルム4上に設けられる熱溶融性イン
ク層2内に分散されるマイクロカプセル3の膨脹開始温
度を、その熱溶融性インク層2の軟化温度よりも低い温
度として構成されている。
Description
[発明の目的]
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、たとえば感熱転写記
録方式の画像形成装置に用いられる熱転写インクリボン
などの感熱転写材に関する。
録方式の画像形成装置に用いられる熱転写インクリボン
などの感熱転写材に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、感熱転写記録方式を用いたプリン
タやファクシミリなどの画像形成装置が広く普及しつつ
ある。この種の装置は、騒音がなく、低コスト化および
小型軽量化が容易で、しかも操作性や保守性にも優れて
いる。
タやファクシミリなどの画像形成装置が広く普及しつつ
ある。この種の装置は、騒音がなく、低コスト化および
小型軽量化が容易で、しかも操作性や保守性にも優れて
いる。
【0003】感熱転写記録方式とは、シート状の支持体
の上に熱溶融性のインク層が設けられた熱転写インクリ
ボン(以下、インクリボン)を用い、このインクリボン
をサーマルヘッドなどにより選択的に加熱して上記イン
ク層を溶融させ、溶融されたインクを記録媒体上に転写
することで加熱形状に応じた画像の記録を行うものであ
る。しかし、従来のインクリボンでは、表面の平滑性が
悪い記録媒体に対して印字品質が低下するという問題が
あった。
の上に熱溶融性のインク層が設けられた熱転写インクリ
ボン(以下、インクリボン)を用い、このインクリボン
をサーマルヘッドなどにより選択的に加熱して上記イン
ク層を溶融させ、溶融されたインクを記録媒体上に転写
することで加熱形状に応じた画像の記録を行うものであ
る。しかし、従来のインクリボンでは、表面の平滑性が
悪い記録媒体に対して印字品質が低下するという問題が
あった。
【0004】そこで、表面の平滑性が悪い記録媒体に対
しても良好な印字が行えるようにするため、熱溶融性イ
ンク層内、または別に設けられた層内に熱膨張性物質を
内包したシェルからなる熱膨張性の粒子(以下、マイク
ロカプセル)を分散させたインクリボンが開発されてい
る。このインクリボンは、サーマルヘッドにより加熱さ
れたときにインク層が溶融するとともに、マイクロカプ
セルが膨脹し、その圧力で溶融したインクを記録媒体に
押し付けるようにして付着させることにより、表面の平
滑性が悪い記録媒体に対しても良好な印字を可能とする
ものである。
しても良好な印字が行えるようにするため、熱溶融性イ
ンク層内、または別に設けられた層内に熱膨張性物質を
内包したシェルからなる熱膨張性の粒子(以下、マイク
ロカプセル)を分散させたインクリボンが開発されてい
る。このインクリボンは、サーマルヘッドにより加熱さ
れたときにインク層が溶融するとともに、マイクロカプ
セルが膨脹し、その圧力で溶融したインクを記録媒体に
押し付けるようにして付着させることにより、表面の平
滑性が悪い記録媒体に対しても良好な印字を可能とする
ものである。
【0005】しかしながら、上述のマイクロカプセルを
含有するインクリボンであっても、画素内においてイン
クは溶融するが、マイクロカプセルが膨脹しない部分が
あると、その部分ではマイクロカプセルを含有していな
い従来のインクリボンと同じ記録状態となり、良好な印
字品質は得られない。
含有するインクリボンであっても、画素内においてイン
クは溶融するが、マイクロカプセルが膨脹しない部分が
あると、その部分ではマイクロカプセルを含有していな
い従来のインクリボンと同じ記録状態となり、良好な印
字品質は得られない。
【0006】すなわち、図6に示すように、サーマルヘ
ッド(TPH)54の発熱抵抗体59は、その中央部が
高く、周辺部が低い温度分布を持っている。したがっ
て、熱溶融性インク層も発熱抵抗体59の中央部に対応
した部分の温度は高く、周辺部は低くなり、同じ画素内
でも温度差が発生する。
ッド(TPH)54の発熱抵抗体59は、その中央部が
高く、周辺部が低い温度分布を持っている。したがっ
て、熱溶融性インク層も発熱抵抗体59の中央部に対応
した部分の温度は高く、周辺部は低くなり、同じ画素内
でも温度差が発生する。
【0007】このため、図7に示すように、マイクロカ
プセルの膨脹開始温度が熱溶融性インク層の軟化温度よ
り高いと、発熱抵抗体59の中央部に対応する熱溶融性
インク層の部分では温度が十分に高いので、マイクロカ
プセルは膨脹し、かつ、インクも溶融する。よって、溶
融インクは先に述べたように記録媒体に対して確実に付
着し、安定な転写が行われる。
プセルの膨脹開始温度が熱溶融性インク層の軟化温度よ
り高いと、発熱抵抗体59の中央部に対応する熱溶融性
インク層の部分では温度が十分に高いので、マイクロカ
プセルは膨脹し、かつ、インクも溶融する。よって、溶
融インクは先に述べたように記録媒体に対して確実に付
着し、安定な転写が行われる。
【0008】一方、発熱抵抗体59の周辺部(図示A,
A´)に対応した部分では、マイクロカプセルは膨脹し
ないが、インク層は溶融する温度になる。すると、溶融
されたインクは記録媒体の凸部に対しては接触により転
写されるが、凹部には転写されない。
A´)に対応した部分では、マイクロカプセルは膨脹し
ないが、インク層は溶融する温度になる。すると、溶融
されたインクは記録媒体の凸部に対しては接触により転
写されるが、凹部には転写されない。
【0009】このように、画素の中央部では安定したイ
ンクの転写がなされるが、周辺部では不安定となり、画
素の全体にわたって良好な印字品質が得られないという
欠点があった。
ンクの転写がなされるが、周辺部では不安定となり、画
素の全体にわたって良好な印字品質が得られないという
欠点があった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
においては、画素内においてインクは溶融するが、マイ
クロカプセルが膨脹しない部分があると、画素の全体に
わたって良好な印字品質が得られないという欠点があっ
た。そこで、この発明は、画素の全体にわたって良好な
印字品質が得られる感熱転写材を提供することを目的と
している。 [発明の構成]
においては、画素内においてインクは溶融するが、マイ
クロカプセルが膨脹しない部分があると、画素の全体に
わたって良好な印字品質が得られないという欠点があっ
た。そこで、この発明は、画素の全体にわたって良好な
印字品質が得られる感熱転写材を提供することを目的と
している。 [発明の構成]
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明の感熱転写材にあっては、支持体と、こ
の支持体上に設けられる熱溶融性インク層と、この熱溶
融性インク層内に分散され、この熱溶融性インク層の軟
化温度よりも低い温度で膨脹し始める熱膨張性粒子とか
ら構成されている。
めに、この発明の感熱転写材にあっては、支持体と、こ
の支持体上に設けられる熱溶融性インク層と、この熱溶
融性インク層内に分散され、この熱溶融性インク層の軟
化温度よりも低い温度で膨脹し始める熱膨張性粒子とか
ら構成されている。
【0012】
【作用】この発明は、上記した手段により、インク層の
軟化・溶融時には熱膨張性粒子が膨脹を開始できるよう
になるため、インクの溶融される部分では熱膨張性粒子
を確実に膨脹させることが可能となるものである。
軟化・溶融時には熱膨張性粒子が膨脹を開始できるよう
になるため、インクの溶融される部分では熱膨張性粒子
を確実に膨脹させることが可能となるものである。
【0013】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して説明する。図1は、本発明にかかる熱転写インク
リボンの構成を示すものである。
照して説明する。図1は、本発明にかかる熱転写インク
リボンの構成を示すものである。
【0014】すなわち、インクリボン1は、熱により軟
化・溶融する熱溶融性インク層2、加熱により急激に膨
脹する熱膨脹性粒子としてのマイクロカプセル3、これ
らの支持体としてのベースフィルム4から構成されてい
る。そして、上記マイクロカプセル3は、熱溶融性イン
ク層2中に分散されている。
化・溶融する熱溶融性インク層2、加熱により急激に膨
脹する熱膨脹性粒子としてのマイクロカプセル3、これ
らの支持体としてのベースフィルム4から構成されてい
る。そして、上記マイクロカプセル3は、熱溶融性イン
ク層2中に分散されている。
【0015】熱溶融性インク層2は、着色材とバインダ
からなる。着色材としては、カーボンブラックなどの顔
料、その他、特開昭60−25792号公報に開示され
ている物質、たとえばニグロシン染料、ランプ黒、ある
いは各種染料などの印刷、複写の分野で一般に用いられ
る任意の着色剤、公知の染料、顔料が使用できる。
からなる。着色材としては、カーボンブラックなどの顔
料、その他、特開昭60−25792号公報に開示され
ている物質、たとえばニグロシン染料、ランプ黒、ある
いは各種染料などの印刷、複写の分野で一般に用いられ
る任意の着色剤、公知の染料、顔料が使用できる。
【0016】バインダとしては、たとえば特開昭59−
201894号公報に開示されている物質、カルナバワ
ックス、パラフィン、サゾールワックス、マイクロクリ
スタリンワックスなどのワックス類や、ステアリン酸、
パルミチン酸などの高級脂肪酸や、ポリエチレン、ポリ
プロピレンなどの熱可塑性樹脂が用いられる。また、こ
れらのバインダ材は2種以上を組み合わせて使用しても
良い。
201894号公報に開示されている物質、カルナバワ
ックス、パラフィン、サゾールワックス、マイクロクリ
スタリンワックスなどのワックス類や、ステアリン酸、
パルミチン酸などの高級脂肪酸や、ポリエチレン、ポリ
プロピレンなどの熱可塑性樹脂が用いられる。また、こ
れらのバインダ材は2種以上を組み合わせて使用しても
良い。
【0017】マイクロカプセル3は、イソブタン、ペン
タン、石油エーテル、ヘキサン、ヘプタン、低沸点ハロ
ゲン化炭化水素、メチルシランなどの揮発性有機溶剤
(膨脹剤または熱膨脹物質)を、塩化ビニリデン、アク
リロニトリル、アクリル酸エステル、メタクリス酸エス
テルなどの共重合体からなる熱可塑性樹脂(シェル)で
包みこんだものである。
タン、石油エーテル、ヘキサン、ヘプタン、低沸点ハロ
ゲン化炭化水素、メチルシランなどの揮発性有機溶剤
(膨脹剤または熱膨脹物質)を、塩化ビニリデン、アク
リロニトリル、アクリル酸エステル、メタクリス酸エス
テルなどの共重合体からなる熱可塑性樹脂(シェル)で
包みこんだものである。
【0018】このマイクロカプセル3は、シェルの軟化
点(熱溶融性インク層2の軟化・溶融温度以下)以上に
加熱されるとシェルが軟化を始め、同時に内包されてい
る膨脹剤の蒸気圧が上昇し、シェルが押し拡げられるこ
とにより膨脹する。
点(熱溶融性インク層2の軟化・溶融温度以下)以上に
加熱されるとシェルが軟化を始め、同時に内包されてい
る膨脹剤の蒸気圧が上昇し、シェルが押し拡げられるこ
とにより膨脹する。
【0019】このマイクロカプセル3を感熱転写記録に
用いる場合は、膨脹前の粒径が1μm〜30μm、膨脹
後の最大粒径が2μm〜100μm、熱溶融性インク層
2全体を100部としたときにマイクロカプセル3が1
部〜30部ほど分散されるのが好ましい。
用いる場合は、膨脹前の粒径が1μm〜30μm、膨脹
後の最大粒径が2μm〜100μm、熱溶融性インク層
2全体を100部としたときにマイクロカプセル3が1
部〜30部ほど分散されるのが好ましい。
【0020】ベースフィルム4は、ポリエチレンテレフ
タレート、ポリイミド、ポリエステル、ポリカーボネー
ト、トリアセチルセルロース、ナイロン、セロファンな
どのプラスチックフィルム、コンデンサ紙、グラシン
紙、硫酸紙などの薄葉紙を用いることができる。その厚
さは、2μm〜15μmとするが、特に、3μm〜6μ
mが好ましい。次に、本発明のインクリボンを用いる感
熱記録装置について説明する。図2は、感熱記録装置の
機構部を示すものである。
タレート、ポリイミド、ポリエステル、ポリカーボネー
ト、トリアセチルセルロース、ナイロン、セロファンな
どのプラスチックフィルム、コンデンサ紙、グラシン
紙、硫酸紙などの薄葉紙を用いることができる。その厚
さは、2μm〜15μmとするが、特に、3μm〜6μ
mが好ましい。次に、本発明のインクリボンを用いる感
熱記録装置について説明する。図2は、感熱記録装置の
機構部を示すものである。
【0021】すなわち、カセット50は、記録媒体とし
ての記録紙Pを収納するものである。このカセット50
内に収納された記録紙Pは、取り出しローラ51によっ
て取り出され、分離爪52により一枚ずつ分離された
後、プラテンローラ53とサーマルプリントヘッド(以
下、TPH)54との接触部へ導かれる。そして、記録
紙Pは、その先端がプラテンローラ53とインクリボン
1との間に挟まれ、プラテンローラ53の回転によっ
て、その周速で搬送される。インクリボン1は、その一
端が供給ロール55、他の一端が回収ロール56に巻か
れている。
ての記録紙Pを収納するものである。このカセット50
内に収納された記録紙Pは、取り出しローラ51によっ
て取り出され、分離爪52により一枚ずつ分離された
後、プラテンローラ53とサーマルプリントヘッド(以
下、TPH)54との接触部へ導かれる。そして、記録
紙Pは、その先端がプラテンローラ53とインクリボン
1との間に挟まれ、プラテンローラ53の回転によっ
て、その周速で搬送される。インクリボン1は、その一
端が供給ロール55、他の一端が回収ロール56に巻か
れている。
【0022】供給ロール55は、滑りクラッチを介して
図示していないモータにより駆動される。滑りがないと
きには、回収ロール56と上記プラテンローラ53との
間に、回収ロール56の周速>プラテンローラ53の周
速の関係が成り立つようになっている。
図示していないモータにより駆動される。滑りがないと
きには、回収ロール56と上記プラテンローラ53との
間に、回収ロール56の周速>プラテンローラ53の周
速の関係が成り立つようになっている。
【0023】しかし、インクリボン1はプラテンローラ
53とTPH54とに挟まれ、プラテンローラ53によ
る強い搬送力を受けるので、その搬送速度はプラテンロ
ーラ53の周速に等しくなる。そのため、インクリボン
1には一定の張力が付与される。TPH54を通過した
記録紙Pは、インクリボン1と剥離した後に、排紙ロー
ラ対57によって装置外のトレイ58上に排紙される。
図3は、本発明のインクリボン1を用いた場合の、上記
感熱記録装置による画像形成(インクの転写挙動)を示
すものである。
53とTPH54とに挟まれ、プラテンローラ53によ
る強い搬送力を受けるので、その搬送速度はプラテンロ
ーラ53の周速に等しくなる。そのため、インクリボン
1には一定の張力が付与される。TPH54を通過した
記録紙Pは、インクリボン1と剥離した後に、排紙ロー
ラ対57によって装置外のトレイ58上に排紙される。
図3は、本発明のインクリボン1を用いた場合の、上記
感熱記録装置による画像形成(インクの転写挙動)を示
すものである。
【0024】インクリボン1は、TPH54上の発熱抵
抗体59から発生するジュール熱によりベースフィルム
4側から加熱される。これにより、ベースフィルム4を
介して熱溶融性インク層2に熱が伝わり、熱溶融性イン
ク層2が軟化・溶融されると同時に、熱溶融性インク層
2内に分散されたマイクロカプセル3の膨脹が開始され
る。
抗体59から発生するジュール熱によりベースフィルム
4側から加熱される。これにより、ベースフィルム4を
介して熱溶融性インク層2に熱が伝わり、熱溶融性イン
ク層2が軟化・溶融されると同時に、熱溶融性インク層
2内に分散されたマイクロカプセル3の膨脹が開始され
る。
【0025】そして、記録紙Pとベースフィルム4とに
挟まれている溶融インクは、マイクロカプセル3の膨脹
により体積が増加し、通常では接触しない記録紙Pの凹
部へも押し込まれるようにして付着される。また、この
とき、発熱抵抗体59の中央部に対応する熱溶融性イン
ク層2の部分に限らず、その周辺部に対応する部分にお
いても確実にマイクロカプセル3が膨脹されるため、記
録紙Pの表面状態(平滑性)によらず、溶融インクは画
素の全体で安定して転写される。
挟まれている溶融インクは、マイクロカプセル3の膨脹
により体積が増加し、通常では接触しない記録紙Pの凹
部へも押し込まれるようにして付着される。また、この
とき、発熱抵抗体59の中央部に対応する熱溶融性イン
ク層2の部分に限らず、その周辺部に対応する部分にお
いても確実にマイクロカプセル3が膨脹されるため、記
録紙Pの表面状態(平滑性)によらず、溶融インクは画
素の全体で安定して転写される。
【0026】すなわち、本実施例では、マイクロカプセ
ル3の膨脹開始温度を熱溶融性インク層2の軟化温度よ
り低く設定している。この場合、熱溶融性インク層2が
加熱され、マイクロカプセル3の膨脹開始温度に達する
と、マイクロカプセル3は膨脹しようとする。しかし、
この時点においては、回りの熱溶融性インク層2が軟化
・溶融されていないので膨脹できない。
ル3の膨脹開始温度を熱溶融性インク層2の軟化温度よ
り低く設定している。この場合、熱溶融性インク層2が
加熱され、マイクロカプセル3の膨脹開始温度に達する
と、マイクロカプセル3は膨脹しようとする。しかし、
この時点においては、回りの熱溶融性インク層2が軟化
・溶融されていないので膨脹できない。
【0027】さらに、加熱を続け、熱溶融性インク層2
の軟化温度に達すると、熱溶融性インク層2が軟化・溶
融される。すると、同時に回りからの拘束がなくなるの
で、マイクロカプセル3の膨脹が開始される。
の軟化温度に達すると、熱溶融性インク層2が軟化・溶
融される。すると、同時に回りからの拘束がなくなるの
で、マイクロカプセル3の膨脹が開始される。
【0028】このように、インクが溶融された部分では
必ずマイクロカプセル3は膨脹するので、発熱抵抗体5
9の周辺部に対応した部分でも、TPH54とプラテン
ローラ53とに挟まれた熱溶融性インク層2の圧力が高
まり、その圧力により溶融されたインクが記録紙Pの凹
部にも流れ込むようにして付着される。したがって、画
素の中央部だけでなく、周辺部でもインクの転写が安定
し、印字品質は画素の全体で良好なものとなる。図4
は、感熱記録装置の電気回路の構成を示すものである。
必ずマイクロカプセル3は膨脹するので、発熱抵抗体5
9の周辺部に対応した部分でも、TPH54とプラテン
ローラ53とに挟まれた熱溶融性インク層2の圧力が高
まり、その圧力により溶融されたインクが記録紙Pの凹
部にも流れ込むようにして付着される。したがって、画
素の中央部だけでなく、周辺部でもインクの転写が安定
し、印字品質は画素の全体で良好なものとなる。図4
は、感熱記録装置の電気回路の構成を示すものである。
【0029】同図において、CPU100は装置全体の
動作を制御するものであり、このCPU100には、R
AM101、ROM102、カウンタ103,104,
107,110、およびインターフェイス113が接続
されている。そして、RAM101およびカウンタ10
3に対して、上記TPH54が接続されている。
動作を制御するものであり、このCPU100には、R
AM101、ROM102、カウンタ103,104,
107,110、およびインターフェイス113が接続
されている。そして、RAM101およびカウンタ10
3に対して、上記TPH54が接続されている。
【0030】カウンタ104には、モータドライバ10
5を介してパルスモータ106が接続され、カウンタ1
07には、モータドライバ108を介してパルスモータ
109が接続され、カウンタ110には、モータドライ
バ111を介してパルスモータ112が接続されてい
る。インターフェイス113には、スキャナやパソコン
などの外部装置114が接続されている。RAM101
は、入力および出力する画像データ(DATA)の保存
を行うものである。ROM102は、本装置の記録動作
用のプログラムを保存するためのものである。
5を介してパルスモータ106が接続され、カウンタ1
07には、モータドライバ108を介してパルスモータ
109が接続され、カウンタ110には、モータドライ
バ111を介してパルスモータ112が接続されてい
る。インターフェイス113には、スキャナやパソコン
などの外部装置114が接続されている。RAM101
は、入力および出力する画像データ(DATA)の保存
を行うものである。ROM102は、本装置の記録動作
用のプログラムを保存するためのものである。
【0031】カウンタ103は、上記CPU100から
の制御信号にしたがって、クロック信号CLK、ラッチ
信号LAT、イネーブル信号ENL、および水平同期信
号HSYNCなどのTPH54を駆動制御するための信
号を発生するものである。カウンタ104は、ROM1
02から所定の値が書き込まれることにより、一定周期
でモータドライバ105にパルスを出力するものであ
る。モータドライバ105は、カウンタ104からのパ
ルスに同期してパルスモータ106の励磁相信号を生成
するものである。パルスモータ106は、モータドライ
バ105からの励磁相信号に応じて回転し、図示しない
駆動系を介してプラテンローラ53を駆動するものであ
る。
の制御信号にしたがって、クロック信号CLK、ラッチ
信号LAT、イネーブル信号ENL、および水平同期信
号HSYNCなどのTPH54を駆動制御するための信
号を発生するものである。カウンタ104は、ROM1
02から所定の値が書き込まれることにより、一定周期
でモータドライバ105にパルスを出力するものであ
る。モータドライバ105は、カウンタ104からのパ
ルスに同期してパルスモータ106の励磁相信号を生成
するものである。パルスモータ106は、モータドライ
バ105からの励磁相信号に応じて回転し、図示しない
駆動系を介してプラテンローラ53を駆動するものであ
る。
【0032】同様に、カウンタ107、モータドライバ
108、パルスモータ109により取り出し機構のロー
ラ51を、またカウンタ110、モータドライバ11
1、パルスモータ112によりインクリボン1の回収ロ
ール56を駆動するようになっている。インターフェイ
ス113は、これに接続される外部装置114からの画
像データを受け取るためのものである。次に、上記した
構成における動作について説明する。
108、パルスモータ109により取り出し機構のロー
ラ51を、またカウンタ110、モータドライバ11
1、パルスモータ112によりインクリボン1の回収ロ
ール56を駆動するようになっている。インターフェイ
ス113は、これに接続される外部装置114からの画
像データを受け取るためのものである。次に、上記した
構成における動作について説明する。
【0033】たとえば今、スキャナやパソコンなどの外
部装置114から画像データが転送されたとする。する
と、この画像データは、インターフェイス113を介し
て本装置に入力され、RAM101に保存される。
部装置114から画像データが転送されたとする。する
と、この画像データは、インターフェイス113を介し
て本装置に入力され、RAM101に保存される。
【0034】この状態において、記録条件が設定され、
記録開始信号が与えられると、図5に示すタイミングで
各信号がRAM101とカウンタ103とからTPH5
4に与えられる。これにより、記録紙Pの搬送と同期を
取りながら、1主走査ラインの画像が形成される。
記録開始信号が与えられると、図5に示すタイミングで
各信号がRAM101とカウンタ103とからTPH5
4に与えられる。これにより、記録紙Pの搬送と同期を
取りながら、1主走査ラインの画像が形成される。
【0035】このとき、前述したように、インクリボン
1のインク層2が軟化・溶融される部分では必ずマイク
ロカプセル3が膨脹するので、表面の平滑性が悪い記録
紙Pに対しても良好な印字を行い得る。そして、画像デ
ータが1主走査ラインずつ繰り上げられて転送され、こ
の動作が副走査ライン数だけ繰り返されることにより、
1画面の画像が形成される。上記したように、インク層
の軟化・溶融時にはマイクロカプセルが膨脹を開始でき
るようにしている。
1のインク層2が軟化・溶融される部分では必ずマイク
ロカプセル3が膨脹するので、表面の平滑性が悪い記録
紙Pに対しても良好な印字を行い得る。そして、画像デ
ータが1主走査ラインずつ繰り上げられて転送され、こ
の動作が副走査ライン数だけ繰り返されることにより、
1画面の画像が形成される。上記したように、インク層
の軟化・溶融時にはマイクロカプセルが膨脹を開始でき
るようにしている。
【0036】すなわち、マイクロカプセルの膨脹開始温
度を熱溶融性インク層の軟化温度以下としている。これ
により、インクの溶融される部分ではマイクロカプセル
を確実に膨脹させることが可能となるため、画素の中央
部だけでなく、周辺部においてもインクの転写を安定さ
せることができる。したがって、表面の平滑性が悪い記
録紙に対しても、画素の全体にわたって良好な印字品質
を得ることができるものである。
度を熱溶融性インク層の軟化温度以下としている。これ
により、インクの溶融される部分ではマイクロカプセル
を確実に膨脹させることが可能となるため、画素の中央
部だけでなく、周辺部においてもインクの転写を安定さ
せることができる。したがって、表面の平滑性が悪い記
録紙に対しても、画素の全体にわたって良好な印字品質
を得ることができるものである。
【0037】なお、上記実施例においては、熱膨張物質
および熱可塑性樹脂の選択によってマイクロカプセルの
膨脹開始温度をインク層の軟化温度以下とするようにし
たが、これに限らず、たとえばシェルの膜厚や径を変え
ることによっても同様な効果が期待できるものである。
および熱可塑性樹脂の選択によってマイクロカプセルの
膨脹開始温度をインク層の軟化温度以下とするようにし
たが、これに限らず、たとえばシェルの膜厚や径を変え
ることによっても同様な効果が期待できるものである。
【0038】また、マイクロカプセルが熱溶融性インク
層内に分散されたインクリボンに限らず、たとえばイン
ク層とは別に、マイクロカプセルを分散してなる層を有
するものにも適用可能である。その他、この発明の要旨
を変えない範囲において、種々変形実施可能なことは勿
論である。
層内に分散されたインクリボンに限らず、たとえばイン
ク層とは別に、マイクロカプセルを分散してなる層を有
するものにも適用可能である。その他、この発明の要旨
を変えない範囲において、種々変形実施可能なことは勿
論である。
【0039】
【発明の効果】以上、詳述したようにこの発明によれ
ば、画素の全体にわたって良好な印字品質が得られる感
熱転写材を提供できる。
ば、画素の全体にわたって良好な印字品質が得られる感
熱転写材を提供できる。
【図1】この発明の一実施例にかかる熱転写インクリボ
ンの構成を示す断面図。
ンの構成を示す断面図。
【図2】同じく、感熱記録装置の機構部を示す構成図。
【図3】同じく、インクの転写挙動について説明するた
めに示す図。
めに示す図。
【図4】同じく、感熱記録装置の電気回路の構成を示す
ブロック図。
ブロック図。
【図5】同じく、動作を説明するために示すタイミング
チャート。
チャート。
【図6】発熱抵抗体とその発熱温度分布の例を示す図。
【図7】従来技術とその問題点を説明するために示す
図。
図。
1…熱転写インクリボン(感熱転写材)、2…熱溶融性
インク層、3…マイクロカプセル(熱膨脹性粒子)、4
…ベースフィルム(支持体)、53…プラテンローラ、
54…サーマルプリントヘッド(TPH)、55…供給
ロール、56…回収ロール、59…発熱抵抗体、P…記
録紙(記録媒体)。
インク層、3…マイクロカプセル(熱膨脹性粒子)、4
…ベースフィルム(支持体)、53…プラテンローラ、
54…サーマルプリントヘッド(TPH)、55…供給
ロール、56…回収ロール、59…発熱抵抗体、P…記
録紙(記録媒体)。
Claims (1)
- 【請求項1】 支持体と、 この支持体上に設けられる熱溶融性インク層と、 この熱溶融性インク層内に分散され、この熱溶融性イン
ク層の軟化温度よりも低い温度で膨脹し始める熱膨張性
粒子とを具備したことを特徴とする感熱転写材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3230347A JPH0564974A (ja) | 1991-09-10 | 1991-09-10 | 感熱転写材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3230347A JPH0564974A (ja) | 1991-09-10 | 1991-09-10 | 感熱転写材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0564974A true JPH0564974A (ja) | 1993-03-19 |
Family
ID=16906430
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3230347A Pending JPH0564974A (ja) | 1991-09-10 | 1991-09-10 | 感熱転写材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0564974A (ja) |
-
1991
- 1991-09-10 JP JP3230347A patent/JPH0564974A/ja active Pending
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3720396B2 (ja) | 感熱転写記録材料 | |
| US5380394A (en) | Image forming apparatus | |
| US4518645A (en) | Transfer type heat sensitive recording medium | |
| JPH0564974A (ja) | 感熱転写材 | |
| JPH054462A (ja) | 熱転写インクリボン | |
| JPH0485048A (ja) | 画像形成装置 | |
| JPS6224278B2 (ja) | ||
| JPH0768808A (ja) | 溶融型熱転写印刷装置 | |
| JPH02245383A (ja) | 熱転写インクシートおよびそれを用いた熱転写記録方法 | |
| JPS60264291A (ja) | 熱転写記録装置 | |
| JPS60264295A (ja) | 熱転写記緑録置 | |
| JP3685826B2 (ja) | 感熱転写記録材料 | |
| JPH0725045A (ja) | サーマルプリンタおよび熱転写インクシート | |
| JPS62267156A (ja) | 記録ヘツド及び該記録ヘツドを用いた記録方法 | |
| JP2711451B2 (ja) | 記録装置 | |
| JPH04208471A (ja) | 熱転写記録装置 | |
| JPH0592662A (ja) | 熱転写記録媒体の再生方法 | |
| JPS61188187A (ja) | 画像形成方法 | |
| JPH11138875A (ja) | 画像プリンタ | |
| JPH11105442A (ja) | 多数回熱転写記録媒体 | |
| JPH0485050A (ja) | 画像形成装置 | |
| JPH01178481A (ja) | 熱転写記録装置 | |
| JPH09109427A (ja) | 熱転写記録方法及び熱転写記録装置及びインク供給媒体 | |
| JPS61154997A (ja) | 感熱転写材 | |
| JPH0485073A (ja) | 感熱転写材 |