JPH0564992U - 移動体の検知装置 - Google Patents

移動体の検知装置

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JPH0564992U
JPH0564992U JP327192U JP327192U JPH0564992U JP H0564992 U JPH0564992 U JP H0564992U JP 327192 U JP327192 U JP 327192U JP 327192 U JP327192 U JP 327192U JP H0564992 U JPH0564992 U JP H0564992U
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薫 荻野
穂積 二田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 扉の開閉と人の通過の両方を同じ検出方法に
よって検知することができる簡易的でコストの安い移動
体の検知装置の提供を目的とする。 【構成】 移動による気体の流速の変化を検出して移動
体の存在を検出する移動体の検知装置を、前記移動体の
移動範囲の近傍に設けられた流速センサと、この流速セ
ンサの出力を記憶する記憶手段と、記憶した所定時間前
の出力と現在の出力とを比較することにより、流速セン
サの出力の変化が過渡的なものか否かを判定する過渡応
答判定手段と、前記流速センサの出力変化が過渡的なも
のか否かを判定する過渡応答判定手段と、前記流速セン
サの出力変化が過渡的である時には移動体の通過があっ
たと判定して信号を出力する移動体判定手段とから構成
する。この結果、1つのセンサと簡便な構成で移動する
物体や人がその移動による気体の変化に応じて検出でき
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は移動体の検知装置に関し、特に、移動体が移動する時に発生する移動 体周囲の気体の流れの変化によって移動体の通過を検出する移動体の検知装置に 関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、外部からの人の侵入を検出して防犯を行うセキュリティシステムが実用 化されている。このようなセキュリティシステムにおいては、施錠後の扉の開閉 や窓の開閉、あるいは室内に設けたセンサによる人の侵入や移動を検出すること が行われている。
【0003】 扉の開閉や、窓の開閉の検出については、従来、接点式のセンサを扉や窓に取 り付けておき、施錠後に開閉された時にはこのセンサから信号が出力されるよう にし、この信号によって警報器を動作させることが一般的に行われている。
【0004】 また、内部に進入した人の従来の人の検出方法としては、赤外線方式のセンサ を用いる方法や、人の発生する熱を検出する感熱センサが用いる方法がある。す なわち、赤外線を人の通る範囲に向けて放射し、通常とは異なる反射があった場 合に警報を発するものや、監視範囲に人が発生する熱が検出された時に警報を発 するものが一般的に使用されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の接点式の検出方式では、扉や窓の開閉のみしか検出する ことができず、また、扉の可動部に取り付けなければならないので、取付位置の 制約があるという問題点がある。更に、赤外線方式や感熱方式の人の検出方式で は、扉の開閉や窓が破られたことを検出することができず、コストも高いという 問題があった。また、感熱方式の検出では、物体の通過は検出することができな かった。すなわち、従来、静止物体の移動と人の移動の検出の両方を検出できる 安価な検知装置はなかった。
【0006】 そこで、本考案は、扉の開閉と人の通過の両方を同じ検出方法によって検知す ることができる簡易的でコストの安い移動体の検知装置を提供することを目的と する。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成する本考案の移動体の検知装置は、移動による気体の流速の変 化を検出して移動体の存在を検出する移動体の検知装置であって、前記移動体の 移動範囲の近傍に設けられた流速センサと、この流速センサの出力を記憶する記 憶手段と、記憶した所定時間前の出力と現在の出力とを比較することにより、流 速センサの出力の変化が過渡的なものか否かを判定する過渡応答判定手段と、前 記流速センサの出力変化が過渡的である時には移動体の通過があったと判定して 信号を出力する移動体判定手段とを備えることを特徴としている。
【0008】
【作用】
本考案の移動体の検知装置によれば、移動体の移動範囲の近傍に設けられた流 速センサの出力が記憶手段によって記憶され、記憶した所定時間前の出力と現在 の出力とを比較することにより、流速センサの出力の変化が過渡的なものか否か が過渡応答判定手段によって判定され、流速センサの出力変化が過渡的である時 には移動体の通過があったと移動体判定手段によって判定される。
【0009】
【実施例】
以下添付図面を用いて本考案の実施例を詳細に説明する。
【0010】 図1は本考案の移動体の検知装置の一実施例の構成を示すブロック回路図であ る。図において1は第1流速センサ、2は第2流速センサ、3は出力検出回路、 4はタイマー回路、5は出力保持回路、6は比較回路、7はリセット回路、8は 判定回路、9はアラーム装置を示している。
【0011】 第1、第2流速センサ1,2としては、例えば、白金抵抗体を用いた熱線式流 速センサを使用することができる。この第1、第2流速センサ1,2の設置位置 は、図2にその一例が示されるように、部屋の扉10の近傍の壁面等が考えられ る。この実施例のように流速センサを2個使用するのは、検出精度を向上させる ためであり、この実施例では第1流速センサ1が扉10の上部近傍の壁面に設置 され、第2流速センサ2が床から人の身長以下の高さ程度の壁面に取り付けられ ている。
【0012】 第1、第2流速センサ1,2からの出力信号は出力検出回路3に入力される。 出力検出回路3には、タイマー回路4と出力保持回路5、および比較回路6が接 続されており、第1、第2流速センサ1,2からの出力の検出値は、比較回路6 に出力されると共に、出力保持回路5に出力されて一時的に保持されるようにな っている。そして、第1、第2流速センサ1,2の出力に変化があると、タイマ ー回路4が作動され、タイマー4に設定された所定時間経過後に、出力保持回路 5に保持された所定時間前の第1、第2流速センサ1,2からの出力の検出値が 比較回路6に出力される。比較回路6では出力保持回路5からの出力信号と出力 検出回路3からの現在の第1、第2流速センサ1,2の出力信号の検出値との比 較が行われ、第1、第2流速センサ1,2からの出力信号がノイズであるのか、 扉の開閉による出力か、あるいは人の進入による出力か否かの判定が行われ、そ の結果が出力される。また、第1、第2流速センサ1,2によって検出された信 号がノイズと判定された場合にはリセット回路7に信号が出力され、出力保持回 路5に保持された所定時間以前の出力変化値のリセットが行われる。
【0013】 比較回路6からの出力(扉の開閉信号、人の進入信号)は判定回路8に入力さ れる。判定回路8には扉の施錠信号が入力されるようになっており、比較回路6 からの出力が扉の施錠信号が入力されている状態で受信された時には、異常状態 と判定してアラーム装置9を作動させたり、アラーム装置9に接続するセキュリ ティ会社への通知が行われる。
【0014】 図3は、図2に示すように、扉10の開閉が行われた時の第1、第2流速セン サ1,2の出力信号の変化を示すものであり、図3(a) が第1流速センサ1の出 力特性、(b) が第2流速センサ2の出力特性を示すものである。
【0015】 扉の開閉が行われると、図3(a) ,(b) に示すように60〜120mVの過渡 的な出力が得られる。第1流速センサ1は人の背丈より高い位置に設置されてい るので、人の進入による変化はほとんどない。一方、図3(b) に示すように、人 の背丈以内に設置された第2流速センサ2では、扉10の開と閉を示す過渡信号 の間に、人の通過によって発生する空気の流れを示す20〜30mVの出力が見 られる。従って、このような過渡的な信号の変化によって、扉の開閉および人の 進入を判定することができる。
【0016】 次に、第1、第2流速センサ1,2が検出するノイズの代表的な例として、部 屋に設置されたエアコンディショナ可動時の風の影響について説明する。図4は エアコンディショナが最大能力で作動状態にある部屋における第1、第2流速セ ンサ1,2の検出波形の変化を示すものである。図4においても、(a) が第1流 速センサ1の出力特性、(b) が第2流速センサ2の出力特性を示している。この 図から判るように、エアコンディショナは部屋の壁面の上部に取り付けられてい るので、エアコンディショナからの風は第1流速センサ1の出力に影響する。そ して、エアコンディショナからの風の影響は、出力的には20〜30mV程度あ り、図3に示した人の進入による空気の移動と同程度の出力が第1流速センサ1 から得られる。
【0017】 しかしながら、一般的にエアコンディショナの制御特性は、設定温度に達する までの1〜10分程度の間は送風が継続され、その後に停止するといった比較的 長い時間間隔の送風制御である。従って、エアコンディショナからの送風時間が 10秒未満であるということはないため、図1に示した実施例では、第1、第2 流速センサ1,2の出力が10mV以上でタイマー回路4を作動させ、10秒か ら1分の後の出力と第1、第2流速センサ1,2からの出力値とを比較し、その 時の第1、第2流速センサ1,2からの出力値に変化がない場合はノイズと判定 するようにし、その時の第1、第2流速センサ1,2からの出力値が10mV以 下であれば人の進入、または扉の開閉と判定することにより、エアコンディショ ナからのノイズの影響を除外している。
【0018】 なお、前述の実施例では2つの流速センサ1,2を用いて移動体を検知する装 置を説明したが、流速センサの数は1個でも検出が可能であり、また、多い場合 には検出の精度が向上することになる。従って、本考案の移動体の検知装置にお いては、流速センサの数は限定されるものではない。
【0019】 更に、前述の実施例では第1、第2流速センサ1,2を扉の近傍に設置した例 を説明したが、流速センサの設置位置も特に限定されるものではなく、検出した い物体、あるいは人の移動する位置に応じて設置すれば良い。
【0020】 このように、本考案の移動体の検知装置によれば、1種類のセンサと簡便な装 置構成で人の進入と入口の開閉の両方を、ノイズの影響を取り除きつつ検知する ことができ、その効果は大である。
【0021】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、1種類のセンサを用いて、扉の開閉と 人の通過の両方を同じ検出方法によって検知することができ、しかも装置が簡易 的でコストが安いという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の移動体の検知装置の一実施例の構成を
示すブロック図である。
【図2】図1の流速センサの取付位置の一例を示す斜視
図である。
【図3】扉の開閉と開閉された扉を人が通過した時の空
気の流速の変化を示す波形図であり、(a) は第1流速セ
ンサの出力波形図、(b) は第2流速センサの出力波形図
である。
【図4】エアコンディショナが作動した時の扉付近の空
気の流速の変化を示す波形図であり、(a) は第1流速セ
ンサの出力波形図、(b) は第2流速センサの出力波形図
である。
【符号の説明】
1 第1流速センサ 2 第2流速センサ 3 出力検出回路 4 タイマー回路 5 出力保持回路 6 マグネット 7 リセット回路 8 判定回路 9 アラーム装置 10 扉

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動による気体の流速の変化を検出して
    移動体の存在を検出する移動体の検知装置であって、 前記移動体の移動範囲近傍に設けられた流速センサと、 この流速センサの出力を記憶する記憶手段と、 記憶した所定時間前の出力と現在の出力とを比較するこ
    とにより、流速センサの出力の変化が過渡的なものか否
    かを判定する過渡応答判定手段と、 前記流速センサの出力変化が過渡的である時には移動体
    の通過があったと判定して信号を出力する移動体判定手
    段と、 を備えることを特徴とする移動体の検知装置。
JP1992003271U 1992-01-31 1992-01-31 移動体の検知装置 Expired - Fee Related JP2563642Y2 (ja)

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