JPH0565429A - 塗料の艶下げ方法、塗料および塗装品 - Google Patents

塗料の艶下げ方法、塗料および塗装品

Info

Publication number
JPH0565429A
JPH0565429A JP3223177A JP22317791A JPH0565429A JP H0565429 A JPH0565429 A JP H0565429A JP 3223177 A JP3223177 A JP 3223177A JP 22317791 A JP22317791 A JP 22317791A JP H0565429 A JPH0565429 A JP H0565429A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parts
resin
paint
film
resin beads
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3223177A
Other languages
English (en)
Inventor
Hajime Ishihara
肇 石原
Takahiko Hamada
孝彦 浜田
Katsumi Mizuguchi
克美 水口
Shuhei Yamoto
修平 矢本
Hirokatsu Asano
広勝 浅野
Sadao Terada
貞夫 寺田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Paint Co Ltd
Original Assignee
Nippon Paint Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Paint Co Ltd filed Critical Nippon Paint Co Ltd
Priority to JP3223177A priority Critical patent/JPH0565429A/ja
Priority to EP92111262A priority patent/EP0522454A1/en
Publication of JPH0565429A publication Critical patent/JPH0565429A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D7/00Features of coating compositions, not provided for in group C09D5/00; Processes for incorporating ingredients in coating compositions
    • C09D7/40Additives
    • C09D7/42Gloss-reducing agents

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 透明感があって、しかも、光沢の抑えられた
上塗り塗膜を形成することができ、これにより塗装品に
新規な意匠性を持たせる。 【構成】 クリヤー層2を形成しうる造膜成分100重
量部に対して、粒径11〜70μmの範囲内にある粒子
からなる樹脂ビーズであってその屈折率n2が前記造膜
成分の形成するクリヤー層の屈折率n1 と次式: 0≦|n1 −n2 |≦0.05 …
で表される関係を満足している樹脂ビーズ1を10〜1
50重量部加えて透明性を持たせながら塗料の艶を下げ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、塗料の艶を低下させ
る方法に関し、さらには、艶が低下した塗料およびこの
ような塗料を用いた塗装品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の艶消し塗料は、ステアリン酸アル
ミニウム、微粉シリカ、低分子または中分子ポリエチレ
ンの微粒子等の艶消し剤と、クリヤー塗料などの塗膜形
成要素とを含む塗料が使用されている。艶消し塗料は、
通常、自動車の内外装部品などにツートーン塗装の一部
やストライプ塗装等として、あるいは、電気冷蔵庫のド
ア、カメラ等の光学機器のボディ、家具類などに塗装さ
れ、艶消し塗膜を形成する。
【0003】このような艶消し塗膜は、顔料と樹脂に吸
油量の多い体質顔料、珪藻土、ステアリン酸アルミニウ
ム、微粉シリカ等の成分からなる構成で艶消しという意
匠効果を付与していた。他方、メタリック塗装では、通
常、メタリック塗料を塗装した後、その上にクリヤー塗
料を塗装している。クリヤー塗膜は、表面光沢に富み、
その下層に含まれているメタリック顔料のきらめき感と
相まって、メタリック塗装品に意匠性を付与している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】最近の自動車業界で
は、高度の意匠性を要望する傾向にあるため、様々な工
夫が提案されている。発明者らは、このような要望に応
えるために、通常のメタリック塗装とは全く異なる新規
な意匠性を発揮する塗膜について鋭意研究した。その結
果、塗膜表面に、単なるクリヤー塗膜ではなく、透明感
があって、しかも、光沢の抑えられた上塗り塗膜を設け
ることが考えられた。このような上塗り塗膜をたとえば
メタリック塗装のトップコートとして採用すると、光沢
の抑えられた表面にその奥からメタリック塗膜による光
輝性が発現されて、従来にない意匠性を持つ塗装品が得
られる。
【0005】従来の艶消し塗膜は白濁していて不透明で
あり、通常のクリヤー塗料の色と比べると白ボケた(白
く曇った)表面色になる。従来の艶消し塗料に用いられ
ている艶消し剤は、隠蔽性を有するためクリヤー塗膜が
白濁し、不透明なため白ボケた色相に限定され、膜厚が
少しでも不均一になると艶ムラを起こし、著しく美観を
損なう。すなわち、従来の艶消し塗料では、上記新規な
意匠性を発揮させることはできないのである。
【0006】また、塗膜の艶を下げるために、塗膜表面
に機械的に傷をつける方法も考えられるが、このように
して艶を下げた塗膜は、凹凸が大きすぎるため、透明感
を全く有さない。この発明は、透明感があって、しか
も、光沢の抑えられた上塗り塗膜を形成することがで
き、これにより塗装品に新規な意匠性を持たせることが
できる、塗料の艶下げ方法を提供することを第1の課題
とする。
【0007】この発明は、透明感があって、しかも、光
沢の抑えられた上塗り塗膜を形成することができ、これ
により塗装品に新規な意匠性を持たせることができる塗
料を提供することを第2の課題とする。この発明は、透
明感があって、しかも、光沢の抑えられた、塗膜の最上
層を有することにより、従来にない新規な意匠性を有す
る艶消し塗装品を提供することを第3の課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】発明者らは、研究の結
果、以下のような知見を得た。クリヤー塗膜の屈折率に
近い屈折率を持つ樹脂ビーズを入れたクリヤー塗膜は透
明である。この樹脂ビーズ入りクリヤー塗料をベース塗
膜(ソリッド色、メタリック色、パールマイカ色など)
の上に塗装することにより樹脂ビーズ入りクリヤー塗膜
を通して下のベース塗膜の色が透けて見える。さらに、
樹脂ビーズ入りクリヤー塗膜の表面が凹凸を有している
ので、光を乱反射し艶を下げる効果が出る。即ち、従来
の艶消し塗膜は、白ボケした表面色しか見えないが、こ
のような樹脂ビーズ入りクリヤー塗膜は、単なるクリヤ
ー塗膜に比べて艶が低下しており、しかも、光の透過が
あるので、透過色が見える。
【0009】発明者らは、このような知見に基づきこの
発明を完成させた。上記第1の課題を解決するために、
この発明は、クリヤー層を形成しうる造膜成分100重
量部に対して、粒径11〜70μmの範囲内にある粒子
からなる樹脂ビーズであってその屈折率n2 が前記造膜
成分の形成するクリヤー層の屈折率n1 と次式: 0≦|n1 −n2 |≦0.05 … で表される関係を満足している樹脂ビーズ10〜150
重量部を加える塗料の艶下げ方法を提供する。
【0010】上記第2の課題を解決するために、この発
明は、クリヤー層を形成しうる造膜成分100重量部に
対して、粒径11〜70μmの範囲内にある粒子からな
る樹脂ビーズであってその屈折率n2 が前記造膜成分の
形成するクリヤー層の屈折率n1 と上式で表される関
係を満足している樹脂ビーズ10〜150重量部が加え
られてなる塗料を提供する。
【0011】上記第3の課題を解決するために、この発
明は、被塗物上に形成された塗膜の最上層が、粒径11
〜70μmの範囲内にある粒子からなる樹脂ビーズを含
んでいることにより表面に凹凸を有するクリヤー層であ
り、クリヤー層の屈折率n1 と樹脂ビーズの屈折率n2
とが上式で表される関係を満足している塗装品を提供
する。
【0012】この発明では、ビヒクルとしては、透明な
塗膜を形成するものであれば、特に限定されない。この
発明でビヒクルに添加される樹脂ビーズは、粒径11〜
70μmの範囲内にある粒子からなっている必要があ
る。樹脂ビーズが粒径11μm未満の粒子を含んでいる
と、艶消し効果が劣る。樹脂ビーズが粒径70μm超の
粒子を含んでいると、塗膜表面のザラツキが目立ち、塗
膜外観が悪くなる。ただし、製造のばらつきで1μm以
上〜11μm未満、70μm超〜100μm以下の粒径
をもつ粒子が微量(たとえば、樹脂ビーズ全体100重
量%中、0.1〜5.0重量%)あってもよい。
【0013】樹脂ビーズは、クリヤー層の屈折率n1
の差の絶対値が0〜0.05の範囲内となるような屈折
率n2 を有する樹脂の微粒子であれば特に限定はない。
粒子の屈折率n2 とクリヤー層の屈折率n1 との差の絶
対値がこの範囲を外れるとクリヤー塗膜の白ボケが起こ
るという問題がある。なお、この発明では、クリヤー層
の屈折率n1 とは、アッベ(Abbe)屈折率計によりフリ
ーフィルムでの相対屈折率であり、樹脂ビーズの屈折率
2 とは、屈折率が既知の溶液(または溶媒)中に粒子
を分散し示差屈折率計で溶液(または溶媒)との屈折率
差を測定した相対屈折率である。
【0014】樹脂ビーズとしては、たとえば、アクリル
系架橋粒子、スチレン系架橋粒子などが挙げられる。樹
脂ビーズは、たとえば、単官能性単量体(a)と二官能
以上の多官能性単量体(b)を懸濁重合、シード重合、
多段階シード重合など、樹脂微粒子を得るための公知の
重合方法によって得られる。単官能性単量体(a)とし
ては、たとえば、カルボキシル基含有単量体(たとえ
ば、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イタコン
酸、マレイン酸、フマル酸など)、ヒドロキシル基含有
単量体(たとえば、2−ヒドロキシエチルアクリレー
ト、ヒドロキシプロピルアクリレート、2−ヒドロキシ
エチルメタクリレート、ヒドロキシプロピルメタクリレ
ート、ヒドロキシブチルアクリレート、ヒドロキシブチ
ルメタクリレート、アリルアルコール、メタリルアルコ
ールなど)、窒素含有アルキル(メタ)アクリレート
(または、アミノ基含有単量体。たとえば、ジメチルア
ミノエチルアクリレート、ジメチルアミノエチルメタク
リレートなど)、重合性アミド(または、アミド基含有
単量体。たとえば、アクリル酸アミド、メタクリル酸ア
ミド、N−メチロールアクリルアミド、N−メトキシメ
チルアクリルアミドなど)、重合性ニトリル(たとえ
ば、アクリロニトリル、メタクリロニトリルなど)、ア
ルキル(メタ)アクリレート(たとえば、メチルアクリ
レート、メチルメタクリレート、エチルアクリレート、
エチルメタクリレート、n−ブチルアクリレート、n−
ブチルメタクリレート、イソブチルアクリレート、2−
エチルヘキシルアクリレート、ラウリルメタクリレー
ト、フェニルアクリレートなど)、重合性芳香族化合物
(たとえば、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルト
ルエン、t−ブチルスチレン、ビニルナフタレンな
ど)、α−オレフィン(たとえば、エチレン、プロピレ
ンなど)、ビニルエステル化合物(たとえば、酢酸ビニ
ル、プロピオン酸ビニルなど)、ジエン化合物(たとえ
ば、ブタジエン、イソプレンなど)、ハロゲン化ビニル
化合物(たとえば、パラクロロスチレン、塩化ビニル、
臭化ビニル、フッ化ビニルなど)、重合性ケトン類(た
とえば、ビニルケトンなど)などが挙げられ、それぞれ
単独で使用されたり、あるいは、2以上が併用されたり
する。
【0015】多官能性単量体(b)としては、たとえ
ば、多価アルコールの重合性不飽和カルボン酸エステ
ル、多塩基酸の重合性不飽和アルコールエステル、2個
以上のビニル基で置換された芳香族化合物などの、α,
β−不飽和基を2つ以上含有する単量体が挙げられる。
具体的には、たとえば、エチレングリコールジアクリレ
ート、エチレングリコールジメタクリレート、トリエチ
レングリコールジメタクリレート、テトラエチレングリ
コールジメタクリレート、1,3−ブチレングリコール
ジメタクリレート、トリメチロールプロパントリアクリ
レート、トリメチロールプロパントリメタクリレート、
1,4−ブタンジオールジアクリレート、ネオペンチル
グリコールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオール
ジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジメタクリ
レート、ペンタエリスリトールジアクリレート、ペンタ
エリスリトールトリアクリレート、ペンタエリスリトー
ルテトラアクリレート、ペンタエリスリトールジメタク
リレート、ペンタエリスリトールトリメタクリレート、
ペンタエリスリトールテトラメタクリレート、グリセロ
ールジメタクリレート、グリセロールジアクリレート、
グリセロールアクロキシジメタクリレート、1,1,1
−トリスヒドロキシメチルエタンジアクリレート、1,
1,1−トリスヒドロキシメチルエタントリアクリレー
ト、1,1,1−トリスヒドロキシメチルエタンジメタ
クリレート、1,1,1−トリスヒドロキシメチルエタ
ントリメタクリレート、1,1,1−トリスヒドロキシ
メチルプロパンジアクリレート、1,1,1−トリスヒ
ドロキシメチルプロパントリアクリレート、1,1,1
−トリスヒドロキシメチルプロパンジメタクリレート、
1,1,1−トリスヒドロキシメチルプロパントリメタ
クリレート、トリアリルシアヌレート、トリアリルイソ
シアヌレート、トリアリルトリメリテート、ジアリルテ
レフタレート、ジアリルフタレートおよびジビニルベン
ゼンなどが挙げられ、それぞれ単独で使用されたり、あ
るいは、2以上が併用されたりする。
【0016】樹脂ビーズの作製に用いることができる重
合開始剤としては、通常の重合に用いられる、過酸化物
やアゾ化合物などが挙げられる。具体例を挙げると、た
とえば、ベンゾイルパーオキサイド、パラクロロベンゾ
イルパーオキサイド、ラウロイルパーオキサイド、t−
ブチルパーベンゾエートなどの油性過酸化物;過硫酸カ
リウム、過硫酸アンモニウムなどの水性過酸化物;アゾ
ビスイソブチロニトリル、2,2’−アゾビス(2−メ
チルブチロニトリル)、2,2’−アゾビス(2,4−
ジメチルバレロニトリル)などの油性アゾ化合物;4,
4’−アゾビス(4−シアノ吉草酸)、2,2’−アゾ
ビス(2−メチルプロピオンアミジン)などの水性アゾ
化合物などであり、それぞれ単独でまたは2種以上併せ
て使用される。
【0017】クリヤー層を形成しうる造膜成分(クリヤ
ー塗料)としては、たとえば、自動車のメタリック仕上
げ等に使われる2コート・1ベイク方式に使用されるト
ップクリヤー等がある。造膜成分の樹脂としては、たと
えば、アクリル樹脂、アルキッド樹脂、ポリエステル樹
脂、ポリウレタン樹脂、アミノ樹脂等、塗料分野で使用
されている重合体が使用され、特に限定されない。上記
重合体を溶解または分散させる溶剤も塗料用として使用
されているものであって、たとえば、トルエン、キシレ
ン、ブチルアセテート、メチルアセテート、メチルイソ
ブチルケトン、ブチルアルコール、脂肪族炭化水素等が
使用され、特に限定されない。また、フレーク顔料とし
ては、通常、アルミニウム箔やマイカ箔が広く使用され
ているが、その他、ステンレス、錫、フタロシアニンフ
レーク、板状酸化鉄、金属メッキガラスフレーク、グラ
ファイト、金フレーク、銀フレーク等、光輝感を有する
フレーク顔料も使用される。メタリック塗料組成物と同
様にその他の成分として着色顔料や種々の塗料用添加剤
を必要に応じて含有することができる。その好適な1例
を挙げると、アクリル系樹脂ワニスにメチロールメラミ
ン、キシレン、ソルベッソ100(エクソン化学株式会
社製石油ナフサの商品名)等の溶剤にベンゾトリアゾー
ル系紫外線吸収剤などを配合してなり、屈折率1.50
で無色透明な皮膜を形成するものである。
【0018】樹脂ビーズは、クリヤー層を形成しうる造
膜成分100重量部に対して10〜150重量部の割合
で含まれている必要があり、40〜120重量部の割合
で含まれているのが好ましい。樹脂ビーズの比率が10
重量部未満の場合、未添加の場合に比べて艶が低下した
塗膜が得られないし、150重量部超過の場合、樹脂が
連続性を失い塗膜物性の低下を引き起こす。
【0019】この発明の塗料は、たとえば、自動車のメ
タリック仕上げ等に使われる2コート・1ベイク方式に
よるメタリックベース塗料を塗布し、その上にウエット
オンウエットで塗布される。被塗物としては、たとえ
ば、自動車、家庭電気製品、什器などであるが、これら
に限定されない。特に、表面が曲面を形成している被塗
物が好ましい。
【0020】この発明の塗料の塗膜の下には、たとえ
ば、アルミニウムフレーク、マイカ、フタロシアニンフ
レーク、ステンレスフレーク、スズフレーク、板状酸化
鉄(M.I.O.:Micaceous Iron Oxide)、金属メッキガラ
スフレーク、グラファイト、金フレーク、銀フレークな
ど光輝感を有するフレーク顔料を含むメタリック塗膜;
チタンコーティングマイカ、酸化鉄コーティングマイ
カ、着色顔料コーティングマイカなどの真珠状光沢を有
するフレーク顔料を含むパールマイカ塗膜;通常の着色
顔料入りエナメル塗料などの塗膜(ベース塗膜)が形成
される。これらの塗膜は、たとえば、常法に従って形成
される。ベース塗膜は、有機顔料および無機顔料のいず
れか1以上を含んでいてもよい。
【0021】この発明の塗料による塗膜のクリヤー層の
厚みは、たとえば、25〜35μmとされる。この発明
の塗料は、必要に応じて、クリヤー層を形成しうる造膜
成分および上記樹脂ビーズの必須成分の他にも通常の塗
料に配合されるような成分、たとえば、染料、透明性の
ある顔料;シリコーンオイル類、高分子アクリル化合物
類などの表面調整剤;紫外線吸収剤;酸化防止剤;ポリ
エチレンワックス類、アマイドワックス類、高分子アマ
イド類などの沈降防止剤などの1または2以上を含みう
る。これらその他の成分の配合量は、特に限定はない
が、たとえば、クリヤー層を形成しうる造膜成分の10
0重量部に対して、0〜10重量部の範囲内に設定され
る。また、塗料に用いることができる溶剤は、一般の塗
料用の溶剤はすべて可能であり、特に限定はない。
【0022】この発明の塗料を自動車外装塗膜など、耐
候性、耐衝撃性などの塗膜性能が要求される塗膜の形成
に用いる場合には、樹脂ビーズおよび造膜成分としてそ
れぞれ次のようなものを含んでいることが好ましい。外
装用塗料に用いる樹脂ビーズとしては、粒径および屈折
率がそれぞれ上記範囲内にあり、しかも、紫外線吸収剤
を含んでいることが好ましい。紫外線吸収剤の含有量
は、特に限定はないが、たとえば、樹脂ビーズを形成し
ている樹脂100重量部に対して0.5〜3.0重量部
の割合とされる。樹脂ビーズの紫外線吸収剤含有量がこ
の範囲を下回ると、充分な耐候性能が得られないおそれ
があり、前記範囲を上回ると、樹脂ビーズが安定に製造
できないおそれがある。
【0023】樹脂ビーズは、また、造膜成分と反応しう
る官能基を有するものが好ましい。このような官能基の
含有量は、特に限定はないが、たとえば、0.018〜
3.5mmol/ccの割合が好ましく、0.077〜2.3
mmol/ccの割合がより好ましい。樹脂ビースの有する、
造膜成分と反応しうる官能基の割合が前記範囲を下回る
と、充分な耐衝撃性が得られないおそれがあり、前記範
囲を上回ると、塗膜性能を低下させるおそれがある。
【0024】ここで、造膜成分とは、塗膜形成用樹脂お
よび必要に応じて使用される硬化剤のうちの少なくとも
一方が挙げられる。造膜成分は前記塗膜形成用樹脂を2
5〜100重量%の割合で含む。造膜成分と反応しうる
官能基とは、たとえば、水酸基(OH基)、アミノ基
(ただし、Nに結合している水素の数は1つ以上。)、
アミド基(−NHCO−)などから選ばれる少なくとも
1種であるが、これらに限定されるわけではない。
【0025】造膜成分と反応しうる官能基を有する樹脂
ビーズは、どのような方法により得てもよいが、たとえ
ば、前記官能基を有するモノマーを用いて重合を行う方
法、樹脂ビーズ製造後に表面処理などにより前記官能基
を付与する方法などが挙げられる。前者の樹脂ビーズ製
造方法としては、たとえば、上記単官能性単量体(a)
のうちの上記官能基を有するもの(a−1)および多官
能性単量体(b)、ならびに、必要に応じて上記単官能
性単量体(a)のうちの上記官能基を有しないもの(a
−2)を共重合して架橋アクリル樹脂粒子を得る方法が
ある。この場合の単量体の共重合比率は、たとえば、
(a−1)1〜30重量部、(b)5〜50重量部、
(a−2)20〜94重量部〔(a−1)、(b)およ
び(a−2)の合計100重量部)の範囲である。これ
らの範囲を外れると塗料および塗膜性能を低下させるお
それがある。
【0026】樹脂ビーズの膨潤を防ぎ、塗料の安定性を
保つという点からは、樹脂ビーズは架橋樹脂からなって
いることが好ましく、その架橋度は、0.25mmol/cc
以上が好ましい。このように架橋樹脂からなる樹脂ビー
ズは、たとえば、通常の架橋樹脂ビーズの製造方法によ
り作ることができる。
【0027】外装用塗料に用いる造膜成分としては、紫
外線吸収剤を含んでいることが好ましく、その紫外線吸
収剤含有量は、造膜成分の樹脂100重量部に対して
0.5〜3.0重量部の範囲が好ましい。通常の自動車
外装塗膜などに用いられているクリヤー塗料はこの範囲
で紫外線吸収剤を含んでいる。紫外線吸収剤量が前記範
囲を下回ると、充分な耐候性能が得られない恐れがあ
り、前記範囲を上回ると、塗膜硬度が低下する恐れがあ
る。
【0028】自動車外装用のクリヤー塗料は、一般に、
アクリル樹脂とアルコキシメチロールメラミン樹脂の組
み合わせからなる塗料(高不揮発分型塗料も含む)、ア
クリル樹脂とイソシアネート化合物またはブロックイソ
シアネート化合物との組み合わせからなる塗料、アクリ
ル樹脂と酸無水物またはグリシジル化合物との組み合わ
せからなる塗料などの溶剤型塗料;アクリル樹脂とアル
コキシメチロールメラミンとの組み合わせからなり、水
中に乳濁されている塗料などの水性型塗料などが例示さ
れる。より具体的には、たとえば、重量平均分子量80
00〜25000、水酸基価6〜100mg-KOH/g、カ
ルボキシル基価(酸価)5〜20mg-KOH/gのアクリル
樹脂60〜80重量%、および、硬化剤20〜40重量
%(アクリル樹脂と硬化剤の合計100重量%)を含む
塗料が挙げられる。ここで用いられる硬化剤としては、
たとえば、アルコキシメチロールメラミン(メチロール
メラミンをアルコール変性(アルコキシエーテル化)し
たもの)などの少なくとも1種が挙げられる。アルコキ
シメチロールメラミンの市販品としては、たとえば、三
井東圧化学株式会社製商品名「サイメル303」(メチ
ル化メラミン樹脂)、「ユーバン128」(n−ブチル
化メラミン樹脂)、大日本インキ化学工業株式会社製商
品名「スーパーベッカミンG821」(イソブチル化メ
ラミン樹脂)、株式会社三和ケミカル製商品名「ニカラ
ックMX−40」(メチル・ブチル化メラミン樹脂)等
が挙げられるが、これらに限定されるわけではない。ア
クリル樹脂の重量平均分子量が前記範囲を下回ると耐候
性が低下してクラックが発生するおそれがあり、上回る
と塗装時の微粒化不足から肌荒れし、十分な平滑性が得
られないおそれがある。水酸基価またはカルボキシル基
価が前記範囲よりも少ない場合、硬化剤との反応が不十
分で塗膜硬度が不足するおそれがあり、多い場合、未反
応の官能基が塗膜中に残存し、耐水性が悪くなるおそれ
がある。アクリル樹脂の比率が少ないと、塗膜が硬くな
り、耐衝撃性等の物性が悪くなるおそれがあり、多い
と、塗膜が軟らかく傷付きやすくなるおそれがある。
【0029】この発明の塗料を外装用塗料として用いる
場合には、上記特定の造膜成分と樹脂ビーズの配合比率
は、たとえば、1/0.3〜1/1.0(固形重量比)
の範囲内とされる。この範囲を上回ると艶が全くなくな
る上、物性不良となるおそれがあり、下回ると艶の低下
が少なすぎるおそれがある。この発明の塗料を外装用塗
料として用いる場合に、樹脂ビーズおよび造膜成分に用
いることができる紫外線吸収剤は、たとえば、2−(2
−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−アミノフェノール)−
2H−ベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−
3,5−ジ(1,1−ジメチルベンジル)フェニル)−
2H−ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−
5′−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2
−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−2H−ベンゾト
リアゾールなどのベンゾトリアゾール系化合物;2−ヒ
ドロキシ−4−ドデシロキシ−ベンゾフェノンなどのベ
ンゾフェノン系化合物;N−(2−エチルフェノール)
−N−(2−エトキシ−5−t−ブチルフェニルシュウ
酸アニリドなどのフェニルシュウ酸アニリド系化合物;
エチル−2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリレート
などのシアノフェニルアクリレート系化合物などが挙げ
られ、それぞれ、単独で使用されたり、2種以上が併用
されたりする。ベンゾトリアゾール系化合物の紫外線吸
収剤は、たとえば、チバ・ガイギー社から「チヌビン3
28」、「チヌビン900」という商品名で市販されて
いるものや、シプロ化成株式会社から「シーソーブ70
1」、「シーソーブ704」という商品名で市販されて
いるものが使用されうる。ベンゾフェノン系化合物の紫
外線吸収剤は、たとえば、シプロ化成株式会社から「シ
ーソーブ103」という商品名で市販されているものが
使用されうる。
【0030】紫外線吸収剤は、一般に、酸化防止剤とと
もに使用されることが多いがこの発明においても同様に
酸化防止剤とともに使用されるのが良い。酸化防止剤の
使用比率は、たとえば、紫外線吸収剤と同じく0.5〜
3.0重量部の範囲内が好ましい。酸化防止剤として
は、たとえば、ペンタエリスリチル−テトラキス〔3−
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)
プロピオネート〕、オクタデシル−3−(3,5−ジ−
t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート
などのヒンダードフェノール系化合物;2−(3,5−
t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−2−n−ブチ
ルマロン酸ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−
4−ピペリジル、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメ
チル−4−ピペリジル)セバケートなどのヒンダードア
ミン系化合物;ペンタエリスリトールテトラキス(β−
ラウリルチオプロピオネート)などの含硫黄酸化防止剤
などが挙げられ、それぞれ、単独で使用されたり、2種
以上が併用されたりする。ヒンダードフェノール系化合
物の酸化防止剤は、たとえば、チバ・ガイギー社から
「イルガノックス1010」、「イルガノックス107
6」という商品名で市販されているものが使用されう
る。ヒンダードアミン系化合物の酸化防止剤としては、
たとえば、チバ・ガイギー社から「チヌビン144」と
いう商品名で市販されているものや、三共株式会社から
「サノールLS−440」、「サノールLS−292」
という商品名で市販されているものが使用されうる。含
硫黄酸化防止剤としては、たとえば、シプロ化成株式会
社から「SEENOX 412S」という商品名で市販
されているものが使用されうる。
【0031】この発明の塗料を外装用塗料として用いる
場合の塗装も、たとえば、通常のクリヤー層の形成と同
様に2コート・1ベークまたは2コート・2ベークの方
法で行われる。こうして得られたこの発明の塗装品は、
最上層に透明で艶の抑えられたクリヤー層を有すること
で下層のメタリック顔料などの光輝性顔料の輝きを神秘
的なものとすること、フロップ性(たとえば、入射光お
よび受光角の変化により視感の度合いが変化するという
光学的異方性のことである)が大きく、ボディーの凹凸
あるいは立体感を強く表現できること、苛酷な自然条件
にさらされる自動車用塗膜として十分な耐久性を持つこ
と、が可能となる。
【0032】この発明の塗料は、ベースコート層用の塗
料塗布後、焼き付け前または後に塗布され、常温乾燥ま
たは強制乾燥により塗膜を形成する。強制乾燥は、焼き
付けを含む場合もあり、その条件は、たとえば、80℃
以上の温度で20分間以上とされる。この発明の塗装品
における、ベースコート用塗料(たとえば、メタリック
塗料)とその上に塗装されるこの発明の塗料の組み合わ
せは、たとえば、つぎのようになる。 (1) メタリック塗料…溶剤型 (樹脂の例:アクリル樹脂硬化剤の例:アルコキシメチ
ロールメラミン樹脂) この発明の塗料…溶剤型 (樹脂の例:アクリル樹脂硬化剤の例:アルコキシメチ
ロールメラミン樹脂) (2) メタリック塗料…水性型 (樹脂の例:アクリル樹脂硬化剤の例:アルコキシメチ
ロールメラミン樹脂) この発明の塗料…溶剤型 (樹脂の例:アクリル樹脂硬化剤の例:イソシアネート
またはブロックイソシアネート) (3) メタリック塗料…水性型 (樹脂の例:アクリル樹脂硬化剤の例:アルコキシメチ
ロールメラミン樹脂) この発明の塗料…新しい溶剤型 (樹脂の例:アクリル樹脂硬化剤の例:酸無水物または
グリシジル化合物) (4) メタリック塗料…高不揮発分型 (樹脂の例:アクリル樹脂硬化剤の例:アルコキシメチ
ロールメラミン樹脂) この発明の塗料…高不揮発分型 (樹脂の例:アクリル樹脂硬化剤の例:アルコキシメチ
ロールメラミン樹脂) (5) メタリック塗料…水性型 (樹脂の例:アクリル樹脂硬化剤の例:アルコキシメチ
ロールメラミン樹脂) この発明の塗料…水性型 (樹脂の例:アクリル樹脂硬化剤の例:アルコキシメチ
ロールメラミン樹脂)
【0033】
【作用】クリヤー層を形成しうる造膜成分100重量部
に対して、粒径11〜70μmの範囲内にある粒子から
なる樹脂ビーズであってその屈折率n2 が前記造膜成分
の形成するクリヤー層の屈折率n1 と上式で表される
関係を満足している樹脂ビーズ10〜150重量部を加
えることにより得られた塗料は、次のような塗膜を形成
する。
【0034】図1にみるように、クリヤー層2表面が樹
脂ビーズ1により微細な凹凸を呈していて、樹脂ビーズ
1の屈折率とクリヤー層2の屈折率とが上記特定の関係
にある。このような塗膜5に入射する光(図の縦方向の
上方から下方に向かっている直線で表示されている)
は、その一部が前記微細な凹凸を呈する表面で乱反射さ
れ、残りがクリヤー層2や樹脂ビーズ1中を進む。それ
らの中を進んだ光はベースコート層3の表面や顔料7、
光輝材6で反射され、再びクリヤー層2や樹脂ビーズ1
を通って外部へ出る。塗装品を見ている人は、この乱反
射光とベースコート層3や顔料、光輝材での反射光との
組み合わされた光を認識することになり、従来にない新
規な意匠性、透明感のある艶の低下したクリヤーを通し
て下のメタリックベース色などが見え、元色(メタリッ
クベース色)と同じ光輝感のある優れた艶の抑えられた
外観が得られる。特に夜間にライトをあてたときや直射
日光をあてたときに、マイルドなきらめきが出る。従来
の艶消し塗膜は、このようなきらめきは得られなかっ
た。
【0035】樹脂ビーズが造膜成分と反応しうる官能基
を有していて、この官能基で反応することにより造膜成
分と結合すれば、塗膜の耐衝撃性が大きくなる。しか
も、樹脂ビーズおよび/または造膜成分が紫外線吸収剤
を含んでいると、耐候性に優れた塗膜が得られる。この
ような塗膜は自動車外装用などに有用である。
【0036】
【実施例】以下に、この発明の具体的な実施例および比
較例を示すが、この発明は下記実施例に限定されない。
なお、以下では、特に断りのない限り、「部」は「重量
部」を、「%」は「重量%」のことである。以下で「艶
消し」は、艶が全くないことのみを意味するのではな
く、樹脂ビーズを添加しないクリヤー塗料のみに比べて
塗膜の艶が低下していることをも意味する。
【0037】屈折率の測定は次のようにして行った。塗
膜の屈折率は、アッベ(Abbe)屈折率計により、フ
リーフィルムで直接測定した。粒子の屈折率は、屈折率
が既知の溶液中に粒子を分散し、示差屈折率計で溶液と
の屈折率差を測定し、粒子の屈折率を算出した。実施例
および比較例では、塗膜から得られた屈折率と±0.1
以内にある屈折率を有する粒子を配合した。
【0038】−実施例1〜6および比較例1〜5− 表1,2に示す配合で艶消し塗料を調製した。
【0039】
【表1】
【0040】
【表2】
【0041】−実施例7− 被塗物として磨鋼板(長さ500mm、幅300mm、厚み
0.8mm)を用いた。この磨鋼板をリン酸亜鉛処理剤
(日本ペイント株式会社製のグラノヂンSD5000)
で常法により前処理した後、カチオン電着塗料(日本ペ
イント株式会社製のパワートップU−30:エポキシウ
レタン・カチオン樹脂系塗料)で常法により電着塗装を
行い、160℃で0.5時間加熱して乾燥膜厚20μm
の電着塗膜を形成した。ついで、中塗り塗料(日本ペイ
ント株式会社製のオルガP−2グレー:ポリエステルメ
ラミン樹脂系塗料)を常法により塗布し、140℃で
0.5時間加熱して、乾燥膜厚35μmの中塗り塗膜を
形成した。これに下記配合のベースコート用塗料Aと、
実施例1の艶消し塗料(トップコート用)をウエット・
オン・ウエットで塗装し、温度140℃で0.5時間焼
き付けてメタリック塗膜とその上に艶消し塗膜を形成
し、艶消し塗装品を得た。 〔ベースコート用塗料Aの配合〕 ・アルペースト7160N(アルミフレーク含有量65%) …10.9部 (「アルペースト」は東洋アルミニウム株式会社製のアルミフレークペーストの 商品名) ・アルマテックスNT−U−448(固形分48%) …66.85部 (「アルマテックス」は三井東圧化学株式会社製の熱硬化アクリル樹脂ワニスの 商品名) ・ユーバン20N−60(固形分60%) …13.37部 (「ユーバン」は三井東圧化学株式会社製のメラミン樹脂ワニスの商品名) ・トルエン …6.38部 ・n−ブタノール …2.0 部 ・トリエチルアミン …0.5 部 合 計 …100.0 部 −比較例6− 実施例7において、実施例1の艶消し塗料の代わりに市
販のクリヤー塗料(日本ペイント株式会社製の商品名ス
ーパーラックO−28L)を用いたこと以外は、実施例
7と同様にしてメタリック塗膜とその上にクリヤー塗膜
を形成し、メタリック塗装品を得た。
【0042】−実施例8〜12および比較例7〜11− 実施例7において、実施例1の艶消し塗料の代わりに表
3,5に示す艶消し塗料を用いたこと以外は、実施例7
と同様にしてメタリック塗膜とその上に艶消し塗膜を形
成し、艶消し塗装品を得た。 −実施例13〜21− 実施例7において、ベースコート用塗料Aの代わりに表
3,4に示すようなベースコート用塗料を用いたこと以
外は、実施例7と同様にしてメタリック塗膜とその上に
艶消し塗膜を形成し、艶消し塗装品を得た。
【0043】なお、実施例13〜21で用いたベースコ
ート用塗料B〜Jは次のとおりであった。 〔ベースコート用塗料Bの配合〕 ・エルジーRゴールド♯100 …7.37部 (「エルジーRゴールド」は尾池工業株式会社製の着色アルミフレーク(粒径1 50μm)の商品名) ・アルマテックスNT−U−448(固形分48%) …69.50部 ・ユーバン20N−60(固形分60%) …13.90部 ・トルエン …6.63部 ・n−ブタノール …2.08部 ・トリエチルアミン …0.52部 合 計 …100.0 部 〔ベースコート用塗料Cの配合〕 ・メタシャインシルバーRCFSX−2015PS …7.37部 (「メタシャインシルバー」は日本板硝子株式会社製のガラスフレークの商品名 ) ・アルマテックスNT−U−448(固形分48%) …69.50部 ・ユーバン20N−60(固形分60%) …13.90部 ・トルエン …6.63部 ・n−ブタノール …2.08部 ・トリエチルアミン …0.52部 合 計 …100.0 部 〔ベースコート用塗料Dの配合〕 ・イリオジン101WII …7.37部 (「イリオジン」はメルクジャパン株式会社製のマイカフレークの商品名) ・アルマテックスNT−U−448(固形分48%) …69.50部 ・ユーバン20N−60(固形分60%) …13.90部 ・トルエン …6.63部 ・n−ブタノール …2.08部 ・トリエチルアミン …0.52部 合 計 …100.0 部 〔ベースコート用塗料Eの配合〕 ・イリオジン225WII …7.37部 ・アルマテックスNT−U−448(固形分48%) …69.50部 ・ユーバン20N−60(固形分60%) …13.90部 ・トルエン …6.63部 ・n−ブタノール …2.08部 ・トリエチルアミン …0.52部 合 計 …100.0 部 〔ベースコート用塗料Fの配合〕 ・イリオジン504WII …7.37部 ・アルマテックスNT−U−448(固形分48%) …69.50部 ・ユーバン20N−60(固形分60%) …13.90部 ・トルエン …6.63部 ・n−ブタノール …2.08部 ・トリエチルアミン …0.52部 合 計 …100.0 部 〔ベースコート用塗料Gの配合〕 ・ブライト50NM20 …7.37部 (「ブライト50NM20」は日本化学工業株式会社製のマイカフレークの商品 名) ・アルマテックスNT−U−448(固形分48%) …69.50部 ・ユーバン20N−60(固形分60%) …13.90部 ・トルエン …6.63部 ・n−ブタノール …2.08部 ・トリエチルアミン …0.52部 合 計 …100.0 部 〔ベースコート用塗料Hの配合〕 ・パリオクロムブルーゴールドFA4071 …7.37部 (「パリオクロムブルーゴールド」はBASF株式会社製のフタロシアニンフレ ークの商品名) ・アルマテックスNT−U−448(固形分48%) …69.50部 ・ユーバン20N−60(固形分60%) …13.90部 ・トルエン …6.63部 ・n−ブタノール …2.08部 ・トリエチルアミン …0.52部 合 計 …100.0 部 〔ベースコート用塗料Iの配合〕 ・F.O.R. …7.37部 (「F.O.R.」は大日精化株式会社製のMIO(MIO:Micaceous Iron O xideの略)の商品名) ・アルマテックスNT−U−448(固形分48%) …69.50部 ・ユーバン20N−60(固形分60%) …13.90部 ・トルエン …6.63部 ・n−ブタノール …2.08部 ・トリエチルアミン …0.52部 合 計 …100.0 部 〔ベースコート用塗料Jの配合〕 ・べースコート用塗料A …50.0 部 ・スーパーラックM−91調色用ブルー …50.0 部 合 計 …100.0 部 表3〜5には、実施例7〜21および比較例6〜11で
用いた艶消し塗料の種類を記載するとともに、下記のよ
うにして調べた艶消し塗膜の特性(透明性、艶消し効
果、60度グロス、密着性、耐温水性および耐薬品性)
を示した。
【0044】透明性は、目視により艶消し塗膜を通して
ベースコート塗膜の色やメタリック感の出具合を観察
し、次の基準で評価した。 ◎ :下地の色、メタリック感とも透けて良く見える。 ○ :下地の色、メタリック感とも透けて見える。 △ :下地の色は見えるが、メタリック感はやや弱くな
る。
【0045】× :下地の色がやや白ボケし、メタリッ
ク感が弱くなる。 ××:下地の色が白ボケで見えなくなり、メタリック感
がなくなる。 艶消し効果は、目視により艶消し塗膜表面の艶消し状態
を観察し、艶消し効果の程度を次の基準で評価した。 ◎ :艶消し効果が大きい。
【0046】○ :艶消し効果がやや大きい。 △ :艶消し効果が中程度である。 × :艶消し効果が小さい。 ××:艶消し効果がない。 60度グロスは、デジタル変角光沢計(スガ試験機株式
会社製のUGV−5K)で調べ、次の基準で評価した。
【0047】合格 :60度グロスが30以下である。 不合格:60度グロスが30超である。 密着性は、日本工業規格(JIS)K−5400の6.
15による残存個数で調べ、次の基準で評価した。 合格 :100/100 耐温水性は、40℃の温水に10日間浸漬した後、塗膜
外観を肉眼観察し、次の基準で評価した。
【0048】○:変色およびふくれなどがない。 ×:変色またはふくれなどがある。 耐薬品性は、20℃の0.1N−H2 SO4 に24時間
浸漬した後、塗膜外観を肉眼観察し、次の基準で評価し
た。 ○:変色およびふくれなどがない。
【0049】×:変色またはふくれなどがある。
【0050】
【表3】
【0051】
【表4】
【0052】
【表5】
【0053】表3〜5にみるように、この発明の塗料で
ある実施例の塗料は、クリヤー層を形成しうる造膜成分
100部および粒径11〜70μmの範囲内にある粒子
からなる樹脂ビーズ40〜120部を含み、クリヤー層
と樹脂ビーズのそれぞれの屈折率差が0.05以内であ
って、艶消しでクリヤーな透明感のある意匠性を有する
塗膜を形成した。この塗膜は、密着性、耐温水性および
耐薬品性の面で問題がない。
【0054】−樹脂ビーズの製造例1− エチレングリコールジメタクリレート20部、スチレン
10部、2−エチルヘキシルメタクリレート10部、ラ
ウリルメタクリレート38部、プラクセルFM1(ダイ
セル化学工業株式会社製の商品名)22部、サノールL
S292(三共株式会社製の商品名)1部、チヌビン9
00(チバ・ガイギー社製の商品名)2部を混合した溶
液にラウロイルパーオキサイド1部を溶解し、ゴーセノ
ールGH−17(日本合成化学株式会社製の商品名)1
部を溶解した脱イオン水溶液550部に攪拌しながら添
加し、ホモミックラインフロー30型(特殊機化工業株
式会社製の分散機)で3500rpm の回転数で攪拌し、
懸濁液を製造した。
【0055】この懸濁液を攪拌機、冷却器、温度制御装
置および窒素導入管を具備した反応容器に入れ、攪拌
下、80℃で5時間重合した。得られた分散液の不揮発
分は15.2%であり、これを濾過、乾燥し、平均粒子
径の中心が30μmにあり、粒径15〜60μmの範囲
内にある架橋アクリル樹脂粒子粉体である樹脂ビーズ
(1)を得た。
【0056】−樹脂ビーズの比較製造例1− 樹脂ビーズの製造例1において、サノールLS292お
よびチヌビン900を用いなかったこと以外は同製造例
1と同様にして架橋アクリル樹脂粒子粉体である比較用
樹脂ビーズ(2)を得た。 −樹脂ビーズの比較製造例2− 樹脂ビーズの製造例1において、プラクセルFM1を用
いなかったこと以外は同製造例1と同様にして架橋アク
リル樹脂粒子粉体である比較用樹脂ビーズ(3)を得
た。
【0057】上記製造例および比較製造例で得られた架
橋アクリル樹脂粒子粉体の原料配合と、平均粒子径の中
心値、粒径の範囲、官能基の種類とその含有割合を表6
に示した。
【0058】
【表6】
【0059】−造膜成分の製造例1− 艶消し塗料に用いるアクリル樹脂を次のようにして作っ
た。反応槽、攪拌機、モノマー滴下槽、加熱冷却装置を
持った通常の重合釜を使用し、キシロール/ソルベッソ
100(エクソン化学株式会社製石油ナフサの商品名)
=1/1溶液中で下記原料組成により重合を行い、不揮
発分50%のアクリル樹脂ワニスを得た。原料組成 スチレン 21.5部 ブチルメタクリレート 40部 アクリル酸 1.5部 2−エチルヘキシルメタクリレート 5部 エチルヘキシルアクリレート 10部 2−ヒドロキシエチルメタクリレート 22部 2,2’−アゾビスイソブチロニトリル 1.3部 このアクリル樹脂ワニス中のアクリル樹脂の重量平均分
子量は14000、酸価12mg-KOH/g、OH価95mg
-KOH/gであった。
【0060】−造膜成分の製造例2− 艶消し塗料に用いるアクリルポリオール樹脂ワニスを次
のようにして作った。反応槽、攪拌機、モノマー滴下
槽、加熱冷却装置を持った通常の重合釜を使用し、キシ
ロール/ソルベッソ100(エクソン化学株式会社製石
油ナフサの商品名)=1/1溶液中で下記原料組成によ
り重合を行い、不揮発分50%のアクリルポリオール樹
脂ワニスを得た。原料組成 メチルメタクリレート 22.5部 スチレン 10部 イソブチルメタクリレート 33部 n−ブチルメタクリレート 18部 2−ヒドロキシエチルメタクリレート 16部 メタクリル酸 0.5部 このアクリルポリオール樹脂ワニス中のアクリルポリオ
ール樹脂の重量平均分子量は8000、酸価3mg-KOH/
g、OH価70mg-KOH/gであった。
【0061】−実施例22および比較例12,13− 上記のようにして調製した樹脂ビーズ(1)、比較用樹
脂ビーズ(2)および(3)と、アクリル樹脂ワニスを
用いて下記の配合で外装用の艶消し塗料を作った。ま
ず、アクリル樹脂ワニス38部を容器に秤量した。ディ
スパー(分散装置)を用いて1500rpm でワニスを攪
拌しながら、樹脂ビーズ22部を徐々に加え、全量を加
えた後30分間攪拌を続けた。容器の内容物を攪拌しな
がらn−ブタノール変性ブチル化メラミン樹脂ワニス1
6部を加えた。ついで、紫外線吸収剤1部、酸化防止剤
0.5部および表面調整剤0.05部をこの順に容器に
仕込み、30分間攪拌した。溶剤(キシロール/ソルベ
ッソ100の1:1混合溶剤)を加えて粘度を調整し
た。艶消し塗料の組成 アクリル樹脂ワニス(不揮発分50%) 38部 樹脂ビーズまたは比較用樹脂ビーズ 22部 n−ブタノール変性ブチル化メラミン樹脂ワニス(不揮発分60%)16部 (三井東圧化学株式会社製商品名ユーバン20SE) ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤 1部 (チバ・ガイギー社製商品名チヌビン900) ヒンダードアミン系酸化防止剤 0.5部 (三共株式会社製商品名サノールLS292) アクリル系表面調整剤 0.05部 (モンサント株式会社製商品名モダフロー) 石油ナフサ溶剤 10部 (エクソン化学株式会社製商品名ソルベッソ100) 合計 87.55部 −実施例23− 実施例22において、アクリル樹脂ワニスの代わりに上
記のようにして調製したウレタン樹脂ワニスを用いたこ
と以外は実施例22と同様にして艶消し塗料を作った。
【0062】−実施例24および比較例14,15− 被塗物として磨鋼板(長さ500mm、幅300mm、厚み
0.8mm)を用いた。この磨鋼板をリン酸亜鉛処理剤
(日本ペイント株式会社製のグラノヂンSD5000)
で常法により前処理した後、カチオン電着塗料(日本ペ
イント株式会社製のパワートップU−30:エポキシウ
レタン・カチオン樹脂系塗料)で常法により電着塗装を
行い、160℃で0.5時間加熱して乾燥膜厚20μm
の電着塗膜を形成した。ついで、中塗り塗料(日本ペイ
ント株式会社製のオルガP−2グレー:ポリエステルメ
ラミン樹脂系塗料)を常法により塗布し、140℃で
0.5時間加熱して、乾燥膜厚35μmの中塗り塗膜を
形成した。これに上記配合のベースコート用塗料Aと、
実施例22および比較例12,13の各艶消し塗料をそ
れぞれウエット・オン・ウエットで塗装し、温度140
℃で0.5時間焼き付けてメタリック塗膜とその上に艶
消し塗膜を形成し、艶消し塗装品を得た。メタリック塗
膜の乾燥膜厚は15±3μm、艶消し塗膜の乾燥膜厚は
25〜30μmであった。
【0063】−実施例25− まず、両イオン性基を有するポリエステル樹脂をつぎの
ようにして作った。攪拌器、窒素導入管、温度制御装
置、コンデンサー、デカンターを備えた2リットルのコ
ルベンに、ビスヒドロキシエチルタウリン134部、ネ
オペンチルグリコール130部、アゼライン酸236
部、無水フタル酸186部およびキシレン27部を仕込
み、昇温した。反応により生成する水をキシレンと共沸
させて除去した。
【0064】還流開始より約2時間をかけて温度を19
0℃にし、カルボン酸相当の酸価が145になるまで攪
拌と脱水を継続し、次に140℃まで冷却した。ついで
140℃の温度を保持し、「カージュラE10」(シエ
ル社製のバーサテイツク酸グリシジルエステル)314
部を30分で滴下し、その後2時間攪拌を継続し、反応
を終了した。得られたポリエステル樹脂は酸価59、O
H価90、重量平均分子量1054であった。
【0065】次に、このようにして得られたポリエステ
ル樹脂を用いて、つぎのようにして樹脂粒子を作った。
攪拌器、冷却器、温度制御装置を備えた1リットルの反
応容器に、脱イオン水282部、上記のようにして作っ
たポリエステル樹脂10部およびジメチルエタノールア
ミン0.75部を仕込み、攪拌下温度を80℃に保持し
ながら溶解し、これにアゾビスシアノ吉草酸4.5部を
脱イオン水45部とジメチルエタノールアミン4.3部
に溶解した液を添加した。ついでメチルメタクリレート
70.7部、n−ブチルアクリレート94.2部、スチ
レン70.7部、2−ヒドロキシエチルアクリレート3
0部およびエチレングリコールジメタクリレート4.5
部からなる混合溶液を60分間を要して滴下した。滴下
後さらにアゾビスシアノ吉草酸1.5部を脱イオン水1
5部とジメチルエタノールアミン1.4部に溶かしたも
のを添加して80℃で60分間攪拌を続けて、不揮発分
45%、pH7.2、粘度92cP(温度25℃)、平
均粒子径0.156μmのエマルションが得られた。こ
のエマルションを噴霧乾燥して水を除き、キシレンを樹
脂粒子100部に対して50部の割合で加えて粒子を再
分散し、樹脂粒子のキシレン分散液を作製した。この分
散粒子の平均粒子径は0.3μmであった。
【0066】上記ベースコート用塗料Aを100部、こ
こで得られた樹脂粒子のキシレン分散液30部を混合し
て高不揮発分型のベースコート用塗料(固形分53%)
を作った。この塗料の粘度は14〜15秒(No.4フ
ォードカップによる粘度)であった。実施例24におい
て、Aの代わりにここで得られたベースコート用塗料を
用いたこと、および、ウエット・オン・ウエットのイン
ターバルを室温で3分間としたこと以外は実施例24と
同様にして艶消し塗装品を得た。
【0067】−実施例26− 攪拌機、温度調節器、冷却管を備えた1リットルの反応
容器にエチレングリコールモノブチルエーテル76部を
仕込み、さらにスチレン45部、メチルメタクリレート
63部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート48部、
n−ブチルアクリレート117部、メタクリル酸27
部、ラウリルメルカプタン3部、アゾビスイソブチロニ
トリル3部からなる単量体溶液のうちの61部を添加し
て攪拌下温度を120℃にした。上記単量体溶液の24
5部を3時間で滴下した後、1時間攪拌を継続した。さ
らにジメチルエタノールアミン28部と脱イオン水20
0部を添加して、揮発分50%、樹脂の数平均分子量6
000のアクリル樹脂ワニスを得た。この樹脂の特数は
OH価70、酸価58、Sp値11.3であった。
【0068】ここで得られたアクリル樹脂ワニス140
部に、メトキシ化メチロールメラミン(三井東圧化学株
式会社製商品名「サイメル303」)30部、実施例2
5で得られた樹脂粒子のキシレン分散液20部とアルミ
ニウム顔料(東洋アルミニウム株式会社製「アルペース
ト60−760」)15部を攪拌混合したものを、脱イ
オン水で粘度が25〜30秒(20℃でのNo.4フォ
ードカップによる粘度)になるまで希釈しメタリック塗
料を得た。
【0069】実施例24において、Aの代わりにここで
得られたメタリック塗料を用いたこと、および、ウエッ
ト・オン・ウエットのインターバル中に80℃で5分間
予備加熱したこと以外は実施例24と同様にして艶消し
塗装品を得た。 −実施例27− 実施例24において、艶消し塗料として実施例23の艶
消し塗料を用いたこと以外は実施例24と同様にして艶
消し塗装品を得た。
【0070】実施例24〜27および比較例14,15
で得られた艶消し塗装品について、塗膜の表面状態・外
観、耐衝撃性テスト、耐候性を調べ、結果を表7に示し
た。塗膜の表面状態・外観は、60°光沢7〜15で表
面にブツ等の異常がなく、スエード調外観を呈している
(○)か、否(×)かで評価した。耐衝撃性テストは、
日本工業規格K−5400の8.3.2によりデュポン
式衝撃試験機で表打ちして(上向きにした塗膜面に半径
1/2インチの撃ち型を上からあてがい、500gのお
もりを20cmの高さから落下させた)、塗膜の割れおよ
びはがれが認められない場合を合格とした。
【0071】耐候性は、日本工業規格K−5400の
9.8.1によりサンシャインウエザオメーター(W−
O−M)テストを2000時間行い、ΔE<3.0、か
つ、ΔG>80を合格とした。
【0072】
【表7】
【0073】表7にみるように、実施例の塗膜は、適度
に艶消しされていてスエード調外観を呈し、耐衝撃性お
よび耐候性に優れている。これに対し、比較例14では
耐候性が劣っており、比較例15では耐衝撃性が劣って
いる。
【0074】
【発明の効果】この発明によれば、透明感があって、し
かも、光沢の抑えられた塗膜を形成することができる塗
料が得られる。これにより塗装品に新規な意匠性を持た
せることができる。この発明の塗装品は、塗膜の最上層
に、透明感があって、しかも、光沢の抑えられた塗膜を
有しているため、従来にない新規な意匠性を有するもの
となっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の艶消し塗装品の1実施例を模式的に
表す部分断面図である。
【符号の説明】
1 樹脂ビーズ 2 クリヤー層 3 メタリック塗膜 4 被塗物 5 艶消し塗膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09D 201/00 PDD 6770−4J (72)発明者 矢本 修平 大阪府寝屋川市池田中町19番17号 日本ペ イント株式会社内 (72)発明者 浅野 広勝 大阪府寝屋川市池田中町19番17号 日本ペ イント株式会社内 (72)発明者 寺田 貞夫 大阪府寝屋川市池田中町19番17号 日本ペ イント株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クリヤー層を形成しうる造膜成分100
    重量部に対して、粒径11〜70μmの範囲内にある粒
    子からなる樹脂ビーズであってその屈折率n 2 が前記造
    膜成分の形成するクリヤー層の屈折率n1 と次式: 0≦|n1 −n2 |≦0.05 … で表される関係を満足している樹脂ビーズ10〜150
    重量部を加える塗料の艶下げ方法。
  2. 【請求項2】 クリヤー層を形成しうる造膜成分100
    重量部に対して、粒径11〜70μmの範囲内にある粒
    子からなる樹脂ビーズであってその屈折率n 2 が前記造
    膜成分の形成するクリヤー層の屈折率n1 と次式: 0≦|n1 −n2 |≦0.05 … で表される関係を満足している樹脂ビーズ10〜150
    重量部が加えられてなる塗料。
  3. 【請求項3】 紫外線吸収剤を含んでいる請求項2記載
    の塗料。
  4. 【請求項4】 樹脂ビーズが紫外線吸収剤を含んでいる
    請求項3記載の塗料。
  5. 【請求項5】 樹脂ビーズが造膜成分と反応しうる官能
    基を有する請求項3または4記載の塗料。
  6. 【請求項6】 被塗物上に形成された塗膜の最上層が、
    粒径11〜70μmの範囲内にある粒子からなる樹脂ビ
    ーズを含んでいることにより表面に凹凸を有するクリヤ
    ー層であり、クリヤー層の屈折率n1 と樹脂ビーズの屈
    折率n2 とが次式: 0≦|n1 −n2 |≦0.05 … で表される関係を満足している塗装品。
  7. 【請求項7】 紫外線吸収剤を含んでいる請求項6記載
    の塗装品。
  8. 【請求項8】 樹脂ビーズが紫外線吸収剤を含んでいる
    請求項7記載の塗装品。
  9. 【請求項9】 樹脂ビーズが造膜成分と反応している請
    求項7または8記載の塗装品。
JP3223177A 1991-07-05 1991-09-03 塗料の艶下げ方法、塗料および塗装品 Pending JPH0565429A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3223177A JPH0565429A (ja) 1991-07-05 1991-09-03 塗料の艶下げ方法、塗料および塗装品
EP92111262A EP0522454A1 (en) 1991-07-05 1992-07-03 Method for flatting paint coating, coating and articles therefrom

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3-165930 1991-07-05
JP16593091 1991-07-05
JP3223177A JPH0565429A (ja) 1991-07-05 1991-09-03 塗料の艶下げ方法、塗料および塗装品

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0565429A true JPH0565429A (ja) 1993-03-19

Family

ID=26490481

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3223177A Pending JPH0565429A (ja) 1991-07-05 1991-09-03 塗料の艶下げ方法、塗料および塗装品

Country Status (2)

Country Link
EP (1) EP0522454A1 (ja)
JP (1) JPH0565429A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999054419A1 (en) * 1998-04-23 1999-10-28 Idemitsu Petrochemical Co., Ltd. Coating material
JP2000296362A (ja) * 1999-02-12 2000-10-24 Sanyo Chem Ind Ltd 塗装物および塗装方法
JP2002201421A (ja) * 2000-12-28 2002-07-19 Nippon Paint Co Ltd 真珠光沢塗膜形成方法および塗装物
JP2002273334A (ja) * 2001-03-16 2002-09-24 Nippon Paint Co Ltd 真珠光沢塗膜形成方法および塗装物
JP2002273335A (ja) * 2001-03-16 2002-09-24 Nippon Paint Co Ltd 真珠光沢塗膜形成方法および塗装物
JP2002294163A (ja) * 2001-03-28 2002-10-09 Nippon Paint Co Ltd 補修用塗料組成物、塗膜形成方法及び基材
JP2005187701A (ja) * 2003-12-26 2005-07-14 Sk Kaken Co Ltd 水性艶消塗料組成物及びその塗装方法
JP2012143916A (ja) * 2011-01-11 2012-08-02 F Consultant:Kk 塗膜積層体
WO2022210893A1 (ja) * 2021-03-31 2022-10-06 積水化成品工業株式会社 樹脂微粒子、塗膜軟質化剤、塗料用艶消し剤、硬化性樹脂用応力緩和剤、光拡散剤、光拡散性樹脂組成物及び樹脂組成物
WO2024008396A1 (en) * 2022-07-08 2024-01-11 Basf Coatings Gmbh Method for forming multilayer coating film, and multilayer coating film thereby formed
WO2024010190A1 (ko) * 2022-07-08 2024-01-11 삼성전자주식회사 가전기기용 외장재 및 이를 포함하는 냉장고

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7829626B2 (en) 2006-03-15 2010-11-09 Rohm And Haas Company Aqueous compositions comprising polymeric duller particle
EP2712898B1 (en) 2012-09-28 2014-11-26 Rohm and Haas Company Hydrophobically modified alkali soluble emulsion composition with polymeric beads
KR20220142885A (ko) * 2021-04-15 2022-10-24 삼성전자주식회사 강판, 이를 포함하는 냉장고 및 강판의 제조방법
EP4462047A4 (en) * 2022-07-08 2025-09-10 Samsung Electronics Co Ltd EXTERIOR MATERIAL FOR HOUSEHOLD APPLIANCE AND REFRIGERATOR COMPRISING IT

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3943080A (en) * 1973-04-03 1976-03-09 Ppg Industries, Inc. Organic flatting agents and method of preparation
US4124548A (en) * 1974-05-01 1978-11-07 Dulux Australia Ltd. Mar-resistant paints
US4684675A (en) * 1986-07-30 1987-08-04 Collier Charles P Matting lacquer, paint and light-transmitting matte film
AU590960B2 (en) * 1986-09-04 1989-11-23 Nippon Paint Co., Ltd. Electrodeposition coating composition

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999054419A1 (en) * 1998-04-23 1999-10-28 Idemitsu Petrochemical Co., Ltd. Coating material
JP2000296362A (ja) * 1999-02-12 2000-10-24 Sanyo Chem Ind Ltd 塗装物および塗装方法
JP2002201421A (ja) * 2000-12-28 2002-07-19 Nippon Paint Co Ltd 真珠光沢塗膜形成方法および塗装物
JP2002273334A (ja) * 2001-03-16 2002-09-24 Nippon Paint Co Ltd 真珠光沢塗膜形成方法および塗装物
JP2002273335A (ja) * 2001-03-16 2002-09-24 Nippon Paint Co Ltd 真珠光沢塗膜形成方法および塗装物
JP2002294163A (ja) * 2001-03-28 2002-10-09 Nippon Paint Co Ltd 補修用塗料組成物、塗膜形成方法及び基材
JP2005187701A (ja) * 2003-12-26 2005-07-14 Sk Kaken Co Ltd 水性艶消塗料組成物及びその塗装方法
JP2012143916A (ja) * 2011-01-11 2012-08-02 F Consultant:Kk 塗膜積層体
WO2022210893A1 (ja) * 2021-03-31 2022-10-06 積水化成品工業株式会社 樹脂微粒子、塗膜軟質化剤、塗料用艶消し剤、硬化性樹脂用応力緩和剤、光拡散剤、光拡散性樹脂組成物及び樹脂組成物
WO2024008396A1 (en) * 2022-07-08 2024-01-11 Basf Coatings Gmbh Method for forming multilayer coating film, and multilayer coating film thereby formed
WO2024010190A1 (ko) * 2022-07-08 2024-01-11 삼성전자주식회사 가전기기용 외장재 및 이를 포함하는 냉장고
JP2024008674A (ja) * 2022-07-08 2024-01-19 ビーエーエスエフ コーティングス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 複層塗膜形成方法、およびこれにより形成された複層塗膜

Also Published As

Publication number Publication date
EP0522454A1 (en) 1993-01-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0565429A (ja) 塗料の艶下げ方法、塗料および塗装品
JPS63183965A (ja) 塗装組成物
JP4756443B2 (ja) 金属調光輝性塗膜形成方法および塗装物品
US4781949A (en) Metallic coating method
JP2001164191A (ja) 光輝性塗料組成物、塗膜形成方法および塗装物
JP2002273332A (ja) 光輝性塗膜形成方法および塗装物
JP2016155945A (ja) 光輝性塗料組成物及び複層塗膜形成方法
JP4030626B2 (ja) 塗膜形成方法及び塗装物
JP2741379B2 (ja) クリヤーコート用塗料
JP2766491B2 (ja) 熱硬化性被覆組成物
JP4638771B2 (ja) ホワイトパール塗膜形成方法及び積層塗膜
JPH11114489A (ja) 積層塗膜形成方法及び塗料組成物
JP2003245603A (ja) 光輝性塗膜形成方法および塗装物
JP3283940B2 (ja) 熱硬化被覆用組成物および被膜の形成方法
JP2023104258A (ja) プレコート金属板用塗料組成物、プレコート金属板及びその製造方法
JP3504372B2 (ja) 熱硬化性樹脂組成物、塗料組成物、塗装方法及び塗装物
JP2503514B2 (ja) 塗装仕上げ方法
JP2002285094A (ja) 光輝性塗料組成物、フリップフロップ性の調整方法および塗装物
JPH07241520A (ja) 意匠塗膜形成方法
JP4808310B2 (ja) アニオン型電着塗料
JP3224441B2 (ja) 熱硬化被覆用組成物および被膜の形成方法
JP2004002558A (ja) クリヤー塗料組成物、クリヤー積層塗膜、及び、自動車ホイールの防汚処理方法
JPH05171100A (ja) 塗料組成物、その製造方法および塗膜形成方法
JP2001164190A (ja) 光輝性塗料組成物、塗膜形成方法および塗装物
JPH10279846A (ja) 塗膜形成方法