JPH0565759U - 作業車の走行伝動構造 - Google Patents
作業車の走行伝動構造Info
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- JPH0565759U JPH0565759U JP602292U JP602292U JPH0565759U JP H0565759 U JPH0565759 U JP H0565759U JP 602292 U JP602292 U JP 602292U JP 602292 U JP602292 U JP 602292U JP H0565759 U JPH0565759 U JP H0565759U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 走行用の動力を無段変速装置から左右一対の
サイドクラッチを介して左右一対の走行装置に伝達する
ように構成すると共に、ポンプからの作動油の給排操作
により、選択された一方のサイドクラッチを伝動遮断操
作する油圧アクチュエータと、ポンプからの作動油の給
排操作により、一方の走行装置に制動を掛ける油圧式の
サイドブレーキとを備えた作業車の走行伝動構造におい
て、変速レバーを中立停止位置に操作した場合に、機体
が確実に停止するようにする構造を簡素に構成する。 【構成】 無段変速装置1用の変速レバー43が、中立
停止位置Nに操作されたことが中立センサー44により
検出されると、左右の走行装置に制動が掛かるように、
ポンプ32からの作動油によりサイドブレーキ28を作
動させる油圧操作手段5,6を備えている。
サイドクラッチを介して左右一対の走行装置に伝達する
ように構成すると共に、ポンプからの作動油の給排操作
により、選択された一方のサイドクラッチを伝動遮断操
作する油圧アクチュエータと、ポンプからの作動油の給
排操作により、一方の走行装置に制動を掛ける油圧式の
サイドブレーキとを備えた作業車の走行伝動構造におい
て、変速レバーを中立停止位置に操作した場合に、機体
が確実に停止するようにする構造を簡素に構成する。 【構成】 無段変速装置1用の変速レバー43が、中立
停止位置Nに操作されたことが中立センサー44により
検出されると、左右の走行装置に制動が掛かるように、
ポンプ32からの作動油によりサイドブレーキ28を作
動させる油圧操作手段5,6を備えている。
Description
【0001】
本考案はエンジンからの走行用の動力を、無段変速装置から油圧式の左右一対 のサイドクラッチを介して、左右一対の走行装置に伝達するように構成した作業 車の走行伝動構造、又は、前述の無段変速装置及びサイドクラッチに加えて、伝 動遮断側の走行装置に制動を掛ける油圧式のサイドブレーキを備えた作業車の走 行伝動構造に関する。
【0002】
前述のような作業車において走行用として使用されている無段変速装置として は、静油圧式無段変速型式や、割プーリーによるベルト型式、及びテーパーコー ン型式等がある。このような無段変速装置は、動力の伝達の行われない中立停止 位置から最高速位置まで滑らかに変速操作可能であり、この無段変速装置を中立 停止位置に操作することにより、機体を停止させることができる。
【0003】
前述のように、無段変速装置を中立停止位置に操作すれば機体を停止させるこ とができるのであるが、動力の伝動の行われない中立停止位置の範囲が、この無 段変速装置において非常に狭い。従って、作業者が無段変速装置用の変速操作具 (変速レバーや変速ペダル等)を中立停止位置に操作して機体を停止させようと しても、無段変速装置が中立停止位置から少し外れた状態にある場合がある。こ れにより、無段変速装置から動力が流れて機体が動いてしまう場合がある。 本考案は油圧式のサイドクラッチ、又は油圧式のサイドクラッチとサイドブレ ーキとを備えた作業車の走行伝動構造において、その油圧回路構造を有効に利用 し、変速操作具を中立停止位置に操作した場合に機体が確実に停止するように構 成することを目的としている。
【0004】
走行用の動力を、無段変速装置から左右一対のサイドクラッチを介して左右一 対の走行装置に伝達するように構成すると共に、ポンプからの作動油の給排操作 により、選択された一方のサイドクラッチを伝動遮断操作する油圧アクチュエー タと、ポンプからの作動油の給排操作により、一方の走行装置に制動を掛ける油 圧式のサイドブレーキとを備えた作業車の走行伝動構造において、次のように構 成する。 無段変速装置を人為的に変速操作する変速操作具が中立停止位置に操作された ことを検出する中立センサーと、この中立センサーの検出に基づいて、左右の走 行装置に制動が掛かるように、ポンプからの作動油によりサイドブレーキを作動 させる油圧操作手段を備える。
【0005】 〔2〕 走行用の動力を、無段変速装置から左右一対のサイドクラッチを介して左右一 対の走行装置に伝達するように構成すると共に、ポンプからの作動油の給排操作 により、選択された一方のサイドクラッチを伝動遮断操作する油圧アクチュエー タを備えた作業車の走行伝動構造において、次のように構成する。 左右の走行装置を制動可能な油圧式のブレーキと、無段変速装置を人為的に変 速操作する変速操作具が中立停止位置に操作されたことを検出する中立センサー とを備え、この中立センサーの検出に基づいて、ポンプからの作動油によりブレ ーキを作動させる油圧操作手段を備える。
【0006】
〔I〕 前項〔1〕のように構成すると、作業者が変速操作具を中立停止位置に操作す ると左右の走行装置に対してサイドブレーキから制動が掛かるので、走行用の無 段変速装置が中立停止位置から少々外れていても、サイドブレーキの制動作用に より機体が確実に停止する。 前項〔1〕のようにサイドクラッチ及びサイドブレーキを備えた作業車におい ては、これらを旋回用に使用している。つまり、油圧アクチュエータにより例え ば右のサイドクラッチを伝動遮断操作すると右の走行装置が自由回転状態となっ て、地面からの抵抗により機体は右に緩やかに向きを変えていく。そして、サイ ドブレーキにより右の走行装置に制動を掛けると、機体は右に信地旋回する。 従って、変速操作具を中立停止位置に操作した場合の停止用として、旋回用の サイドブレーキを使用すれば、停止用として専用のブレーキを設ける必要がなく サイドブレーキを停止用に兼用できる。 そして、前述の停止時にサイドブレーキを制動側に操作する油圧源として、旋 回時にサイドブレーキに作動油を供給するポンプを使用しているので、停止用と して専用の油圧源を設ける必要がない。
【0007】 〔II〕 前項〔2〕のように構成すると、作業者が変速操作具を中立停止位置に操作す ると左右の走行装置に対してブレーキから制動が掛かるので、走行用の無段変速 装置が中立停止位置から少々外れていても、ブレーキの制動作用により機体が確 実に停止する。 前項〔2〕のようにサイドクラッチを備えた作業車においては、これを旋回用 に使用している。つまり、油圧アクチュエータにより例えば右のサイドクラッチ を伝動遮断操作すると右の走行装置が自由回転状態となって、地面からの抵抗に より機体は右に緩やかに向きを変えていくのである。 従って、変速操作具を中立停止位置に操作した場合の停止用として、旋回時に サイドクラッチ用の油圧アクチュエータに作動油を供給するポンプを使用してい るので、ブレーキ専用の油圧源を設ける必要がない。
【0008】
請求項1のように構成すれば、変速操作具を中立停止位置に操作すると機体が 確実に停止するので、思い掛けず機体が動いたりすることがなく、変速操作具を 中立停止位置に操作した際の安全性を向上させることができる。又、旋回用のサ イドブレーキ及びそのポンプを、変速操作具を中立停止位置に操作した際の停止 用に兼用しているので、部品の共通化及び構造の簡素化も図ることができる。 請求項2のように構成すれば、変速操作具を中立停止位置に操作すると機体が 確実に停止するので、思い掛けず機体が動いたりすることがなく、変速操作具を 中立停止位置に操作した際の安全性を向上させることができる。又、旋回用のサ イドクラッチ用のポンプを、変速操作具を中立停止位置に操作した際のブレーキ 用の油圧源に兼用しているので、部品の共通化及び構造の簡素化も図ることがで きる。
【0009】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図2は作業車の一例であるコンバインにおいて、走行系のミッションケース8 内の構造を示しており、エンジン(図示せず)からの動力がテンションクラッチ を備えたベルト伝動機構(図示せず)を介して、静油圧式の無段変速装置1の入 力プーリー2に伝達されると共に、無段変速装置1の出力軸3からの動力が第1 伝動軸4を介して刈取部(図示せず)に伝達される。
【0010】 第1伝動軸4からの動力は第1ギヤ9及び第2ギヤ10を介して第2伝動軸1 1に伝達される。この第2伝動軸11にはシフトギヤ14がスプライン構造にて スライド自在に外嵌されており、これに対する第3伝動軸15には高速ギヤ16 及び低速ギヤ17が固定されている。以上の構造によりシフトギヤ14をスライ ド操作して、高速ギヤ16又は低速ギヤ17に咬合させることにより、動力を高 低の2段に変速できるのであり、この動力は低速ギヤ17に咬合する第3ギヤ1 9に伝達される。
【0011】 第3ギヤ19を支持する支持軸20には右のサイドギヤ21R及び左のサイド ギヤ21Lが相対回転自在に外嵌されており、左右の車軸22の入力ギヤ23が 左右のサイドギヤ21R,21Lに常時咬合している。これにより、右又は左の サイドギヤ21R,21Lを第3ギヤ19に対しスライド操作し咬合・離間させ て、左右のクローラ式の走行装置24に対し動力の伝動及び伝動遮断操作を行う のであり、第3ギヤ19と左右のサイドギヤ21R,21Lとの間でサイドクラ ッチ25R,25Lが構成されている。
【0012】 次に、旋回用として伝動遮断側の走行装置24に制動を掛ける構造について説 明する。図2に示すように、支持軸20に右第4ギヤ26R及び左第4ギヤ26 Lが相対回転自在にベアリング支持されると共に、第4伝動軸27に固定された 1対の第5ギヤ29が右第4ギヤ26R及び左第4ギヤ26Lに咬合している。 そして、第4伝動軸27の一端に多板油圧操作式のサイドブレーキ28が設けら れている。これにより、右のサイドギヤ21R又は左のサイドギヤ21Lを第3 ギヤ19より離間させ、右第4ギヤ26R又は左第4ギヤ26Lに咬合させると 共に、サイドブレーキ28を入り操作することによって、一方の走行装置24に 制動を掛けることができる。そして、これが信地旋回状態である。
【0013】 次に、旋回用として一方の走行装置24を他方よりも低速で正転駆動する構造 について説明する。図2に示すように第3伝動軸15に第1スプロケット13が 固定されると共に、第4伝動軸27に第2スプロケット38が相対回転自在に外 嵌され、第1及び第2スプロケット13,38に亘り伝動チェーン40が巻回さ れている。そして、第2スプロケット38と第4伝動軸27との間に緩旋回クラ ッチ12が設けられている。これにより、右又は左のサイドギヤ21R,21L を右又は左第4ギヤ26R,26Lに咬合させた状態で、緩旋回クラッチ12を 入り操作すると、第3伝動軸15からの正転動力が1/2に減速されて一方の走 行装置24に伝達されて行く。そして、これが緩旋回状態である。
【0014】 次に、左右のサイドギヤ21R,21Lのスライド操作を行う油圧シリンダ3 1R,31L(油圧アクチュエータに相当)、サイドブレーキ28、緩旋回クラ ッチ12への作動油供給構造について説明する。図1に示すようにポンプ32か らの作動油が第1切換弁33を介して、左右のサイドギヤ21R,21Lに対す る油圧シリンダ31R,31Lに供給されると共に、油圧シリンダ31R,31 Lの側面からの油路34が、サイドブレーキ28及び緩旋回クラッチ12に対す る電磁操作式の第2切換弁35に接続されている。さらに油路34には、サイド ブレーキ28及び緩旋回クラッチ12に対する可変リリーフ弁36が接続されて いる。
【0015】 次に、第1切換弁33、第2切換弁35及び可変リリーフ弁36の操作につい て説明する。図1に示すように、第2切換弁35用の切換レバー18が機体の操 縦部に備えられており、この切換レバー18の操作位置に基づいて、制御装置7 により第2切換弁35が緩旋回クラッチ12に作動油を供給する緩旋回位置35 a、及びサイドブレーキ28に作動油を供給する信地旋回位置35bに切換操作 される。又、機体の操縦部に備えられた操作レバー39と第1切換弁33及び可 変リリーフ弁36とが、第1連係機構41及び第2連係機構42を介して機械的 に連係されている。
【0016】 図1に示す状態は切換レバー18を信地旋回位置に操作している状態であり、 第2切換弁35が信地旋回位置35bに操作されている状態である。この状態に おいて、操作レバー39を中立位置Nから右の第1旋回位置R1又は左の第1旋 回位置L1に操作すると、第1切換弁33のみが操作されて油圧シリンダ31R 又は31Lにより、右又は左の操作部46R,46Lを介して、第3ギヤ19に 咬合していた右又は左のサイドギヤ21R,21Lが、第3ギヤ19から離され て右又は左第4ギヤ26R,26Lに咬合する。
【0017】 この場合、可変リリーフ弁36は全開状態に在りサイドブレーキ28が切り状 態となっている為、右又は左の走行装置24への伝動が断たれた状態(サイドク ラッチ25R又は25Lの伝動遮断状態)となり、機体は右又は左に緩やかに向 きを変えていく。そして、油路34に設けられているシーケンス弁47は、右又 は左のサイドギヤ21R,21Lが、右又は左第4ギヤ26R,26Lに完全に 咬合するのに必要な圧力を、油圧シリンダ31R,31Lに確保する為のもので ある。
【0018】 次に、操作レバー39を右又は左の第1旋回位置R1,L1から右又は左の第 2旋回位置R2,L2に操作して行くと、右又は左のサイドギヤ21R,21L が右又は左第4ギヤ26R,26Lに咬合し、且つ、第2切換弁35が信地旋回 位置35bに操作された状態において、可変リリーフ弁36が全開状態から徐々 に閉側に操作されて行く。これにより、サイドブレーキ28が作用し始めて右又 は左の走行装置24に徐々に制動が掛かって行き、機体は右又は左に信地旋回し て行く。そして、操作レバー39の右又は左の第2旋回位置R2,L2において サイドブレーキ28の制動力は最大となる。
【0019】 次に、切換レバー18を緩旋回位置に操作すると、第2切換弁35が緩旋回位 置35aに切換操作される。この状態で、操作レバー39を中立位置Nから右又 は左の第1旋回位置R1,L1に操作すると、前述と同様に右又は左のサイドク ラッチ25R,25Lの伝動遮断状態が現出する。
【0020】 次に、操作レバー39を右又は左の第1旋回位置R1,L1から右又は左の第 2旋回位置R2,L2に操作して行くと、右又は左のサイドギヤ21R,21L が右又は左第4ギヤ26R,26Lに咬合し、且つ、第2切換弁35が緩旋回位 置35aに操作された状態で、前述と同様に可変リリーフ弁36が全開状態から 徐々に閉側に操作されて行く。これにより、緩旋回クラッチ12が作用し始めて 右又は左の走行装置24が徐々に低速で正転駆動されて行き、機体は右又は左に 緩旋回して行く。そして、操作レバー39の右又は左の第2旋回位置R2,L2 において、緩旋回速度が最大となる。
【0021】 次に、無段変速装置1を中立停止位置に操作した場合について説明する。 図1に示すようにポンプ32と第1切換弁33との間に、電磁操作弁5(油圧 操作手段に相当)が設けられている。この電磁操作弁5は、ポンプ32からの作 動油を第1切換弁33に供給する作業位置5aと、ポンプ32からの作動油を第 1切換弁33に供給して第1切換弁33の排油路を遮断し、ポンプ32からの作 動油をサイドブレーキ28にも供給する停止位置5bの2位置切換式であり、バ ネで作業位置5a側に操作されている。そして、この作業位置5aにおいて前述 のような操作レバー39による緩旋回及び信地旋回が行える。さらに、第2切換 弁35とサイドブレーキ28との間に、電磁開閉弁6(油圧操作手段に相当)が 設けられており、バネで連通側に付勢されている。
【0022】 図1に示すように機体の操縦部に、無段変速装置1を変速操作する為の変速レ バー43(変速操作具に相当)が備えられており、作業者がこの変速レバー43 を中立停止位置Nから前進の最高速位置F及び後進の最高速位置Rに亘り操作し て、無段変速装置1の変速操作を行う。そして、変速レバー43が中立停止位置 Nに操作されたことを検出する接触式の中立センサー44が設けられている。図 3に示すように、変速レバー43のレバーガイド45は直線状ではなく、中立停 止位置Nにて折れ曲がっている。そして、図3における中立停止位置Nの左右範 囲を大小に調節可能な調節ボルト48が、レバーガイド45の裏側に設けられて いる。
【0023】 以上の構造により、作業者が変速レバー43を中立停止位置Nに操作して、中 立センサー44からの検出信号が制御装置7に入力されると、制御装置7により 電磁操作弁5が停止位置5bに操作され、電磁開閉弁6が閉位置に操作される。 これにより、第1切換弁33の排油路が遮断された状態で作動油が第1切換弁 33に供給されるので、左右の油圧シリンダ31R,31Lに作動油が供給され て、左右のサイドギヤ21R,21Lが右及び左第4ギヤ26R,26Lに咬合 する。そして、ポンプ32からの作動油が、電磁操作弁5及び開閉弁50(常閉 型で電磁操作弁5側が設定圧に達すると開く型式)からサイドブレーキ28に供 給されるのであり、電磁開閉弁6が閉位置に操作されているので、サイドブレー キ28が制動側に操作されて、左右の走行装置24に制動が掛かり機体が停止す るのである。
【0024】 〔別実施例〕 前述の実施例においては、切換レバー18により緩旋回状態と信地旋回状態を 選択できるように構成しているが、切換レバー18により緩旋回状態と超信地旋 回状態(一方の走行装置24を逆転駆動して行う旋回)を選択できるように構成 して、この構造に本発明を適用してもよい。 次に、以上の構造について説明する。図5に示すように、緩旋回用の緩旋回ク ラッチ12等をミッションケース8内に装備しており、第4伝動軸27の一端に 油圧式のブレーキ49を装備している。
【0025】 次に、一方の走行装置24を逆転駆動する構造について説明する。図5に示す ように、第3伝動軸15の高速ギヤ16に咬合する第6ギヤ37が第4伝動軸2 7に相対回転自在に外嵌されると共に、第6ギヤ37と第4伝動軸27との間に 油圧多板式の逆転クラッチ30が設けられている。これにより、右のサイドギヤ 21R又は左のサイドギヤ21Lを、右第4ギヤ26R又は左第4ギヤ26Lに 咬合させた状態で逆転クラッチ30を入り操作すると、高速ギヤ16からの動力 が逆転状態で、且つ、1/2に減速されて一方の走行装置24に伝達される。そ して、これが超信地旋回状態である。
【0026】 そして、図5のミッションケース8に対して図4に示すような油圧回路が備え られており、切換レバー18を緩旋回位置及び超信地旋回位置に操作すると、制 御装置7により第2切換弁35が緩旋回クラッチ12に作動油を供給する緩旋回 位置35a、及び逆転クラッチ30に作動油を供給する超信地旋回位置35cに 操作される。これにより、切換レバー18を緩旋回位置に操作している状態にお いて、操作レバー39を中立位置Nから右又は左の第1旋回位置R1,L1に操 作すると、前述と同様に右又は左のサイドクラッチ25R,25Lの伝動遮断状 態が現出する。そして、右又は左の第2旋回位置R2,L2に操作すると、一方 の走行装置24が低速で正転駆動されて緩旋回が行える。
【0027】 次に、切換レバー18を超信地旋回位置に操作すると、第2切換弁35が超信 地旋回位置35cに切換操作される。この状態で、操作レバー39を中立位置N から右又は左の第1旋回位置R1,L1に操作すると、前述と同様に右又は左の サイドクラッチ25R,25Lの伝動遮断状態が現出する。
【0028】 次に、操作レバー39を右又は左の第1旋回位置R1,L1から右又は左の第 2旋回位置R2,L2に操作して行くと、右又は左のサイドギヤ21R,21L が右又は左第4ギヤ26R,26Lに咬合し、且つ、第2切換弁35が超信地旋 回位置35cに操作された状態で、前述と同様に可変リリーフ弁36が全開状態 から徐々に閉側に操作されて行く。これにより、逆転クラッチ30が作用し始め て右又は左の走行装置24が徐々に逆転駆動されて行き、機体は右又は左に超信 地旋回して行く。そして、操作レバー39の右又は左の第2旋回位置R2,L2 において、逆転速度が最大となる。
【0029】 次に、無段変速装置1を中立停止位置に操作した場合について説明する。 図4に示すようにポンプ32と第1切換弁33との間に、電磁操作弁5(油圧 操作手段に相当)が設けられている。この電磁操作弁5は、ポンプ32からの作 動油を第1切換弁33に供給する作業位置5aと、ポンプ32からの作動油を第 1切換弁33に供給して第1切換弁33の排油路を遮断し、ポンプ32からの作 動油を第2切換弁35にも供給する停止位置5bの2位置切換式であり、バネで 作業位置5a側に操作されている。
【0030】 第2切換弁35と緩旋回クラッチ12との間から分岐した油路51にブレーキ 49が接続されている。この油路51には、緩旋回クラッチ12への作動油をブ レーキ49に供給してブレーキ49を制動側に操作する供給位置52aと、ブレ ーキ49から作動油を排油してブレーキ49を制動解除側に操作する排油位置5 2bとの2位置に切換自在な、電磁操作弁52(油圧操作手段に相当)が設けら れており、この電磁操作弁52はバネで排油位置52b側に付勢されている。そ して、第2切換弁35と可変リリーフ弁36との間に、電磁開閉弁56(油圧操 作手段に相当)が設けられている。
【0031】 以上の構造により、作業者が変速レバー43を中立停止位置Nに操作して、中 立センサー44からの検出信号が制御装置7に入力されると、制御装置7により 電磁操作弁5が停止位置5bに操作され、切換レバー18の操作位置に関係なく 第2切換弁35が緩旋回位置35aに操作される。そして、電磁開閉弁52が供 給位置52aに操作され、電磁開閉弁56が閉位置に操作される。
【0032】 これにより、第1切換弁33の排油路が遮断された状態で作動油が第1切換弁 33に供給されるので、左右の油圧シリンダ31R,31Lに作動油が供給され て、左右のサイドギヤ21R,21Lが右及び左第4ギヤ26R,26Lに咬合 する。そして、ポンプ32からの作動油が電磁操作弁5、逆止弁53、油路34 及び第2切換弁35を介して緩旋回クラッチ12とブレーキ49に供給される。 これにより、緩旋回クラッチ12が伝動側に操作されブレーキ49が制動側に操 作されて、左右の走行装置24に制動が掛かり機体が停止するのである。
【0033】 図1及び図4の構成で示す中立センサー44に代えて、図6に示すように構成 してもよい。つまり、静油圧式の無段変速装置1において、変速レバー43と連 動連結されている変速用のトラニオン軸1aにギヤ54を固定し、ロータリ式の ポテンショメータ55(中立センサーに相当)において、その検出軸に固定した ギヤ55aをギヤ54に咬合させた構造である。これにより、ポテンショメータ 55からの出力が設定範囲内にあると、変速レバー43及びトラニオン軸1aが 中立停止位置Nにあると判断するのである。
【0034】 尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為に符号を記す が、該記入により本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】サイドクラッチ及び油圧シリンダ、サイドブレ
ーキ等の油圧回路図
ーキ等の油圧回路図
【図2】ミッションケース内の伝動構造を示す概略縦断
正面図
正面図
【図3】変速レバーのレバーガイドの平面図
【図4】第1別実施例におけるサイドクラッチ及び油圧
シリンダ、サイドブレーキ等の油圧回路図
シリンダ、サイドブレーキ等の油圧回路図
【図5】第1別実施例におけるミッションケース内の伝
動構造を示す概略縦断正面図
動構造を示す概略縦断正面図
【図6】第2別実施例における変速レバー及び中立セン
サー付近の側面図
サー付近の側面図
1 無段変速装置 5,6,52,56 油圧操作手段 24 走行装置 28 サイドブレーキ 25R,25L サイドクラッチ 31R,31L 油圧アクチュエータ 32 ポンプ 43 変速操作具 44,55 中立センサー 49 ブレーキ N 変速操作具の中立停止位置
Claims (2)
- 【請求項1】 走行用の動力を、無段変速装置(1)か
ら左右一対のサイドクラッチ(25R),(25L)を
介して左右一対の走行装置(24)に伝達するように構
成すると共に、ポンプ(32)からの作動油の給排操作
により、選択された一方のサイドクラッチ(25R),
(25L)を伝動遮断操作する油圧アクチュエータ(3
1R),(31L)と、前記ポンプ(32)からの作動
油の給排操作により、一方の走行装置(24)に制動を
掛ける油圧式のサイドブレーキ(28)とを備えた作業
車の走行伝動構造であって、 前記無段変速装置(1)を人為的に変速操作する変速操
作具(43)が中立停止位置(N)に操作されたことを
検出する中立センサー(44),(55)と、この中立
センサー(44),(55)の検出に基づいて、前記左
右の走行装置(24)に制動が掛かるように、前記ポン
プ(32)からの作動油により前記サイドブレーキ(2
8)を作動させる油圧操作手段(5),(6)を備えて
いる作業車の走行伝動構造。 - 【請求項2】 走行用の動力を、無段変速装置(1)か
ら左右一対のサイドクラッチ(25R),(25L)を
介して左右一対の走行装置(24)に伝達するように構
成すると共に、ポンプ(32)からの作動油の給排操作
により、選択された一方のサイドクラッチ(25R),
(25L)を、伝動遮断操作する油圧アクチュエータ
(31R),(31L)を備えた作業車の走行伝動構造
であって、 前記左右の走行装置(24)を制動可能な油圧式のブレ
ーキ(49)と、前記無段変速装置(1)を人為的に変
速操作する変速操作具(43)が中立停止位置(N)に
操作されたことを検出する中立センサー(44),(5
5)とを備え、この中立センサー(44),(55)の
検出に基づいて、前記ポンプ(32)からの作動油によ
り前記ブレーキ(49)を作動させる油圧操作手段
(5),(52),(56)を備えている作業車の走行
伝動構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992006022U JP2574364Y2 (ja) | 1992-02-17 | 1992-02-17 | 作業車の走行伝動構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992006022U JP2574364Y2 (ja) | 1992-02-17 | 1992-02-17 | 作業車の走行伝動構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0565759U true JPH0565759U (ja) | 1993-08-31 |
| JP2574364Y2 JP2574364Y2 (ja) | 1998-06-11 |
Family
ID=11627066
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992006022U Expired - Lifetime JP2574364Y2 (ja) | 1992-02-17 | 1992-02-17 | 作業車の走行伝動構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2574364Y2 (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62168763A (ja) * | 1986-01-21 | 1987-07-25 | Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd | 作業車輌における駐車ブレ−キ装置 |
| JPH0245276A (ja) * | 1988-08-04 | 1990-02-15 | Kubota Ltd | 作業車 |
-
1992
- 1992-02-17 JP JP1992006022U patent/JP2574364Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62168763A (ja) * | 1986-01-21 | 1987-07-25 | Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd | 作業車輌における駐車ブレ−キ装置 |
| JPH0245276A (ja) * | 1988-08-04 | 1990-02-15 | Kubota Ltd | 作業車 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2574364Y2 (ja) | 1998-06-11 |
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