JPH0565917A - 動圧空気軸受装置 - Google Patents

動圧空気軸受装置

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JPH0565917A
JPH0565917A JP25428391A JP25428391A JPH0565917A JP H0565917 A JPH0565917 A JP H0565917A JP 25428391 A JP25428391 A JP 25428391A JP 25428391 A JP25428391 A JP 25428391A JP H0565917 A JPH0565917 A JP H0565917A
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JP
Japan
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bearing
dynamic pressure
pressure air
rotating body
rotor
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Pending
Application number
JP25428391A
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English (en)
Inventor
Ryukichi Tsuno
柳吉 津野
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Nidec Instruments Corp
Original Assignee
Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0565917A publication Critical patent/JPH0565917A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 比較的容易に製作でき、かつ焼付を防止す
る。 【構成】 動圧空気軸受を構成する回転体2あるいは円
筒状軸受1の少なくとも一方の対向面に樹脂被膜14を
形成し、動圧発生用のスパイラル状の溝を形成した面若
しくはそれと対向する面のいずれかに疵や打痕による突
起13があっても、あるいは回転中の振動等に起因する
回転体2と軸受1との接触が生じても、回転体2と軸受
1との直接接触を防いで溶着が起らないようにしてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は動圧空気軸受装置に関す
る。更に詳述すると、本発明は、高速回転する軸例えば
レーザ走査用モータや高速スピンドルモータ等のような
高速で回転するモータのロータを支持するのに用いて好
適な動圧空気軸受に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザ走査用モータ、磁気ドラム用モー
タ、ジャイロモータあるいは高速スピンドルモータのよ
うな高速で回転するモータ等には、高速回転を可能とす
るため、回転に基づく相対運動による動圧空気でロータ
部を支持する動圧空気軸受が採用されている。この動圧
空気軸受は、回転体の外周面とこれを支承する円筒状の
軸受部材の内周面のいずれかの周面にスパイラル状の動
圧発生用溝を形成し、回転体と軸受部材との間で動圧空
気軸受を構成するようにしている。この動圧空気軸受
は、回転時に動圧を発生させて回転体を浮揚させて支持
するため、回転体と軸受部材との間には一定の軸受隙間
(通常、最大5μm)が形成されている。このため、回
転中に回転体と軸受部材とが接触して摩擦熱を発生し、
接触部分の溶融により軸と軸受が凝着するいわゆる焼付
現象を惹き起こす危険がある。一般的には起動停止時の
軸受負荷能力の低い状態での接触による摩耗が焼付の引
き金となるが、また外力を受けた際の振動等によって高
速回転時に接触する場合にも起こる。
【0003】そこで、従来は、高硬度で摩耗の少い材料
が焼付きに有利であるとの観点から、回転軸に焼入れ鋼
を使用し、更に硬質クロムメッキを施したり、または焼
入硬化型のステンレス鋼を使用する場合が多い。また、
相手側の軸受部材にも同様の材料を使用するか、銅合金
を使用する場合が多い。また、セラミック質材料で軸受
を形成したり、軸受内面又は回転軸表面へセラミック質
材料の被覆を実施することも考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、焼入れ
鋼などの硬質金属材料の使用が完全な焼付対策となって
いないことは、衆目の一致するところであり、かかる動
圧軸受の泣き処ともなっている。また、セラミック系材
料の使用は技術的、コスト的に難点を有し、実用的とは
言い難い。即ち、セラミックは硬質で加工精度が出し難
いことから、数μmの軸受隙間をあけかつ5〜20μm
の浅いスパイラル状の溝を必要とする動圧空気軸受の製
作には不向きである。
【0005】本発明は、比較的製作工法が容易であり、
かつ焼付を生じることのない動圧空気軸受を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明は、回転軸とそれを回転自在に支持する軸受
部材との相対向する面のいずれかにスパイラル状の溝を
設け、回転時に前記スパイラル状溝の作用で軸受隙間の
空気圧を高めて軸受荷重を支承する動圧空気軸受におい
て、前記回転軸と前記軸受部材との対向面の少なくとも
いずれか一方に樹脂被膜を形成するようにしている。こ
こで、樹脂被膜は、軸受隙間以上の厚さで、回転時の軸
受内発熱に因る熱膨張によって悪影響が出ない程度の厚
さ、好ましくは軸受隙間の2倍以上の厚さで、回転時の
軸受内発熱に因る熱膨張によって悪影響が出ない程度の
厚さ、最も好ましくは約10μmの厚さに形成されてい
る。また、樹脂被膜の材料は特に限定されるものではな
いが、エポキシ樹脂、ポリ塩化ビニル、ナイロン等が好
ましいものの1つとして挙げられる。
【0007】
【作用】したがって、回転中に回転体と軸受部材とが接
触しても、金属と樹脂との接触であるため柔かい樹脂側
が摩耗し焼付けを起こすことはない。しかも、摩耗粉は
微細粉末となって動圧空気の流れと共にスパイラル状溝
内を通過して軸受外部に排出される。
【0008】
【実施例】以下、本発明の構成を図面に示す実施例に基
づいて詳細に説明する。尚、本実施例はレーザプリンタ
やファクシミリ等の光学走査装置に使用されているポリ
ゴンミラーを高速回転させるモータに適用したものであ
る。
【0009】図1に本発明の動圧空気軸受を組込んだポ
リゴンミラー駆動用モータの一実施例を示す。このポリ
ゴンミラー駆動用モータは、ポリゴンミラー7を支持す
る円筒状の回転体(ロータ)2と、この回転体2を嵌合
させて該回転体2との間に動圧空気軸受を構成する円筒
状軸受1と、この円筒状軸受の中央に設置されステータ
組を構成する鉄心4と駆動用巻心(コイル)5と、前記
回転体2の内周面に固着されロータ組を構成する駆動用
マグネット3とから主に成る。ロータ組とステータ組と
の間、例えば回転軸心上において対向する鉄心4の上端
と回転体2とに夫々回転体浮上用のマグネット6a,6
bが設けられている。マグネット6a,6bは同極同士
を向い合せてその反撥力により回転体2を浮上させ、ス
ラスト方向においてロータ組とステータ組とが非接触と
なるように支承している。また、回転体2にはポリゴン
ミラー7等の被回転物が取付けられる。更に、回転体2
の下方には回転を検知するためのセンサー等の電子部品
8が取付けられる。回転体2の外周面には、図2に示す
ように、動圧発生のためのスパイラル状の溝9がエッチ
ングなどによって5μm〜20μmの深さで形成されて
いる。この回転体2の上部にはポリゴンミラー7を嵌め
込むためのボス10が、中央部にはエアポケット用の溝
11が設けられている。尚、回転体2の内部空間と外部
とは図示していない小径の連通孔を以って連通されてい
る。
【0010】以上のように構成されたポリゴンミラー駆
動用モータによると、駆動コイル5に通電されると、駆
動用マグネット3が回転付勢されて回転体2がポリゴン
ミラー7と共に回転を開始する。このとき、回転中、ス
パイラル状溝9の中の空気は圧縮され且つ空気圧を高め
ながら1対のスパイラル状溝9のお互いの近接する端部
へ向って流れ、溝11に達し更に図1の空気導通孔12
を経て外部へ流通する。
【0011】このような構造の動圧空気軸受の回転体2
を加工するには、焼入鋼等の研削によるよりは、アルミ
合金を旋削加工して作成する方が加工コストの点で遥か
に有利である。また、軸受1も熱膨張係数を合せる意味
から、同じアルミ合金を使用することが望ましい。しか
しながらアルミ合金は軟いため、加工々程等で疵、打痕
が付き易いという欠点がある。通常、疵や打痕は、せっ
かく平滑に仕上げられた表面へ数μm程度の突起13を
局所的に形成することが避けられない。これらの突起1
3は、通常アルミ合金に対して実施されるメッキやアル
マイト等の表面処理によっても改善されず、この部分の
接触により容易に焼付の原因となることがわかった。し
たがって、加工工程や組立工程時に疵等を付けないよう
に取扱いに注意が必要であるし、良品と不良品との検査
選別の手間がかかり、更に不良品の廃却ロス等、大きな
支障となっている。
【0012】このような疵、打痕による焼付の防止に
は、軸受1若しくは回転体2の少なくとも一方の対向面
へ樹脂被膜14を施すこと、好ましくは軸受隙間の2倍
以上の厚さの樹脂を塗布することが極めて有効である。
【0013】以下樹脂被膜14について詳細に述べる。
【0014】図3に軸受1と回転体2が軸受隙間eで嵌
合されている状態を示す。同図において、回転体2の表
面には高さdの疵ないし打痕による突起13が生じてい
る。
【0015】この状態において、今、d>2eの場合、
組立時の嵌合は困難であり、直ちに不良品と判明する。
【0016】しかし、2e≧d≧eの場合、回転体2は
軸受1に嵌合するものの回転時の正常な軸受隙間はeで
あるから、回転の初期に焼付をおこす危険は極めて大き
い。
【0017】更に、d<eの場合、正常回転の状態では
焼付は起こらない。しかしながら、回転体2は偏肉に基
づく遠心力に起因する軸振れや、外部振動、外部モーメ
ント等の作用により、軸受隙間eが変動する。したがっ
て、この場合でも焼付の危険を有している。
【0018】図4は軸受1の内面へ厚さtの樹脂層14
が被覆されており、前述のように回転体2と軸受1との
嵌合が可能な限界であるd=2eの突起13を有する回
転体2が嵌合されている状態を示す。突起13の近傍に
於ける軸受隙間は2eとなっており、この状態で回転を
始めると、正常な軸受隙間eとなるためには突起13と
樹脂層14との間に摩滅が進行しなければならない。通
常、この接触点が金属同士の場合は前述のように摩擦熱
で溶融し、凝着焼付をおこす。しかしながら金属と樹脂
の場合、お互いに溶け合うことはないので、突起13部
分かあるいはそれに接触している樹脂部分14の摩耗が
進行するのみで焼付きをおこすことはない。摩耗粉は微
細粉末となって、空気の流れと共に図2に示す動圧発生
用の溝9を経て、溝11に至り更に空気孔12から排出
される。
【0019】図5は樹脂層14の摩滅のみが進行し、遠
心力、外部振動等の作用で、軸受隙間eが零となるまで
偏った状態を示す。この状態においてt≧d=2eであ
れば突起13からは軸受1の表面まで到達することはな
い。この状態において、接触は平滑面同士となり接触面
が拡大し、深さ方向の摩滅は減少する。
【0020】本来、回転体2は遠心力の基となる偏肉を
修正するいわゆるダイナミックバランス(バランスプレ
ートを回転体2に装着したり、回転体2にバランス調整
用の穴を明ける)を取るのが通常であり、定常的にe=
0となることはない。したがって図5の状態まで進行す
ることは偶発的な外力によって、稀におこる程度であろ
う。
【0021】疵、打痕などによる突起13が無い場合で
も、前述のように偶発的な外力により、たまたま軸受隙
間eが零となっても、樹脂と金属との組合せは焼付に対
して有効である。この樹脂被膜14は軸受1側に形成し
てもよいし、回転体2側であってもよい。樹脂被膜の層
14の厚さは前述のようt≧2eであれば効果的であ
る。通常、軸受隙間eは最大5μm程度に設定されるた
めt≧10μmであればよい。
【0022】一方、動圧空気軸受は一般に高速回転で使
用される例が多く、その場合、軸受隙間eの空気流の粘
性抵抗のために発熱量が大きく、それによる熱膨張の影
響を受け易い。しかも、軸受隙間eは小さくかつかなり
厳密に設定されるため、熱膨張は小さく抑えねばならな
い。そこで、樹脂層14は一般に熱膨張係数が大きく、
又熱伝導率も金属より小さいので、塗布する樹脂層14
の厚さはできるだけ薄い方がよい。このため、樹脂被膜
14の厚さは約10μm程度とすることが好ましい。
【0023】樹脂被膜14を形成するための樹脂の塗布
方法は、エポキシ樹脂等の電着塗装が膜厚の均一性、膜
厚管理の点から好ましい。その他、エポキシ樹脂、ポリ
塩化ビニル、ナイロン等の静電乾式吹付塗装、流動浸漬
塗装があり、この場合は膜厚管理に難点があるため、ス
パイラル溝9を加工してない側例えば図1の実施例の場
合には軸受1側へ厚目に塗装し、その後旋削加工により
直径を仕上げるのがよい。
【0024】他方、相手となる回転体2または軸受1の
対向面には無電解ニッケルメッキ、アルマイト等の表面
処理を施したり、場合によっては同様の樹脂層を適当な
厚さで塗布してもよい。この場合、相手となる樹脂層と
溶着をおこさない樹脂組合せを選定する必要があるが、
これはそれほど困難な作業ではない。
【0025】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
の動圧空気軸受は、回転体あるいは円筒状軸受の少なく
とも一方の対向面に樹脂被膜を形成するようにしている
ので、表面の疵や打痕による突起があっても、あるいは
回転中の振動等に起因する回転体と軸受との接触が生じ
ても、樹脂皮膜が接触して軸と軸受との直接接触を防い
で溶着が起るのを防止する。特に、樹脂被膜の肉厚を軸
受隙間の2倍以上、好ましくは約10μmにした場合、
樹脂被膜が熱伝導、熱膨張を阻害することなく、焼付を
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の動圧空気軸受をポリゴンミラー用モー
タに実施した一例を示す中央縦断面図である。
【図2】回転体の表面に形成された動圧発生用溝の一例
を示す正面図である。
【図3】従来の動圧空気軸受の回転体と軸受との関係の
一例を示す部分拡大縦断面図である。
【図4】本発明の要部たる回転体と軸受との対向面部分
を拡大して示す部分拡大断面図である。
【図5】本発明の要部たる回転体と軸受との対向面部分
の他の実施例を示す部分拡大断面図である。
【符号の説明】
1 円筒状軸受 2 回転体 9 動圧発生用の溝 13 突起 14 樹脂被膜

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸とそれを回転自在に支持する軸受
    部材との相対向する面のいずれかにスパイラル状の溝を
    設け、回転時に前記スパイラル状溝の作用で軸受隙間の
    空気圧を高めて軸受荷重を支承する動圧空気軸受におい
    て、前記回転軸と前記軸受部材との対向面の少なくとも
    いずれか一方に樹脂被膜を形成したことを特徴とする動
    圧空気軸受装置。
  2. 【請求項2】 前記樹脂被膜は前記軸受隙間以上の厚さ
    で、回転時の軸受内発熱に因る熱膨張によって悪影響が
    出ない程度の厚さであることを特徴とする請求項1記載
    の動圧空気軸受装置。
  3. 【請求項3】 前記樹脂被膜は前記軸受隙間の2倍以上
    の厚さで、回転時の軸受内発熱に因る熱膨張によって悪
    影響が出ない程度の厚さであることを特徴とする請求項
    3記載の動圧空気軸受装置。
  4. 【請求項4】 前記樹脂被膜は約10μmであることを
    特徴とする請求項1記載の動圧空気軸受装置。
JP25428391A 1991-09-06 1991-09-06 動圧空気軸受装置 Pending JPH0565917A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6465322A (en) * 1987-09-04 1989-03-10 Yobea Rulon Kogyo Kk Dynamic pressure fluid bearing
JPH01150018A (ja) * 1987-12-02 1989-06-13 Yobea Rulon Kogyo Kk 動圧流体軸受

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6465322A (en) * 1987-09-04 1989-03-10 Yobea Rulon Kogyo Kk Dynamic pressure fluid bearing
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