JPH0566189U - 框 - Google Patents

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JPH0566189U
JPH0566189U JP580292U JP580292U JPH0566189U JP H0566189 U JPH0566189 U JP H0566189U JP 580292 U JP580292 U JP 580292U JP 580292 U JP580292 U JP 580292U JP H0566189 U JPH0566189 U JP H0566189U
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frame
door
pressing
piece
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周一 八幡
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 埋木の設けられている戸本体に固定できるの
みならず、埋木の設けられていない戸本体にも固定でき
る框を提供することにある。 【構成】 吊り戸の本体をなす吊り戸本体30の表裏両
面の縁をその両面から挟んで固定できるように形成させ
た押圧回動片16及び押圧固定片17と、押圧回動片1
6及び押圧固定片17の各々の反吊り戸本体30側開放
端を連結させるために押圧回動片16及び押圧固定片1
7に連設させた平板固定部10Bと、この平板固定部1
0Bの反吊り戸本体30側に延設させた把手部10Cと
から構成され、前記押圧回動片16を平板固定部10B
に対して回動可能に形成させた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は框、更に詳しくは、埋木の設けられている戸本体に固定できるのみ ならず、埋木の設けられていない戸本体にも固定できる框に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
建物の開口部に設けられる戸は、一般に、戸の本体をなす戸本体とこの戸本体 の周囲等に設けられる框とから構成され、引き戸、吊り戸等種々のものがある。 框をその構成要素とするこれら種々の戸のうち、吊り戸を例にとってその概略 を図5に従って説明し、次にこの吊り戸に設けられた従来の框について説明する 。ここで図5は、従来の吊り戸用の框の一実施例を示す使用状態部分斜視図であ る。
【0003】 従来の吊り戸80は、吊り戸80の本体をなす板状の吊り戸本体90と、この 吊り戸本体90の左右両側の縦辺に固定された長尺状の框120とから構成され ていた。更に、この吊り戸本体90は、その骨組み材となる長尺状の埋木92を 吊り戸本体90の両側等の適切箇所に有するとともに、この埋木92を平板によ りサンドイッチ状に挟んで形成されていた。
【0004】 框120は、このような吊り戸本体90の両側に設けられた埋木92に固定さ れ、吊り戸本体90の端部を装飾すると共に吊り戸80を開閉する際の把手の役 割を果たす部材であった。また、この框120は、上記のように吊り戸80の把 手として持ち易くするために水平断面がほぼH字形に形成され、吊り戸本体90 の埋木92に木ネジ等を用いて固定できるように形成されていた。
【0005】 この埋木92は、吊り戸本体90の両側等に設けると非常に手間がかかってい たため、吊り戸本体90の生産コストも高くならざるを得なかった。 このようなことは、吊り戸の吊り戸本体に限らず、埋木を使用する他の戸の戸 本体にも共通して言えることであった。 なお、詳しい図示は省略するものの、吊り戸80を開口部に対して開閉可能と するために、吊り戸80の上端部には吊り戸用戸車100が設けられ、開口部の 上側横辺にはこの吊り戸用戸車100の軌道とするために上レール60が設けら れていた。この上レール60は、蟻溝等の適切な溝を有する長尺部材であり、そ の溝の開口部を適切な方向に向けて上記箇所に設けられていた。
【0006】 また、吊り戸80を上レール60から吊った場合に、吊り戸80の下端部を自 由端としておくと、吊り戸80を開閉する際に吊り戸80が不安定となるため、 これを防止すべく吊り戸80の下端部に振れ止め具110が設けられていた。そ して、開口部の下側横辺にはこの振れ止め具110の軌道とするために下レール 70が設けられていた。この下レール70は、蟻溝若しくは断面形状がコ字状等 の適切な溝を有する長尺部材であり、その溝の開口部を上側にして上記箇所に設 けられていた。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記した従来の框は埋木が使用された戸本体のみに固定可能なように 形成されていたため、埋木が使用されていない戸本体への固定に苦慮していた、 といった問題点があった。 そこで、本考案が解決しようとする課題は、埋木の設けられている戸本体に固 定できるのみならず、埋木の設けられていない戸本体にも固定できる框を提供す ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記した解決課題を達成するためのものである。 請求項1記載の框は、戸本体の表裏両面の縁をその両面から挟んで固定できる ように形成した2枚の平板と、これら2枚の平板各々の反戸本体側開放端を連結 させるために両平板に連設した平板固定部とから形成され、前記平板の少なくと も1枚を平板固定部に対して回動可能に形成したことを特徴とする。
【0009】 請求項2記載の框は、請求項1記載の框において、2枚の平板の少なくとも1 枚を平板固定部に対して回動可能にする手段として、2枚の平板と平板固定部と のそれぞれの連設部分の少なくとも一方に平板を折曲可能とする溝を設けたこと を特徴とする。 請求項3記載の框は、請求項1又は請求項2記載の框において、少なくとも一 方の平板の内面であって戸本体に面する部分に、戸本体に食い込む食いつき部を 形成したことを特徴とする。
【0010】 請求項4記載の框は、請求項1、請求項2又は請求項3記載の框において、平 板の内面に戸本体先端部が接触する複数の凸部を設けたことを特徴とする。
【0011】
【作 用】
請求項1記載の框によれば、以下のような作用を奏する。 即ち、2枚の平板の少なくとも1枚を平板固定部に対して回動させて戸本体の 表裏両面の縁をその両面から挟むことによって、框が戸本体に固定される。 請求項2記載の框によれば、請求項1記載の框と同様の作用を奏する他、2枚 の平板と平板固定部とのそれぞれの連設部分の少なくとも一方に平板を折曲可能 とする溝を設けたことによって、平板が平板固定部に対して容易に回動する。
【0012】 請求項3記載の框によれば、請求項1又は請求項2記載の框と同様の作用を奏 する他、2枚の平板を戸本体に押圧固定する際に、両平板の食いつき部が戸本体 に食い込んで、框が戸本体に確実に押圧固定される。 請求項4記載の框によれば、請求項1、請求項2又は請求項3記載の框と同様 の作用を奏する他、複数の凸部のうち、戸本体先端部を接触させるべき凸部を任 意に選択することによって、框の戸本体への押圧固定位置が容易に決定される。
【0013】
【実施例】
先ず、本考案の一実施例に係る框10を設ける戸を、吊り戸を例にとって図1 に従って説明する。ここで図1は、本考案の一実施例を示す断面図である。 なお、前述の従来例で示した上レール60及び下レール70は、本実施例にお いても同一番号を付して用いることとする。
【0014】 吊り戸40は、吊り戸40の本体をなす吊り戸本体30と、この吊り戸本体3 0の縦辺に設けられる框10とから構成されている。 更に、この吊り戸本体30は、埋木の代わりに吊り戸本体30の芯となる板状 の芯材30Bと、この芯材30Bをその両面からサンドイッチ状に挟んで芯材3 0Bを補強固定するための薄板状の表面材30Aとから形成されている。
【0015】 芯材30Bは、適切な厚さを有しており、吊り戸40の軽量化を図るべく素材 としていわゆる発泡性部材、例えば発泡スチロールを用いている。また、表面材 30Aの素材として金属を用いている。なお、この表面材30Aは芯材30Bに 接着剤を用いて固定される。 吊り戸本体30を上述のように形成することによって、埋木を設ける手間がな くなるとともに、吊り戸本体30の生産コストを下げることができる。
【0016】 次に、このような吊り戸本体30の縦辺に沿って設けることができるように形 成させた請求項1及び請求項2記載の框の一実施例に係る構成について、図1に 従ってまとめて説明する。 本考案の一実施例に係る框10は、吊り戸40の本体をなす吊り戸本体30の 表裏両面の縁をその両面から挟んで固定できるように形成させた2枚の平板から なる吊り戸本体固定部10Aと、各々の平板の反吊り戸本体30側開放端を連結 させるために両平板に連設させた平板固定部10Bを設け、この平板固定部10 Bの反吊り戸本体30側に延設させた把手部10Cとから構成されており、前記 平板の1枚を平板固定部10Bに対して回動可能に形成させたものである。
【0017】 このような構成からなる框10について、図1、図2に従って更に詳しく説明 する。ここで図2は、本考案の一実施例を示す使用状態部分斜視図である。なお 、説明の便宜上、図1において上側を吊り戸本体30の裏側とし、下側を吊り戸 本体30の表側とする。 吊り戸本体固定部10Aは、吊り戸本体30の表裏両面の縁をその両面から挟 めるように形成させた2枚の平板からなっている。この2枚の平板のうち、吊り 戸本体30の表側を押圧する平板が押圧固定片17であり、吊り戸本体30の裏 側を押圧する平板が押圧回動片16である。
【0018】 押圧回動片16は、押圧回動片固定用ビス25により吊り戸本体30に固定さ れる。従って、押圧回動片16の適切な位置には、押圧回動片固定用ビス25を 押圧回動片16に通すためにビス孔24が、適切個数、適切間隔で設けられてい る。そして、押圧回動片16と対向する押圧固定片17の内面には、このビス孔 24に対応する位置に押圧回動片固定用ビス25の先端部を受けるためのビス受 け凸部22を突設させている。このビス受け凸部22には、図示例は省略するも のの、押圧回動片固定用ビス25をねじ込むための雌ネジが形成されている。
【0019】 なお、吊り戸本体30の適切位置には、この押圧回動片固定用ビス25を通す ための貫通孔とビス受け凸部22をはめ込むための孔とを框10を固定する前に 予め設けておく。 次に、平板固定部10Bについて説明する。 平板固定部10Bは、上記押圧回動片16及び押圧固定片17の各々の平板の 反吊り戸本体30側開放端を連結させるために、押圧回動片16及び押圧固定片 17に連設させたものである。
【0020】 本実施例において平板固定部10Bには、長手方向の両端が開放された角筒を 用いている。この平板固定部10Bの長手方向の長さは、吊り戸本体30の長手 方向の長さと略同じに形成されている。 また、吊り戸40を上レール60から吊り下げるための吊り戸用戸車130を 角筒で適切に支持固定するために、吊り戸本体30の横辺と平行となるように角 筒の対向する内壁面のそれぞれから角筒の内方に向かって、戸車支持用突片26 を突設させている。そして、同一出願人により出願された吊り戸用戸車130( 詳細については後述する。)を框10の平板固定部10Bに固定するために、角 筒の表側の面の上部の適切な位置に、適切な大きさの四角の貫通孔である高さ調 整ネジ窓27を設けている。
【0021】 このように形成される平板固定部10Bに対して前記押圧回動片16を回動可 能とするために、押圧回動片16の反吊り戸本体30側の端部の内面に、押圧回 動片16を折曲可能とする適切な深さの折り曲げ溝18を形成させている。この 折り曲げ溝18を設けた構成は、請求項2記載の框の一実施例に係る構成に相当 するものである。
【0022】 次に、把手部10Cについて説明する。 把手部10Cは、断面がL形の長尺片であるL形把手12を吊り戸本体30の 表側に開口部13ができるように平板固定部10Bの反吊り戸本体30側に延設 させたものである。このようにL形把手12と平板固定部10Bとの間に開口部 13を形成させたのは、人が指先を引っ掛けて吊り戸40の開閉をしやすくする ためである。
【0023】 また、このL形把手12の反吊り戸本体30側の面であって建物の開口部縦辺 と面する部分には、吊り戸40を閉じた際に生じる衝撃を和らげるために弾性体 たる緩衝材14をL形把手12に固定可能とするために、適切な緩衝材固定用凸 条15を設けている。この緩衝材14には、ゴムを用いている。 次に、請求項1及び請求項2記載の框の上記一実施例の作用をまとめて説明す る。
【0024】 上記実施例の框10によれば、押圧回動片16と押圧固定片17との間に吊り 戸本体30を配置させ、押圧回動片16を平板固定部10Bに対して回動させて 吊り戸本体30の表裏両面の縁をその両面から挟み、更に押圧回動片固定用ビス 25で押圧回動片16を吊り戸本体30に固定することによって、框10を吊り 戸本体30に固定する。
【0025】 次に、上記実施例の効果をまとめて説明する。 上記実施例の框10によれば、押圧回動片16と押圧固定片17との間に吊り 戸本体30を配置させ、押圧回動片16を平板固定部10Bに対して回動させて 吊り戸本体30の表裏両面の縁をその両面から挟み、更に押圧回動片固定用ビス 25で押圧回動片16を吊り戸本体30に固定することによって、框10を吊り 戸本体30に固定することができる。
【0026】 従って、押圧回動片16と押圧固定片17とで吊り戸本体30を挟むことによ って框10を吊り戸本体30に固定することができるので、吊り戸本体30の埋 木の有無に影響されずに、框10の吊り戸本体30への取り付けが可能となる。 即ち、埋木の設けられている従来の吊り戸本体に固定できるのみならず、埋木 の設けられていない吊り戸本体にも固定できる框を提供することができる。
【0027】 また、請求項2記載の框の実施例によれば、押圧回動片16の反吊り戸本体3 0側の端部の内面に、押圧回動片16を折曲可能とする適切な深さの折り曲げ溝 18を形成させたことによって、請求項1記載の框の実施例に係る効果と同様の 効果を奏する他、平板固定部10Bに対する押圧回動片16の回動を容易に行う ことができる。
【0028】 次に、上記実施例のバリエーションをまとめて説明する。 上記実施例においては、押圧回動片16の反吊り戸本体30側の端部の内面に 折り曲げ溝18を形成することによって、押圧回動片16を平板固定部10Bに 対して回動可能に形成させるとして説明したが、平板固定部10Bと押圧回動片 16との間に丁番を設けることによって、押圧回動片16を平板固定部10Bに 対して回動可能に形成させてもよい。
【0029】 また、押圧回動片16のみを平板固定部10Bに対して回動可能に形成させる として説明したが、押圧回動片16と押圧固定片17との両方を平板固定部10 Bに対して回動可能に形成させてもよい。 即ち、具体的には、押圧回動片16と押圧固定片17のそれぞれの反吊り戸本 体30側の端部の内面に、前記折り曲げ溝18に相当するような溝を形成させた り、丁番を設けることによって、押圧回動片16と押圧固定片17の両方を平板 固定部10Bに対して回動可能に形成させてもよい。
【0030】 押圧回動片16と押圧固定片17とを吊り戸本体30に押圧固定するに際して は、上記のようにビス止め固定をしないで、接着剤により固定してもよい。また 、更にビスと接着剤とを併用して固定してもよい。 一方、平板固定部10Bには、角筒を使用するものとして説明したが、円筒そ の他の水平断面形状の筒体であってもよく、さらには、中実状のものであっても よい。
【0031】 また、把手部10Cには、断面がL形の長尺片であるL形把手12を吊り戸本 体30の表側に開口部13ができるように、平板固定部10Bの反吊り戸本体3 0側に延設させるものとして説明したが、人が指先を引っ掛けて吊り戸40の開 閉をしやすくできれば、上記実施例に限られない。 なお、上記実施例においては框10を縦框として用いているが、把手部10C を平板固定部10Bに延設させないで横框として用いてもよい。
【0032】 次に、請求項3記載の框の一実施例に係る構成を説明する。 請求項3記載の框は、請求項1又は請求項2記載の框の押圧回動片16及び押 圧固定片17を吊り戸本体30に確実に固定させるために、押圧回動片16及び 押圧固定片17の開放端側の内面であって吊り戸本体30と面する適切長さの部 分に、適宜の微細な凸条を形成した食いつき部19を有する構成となっている。 本実施例においては、食いつき部19として、水平断面形状が三角形の凸条を上 記部分に連続して形成させている。
【0033】 つづいて、上記一実施例に係る作用を説明する。 即ち、請求項1又は請求項2記載の框と同様の作用を奏する他、押圧回動片1 6及び押圧固定片17の開放端側であって吊り戸本体30と面する部分に、吊り 戸本体30に食い込むための食いつき部19を設けたことによって、押圧回動片 16及び押圧固定片17を吊り戸本体30に押圧したときに、食いつき部19が 吊り戸本体30に食い込んで吊り戸本体30に確実に押圧固定される。
【0034】 請求項3記載の框の実施例の効果としては、食いつき部19を上記部分に形成 させたことによって、請求項1又は請求項2記載の框と同様の効果を奏する他、 押圧回動片16及び押圧固定片17を吊り戸本体30に押圧したときに、食いつ き部19が吊り戸本体30に食い込んで吊り戸本体30に確実に押圧固定できる 。
【0035】 次に、上記実施例のバリエーションについて説明する。 上記実施例においては、食いつき部19として、水平断面形状が三角形の凸条 を連続して設けるものとして説明したが、円形その他の断面形状の凸条であって もよく、また更に、不連続に設けてもよい。 また、このように形成した食いつき部19に接着剤を塗布してから、押圧回動 片16及び押圧固定片17を吊り戸本体30に押圧することによって、框10を 吊り戸本体30に更に確実に押圧固定することもできる。
【0036】 次に、請求項4記載の框の一実施例に係る構成を説明する。 即ち、押圧回動片16と押圧固定片17とで吊り戸本体30を適切な固定位置 に導いて挟むために、請求項1、請求項2又は請求項3記載の框の押圧回動片1 6と押圧固定片17の内面の適切な位置に、凸部としての吊り戸本体固定位置調 整用凸条20が、それぞれ対向するように複数設けられた構成となっている。こ の吊り戸本体固定位置調整用凸条20は、押圧回動片16と押圧固定片17の内 面に適切間隔、適切高さで形成され、更にその水平断面形状は、三角形として形 成されている。
【0037】 つづいて、上記実施例の作用としては、請求項1、請求項2又は請求項3記載 の框の一実施例に係る作用と同様の作用を奏する他、押圧回動片16と押圧固定 片17の内面に適切間隔で設けられた複数の吊り戸本体固定位置調整用凸条20 のうち、いずれかを任意に選択することによって、吊り戸本体30への押圧固定 位置が決定される。
【0038】 また、上記実施例の効果としては、請求項1、請求項2又は請求項3記載の框 の一実施例に係る効果と同様の効果を奏する他、次の効果を奏する。即ち、押圧 回動片16と押圧固定片17の内面に適切間隔で設けられた複数の吊り戸本体固 定位置調整用凸条20のうち、いずれかを任意に選択することによって、框10 を吊り戸本体30に押圧固定する際に、吊り戸本体30の先端部が吊り戸本体固 定位置調整用凸条20に接触して引っ掛かるため、吊り戸本体30への適切な固 定位置を容易に決定することができる。
【0039】 次に、上記実施例のバリエーションを説明する。 即ち、上記実施例においては、押圧回動片16と押圧固定片17の内面の適切 な位置に、吊り戸本体固定位置調整用凸条20を形成するものとして説明したが 、吊り戸本体30への押圧固定位置を容易に決定できれば、凸条に限られず、適 切な形状の突起を上記位置に形成させてもよい。また、複数の吊り戸本体固定位 置調整用凸条20を形成させる間隔を変えることによって、框10の吊り戸本体 30への押圧固定位置の調節が可能となる。
【0040】 前述したように本実施例においては、同一出願人により出願された吊り戸用戸 車130を框10の平板固定部10Bに固定するために、平板固定部10Bの表 側の面の上部の適切な位置に、適切大きさの貫通孔である高さ調整ネジ窓27を 設けている。また、更に角筒の内壁面の適切な位置には、吊り戸用戸車130を 框10の平板固定部10Bに固定するために、戸車支持用突片26を突設させて いる。なお、戸車支持用突片26と角筒の前壁とで形成される空間が、戸車挿入 部29である。
【0041】 この高さ調整ネジ窓27及び戸車支持用突片26とによって、框10の平板固 定部10Bに固定される吊り戸用戸車130の構成について、図2〜図4に従っ て以下に説明する。ここで図3は、図2に示す吊り戸用戸車の斜視図であり、図 4は、図2に示す振れ止め具の斜視図である。 吊り戸用戸車130は、吊り戸40の上下方向に移動自在に支持される挿入固 定片131Dと、挿入固定片131Dの上縁から垂直上方に延設させた固定板1 31Aと、この固定板131Aの上縁から斜め上方に向かって延設させた斜板1 31Bと、この斜板131Bの上縁から垂直上方に連設したローラー固定板13 1Cとから一体に形成されている。
【0042】 固定板131Aは、その下縁から垂直下方に向かって、雄ネジ部133を有し ている。更に、この雄ネジ部133は、雄ネジ部133にねじ込み可能な高さ調 整用ネジ134を有している。ローラー固定板131Cは、上レール60に沿っ て回転可能に形成されたローラー136を有するように形成されている。 このように形成される吊り戸用金具130の上記各構成部分について、更に詳 しく説明する。
【0043】 固定板131Aは、吊り戸用戸車130を吊り戸40に固定するための部分で あり、板状部材である。 斜板131Bは、吊り戸40を上レール60から吊り下げた場合における吊り 戸40の重心位置を調節するために形成させたものであり、板状部材である。 そして、この斜板131Bの上縁から上方に立設させたものがローラー固定板 131Cである。このローラー固定板131Cは、上レール60に沿って回転可 能に形成させたローラー136を有する部分であり、平板状に形成させている。 このローラー136の素材としては、プラスチックが用いられている。また、本 実施例においては、ローラー136を回転自在に支持するローラー回転軸137 をローラー固定板131Cの上部の適切な位置に2つ設けている。
【0044】 挿入固定片131Dは、上記固定板131Aの長手方向の端部両側の下縁から 下方に向かって2枚延設させたものであり、挿入固定片131Dどうしの間は、 適切な間隔を有している。挿入固定片131Dの長さは、吊り戸40を上レール 60から吊る場合に調整するべき高さに相当するように形成されている。このよ うに形成される挿入固定片131Dは、框10の平板固定部10Bの角筒の上部 開放端に形成された戸車挿入部29に挿入され、上下方向に移動自在に支持され る。
【0045】 雄ネジ部133は、固定板131Aの下縁から垂直下方に向かって延設され、 かつ、上記挿入固定片131Dと挿入固定片131Dの間に形成されたものであ る。この雄ネジ部133の長さは、挿入固定片131Dの長さよりもやや小さく 形成させている。 高さ調整用ネジ134は、適切な厚さの円盤であり、この円盤の中心軸に沿っ て上記雄ネジ部133にねじ込み可能なネジ孔132が設けられている。また、 この高さ調整用ネジ134の外周面上には、高さ調整用ネジ134を回して高さ 調整する際の滑り止めとするために、適切な溝が形成されている。また、高さ調 整用ネジ134の大きさは、高さ調整用ネジ134が挿入固定片131Dに接触 しないようにしつつ、雄ネジ部133にねじ込めるように形成させている。
【0046】 なお、ローラー136以外の吊り戸用戸車130の素材としては、鉄等の金属 が用いられている。 この雄ネジ部133にねじ込まれた高さ調整用ネジ134の外周部の一部を、 框10の外表面から出すために框10の適切な位置に設けた貫通孔が、高さ調整 ネジ窓27であり、前述した通りである。
【0047】 このように構成される吊り戸用戸車130は、本実施例においては吊り戸40 の上部の左右両側にそれぞれ1個ずつ設けられている。 次に、吊り戸用戸車130の作用について説明する。 先ず、吊り戸用戸車130から高さ調整用ネジ134を外した状態を考える。 予め、高さ調整用ネジ134を框10の高さ調整ネジ窓27から適宜挿入して おく。次に、この高さ調整用ネジ134に吊り戸用戸車130の雄ネジ部133 がねじ込めるように、框10の上部から吊り戸用戸車130の挿入固定片131 Dを戸車挿入部29に挿入して支持させる。
【0048】 そして、雄ネジ部133に高さ調整用ネジ134のネジ孔132を当てがった 後、高さ調整用ネジ134の外周部を指で押圧しながら動かすことにより高さ調 整用ネジ134を回して雄ネジ部133にねじ込む。 この場合において、高さ調整用ネジ134自身はその上下面を高さ調整ネジ窓 27によって拘束されているので、上下方向に動くことはない。従って、雄ネジ 部133に高さ調整用ネジ134をねじ込んで、雄ネジ部133と高さ調整用ネ ジ134とを一体にすることによって、吊り戸用戸車130が吊り戸40に固定 される。
【0049】 そして、吊り戸用戸車130の挿入固定片131Dは、戸車挿入部29によっ て上下方向に移動自在に支持されているので、高さ調整用ネジ134を回せば、 吊り戸用戸車130は吊り戸40に対して上下に動かせる。 このように吊り戸40と一体になった吊り戸用戸車130のローラー136を 上レール60に載せれば、吊り戸40を上レール60から吊り下げられる。上記 場合において、高さ調整用ネジ134は、その上面で吊り戸40の荷重を支持す ることとなる。
【0050】 以上に示したように、吊り戸用戸車130を形成したことによって、以下のよ うな効果を奏する。 即ち、吊り戸用戸車130を吊り戸40の上部の適切な位置に予め固定して、 この吊り戸用戸車130と一体となった吊り戸40を上レール60から吊り下げ た状態で、作業者が框10の外表面から高さ調整用ネジ134を回すことによっ て、その回転方向、回転数に応じて吊り戸40は上下方向に進退する。従って、 作業者は、高さ調整用ネジ134の雄ネジ部133へのねじ込み加減を調節する ことによって、吊り戸40の取付位置の高さ調整を容易、かつ、迅速に行える。 また、高さ調整ネジ窓27から突出するのは、高さ調整用ネジ134の外周部の 一部だけなので、吊り戸40全体の見栄えが悪くならないという効果もある。
【0051】 一方、上述したような吊り戸用戸車130を吊り戸40に設けるだけでは、吊 り戸40を開閉する際に吊り戸40の下端部が開閉方向と直角方向に揺れて不安 定となるため、この揺れを防ぐ目的で吊り戸40の下端部の適切な位置に設けら れる部材が振れ止め具140である。 以下、この振れ止め具140の構成について説明する。
【0052】 振れ止め具140は、吊り戸40の上下方向に移動自在に支持される挿入固定 片141Aと、挿入固定片141Aの下縁から下方に延設させたガイド板141 とから一体に形成されている。前記ガイド板141は、その上縁から上方に向か って雄ネジ部143を有している。雄ネジ部143は、雄ネジ部143にねじ込 み可能な高さ調整用ネジ144を有するように形成されている。
【0053】 この振れ止め具140も上記吊り戸用戸車130と同様に、吊り戸40の高さ 方向に進退可能に形成させたものであり、前記吊り戸用戸車130において、斜 板131B、ローラー固定板131C、ローラー回転軸137及びローラー13 6を除いた構成となっている。即ち、ガイド板141が固定板131Aに対応し 、挿入固定片141Aが挿入固定片131Dに、雄ネジ部143が雄ネジ部13 3に、高さ調整用ネジ144が高さ調整用ネジ134に、ネジ孔142がネジ孔 132に対応して形成させてある。従って、これら挿入固定片141A、ネジ孔 142、雄ネジ部143、高さ調整用ネジ144及びネジ孔142の有する形状 、機能等は、吊り戸用戸車130の場合と同様なので詳細な説明は省略する。な お、ガイド板141は、四角形の板材で形成させている。
【0054】 このような振れ止め具140を吊り戸40の下部の適切な位置に固定するため に設けたものが、振れ止め具挿入部38である。この振れ止め具挿入部38は、 框10の上端部に形成した上記戸車挿入部29を框10の下端部まで延設させて 形成したものである。 また、前記高さ調整ネジ窓27と同じ目的で、平板固定部10Bの表側の面の 上部の適切な位置に形成した貫通孔が振れ止め具用ネジ窓28である。この振れ 止め具用ネジ窓28は、振れ止め具用ネジ窓28から高さ調整用ネジ144の外 周部の一部が突出するように形成されている。
【0055】 つづいて、振れ止め具140の作用について説明する。 先ず、振れ止め具140から高さ調整用ネジ144を外した状態を考える。 予め、高さ調整用ネジ144を框10の高さ調整ネジ窓145から適宜挿入し ておく。次に、この高さ調整用ネジ144に振れ止め具140の雄ネジ部143 をねじ込めるように、框10の下部から振れ止め具140の挿入固定片141A を振れ止め具挿入部38に挿入して支持させる。そして、雄ネジ部143に高さ 調整用ネジ144のネジ孔142を当てがった後、高さ調整用ネジ144の外周 部を指で押圧しながら動かすことにより高さ調整用ネジ144を回して雄ネジ部 143にねじ込む。
【0056】 この場合において高さ調整用ネジ144自身は、その上下面を高さ調整ネジ窓 145によって拘束されているので、上下方向に動くことはない。従って、雄ネ ジ部143に高さ調整用ネジ144をねじ込んで雄ネジ部143と高さ調整用ネ ジ144とを一体にすることによって、振れ止め具140が吊り戸40に固定さ れる。
【0057】 以上のように、振れ止め具140の挿入固定片141Aは、振れ止め具挿入部 38によって上下方向に移動自在に支持されているので、高さ調整用ネジ144 を回せば振れ止め具140を吊り戸40に対して上下に動かせる。 最後に、振れ止め具140の効果について説明する。 即ち、この振れ止め具140と一体となった吊り戸40を上レール60から吊 り下げた状態で、作業者が框10の外表面から高さ調整用ネジ144を回すこと によって、その回転方向、回転数に応じて振れ止め具140自身を上下方向に進 退させることができる。従って、作業者は、高さ調整用ネジ144の回転加減を 調節することによって、振れ止め具140のガイド板141と下レール70との 距離を簡易、かつ、迅速に任意に設定することができる。
【0058】
【考案の効果】
請求項1記載の框によれば、2枚の平板の少なくとも1枚を平板固定部に対し て回動させて戸本体の表裏両面の縁をその両面から挟むことによって、框を戸本 体に固定することができる。即ち、埋木の設けられている戸本体に固定できるの みならず、埋木の設けられていない戸本体にも固定できる框を提供することがで きる。
【0059】 請求項2記載の框によれば、請求項1記載の框と同様の効果を奏する他、2枚 の平板と平板固定部とのそれぞれの連設部分の少なくとも一方に平板を折曲可能 とする溝を設けたことによって、平板固定部に対する平板の回動を容易に行うこ とができる。 請求項3記載の框によれば、請求項1又は請求項2記載の框と同様の効果を奏 する他、2枚の平板を戸本体に押圧固定する際に両平板の食いつき部が戸本体に 食い込んで、框の戸本体への押圧固定を確実に行うことができる。
【0060】 請求項4記載の框によれば、請求項1、請求項2又は請求項3記載の框と同様 の効果を奏する他、複数の凸部のうち、戸本体先端部を接触させるべき凸部を任 意に選択することによって、框の戸本体への押圧固定位置を容易に決めることが できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す断面図である。
【図2】本考案の一実施例を示す使用状態部分斜視図で
ある。
【図3】図2に示す吊り戸用戸車の斜視図である。
【図4】図2に示す振れ止め具の斜視図である。
【図5】従来の框の一実施例を示す使用状態部分斜視図
である。
【符号の説明】
10 框 10A 吊り
戸本体固定部 10B 平板固定部 10C 把手
部 12 L形把手 13 開口
部 14 緩衝材 15 緩衝
材固定用凸条 16 押圧回動片 17 押圧
固定片 18 折り曲げ溝 19 食い
つき部 20 吊り戸本体固定位置調整用凸条 22 ビス
受け凸部 24 ビス孔 25 押圧
回動片固定用ビス 26 戸車支持用突片 27 高さ
調整ネジ窓 28 振れ止め具用ネジ窓 29 戸車
挿入部 30 吊り戸本体 30A 表面
材 30B 芯材 38 振れ
止め具挿入部 40 吊り戸 60 上レール 70 下レール 80 吊り戸 90 吊り戸本体 92 埋木 100 吊り戸用戸車 102A 固
定板 102B 斜板 102C ロ
ーラー固定板 103 ローラー 104 ロ
ーラー回転軸 105 固定板固定用ネジ 106 高
さ調整用ネジ 107 高さ調整用ネジ溝 108 貫
通孔 110 振れ止め具 112A 固
定板 112B 斜板 112C ガ
イド板 114 高さ調整用ネジ 116 高
さ調整用ネジ溝 120 框 130 吊り戸用戸車 131A 固
定板 131B 斜板 131C ロ
ーラー固定板 131D 挿入固定片 132 ネ
ジ孔 133 雄ネジ部 134 高
さ調整用ネジ 136 ローラー 137 ロ
ーラー回転軸 140 振れ止め具 141 ガ
イド板 141A 挿入固定片 142 ネ
ジ孔 143 雄ネジ部 144 高
さ調整用ネジ

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 戸本体の表裏両面の縁をその両面から挟
    んで固定できるように形成した2枚の平板と、これら2
    枚の平板各々の反戸本体側開放端を連結させるために両
    平板に連設した平板固定部とから形成され、前記平板の
    少なくとも1枚を平板固定部に対して回動可能に形成し
    たことを特徴とする框。
  2. 【請求項2】 2枚の平板の少なくとも1枚を平板固定
    部に対して回動可能にする手段として、2枚の平板と平
    板固定部とのそれぞれの連設部分の少なくとも一方に平
    板を折曲可能とする溝を設けたことを特徴とする請求項
    1記載の框。
  3. 【請求項3】 少なくとも一方の平板の内面であって戸
    本体に面する部分に、戸本体に食い込む食いつき部を形
    成したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の
    框。
  4. 【請求項4】 平板の内面に戸本体先端部が接触する複
    数の凸部を設けたことを特徴とする請求項1、請求項2
    又は請求項3記載の框。
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