JPH0567660B2 - - Google Patents
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- JPH0567660B2 JPH0567660B2 JP63299411A JP29941188A JPH0567660B2 JP H0567660 B2 JPH0567660 B2 JP H0567660B2 JP 63299411 A JP63299411 A JP 63299411A JP 29941188 A JP29941188 A JP 29941188A JP H0567660 B2 JPH0567660 B2 JP H0567660B2
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- Japan
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- rubber
- methyl
- bis
- weight
- butyl
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Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は、各種弱電機器ハウジング、回転体、
歯車、軸受に適した表面滑性ならびに摺動特性に
優れる耐衝撃性ゴム変性スチレン系樹脂組成物よ
りなる摺動性物品に関する。 さらに詳しくは、成形加工時の黒条痕の発生の
無い熱安定性に優れた、ゴム変性スチレン系樹脂
組成物よりなる摺動性物品に関する。 〔従来の技術とその課題〕 スチレン系樹脂は、その優れた成形加工性のゆ
えに、多方面にわたり利用されてきたが、中でも
ゴム質重合体にて変性された、いわゆるハイ・イ
ンパクトポリスチレン(HIPS)やABS樹脂等の
ゴム変性スチレン系樹脂は、成形加工性に加え、
耐衝撃性にも優れているため、日用品、玩具、弱
電機器ハウジング等の巾広い分野で利用されてい
る。 更に近年、このようなゴム変性スチレン系樹脂
にオルガノポリシロキサンを含有させることによ
つて表面滑性ならびに耐摩耗性の優れた耐衝撃性
樹脂組成物が得られるようになつた。 例えば、特開昭60−217254号公報には、特定構
造のゴム変性スチレン系樹脂に、特定粘度のポリ
オルガノシロキサンを、珪素分として0.25〜1.25
重量部含有させてなる耐摩耗性ならびに表面滑性
の優れたゴム変性スチレン系樹脂組成物が開示さ
れている。このような樹脂組成物は摺動性に優れ
ていることに加え、ポリアセタールなどのエンジ
ニアリング樹脂と比較して安価であることから、
VTRカセツトリール、パソコン、プツシユホン
のキートツプ、CRT回転台などの用途に利用で
きるようになつてきた。 然しながら、先行技術に見られるこのような樹
脂組成物は、摺動性、耐摩耗性には優れている
が、成形加工時に、黒条痕を発生し易いという欠
点を有している。この黒条痕の発生は、用いる成
形機の種類にもよるが、一般には、剪断力の強い
成形機を用いた場合に発生し易い。かかるオルガ
ノポリシロキサンを含有するゴム変性スチレン系
樹脂の成形時に黒条痕が発生し易い理由は明らか
ではない。 摺動性物品の黒条痕は、その商品価値を損ねる
ことになるので、黒条痕のない摺動性物品が強く
望まれていた。 〔課題を解決するための手段〕 そこで、本発明者らは、かかる課題を解決する
ため鋭意検討を重ねた結果、ゴム変性スチレン系
樹脂及び特定量のオルガノポリシロキサンよりな
る組成物の成形加工時に発生する黒条痕の抑制に
特定化学構造のフエノール系抗酸化剤が卓効を示
すことを見出し、本発明を完成するに至つたもの
である。 すなわち、本発明は、ゴム変性スチレン系樹脂
(a)100重量部と、オルガノポリシロキサン(b)を珪
素分として0.5〜1.5重量部及びトリエチレングリ
コール−ビス〔3−(3−t−ブチル−5−メチ
ル−4−ヒドロキシフエニル)プロピオネート〕、
4,4′−ブチリデン−ビス−(3−メチル−6−
t−ブチルフエノール)、1,1,3−トリス
(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチル
フエニル)ブタン、1,1−ビス(2−メチル−
4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフエニル)ブタ
ン、3,9−ビス〔2−〔3−(3−t−ブチル−
4−ヒドロキシ−5−メチルフエニル)プロピオ
ニロキシ〕−1,1−ジメチルエチル〕−2,4,
8,10−テトラオキサスピロ〔5,5〕ウンデカ
ンの中より選ばれる少なくとも1種または2種以
上のフエノール系抗酸化剤(c)を0.05〜1.0重量部
含有するゴム変性スチレン系樹脂組成物よりなる
摺動性物品を提供するものである。 ここにいう(a)のゴム変性スチレン系樹脂とは、
ゴム質重合体にスチレン系単量体を主成分とする
ビニル単量体をグラフト重合して得られるもので
ある。 スチレン系単量体としては、スチレンが好適で
あるが、そのほかα−メチルスチレン、P−メチ
ルスチレンを使用することも出来る。これらのス
チレン系単量体に対してその40重量%、好ましく
は30重量%程度を上限としてアクリロニトリル、
メタクリロニトリルなどのニトリル系単量体:メ
チルメタクリレートなどのビニル単量体で置き換
え、併用使用することが出来る。 ゴム質重合体としては、ブタジエン重合体
(PBR)、スチレン−ブタジエン共重合体
(SBR)、アクリロニトリル−ブタジエン共重合
体(NBR)のほか、エチレン−プロピレン−ジ
エン三元共重合体(EPDM)、アクリル酸エステ
ル重合体(アクリルゴム)などを用いることが出
来る。 これらのゴム質重合体への前記単量体のグラフ
ト方法は、通常の塊状、塊状・懸濁、乳化重合方
法のいずれかに従えば良い。 上記方法に従つて得られるゴム変性スチレン系
重合体中のゴム質重合体の含量は、成形品の用途
に応じて調整し得るか、通常3〜20重量%であ
る。 ゴム質重合体の含量が3重量%に満たない場合
には衝撃強度が充分でなく、逆に20重量%を越え
る場合には剛性が低下してしまい、好ましくな
い。 次に前記(b)のオルガノポリシロキサンは、例え
ばポリジメチルシロキサン、ポリメチルフエニル
シロキサン、ポリメチルフエニルジメチルシロキ
サンの如き重合体が挙げられるが、摺動性の効果
の点からは、ポリジメチルシロキサンが最も好ま
しい。 当該オルガノポリシロキサンの粘度としては、
25℃における動粘度が5000〜50000センチストー
クスのものが好ましい。動粘度が5000センチスト
ークス未満では摺動性付与の効果が少なく、逆に
動粘度が50000センチストークスを越える場合は、
前記(a)のゴム変性スチレン系樹脂への分散が困難
となる。そして、当該オルガノポリシロキサンの
使用量は、前記(a)のゴム変性スチレン系樹脂100
重量部に対して珪素分として0.5〜1.5重量部、好
ましくは、0.75〜1.0重量部である。使用量が0.5
重量部に満たない場合には、摺動性付与の効果が
充分でなく、逆に1.5重量部を越える場合には、
摺動性付与の効果が飽和に達し、不経済であるば
かりでなく、また成形時に黒条痕が発生し易くな
るので好ましくない。 次に、本発明の射出成形品に供するスチレン系
樹脂組成物は、前記のフエノール系抗酸化剤を含
有していることが必要である。 前記(c)のフエノール系抗酸化剤は、
歯車、軸受に適した表面滑性ならびに摺動特性に
優れる耐衝撃性ゴム変性スチレン系樹脂組成物よ
りなる摺動性物品に関する。 さらに詳しくは、成形加工時の黒条痕の発生の
無い熱安定性に優れた、ゴム変性スチレン系樹脂
組成物よりなる摺動性物品に関する。 〔従来の技術とその課題〕 スチレン系樹脂は、その優れた成形加工性のゆ
えに、多方面にわたり利用されてきたが、中でも
ゴム質重合体にて変性された、いわゆるハイ・イ
ンパクトポリスチレン(HIPS)やABS樹脂等の
ゴム変性スチレン系樹脂は、成形加工性に加え、
耐衝撃性にも優れているため、日用品、玩具、弱
電機器ハウジング等の巾広い分野で利用されてい
る。 更に近年、このようなゴム変性スチレン系樹脂
にオルガノポリシロキサンを含有させることによ
つて表面滑性ならびに耐摩耗性の優れた耐衝撃性
樹脂組成物が得られるようになつた。 例えば、特開昭60−217254号公報には、特定構
造のゴム変性スチレン系樹脂に、特定粘度のポリ
オルガノシロキサンを、珪素分として0.25〜1.25
重量部含有させてなる耐摩耗性ならびに表面滑性
の優れたゴム変性スチレン系樹脂組成物が開示さ
れている。このような樹脂組成物は摺動性に優れ
ていることに加え、ポリアセタールなどのエンジ
ニアリング樹脂と比較して安価であることから、
VTRカセツトリール、パソコン、プツシユホン
のキートツプ、CRT回転台などの用途に利用で
きるようになつてきた。 然しながら、先行技術に見られるこのような樹
脂組成物は、摺動性、耐摩耗性には優れている
が、成形加工時に、黒条痕を発生し易いという欠
点を有している。この黒条痕の発生は、用いる成
形機の種類にもよるが、一般には、剪断力の強い
成形機を用いた場合に発生し易い。かかるオルガ
ノポリシロキサンを含有するゴム変性スチレン系
樹脂の成形時に黒条痕が発生し易い理由は明らか
ではない。 摺動性物品の黒条痕は、その商品価値を損ねる
ことになるので、黒条痕のない摺動性物品が強く
望まれていた。 〔課題を解決するための手段〕 そこで、本発明者らは、かかる課題を解決する
ため鋭意検討を重ねた結果、ゴム変性スチレン系
樹脂及び特定量のオルガノポリシロキサンよりな
る組成物の成形加工時に発生する黒条痕の抑制に
特定化学構造のフエノール系抗酸化剤が卓効を示
すことを見出し、本発明を完成するに至つたもの
である。 すなわち、本発明は、ゴム変性スチレン系樹脂
(a)100重量部と、オルガノポリシロキサン(b)を珪
素分として0.5〜1.5重量部及びトリエチレングリ
コール−ビス〔3−(3−t−ブチル−5−メチ
ル−4−ヒドロキシフエニル)プロピオネート〕、
4,4′−ブチリデン−ビス−(3−メチル−6−
t−ブチルフエノール)、1,1,3−トリス
(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチル
フエニル)ブタン、1,1−ビス(2−メチル−
4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフエニル)ブタ
ン、3,9−ビス〔2−〔3−(3−t−ブチル−
4−ヒドロキシ−5−メチルフエニル)プロピオ
ニロキシ〕−1,1−ジメチルエチル〕−2,4,
8,10−テトラオキサスピロ〔5,5〕ウンデカ
ンの中より選ばれる少なくとも1種または2種以
上のフエノール系抗酸化剤(c)を0.05〜1.0重量部
含有するゴム変性スチレン系樹脂組成物よりなる
摺動性物品を提供するものである。 ここにいう(a)のゴム変性スチレン系樹脂とは、
ゴム質重合体にスチレン系単量体を主成分とする
ビニル単量体をグラフト重合して得られるもので
ある。 スチレン系単量体としては、スチレンが好適で
あるが、そのほかα−メチルスチレン、P−メチ
ルスチレンを使用することも出来る。これらのス
チレン系単量体に対してその40重量%、好ましく
は30重量%程度を上限としてアクリロニトリル、
メタクリロニトリルなどのニトリル系単量体:メ
チルメタクリレートなどのビニル単量体で置き換
え、併用使用することが出来る。 ゴム質重合体としては、ブタジエン重合体
(PBR)、スチレン−ブタジエン共重合体
(SBR)、アクリロニトリル−ブタジエン共重合
体(NBR)のほか、エチレン−プロピレン−ジ
エン三元共重合体(EPDM)、アクリル酸エステ
ル重合体(アクリルゴム)などを用いることが出
来る。 これらのゴム質重合体への前記単量体のグラフ
ト方法は、通常の塊状、塊状・懸濁、乳化重合方
法のいずれかに従えば良い。 上記方法に従つて得られるゴム変性スチレン系
重合体中のゴム質重合体の含量は、成形品の用途
に応じて調整し得るか、通常3〜20重量%であ
る。 ゴム質重合体の含量が3重量%に満たない場合
には衝撃強度が充分でなく、逆に20重量%を越え
る場合には剛性が低下してしまい、好ましくな
い。 次に前記(b)のオルガノポリシロキサンは、例え
ばポリジメチルシロキサン、ポリメチルフエニル
シロキサン、ポリメチルフエニルジメチルシロキ
サンの如き重合体が挙げられるが、摺動性の効果
の点からは、ポリジメチルシロキサンが最も好ま
しい。 当該オルガノポリシロキサンの粘度としては、
25℃における動粘度が5000〜50000センチストー
クスのものが好ましい。動粘度が5000センチスト
ークス未満では摺動性付与の効果が少なく、逆に
動粘度が50000センチストークスを越える場合は、
前記(a)のゴム変性スチレン系樹脂への分散が困難
となる。そして、当該オルガノポリシロキサンの
使用量は、前記(a)のゴム変性スチレン系樹脂100
重量部に対して珪素分として0.5〜1.5重量部、好
ましくは、0.75〜1.0重量部である。使用量が0.5
重量部に満たない場合には、摺動性付与の効果が
充分でなく、逆に1.5重量部を越える場合には、
摺動性付与の効果が飽和に達し、不経済であるば
かりでなく、また成形時に黒条痕が発生し易くな
るので好ましくない。 次に、本発明の射出成形品に供するスチレン系
樹脂組成物は、前記のフエノール系抗酸化剤を含
有していることが必要である。 前記(c)のフエノール系抗酸化剤は、
本発明の改良されたゴム変性スチレン系樹脂組
成物よりなる摺動性物品は、従来技術による摺動
性ゴム変性スチレン系樹脂組成物の成形品に見ら
れた成形加工時の黒条痕が無いので、成形品の歩
留り率も良く、その産業上の利用価値は大であ
る。 〔実施例〕 以下に本発明の内容を実施例及び比較例にて具
体的に説明するが、これは本発明の範囲を制限し
ない。 黒条痕抑制効果の評価: 射出成形機のシリンダ
ー温度を240℃に設定し、樹脂組成物ペレツトを
シリンダー内に供給したまま、10分間滞留させ、
次いで通常の成形サイクルに従い、試験片(50mm
×90mm×2.5mm)を30枚成形する。 採取した試験片のうち、黒条痕の発生している
試験片の枚数をカウントする。 なお、上記の試験片の成形に際しては、予めの
GPポリスチレン等を投入して、シリンダー内を
充分に洗浄した後、成形を行う。 〔参考例〕:ゴムスチレン系樹脂の製造。 スチレンモノマー及びエチルベンゼンの混合物
にポリブタジエンを溶解し、攪拌下にラジカルグ
ラフト重合後、未反応モノマー及び溶媒を減圧下
に除去することにより、ゴム含有量5%、ゴム粒
子径10μmのゴム変性ポリスチレンを得る。 実施例 1 参考例で得られるゴム変性ポリスチレン100重
量部、ポリジメチルシロキサン(トーレシリコン
(株)製、SH−200オイル、12500センチストークス)
を珪素分換算で1.0重量部及びフエノール系抗酸
化剤としてトリエチレングリコール−ビス〔3−
(3−t−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシ
フエニル)プロピオネート〕0.3重量部を30mm二
軸押出機にて造粒する。 得られる樹脂ペレツトより前記方法に従い試験
片を作成し、黒条痕の発生している試験片の数を
カウントする。その結果を第1表に示す。 実施例 2 実施例1において、フエノール系抗酸化剤とし
て、4,4′−ブチリデン−ビスー(3−メチル−
6−t−ブチル−フエノール)を用いる他は、同
様にして試験を行う。その結果を第1表に示す。 実施例 3 実施例1において、フエノール系抗酸化剤とし
て、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒド
ロキシ−5−t−ブチルフエニル)ブタンを用い
る他は、同様にして試験を行う。その結果を第1
表に示す。 実施例 4 実施例1において、フエノール系抗酸化剤とし
て、1,1−ビス(2−メチル−4−ヒドロキシ
−5−t−ブチル−フエニル)ブタンを用いる他
は、同様にして試験を行う。その結果を第1表に
示す。 比較例 1 実施例1において、抗酸化剤として、2,6−
ジ−t−ブチル−4−メチル−フエノールを用い
る他は、同様にして試験を行う。その結果を第1
表に示す。 比較例 2 実施例1において、フエノール系抗酸化剤とし
て、n−オクタデシル−3−(3′,5′−ジ−t−
ブチル−4′−ヒドロキシフエニル)プロピオネー
トを用いる他は、同様にして試験を行う。その結
果を第1表に示す。 比較例 3 実施例1において、フエノール系抗酸化剤とし
て、1,6−ヘキサンジオール−ビス〔3−(3,
5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフエニル)
プロピオネート〕を用いる他は、同様にして試験
を行う。その結果を第1表に示す。 比較例 4 実施例1において、フエノール系抗酸化剤とし
て、2,4−ビス−(n−オクチルチオ)6−(4
−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−ブチルアニリ
ノ)−1,3,5−トリアジンを用いる他は、同
様にして試験を行う。その結果を第1表に示す。 比較例 5 実施例1において、フエノール系抗酸化剤とし
て、ペンタエリスリチル−テトラキス〔3−(3,
5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフエニル)
プロピオネート〕を用いる他は、同様にして試験
を行う。その結果を第1表に示す。 比較例 6 実施例1において、フエノール系抗酸化剤とし
て、2,2′−メチレン−ビス(4−メチル−6−
t−ブチルフエノール)を用いる他は、同様にし
て試験を行う。その結果を第1表に示す。 実施例 5 実施例1において、フエノール系抗酸化剤の添
加量を0.1重量部とする他は、同様にして試験を
行う。その結果を第1表に示す。 実施例 6 実施例2において、フエノール系抗酸化剤の添
加量を0.1重量部とする他は、同様にして試験を
行う。その結果を第1表に示す。 実施例 7 実施例3において、フエノール系抗酸化剤の添
加量を0.1重量部とする他は、同様にして試験を
行う。その結果を第1表に示す。 実施例 8 実施例4において、フエノール系抗酸化剤の添
加量を0.1重量部とする他は、同様にして試験を
行う。その結果を第1表に示す。 なお、下記第1表に記載される特定構造のフエ
ノール系抗酸化剤を参考のために以下に列挙す
る; 〔〕 トリエチレングリコール−ビス〔3−
(3−t−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキ
シフエニル)プロピオネート〕
成物よりなる摺動性物品は、従来技術による摺動
性ゴム変性スチレン系樹脂組成物の成形品に見ら
れた成形加工時の黒条痕が無いので、成形品の歩
留り率も良く、その産業上の利用価値は大であ
る。 〔実施例〕 以下に本発明の内容を実施例及び比較例にて具
体的に説明するが、これは本発明の範囲を制限し
ない。 黒条痕抑制効果の評価: 射出成形機のシリンダ
ー温度を240℃に設定し、樹脂組成物ペレツトを
シリンダー内に供給したまま、10分間滞留させ、
次いで通常の成形サイクルに従い、試験片(50mm
×90mm×2.5mm)を30枚成形する。 採取した試験片のうち、黒条痕の発生している
試験片の枚数をカウントする。 なお、上記の試験片の成形に際しては、予めの
GPポリスチレン等を投入して、シリンダー内を
充分に洗浄した後、成形を行う。 〔参考例〕:ゴムスチレン系樹脂の製造。 スチレンモノマー及びエチルベンゼンの混合物
にポリブタジエンを溶解し、攪拌下にラジカルグ
ラフト重合後、未反応モノマー及び溶媒を減圧下
に除去することにより、ゴム含有量5%、ゴム粒
子径10μmのゴム変性ポリスチレンを得る。 実施例 1 参考例で得られるゴム変性ポリスチレン100重
量部、ポリジメチルシロキサン(トーレシリコン
(株)製、SH−200オイル、12500センチストークス)
を珪素分換算で1.0重量部及びフエノール系抗酸
化剤としてトリエチレングリコール−ビス〔3−
(3−t−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシ
フエニル)プロピオネート〕0.3重量部を30mm二
軸押出機にて造粒する。 得られる樹脂ペレツトより前記方法に従い試験
片を作成し、黒条痕の発生している試験片の数を
カウントする。その結果を第1表に示す。 実施例 2 実施例1において、フエノール系抗酸化剤とし
て、4,4′−ブチリデン−ビスー(3−メチル−
6−t−ブチル−フエノール)を用いる他は、同
様にして試験を行う。その結果を第1表に示す。 実施例 3 実施例1において、フエノール系抗酸化剤とし
て、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒド
ロキシ−5−t−ブチルフエニル)ブタンを用い
る他は、同様にして試験を行う。その結果を第1
表に示す。 実施例 4 実施例1において、フエノール系抗酸化剤とし
て、1,1−ビス(2−メチル−4−ヒドロキシ
−5−t−ブチル−フエニル)ブタンを用いる他
は、同様にして試験を行う。その結果を第1表に
示す。 比較例 1 実施例1において、抗酸化剤として、2,6−
ジ−t−ブチル−4−メチル−フエノールを用い
る他は、同様にして試験を行う。その結果を第1
表に示す。 比較例 2 実施例1において、フエノール系抗酸化剤とし
て、n−オクタデシル−3−(3′,5′−ジ−t−
ブチル−4′−ヒドロキシフエニル)プロピオネー
トを用いる他は、同様にして試験を行う。その結
果を第1表に示す。 比較例 3 実施例1において、フエノール系抗酸化剤とし
て、1,6−ヘキサンジオール−ビス〔3−(3,
5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフエニル)
プロピオネート〕を用いる他は、同様にして試験
を行う。その結果を第1表に示す。 比較例 4 実施例1において、フエノール系抗酸化剤とし
て、2,4−ビス−(n−オクチルチオ)6−(4
−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−ブチルアニリ
ノ)−1,3,5−トリアジンを用いる他は、同
様にして試験を行う。その結果を第1表に示す。 比較例 5 実施例1において、フエノール系抗酸化剤とし
て、ペンタエリスリチル−テトラキス〔3−(3,
5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフエニル)
プロピオネート〕を用いる他は、同様にして試験
を行う。その結果を第1表に示す。 比較例 6 実施例1において、フエノール系抗酸化剤とし
て、2,2′−メチレン−ビス(4−メチル−6−
t−ブチルフエノール)を用いる他は、同様にし
て試験を行う。その結果を第1表に示す。 実施例 5 実施例1において、フエノール系抗酸化剤の添
加量を0.1重量部とする他は、同様にして試験を
行う。その結果を第1表に示す。 実施例 6 実施例2において、フエノール系抗酸化剤の添
加量を0.1重量部とする他は、同様にして試験を
行う。その結果を第1表に示す。 実施例 7 実施例3において、フエノール系抗酸化剤の添
加量を0.1重量部とする他は、同様にして試験を
行う。その結果を第1表に示す。 実施例 8 実施例4において、フエノール系抗酸化剤の添
加量を0.1重量部とする他は、同様にして試験を
行う。その結果を第1表に示す。 なお、下記第1表に記載される特定構造のフエ
ノール系抗酸化剤を参考のために以下に列挙す
る; 〔〕 トリエチレングリコール−ビス〔3−
(3−t−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキ
シフエニル)プロピオネート〕
【化】
〔〕 4,4′−ブチリデン−ビス−(3−メチ
ル−6−t−ブチルフエノール)
ル−6−t−ブチルフエノール)
【式】
〔〕 1,1,3−トリス(2−メチル−4−
ヒドロキシ−5−t−ブチルフエニル)ブタン
ヒドロキシ−5−t−ブチルフエニル)ブタン
【式】
〔〕 1,1−ビス(2−メチル−4−ヒドロ
キシ−5−t−ブチルフエニル)ブタン
キシ−5−t−ブチルフエニル)ブタン
【式】
〔〕 2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフ
エノール
エノール
【式】
〔〕 オクタデシル−3−(3,5−ジ−t−
ブチル−4−ヒドロキシフエニル)プロピオネ
ート
ブチル−4−ヒドロキシフエニル)プロピオネ
ート
【式】
〔〕 1,6−ヘキサンジオール−ビス〔3−
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフ
エニル)プロピオネート〕
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフ
エニル)プロピオネート〕
【化】
〔〕 ペンタエリスリチル−テトラキス〔3−
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフ
エニル)プロピオネート〕
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフ
エニル)プロピオネート〕
【式】
〔〕 2,4−ビス(n−オクチルチオ)−6
−(4−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−ブチル
アニリノ)−1,3,5−トドロキシ−3,5
−ジ−t−ブチルアニリノ−1,3,5−トリ
アジン
−(4−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−ブチル
アニリノ)−1,3,5−トドロキシ−3,5
−ジ−t−ブチルアニリノ−1,3,5−トリ
アジン
【式】
〔〕 2,2′−メチレン−ビス−(4−メチル
−6−t−ブチルフエノール)
−6−t−ブチルフエノール)
【式】
【表】
第1表より明らかなように、ゴム変性スチレン
系樹脂、オルガノポリシロキサン及び、特定構造
のフエノール系抗酸化剤を含有するゴム変性ポリ
スチレンからなる摺動性物品の場合のみ、黒条痕
がない。
系樹脂、オルガノポリシロキサン及び、特定構造
のフエノール系抗酸化剤を含有するゴム変性ポリ
スチレンからなる摺動性物品の場合のみ、黒条痕
がない。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ゴム変性スチレン系樹脂(a)100重量部、オル
ガノポリシロキサン(b)を珪素分として0.5〜1.5重
量部及びトリエチレングリコール−ビス〔3−
(3−t−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシ
フエニル)プロピオネート〕、4,4′−ブチリデ
ン−ビス−(3−メチル−6−t−ブチルフエノ
ール)、1,1,3−トリス(2−メチル−4−
ヒドロキシ−5−t−ブチルフエニル)ブタン、
1,1−ビス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5
−t−ブチルフエニル)ブタン、3,9−ビス
〔2−〔3−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−
5−メチルフエニル)プロピオニロキシ〕−1,
1−ジメチルエチル〕−2,4,8,10−テトラ
オキサスピロ〔5,5〕ウンデカンの中より選ば
れる少なくとも1種または2種以上のフエノール
系抗酸化剤(c)を0.05〜1.0重量部含有するゴム変
性スチレン系樹脂組成物よりなる摺動性物品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29941188A JPH02145637A (ja) | 1988-11-29 | 1988-11-29 | 改良されたゴム変性スチレン系樹脂組成物よりなる摺動性物品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29941188A JPH02145637A (ja) | 1988-11-29 | 1988-11-29 | 改良されたゴム変性スチレン系樹脂組成物よりなる摺動性物品 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02145637A JPH02145637A (ja) | 1990-06-05 |
| JPH0567660B2 true JPH0567660B2 (ja) | 1993-09-27 |
Family
ID=17872213
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29941188A Granted JPH02145637A (ja) | 1988-11-29 | 1988-11-29 | 改良されたゴム変性スチレン系樹脂組成物よりなる摺動性物品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH02145637A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3832775B2 (ja) * | 1995-09-25 | 2006-10-11 | 三菱化学株式会社 | スチレン系樹脂成形品及びその製造方法 |
Family Cites Families (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5125258A (en) * | 1974-08-26 | 1976-03-01 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | Makiagekino sokudoseigyosochi |
| JPS5652937A (en) * | 1979-10-04 | 1981-05-12 | Sanyo Electric Co Ltd | Control system of pll device |
| JPS57187345A (en) * | 1981-05-12 | 1982-11-18 | Mitsui Toatsu Chem Inc | Rubber-modified styrene resin composition |
| JPS60166338A (ja) * | 1984-02-08 | 1985-08-29 | Asahi Chem Ind Co Ltd | 外観,衝撃強度,耐熱性に優れたゴム変性スチレン系樹脂組成物 |
| JPS60171117A (ja) * | 1984-02-15 | 1985-09-04 | Denki Kagaku Kogyo Kk | 樹脂キ−トツプ製品 |
| JPS6239610A (ja) * | 1985-08-14 | 1987-02-20 | Dainippon Ink & Chem Inc | 表面滑性ならびに摺動摩耗特性のすぐれたゴム変性スチレン系樹脂組成物 |
| JPS6323224A (ja) * | 1986-06-27 | 1988-01-30 | Toray Ind Inc | リ−ダ−テ−プ |
| JPS6315287A (ja) * | 1986-07-07 | 1988-01-22 | ブラザー工業株式会社 | パタ−ン発生装置 |
-
1988
- 1988-11-29 JP JP29941188A patent/JPH02145637A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02145637A (ja) | 1990-06-05 |
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