JPH0567704B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0567704B2 JPH0567704B2 JP58036245A JP3624583A JPH0567704B2 JP H0567704 B2 JPH0567704 B2 JP H0567704B2 JP 58036245 A JP58036245 A JP 58036245A JP 3624583 A JP3624583 A JP 3624583A JP H0567704 B2 JPH0567704 B2 JP H0567704B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat resistance
- heat
- amount
- aluminum alloy
- hot working
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Heat Treatment Of Nonferrous Metals Or Alloys (AREA)
- Conductive Materials (AREA)
Description
(技術分野)
本発明は、耐熱性と導電性にすぐれた導電用耐
熱アルミ合金の製造法に関するものである。 (背景技術) 近年、例えば送電容量の増大、2回線運転時の
事故時の1回線運用による電力系統の信頼性向上
のため、耐熱鋼心アルミ合金撚線(以下、
TACSRと称す)が使用されている。これには60
%導電率耐熱アルミ合金(以下、60TAlと称す)
が我が国の基幹送電線に60TACSRとして採用さ
れている。 この60TAlには従来JIS H2110に規定された電
気用アルミニウム地金に少量のZrを添加して耐
熱性を高めたものが使用されているが、耐熱性を
重視するため、Zrの添加量を多くする傾向があ
り、このZrを多くする分だけ、導電率の低下が
おこり、強度、導電率、耐熱性ともに優れた導体
が望まれていた。 又特性のバランス上、強度、耐熱性を満足させ
るには、製造条件の厳しい管理が必要で、例えば
Zr、Fe、Siを低レベルにすると、熱間加工後の
冷間加工による加工硬化量が少ないため、伸線し
た線の強度を満足させるためには荒引線の強度を
かなり買いレベルに管理することが必要であつ
た。 (発明の開示) 本発明は、上述の問題点を解決するため種々の
合金組成と製造条件を組合せて検討した結果得ら
れたもので、導電性、強度、耐熱性等の要求特性
を満たす組成成分範囲が広く、製造上の管理が容
易で、製造コストが安い、安定した特性の導電用
耐熱アルミ合金の製造法を提供せんとするもので
ある。 本発明は、Zr0.015〜0.066%、Fe0.12〜0.38%
およびB0.002%以下を含有し、かつFe量/5+Zr量 ≦0.09%なる関係を有し、残部Alと通常の不純物
とから成るアルミ合金を、連続鋳造後、ひきつづ
き、熱間加工後の引張強さが11Kg/mm2以下となる
ように、加工開始温度を500℃以上、加工終了温
度を300℃以上とし、かつ熱間加工度を80%以上
として熱間加工を施すことを特徴とする導電用耐
熱アルミ合金の製造法である。 本発明により製造される導電用耐熱アルミ合金
は、例えば耐熱ACSR、耐熱アルミ合金母線、コ
ミユテーターバー等の耐熱用導体として用いられ
るもので、断面形状は丸、平角、テープ、パイ
プ、他の異形等のいずれでも良い。 本発明においては、Zrと固溶Fe、晶出Al3Fe、
Al6Feの相乗効果により加工硬化能と耐熱性を高
め、又Fe量を高くしたことによつておこる導電
率低下を、Fe量とZr量の関係の規定{(1)式}と、
熱間加工工程中にFeを析出させることにより防
止し、その結果導電率、強度、耐熱性のバランス
のとれた導電用耐熱アルミ合金を製造し得るもの
である。 本発明において、耐熱性のためのZr量は0.015
〜0.066%であり、Zr量0.015%未満では耐熱性が
充分でなく、0.066%を越えると下記の(1)式を満
足しない。 又Feはアルミ合金中に固溶する部分とAl3Fe、
Al6Feとして微細に析出する部分が強度、耐熱性
を向上するものであり、Fe量を0.12〜0.38%に規
定したのは、0.12%未満ではその効果なく、0.38
%を越えると下記の(1)式を満足しないからであ
る。 さらに本発明においては、ZrとFeの含有量を
次式のように規定する。 Fe量/5+Zr量≦0.09% ……(1) (1)式のように規定するのはアルミ合金の強度、
耐熱性と導電率のバランスを保つためであり、合
計量が0.09%を越えると導電率が満足しなくなる
からである。 又Bは通常不純物としてアルミニウム地金中に
数ppm程度含まれるものであるが、耐熱アルミ合
金を製造する際、Bが一定量以上存在するとBと
耐熱アルミ合金中に含まれるZrと反応し、ZrB2
が生成する。この結果、耐熱性の有効成分である
Zrの相対量が減少し、耐熱性が劣化することと
なるので、本発明ではBを0.002%以下に制限し、
好ましくは0.001%以下に管理する必要がある。 本発明における鋳造は、連続鋳造圧延法が好ま
しい。 又本発明においては、熱間加工後の引張強さが
11Kg/mm2以下となるように熱間加工するのは、熱
間加工工程中にFeを析出させ、導電率の低下を
防ぐと共に、Zr、固溶Fe、晶出Al3Fe、Al6Feの
相乗効果により、耐熱性を向上するためである。
引張強さが11Kg/mm2を越えると、導電率、耐熱性
が低下する。 引張強さを11Kg/mm2以下にする熱間加工法とし
ては、例えば加工開始温度を500℃以上、加工終
了温度を300℃以上とし、かつ熱間加工度を80%
以上とする方法が採られる。加工開始温度500℃
未満では耐熱性不良となり、加工終了温度300℃
未満でも耐熱性不良となり、又加工度80%未満で
は強度が不足する。 このように加工終了温度が高いため、圧延機出
口から巻取機の間で水冷するなどの方法で100℃
以下に冷却して巻取ることが望ましい。 上述の熱間加工後通常の方法により最終サイズ
に冷間加工すると、本発明により導電率60%
IACS以上、硬アルミニウム線と同等以上の強度
を持ち、230℃で1時間加熱後の残存引張強度が
90%以上の60TAlとしての性能を満足する耐熱ア
ルミ合金材が得られる。 ここで残存引張強度とは、上述の加熱後冷却し
た線の引張強度の加熱前の引張強度に対する百分
率(%)を意味する。 (実施例) 表1に示す組成のアルミ合金を溶製し、鋳型断
面積3200mm2の連続鋳造機により鋳造し、ひきつづ
き表1に示す条件で熱間圧延して各種引張強さを
有する11.7mmの荒引線を作成した。 この荒引線を冷間加工により4.8mmに伸線し
た線の引張強さ、導電率、耐熱性は表2に示す通
りである。 耐熱性は230℃で1時間加熱後の残存引張強度
で示した。
熱アルミ合金の製造法に関するものである。 (背景技術) 近年、例えば送電容量の増大、2回線運転時の
事故時の1回線運用による電力系統の信頼性向上
のため、耐熱鋼心アルミ合金撚線(以下、
TACSRと称す)が使用されている。これには60
%導電率耐熱アルミ合金(以下、60TAlと称す)
が我が国の基幹送電線に60TACSRとして採用さ
れている。 この60TAlには従来JIS H2110に規定された電
気用アルミニウム地金に少量のZrを添加して耐
熱性を高めたものが使用されているが、耐熱性を
重視するため、Zrの添加量を多くする傾向があ
り、このZrを多くする分だけ、導電率の低下が
おこり、強度、導電率、耐熱性ともに優れた導体
が望まれていた。 又特性のバランス上、強度、耐熱性を満足させ
るには、製造条件の厳しい管理が必要で、例えば
Zr、Fe、Siを低レベルにすると、熱間加工後の
冷間加工による加工硬化量が少ないため、伸線し
た線の強度を満足させるためには荒引線の強度を
かなり買いレベルに管理することが必要であつ
た。 (発明の開示) 本発明は、上述の問題点を解決するため種々の
合金組成と製造条件を組合せて検討した結果得ら
れたもので、導電性、強度、耐熱性等の要求特性
を満たす組成成分範囲が広く、製造上の管理が容
易で、製造コストが安い、安定した特性の導電用
耐熱アルミ合金の製造法を提供せんとするもので
ある。 本発明は、Zr0.015〜0.066%、Fe0.12〜0.38%
およびB0.002%以下を含有し、かつFe量/5+Zr量 ≦0.09%なる関係を有し、残部Alと通常の不純物
とから成るアルミ合金を、連続鋳造後、ひきつづ
き、熱間加工後の引張強さが11Kg/mm2以下となる
ように、加工開始温度を500℃以上、加工終了温
度を300℃以上とし、かつ熱間加工度を80%以上
として熱間加工を施すことを特徴とする導電用耐
熱アルミ合金の製造法である。 本発明により製造される導電用耐熱アルミ合金
は、例えば耐熱ACSR、耐熱アルミ合金母線、コ
ミユテーターバー等の耐熱用導体として用いられ
るもので、断面形状は丸、平角、テープ、パイ
プ、他の異形等のいずれでも良い。 本発明においては、Zrと固溶Fe、晶出Al3Fe、
Al6Feの相乗効果により加工硬化能と耐熱性を高
め、又Fe量を高くしたことによつておこる導電
率低下を、Fe量とZr量の関係の規定{(1)式}と、
熱間加工工程中にFeを析出させることにより防
止し、その結果導電率、強度、耐熱性のバランス
のとれた導電用耐熱アルミ合金を製造し得るもの
である。 本発明において、耐熱性のためのZr量は0.015
〜0.066%であり、Zr量0.015%未満では耐熱性が
充分でなく、0.066%を越えると下記の(1)式を満
足しない。 又Feはアルミ合金中に固溶する部分とAl3Fe、
Al6Feとして微細に析出する部分が強度、耐熱性
を向上するものであり、Fe量を0.12〜0.38%に規
定したのは、0.12%未満ではその効果なく、0.38
%を越えると下記の(1)式を満足しないからであ
る。 さらに本発明においては、ZrとFeの含有量を
次式のように規定する。 Fe量/5+Zr量≦0.09% ……(1) (1)式のように規定するのはアルミ合金の強度、
耐熱性と導電率のバランスを保つためであり、合
計量が0.09%を越えると導電率が満足しなくなる
からである。 又Bは通常不純物としてアルミニウム地金中に
数ppm程度含まれるものであるが、耐熱アルミ合
金を製造する際、Bが一定量以上存在するとBと
耐熱アルミ合金中に含まれるZrと反応し、ZrB2
が生成する。この結果、耐熱性の有効成分である
Zrの相対量が減少し、耐熱性が劣化することと
なるので、本発明ではBを0.002%以下に制限し、
好ましくは0.001%以下に管理する必要がある。 本発明における鋳造は、連続鋳造圧延法が好ま
しい。 又本発明においては、熱間加工後の引張強さが
11Kg/mm2以下となるように熱間加工するのは、熱
間加工工程中にFeを析出させ、導電率の低下を
防ぐと共に、Zr、固溶Fe、晶出Al3Fe、Al6Feの
相乗効果により、耐熱性を向上するためである。
引張強さが11Kg/mm2を越えると、導電率、耐熱性
が低下する。 引張強さを11Kg/mm2以下にする熱間加工法とし
ては、例えば加工開始温度を500℃以上、加工終
了温度を300℃以上とし、かつ熱間加工度を80%
以上とする方法が採られる。加工開始温度500℃
未満では耐熱性不良となり、加工終了温度300℃
未満でも耐熱性不良となり、又加工度80%未満で
は強度が不足する。 このように加工終了温度が高いため、圧延機出
口から巻取機の間で水冷するなどの方法で100℃
以下に冷却して巻取ることが望ましい。 上述の熱間加工後通常の方法により最終サイズ
に冷間加工すると、本発明により導電率60%
IACS以上、硬アルミニウム線と同等以上の強度
を持ち、230℃で1時間加熱後の残存引張強度が
90%以上の60TAlとしての性能を満足する耐熱ア
ルミ合金材が得られる。 ここで残存引張強度とは、上述の加熱後冷却し
た線の引張強度の加熱前の引張強度に対する百分
率(%)を意味する。 (実施例) 表1に示す組成のアルミ合金を溶製し、鋳型断
面積3200mm2の連続鋳造機により鋳造し、ひきつづ
き表1に示す条件で熱間圧延して各種引張強さを
有する11.7mmの荒引線を作成した。 この荒引線を冷間加工により4.8mmに伸線し
た線の引張強さ、導電率、耐熱性は表2に示す通
りである。 耐熱性は230℃で1時間加熱後の残存引張強度
で示した。
【表】
【表】
表1、2より、本発明によるNo.1〜No.7は、い
ずれも前述の60TAlとしての性能を満足すること
が分る。 これに対し、合金組成が本発明範囲外で、かつ
熱間圧延後の引張強さが高過ぎるNo.8、No.9では
導電率、耐熱性が低い。 (発明の効果) 上述のように構成された本発明の導電用耐熱ア
ルミ合金の製造法は次のような効果がある。 (イ) Zr0.015〜0.066%、Fe0.12〜0.38%および
B0.002%以下を含有し、かつFe量/5+Zr量≦ 0.09%なる関係を有し、残部Alと通常の不純物
とから成るアルミ合金を用い、この合金を鋳造
後ひきつづき熱間加工後の引張強さが11Kg/mm2
以下となるように熱間圧延するため、熱間加工
工程中Feを析出させるから、Zr、固溶Fe、晶
出Al3Fe、Al6Feの相乗効果による加工硬化能、
耐熱性に対する寄与の効果により、導電性の低
下を防ぎつつ強度、耐熱性を向上するので、導
電率、強度、耐熱性のバランスが良好で、前述
の60TAlとしての性能をすべて満足する耐熱
性、導電性のすぐれたアルミ合金材を製造し得
る。 (ロ) 上述のように比較的成分範囲の広い低量の
Zr、広い成分範囲のFeで性能を満足するので、
製造上の安定性が良い。 (ハ) 従来の製造法では熱間圧延後の引張強さ12〜
13Kg/mm2とH12に近い調質であり、ばらつき易
いが、本発明によるとO材に近い特性であり、
安定して製造し易いので、製造コストが易く、
安定した特性が得られる。
ずれも前述の60TAlとしての性能を満足すること
が分る。 これに対し、合金組成が本発明範囲外で、かつ
熱間圧延後の引張強さが高過ぎるNo.8、No.9では
導電率、耐熱性が低い。 (発明の効果) 上述のように構成された本発明の導電用耐熱ア
ルミ合金の製造法は次のような効果がある。 (イ) Zr0.015〜0.066%、Fe0.12〜0.38%および
B0.002%以下を含有し、かつFe量/5+Zr量≦ 0.09%なる関係を有し、残部Alと通常の不純物
とから成るアルミ合金を用い、この合金を鋳造
後ひきつづき熱間加工後の引張強さが11Kg/mm2
以下となるように熱間圧延するため、熱間加工
工程中Feを析出させるから、Zr、固溶Fe、晶
出Al3Fe、Al6Feの相乗効果による加工硬化能、
耐熱性に対する寄与の効果により、導電性の低
下を防ぎつつ強度、耐熱性を向上するので、導
電率、強度、耐熱性のバランスが良好で、前述
の60TAlとしての性能をすべて満足する耐熱
性、導電性のすぐれたアルミ合金材を製造し得
る。 (ロ) 上述のように比較的成分範囲の広い低量の
Zr、広い成分範囲のFeで性能を満足するので、
製造上の安定性が良い。 (ハ) 従来の製造法では熱間圧延後の引張強さ12〜
13Kg/mm2とH12に近い調質であり、ばらつき易
いが、本発明によるとO材に近い特性であり、
安定して製造し易いので、製造コストが易く、
安定した特性が得られる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 Zr0.015〜0.066%、Fe0.12〜0.38%および
B0.002%以下を含有し、かつFe量/5+Zr量≦0.09 %なる関係を有し、残部Alと通常の不純物とか
ら成るアルミ合金を、連続鋳造後、ひきつづき、
熱間加工後の引張強さが11Kg/mm2以下となるよう
に、加工開始温度を500℃以上、加工終了温度を
300℃以上とし、かつ熱間加工度を80%以上とし
て熱間加工を施すことを特徴とする導電用耐熱ア
ルミ合金の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3624583A JPS59162258A (ja) | 1983-03-04 | 1983-03-04 | 導電用耐熱アルミ合金の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3624583A JPS59162258A (ja) | 1983-03-04 | 1983-03-04 | 導電用耐熱アルミ合金の製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59162258A JPS59162258A (ja) | 1984-09-13 |
| JPH0567704B2 true JPH0567704B2 (ja) | 1993-09-27 |
Family
ID=12464384
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3624583A Granted JPS59162258A (ja) | 1983-03-04 | 1983-03-04 | 導電用耐熱アルミ合金の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59162258A (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5824495B2 (ja) * | 1979-07-20 | 1983-05-21 | アルミニウム線材株式会社 | 耐熱性導電用アルミニウム合金の製造法 |
| JPS57200545A (en) * | 1981-06-02 | 1982-12-08 | Furukawa Electric Co Ltd:The | Preparation of highly conductive heat resistant aluminum alloy conductor |
-
1983
- 1983-03-04 JP JP3624583A patent/JPS59162258A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59162258A (ja) | 1984-09-13 |
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