JPH05681A - 剛性可変車体 - Google Patents

剛性可変車体

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Publication number
JPH05681A
JPH05681A JP15330191A JP15330191A JPH05681A JP H05681 A JPH05681 A JP H05681A JP 15330191 A JP15330191 A JP 15330191A JP 15330191 A JP15330191 A JP 15330191A JP H05681 A JPH05681 A JP H05681A
Authority
JP
Japan
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vehicle body
rigidity
engine hood
door
rigidity adjusting
Prior art date
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Pending
Application number
JP15330191A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Kawamura
賢 河村
Tomohiko Adachi
智彦 足立
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
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Publication of JPH05681A publication Critical patent/JPH05681A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】車両が旋回走行状態にあるときには、運転者が
良好な接地感覚を得ることができる程度にまでねじり剛
性が高められるとともに、車両が旋回走行状態にないと
きには、乗員にとっての良好な乗心地の確保に寄与する
ものとなす。 【構成】エンジンフッド及びリアゲート(7,9)を、
閉状態のもとに車体本体部(11)に対して拘束する可
動部拘束状態と、閉状態のもとに車体本体部(11)に
対する拘束から解放する可動部解放状態とを選択的にと
るエンジンフッド部分及びリアゲート部分剛性調整機構
(34〜37)と、車体本体部(11)におけるロール
軸線回りの変位加速度を検出するGセンサ(55,5
6)と、Gセンサ(55,56)により検出された変位
加速度が所定以上となるとき、エンジンフッド部分及び
リアゲート部分剛性調整機構(34〜37)に可動部拘
束状態をとらせて、左右ドア,エンジンフッド及びリア
ゲート(3,4,7,9)を伴った車体本体部(11)
のねじり剛性を高める回路構成部(57)とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、開口部が設けられると
ともにその開口部を開閉する可動部が取り付けられた車
体本体部を有し、そのねじり剛性を状況に応じて変化さ
せるものとされた剛性可変車体に関する。
【0002】
【従来の技術】車両の車体は、キャビン開口部,エンジ
ンルーム開口部,トランクスペース開口部等が設けられ
た車体本体部に、キャビン開口部,エンジンルーム開口
部,トランクスペース開口部等を夫々開閉するドア,エ
ンジンフッド,トランクリッド等の複数の可動部が取り
付けられて構成される基本構造を有するものとされる。
そして、車体本体部及び各可動部には、各種の補強部材
がそれらが必要とされる部分に取り付けられ、それによ
り、車体全体の剛性の確保が図られる。
【0003】このような、車両の車体にあっては、例え
ば、実開昭59−137869号公報に示される如くに、車体本
体部におけるキャビン開口部を部分的に形成するセンタ
ーピラー内に、押圧ピンがその先端部分をセンターピラ
ーにおけるキャビン開口部に臨む端面部分からその外部
に突出させて進退動可能に設けられるとともに、キャビ
ン開口部を開閉するドアにおける、センターピラーの押
圧ピンが突出する端面部分に対向せしめられる端面部分
に、押圧ピンの先端部分に対応する位置をもって受皿部
が設けられ、車両が走行状態におかれるときには、押圧
ピンがセンターピラーにおけるキャビン開口部に臨む端
面部分から突出せしめられて、その先端部分がキャビン
開口部を閉塞する閉状態をとるものとされたドアに設け
られた受皿部に圧接せしめられるものとされ、それによ
り、車両の走行時には、ドアを伴なった車体本体部の剛
性が一段と高められるようにされたものが提案されてい
る。このような車両の車体は、その剛性が車両の走行時
において車両の停止時に比して向上せしめられ、車両が
所定の走行状態におかれたもとでの運動特性の向上ある
いは騒音の低減等を図ることができるものとされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに走行状態におかれるもとでは、常時、剛性が高めら
れたものとされる車体を備えた車両は、例えば、路面の
凹凸に起因する小刻みな衝撃が直接的に乗員に伝えられ
ることになって、乗員にとって乗心地が良くないものと
なる事態が頻繁にまねかれることになる。即ち、車両の
走行中には、例えば、ローリングにより車体のねじれが
生じることになる車両の旋回走行時の如くに、運転者が
良好な接地感覚を得ることができるように車体のねじり
剛性が高いことが望まれる状態や、平坦な直線路を走行
する場合の如く、車体の剛性が高いことより乗員にとっ
ての乗心地が良いことが優先する状態等の種々な状態が
とられるが、上述の如くに、車両が走行状態におかれる
ときには常時車体の剛性が高められたものとされるもと
では、車体の剛性が高くされることより乗員にとっての
乗心地が良くされることが優先されるべき状態において
も、車体の剛性が高いまま維持され、その結果、乗員に
とっての乗心地が損なわれることになってしまうのであ
る。
【0005】また、車両が走行状態におかれて車体の剛
性が高められたものとされるにあたり、ドアがセンター
ピラーに対しての拘束状態におかれるだけでは、例え
ば、ローリングにより車体のねじれが生じることになる
車両の旋回走行時において、運転者が良好な接地感覚を
得ることができる程度にまで車体のねじり剛性が高めら
れるようになされることが困難とされる虞がある。
【0006】斯かる点に鑑み、本発明は、車両がローリ
ングにより車体のねじれが生じることになる旋回走行状
態におかれるときには、運転者が良好な接地感覚を得る
ことができる程度にまでねじり剛性が高められるととも
に、車両が旋回走行状態になく、車体の剛性が高いこと
より乗員にとっての乗心地が良いことが優先する走行状
態におかれるときには、剛性が高められることなく、乗
員にとっての良好な乗心地の確保に寄与するものとされ
た剛性可変車体を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成すべ
く、本発明に係る剛性可変車体は、開口部が設けられる
とともにその開口部を開閉すべく取り付けられた可動部
を伴った車体本体部のねじり剛性を変化させる剛性調整
手段と、車体本体部におけるロール軸線回りの変位加速
度を検出する検出手段と、剛性調整手段に対する動作制
御手段とを備え、動作制御手段が、検出手段により検出
された変位加速度が所定以上となるとき、剛性調整手段
に可動部を伴った車体本体部のねじり剛性を高める状態
をとらせるものとされて、構成される。
【0008】
【作用】上述の如くに構成される本発明に係る剛性可変
車体においては、車体本体部におけるロール軸線回りの
変位加速度に基づいて、当該車体を備えた車両の旋回走
行状態を検知するようにされ、ロール軸線回りの変位加
速度を検出する検出手段により検出された変位加速度が
所定以上となるとき、即ち、車両が、当該車体がローリ
ングによりねじれを生じることになる旋回走行状態にお
かれるときには、剛性調整手段が可動部を伴った車体本
体部のねじり剛性を高めるものとされる。それにより、
車両が旋回走行状態におかれるときには、運転者が良好
な接地感覚を得ることができる程度にまでねじり剛性が
高められるとともに、車両が旋回走行状態になく、車体
の剛性が高いことより乗員にとっての乗心地が良いこと
が優先する走行状態におかれるときには、可動部を伴っ
た車体本体部の剛性が高められることなく、乗員にとっ
ての良好な乗心地の確保に寄与するものとなる。
【0009】
【実施例】図1は、本発明に係る剛性可変車体の一例を
備えた車両を示し、図1に示される車両においては、左
キャビン開口部及び右キャビン開口部を夫々開閉する左
ドア3及び右ドア4,エンジンルーム開口部を開閉する
エンジンフッド7、及び、トランクスペース開口部を開
閉するリアゲート9が組み付けられた車体本体部11を
有し、その車体本体部11に、フロントバンパーが一体
形成されたフロントシュラウド12,左右フロントフェ
ンダ13及び14,リアバンパー15等が取り付けられ
て構成された車体が備えられている。そして、左ドア3
及び右ドア4においては、左フロントフェンダ13側の
端部及び右フロントフェンダ14側の端部がヒンジ部を
介して車体本体部11に連結されており、エンジンフッ
ド7においては、フロントウインドシールド18の下方
部側の端部がヒンジ部を介して車体本体部11に連結さ
れており、さらに、リアゲート9においては、ルーフ2
0の後端側の端部がヒンジ部を介して車体本体部11に
連結されている。従って、左ドア3及び右ドア4は、そ
れらの後端部3A及び4Aが夫々左リアフェンダ21及
び右リアフェンダ22に対して離隔・近接せしめられ
て、左キャビン開口部及び右キャビン開口部を開閉する
ものとされ、エンジンフッド7は、その前端部7Aがフ
ロントシュラウド12に対して離隔・近接せしめられ
て、エンジンルーム開口部を開閉するものとされ、さら
に、リアゲート9はその後端部9Aがリアパネル23に
対して離隔・近接せしめられて、トランクスペース開口
部を開閉するものとされている。
【0010】斯かるもとで、左ドア3の後端部3Aと左
リアフェンダ21との相互対向部分における上方側部位
及び下方側部位、及び、右ドア4の後端部4Aと右リア
フェンダ22との相互対向部分における上方側部位及び
下方側部位に、夫々、ドア部分剛性調整機構30,3
1,32及び33が配設されており、また、エンジンフ
ッド7の左側端部7Bと左フロントフェンダ13との相
互対向部分における前方側部位、及び、エンジンフッド
7の右側端部7Cと右フロントフェンダ14との相互対
向部分における前方側部位に、夫々、エンジンフッド部
分剛性調整機構34及び35が配設されており、さら
に、リアゲート9の左側端部9Bと左リアフェンダ21
との相互対向部分における後方側部位、及び、リアゲー
ト9の右側端部9Cと右リアフェンダ22との相互対向
部分における後方側部位に、夫々、リアゲート部分剛性
調整機構36及び37が配設されている。
【0011】ドア部分剛性調整機構30は、図1におけ
るII−II線断面を示す図2にあらわされている如くに、
左リアフェンダ21の内部に固定された電磁プランジャ
40と左ドア3の後端部3Aの内部に固定された係合部
41とを含んで構成されている。電磁プランジャ40
は、その可動部材40Aが、左リアフェンダ21におけ
る端面部21Aに設けられた透孔を通じて、左リアフェ
ンダ21から外部に突出せしめられたものとされてい
る。この電磁プランジャ40の可動部材40Aは、左リ
アフェンダ21の端面部21Aにおいて、その先端部を
左ドア3の後端部3Aに向けて進退動を行うように駆動
され、可動部材40Aの先端部は球面状に整形されてい
る。一方、係合部41は、左ドア3の後端部3Aにおけ
る端面部3Bに設けられた透孔42に連結された有底孔
43が設けられたものとされており、有底孔43におけ
る透孔42との連結部はテーパー部を形成している。透
孔42は電磁プランジャ40の可動部材40Aの外径よ
り充分に大とされた内径を有しており、また、透孔42
にテーパー部をもって連結された有底孔43におけるテ
ーパー部より深い部分は、電磁プランジャ40の可動部
材40Aの外径より極めて僅かに大とされた内径を有し
たものとされている。
【0012】図2に示された状態の如くに、左ドア3が
閉状態とされて、左ドア3の後端部3Aにおける端面部
3Bが左リアフェンダ21の端面部21Aに対向せしめ
られるときには、端面部3Bに設けられた透孔42が、
端面部21Aに設けられた透孔から外部に突出する電磁
プランジャ40の可動部材40Aの先端部に対向する位
置におかれるものとされている。そして、端面部3Bに
設けられた透孔42が電磁プランジャ40の可動部材4
0Aの先端部に対向する位置におかれたもとで、電磁プ
ランジャ40の可動部材40Aが、図2において実線に
より示される、後退位置をとるものとされるときには、
電磁プランジャ40の可動部材40Aは左ドア3の後端
部3Aの内部に固定された係合部41に係合しない状態
とされる。このとき、ドア部分剛性調整機構30は、左
ドア3を、車体本体部11に設けられた左キャビン開口
部を閉塞する状態のもとに、車体本体部11を形成する
左リアフェンダ21に対する拘束から解放されたものと
なす状態をとるものとなっており、斯かる状況にあって
は、車体本体部11の左ドア3を伴った部分における剛
性の変化はもたらされない。
【0013】それに対して、端面部3Bに設けられた透
孔42が電磁プランジャ40の可動部材40Aの先端部
に対向する位置におかれたもとで、電磁プランジャ40
の可動部材40Aが、図2において一点鎖線により示さ
れる、前進位置をとるものとされるときには、可動部材
40Aの先端部が、端面部3Bに設けられた透孔42を
通じて、左ドア3の後端部3Aの内部に固定された係合
部41に設けられた有底孔43のテーパー部より深い部
分にまで達し、可動部材40Aが、係合部41に設けら
れた有底孔43内に挿入されて、係合部41に係合した
状態とされる。斯かる状況においては、ドア部分剛性調
整機構30は、左ドア3を、車体本体部11に設けられ
た左キャビン開口部を閉塞する状態のもとに、車体本体
部11を形成する左リアフェンダ21に対して拘束され
たものとなす状態をとるものとなっており、斯かる状況
にあっては、車体本体部11の左ドア3を伴った部分に
おける剛性が高められることになる。
【0014】なお、電磁プランジャ40の可動部材40
Aが係合部41に係合した状態とされるに際して、可動
部材40Aの先端部が球面状に整形されており、かつ、
係合部41に設けられた有底孔43が、可動部材40A
の外径より充分に大なる内径を有するものとされた透孔
42にテーパー部をもって連結されていることにより、
可動部材40Aの係合部41に設けられた有底孔43内
への挿入が、容易かつ円滑に行われる。
【0015】ドア部分剛性調整機構31,32及び33
の夫々も、上述のドア部分剛性調整機構30と同様に構
成されて、電磁プランジャ40及び係合部41に夫々対
応する電磁プランジャ及び係合部を有するものとされ、
ドア部分剛性調整機構30と同様な動作を行い、ドア部
分剛性調整機構30と同様な機能を果たすものとされて
いる。
【0016】一方、エンジンフッド部分剛性調整機構3
4は、図1におけるIII−III線断面を示す図3にあらわ
されている如くに、左フロントフェンダ13の内部に固
定された電磁プランジャ45とエンジンフッド7の左側
端部7Bの内側に設けられた支持部46に固定された係
合部47とを含んで構成されている。電磁プランジャ4
5は、その可動部材45Aが、左フロントフェンダ13
における端面部13Aに設けられた透孔を通じて、左フ
ロントフェンダ13からエンジンルーム内に突出せしめ
られたものとされている。この電磁プランジャ45の可
動部材45Aは、左フロントフェンダ13の端面部13
Aにおいて、その先端部をエンジンフッド7の左側端部
7Bの内側に設けられた支持部46に向けて進退動を行
うように駆動され、可動部材45Aの先端部は球面状に
整形されている。一方、係合部47は、支持部46に設
けられた透孔48に連結された有底孔49が設けられた
ものとされており、有底孔49における透孔48との連
結部はテーパー部を形成している。透孔48は電磁プラ
ンジャ45の可動部材45Aの外径より充分に大とされ
た内径を有しており、また、透孔48にテーパー部をも
って連結された有底孔49におけるテーパー部より深い
部分は、電磁プランジャ45の可動部材45Aの外径よ
り極めて僅かに大とされた内径を有したものとされてい
る。
【0017】図3に示された状態の如くに、エンジンフ
ッド7が閉状態とされて、エンジンフッド7の左側端部
7Bの内側に設けられた支持部46が左フロントフェン
ダ13の端面部13Aに対向せしめられるときには、支
持部46に設けられた透孔48が、端面部13Aに設け
られた透孔から外部に突出する電磁プランジャ45の可
動部材45Aの先端部に対向する位置におかれるものと
されている。そして、支持部46に設けられた透孔48
が電磁プランジャ45の可動部材45Aの先端部に対向
する位置におかれたもとで、電磁プランジャ45の可動
部材45Aが、図3において実線により示される、後退
位置をとるものとされるときには、電磁プランジャ45
の可動部材45Aはエンジンフッド7の左側端部7Bの
内側に設けられた支持部46に固定された係合部47に
係合しない状態とされる。このとき、エンジンフッド部
分剛性調整機構34は、エンジンフッド7を、車体本体
部11に設けられたエンジンルーム開口部を閉塞する状
態のもとに、車体本体部11を形成する左フロントフェ
ンダ13に対する拘束から解放されたものとなす状態を
とるものとなっており、斯かる状況にあっては、車体本
体部11のエンジンフッド7を伴った部分における剛性
の変化はもたらされない。
【0018】それに対して、支持部46に設けられた透
孔48が電磁プランジャ45の可動部材45Aの先端部
に対向する位置におかれたもとで、電磁プランジャ45
の可動部材45Aが、図3において一点鎖線により示さ
れる、前進位置をとるものとされるときには、可動部材
45Aの先端部が、支持部46に設けられた透孔48を
通じて、エンジンフッド7の左側端部7Bの内側に設け
られた支持部46に固定された係合部47に設けられた
有底孔49のテーパー部より深い部分にまで達し、可動
部材45Aが、係合部47に設けられた有底孔49内に
挿入されて、係合部47に係合した状態とされる。斯か
る状況においては、エンジンフッド部分剛性調整機構3
4は、エンジンフッド7を、車体本体部11に設けられ
たエンジンルーム開口部を閉塞する状態のもとに、車体
本体部11を形成する左フロントフェンダ13に対して
拘束されたものとなす状態をとるものとなっており、斯
かる状況にあっては、車体本体部11のエンジンフッド
7を伴った部分における剛性が高められることになる。
【0019】なお、電磁プランジャ45の可動部材45
Aが係合部47に係合した状態とされるに際して、可動
部材45Aの先端部が球面状に整形されており、かつ、
係合部47に設けられた有底孔49が、可動部材45A
の外径より充分に大なる内径を有するものとされた透孔
48にテーパー部をもって連結されていることにより、
可動部材45Aの係合部47に設けられた有底孔49内
への挿入が、容易かつ円滑に行われる。
【0020】エンジンフッド部分剛性調整機構35及び
リアゲート部分剛性調整機構36及び37の夫々も、上
述のエンジンフッド部分剛性調整機構34と同様に構成
されて、電磁プランジャ45及び係合部47に夫々対応
する電磁プランジャ及び係合部を有するものとされ、エ
ンジンフッド部分剛性調整機構34と同様な動作を行
い、エンジンフッド部分剛性調整機構34と同様な機能
を果たすものとされている。
【0021】車体本体部11における左キャビン開口部
の下方に位置するサイドシル38の内部及び車体本体部
11における右キャビン開口部の下方に位置するサイド
シル39の内部には、夫々、車体本体部11の上下方向
の変位加速度を検出する変位加速度センサ(Gセンサ)
55及び56が取り付けられている。これらGセンサ5
5及び56の各々は、例えば、図4に示される如く、サ
イドシル38もしくは39に固定され、上下方向に所定
の間隔をおいて対向配置された一対のピエゾ効果を呈す
る圧電素子58及び59と、圧電素子58と圧電素子5
9との間に配され、圧電素子58及び59に対して離隔
・近接する方向に移動可能とされたウエイト60とから
成る変位加速度検知部61,圧電素子58から得られる
出力についての増幅等の処理を行う出力処理部62,圧
電素子59から得られる出力についての増幅等の処理を
行う出力処理部63、及び、出力処理部62からの出力
信号SUと出力処理部63からの出力信号SDとの差を
とり、それにより得られる差出力を検出出力信号SGL
もしくはSGRとして送出する差動回路部64を含んで
構成される。
【0022】このようなGセンサ55及び56は、車両
が旋回走行状態にあり、図5に示される如くに、車体が
ローリングを生じることによって、車体本体部11のサ
イドシル38及び39が車体本体部11におけるロール
軸線回りの回動を生じ、サイドシル38が上方に、ま
た、サイドシル39が下方に、という如くにサイドシル
38及び39が互いに逆方向に変位するとき、車体本体
部11のロール軸線回り変位加速度を検出するものとな
り、その動作原理は以下の如くとなる。
【0023】Gセンサ55もしくは56にあっては、サ
イドシル38もしくは39が上方に変位するとき、それ
に伴って変位加速度検知部61における一対の圧電素子
58及び59も上方に変位し、それにより、相対的に、
下方側の圧電素子59がウエイト60により、サイドシ
ル38もしくは39の上方変位の加速度に応じた押圧力
をもって押圧されることになる。従って、下方側の圧電
素子59から得られる出力が上方側の圧電素子58から
得られる出力より、圧電素子59に対するウエイト60
の押圧力に応じて大とされるレベルを有するものとな
る。それにより、出力処理部62からの出力信号SUよ
り出力処理部63からの出力信号SDの方が、圧電素子
59に対するウエイト60の押圧力に応じて大とされる
レベルをとることになって、差動回路部64から送出さ
れる検出出力信号SGLもしくはSGRは、例えば、サ
イドシル38もしくは39の上方変位の加速度に応じた
負のレベルをとるものとなる。
【0024】また、サイドシル38もしくは39が下方
に変位するときには、それに伴って変位加速度検知部6
1における一対の圧電素子58及び59も下方に変位
し、それにより、相対的に、上方側の圧電素子58がウ
エイト60により、サイドシル38もしくは39の下方
変位の加速度に応じた押圧力をもって押圧されることに
なる。従って、上方側の圧電素子58から得られる出力
が下方側の圧電素子59から得られる出力より、圧電素
子58に対するウエイト60の押圧力に応じて大とされ
るレベルを有するものとなる。それにより、出力処理部
62からの出力信号SUの方が出力処理部63からの出
力信号SDより、圧電素子58に対するウエイト60の
押圧力に応じて大とされるレベルをとることになって、
差動回路部64から送出される検出出力信号SGLもし
くはSGRは、例えば、サイドシル38もしくは39の
下方変位の加速度に応じた正のレベルをとるものとな
る。
【0025】このようにして、Gセンサ55もしくは5
6からは、サイドシル38もしくは39が上方に変位す
るときには、その上方変位の加速度に応じた負のレベル
を有する検出出力信号SGLもしくはSGRが得られ、
また、サイドシル38もしくは39が下方に変位すると
きには、その下方変位の加速度に応じた正のレベルを有
する検出出力信号SGLもしくはSGRが得られるので
ある。従って、例えば、車両が旋回走行状態にあり、図
5に示される如くに、車体がローリング状態にあること
になって、車体本体部11のサイドシル38及び39が
車体本体部11におけるロール軸線回りの回動を生じ、
サイドシル38が上方に変位するとともにサイドシル3
9が下方に変位する場合には、Gセンサ55から、サイ
ドシル38の上方変位の加速度に応じた負のレベルを有
する検出出力信号SGLが得られるとともに、Gセンサ
56から、サイドシル39の下方変位の加速度に応じた
正のレベルを有する検出出力信号SGRが得られること
になって、斯かる検出出力信号SGL及びSGRは、車
体本体部11のロール軸線回りの変位加速度をあらわす
ものとなる。
【0026】さらに、車体本体部11における、例え
ば、キャビン形成部の前方部分を形成するダッシュパネ
ルの内側には、Gセンサ55及び56からの検出出力信
号SGL及びSGRを受け、それらに基づいてドア部分
剛性調整機構30,31,32及び33とエンジンフッ
ド部分剛性調整機構34及び35とリアゲート部分剛性
調整機構36及び37との夫々における電磁プランジャ
を制御する回路構成部57が配設されている。そして、
Gセンサ55及び56,回路構成部57、及び、ドア部
分剛性調整機構30,31,32及び33とエンジンフ
ッド部分剛性調整機構34及び35とリアゲート部分剛
性調整機構36及び37との夫々における電磁プランジ
ャは、例えば、図6に示される如くの電気的接続がなさ
れている。
【0027】図6に示される電気的接続のもとにあって
は、Gセンサ55からの検出出力信号SGL及びGセン
サ56からの検出出力信号SGRが、回路構成部57に
供給される。回路構成部57は、制御ブロック65と駆
動回路66とを含み、制御ブロック65がGセンサ55
からの検出出力信号SGL及びGセンサ56からの検出
出力信号SGRを受け、制御ブロック65は、検出出力
信号SGL及びSGRに基づいて制御信号CPを形成し
てそれを駆動回路66に供給し、駆動回路66は、制御
信号CPが供給されるとき、それに応じた駆動信号DP
を形成して、それをドア部分剛性調整機構30における
電磁プランジャ40,ドア部分剛性調整機構31,32
及び33が夫々備える、ドア部分剛性調整機構30の電
磁プランジャ40に対応する電磁プランジャ50,51
及び52,エンジンフッド部分剛性調整機構34におけ
る電磁プランジャ45,エンジンフッド部分剛性調整機
構35が備える、エンジンフッド部分剛性調整機構34
における電磁プランジャ45に対応する電磁プランジャ
53、及び、リアゲート部分剛性調整機構36及び37
が夫々備える、エンジンフッド部分剛性調整機構34に
おける電磁プランジャ45に対応する電磁プランジャ6
7及び68の夫々に供給する。
【0028】ドア部分剛性調整機構30における電磁プ
ランジャ40は、駆動信号DPが供給されないとき、可
動部材40Aに後退位置をとらせて、ドア部分剛性調整
機構30が、左ドア3を、車体本体部11に設けられた
左キャビン開口部を閉塞する状態のもとに、車体本体部
11を形成する左リアフェンダ21に対する拘束から解
放されたものとなす状態をとるようになし、また、駆動
信号DPが供給されるとき、可動部材40Aに前進位置
をとらせて、ドア部分剛性調整機構30が、左ドア3
を、車体本体部11に設けられた左キャビン開口部を閉
塞する状態のもとに、車体本体部11を形成する左リア
フェンダ21に対して拘束されたものとなす状態をとる
ようになす。同様に、ドア部分剛性調整機構31におけ
る電磁プランジャ50は、駆動信号DPが供給されない
とき、その可動部材に後退位置をとらせて、ドア部分剛
性調整機構31が、左ドア3を、車体本体部11に設け
られた左キャビン開口部を閉塞する状態のもとに、車体
本体部11を形成する左リアフェンダ21に対する拘束
から解放されたものとなす状態をとるようになし、ま
た、駆動信号DPが供給されるとき、その可動部材に前
進位置をとらせて、ドア部分剛性調整機構31が、左ド
ア3を、車体本体部11に設けられた左キャビン開口部
を閉塞する状態のもとに、車体本体部11を形成する左
リアフェンダ21に対して拘束されたものとなす状態を
とるようになす。
【0029】そして、ドア部分剛性調整機構32におけ
る電磁プランジャ51及びドア部分剛性調整機構33に
おける電磁プランジャ52の夫々は、駆動信号DPが供
給されないとき、その可動部材に後退位置をとらせて、
ドア部分剛性調整機構32もしくは33が、右ドア4
を、車体本体部11に設けられた右キャビン開口部を閉
塞する状態のもとに、車体本体部11を形成する右リア
フェンダ22に対する拘束から解放されたものとなす状
態をとるようになし、また、駆動信号DPが供給される
とき、その可動部材に前進位置をとらせて、ドア部分剛
性調整機構32もしくは33が、右ドア4を、車体本体
部11に設けられた右キャビン開口部を閉塞する状態の
もとに、車体本体部11を形成する右リアフェンダ22
に対して拘束されたものとなす状態をとるようになす。
【0030】また、エンジンフッド部分剛性調整機構3
4における電磁プランジャ45は、駆動信号DPが供給
されないとき、可動部材45Aに後退位置をとらせて、
エンジンフッド部分剛性調整機構34が、エンジンフッ
ド7を、車体本体部11に設けられたエンジンルーム開
口部を閉塞する状態のもとに、車体本体部11を形成す
る左フロントフェンダ13に対する拘束から解放された
ものとなす状態をとるようになし、また、駆動信号DP
が供給されるとき、可動部材45Aに前進位置をとらせ
て、エンジンフッド部分剛性調整機構34が、エンジン
フッド7を、車体本体部11に設けられたエンジンルー
ム開口部を閉塞する状態のもとに、車体本体部11を形
成する左フロントフェンダ13に対して拘束されたもの
となす状態をとるようになす。
【0031】そして、エンジンフッド部分剛性調整機構
35における電磁プランジャ53は、駆動信号DPが供
給されないとき、その可動部材に後退位置をとらせて、
エンジンフッド部分剛性調整機構35が、エンジンフッ
ド7を、車体本体部11に設けられたエンジンルーム開
口部を閉塞する状態のもとに、車体本体部11を形成す
る右フロントフェンダ14に対する拘束から解放された
ものとなす状態をとるようになし、また、駆動信号DP
が供給されるとき、その可動部材に前進位置をとらせ
て、エンジンフッド部分剛性調整機構35が、エンジン
フッド7を、車体本体部11に設けられたエンジンルー
ム開口部を閉塞する状態のもとに、車体本体部11を形
成する右フロントフェンダ14に対して拘束されたもの
となす状態をとるようになす。
【0032】さらに、リアゲート部分剛性調整機構36
における電磁プランジャ67は、駆動信号DPが供給さ
れないとき、その可動部材に後退位置をとらせて、リア
ゲート部分剛性調整機構36が、リアゲート9を、車体
本体部11に設けられたトランクスペース開口部を閉塞
する状態のもとに、車体本体部11を形成する左リアフ
ェンダ21に対する拘束から解放されたものとなす状態
をとるようになし、また、駆動信号DPが供給されると
き、その可動部材に前進位置をとらせて、リアゲート部
分剛性調整機構36が、リアゲート9を、車体本体部1
1に設けられたトランクスペース開口部を閉塞する状態
のもとに、車体本体部11を形成する左リアフェンダ2
1に対して拘束されたものとなす状態をとるようにな
す。
【0033】そして、リアゲート部分剛性調整機構37
における電磁プランジャ68は、駆動信号DPが供給さ
れないとき、その可動部材に後退位置をとらせて、リア
ゲート部分剛性調整機構37が、リアゲート9を、車体
本体部11に設けられたトランクスペース開口部を閉塞
する状態のもとに、車体本体部11を形成する右リアフ
ェンダ22に対する拘束から解放されたものとなす状態
をとるようになし、また、駆動信号DPが供給されると
き、その可動部材に前進位置をとらせて、リアゲート部
分剛性調整機構37が、リアゲート9を、車体本体部1
1に設けられたトランクスペース開口部を閉塞する状態
のもとに、車体本体部11を形成する右リアフェンダ2
2に対して拘束されたものとなす状態をとるようにな
す。
【0034】斯かるもとで、回路構成部57における制
御ブロック65は、Gセンサ55からの検出出力信号S
GLとGセンサ55からの検出出力信号SGRとの差
(レベル差)の絶対値を求める。この検出出力信号SG
Lと検出出力信号SGRとの差の絶対値は、車体本体部
11のロール軸線回り変位加速度に応じたものとなり、
車体本体部11のロール軸線回りの変位加速度が大であ
る程大とされる値をとる。従って、検出出力信号SGL
と検出出力信号SGRとの差の絶対値が所定の値以上で
あるときには、車両が旋回走行状態にあって、車体がロ
ーリング状態にあることになる。そして、制御ブロック
65は、求めた検出出力信号SGLと検出出力信号SG
Rとの差の絶対値を、予め設定された基準値と比較し、
検出出力信号SGLと検出出力信号SGRとの差の絶対
値が基準値未満である場合には、駆動回路66に対する
制御信号CPの送出を行わず、一方、検出出力信号SG
Lと検出出力信号SGRとの差の絶対値が基準値以上と
なると、その後における所定の期間、例えば、10秒間
においては、その間における検出出力信号SGLと検出
出力信号SGRとの差の絶対値に変化があってもその変
化にかかわらず、駆動回路66に対する制御信号CPの
送出を行う。従って、一旦、検出出力信号SGLと検出
出力信号SGRとの差の絶対値が基準値以上となると、
その後10秒間、駆動回路66からの駆動信号DPが、
ドア部分剛性調整機構30,31,32及び33におけ
る電磁プランジャ40,50,51及び52,エンジン
フッド部分剛性調整機構34及び35における電磁プラ
ンジャ45及び53、及び、リアゲート部分剛性調整機
構36及び37における電磁プランジャ67及び68の
夫々に供給される。
【0035】制御ブロック65における、検出出力信号
SGLと検出出力信号SGRとの差の絶対値が比較され
る基準値は、車両が或る程度の旋回走行状態にあって、
車体がローリング状態にあるときに対応する値に設定さ
れ、例えば、車両のステアリング特性において、アンダ
ーステアリング傾向が所定規模以上となる状態に相当す
るものとされる。それにより、検出出力信号SGLと検
出出力信号SGRとの差の絶対値が基準値以上となる状
況は、車両が或る程度以上の旋回走行状態にあって、車
体がローリングを生じている状態ということになる。従
って、制御ブロック65による制御のもとでは、車両が
或る程度以上の旋回走行状態にあって、車体がローリン
グ状態にあるときには、制御ブロック65から駆動回路
66に制御信号CPが送出され、それにより、駆動回路
66からドア部分剛性調整機構30,31,32及び3
3における電磁プランジャ40,50,51及び52,
エンジンフッド部分剛性調整機構34及び35における
電磁プランジャ45及び53、及び、リアゲート部分剛
性調整機構36及び37における電磁プランジャ67及
び68の夫々への駆動信号DPの供給がなされ、ドア部
分剛性調整機構30及び31の夫々が、左ドア3を、車
体本体部11に設けられた左キャビン開口部を閉塞する
状態のもとに、車体本体部11を形成する左リアフェン
ダ21に対して拘束されたものとなす状態をとるととも
に、ドア部分剛性調整機構32及び33の夫々が、右ド
ア4を、車体本体部11に設けられた右キャビン開口部
を閉塞する状態のもとに、車体本体部11を形成する右
リアフェンダ22に対して拘束されたものとなす状態を
とり、また、エンジンフッド部分剛性調整機構34及び
35の夫々が、エンジンフッド7を、車体本体部11に
設けられたエンジンルーム開口部を閉塞する状態のもと
に、車体本体部11を形成する左フロントフェンダ13
もしくは右フロントフェンダ14に対して拘束されたも
のとなす状態をとり、さらに、リアゲート部分剛性調整
機構36及び37の夫々が、リアゲート9を、車体本体
部11に設けられたトランクスペース開口部を閉塞する
状態のもとに、車体本体部11を形成する左リアフェン
ダ21もしくは右リアフェンダ22に対して拘束された
ものとなす状態をとる。一方、車両が或る程度以上の旋
回走行状態になく、車体がローリング状態にないときに
は、制御ブロック65から駆動回路66に制御信号CP
が送出されず、それにより、駆動回路66からドア部分
剛性調整機構30,31,32及び33における電磁プ
ランジャ40,50,51及び52,エンジンフッド部
分剛性調整機構34及び35における電磁プランジャ4
5及び53、及び、リアゲート部分剛性調整機構36及
び37における電磁プランジャ67及び68の夫々への
駆動信号DPの供給は行われない。
【0036】その結果、車両が或る程度以上の旋回走行
状態にあって、車体がローリング状態にあるときにおい
ては、車体本体部11における左ドア3を伴う部分,右
ドア4を伴う部分,エンジンフッド7を伴う部分、及
び、リアゲート9を伴う部分の夫々における剛性が高め
られ、左ドア3,右ドア4,エンジンフッド7及びリア
ゲート9を伴った車体本体部11のねじり剛性が効果的
に高められることになる。そして、このようにして、左
ドア3,右ドア4,エンジンフッド7及びリアゲート9
を伴った車体本体部11のねじり剛性が効果的に高めら
れることにより、車両が或る程度以上の旋回走行状態に
あって、車体がローリング状態にあり、そのローリング
により車体のねじれが生じるもとにおいて、運転者が良
好な接地感覚を得ることができることになる。また、車
両が或る程度以上の旋回走行状態になく、車体がローリ
ング状態にないときにおいては、車体本体部11におけ
る左ドア3を伴う部分,右ドア4を伴う部分,エンジン
フッド7を伴う部分、及び、リアゲート9を伴う部分の
夫々における剛性は高められず、従って、左ドア3,右
ドア4,エンジンフッド7及びリアゲート9を伴った車
体本体部11のねじり剛性に変化はもたらされない。そ
れゆえ、左ドア3,右ドア4,エンジンフッド7及びリ
アゲート9を伴った車体本体部11のねじり剛性の向上
より、車両の乗員にとっての良好な乗心地が優先される
状態とされて、車両の乗員にとっての乗心地が良好に維
持されることになる。
【0037】上述の如くの制御を行う制御ブロック65
は、例えば、マイクロコンピュータが用いられて構成さ
れ、その際における制御ブロック65を構成するマイク
ロコンピュータが、制御信号CPの送出制御にあたって
実行するプログラムの一例は、図7におけるフローチャ
ートにより示される如くのものとされる。
【0038】図7のフローチャートにより示されるプロ
グラムにおいては、スタート後、ステップ71におい
て、Gセンサ55からの検出出力信号SGL及びGセン
サ56からの検出出力信号SGRを取り込み、続くステ
ップ72において、検出出力信号SGLと検出出力信号
SGRとの差の絶対値|SG|を求める。次に、ステッ
プ73において、ステップ72で求められた差の絶対値
|SG|が基準値SGO未満か否かを判断する。
【0039】ステップ73での判断の結果、差の絶対値
|SG|が基準値SGO以上であった場合には、ステッ
プ74において、タイマーの作動を開始させた後、ステ
ップ75において、制御信号CPを駆動回路66に送出
し、ステップ76に進む。ステップ76においては、タ
イマーの計測値TTが10秒以上となったか否かを判断
し、タイマーの計測値TTが10秒未満であれば、ステ
ップ75に戻って制御信号CPの駆動回路66への送出
を継続した後、再び、ステップ76での判断を行い、ま
た、タイマーの計測値TTが10秒以上となった場合に
は、ステップ77において、タイマーの作動を停止させ
た後、ステップ71に戻る。
【0040】一方、ステップ73での判断の結果、差の
絶対値|SG|が基準値SGO未満であった場合には、
直接にステップ71に戻る。
【0041】なお、上述の例においては、左右ドア3及
び4,エンジンフッド7,リアゲート9等を伴った車体
本体部11に対して、左ドア3の後端部3Aと左リアフ
ェンダ21との相互対向部分における上方側部位及び下
方側部位、及び、右ドア4の後端部4Aと右リアフェン
ダ22との相互対向部分における上方側部位及び下方側
部位に、夫々、ドア部分剛性調整機構30,31,32
及び33が配設されており、また、エンジンフッド7の
左側端部7Bと左フロントフェンダ13との相互対向部
分における前方側部位、及び、エンジンフッド7の右側
端部7Cと右フロントフェンダ14との相互対向部分に
おける前方側部位に、夫々、エンジンフッド部分剛性調
整機構34及び35が配設されており、さらに、リアゲ
ート9の左側端部9Bと左リアフェンダ21との相互対
向部分における後方側部位、及び、リアゲート9の右側
端部9Cと右リアフェンダ22との相互対向部分におけ
る後方側部位に、夫々、リアゲート部分剛性調整機構3
6及び37が配設されているが、左右ドア3及び4,エ
ンジンフッド7,リアゲート9等を伴った車体本体部1
1のねじり剛性を高める観点からは、ドア部分剛性調整
機構30,31,32及び33の貢献は比較的小である
ので、これらを省略し、エンジンフッド部分剛性調整機
構34及び35とリアゲート部分剛性調整機構36及び
37とによって、左右ドア3及び4,エンジンフッド
7,リアゲート9等を伴った車体本体部11についての
必要とされるねじり剛性の向上を図るようになすことも
できる。
【0042】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本発明に
係る剛性可変車体にあっては、車体本体部におけるロー
ル軸線回りの変位加速度に基づいて、当該車体を備えた
車両の旋回走行状態が検知され、ロール軸線回りの変位
加速度を検出する検出手段により検出された変位加速度
が所定以上となるとき、即ち、車両が、当該車体がロー
リングによりねじれを生じることになる旋回走行状態に
おかれるときには、剛性調整手段が可動部を伴った車体
本体部のねじり剛性を高めるべく作動せしめられるの
で、車両が旋回走行状態におかれるときには、運転者が
良好な接地感覚を得ることができる程度にまでねじり剛
性が高められることになり、しかも、車両が旋回走行状
態になく、車体の剛性が高いことより乗員にとっての乗
心地が良いことが優先する走行状態におかれるときに
は、可動部を伴った車体本体部の剛性が高められること
なく、乗員にとっての良好な乗心地の確保に寄与するも
のとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る剛性可変車体の一例が備えられた
車両を示す斜視図である。
【図2】本発明に係る剛性可変車体の一例におけるドア
部分剛性調整機構を示す断面図である。
【図3】本発明に係る剛性可変車体の一例におけるエン
ジンフッド部分剛性調整機構を示す断面図である。
【図4】本発明に係る剛性可変車体の一例におけるGセ
ンサの説明に供される構成図である。
【図5】本発明に係る剛性可変車体の一例が備えられた
車両の旋回走行状態を示す正面図である。
【図6】本発明に係る剛性可変車体の一例におけるドア
部分剛性調整機構,エンジンフッド部分剛性調整機構及
びリアゲート部分剛性調整機構についての制御系を示す
ブロック接続図である。
【図7】本発明に係る剛性可変車体の一例における制御
ブロックを構成するマイクロコンピュータが制御動作に
あたって実行するプログラムの一例を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
3 左ドア 4 右ドア 7 エンジンフッド 9 リアゲート 11 車体本体部 13 左フロントフェンダ 14 右フロントフェンダ 21 左リアフェンダ 22 右リアフェンダ 30 ドア部分剛性調整機構 31 ドア部分剛性調整機構 32 ドア部分剛性調整機構 33 ドア部分剛性調整機構 34 エンジンフッド部分剛性調整機構 35 エンジンフッド部分剛性調整機構 36 リアゲート部分剛性調整機構 37 リアゲート部分剛性調整機構 40 電磁プランジャ 41 係合部 45 電磁プランジャ 47 係合部 50 電磁プランジャ 51 電磁プランジャ 52 電磁プランジャ 53 電磁プランジャ 55 Gセンサ 56 Gセンサ 57 回路構成部 65 制御ブロック 66 駆動回路 67 電磁プランジャ 68 電磁プランジャ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】開口部が設けられるとともに該開口部を開
    閉すべく取り付けられた可動部を伴った車体本体部のね
    じり剛性を変化させる剛性調整手段と、上記車体本体部
    におけるロール軸線回りの変位加速度を検出する検出手
    段と、該検出手段により検出された変位加速度が所定以
    上となるとき、上記剛性調整手段に上記可動部を伴った
    車体本体部のねじり剛性を高める状態をとらせる動作制
    御手段と、を備えて構成される剛性可変車体。
JP15330191A 1991-06-25 1991-06-25 剛性可変車体 Pending JPH05681A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019506332A (ja) * 2016-02-11 2019-03-07 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツングRobert Bosch Gmbh 磁気粘性材料又は電気粘性材料による乗物の衝突エネルギー吸収及びエネルギー吸収要素の剛性を制御する方法

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