JPH0568546A - 新規シクロマルトデキストリナーゼ、その製造法及び該酵素を生産する微生物 - Google Patents
新規シクロマルトデキストリナーゼ、その製造法及び該酵素を生産する微生物Info
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Abstract
適pHが弱酸性で、菌体外に生産される酵素である新規
シクロマルトデキストリナーゼ、その製造法及び該酵素
を生産する微生物を提供する。 【構成】 バチルス・ステアロサーモフィルスNo.K
H−17株(微工研菌寄第12481号)を培養し、培
養上清液中からシクロマルトデキストリナーゼを採取
し、必要に応じて精製する。このシクロマルトデキスト
リナーゼは、マルトトリオース以上の重合度を有するマ
ルトオリゴ糖中のα−1,4−グルコピラノシド結合を
加水分解及び転移反応させて、一連のマルトオリゴ糖を
生成する。また、シクロデキストリン類に作用し、該シ
クロデキストリンの重合度に由来したマルトオリゴ糖を
主成分として生成する。
Description
クロデキストリン類(以下CD類と略す)から一連のマ
ルトオリゴ糖を生成する新規なシクロマルトデキストリ
ナーゼ(Cyclomaltodextrinase,EC,3,2,1,54)、その製造
法及び該酵素を生産する微生物に関する。更に詳しく
は、バチルス・ステアロサーモフィラスに属する新規な
好熱性細菌を培養して得られ、マルトトリオース以上の
重合度を有するマルトオリゴ糖に作用して、マルトース
を主成分とする一連のマルトオリゴ糖類を生産し、ま
た、CD類に作用して、該CDの重合度に由来したマル
トオリゴ糖を主成分として生成するシクロマルトデキス
トリナーゼ、その製造法及び該酵素を生産する微生物に
関する。
報告は極めて少なく、例えば、バチルス・マセランス
(Bacillus macerans, Biochem., 7巻,121-124 頁,19
68年)、バチルス・コアギュランス(Bacillus coagula
ns, Agric. Biol. Chem., 47巻,1441-1447 頁,1983
年)、バチルス・スフェリカス(Bacillus sphaericus,
特願平1-152257号)、キサントモナス・キャンペスト
リス(Xanthomonas campestris, 特開平3-83582 号)及
びシュードモナス・アミロデラモーサ(Pesudomonas am
yloderamosa, Biochim. Biophys. Acta, 391巻,96-108
頁,1975年)等が知られているにすぎない。
するが、菌体内酵素であることから酵素の調製が繁雑で
あるばかりでなく、生産性にも限界があった。更に、温
度安定性にも劣り、酵素反応の最適温度も低いことか
ら、工業用酵素として澱粉糖の生産に使用する際に問題
があった。
粉糖を生産する場合、作用適温が高く、該温度での安定
性の高い酵素が望まれている。これは、低温から中温で
の酵素反応では反応系中への微生物汚染を防止し得ず、
汚染微生物による副次的な反応により不必要な副生物が
生成するばかりではなく、反応時のpHが低下すること
によるpH調製に大量のアルカリ剤を必要とすることか
ら、結果的にこれらの塩を除去するための大規模な精製
設備が必要となり経済的ではないことによる。
度の弱酸性が好ましい。これは、中性からアルカリ性下
で酵素反応を行う場合には、生成する澱粉糖が異性化す
るため、結果的に必要とされる澱粉糖の純度を低下せし
めることによる。
される場合には、酵素は菌体外(培地中)に生成蓄積さ
れるのが好ましい。これは、菌体内酵素の場合には、酵
素の生産性に限界があり、経済的に問題があるばかりで
はなく、菌体からの酵素の抽出、精製に繁雑な工程を要
することによる。
高く、温度安定性に優れ、作用至適pHが弱酸性であ
り、菌体外に生産される酵素である新規シクロマルトデ
キストリナーゼ、その製造法及び該酵素を生産する微生
物を提供することにある。
が高く、温度安定性に優れ、作用至適pHが弱酸性であ
り、菌体外に生産される酵素であって、マルトトリオー
ス以上の重合度を有するマルトオリゴ糖及びCD類、特
にα−CD(シクロヘキサアミロース)を他のCD類に
比較してより強力に分解してマルトオリゴ糖を生成する
作用を有するシクロマルトデキストリナーゼを生産する
微生物を広く自然界から検索した結果、土壌中より分離
したバチルス・ステアロサーモフィラスに属する1菌株
(KH−17株)が該酵素を強力に生産することを見出
し、本発明を完成した。
シクロマルトデキストリナーゼを提供すると共に、バチ
ルス・ステアロサーモフィラスに属し、シクロマルトデ
キストリナーゼを菌体外(培地中)に生産する能力を有
する菌株(KH−17株)、並びに該菌株を培養し、培
養物から該新規シクロマルトデキストリナーゼを採取す
ることを特徴とする該新規シクロマルトデキストリナー
ゼの製造法を提供するものである。
ナーゼの理化学的諸性質について述べる。
中のα−1,4−グルコピラノシド結合を加水分解及び
転移反応させて、一連のマルトオリゴ糖を生成する。ま
た、CD類に作用し、該CD類の重合度に由来したマル
トオリゴ糖を主成分として生成する。 (ロ)基質特異性 マルトトリオース以上の重合度を有するマルトオリゴ糖
及びCD類を分解する。α−CDの加水分解速度が他の
CD及び同じ重合度を有する直鎖マルトオリゴ糖よりも
大である。デンプン、アミロペクチン、グリコーゲン、
パノース及びイソパノースを殆ど分解しない。
る。 (ニ)安定pH範囲 5℃24時間保存した時pH6〜9で安定である。 (ホ)作用適温 温度40〜75℃の範囲で作用し、最適温度は60℃付
近にある。 (ヘ)失活条件 4℃、24時間の保存条件下ではpH4で約90%が失
活し、pH7、2時間の条件下で80℃で完全に失活す
る。
℃、60℃、70℃及び80℃での残存活性はそれぞれ
90%、70%、30%及び13%である。 (チ)阻害化及び活性化 2価のカドミウム、亜鉛、水銀、マンガン、銅、ニッケ
ル及びpCMB(パラクロルマーキュリーベンゾエー
ト)で阻害される。 (リ)分子量 分子量は約106,000である(ゲル濾過法)。 (ヌ)等電点 等電点は約4.7である(等電点電気泳動法)。
デキストリナーゼとの理化学的諸性質の相違点を表1に
示す。
は、従来公知のシクロマルトデキストリナーゼに比較
し、高温で作用するばかりではなく、菌体外(培地中)
に生成蓄積する点で異なっていた。現在までに、以上の
ような性質を有する酵素は知られていないので、本発明
のシクロマルトデキストリナーゼは、新規酵素であると
判断した。
は、バチルス・ステアロサーモフィルス(Bacillus ste
arothermophilus )に属し、該酵素を生産する能力を有
する微生物を培養し、培養物から該酵素を採取すること
により得ることができる。
フィルスに属し、シクロマルトデキストリナーゼを生産
する微生物としては、以下の菌学的諸性質を有するバチ
ルス・ステアロサーモフィルスNo.KH−17株(Ba
cillus stearothermophilusNo.KH-17)が好ましく用い
られる。
1.0)×(2.5 〜3.0)μm (ミクロン) (2)細胞の多形性:なし (3)運動性:運動性が有り、周鞭毛を有す (4)胞子の有無:有 胞子のう:僅かに膨らんでいる 胞子の形:楕円形 胞子の位置:やや末端側 (5)グラム染色性:陽性 (6)抗酸性:陰性
円状。周縁は全縁状。色素の産生は認められない。 (2)肉汁寒天斜面培養 拡布状に生育する。 (3)肉汁液体培養 生育は弱く、わずかに混濁と沈渣を生じ、表面に不完全
なリングを形成する。 (4)肉汁ゼラチン穿刺培養 表面のみ育成し、ゼラチンの液化は認められない。 (5)リトマスミルク 凝固は認められず、酸、アルカリの産生も認められな
い。 (6)グルコース・肉汁液体培地による嫌気的生育は認
められない。 (7)硝酸塩からの嫌気ガスの生成 ガスは生成しない。
D−フラクトース、D−ガラクトース、D−トレハロー
ス、マルトース、蔗糖、乳糖、メリビオース、ラフィノ
ース、セロビオース、グリセリン、D−マンニットから
酸を生成し、ガスは生成しない。
グラム氏染色陽性であることからバチルス属に属するこ
とは明らかである。更に、デンプンの加水分解能を有
し、pH5.0で生育できず、75℃まで生育できるこ
とから、バージェイズ・マニュアル・オブ・システィマ
ティック・バクテオロジー、第2巻、1984年に基づ
きバチルス属のステアロサーモフィルス種に属する細菌
であると同定した。このバチルス・ステアロサーモフィ
ルスKH−17株は、工業技術院微生物工業技術研究所
に、微工研菌寄第12481号として寄託されている。
株の培養には、一般の好気性微生物の培養に採用されて
いる液体培地による振盪培養法や、通気攪拌培養法等が
用いられる。
タミン、ミネラル等を含む培地を用いればよい。炭素源
としては、可溶性デンプン、デキストリン、粉飴、CD
類、プルラン、乳糖などを単独もしくは2種類以上を組
み合わせて用いることができる。窒素源としては、有機
窒素化合物として、コーン・スティープ・リカー、ポリ
ペプトン、各種アミノ酸、大豆粕、肉エキス、魚エキ
ス、酵母エキス等を、また、無機窒素化合物として各種
アンモニウム塩、硝酸塩、尿素等を単独もしくは2種以
上を組み合わせて用いることができる。その他、ビタミ
ン、ミネラル等を適宜添加することもできる。
ましくは40〜70℃、より好ましくは50〜55℃で
ある。培養pHは、通常5.5〜8.0、好ましくは
6.0〜7.0である。培養時間は、培養方法によって
異なるが、18〜100時間程度である。本培養方法に
より、シクロマルトデキストリナーゼの大部分(約80
%)は、培地中(菌体外)に蓄積し、残余は細胞表層に
局在する。培養終了後、通常の方法によりシクロマルト
デキストリナーゼを得ることができるが、次にその一例
を示す。
る。得られた上清液に、等量のイソパノールを加え、沈
殿物を得る。この沈殿物を10mM酢酸バッファー(p
H6)に対して透析して得られる粗酵素を、DEAE−
トヨパール650Sを用いた塩化ナトリウムのグラジエ
ントイオン交換クロマトグラフィにかけ、溶出される活
性画分を平均分画分子量10,000の限界濾過膜で濃
縮する。この濃縮酵素について、上記と同じバッファー
で平衡化したセファクリルS−300を用いて、ゲル濾
過を行なって活性画分を採取し、この活性画分をクロマ
トフォーカシング法により更に精製して、精製酵素を得
る。
ーゼの活性は、以下のように測定した。1%のα−CD
を含む0.5mL(ミリリットル)の0.1M酢酸バッ
ファー(pH5.5)に水で適宜稀釈した酵素液0.0
5mLを添加し、50℃で10分間反応させた後、ソモ
ギー(Somogyi)液1.0mLを加えて反応を停
止させた。次いで、沸騰水浴中で30分間煮沸した後、
流水中で急冷し、ネルソン(Nelson)液1.0m
Lを加えた。水を加えて10.0mLとし、同様に処理
した100μgのグルコースを標準として生成した還元
糖を510nmで測定した。ここで本酵素の1単位は、
同上条件でα−CDから1μmoleのグルコースに相
当する還元糖を生成する酵素量とした。
る。
社製、U.S.A.)、0.1%酵母エキス、0.1%
グルタミン酸ソーダ、0.1%硝酸アンモニウム、0.
1%K2 HPO4 、0.02%MgSO4 ・7H2 O、
50mg/LのCaCl2 ・2H2 O及び10mg/L
のMnSO4 ・7H2 Oを含むpH6.3の液体培地1
5L(リットル)を、120℃で30分間滅菌した後、
予め、上記と同じ培地を用いて50℃で20時間、18
0rpmで回転振盪培養したバチルス・ステアロサーモ
フィルスNo.KH−17株(微工研菌寄第12481
号)懸濁液1Lを接種し、250rpm,1v,v,m
の条件下で、50℃で50時間、通気攪拌培養を行なっ
た。培養終了後、遠心分離して菌体を除去した上清液
を、平均分画分子量5,000の限界濾過膜(Romi
con社製)を通過させて約2Lに濃縮した。本濃縮粗
酵素液は、1mL当たり25.5単位の酵素活性を有し
ていた。
ノースを加えて沈殿物を得た。この沈殿物を、10,0
00×g、4℃で10分間遠心分離して集めた後、10
mM酢酸バッファー(pH6.0)に対して4℃で一夜
透析した。次いで不溶物を遠心分離により除去した上清
液を、上記と同じバッファーで平衡化したDEAE−ト
ヨパール650Sに通過させ、該酵素を吸着させた。吸
着した酵素は、塩化ナトリウムを含む上記と同じバッフ
ァーを用いたグラジエント法で溶出した後、活性画分を
集めて平均分画分子量10,000の限外濾過膜(Am
icon社製)を用いて濃縮した。濃縮酵素に対して、
上記と同じバッファーで平衡化したセファクリル(Se
phacryl)S−300を用いたゲル濾過クロマト
グラフィーを行なって更に精製した後、上記と同じ限外
濾過膜を用いて濃縮した。濃縮酵素は、クロマトフォー
カシング法により更に精製して精製酵素を得た。なお、
本精製酵素の比活性は、71単位/mg蛋白であり、ポ
リアクリルアミドゲルディスク電気泳動的に単一であっ
た。
ッファー(pH6.0)に、実施例2で得られた精製酵
素0.1単位を添加し、55℃で3時間反応させた。次
いで、沸騰水浴中で10分間加熱して酵素を失活させた
後、生成物をMCIゲル−CKO4SSカラム(三菱化
成工業製)を用いたHPLCにより分析した結果を表2
に示す。
結果を表3に示す。なお、反応は常法により測定し、α
−CDを基質とした場合の活性を100とする相対活性
で表示した。また、各種マルトオリゴ糖の場合には、同
様条件で反応させた後、沸騰水浴中で10分間加熱して
酵素を失活させた後、生成した還元糖をソモギー・ネル
ソン法で測定した。
ヘプタオース、マルトオクタオースを表し、G1−CD
は、6−O−α−D−グルコシル−CD、G2−CD
は、6−O−α−D−マルトシル−CDを表す。)
5、6.0)、0.1M燐酸バッファー(pH6.0、
6.5、7.0、8.0)又はグリシン−NaOH−N
aCLバッファー(pH9.0)に溶解させた1%(w
/v)α−CD溶液1.0mLに、本発明の精製酵素を
予め1mM EDTAを含む水で一夜透析した後、更に
EDTAを含まない水で一夜透析したシクロマルトデキ
ストリナーゼ含有溶液0.05mLを混合し、先に述べ
た方法で活性を測定した。至適pHはpH5.5におけ
る酵素活性を100とする相対活性で示した。この結果
を図1に示す。
した本発明のシクロマルトデキストリナーゼを4℃で2
4時間処理し、pH7.0で処理した時の残存酵素活性
を100とする相対活性を図2に示す。なお、使用した
バッファーは酢酸(pH4〜6)、燐酸(pH6〜8)
及びグリシン−NaOH−NaCL(pH9〜10)で
ある。
ルトデキストリナーゼ含有溶液の活性を各温度で測定し
た。60℃で測定した時の酵素活性を100とした時の
相対活性を図3に示す。
ルトデキストリナーゼ含有溶液を40〜80℃の各温度
で適宜処理し、4℃で同様に処理した時の残存活性を1
00とした時の残存する活性を測定した。結果を図4に
示す。
ルトデキストリナーゼ含有溶液を用い、終濃度1mM
(水銀及びpCMBは0.1mM)となるように各種金
属の塩酸塩を基質に添加して活性を測定した無添加時の
活性を100とした時の相対活性を測定した結果を表4
に示す。
ゲル濾過法により、分子量を求めた結果、図5に示すよ
うに、本発明のシクロマルトデキストリナーゼの分子量
は約106,000であった。
点電気泳動法により、本発明のシクロマルトデキストリ
ナーゼの等電点を求めた結果、図6に示すように、等電
点は約4.7であった。
ロマルトデキストリナーゼによれば、公知シクロマルト
デキストリナーゼに比較し、高い温度安定性を有し、か
つ高温で作用し得ることから澱粉糖生産時の反応中の微
生物汚染を防止することが可能となった。
ース重合度に応じたマルトオリゴ糖を蓄積することか
ら、従来、困難とされていたマルトヘキサオース、マル
トヘプタオース、マルトオクタオースを容易に調製でき
る。
フィルスNo.KH−17株は、上記シクロマルトデキ
ストリナーゼを菌体外に生産するので、同酵素の工業的
な生産に適している。
を示す図である。
る。
濾過法による分子量を示す図である。
る。
Claims (6)
- 【請求項1】 以下の理化学的諸性質を有する新規シク
ロマルトデキストリナーゼ。 (イ)作用 マルトトリオース以上の重合度を有するマルトオリゴ糖
中のα−1,4−グルコピラノシド結合を加水分解及び
転移反応させて、一連のマルトオリゴ糖を生成する。ま
た、シクロデキストリン類に作用し、該シクロデキスト
リンの重合度に由来したマルトオリゴ糖を主成分として
生成する。 (ロ)基質特異性 マルトトリオース以上の重合度を有するマルトオリゴ糖
及びシクロデキストリン類を分解する。α−シクロデキ
ストリンの加水分解速度が他のシクロデキストリン及び
同じ重合度を有する直鎖マルトオリゴ糖よりも大であ
る。デンプン、アミロペクチン、グリコーゲン、パノー
ス及びイソパノースを殆ど分解しない。 (ハ)至適pH pH4〜8の範囲で作用し、至適pHは5.5付近にあ
る。 (ニ)安定pH範囲 5℃で24時間保存した時pH6〜9で安定である。 (ホ)作用適温 温度40〜75℃の範囲で作用し、最適温度は60℃付
近にある。 (ヘ)失活条件 4℃、24時間の保存条件下ではpH4で約90%が失
活し、pH7、2時間の条件下で80℃で完全に失活す
る。 (ト)温度安定性 pH7、1時間の条件下で40℃まで安定であり、50
℃、60℃、70℃及び80℃での残存活性はそれぞれ
90%、70%、30%及び13%である。 (チ)阻害化及び活性化 2価のカドミウム、亜鉛、水銀、マンガン、銅、ニッケ
ル及びpCMB(パラクロルマーキュリーベンゾエー
ト)で阻害される。 (リ)分子量 分子量は約106,000である(ゲル濾過法)。 (ヌ)等電点 等電点は約4.7である(等電点電気泳動法)。 - 【請求項2】 バチルス・ステアロサーモフィルス(Ba
cillus stearothermophilus )に属し、請求項1記載の
新規シクロマルトデキストリナーゼを生産する能力を有
する微生物を培養し、培養物から請求項1記載の新規シ
クロマルトデキストリナーゼを採取することを特徴とす
る新規シクロマルトデキストリナーゼの製造法。 - 【請求項3】 バチルス・ステアロサーモフィルスに属
する新規シクロマルトデキストリナーゼ生産菌が、バチ
ルス・ステアロサーモフィルスNo.KH−17株(Ba
cillus stearothermophilus No.KH-17、微工研菌寄第1
2481号)である請求項2記載の新規シクロマルトデ
キストリナーゼの製造法。 - 【請求項4】 培養を40〜70℃で好気的に行う請求
項2又は3記載の新規シクロマルトデキストリナーゼの
製造法。 - 【請求項5】 培養液のpHを5.5〜8.0の範囲内
とする請求項2〜4のいずれか1つに記載の新規シクロ
マルトデキストリナーゼの製造法。 - 【請求項6】 バチルス・ステアロサーモフィルス(Ba
cillus stearothermophilus )に属し、請求項1記載の
新規シクロマルトデキストリナーゼを菌体外に生産する
能力を有し、以下の菌学的諸性質を有するバチルス・ス
テアロサーモフィルスNo.KH−17株(Bacillus s
tearothermophilus No.KH-17、微工研菌寄第12481
号)。 A.形態学的特徴 (1)細胞の形及び大きさ:桿菌で、大きさは(0.6 〜
1.0)×(2.5 〜3.0)μm (ミクロン) (2)細胞の多形性:なし (3)運動性:運動性が有り、周鞭毛を有す (4)胞子の有無:有 胞子のう:僅かに膨らんでいる 胞子の形:楕円形 胞子の位置:やや末端側 (5)グラム染色性:陽性 (6)抗酸性:陰性 B.各種培地での生育 (1)肉汁寒天平板培養 白色を呈し円形状の集落を形成。中心は凸状もしくは凸
円状。周縁は全縁状。色素の産生は認められない。 (2)肉汁寒天斜面培養 拡布状に生育する。 (3)肉汁液体培養 生育は弱く、わずかに混濁と沈渣を生じ、表面に不完全
なリングを形成する。 (4)肉汁ゼラチン穿刺培養 表面のみ育成し、ゼラチンの液化は認められない。 (5)リトマスミルク 凝固は認められず、酸、アルカリの産生も認められな
い。 (6)グルコース・肉汁液体培地による嫌気的生育は認
められない。 (7)硝酸塩からの嫌気ガスの生成 ガスは生成しない。 C.生理学的性質 (1)硝酸塩の還元 還元する (2)脱窒反応 陰性 (3)VPテスト 陰性 (4)インドールの生成 陰性 (5)硫化水素の生成 陰性 (6)デンプンの加水分解 陽性 (7)クエン酸の利用 利用しない (8)無機窒素源の利用 利用する (9)色素の生成 産生しない (10)ゼラチンとカゼインの加水分解 分解しない (11)ウレアーゼ 陽性 (12)オキシダーゼ 陰性 (13)カタラーゼ 陰性 (14)酸素に対する態度 好気性 (15)生育の範囲 温度:30〜75℃(至適55〜60℃) pH:5.5〜8.0(至適pH6〜6.5) (16)リゾチームに対する抵抗性 無 (17)アザイドに対する抵抗性 有 (18)糖類に対する態度 D−グルコース、L−アラビノース、D−キシロース、
D−フラクトース、D−ガラクトース、D−トレハロー
ス、マルトース、蔗糖、乳糖、メリビオース、ラフィノ
ース、セロビオース、グリセリン、D−マンニットから
酸を生成し、ガスは生成しない。
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|---|---|---|---|
| JP25976191A JP3027449B2 (ja) | 1991-09-11 | 1991-09-11 | 新規シクロマルトデキストリナーゼ、その製造法及び該酵素を生産する微生物 |
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| JP25976191A JP3027449B2 (ja) | 1991-09-11 | 1991-09-11 | 新規シクロマルトデキストリナーゼ、その製造法及び該酵素を生産する微生物 |
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|---|---|
| JPH0568546A true JPH0568546A (ja) | 1993-03-23 |
| JP3027449B2 JP3027449B2 (ja) | 2000-04-04 |
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ID=17338597
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| JP25976191A Expired - Lifetime JP3027449B2 (ja) | 1991-09-11 | 1991-09-11 | 新規シクロマルトデキストリナーゼ、その製造法及び該酵素を生産する微生物 |
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|---|---|
| JP (1) | JP3027449B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN114982893A (zh) * | 2022-05-09 | 2022-09-02 | 陕西师范大学 | 魔芋菌解低聚糖速溶饮料的制备方法 |
-
1991
- 1991-09-11 JP JP25976191A patent/JP3027449B2/ja not_active Expired - Lifetime
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| CN114982893A (zh) * | 2022-05-09 | 2022-09-02 | 陕西师范大学 | 魔芋菌解低聚糖速溶饮料的制备方法 |
| CN114982893B (zh) * | 2022-05-09 | 2023-10-24 | 陕西师范大学 | 魔芋菌解低聚糖速溶饮料的制备方法 |
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| JP3027449B2 (ja) | 2000-04-04 |
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