JPH0568570A - プロクターゼb遺伝子 - Google Patents

プロクターゼb遺伝子

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JPH0568570A
JPH0568570A JP26056991A JP26056991A JPH0568570A JP H0568570 A JPH0568570 A JP H0568570A JP 26056991 A JP26056991 A JP 26056991A JP 26056991 A JP26056991 A JP 26056991A JP H0568570 A JPH0568570 A JP H0568570A
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JP
Japan
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proctase
amino acid
sequence
gene
ser
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JP26056991A
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Kenji Takahashi
健治 高橋
Hidefumi Inoue
英史 井上
Takao Kimura
貴夫 木村
Osamu Makabe
理 真壁
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Meiji Seika Kaisha Ltd
Original Assignee
Meiji Seika Kaisha Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 特定のアミノ酸配列(配列表略)をコードす
るプロクターゼB遺伝子、上記のアミノ酸配列をコード
する塩基配列(配列表略)を含むプロクターゼB遺伝
子、上記のプロクターゼBをコードする塩基配列を組み
込んだ発現ベクター、該発現ベクターを導入した細胞並
びに該細胞を培養し、培養物からプロクターゼBを採取
することを特徴とするプロクターゼBの製造法。 【効果】 上記によりプロクターゼBをコードする遺伝
子がクローニングされ、組換え体の宿主細胞中での発現
に成功し、該酵素の構造が明らかにされた。更に、組換
え体の宿主細胞を用いて産業上有用なプロクターゼBを
効率よく量産することが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プロクターゼB遺伝
子、該遺伝子を含有するベクター、該ベクターにより形
質転換された宿主細胞並びに該細胞を用いるプロクター
ゼBの製造法に関する。詳しくは、アスペルギルス・ニ
ガー由来の酸性プロテアーゼであるプロクターゼBをコ
ードする遺伝子、該遺伝子を含有するベクター、該ベク
ターにより形質転換された宿主細胞並びに該細胞を用い
るプロククターゼBの製造法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】プロク
ターゼは蛋白を加水分解する酵素として、消炎酵素製
剤,消化酵素製剤等の成分に使用されているが、アスペ
ルギルス・ニガー株が生産するプロクターゼは主にプロ
クターゼA及びプロクターゼB成分より構成されてお
り、プロクターゼAについては、既に本発明者らによ
り、その遺伝子がクローニングされており、組換え体の
宿主細胞中での発現に成功している。しかし、プロクタ
ーゼBについては、これを単離・精製し、その構造を決
定したという報告は未だなされていない。
【0003】また、近年組換えDNA技術の発達により
遺伝子が単離され、その遺伝子を宿主細胞に導入するこ
とにより、目的とする酵素を量産する技術も可能とな
り、商業上関心のある酵素の遺伝子組換えによる生産も
検討・実施されている。
【0004】プロクターゼBは、従来知られている通常
の酸性プロテアーゼ中の典型的なアスパラギン酸型プロ
テアーゼであり、プロクターゼAとは性質を異にしてい
る(特公昭43−4436公報)。アスペルギルス・ニ
ガー株の染色体中に存在するプロクタ−ゼBの構造遺伝
子をクローニングし、プロクターゼBをコードするDN
A塩基配列を決定し、かかるDNA配列を含む宿主細胞
を創製し、該細胞を用いて該プロテアーゼを生産させる
ことは工業上重要な課題である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、アスペル
ギルス・ニガー株(Aspergillus niger var.macrosporu
s) が生産する酸性プロテアーゼに着目し、その中で、
先に本発明者らによってクローニングされたプロクター
ゼAとは性質を異にするプロクターゼBについて該プロ
テアーゼを容易に生産する方法を見出すべく鋭意研究を
進めた。その結果、該プロテアーゼをコードする遺伝子
をクローニングし、宿主中で発現させることに成功し、
本発明を完成するに至った。
【0006】本発明は、配列表の配列番号1記載のアミ
ノ酸配列をコードするプロクターゼB遺伝子、配列表の
配列番号1記載のアミノ酸配列をコードする塩基配列を
含むプロクターゼB遺伝子、該遺伝子を含むベクター、
該ベクターにより形質転換された宿主細胞並びに該細胞
を培養し、培養物からプロクタ−ゼBを採取することを
特徴とするプロクターゼBの製造法を提供しようとする
ものである。
【0007】本発明の方法に係わる酸性プロテアーゼ活
性を有するプロクターゼBは、アスペルギルス・ニガー
株、特にアスペルギルス・ニガー株(Aspergillus niger
var. macrosuporus) DBD−0406により生産され
る。また、本発明のプロクターゼB遺伝子は、この菌株
から得ることができる。この菌株は、工業技術院微生物
工業技術研究所に微工研菌寄第2737号(ATCC
No.16513)として寄託されている。
【0008】アスペルギルス・ニガー株からクローン化
されたプロクターゼB酵素の遺伝子の塩基配列及びそれ
から推定されるプロクターゼBのアミノ酸配列を配列表
の配列番号1に示す。表中、上列はクローン化された遺
伝子の全塩基配列であり、このうち63位のヌクレオチ
ドから1244位のヌクレオチドにより394個のアミ
ノ酸(下列)から成るポリペプチドがコードされてい
る。
【0009】このアミノ酸配列のN−末端には−69位
のMetから−1位のAlaまでのシグナル配列及びプ
ロ配列を含み、活性酵素はアミノ酸番号1位から325
位までの325残基よりなるポリペプチドを有する。以
下に、本発明を段階を追って説明する。
【0010】a.プロクターゼBの特異的DNAプロー
ブの作製 プロクターゼBの遺伝子或いは cDNAをDNAプロー
ブを用いてクローニングするためには、アミノ酸配列の
情報が必要である。そこで、本発明者らのグループによ
り決定されたアミノ酸配列を基にしたが、その手順と結
果を以下に述べる。
【0011】精製プロクターゼBをトリプシンにより分
解し、精製ペプチドをゲルろ過及び液体クロマトグラフ
ィーにより分離し、その内3本のペプチドフラグメント
についてアミノ酸組成分析を行い、アミノ酸配列をEd
man法を用いたアプライド・バイオシステム(AB
I)社のペプチド・シークエンサーにより決定した。ま
た、精製プロクターゼBのN−末端のアミノ酸配列も同
様にして決定した(図1参照)。
【0012】DNAプローブは、特異的な塩基配列が長
いほどスクリーニングの確実性が増すので、プロクター
ゼB産生菌の全DNAを鋳型にしたポリメラーゼ・チエ
イン・リアクション(PCR)法により数百塩基対の特
異的配列を持ったDNAを増幅して用いた。PCR法は
両端の塩基配列がわかっていれば、その間の配列が未知
であっても、そのDNAを得ることができるという利点
がある。
【0013】本発明の場合、プロクターゼBの全塩基配
列が未知であるが、本酵素の部分アミノ酸配列がペニシ
ロペプシンと高い相同性を有していることが判明した
(図2参照)ために、PCR法によって得られる部分D
NAの長さもある程度推定される。そこで、決定した部
分アミノ酸配列からペニシロペプシンのアミノ酸配列と
相同性のより高い領域を2個所選んで、可能な塩基配列
をすべて含むオリゴヌクレオチドの混合物を、塩基配列
の縮重を16通り以下に抑えて数本合成し、PCRのプ
ライマーとして用いた(図3)。
【0014】次に、プロクターゼB産生菌アスペルギル
ス・ニガー・ヴァール・マクロスポルス(Aspergillus
niger var.macrosporus) DBD-0406(ATCC No.16513)より
調製したcDNAを鋳型にしてPCR反応を行ったとこ
ろ、プライマー a−1とプライマー b−1の組合せ
で約480塩基対のDNAが増幅されることがアガロー
ス・ゲルを用いた電気泳動により確認された。ゲルから
DNAのバンドを切り出し、抽出後、32P標識してプロ
ーブとして用いた。
【0015】b.プロクターゼB遺伝子のクローニング 上記で得たcDNA及びアマシャム社のλgt10クロ
ーニング・キットを用いて、常法によりcDNAライブ
ラリーを作製した。そのファージライブラリーを大腸菌
に感染させて生じたプラークをナイロンメンブランへ移
し、アルカリ変性,中和処理後、前記のプローブとハイ
ブリダイゼーションさせた。その結果、約1万4千個の
クローンから5個のハイブリダイゼーション陽性のプラ
ークが得られた。このプラークをとり、同様にして2次
スクリーニングを行い、クローン化した。
【0016】c.塩基配列の決定 上記で得られたクローンのうちの1個について、ファー
ジのDNAを調製し、制限酵素EcoR1で消化してM
13mp18ベクターのEcoR1部位に挿入してサブ
クローニングを行った。大腸菌JM103により、2本
鎖プラスミッドDNAを調製し、挿入したDNAについ
てExoIII ヌクレアーゼを用いて種々の長さの欠失変
異体を作成し、ABI社のDNAシークエンサーを用い
て塩基配列を決定した。その結果、得られたクローンは
1446塩基対を含み、配列表の配列番号1に示す様
に、1184塩基のオープン・リーデイング・フレーム
(Open reading frame)を有していた。その結果、プロ
クターゼBは394アミノ酸残基の前駆体として生合成
され、そのN端の−69位から−1位にシグナル配列及
びプロ配列を有することが明かとなり、活性酵素は1位
から325位迄の325アミノ酸残基よりなることが判
明した。
【0017】d.大腸菌による発現 上記のようにして得られたプロクターゼBの遺伝子を大
腸菌中で発現できることを以下の様に確認した。すなわ
ち、アスペルギルス・ニガーのcDNAを鋳型にしてP
CR法によりプロクターゼB前駆体(配列表の配列番号
1の−49番目から325番目のアミノ酸)をコードす
る塩基配列をそれぞれ増幅し、発現ベクターpKK23
3−2(クローンテック社、Clontech)に挿入して組換
えプラスミッドとした。この様にして作製した発現プラ
スミッドを形質転換した大腸菌を培養後、溶菌してSD
S電気泳動,ウエスタン・ブロッテイングを行った。そ
の結果、プロクターゼB前駆体タンパク質が大腸菌によ
り製造されることを、精製プロクターゼBを抗原として
ウサギより調製した抗プロクターゼB抗血清を用いて確
認した。
【0018】
【実施例】さらに、実施例により本発明の説明を詳細に
行うが、本発明はこれらによって制限を受けるものでは
ない。
【0019】実施例1 プロクターゼBの部分アミノ酸
配列の決定 精製したプロクターゼB(2.0mg),TPCK−ト
リプシン(40μg),50mM N−エチルモルフォ
リン・酢酸バッファー(pH8.0)を含む200μl
溶液を37℃で6時間反応させた後、高速液体クロマト
グラフィー(カラム:TSKgelODS120T,流
速:0.8ml/min,溶媒系:0.1%トリフルオ
ロ酢酸−0〜50%アセトニトリル{グラデイエント,
30分})で分取し、3本のペプチド・フラグメントを
凍結乾燥し、アミノ酸組成分析(アプライド バイオシ
ステムズ:ABI社,モデル420A)をした後,Ed
man法を用いたABI社のペプチド・シーケンサーに
よりアミノ酸配列を決定した。また、精製プロクターゼ
BのN末端のアミノ酸配列も同様に決定した。これらの
結果を図1に示す。これらの配列はいずれもPenicilliu
m janthinellum の酸性プロテアーゼであるペニシロペ
プシンの配列中に相同な配列が見出されたことから、そ
れぞれ図2に示すような配列位置関係にあると推定し
た。
【0020】実施例2 cDNA及びcDNAライブラ
リーの作製 プロクターゼB生産菌アスペルギルス・ニガー(Asperg
illusniger)をCES−Mu3培地中で28℃,220
rpmで培養した。CES−Mu3の組成はグルコース
(2.0%),グリセリン(1.0%),ポリペプトン
(1.0%),イースト・エクストラクト(0.3
%),リン酸一カリウム(0.05%),pH6.0で
ある。32時間培養した後、コラーゲンを0.5%にな
るように添加し、さらに12時間培養した。次いで、菌
糸を集め、2gの菌糸を液体窒素中で粉砕し、常法に従
いRNAを精製した。得られたRNA1.9mgからオ
リゴdTカラム処理により64μgのメッセンジャーR
NAを得た。アマシャム社のcDNA合成システム及び
λgt10クローニング・キットを用いてcDNAを合
成し、cDNAライブラリーを作製した。
【0021】実施例3 DNAプライマーの合成 前述したように、本酵素とペニシロペプシンとのアミノ
酸配列の相同性が高いことから、図2の下線a及びbを
プライマーに用いてアスペルギルス・ニガーの全cDN
Aを鋳型にしてポリメラーゼ・チエイン・リアクション
(PCR)を行えば、約480塩基のDNAが増幅され
ることが予想される。そこで、下線a,bのアミノ酸配
列から予想される可能な塩基配列をすべて含むオリゴヌ
クレオチドの混合物を合成し、PCRのプライマーとし
て用いた。ただし,aはセンス・ストランドの配列を1
6通りの混合物2プール、bはアンチセンス・ストラン
ドの配列を16通りの混合物4プールに分けて合成した
(図3)。なお、オリゴヌクレオチドの合成はABI社
製のシンセサイザー(Synthesizer )モデル381Aを
用いて行った。
【0022】実施例4 PCR法による特異的DNAプ
ローブの増幅 合成オリゴヌクレオチド混合物をプライマーに用い、ア
スペルギルス・ニガーより得た全cDNAを鋳型として
PCRを行った。PCRは宝酒造のGene Amp(登録商
標)DNA Amplification Reagent Kitを用いた。鋳型
DNAは100ng/ml,プライマー混合物は各10
μM,94℃(1分),55℃(2分),72℃(3
分)を35サイクルの条件で行った。その結果、プライ
マーa2種類,b4種類の組合せ8通りのいずれにおい
ても約480塩基対のDNAが特異的に増幅されること
がアガロース・ゲルを用いた電気泳動により確認され
た。そのうち、最も生成量の多いa−1とb−1の組合
せについて、アガロース・ゲルからDNAバンドを切り
出し、抽出後32P標識してプローブとして用いた。標識
にはアマシャム(Amersham)のMultiprime(登録商標)
DNA labelling system及び{α−32P}dCTPを用い
た。
【0023】実施例5 プロクターゼBの遺伝子クロー
ニング 実施例2で得られたファージ・ライブラリーを大腸菌に
感染させてL−寒天培地にまき、37℃で培養後、生じ
たプラークをアマシャム(Amersham)ナイロンメンブラ
ンへ移し、0.5M NaOH,1.5M NaClで
DNAを変性させ、0.5M トリス塩酸バッファー
(pH7),1.5M NaClで中和処理を行った。
しかる後、実施例4のPCRプローブとハイブリダイゼ
ーションさせた。なお、ハイブリダイゼーションは、6
倍濃度のSSC(0.15M NaCl,0.015M
クエン酸ナトリウム,pH7.0),アマシャム(Am
ersham)ハイブリダイゼーション・バッファー及び,D
NAプローブ約5x105 cpm/mlを用いて65
℃,2時間行った。この後、6倍のSSC(0.1%S
DSを含む)を用いて65℃で30分、続いて2倍濃度
のSSCで2回、1倍のSSCで1回洗浄した。更に、
SDSを含まない2倍のSSCで軽く洗浄した後、風乾
してオートラディオグラフィー(−80℃,一夜)に供
した。その結果、約1万4千個のクローンから5個のハ
イブリダイゼーション陽性のプラークが得られた。この
プラ−クをとり、同様にして2次スクリーニングを行
い、クローン化した。
【0024】実施例6 塩基配列の決定 実施例5で得られたクローンを大腸菌に感染させてLB
培地で培養、溶菌後、遠心分離して上清のファージ溶菌
液を得た。この溶菌液に各5μgのRNaseA及びD
NaseIを加え、37℃で30分間インキュベートし
た後、等量の20%ポリエチレングリコール,2M塩化
ナトリウム溶液を加え、氷上1時間インキュベ−トし
た。次いで、遠心して上清を取り除き、沈澱に0.5m
lのSMバッファーを加えて懸濁し、遠心して上清を取
った。上清にEDTA,SDSをそれぞれ10mM,
0.1%になるように加え、60〜65℃で15分間保
温した。フェノール抽出,フェノール−クロロホルム抽
出の後、水層をイソプロパノール沈澱してファージのD
NAを得た。このDNAを制限酵素EcoR1で消化し
てアガロース・ゲル電気泳動を行い、最もインサートD
NAの長かったクローン(1.4kb)について塩基配
列の決定を行った。インサートDNAを切り出してM1
3mp18ベクターのEcoR1部位に挿入し、大腸菌
JM103に導入し、2本鎖プラスミッドDNAを常法
に従って調製した。挿入したDNAについてExoIII
ヌクレアーゼを用いて種々の欠失変異体を作製し、次い
でJM103を用いてM13の1本鎖DNAを調製し、
ABI社のDNAシークエンサーを用いて塩基配列を決
定した。ExoIII による欠失には宝酒造のキロシーク
エンス・キットを用いた。
【0025】その結果、得られたクローンは1446塩
基対を含み、配列表の配列番号1に示すように、118
4塩基のオープン・リーデイング・フレーム(Open rea
dingframe)を有していた。プロクターゼBのN末端及
びトリプシン消化断片のアミノ酸配列はすべて一残基の
相違もなく、このcDNAにコードされていた。また、
N末端には69残基のシグナルペプチド及びプロ配列が
存在する。
【0026】実施例7 発現プラスミッドの構築 クローン化したプロクターゼBのcDNAを鋳型に、セ
ンス・プライマーA-G-A-G-A-C-C-A-T-G-G-C-G-C-C-G-G-
C-T-C-C-T-A-C-T-C-G-C-A-A-G 、アンチセンス・プライ
マ− A-G-A-G-A-A-A-G-C-T-T-A-C-T-A-A-G-C-C-T-G-A-
G-C-G-G-C-G-A-A-T-C-Cを用いて実施例4と同様にして
PCRを行った。増幅後、ベクターのNcoI/Hin
dIII 部位に挿入するために、センス・プライマーには
NcoI部位,アンチセンス・プライマ−にはHind
III 部位が組み込んである。増幅した反応溶液をクロロ
ホルム抽出してアガロース・ゲル電気泳動後、約1.1
kbのDNAを単離した。NcoI及びHindIII 消
化後、pKK233−2ベクター(クローンテック社,
Clontech)のNcoI,HindIII 部位に挿入し、プ
ロクターゼB前駆体(配列表の配列番号1のアミノ酸番
号21〜394)の発現プラスミッドを構築した(図
4)。
【0027】実施例8 大腸菌によるプロクターゼB前
駆体の発現 実施例7で構築したプラスミッドにより形質転換した大
腸菌HB101を50μgアンピシリンを含むM9CA
培地で37℃で1.5時間培養し、IPTG(Isopropy
l β-D-Thiogalactopyranoside,終濃度0.1mM)を
加え、更に7時間培養した。集菌後、2%SDS/0.
125Mトリス・塩酸(pH6.8)/0.2%ブロム
フェノールブルー溶液に懸濁して5分間煮沸して溶菌
し、SDS−電気泳動後、ウエスタンブロッテイングを
行い、ウサギより調製した抗プロクターゼB抗血清と特
異的に反応するプロクターゼB前駆体の生成を確認し
た。
【0028】
【発明の効果】本発明によりプロクターゼBをコードす
る遺伝子がクローニングされ、組換え体の宿主細胞中で
の発現に成功し、該酵素の構造が明らかにされた。更
に、本発明によれば、組換え体の宿主細胞を用いて産業
上有用なプロクターゼBを効率よく量産することが可能
である。
【0029】配列番号:1 配列の長さ:1447 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA to mRNA 起源 生物名:Aspergillus niger var. macrosporus 株名:DBD-0406 配列 GGCTTCTTTG TCTGGTTCTA TCTCTTCTCC GAACTCTCTT GCTTGACATT CTCGTGGTCAA 61 AATG GTC GTC TTC AGC AAA ACC GCT GCC CTC GTT CTG GGT CTG TCC TCC 110 Met Val Val Phe Ser Lys Thr Ala Ala Leu Val Leu Gly Leu Ser Ser -65 -60 -55 GCC GTC TCT GCG GCG CCG GCT CCT ACT CGC AAG GGC TTC ACC ATC AAC 158 Ala Val Ser Ala Ala Pro Ala Pro Thr Arg Lys Gly Phe Thr Ile Asn -50 -45 -40 CAG ATT GCC CGG CCT GCC AAC AAG ACC CGC ACC ATC AAC CTG CCA GGC 206 Gln Ile Ala Arg Pro Ala Asn Lys Thr Arg Thr Ile Asn Leu Pro Gly -35 -30 -25 ATG TAC GCC CGT TCC CTG GCC AAG TTT GGC GGT ACG GTG CCC CAG AGC 254 Met Tyr Ala Arg Ser Leu Ala Lys Phe Gly Gly Thr Val Pro Gln Ser -20 -15 -10 GTG AAG GAG GCT GCC AGC AAG GGT AGT GCC GTG ACC ACG CCC CAG AAC 302 Val Lys Glu Ala Ala Ser Lys Gly Ser Ala Val Thr Thr Pro Gln Asn -5 -1 1 5 10 AAT GAC GAG GAG TAC CTG ACT CCC GTC ACT GTC GGA AAG TCC ACC CTC 350 Asn Asp Glu Glu Tyr Leu Thr Pro Val Thr Val Gly Lys Ser Thr Leu 15 20 25 CAT CTG GAC TTT GAC ACC GGA TCT GCA GAT CTC TGG GTC TTC TCG GAC 398 His Leu Asp Phe Asp Thr Gly Ser Ala Asp Leu Trp Val Phe Ser Asp 30 35 40 GAG CTC CCT TCC TCA GAG CAG ACC GGT CAC GAT CTG TAC ACG CCT AGC 446 Glu Leu Pro Ser Ser Glu Gln Thr Gly His Asp Leu Tyr Thr Pro Ser 45 50 55 TCC AGC GCG ACC AAG CTG AGC GGC TAC ACT TGG GAC ATC TCC TAC GGT 494 Ser Ser Ala Thr Lys Leu Ser Gly Tyr Thr Trp Asp Ile Ser Tyr Gly 60 65 70 75 GAC GGC AGC TCA GCC AGC GGA GAC GTG TAC CGG GAT ACT GTC ACT GTC 542 Asp Gly Ser Ser Ala Ser Gly Asp Val Tyr Arg Asp Thr Val Thr Val 80 85 90 GGC GGT GTC ACC ACC AAC AAG CAG GCT GTT GAA GCA GCC AGC AAG ATC 590 Gly Gly Val Thr Thr Asn Lys Gln Ala Val Glu Ala Ala Ser Lys Ile 95 100 105 AGC TCC GAG TTC GTT CAG GAC ACG GCC AAT GAC GGC CTT TTG GGA CTG 638 Ser Ser Glu Phe Val Gln Asp Thr Ala Asn Asp Gly Leu Leu Gly Leu 110 115 120 GCC TTT AGC TCC ATT AAC ACT GTC CAG CCC AAG GCG CAG ACC ACC TTC 686 Ala Phe Ser Ser Ile Asn Thr Val Gln Pro Lys Ala Gln Thr Thr Phe 125 130 135 TTC GAC ACC GTC AAG TCC CAG CTG GAC TCT CCC CTT TTC GCC GTG CAG 734 Phe Asp Thr Val Lys Ser Gln Leu Asp Ser Pro Leu Phe Ala Val Gln 140 145 150 155 CTG AAG CAC GAC GCC CCC GGT GTT TAC GAC TTT GGC TAC ATC GAT GAC 782 Leu Lys His Asp Ala Pro Gly Val Tyr Asp Phe Gly Tyr Ile Asp Asp 160 165 170 TCC AAG TAC ACC GGT TCT ATC ACC TAC ACG GAT GCC GAT AGC TCC CAG 830 Ser Lys Tyr Thr Gly Ser Ile Thr Tyr Thr Asp Ala Asp Ser Ser Gln 175 180 185 GGC TAC TGG GGC TTC AGC ACC GAC GGC TAC AGT ATC GGT GAC GGC AGC 878 Gly Tyr Trp Gly Phe Ser Thr Asp Gly Tyr Ser Ile Gly Asp Gly Ser 190 195 220 TCC AGC TCC AGC GGC TTC AGC GCC ATT GCT GAC ACC GGT ACC ACC CTC 926 Ser Ser Ser Ser Gly Phe Ser Ala Ile Ala Asp Thr Gly Thr Thr Leu 205 210 215 ATC CTC CTC GAT GAC GAA ATC GTC TCC GCC TAC TAC GAG CAG GTT TCT 974 Ile Leu Leu Asp Asp Glu Ile Val Ser Ala Tyr Tyr Glu Gln Val Ser 220 225 230 235 GGC GCT CAG GAG AGC GAG GAA GCC GGT GGC TAC GTT TTC TCT TGC TCG 1022 Gly Ala Gln Glu Ser Glu Glu Ala Gly Gly Tyr Val Phe Ser Cys Ser 240 245 250 ACC AAC CCC CCT GAC TTC ACT GTC GTG ATT GGC GAC TAC AAG GCC GTT 1070 Thr Asn Pro Pro Asp Phe Thr Val Val Ile Gly Asp Tyr Lys Ala Val 255 260 265 GTT CCG GGC AGG TAC ATC AAC TAC GCT CCC ATC TCG ACT GGC AGC TCC 1118 Val Pro Gly Arg Tyr Ile Asn Tyr Ala Pro Ile Ser Thr Gly Ser Ser 270 275 280 ACC TGC TTT GGC GGT ATC CAG AGC AAC AGC GGT CTG GGA CTG TCC ATC 1166 Thr Cys Phe Gly Gly Ile Gln Ser Asn Ser Gly Leu Gly Leu Ser Ile 285 290 295 CTG GGC GAT GTG TTC TTG AAG AGC CAG TAC GTG GTC TTC AAC TCT GAG 1214 Leu Gly Asp Val Phe Leu Lys Ser Gln Tyr Val Val Phe Asn Ser Glu 300 305 310 315 GGC CCT AAG CTG GGA TTC GCC GCT CAG GCT TAG ATCAACCACT GAAGTGGAGT 1267 Gly Pro Lys Leu Gly Phe Ala Ala Gln Ala *** 320 325 CTATAATCTG CTGATTGATC CCTCGACGAT GAACTACATG TGGAAATGTA TAGCAGACGA 1327 GGGTGATGGT GATGATGTTG ATTTGATGAT GACCCGTACA TACTTGATGA AGCTCGGTAC 1387 ATATGCAAAT GTGACTGTAT CTATGTGAAA AAAAAAAAAA AAAAAAAAAA AAAAAAAAAA 1447
【0030】配列番号:2 配列の長さ:17 配列の型:アミノ酸 トポロジ−:直鎖状 配列の種類:タンパク質 フラグメント型:N末端フラグメント 起源 生物名:Aspergillus niger var. macrosporus 株名:DBD-0406 配列 Ser Ile/Lys Ser Ala Val Thr Thr Pro Gln Asn Asn Asp Glu Glu Tyr Leu Thr 1 5 10 15
【0031】配列番号:3 配列の長さ:24 配列の型:アミノ酸 トポロジ−:直鎖状 配列の種類:ペプチド フラグメント型:中間部フラグメント 起源 生物名:Aspergillus niger var. macrosporus 株名:DBD-0406 配列 Ser Thr Leu His Leu Asp Phe Asp Thr Gly Ser Ala Asp Leu Trp Val 1 5 10 15 Phe Ser Asp Glu Leu Pro Ser Ser 20
【0032】配列番号:4 配列の長さ:16 配列の型:アミノ酸 トポロジ−:直鎖状 配列の種類:ペプチド フラグメント型:中間部フラグメント 起源 生物名:Aspergillus niger var. macrosporus 株名:DBD-0406 配列 His Asp Ala Pro Gly Val Tyr Asp Phe Gly Tyr Ile Asp Asp Ser Lys 1 5 10 15
【0033】配列番号:5 配列の長さ:5 配列の型:アミノ酸 トポロジ−:直鎖状 配列の種類:ペプチド フラグメント型:中間部フラグメント 起源 生物名:Aspergillus niger var. macrosporus 株名:DBD-0406
【0034】配列番号:6 配列の長さ:17 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジ−:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA
【0035】配列番号:7 配列の長さ:17 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジ−:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA
【0036】配列番号:8 配列の長さ:17 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジ−:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA アンチセンス:Yes
【0037】配列番号:9 配列の長さ:17 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジ−:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA アンチセンス:Yes
【0038】配列番号:10 配列の長さ:17 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジ−:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA アンチセンス:Yes
【0039】配列番号:11 配列の長さ:17 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジ−:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA アンチセンス:Yes
【0040】
【図面の簡単な説明】
図1:プロクターゼBの部分アミノ酸配列を示す。 図2:ペニシロペプシン(上段)とプロクターゼB(下
段)のアミノ酸配列の比較を示す。 図3:PCRプライマーの配列を示す。 図4:本発明のプラスミッドpMP−10の構築方法を
示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 //(C12N 15/57 C12R 1:685) (C12N 1/21 C12R 1:19) (C12N 9/62 C12R 1:19)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配列表の配列番号1記載のアミノ酸配列
    をコードするプロクターゼB遺伝子。
  2. 【請求項2】 配列表の配列番号1記載のアミノ酸配列
    をコードする塩基配列を含むプロクターゼB遺伝子。
  3. 【請求項3】 配列表の配列番号1記載のアミノ酸配列
    のアミノ酸番号−69から325までの394アミノ酸
    残基を含むプロクターゼB前駆体酵素。
  4. 【請求項4】 配列表の配列番号1記載の塩基配列の塩
    基番号63から1244までの1182塩基対を含む請
    求項1記載の遺伝子。
  5. 【請求項5】 配列表の配列番号1記載のアミノ酸配列
    のアミノ酸番号1から325までの325アミノ酸残基
    を含む請求項1記載の遺伝子。
  6. 【請求項6】 配列表の配列番号1記載の塩基配列の塩
    基番号270から1244までの975塩基対を含む請
    求項1記載の遺伝子。
  7. 【請求項7】 請求項2記載のプロクターゼBをコード
    する塩基配列を組み込んだ発現ベクター。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の発現ベクターを導入した
    細胞。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の細胞を培養し、培養物か
    らプロクターゼBを採取することを特徴とするプロクタ
    ーゼBの製造法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5854050A (en) * 1993-07-06 1998-12-29 Novo Nordisk A/S Enzyme with protease activity
WO2009104622A1 (ja) 2008-02-18 2009-08-27 明治製菓株式会社 耐熱性カタラーゼ

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US5854050A (en) * 1993-07-06 1998-12-29 Novo Nordisk A/S Enzyme with protease activity
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