JPH0569021A - 圧延機の制御方法および装置 - Google Patents

圧延機の制御方法および装置

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JPH0569021A
JPH0569021A JP3229099A JP22909991A JPH0569021A JP H0569021 A JPH0569021 A JP H0569021A JP 3229099 A JP3229099 A JP 3229099A JP 22909991 A JP22909991 A JP 22909991A JP H0569021 A JPH0569021 A JP H0569021A
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Japan
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plate thickness
rolling
side plate
rolling mill
thickness
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JP3229099A
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Kunio Sekiguchi
口 邦 男 関
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 常に良好な制御状態を維持するとともに、板
厚精度の向上を図り得る圧延機の制御方法および制御装
置を提供する。 【構成】 圧延実績値検出手段6,9,8,7はそれぞ
れ圧延機の入側板厚、圧延荷重、前方張力および後方張
力を検出する。板厚遅延装置10は検出した入側板厚
を、圧延機のロールバイト入口までの移送時間だけ遅延
させ圧延機の入側板厚として出力する。出側板厚演算装
置11はロールギャップ操作量、圧延荷重に基づき出側
板厚を演算する。塑性係数推定装置12は圧延荷重、前
方張力および後方張力、遅延させた入側板厚、ならびに
演算した出側板厚とに基づいて塑性係数を推定する。板
厚制御装置5は推定した塑性係数を用いて制御ゲインの
決定および/またはロールギャップ操作量の演算をす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧延材の塑性係数を用
いて制御ゲインの決定および/またはロールギャップ操
作量の演算をする圧延機の制御に係り、特に、圧延中の
圧延材の塑性係数の推定に関する。
【0002】
【従来の技術】圧延材の塑性係数を用いて制御ゲインの
決定およびロールギャップ操作量の演算をする従来の圧
延機の制御装置として図2に示すものがあった。
【0003】同図において、圧延材1を圧延する一対の
ワークロール2の外側に、一対のバックアップロール3
が配置され、圧下制御装置4がバックアップロール3に
圧下力を作用させて上下ワークロール間のロールギャッ
プを制御するようになっている。
【0004】一方、圧延機の入側に厚み計6が設置さ
れ、入側板厚検出値を第1の板厚制御装置(以下、単に
板厚制御装置という)13に加えている。この板厚制御装
置13は入側板厚の変化を極力ゼロに減少させるようなロ
ールギャップ操作量を演算して圧下制御装置4に加え
る。
【0005】また、圧延荷重を検出する荷重検出器9が
設けられ、圧延荷重検出値を第2の板厚制御装置(以
下、単に板厚制御装置という)14に加えている。この板
厚制御装置14は検出された圧延荷重と圧下制御装置4の
ロールギャップ実績値とに基いて圧延機の出側板厚を演
算し、予め定めた目標板厚になるようなロールギャップ
操作量を演算して圧下制御装置4に加える。
【0006】圧下制御装置4は二つのロールギャップ操
作量の差を求め、その差に対応してバックアップロール
3を操作する。これによって、圧延機出側板厚を所定の
値に制御することができる。
【0007】この板厚制御装置を含む制御系をブロック
図で示すと図3のようになる。なお、このブロック図は
ある定常状態からの変化量で表している。同図中のブロ
ック15,16,17はそれぞれプロセスを表している。すな
わち、ブロック15は入側板厚変化量ΔHと出側板厚変化
量Δhとの間の伝達関数であり、同様に、ブロック16は
ロールギャップ変化量ΔSと出側板厚変化量Δhとの間
の伝達関数で、ブロック17はロールギャップ変化量ΔH
と圧延荷重変化量ΔPとの間の伝達関数である。
【0008】一方、破線で囲んだように、ブロック13a
とブロック13b とを併せたものが板厚制御装置13に対応
し、ブロック14a とブロック14b とを併せたものが板厚
制御装置14に対応している。
【0009】このうち、ブロック13a は遅延回路になっ
ており、厚み計6で検出された入側板厚の偏差ΔH
M を、厚み計6の設置位置から圧延機ロールバイト入口
までの移送時間だけ遅延させて圧延機入側板厚変化量と
して出力し、もう一つのブロック13b はこの圧延機入側
板厚変化量をロールギャップ操作量に変換して圧下制御
装置4に加える。
【0010】また、ブロック14a には圧延荷重変化量Δ
Pが加えられ、ここで、ミルの伸び量に変換される。こ
のミルの伸び量はロールギャップ変化量ΔSと加算さ
れ、出側板厚変化量検出値ΔhG となる。この出側板厚
変化量検出値ΔhG は出側板厚変化量目標値ΔhREF
比較され、その差がブロック14b に加えられる。ブロッ
ク14b はこの差からロールギャップ操作量を演算して圧
下制御装置4に加える。
【0011】ただし、図3の各ブロック内の記号のう
ち、Qは圧延材の塑性係数、Mはミル定数、QE は圧延
材の塑性係数推定値、ME はミル定数推定値、KF はゲ
イン、αは定数、KP は比例ゲイン、KI は積分ゲイ
ン、Sはラプラス演算子をそれぞれ表している。
【0012】ところで、ブロック13b に設定するKF
E /ME は、入側板厚変化による出側板厚の変化を打
ち消すロールギャップ操作量を求める関係式より得られ
る。すなわち、
【0013】
【数1】 が得られる。
【0014】この(2) 式中のQおよびMをそれぞれの推
定値QE およびME とし、調整用のゲインKF を付加し
たものがブロック13b の内容になっている。従って、推
定値QE およびME を実際の塑性係数Qおよびミル定数
Mに等しくすれば係数KF =1.0とすることにより正
しいロールギャップ操作量が得られる。このように入側
板厚の偏差ΔHM から直接ロールギャップ操作量を演算
するためのQE 、ME を、それぞれロールギャップ操作
量を決定するための推定塑性係数、推定ミル定数とい
う。
【0015】また、ブロック14b は比例・積分制御部で
あり、ここに設定される(ME +QE )/ME は板厚偏
差をロールギャップ設定誤差に変換する係数である。比
例ゲインKI はこの係数を考慮して板厚制御系で所定の
応答が得られるように設定される。このようなフィード
バック制御系において最適な制御ゲインの決定に関与す
るQE 、ME を、制御ゲインの決定に用いられる推定塑
性係数、推定ミル定数という。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、板厚
制御装置13によるロールギャップ操作量は圧延材の塑性
係数Qおよびミル定数Mの各推定値QE およびME に直
接関係しており、板厚制御装置13の制御精度はこれら推
定値の推定精度で決定される。また、板厚制御装置14の
制御応答も圧延材の塑性係数Qおよびミル定数Mの各推
定値QE 及びME に関係しており、板厚制御装置14の制
御性能はこれら推定値の推定精度に依存している。
【0017】従来、この推定塑性係数QE および推定ミ
ル定数ME は、圧延を開始する前に目標とする圧延状態
に対応した計算式等を用いて推定し、その推定値を設定
するのが一般的であった。
【0018】この推定塑性係数QE および推定ミル定数
E のうち、推定ミル定数ME は対象とする圧延機の圧
延状態を測定し、その測定結果に基いて作成した計算式
等によりかなり正確に推定することができ、圧延開始前
に一度計算する従来の方法でもあまり問題はなかった。
【0019】しかし、推定塑性係数QE はその時の圧延
状態、例えば、圧延材の変形抵抗、板幅、入側板厚、出
側板厚、ワークロールと圧延材間の摩擦状態等によって
変わることから、圧延開始前に求めた値と、圧延中の値
とが大きく異なる場合があった。このため板厚制御装置
から出力されるロールギャップ操作量が過大あるいは過
小になったり、所定の制御応答が得られず、結果的に板
厚精度が悪化したりすることがあった。
【0020】本発明は上記の問題点を解決するためにな
されたもので、圧延実績データを用いて圧延中の塑性係
数を推定し、その推定値を用いて板厚制御のロールギャ
ップ操作量および/または制御ゲインを決定することに
より、常に良好な制御状態を維持すると共に、板厚精度
の向上を図ることのできる圧延機の制御方法および制御
装置を得ることを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】この発明は、圧延材の塑
性係数を用いて制御ゲインの決定および/またはロール
ギャップ操作量の演算をする圧延機の板厚制御方法にお
いて、前記圧延機の圧延実績値として入側板厚、出側板
厚、圧延荷重、前方張力および後方張力のうち、少なく
とも入側板厚、出側板厚、圧延荷重を検出し、検出され
た前記圧延実績値を予め定めた計算式に代入して前記圧
延材の塑性係数を推定し、前記推定された塑性係数を用
いて前記制御ゲインの決定および/またはロールギャッ
プ操作量の演算をするようにしている。
【0022】圧延実績値として、熱間圧延で圧延荷重、
入側板厚および出側板厚を検出し、冷間圧延で入側板
厚、出側板厚、圧延荷重、前方張力および後方張力を検
出することが望ましい。
【0023】もう一つの発明は、圧延材の塑性係数を用
いて制御ゲインの決定および/またはロールギャップ操
作量の演算をする板厚制御装置を有する圧延機の制御装
置において、前記圧延機の入側板厚、圧延荷重、前方張
力および後方張力をそれぞれ検出する圧延実績値検出手
段と、検出された前記入側板厚を、前記圧延機のロール
バイト入口までの移送時間だけ遅延させて前記圧延機の
入側板厚として出力する板厚遅延手段と、前記ロールギ
ャップ操作量、検出された前記圧延荷重に基づいて前記
圧延機の出側板厚を演算する出側板厚演算手段と、前記
圧延実績値検出手段によって検出された前記圧延荷重、
前方張力および後方張力、前記板厚遅延手段によって遅
延させられた入側板厚、ならびに前記出側板厚演算手段
によって演算された出側板厚とに基いて前記塑性係数を
推定する塑性係数演算手段とを備え、前記板厚制御装置
は前記塑性係数演算手段によって推定された塑性係数を
用いて前記制御ゲインの決定および/または前記ロール
ギャップ操作量の演算をするものである。
【0024】好ましくは、圧延機の入側板厚を検出する
圧延実績値検出手段として、圧延機の入側に設置した厚
み計を用いる。
【0025】また、圧延機の入側板厚を検出する代わり
に、圧延機の上流スタンドの圧延実績データを用いて演
算した上流スタンドの出側板厚を用いることもできる。
【0026】
【作用】以下、本発明の原理を説明した後で、作用を説
明する。
【0027】圧延機の弾性変形曲線と圧延材の塑性変形
曲線とは図4に示す関係にある。同図中、横軸はロール
ギャップおよび板厚で、縦軸は圧延荷重である。ここ
で、圧延機の弾性変形曲線と、圧延材の塑性変形曲線と
の交点Aがその時の圧延点であり、ロールギャップ設定
値をSとして入側板厚がHであれば、圧延荷重はPで、
出側板厚はhとなる。そして、圧延点Aの近傍における
圧延機の弾性変形曲線の傾きがミル定数Mであり、塑性
変形曲線の傾きが塑性係数Qである。
【0028】このうち、塑性係数の算出方法は種々ある
が、ここでは、(3)式に示すように、圧延荷重式を出側
板厚で偏微分する方法を用いる。
【0029】
【数2】 このうち、圧延荷重式は一般に次式で表わされる。
【0030】 P=B・Z・Km ・Ld ・Qp …(4) ただし B :板幅 Z :張力補正係数 Km :圧延材の変形抵抗 Ld :接触弧長 Qp :圧下力関数 である。
【0031】従って、(3) 式に(4) 式を代入して偏微分
すれば次式が得られる。
【0032】
【数3】 ここで、
【0033】
【数4】 ただし αp ,βp :定数 tf :前方張力応力 tb :後方張力応力 Rd :偏平ロール半径 R :ワークロール半径 c :定数 である。
【0034】上記変形抵抗Km と圧下力関数Qp を求め
る計算式は、冷間圧延と熱間圧延とで異なる。そこで、
冷間圧延と熱間圧延の双方についてその計算式を示す。 (a) 冷間圧延の場合
【0035】
【数5】
【0036】
【数6】 K :鋼種によって決まる定数 ε2 :出側板歪 ε1 :入側板歪 εd :歪速度 n :加工硬化指数 m :歪速度依存指数 Ho :元板厚 E0 ,E1 ,E2 ,E3 ,E4:定数 μ :摩擦係数 r :圧下率 である。 (b) 熱間圧延の場合
【0037】
【数7】 だだし A :定数 T :圧延材温度 ap ,bp ,cp :定数 hm :平均板厚 である。
【0038】しかして、(5) 式の右辺の各偏微分係数の
計算式は、冷間圧延の場合(6),(8)〜(15)式を用いて導
出でき、熱間圧延の場合には(6),(8),(9) および(16)〜
(19)式を用いて導出できる。導出した偏微分係数の計算
式と、前述の冷間圧延、熱間圧延それぞれの関係式に圧
延実績データを代入演算し、その結果を(5) 式に代入す
ることによって圧延中の塑性係数Qを推定することがで
きる。
【0039】因みに、熱間圧延の場合を例として、その
計算手順を示すと図5のようになる。すなわち、ステッ
プ20で圧延実績データを読込む。この圧延実績データは
入側板厚H、出側板厚h、圧延荷重P、前方張力tf
後方張力tb である。入側板厚Hは当該圧延機の入側に
設置した厚み計で検出した板厚、あるいは、当該圧延機
の前段スタンドの圧延荷重やロールギャップなどの圧延
実績データから演算して得られるゲージメータ板厚を当
該圧延機のロールバイト入口までの移送時間だけ遅延さ
せることによって得られる。また、圧延機出側板厚はそ
の圧延荷重やロールギャップ等の実績データから演算し
たゲージメータ板厚を用いればよく、前方張力、後方張
力はそれぞれ検出器で容易に検出することができる。板
幅Bも時々刻々検出した実績データを用いることができ
るが、実績データを用いることの効果が少ないため、ワ
ークロールの半径と同様に定数とする。
【0040】そして、ステップ21にて、圧延荷重P、入
側板厚H、出側板厚hを(9) 式に代入し偏平ロール半径
d を計算する。続いて、ステップ22でこの偏平ロール
半径Rd 、入側板厚H、出側板厚hを(8) 式に代入して
接触弧長Ld を求める。次に、ステップ23では(18),(1
9) 式を用いて圧下力関数Qp を計算する。続いて、ス
テップ24では実績データである圧延荷重P、前方張力t
f 、後方張力tb と、ステップ22,23 で求めた接触長L
d 、圧下力関数Qp とを下記(20)式に代入して変形抵抗
m を求める。
【0041】
【数8】 次に、ステップ25では(6) 式により張力補正係数Zを求
め、ステップ26では実績データおよび上記各ステップで
求めた値に基いて、
【数9】 を演算する。続いて、ステップ27では(5) 式に実績デー
タおよび上記各ステップで求めた値を代入して塑性係数
推定値QE を求める。
【0042】なお、熱間圧延では歪の変化による変形抵
抗の変化は小さく、(5) 式右辺の第1項、および第2項
は無視しても実用上、推定精度は十分である。従って、
推定に用いる実績データとして、少なくとも入側板厚、
出側板厚および圧延荷重があればよい。
【0043】そこで、本発明においては、圧延機の圧延
実績値として入側板厚、出側板厚、圧延荷重、前方張力
および後方張力のうち、少なくとも入側板厚、出側板
厚、圧延荷重を検出し、これらの圧延実績値を予め定め
た計算式に代入して圧延材の塑性係数を推定し、推定さ
れた塑性係数を用いて制御ゲインの決定および/または
ロールギャップ操作量の演算している。
【0044】この場合、熱間圧延で圧延荷重、入側板厚
および出側板厚を検出し、冷間圧延で入側板厚、出側板
厚、圧延荷重、前方張力および後方張力を検出すること
により、それぞれ実用的に十分な精度の塑性係数が推定
できる。
【0045】もう一つの発明においては、圧延機の入側
板厚、圧延荷重、前方張力および後方張力をそれぞれ検
出すると共に、検出された入側板厚を、前記圧延機のロ
ールバイト入口までの移送時間だけ遅延させて圧延機の
入側板厚を得る一方、ロールギャップ操作量、検出され
た前記圧延荷重に基づいて圧延機の出側板厚を演算し、
さらに、検出された圧延荷重、前方張力および後方張
力、遅延させられた入側板厚、ならびに演算された出側
板厚とに基いて塑性係数を推定して制御ゲインの決定お
よび/またはロールギャップ操作量の演算をするように
したので、上述したと同様な効果が得られる。
【0046】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例によって詳
細に説明する。図1は本発明の一実施例の構成を示すブ
ロック図であり、特に、冷間圧延に最適な装置を示して
いる。図中、図2と同一の要素には同一の符号を付して
その説明を省略する。ここで、板厚制御装置5は図2中
の板厚制御装置13、14の両方の機能を併せ備えたもの
で、ロールギャップ操作量を演算して圧下制御装置4に
与えるものである。このロールギャップ操作量を求める
ために、圧延材の塑性係数が必要となる。そこで、圧延
実績データを得るべく、圧延機の入側に厚み計6と、後
方張力検出用の張力計7とを設け、圧延機の出側に前方
張力検出用の張力計8を設ける一方、圧延荷重を検出す
るための荷重検出器9を設けている。このうち、厚み計
6によって検出された入側板厚は板厚遅延装置10に加え
られる。この板厚遅延装置10は厚み計6から圧延機のロ
ールバイト入口までの圧延材移送時間だけ板厚検出値を
遅延させ、これを圧延機の入側板厚Hとして出力する。
また、張力計8によつて検出された前方張力tf と、圧
下制御装置4で演算されたロールギャップ実績値とに基
いて出側板厚演算装置11が出側板厚hを演算する。そこ
で、塑性係数推定装置12は、板厚遅延装置10で遅延せし
められた入側板厚Hと、出側板厚演算装置11で演算され
た出側板厚hと、荷重検出器9で測定された圧延荷重P
と、張力計8で測定された前方張力tf と、張力計7で
測定された後方張力tb とに基いて塑性係数推定値QE
を求め、板厚制御装置5に与える構成になっている。
【0047】この実施例にあっては、塑性係数推定装置
12が図5の計算手順で示した通りの演算を実行して塑性
係数推定値QE を求める。板厚制御装置5はこの塑性係
数推定値QE を用いてロールギャップの操作量および制
御ゲインを決定する。
【0048】なお、熱間圧延を対象とする場合には、図
1中の張力計7および張力計8を除去し、塑性係数推定
装置12が板厚遅延装置10で遅延せしめられた入側板厚H
と、出側板厚演算装置11で演算された出側板厚hと、荷
重検出器9で測定された圧延荷重Pとに基いて塑性係数
推定値QE を求めるようにしても、実質的には上記実施
例と同等の制御精度および制御性能が得られる。
【0049】また、上記実施例では圧延機の入側に厚み
計6を設けて入側板厚を検出したが、この代わりに当該
圧延機の前段スタンドの圧延荷重やロールギャップなど
の圧延実績データから演算して得られるゲージメータ板
厚を用いても上述したと同様な結果が得られる。
【0050】なおまた、上記実施例では塑性係数を用い
て制御ゲインの決定およびロールギャップ操作量の演算
の両方の機能を備えた制御系に適用したが、本発明はこ
れに適用を限定されるものではなく、塑性係数を用いて
制御ゲインを決定するだけの制御系にも、あるいは、塑
性係数を用いてロールギャップ操作量の演算をするだけ
の制御系にも適用できることは明らかである。
【0051】
【発明の効果】以上の説明によって明らかなようにこの
発明によれば、圧延中、時々刻々変化する圧延材の塑性
係数を推定でき、これを用いて制御ゲインや、ロールギ
ャップ操作量が最適に決定され、これによって板厚精度
を格段に向上させることができる。また、熱間圧延で圧
延荷重、入側板厚および出側板厚のみで塑性係数を演算
することにより、構成の簡易化および演算の単純化が実
現される。さらにまた、実際の厚み計の代わりに前段ス
タンドの圧延実績データから演算によって得られた板厚
を用いることにより、構成の一層の簡易化が実現され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を、圧延系統と併せて
示したブロック図。
【図2】従来の圧延機の制御装置の構成を、圧延系統と
併せて示したブロック図。
【図3】従来の圧延機の制御装置の制御系のブロック
図。
【図4】本発明の原理を説明するために、圧延荷重と、
ロールギャップおよび板厚との関係を示す線図。
【図5】本発明の原理を説明するために、圧延実績デー
タから塑性係数を推定する計算手順を示したフローチャ
ート。
【符号の説明】
2 ワークロール 3 バックアップロール 4 圧下制御装置 5 板厚制御装置 6 厚み計 7 張力計 8 張力計 9 荷重検出器 10 板厚遅延装置 11 出側板厚演算装置 12 塑性係数推定装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧延材の塑性係数を用いて制御ゲインの決
    定および/またはロールギャップ操作量の演算をする圧
    延機の制御方法において、 前記圧延機の圧延実績値として入側板厚、出側板厚、圧
    延荷重、前方張力および後方張力のうち、少なくとも入
    側板厚、出側板厚、圧延荷重を検出し、 検出された前記圧延実績値を予め定めた計算式に代入し
    て前記圧延材の塑性係数を推定し、 前記推定された塑性係数を用いて前記制御ゲインの決定
    および/またはロールギャップ操作量の演算をすること
    を特徴とする圧延機の制御方法。
  2. 【請求項2】前記圧延実績値として、熱間圧延で圧延荷
    重、入側板厚および出側板厚を検出し、冷間圧延で入側
    板厚、出側板厚、圧延荷重、前方張力および後方張力を
    検出することを特徴とする請求項1に記載の圧延機の制
    御方法。
  3. 【請求項3】圧延材の塑性係数を用いて制御ゲインの決
    定および/またはロールギャップ操作量の演算をする板
    厚制御装置を有する圧延機の制御装置において、 前記圧延機の入側板厚、圧延荷重、前方張力および後方
    張力をそれぞれ検出する圧延実績値検出手段と、 検出された前記入側板厚を、前記圧延機のロールバイト
    入口までの移送時間だけ遅延させて前記圧延機の入側板
    厚として出力する板厚遅延手段と、 前記ロールギャップ操作量、検出された前記圧延荷重に
    基づいて前記圧延機の出側板厚を演算する出側板厚演算
    手段と、 前記圧延実績値検出手段によって検出された前記圧延荷
    重、前方張力および後方張力、前記板厚遅延手段によっ
    て遅延させられた入側板厚、ならびに前記出側板厚演算
    手段によって演算された出側板厚とに基いて前記塑性係
    数を推定する塑性係数演算手段と、 を備え、前記板厚制御装置は前記塑性係数演算手段によ
    って推定された塑性係数を用いて前記制御ゲインの決定
    および/または前記ロールギャップ操作量の演算をする
    ことを特徴とする圧延機の制御装置。
  4. 【請求項4】前記圧延機の入側板厚を検出する圧延実績
    値検出手段として、前記圧延機の入側に設置した厚み計
    を用いることを特徴とする請求項3に記載の圧延機の制
    御装置。
  5. 【請求項5】前記圧延機の入側板厚を検出する代わり
    に、前記圧延機の上流スタンドの圧延実績データを用い
    て演算した前記上流スタンドの出側板厚を用いることを
    特徴とする請求項4に記載の圧延機の制御装置。
JP3229099A 1991-09-09 1991-09-09 圧延機の制御方法および装置 Pending JPH0569021A (ja)

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020045429A (ko) * 2000-12-11 2002-06-19 이구택 탄성계수와 소성계수를 이용한 압연강판의 두께 예측장치및 그 예측방법
JP2007210031A (ja) * 2006-01-10 2007-08-23 Nippon Steel Corp 金属板圧延の圧延荷重予測方法
JP2007534493A (ja) * 2004-01-23 2007-11-29 エス・エム・エス・デマーク・アクチエンゲゼルシャフト 鋼板又はne鋼板の熱間圧延の場合のプロセス安定性、特に絶対肉厚精度及び設備の安定性を向上させる方法
JP2008126307A (ja) * 2006-11-24 2008-06-05 Nippon Steel Corp タンデム式圧延機の板厚制御装置
JP2008246513A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Nisshin Steel Co Ltd 圧延方向に板厚がテーパ状に変化する片面テーパ鋼板の製造方法
JP2010105011A (ja) * 2008-10-29 2010-05-13 Nippon Steel Corp 金属板材の板厚制御装置及び塑性係数推定用関数設定方法
JP2012121050A (ja) * 2010-12-08 2012-06-28 Sumitomo Metal Ind Ltd ロールクロス式圧延機における圧延材の形状制御方法、及び、圧延材の製造方法

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