JPH0569314U - 脱硝・消音・汚染防止装置 - Google Patents
脱硝・消音・汚染防止装置Info
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- JPH0569314U JPH0569314U JP916092U JP916092U JPH0569314U JP H0569314 U JPH0569314 U JP H0569314U JP 916092 U JP916092 U JP 916092U JP 916092 U JP916092 U JP 916092U JP H0569314 U JPH0569314 U JP H0569314U
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 略筒状であって前後両端側に閉止板2,3が
設けられた筐体1と、前記前端側閉止板2に取り付けら
れ、排気ガスを前記筐体1内に導入するための入口管4
と、前記筐体1内に配設された炭素繊維材6,9と、こ
の炭素繊維材6,9を覆うようにして配設された網状部
材7a,7b,10a,10bと、前記後端側閉止板3
に取り付けられ、前記筐体1内の排気ガスを外部に排気
するための出口管22とを備え、前記炭素繊維材に直流
電源16の正極側を接続するとともに前記入口管に前記
直流電源の負極側を接続した。 【効果】 この装置を小型化、軽量化でき、かつ費用も
安くすることができる。また、同時に放出される排気ガ
スの大気汚染度を低下させることができる。また、同時
にこの装置より上流側の排気ガスの圧力を上昇させる必
要はなくなり、内燃機関等の燃焼効率を向上させること
ができる。
設けられた筐体1と、前記前端側閉止板2に取り付けら
れ、排気ガスを前記筐体1内に導入するための入口管4
と、前記筐体1内に配設された炭素繊維材6,9と、こ
の炭素繊維材6,9を覆うようにして配設された網状部
材7a,7b,10a,10bと、前記後端側閉止板3
に取り付けられ、前記筐体1内の排気ガスを外部に排気
するための出口管22とを備え、前記炭素繊維材に直流
電源16の正極側を接続するとともに前記入口管に前記
直流電源の負極側を接続した。 【効果】 この装置を小型化、軽量化でき、かつ費用も
安くすることができる。また、同時に放出される排気ガ
スの大気汚染度を低下させることができる。また、同時
にこの装置より上流側の排気ガスの圧力を上昇させる必
要はなくなり、内燃機関等の燃焼効率を向上させること
ができる。
Description
【0001】
本考案は例えば熱機関等から排出される排気ガスの窒素酸化物や騒音や粉じん 等を脱硝・消音・浄化する装置に関する。
【0002】
従来、例えば熱機関としてのディーゼル機関から排出される排気ガスには、有 害な窒素酸化物が含有されているが、この窒素酸化物はPt,Rh,Pdなどの 特殊金属触媒を用いて低減させたり、あるいは触媒を用いたアンモニア還元法に よっていた。また、排気ガスの中には亜鉛やヒュームガス等の有害な粉じん(す す状の微粒子)が含まれている。一方、排気ガスの騒音はマフラによって消音し ており、すなわち排気ガスの騒音エネルギーをマフラ内の膨張室と仕切板とによ る流体の圧力損失を利用して低減させている。
【0003】
しかしながら、このような特殊金属触媒の使用や、触媒を用いたアンモニア還 元法によって脱硝すると、装置が大型化し、また、費用が嵩むという問題点があ った。また、黒鉛やヒュームガス等の有害な粉じん(すす状の微粒子)がそのま ま排出されると、大気が汚染されるという問題点もあった。さらに、従来のマフ ラによって消音すると、これより上流側の排気ガスの圧力を上昇させなければな らず、このためディーゼル機関等の背圧を増加させて内燃機関の燃焼効率を低下 させてしまうという問題点もあった。
【0004】 本考案は、脱硝する装置が小型化できるとともに費用が安価となり、また大気 の汚染を防止し、さらに内燃機関等の燃焼効率を向上させる脱硝・消音・汚染防 止装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】 このような目的を達成するために本考案にあっては、略筒状であって前後両端 側に閉止板が設けられた筐体と、前記前端側閉止板に取り付けられ、排気ガスを 前記筐体内に導入するための入口管と、前記筐体内に配設された炭素繊維材と、 この炭素繊維材を覆うようにして配設された網状部材と、前記後端側閉止板に取 り付けられ、前記筐体内の排気ガスを外部に排気するための出口管とを備え、前 記炭素繊維材に直流電源の正極側を接続するとともに前記入口管に前記直流電源 の負極側を接続した構成とするものである。
【0006】
排気ガスに含有されるNOXは炭素繊維材と接触すると、その触媒作用による 化学吸着と解離により、N2,CO2およびCOガスに変換される。また、同時に この装置内に噴出された排気ガスの流れは乱流であるので、これが炭素繊維材に 衝突するときに渦が発生し、この発生した渦は、流れるように移動するときに網 状部材と軟質多孔質材の炭素繊維フェルトまたはマットによって整流され、渦は 途中で消えて層流となり、騒音エネルギーは減少して騒音の音圧レベルは低下す る。また、同時に排気ガスに含まれる有害な粉じん(微粒子)が入口管に入ると 網状部材に接触して負電荷粒子となる。この負電荷粒子は正電荷をもった炭素繊 維材と金網によって電気的に吸着され、NOX,すす濃度及び騒音レベルの低い 排気ガスは出口管から大気へ放出される。
【0007】
以下、本考案を図面に基づいて説明する。図1ないし図4は本考案に係る脱硝 ・消音・汚染防止装置の一実施例を示す図である。
【0008】 図1において、符号1は略円筒状の筐体であり、この筐体1の前後両端側には それぞれ前端側閉止板2と後端側閉止板3が設けられている。前端側閉止板2に はディーゼル機関等から排出される排気ガスを筐体1内に導入するための入口管 4が取り付けられている。筐体1内に位置する入口管4には騒音の共鳴を消音す るための小孔5が形成されている。入口管4に入った排気ガスの大部分はこの先 端の開口部から噴射される。
【0009】 筐体1内には略円筒形の炭素繊維フェルト6が配設され、この炭素繊維フェル ト6の両側には10〜100μmの極細線からなるステンレス製の金網7a,7 bが覆うようにして配設されている。炭素繊維フェルト6の外側にはスペーサ8 を介して略円筒形であって前記の径より少し大きい炭素繊維フェルト9が位置し 、また前記同様に金網10a,10bに覆われている。筐体1と金網10bとの 間には電気的絶縁材11が介装されており、また炭素繊維フェルト9には導電性 材料12が入れられている。
【0010】 入口管4の入口側であって内壁面には、図2に示すように電気的絶縁材13が 取り付けられ、この中に金属線14が入れられ、この金属線14には金属網(炭 素繊維網でもよい)15が取り付けられている。また、金属網15には電池16 の負極側からの電線17aが接続され、電池16の正極側からの電線17bは導 電性材料12に接続されている。
【0011】 金網7a,7bの間に位置する炭素繊維フェルト6は、この金網7a,7bの 前後両端側には充填されていず、この両端側は排気ガスが炭素繊維フェルト6, 9間に流入するための通路18,19となっている。後端側閉止板3の内側には 略円板状の炭素繊維フェルト20が位置し、この炭素繊維フェルト20も前記同 様に金網21a,21bに覆われている。また後端側閉止板3には筐体1内の排 気ガスを大気に放出するための出口管22が取り付けられている。なお、金網7 bについては、代りにパンチ板を用い、これにスペーサ8を取り付けてもよい。
【0012】 ディゼール機関またはガソリン機関から排出される排気ガスは入口管4を通っ て筐体1内に噴出されると、この中の空間23で拡大・膨張する。この噴出され た排気ガスの一部は炭素繊維フェルト20に当たって反転し、通路18,19を 通って炭素繊維フェルト6,9間に流入し、さらに通路19を通って入口管4か ら噴出された排気ガスと合流する。空間23内の排気ガスは出口管22に入って 大気へと放出される。
【0013】 ここで、筐体1内の入口管4の長さ(L1)は、閉止板2から炭素繊維フェル ト20までの距離(L2)の約1/3としている。このため、入口管4から噴射 される排気ガスが炭素繊維フェルト20を飛散させるようなことはなく、また排 気ガスを適当な流速で反転させながら通路18を通って炭素繊維フェルト6,9 間に流入させている。
【0014】 排気ガスに含有されるNOXは炭素繊維フェルト6,9と接触すると、その触 媒作用による化学吸着と解離により、N2,CO2およびCOガスに変換される。 すなわち、炭素繊維の触媒作用をともなった還元作用で、高温状態の窒素酸化物 を窒素,炭酸ガスおよび一酸化炭素に分解する。
【0015】 2NO+C→N2+CO2,2NO+2C→N2+2CO また、炭素繊維フェルト6,9は、比較的容易に生産できるピッチ系炭素繊維 を用いることができるので、従来の高価な触媒に比べ安価である。さらに、炭素 繊維フェルト6,9は、見かけの密度が約0.05g/cm3であり、2000 ccクラスのエンジンでも約100〜150g程の装着でよく、この点からも安 価であり、加えて軽量で取扱いが容易となっている。
【0016】 ところで、炭素繊維フェルト6,9の脱硝量は、図3に示すように酸素繊維材 の燃焼温度によって異なっている。800℃で焼成した炭素繊維材は1000℃ ,2000℃で焼成したものより順次脱硝率が高いが、1000℃,2000℃ で焼成したものに比べ順次耐久性は低くなっている。このため、この装置の耐久 性という点も考慮すると、前記の焼成温度が異なる炭素繊維材を混合させた方が よい。ここで、脱硝率とは(入口NOX濃度−出口NOX濃度)÷入口NOX濃度 である。また、ガソリンエンジン,ディーゼルエンジン,ガスエンジンの脱硝率 を図4に示すが、この図4に示すようにガスエンジンの方が脱硝率が高く、順に ディーゼルエンジン,ガスエンジンと低くなっている。
【0017】 一方、空間23に噴出された排気ガスの流れは乱流であるので、これが炭素繊 維フェルト6,9に衝突するときに渦が発生して、この渦による騒音を発生する ことになる。騒音エネルギーは前記衝突速度の約4〜6乗に比例して発生し、放 散される。しかし、前記の発生した渦は、流れるように移動するときに金網7a と軟体多孔質の炭素繊維(フェルト状,マット状)9によって整流され、渦は途 中で消えて層流となり、騒音エネルギーは減少して騒音の音圧レベルは低下する 。また、騒音エネルギーを持った排気ガスは金網7a,7b,10aを通る際に 吸音されて音圧レベルは低下する。
【0018】 ここで、炭素繊維フェルトとグラスウールにおける垂直入射法による吸音率と 周波数についての計測結果を図5に示す。この図5からわかるように、周波数が 高い程、吸音率が高くなる。なお、従来のマフラに用いられている鋼板は吸音率 0で反射率は1.0である。また、騒音試験を行ったところ、鋼板製仕切マフラ (134φ×430mm,仕切り2段)が80dB、圧力損失100mmHgで あるが、80gの炭素繊維フェルトが入った本装置では73dBまで下げること ができ、圧力損失は93mmHgであった。
【0019】 排気ガスの持つ騒音エネルギーや圧力損失等を発生させる仕切板を筐体1内に 配設する必要がないので、この装置の構造が簡単となり、排気ガスの圧力損失が 防止される。このため、この装置より上流側の排気ガスの圧力を上昇させる必要 はなくなる。したがって、ディーゼル機関等の内燃機関は排気弁開時期を遅くし て、シリンダ内でガスを膨張させてピストンでクランクをまわし動力として有効 に利用して燃焼効率を向上させることができる。なお、ボイラや他の燃焼室では 、押込空気ファンの圧力を低下することができ、所内動力を低下することができ る。
【0020】 ディーゼル機関から排出される排気ガスには黒鉛やヒュームガス等の有害な粉 じん(すす状態の微粒子)が含まれているが、このすす状の微粒子が入口管4に 入ると金網15に接触して負電荷粒子となる。この負電荷粒子は正電荷をもった 炭素繊維フェルト9によって電気的に吸着され、排気ガスは出口管20から大気 へ放出される。このため、排気ガスの汚染度を低下させることができる。
【0021】 ここで、ディーゼル機関の場合はこの装置の入口汚染度96%(1.1g/c m3)のものが出口において、12Vで72%(0.49g/cm3)、24Vで 68%(0.45g/cm3)、50Vで65%(0.42g/cm3)に低減さ れる。また、電池の電圧は12Vで効果を表わし、100V程度まで安全に使用 することができる。低電圧でも使用できるので、トラックバス、乗用車などのバ ッテリでも使用することができ、火災などに対して安全である。なお、金属網1 5は5,6枚とし、正極の炭素繊維フェルト9の表面積を大きくすると前記吸着 効率はよくなる。また、前記正極を圧力損失を考慮して、排気ガスの流れに垂直 に配設してもよい。
【0022】 ところで、この装置は内燃機関に用いた例を述べたが、ガスタービンやボイラ 等の熱機関にも用いることができ、また化石燃料用燃焼炉、湯わかし器、屋外設 置用暖房器、ジェットエンジン、高炉等にも用いることができる。
【0023】
以上説明したように本考案によれば、排気ガスに含まれる窒素酸化物を脱硝す るのに炭素繊維材を用いたので、この装置を小型化、軽量化でき、かつ費用も安 くすることができる。また、同時に炭素繊維材に直流電源の正極側を接続すると ともに入口管に直流電源の負極側を接続したので、排気ガスに含まれる有害な微 粒子を多く除去することができ、放出される排気ガスの大気汚染度を低下させる ことができる。また、同時に排気ガスの圧力損失が防止されるので、この装置よ り上流側の排気ガスの圧力を上昇させる必要はなくなる。したがって、内燃機関 等の燃焼効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る脱硝・消音・汚染防止装置の一実
施例を示す断面図。
施例を示す断面図。
【図2】図1におけるA部分拡大断面図。
【図3】焼成温度が異なる炭素繊維材の脱硝率を示すグ
ラフ。
ラフ。
【図4】各エンジンの脱硝率を示すグラフ。
【図5】炭素繊維フェルトとグラスウールの吸音率を示
すグラフ。
すグラフ。
1…筐体、2,3…閉止板、4…入口管、6,9…炭素
繊維材、7a,7b,10a,10b…金網、16…電
池、22…出口管。
繊維材、7a,7b,10a,10b…金網、16…電
池、22…出口管。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F01N 3/24 J 9150−3G
Claims (1)
- 【請求項1】 略筒状であって前後両端側に閉止板が設
けられた筐体と、前記前端側閉止板に取り付けられ、排
気ガスを前記筐体内に導入するための入口管と、前記筐
体内に配設された炭素繊維材と、この炭素繊維材を覆う
ようにして配設された網状部材と、前記後端側閉止板に
取り付けられ、前記筐体内の排気ガスを外部に排気する
ための出口管とを備え、前記炭素繊維材に直流電源の正
極側を接続するとともに前記入口管に前記直流電源の負
極側を接続したことを特徴とする脱硝・消音・汚染防止
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP916092U JPH078807Y2 (ja) | 1992-02-27 | 1992-02-27 | 脱硝・消音・汚染防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP916092U JPH078807Y2 (ja) | 1992-02-27 | 1992-02-27 | 脱硝・消音・汚染防止装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0569314U true JPH0569314U (ja) | 1993-09-21 |
| JPH078807Y2 JPH078807Y2 (ja) | 1995-03-06 |
Family
ID=11712869
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP916092U Expired - Lifetime JPH078807Y2 (ja) | 1992-02-27 | 1992-02-27 | 脱硝・消音・汚染防止装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH078807Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017057853A (ja) * | 2015-09-16 | 2017-03-23 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | プラスチック製有孔側壁及び静電式粒子除去システムを有するサイレンサパネル及びシステム |
-
1992
- 1992-02-27 JP JP916092U patent/JPH078807Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017057853A (ja) * | 2015-09-16 | 2017-03-23 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | プラスチック製有孔側壁及び静電式粒子除去システムを有するサイレンサパネル及びシステム |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH078807Y2 (ja) | 1995-03-06 |
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