JPH0569748A - パワーユニツト支持装置 - Google Patents
パワーユニツト支持装置Info
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- JPH0569748A JPH0569748A JP23302891A JP23302891A JPH0569748A JP H0569748 A JPH0569748 A JP H0569748A JP 23302891 A JP23302891 A JP 23302891A JP 23302891 A JP23302891 A JP 23302891A JP H0569748 A JPH0569748 A JP H0569748A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle
- power unit
- mount member
- rigidity
- width direction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)
- Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 通常走行時にはエンジンから伝達される振動
を有効に吸収することができるとともに、車両旋回時に
はパワーユニットに作用する慣性モーメントの操縦安定
性への影響を低減することができるパワーユニット支持
装置を提供すること。 【構成】 車両のパワーユニットPを車体Bに対しマウ
ント部材20を介して弾性的に支持するパワーユニット
支持装置において、ハンドル舵角センサ14からの出力
信号に基づいて、車両の旋回状態を検出した際には、上
記マウント部材20の車幅方向の剛性を高めるように制
御するコントローラCRを備えたことを特徴とし、ま
た、車速Vがが所定値Vo以上の場合あるいはハンドル
舵角速度dθHが所定値dθHo以上の場合に上記制御を
実行することを特徴とし、更に、上記マウント部材20
は、車幅方向の剛性が変化しても上下方向の剛性は一定
に保たれることを特徴とする。
を有効に吸収することができるとともに、車両旋回時に
はパワーユニットに作用する慣性モーメントの操縦安定
性への影響を低減することができるパワーユニット支持
装置を提供すること。 【構成】 車両のパワーユニットPを車体Bに対しマウ
ント部材20を介して弾性的に支持するパワーユニット
支持装置において、ハンドル舵角センサ14からの出力
信号に基づいて、車両の旋回状態を検出した際には、上
記マウント部材20の車幅方向の剛性を高めるように制
御するコントローラCRを備えたことを特徴とし、ま
た、車速Vがが所定値Vo以上の場合あるいはハンドル
舵角速度dθHが所定値dθHo以上の場合に上記制御を
実行することを特徴とし、更に、上記マウント部材20
は、車幅方向の剛性が変化しても上下方向の剛性は一定
に保たれることを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両のパワーユニッ
トを車体に対しマウント部材を介して弾性的に支持する
パワーユニット支持装置に関する。
トを車体に対しマウント部材を介して弾性的に支持する
パワーユニット支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、自動車等の車両におい
て、エンジンあるいはこれに加えてトランスミッション
を連結して構成された、所謂パワーユニットを車体に対
して支持する場合、車体側へのエンジンからの高周波の
振動入力を極力低減するために、両者の間には、ラバー
ブッシュ等の弾性を有するマウント部材が設けられる。
このように、エンジンからの振動入力を低減して乗り心
地の向上を図る上では、上記マウント部材の弾性が高い
方が有利であるが、ロール発生時には、パワーユニット
の挙動を抑制して走行安定性を確保する上で、マウント
部材はその剛性が高い方が望ましい。
て、エンジンあるいはこれに加えてトランスミッション
を連結して構成された、所謂パワーユニットを車体に対
して支持する場合、車体側へのエンジンからの高周波の
振動入力を極力低減するために、両者の間には、ラバー
ブッシュ等の弾性を有するマウント部材が設けられる。
このように、エンジンからの振動入力を低減して乗り心
地の向上を図る上では、上記マウント部材の弾性が高い
方が有利であるが、ロール発生時には、パワーユニット
の挙動を抑制して走行安定性を確保する上で、マウント
部材はその剛性が高い方が望ましい。
【0003】このマウント部材の硬さの設定について、
例えば実開昭60−50023号公報では、マウント部
材を空気バネで構成し、トランスミッションの変速レン
ジの設定操作に応じて空気バネへの空気の供給を制御す
ることにより、トルクロールの発生に対してマウント部
材の硬さを可変制御するようにしたものが開示されてい
る。このようにパワーユニットのマウント部材の硬さを
制御することにより、振動低減による乗り心地の向上と
走行安定性の確保とを高次元で両立させることが可能に
なる。
例えば実開昭60−50023号公報では、マウント部
材を空気バネで構成し、トランスミッションの変速レン
ジの設定操作に応じて空気バネへの空気の供給を制御す
ることにより、トルクロールの発生に対してマウント部
材の硬さを可変制御するようにしたものが開示されてい
る。このようにパワーユニットのマウント部材の硬さを
制御することにより、振動低減による乗り心地の向上と
走行安定性の確保とを高次元で両立させることが可能に
なる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、車両旋回
時、パワーユニットには横Gの発生に伴って慣性モーメ
ントが作用するが、マウント部材の弾性が高く設定され
ている場合には、この慣性モーメントの作用によって車
両のステア特性が変化し、また、旋回時のハンドル操作
の操作フィーリングにも悪影響を及ぼす場合がある。特
に、パワーユニットに上記慣性モーメントが作用した状
態で、車両を逆方向に旋回させたような場合などには特
に顕著な影響が現れる。また、上記慣性モーメントの影
響は、パワーユニットが大型でその質量が大きいほど、
あるいは車速や旋回速度(つまり旋回時の角速度)が高い
ほど、より一層顕著なものとなる。
時、パワーユニットには横Gの発生に伴って慣性モーメ
ントが作用するが、マウント部材の弾性が高く設定され
ている場合には、この慣性モーメントの作用によって車
両のステア特性が変化し、また、旋回時のハンドル操作
の操作フィーリングにも悪影響を及ぼす場合がある。特
に、パワーユニットに上記慣性モーメントが作用した状
態で、車両を逆方向に旋回させたような場合などには特
に顕著な影響が現れる。また、上記慣性モーメントの影
響は、パワーユニットが大型でその質量が大きいほど、
あるいは車速や旋回速度(つまり旋回時の角速度)が高い
ほど、より一層顕著なものとなる。
【0005】この発明は、上記問題点を解決するために
なされたもので、通常走行時にはエンジンから伝達され
る振動を有効に吸収することができるとともに、車両旋
回時にはパワーユニットに作用する慣性モーメントの操
縦安定性への影響を低減することができるパワーユニッ
ト支持装置を提供することを目的とする。
なされたもので、通常走行時にはエンジンから伝達され
る振動を有効に吸収することができるとともに、車両旋
回時にはパワーユニットに作用する慣性モーメントの操
縦安定性への影響を低減することができるパワーユニッ
ト支持装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、本願の第1の
発明は、車両のパワーユニットを車体に対しマウント部
材を介して弾性的に支持するパワーユニット支持装置に
おいて、車両の旋回状態を検出する旋回状態検出手段
と、該旋回状態検出手段からの検出信号の入力に基づい
て上記マウント部材の車幅方向の剛性を高めるように制
御する制御手段とを備えたものである。
発明は、車両のパワーユニットを車体に対しマウント部
材を介して弾性的に支持するパワーユニット支持装置に
おいて、車両の旋回状態を検出する旋回状態検出手段
と、該旋回状態検出手段からの検出信号の入力に基づい
て上記マウント部材の車幅方向の剛性を高めるように制
御する制御手段とを備えたものである。
【0007】また、本願の第2の発明は、上記第1の発
明において、上記制御手段は、車速が所定値以上の場合
に、上記マウント部材の車幅方向の剛性を高めるように
制御することを特徴としたものである。
明において、上記制御手段は、車速が所定値以上の場合
に、上記マウント部材の車幅方向の剛性を高めるように
制御することを特徴としたものである。
【0008】更に、本願の第3の発明は、上記第1また
は第2の発明において、上記制御手段は、車両の旋回速
度が所定値以上の場合に、上記マウント部材の車幅方向
の剛性を高めるように制御することを特徴としたもので
ある。
は第2の発明において、上記制御手段は、車両の旋回速
度が所定値以上の場合に、上記マウント部材の車幅方向
の剛性を高めるように制御することを特徴としたもので
ある。
【0009】また、更に、本願の第4の発明は、上記第
1,第2または第3の発明において、上記マウント部材
は、車幅方向の剛性が変化しても上下方向の剛性は一定
に保たれることを特徴としたものである。
1,第2または第3の発明において、上記マウント部材
は、車幅方向の剛性が変化しても上下方向の剛性は一定
に保たれることを特徴としたものである。
【0010】
【発明の効果】本願の第1の発明によれば、車両旋回時
には、上記マウント部材の車幅方向の剛性が高められる
ので、車両旋回時にパワーユニットに作用する慣性モー
メントによって車両のステア特性が変化することを防止
し、ハンドルの操作フィーリングに悪影響を及ぼすこと
を防止できる。この場合において、通常走行時には、上
記マウント部材の剛性に変化はなく、その硬さは低く抑
えられた状態にあり、エンジンからの振動入力を有効に
低減して良好な乗り心地を得ることができる。すなわ
ち、車両の乗り心地の向上と旋回時の操縦安定性の確保
とを高次元で両立させることができる。
には、上記マウント部材の車幅方向の剛性が高められる
ので、車両旋回時にパワーユニットに作用する慣性モー
メントによって車両のステア特性が変化することを防止
し、ハンドルの操作フィーリングに悪影響を及ぼすこと
を防止できる。この場合において、通常走行時には、上
記マウント部材の剛性に変化はなく、その硬さは低く抑
えられた状態にあり、エンジンからの振動入力を有効に
低減して良好な乗り心地を得ることができる。すなわ
ち、車両の乗り心地の向上と旋回時の操縦安定性の確保
とを高次元で両立させることができる。
【0011】また、本願の第2の発明によれば、上記第
1の発明において、車速がが所定値以上の場合に、上記
マウント部材の車幅方向の剛性を高める制御を行うよう
にしたので、上記慣性モーメントの影響が顕著に現れる
高速時には、上記制御を行うことにより上記第1の発明
と同様の効果を奏し、操縦安定性の確保を図る一方、高
速時以外では、マウント部材の剛性を高めることなくそ
の硬さを低く保つことにより、良好な乗り心地を得るこ
とができる。
1の発明において、車速がが所定値以上の場合に、上記
マウント部材の車幅方向の剛性を高める制御を行うよう
にしたので、上記慣性モーメントの影響が顕著に現れる
高速時には、上記制御を行うことにより上記第1の発明
と同様の効果を奏し、操縦安定性の確保を図る一方、高
速時以外では、マウント部材の剛性を高めることなくそ
の硬さを低く保つことにより、良好な乗り心地を得るこ
とができる。
【0012】更に、本願の第3の発明によれば、上記第
1または第2の発明において、車両の旋回速度が所定値
以上の場合に、上記マウント部材の車幅方向の剛性を高
める制御を行うようにしたので、上記慣性モーメントの
影響が顕著に現れる急旋回時には、上記制御を行うこと
により上記第1または第2の発明と同様の効果を奏する
ことができ、操縦安定性の確保を図る一方、急旋回時時
以外では、マウント部材の剛性を高めることなくその硬
さを低く保つことにより、良好な乗り心地を得ることが
できる。
1または第2の発明において、車両の旋回速度が所定値
以上の場合に、上記マウント部材の車幅方向の剛性を高
める制御を行うようにしたので、上記慣性モーメントの
影響が顕著に現れる急旋回時には、上記制御を行うこと
により上記第1または第2の発明と同様の効果を奏する
ことができ、操縦安定性の確保を図る一方、急旋回時時
以外では、マウント部材の剛性を高めることなくその硬
さを低く保つことにより、良好な乗り心地を得ることが
できる。
【0013】また、更に、本願の第4の発明によれば、
上記第1,第2または第3の発明において、上記マウン
ト部材は、車幅方向の剛性が変化しても上下方向の剛性
は一定に保たれるようにしたので、上下方向について
は、車両の旋回状態の如何に拘わらずマウント部材の弾
性特性は変化せず、所定の振動吸収特性および剛性を維
持することができる。
上記第1,第2または第3の発明において、上記マウン
ト部材は、車幅方向の剛性が変化しても上下方向の剛性
は一定に保たれるようにしたので、上下方向について
は、車両の旋回状態の如何に拘わらずマウント部材の弾
性特性は変化せず、所定の振動吸収特性および剛性を維
持することができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を、添付図面に基づい
て詳細に説明する。図1は、本実施例に係る自動車の前
輪操舵機構およびパワーユニットの配置構造を概略的に
表した平面説明図であるが、この図に示すように、上記
自動車の前輪操舵装置10は、左右の前輪1L,1Rを
回転自在に支持する一対のナックルアーム3L,3R及
びタイロッド4L,4Rと、該タイロッド4L,4Rどう
しを連結するリレーロッド5と、該リレーロッド5の途
中部に形成されたラック歯(不図示)に噛合するピニオン
6が前端部に設けられたステアリングシャフト7とを備
え、該ステアリングシャフト7の後端側にはステアリン
グホイール8(ハンドル)が固着されており、該ハンドル
8の回動操作に応じて上記リレーロッド5が左右に変位
し、左右の前輪1L,1Rが同方向に操舵されるように
なっている。一方、左右の後輪2L,2Rは、それぞれ
サスペンション装置11L,11Rによって車体Bに懸
架されている。
て詳細に説明する。図1は、本実施例に係る自動車の前
輪操舵機構およびパワーユニットの配置構造を概略的に
表した平面説明図であるが、この図に示すように、上記
自動車の前輪操舵装置10は、左右の前輪1L,1Rを
回転自在に支持する一対のナックルアーム3L,3R及
びタイロッド4L,4Rと、該タイロッド4L,4Rどう
しを連結するリレーロッド5と、該リレーロッド5の途
中部に形成されたラック歯(不図示)に噛合するピニオン
6が前端部に設けられたステアリングシャフト7とを備
え、該ステアリングシャフト7の後端側にはステアリン
グホイール8(ハンドル)が固着されており、該ハンドル
8の回動操作に応じて上記リレーロッド5が左右に変位
し、左右の前輪1L,1Rが同方向に操舵されるように
なっている。一方、左右の後輪2L,2Rは、それぞれ
サスペンション装置11L,11Rによって車体Bに懸
架されている。
【0015】また、上記自動車では、エンジンEとトラ
ンスミッションTとを連結して構成されたパワーユニッ
トPは、車体前部のエンジンルームEr内で横向きに配
置され、エンジンEで発生した駆動力を前輪1L,1R
側に伝達するようになっている。上記パワーユニットP
は、例えば、その左右の両端側および中央後部の3箇所
で車体Bに対して弾性的に支持されており、中央後部の
支持部には通常のラバーマウント部材18が介設される
一方、左右両端側の支持部には流体封入式のマウント部
材20が採用されている。
ンスミッションTとを連結して構成されたパワーユニッ
トPは、車体前部のエンジンルームEr内で横向きに配
置され、エンジンEで発生した駆動力を前輪1L,1R
側に伝達するようになっている。上記パワーユニットP
は、例えば、その左右の両端側および中央後部の3箇所
で車体Bに対して弾性的に支持されており、中央後部の
支持部には通常のラバーマウント部材18が介設される
一方、左右両端側の支持部には流体封入式のマウント部
材20が採用されている。
【0016】この流体封入式のマウント部材20は、図
2に示すように、同軸に配置された金属製の内筒21及
び外筒22と両者間に配置された中間筒23とを備え、
上記内筒21と外筒22及び中間筒23との間には所定
の弾性を有するラバー部材24が配設されている。上記
マウント部材20では、180度対向する位置に、ラバ
ー部材24および中間筒23を切り欠いてオイル等の液
体を封入する液室25,25が形成されるとともに、上
記中間筒23と外筒22との間に、両液室25どうしを
連通させる連通路26aを有する円弧状部材26が設け
られている。該円弧状部材26は、図3に詳しく示すよ
うに、例えば外方に開口した略コ字状の断面を有し、そ
の外周部と外筒22の内周部との間にはシール部材27
が配設されている。また、円弧状部材26の内周部と中
間筒23の外周部との間にもシール部材28が配置され
ている。
2に示すように、同軸に配置された金属製の内筒21及
び外筒22と両者間に配置された中間筒23とを備え、
上記内筒21と外筒22及び中間筒23との間には所定
の弾性を有するラバー部材24が配設されている。上記
マウント部材20では、180度対向する位置に、ラバ
ー部材24および中間筒23を切り欠いてオイル等の液
体を封入する液室25,25が形成されるとともに、上
記中間筒23と外筒22との間に、両液室25どうしを
連通させる連通路26aを有する円弧状部材26が設け
られている。該円弧状部材26は、図3に詳しく示すよ
うに、例えば外方に開口した略コ字状の断面を有し、そ
の外周部と外筒22の内周部との間にはシール部材27
が配設されている。また、円弧状部材26の内周部と中
間筒23の外周部との間にもシール部材28が配置され
ている。
【0017】上記内筒21は、その長手軸方向において
外筒22よりも若干長く形成されており、マウント部材
20を取り付ける際には、内筒21の内部にピン部材3
3を挿通させ、このピン部材33を介して、内筒21が
エンジンEのマウントブラケット34に結合される。一
方、外筒22は、その外周部が車体B側のマウントブラ
ケット35に結合される。このとき、上記マウント部材
20は、上記液室25,25が車幅方向において互いに
対向位置に位置するように上記両マウントブラケット3
4,35に取り付けられる。尚、上記ラバー部材24に
は、上下対向位置に切欠部31,32が設けられてお
り、この切欠部31,32の断面形状および大きさを適
宜設定することにより、マウント部材20の上下方向に
おける弾性特性が最適に設定されるようになっててい
る。
外筒22よりも若干長く形成されており、マウント部材
20を取り付ける際には、内筒21の内部にピン部材3
3を挿通させ、このピン部材33を介して、内筒21が
エンジンEのマウントブラケット34に結合される。一
方、外筒22は、その外周部が車体B側のマウントブラ
ケット35に結合される。このとき、上記マウント部材
20は、上記液室25,25が車幅方向において互いに
対向位置に位置するように上記両マウントブラケット3
4,35に取り付けられる。尚、上記ラバー部材24に
は、上下対向位置に切欠部31,32が設けられてお
り、この切欠部31,32の断面形状および大きさを適
宜設定することにより、マウント部材20の上下方向に
おける弾性特性が最適に設定されるようになっててい
る。
【0018】本実施例では、上記左右の液室25どうし
を連通させる連通路26aの途中部に、該連通路26aの
開閉を制御する開閉制御装置40が設けられている。該
開閉制御装置40は、マウント部材20の上側外周部に
取り付けられ、電磁ソレノイド41と、該ソレノイド4
1のON/OFFに応じて、連通路26a側に出没動作
を行うシャッタ42とを備えている。そして、ソレノイ
ド41がOFF状態に維持されている場合には、上記シ
ャッタ42は上方位置に保持されて両液室25どうしが
連通され、一方、ソレノイド41がONされた際には、
上記シャッタ42が下方に突出して連通路26aを閉じ
るようになっている。
を連通させる連通路26aの途中部に、該連通路26aの
開閉を制御する開閉制御装置40が設けられている。該
開閉制御装置40は、マウント部材20の上側外周部に
取り付けられ、電磁ソレノイド41と、該ソレノイド4
1のON/OFFに応じて、連通路26a側に出没動作
を行うシャッタ42とを備えている。そして、ソレノイ
ド41がOFF状態に維持されている場合には、上記シ
ャッタ42は上方位置に保持されて両液室25どうしが
連通され、一方、ソレノイド41がONされた際には、
上記シャッタ42が下方に突出して連通路26aを閉じ
るようになっている。
【0019】すなわち、ソレノイド41のOFF状態で
は、左右の液室25どうしが連通しているので、車幅方
向の振動入力があった際には、上記連通路26aを介し
て一方の液室25から他方の液室25に液体が流れ込む
ことによって振動が減衰され、十分な振動吸収効果を得
ることができる。一方、ソレノイド41がONされた際
には、連通路26aが遮断されるので液室25間での液
体の移動ができなくなり、車幅方向の僅かな弾性変形に
よって液室25は非圧縮性である液体で満たされること
となり、マウント部材20の車幅方向の剛性が高くな
る。
は、左右の液室25どうしが連通しているので、車幅方
向の振動入力があった際には、上記連通路26aを介し
て一方の液室25から他方の液室25に液体が流れ込む
ことによって振動が減衰され、十分な振動吸収効果を得
ることができる。一方、ソレノイド41がONされた際
には、連通路26aが遮断されるので液室25間での液
体の移動ができなくなり、車幅方向の僅かな弾性変形に
よって液室25は非圧縮性である液体で満たされること
となり、マウント部材20の車幅方向の剛性が高くな
る。
【0020】上記開閉制御装置40は、マウント部材2
0の弾性特性を制御し得るコントローラCR(図1参照)
に信号授受可能に接続され、該コントローラCRには、
車速センサ13,ハンドル舵角センサ14及び横Gセン
サ15などの検出信号が入力されるようになっている。
0の弾性特性を制御し得るコントローラCR(図1参照)
に信号授受可能に接続され、該コントローラCRには、
車速センサ13,ハンドル舵角センサ14及び横Gセン
サ15などの検出信号が入力されるようになっている。
【0021】本実施例では、車両が旋回動作を行った場
合、より好ましくは、所定値以上の車速で、かつ所定値
以上の旋回角速度で旋回動作を行った場合には、上記マ
ウント部材20の車幅方向の剛性を高めることにより、
パワーユニットPの慣性モーメントに起因する車両のフ
レア特性の変化を防止し、旋回時における操縦安定性の
向上を図るようにしている。
合、より好ましくは、所定値以上の車速で、かつ所定値
以上の旋回角速度で旋回動作を行った場合には、上記マ
ウント部材20の車幅方向の剛性を高めることにより、
パワーユニットPの慣性モーメントに起因する車両のフ
レア特性の変化を防止し、旋回時における操縦安定性の
向上を図るようにしている。
【0022】以下、上記マウント部材20の車幅方向に
おける弾性特性の制御について、図4のフローチャート
を参照しながら説明する。尚、このフローチャートにお
いて、制御フラグFは、上記コントローラCRによるマ
ウント部材20の車幅方向における弾性特性の制御状態
を示すフラグで、制御中である場合にはF=1に、非制
御状態である場合にはF=0にそれぞれセットされる。
おける弾性特性の制御について、図4のフローチャート
を参照しながら説明する。尚、このフローチャートにお
いて、制御フラグFは、上記コントローラCRによるマ
ウント部材20の車幅方向における弾性特性の制御状態
を示すフラグで、制御中である場合にはF=1に、非制
御状態である場合にはF=0にそれぞれセットされる。
【0023】イグニッションキーがONされてシステム
がスタートすると、まずステップ#1で、上記制御フラ
グFが1にセットされているか否かが判定され、この判
定結果がYESの場合、つまり制御中である場合には、
ステップ#6で、ハンドル舵角θHおよび舵角速度dθ
Hがほぼ0(零)、すなわち直進状態であるか否かが判定
され、YESになると制御フラグFが0にセットされる
(ステップ#7)。
がスタートすると、まずステップ#1で、上記制御フラ
グFが1にセットされているか否かが判定され、この判
定結果がYESの場合、つまり制御中である場合には、
ステップ#6で、ハンドル舵角θHおよび舵角速度dθ
Hがほぼ0(零)、すなわち直進状態であるか否かが判定
され、YESになると制御フラグFが0にセットされる
(ステップ#7)。
【0024】一方、上記ステップ#1での判定結果がN
Oの場合、つまり非制御状態である場合には、ステップ
#2で、車速Vが、予め設定された所定値Vo(例えば4
0km/h)以上であるか否かが判定される。この判定結果
がYESの場合には、更に、ステップ#3で、ハンドル
舵角速度dθHが、予め設定された所定値dθHo以上で
あるか否かが判定される。尚、上記ハンドル舵角速度d
θHは、ハンドル舵角センサ14からの検出信号に基づ
いて求めることができる。
Oの場合、つまり非制御状態である場合には、ステップ
#2で、車速Vが、予め設定された所定値Vo(例えば4
0km/h)以上であるか否かが判定される。この判定結果
がYESの場合には、更に、ステップ#3で、ハンドル
舵角速度dθHが、予め設定された所定値dθHo以上で
あるか否かが判定される。尚、上記ハンドル舵角速度d
θHは、ハンドル舵角センサ14からの検出信号に基づ
いて求めることができる。
【0025】そして、上記ステップ#3での判定結果が
YESになった場合に、開閉制御装置40の電磁ソレノ
イド41がONされ(ステップ#4)、マウント部材20
の車幅方向における弾性特性の制御が行なわれる(ステ
ップ#5)。すなわち、上記連通路26aがシャッタ42
で遮断されることにより、左右の液室25間の液体の移
動が禁止され、マウント部材20の車幅方向の剛性が高
められる。
YESになった場合に、開閉制御装置40の電磁ソレノ
イド41がONされ(ステップ#4)、マウント部材20
の車幅方向における弾性特性の制御が行なわれる(ステ
ップ#5)。すなわち、上記連通路26aがシャッタ42
で遮断されることにより、左右の液室25間の液体の移
動が禁止され、マウント部材20の車幅方向の剛性が高
められる。
【0026】以上、説明したように、本実施例によれ
ば、車速Vが所定値(Vo)以上で、かつハンドル舵角速
度dθHが所定値(dθHo)以上の場合、つまり高速でか
つ急旋回時には、上記マウント部材20の車幅方向の剛
性が高くなるように制御されるので、パワーユニットに
作用する慣性モーメントの影響が特に顕著に現れる高速
かつ急旋回時には、上記慣性モーメントの影響によって
車両のステア特性が変化することを防止し、ハンドルの
操作フィーリングに悪影響を及ぼすことを防止できる。
この場合において、高速かつ急旋回時以外の場合には、
上記マウント部材の剛性に変化はなく、その硬さは低く
抑えられた状態にあり、エンジンからの振動入力を有効
に低減して良好な乗り心地を得ることができる。また、
上記マウント部材20は、車幅方向の剛性が変化しても
上下方向の剛性は一定に保たれるので、上下方向につい
ては、車両の旋回状態の如何に拘わらずマウント部材2
0の弾性特性は変化せず、所定の振動吸収特性および剛
性を維持することができる。すなわち、車両の乗り心地
の向上と旋回時の操縦安定性の確保とを高次元で両立さ
せることができるのである。
ば、車速Vが所定値(Vo)以上で、かつハンドル舵角速
度dθHが所定値(dθHo)以上の場合、つまり高速でか
つ急旋回時には、上記マウント部材20の車幅方向の剛
性が高くなるように制御されるので、パワーユニットに
作用する慣性モーメントの影響が特に顕著に現れる高速
かつ急旋回時には、上記慣性モーメントの影響によって
車両のステア特性が変化することを防止し、ハンドルの
操作フィーリングに悪影響を及ぼすことを防止できる。
この場合において、高速かつ急旋回時以外の場合には、
上記マウント部材の剛性に変化はなく、その硬さは低く
抑えられた状態にあり、エンジンからの振動入力を有効
に低減して良好な乗り心地を得ることができる。また、
上記マウント部材20は、車幅方向の剛性が変化しても
上下方向の剛性は一定に保たれるので、上下方向につい
ては、車両の旋回状態の如何に拘わらずマウント部材2
0の弾性特性は変化せず、所定の振動吸収特性および剛
性を維持することができる。すなわち、車両の乗り心地
の向上と旋回時の操縦安定性の確保とを高次元で両立さ
せることができるのである。
【0027】尚、上記実施例では、高速かつ急旋回時
に、マウント部材20,20の車幅方向の剛性を高める
制御を実行するようにしていたが、この制御を、単に車
両旋回時、高速での旋回時あるいは車速に拘わらず急旋
回時のいずれかの状態であれば実行されるようにしても
良い。
に、マウント部材20,20の車幅方向の剛性を高める
制御を実行するようにしていたが、この制御を、単に車
両旋回時、高速での旋回時あるいは車速に拘わらず急旋
回時のいずれかの状態であれば実行されるようにしても
良い。
【図1】 本発明の実施例に係る自動車のパワーユニッ
トの配置構造を示す平面説明図である。
トの配置構造を示す平面説明図である。
【図2】 上記実施例に係るマウント部材の縦断面説明
図である。
図である。
【図3】 図2のA−A方向の断面説明図である。
【図4】 上記マウント部材の弾性特性の制御を説明す
るフローチャートである。
るフローチャートである。
20…マウント部材 40…開閉制御装置 B…車体 CR…コントローラ P…パワーユニット
Claims (4)
- 【請求項1】 車両のパワーユニットを車体に対しマウ
ント部材を介して弾性的に支持するパワーユニット支持
装置において、 車両の旋回状態を検出する旋回状態検出手段と、該旋回
状態検出手段からの検出信号の入力に基づいて上記マウ
ント部材の車幅方向の剛性を高めるように制御する制御
手段とを備えたことを特徴とするパワーユニット支持装
置。 - 【請求項2】 上記制御手段は、車速が所定値以上の場
合に、上記マウント部材の車幅方向の剛性を高めるよう
に制御することを特徴とする請求項1記載のパワーユニ
ット支持装置。 - 【請求項3】 上記制御手段は、車両の旋回速度が所定
値以上の場合に、上記マウント部材の車幅方向の剛性を
高めるように制御することを特徴とする請求項1または
2記載のパワーユニット支持装置。 - 【請求項4】 上記マウント部材は、車幅方向の剛性が
変化しても上下方向の剛性は一定に保たれることを特徴
とする請求項1乃至3記載のパワーユニット支持装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23302891A JPH0569748A (ja) | 1991-09-12 | 1991-09-12 | パワーユニツト支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23302891A JPH0569748A (ja) | 1991-09-12 | 1991-09-12 | パワーユニツト支持装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0569748A true JPH0569748A (ja) | 1993-03-23 |
Family
ID=16948677
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23302891A Pending JPH0569748A (ja) | 1991-09-12 | 1991-09-12 | パワーユニツト支持装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0569748A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010159873A (ja) * | 2008-12-09 | 2010-07-22 | Tokai Rubber Ind Ltd | 流体封入式筒形防振装置 |
| JP2010254098A (ja) * | 2009-04-23 | 2010-11-11 | Bridgestone Corp | エンジン制振システム |
| JP2013208937A (ja) * | 2012-03-30 | 2013-10-10 | Fuji Heavy Ind Ltd | 車両のパワートレーン支持構造 |
-
1991
- 1991-09-12 JP JP23302891A patent/JPH0569748A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010159873A (ja) * | 2008-12-09 | 2010-07-22 | Tokai Rubber Ind Ltd | 流体封入式筒形防振装置 |
| JP2010254098A (ja) * | 2009-04-23 | 2010-11-11 | Bridgestone Corp | エンジン制振システム |
| JP2013208937A (ja) * | 2012-03-30 | 2013-10-10 | Fuji Heavy Ind Ltd | 車両のパワートレーン支持構造 |
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