JPH0569844B2 - - Google Patents
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- JPH0569844B2 JPH0569844B2 JP17288986A JP17288986A JPH0569844B2 JP H0569844 B2 JPH0569844 B2 JP H0569844B2 JP 17288986 A JP17288986 A JP 17288986A JP 17288986 A JP17288986 A JP 17288986A JP H0569844 B2 JPH0569844 B2 JP H0569844B2
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- Japan
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- syrup
- crosslinking agent
- weight
- meth
- polymerization
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Description
(産業上の利用分野)
本発明は、架橋メタクリル系樹脂用シラツプ組
成物に関するものである。詳しく述べると、ヘイ
ズが極めて小さくかつ耐熱性の優れた透明架橋樹
脂成形品を与える架橋メタクリル系樹脂用シラツ
プ組成物に関するものである。 (従来の技術) 一般に、メチルメタクリレートを主成分とする
メタクリル系樹脂は、その優れた耐候性および卓
越した透明性により照明用カバー、自動車用部
品、看板、装飾品、雑貨等種々の分野で用いられ
ているが、前記メタクリル系樹脂は線状重合体で
あるために、耐熱性、耐溶剤性、耐衝撃性、表面
硬度が不充分であるという欠点があつた。例え
ば、耐熱性に関しては100℃程度が限界であり、
耐熱性を必要とする各分野のからの要求には充分
応えられないのが現状である。例えば、自動車用
部品としてのヘツドランプ用カバーとしては使用
できず、またテールランプの場合、従来品に比べ
てランプ自体の大型化あるいは照度増大からくる
発熱量の増加およびコスト低減に伴なう薄肉化の
両面から耐熱性の向上が要求され、また自動車、
二輪車(オートバイ)のメーカーカバー、太陽熱
エネルギー利用の温水器カバー等直射日光下での
温度が非常に上昇する部品への用途の広がりが期
待されるので、水の沸点以上でも充分耐え得るメ
タクリル系樹脂の開発が期待されている。 従来、メタクリル系樹脂の耐熱性向上を目的と
して、メチルメタクリレートとα−メチルスチレ
ンを共重合させる方法(米国特許第3135723号)、
メチルメタクリレート、α−メチルスチレンおよ
び無水マレイン酸を共重合させる方法(特公昭45
−31953号、特公昭49−10156号)、メチルメタク
リレート、α−メチルスチレンおよびマレイミド
を共重合させる方法(特開昭48−95490号)等数
多くの方法が提案されている。 しかしながら、これらの方法はいずれも耐熱性
は向上するものの、重合速度が著しく遅かつた
り、重合率が上昇せずに高い重合率が得られなか
つたり、また比較的短時間で効率よく重合体が得
られても、重合体の帯色が強く、透明性、耐候
性、表面硬度、機械的強度等が低下するなど一長
一短で、工業的生産が極めて難かしく、実用化に
至つていないのが現状である。 一方、一般に線状重合体に架橋構造を導入すれ
ば、耐熱性、耐溶剤性等が向上することは考えら
れるが、架橋重合体は、すでに三次元構造を形成
しているので、この架橋重合体を射出成形法、押
出成形法、移送成形法により成形することは不可
能である。また、鋳込重合法により成形する場合
には、ボイド、発泡等を生じ易いので複雑な形状
のものは成形できないだけでなく、その生産性も
低いという欠点がある。 このような欠点を解決するために、メチルメタ
クリレート系シラツプ組成物において、構成成分
として炭素原子数4〜8の直鎖状脂肪族二価アル
コールのジ(メタ)アクリレートを1〜25重量%
含有してなる組成物が提案されている(特開昭57
−167340号)。しかしながら、このような組成物
は、鋳込重合成形法は採用できても射出成形法、
移送成形法等が採用できないので作業性が悪くか
つ成形品の形状が自ずから制限されるばかりでな
く、寸法安定性が悪いという欠点があつた。 (発明が解決しようとする問題点) 本発明者らは、さきに前記問題点を解決するた
めに、アルキルメタクリレート系単量体またはそ
の重合体を含有するシラツプに特定量の架橋剤を
配合した部分架橋ゲル化重合体よりなるメタクリ
ル系樹脂成形材料を提案した(特開昭60−202128
号)。しかしながら、シラツプに架橋剤を配合し
て部分架橋重合させる場合、通常、該シラツプ中
に存在するアルキルメタクリレート系重合体と生
成する架橋重合体の親和性が不充分なために、重
合の進行に伴なつて相分離し、微小粒子の生成に
より、得られる部分架橋ゲル状重合体は乳濁不透
明となる。この不透明な部分架橋ゲル状重合体
は、加熱加圧成形により完全に固化すると透明性
を回復するが、完全に透明ではなく、ヘイズのあ
る重合体となる。しかもこのような重合体は温度
変化により基体と析出粒子との屈折率差が大きく
なり、ヘイズが増大するという欠点があつた。 したがつて、本発明の目的は、新規な架橋メタ
クリル系樹脂用シラツプ組成物を提供することに
ある。本発明の他の目的は、ヘイズが極めて小さ
くかつ耐熱性の優れた透明架橋樹脂成形品を与え
る架橋メタクリル系樹脂用シラツプ組成物を提供
することにある。 (問題点を解決するための手段) これらの諸目的は、(A)(a)アルキルメタク
リレート単量体またはアルキルメタクリレートを
主成分とするα,β−エチレン性不飽和単量体混
合物よりなる樹脂原料に(b)0.05〜0.8重量%
の(メタ)アクリレート系架橋剤を配合して部分
重合してなる粘度0.05〜3000ポイズ(20℃におけ
る)を有するアルキルメタクリレート系シラツプ
と、(B)該シラツプと架橋剤との総量に対して
5〜50重量%の架橋剤とよりなる架橋メタクリル
系樹脂用シラツプ組成物により達成される。 (作用) 本発明における樹脂原料(a)として使用され
る単量体としては、アルキルメタクリレート単独
あるいはアルキルメタクリレートおよびこれと共
重合し得るα,β−エチレン性不飽和単量体との
混合物がある。このような単量体混合物の場合に
は、アルキルメタクリレートが50モル%以上であ
ることが望ましく、また60モル%以上であること
が好ましい。アルキルメタクリレートとしては、
メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、
n−プロピルメタクリレート、イソプロピルメタ
クリレート、n−ブチルメタクリレート、sec−
ブチルメタクリレート、tert−ブチルメタクリレ
ート等があるが、メチルメタクリレートが特に好
ましい。 共重合性単量体としては、主成分として使用さ
れるアルキルメタクリレート(例えばメチルメタ
クリレート)以外の他のアルキルメタクリレート
(例えば上記アルキルメタクリレートや2−エチ
ルヘキシルメタクリレート、ラウリルメタクリレ
ート、シクロヘキシルメタクリレート等)、メチ
ルアクリレート、エチルアクリレート、n−プロ
ピルアクリレート、イソプロピルアクリレート、
n−ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルア
クリレート、ラウリルアクリレート等のアルキル
アクリレート、シクロヘキシルアクリレート、2
−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキ
シプロピルアクリレート、3−ヒドロキシプロピ
ルアクリレート、4−ヒドロキシブチルアクリレ
ート、2−ヒドロキシ−3−クロロプロピルアク
リレート等のヒドロキシアルキルアクリレート、
2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒド
ロキシプロピルメタクリレート、3−ヒドロキシ
プロピルメタクリレート、4−ヒドロキシブチル
メタクリレート、2−ヒドロキシ−3−クロロプ
ロピルメタクリレート等のヒドロキシアルキルメ
タクリレート、アクリル酸、メタクリル酸、アク
リル酸ネオジム、アクリル酸鉛、アクリル酸ホウ
素等のアクリル酸塩、メタクリル酸ネオジム、メ
タクリル酸鉛、メタクリル酸ホウ素等のメタクリ
ル酸塩、塩化ビニル、酢酸ビニル、アクリロニト
リル、メタクリロニトリル、アクリルアミド、メ
タクリルアミド、スチレン、α−メチルスチレ
ン、ビニルトルエン、無水マレイン酸等がある。 本発明においてシラツプの部分架橋に使用され
る(メタ)アクリレート系架橋剤(b)として
は、分子内に少なくとも2個の(メタ)アクリロ
イル基を有する架橋剤であり、それらの具体的な
例示としては、プロピレングリコールジメタクリ
レート、1,4−ブチレングリコールジメタクリ
レート(BD)、1,6−ヘキサンジオールジメ
タクリレート(HD)、1,3−ブチレングリコ
ールジメタクリレート(BG)、ジメチロールエ
タンジメタクリレート、1,1−ジメチロールプ
ロパンジメタクリレート、2,2−ジメチロール
プロパンジメタクリレート、トリメチロールエタ
ントリアクリレート、トリメチロールエタントリ
メタクリレート(TMET)、トリメチロールプロ
パントリアクリレート(A−TMPT)、トリメチ
ロールプロパントリメタクリレート(TMPT)、
テトラメチロールメタントリアクリレート、テト
ラメチロールメタントリメタクリレート、テトラ
メチロールメタンジメタクリレート、エチレング
リコールジアクリレート、エチレングリコールジ
メタクリレート(1G)、ジエチレングルコールジ
アクリレート(A−2G)、ジエチレングリコール
ジメタクリレート(2G)、ジプロピレングリコー
ルジメタクリレート(P−2G)、ネオペンチルグ
リコールジアクリレート(A−NPG)、ネオペン
チルグリコールジメタクリレート(NPGDM)
等を挙げることができる。また、トリエチレング
リコールジメタクリレート(3G)、テトラエチレ
ングリコールジメタクリレート(4G)、ポリエチ
レングリコールジメタクリレート(エチレンオキ
サイドくり返し単位数9)(9G)、ポリエチレン
グリコールジメタクリレート(エチレンオキサイ
ドくり返し単位数14)(14G)、ポリエチレングリ
コールジメタクリレート(エチレンオキサイドく
り返し単位数23)(23G)、ポリプロピレングリコ
ールジメタクリレート(プロピレンオキサイドく
り返し単位数9)(P−9G)、2,2′−ビス(4
−メタクリロキシジエトキシフエニル)プロパ
ン、テトラエチレングリコールジアクリレート
(A−4G)、ポリエチレングリコールジアクリレ
ート(エチレンオキサイドくり返し単位数9)
(A−9G)、ポリエチレングリコールジアクリレ
ート(エチレンオキサイドくり返し単位数14)
(A−14G)、1,3−ブチレングリコールジアク
リレート(A−BG)、1,6−ヘキサンジオー
ルジアクリレート(A−HD)、ポリプロピレン
グリコールジアクリレート(プロピレンオキサイ
ドくり返し単位数9)(AP−9G)、2,2′−ビス
(4−アクリロキシプロピロキシフエニル)プロ
パン、2,2′−ビス(4−アクリロキシジエトキ
シフエニル)プロパン、テトラメチロールメタン
テトラアクリレート(A−TMMT)等がある。 前記(メタ)アクリレート系架橋剤(b)は、
前記樹脂原料(a)に対して0.05〜0.8重量%、
好ましくは0.1〜0.6重量%、最も好ましくは0.1〜
0.4重量%配合して部分架橋重合に供せられる。
すなわち、0.05重量%未満ではヘイズ減少効果が
不充分であり、一方、0.8重量%を超えると、シ
ラツプの生成反応において重合の進行に伴ない急
激にゲルを生成するため、重合体含有率の低いシ
ラツプしか得られないからである。 このような樹脂原料(a)と(メタ)アクリレ
ート系架橋剤(b)との配合物からシラツプを形
成させるには、ラジカル重合開始剤の存在下に30
〜100℃、好ましくは50〜100℃の温度で0.5〜10
時間、好ましくは1〜5時間反応を行なつて部分
架橋重合させることにより0.05〜3000ポイズ、好
ましくは0.2〜1000ポイズの粘度(20℃で測定)
のシラツプが得られる。このシラツプ中の重合体
の重合度は1000〜30000、好ましくは3000〜30000
であり、その含量は3〜30重量%、好ましくは3
〜20重量%である。 重合開始剤は、前記樹脂原料(a)と(メタ)
アクリレート系架橋剤(b)との合計量に対して
0.0002〜0.1重量%、好ましくは0.0005〜0.05重量
%使用される。重合開始剤としては種々のものが
使用できるが、低温活性重合開始剤を使用すれ
ば、シラツプ生成反応においてほぼ完全に消費さ
れるので、最終的に得られるシラツプ組成物中に
重合開始剤が残存せず、安定性が増大する。 低温活性重合開始剤としては、例えば10時間半
減期を得るための分解温度が50℃以下の過酸化物
およびアゾ化合物ラジカル重合開始剤がよい。こ
のシラツプの保存安定性を高める上で、シラツプ
を得るための重合過程で低温活性重合開始剤は、
できるだけ消失することが好ましいので、前記分
解温度は26〜45℃が好ましく、特に26〜41℃が好
ましい。 このような低温活性重合開始剤としては、例え
ば()アセチルシクロヘキシルスルホニルパー
オキサイド、イソブチリルパーオキサイド、クミ
ルパーオキシネオデカノエート、ジイソプロピル
パーオキシジカーボネート、ジ−n−プロピルパ
ーオキシジカーボネート、ジミリスチルパーオキ
シジカーボネート、2,2′−アゾビス(4−メト
キシ−2,4−ジメチルバレロニトリル)、()
ジ−(2−エトキシエチル)パーオキシジカーボ
ネート、ジ−(メトキシイソプロピル)パーオキ
シジカーボネート、ジ−(2−エチルヘキシル)
パーオキシジカーボネート、()ジ−(3−メチ
ル−3−メトキシブチル)パーオキシジカーボネ
ート、t−ブチルパーオキシネオデカノエート、
2,2′−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニト
リル)等があり、これらのうち、好ましくは
()および()のグループに属する化合物で
あり、特に好ましくは()のグループに属する
化合物である。 前記シラツプ生成のための部分架橋重合反応に
おいては、必要により連鎖移動剤が配合される。
連鎖移動剤としては、メチルメルカプタン、エチ
ルメルカプタン、イソプロピルメルカプアン、n
−ブチルメルカプタン、t−ブチルメルカプタ
ン、n−ヘキシルメルカプタン、n−オクチルメ
ルカプタン、n−ドデシルメルカプタン、エチル
チオグリコレート、メルカプトエタノール、チオ
−β−ナフトール、チオフエノール等がある。そ
の使用量は、樹脂原料(a)と(メタ)アクリレ
ート系架橋剤(b)との総量に対して0.005〜0.5
重量%、好ましくは0.01〜0.5重量%である。 このようにして得られるアルキルメタクリレー
ト系シラツプ(A)には、該シラツプ(A)と架
橋剤(B)との総量に対して5〜50重量%、好ま
しくは5〜40重量%、最も好ましくは5〜30重量
%の架橋剤(B)が配合されて目的とする架橋メ
タクリル系樹脂用シラツプ組成物が得られる。 シラツプ(A)に配合される架橋剤(B)とし
ては(メタ)アクリレート系架橋剤であることが
必要であり、特に、分子内に少くとも2個の(メ
タ)アクリロイル基を有し、前記(メタ)アクリ
ロイル基の間に存在する主鎖の原子数が10以下の
単量体であり、さらに好ましくは下式〜 MA−O−(CH2)o−O−MA () (ただし、式中、nは3〜6の整数であり、
MAはメタクリロイル基を表わす。)
成物に関するものである。詳しく述べると、ヘイ
ズが極めて小さくかつ耐熱性の優れた透明架橋樹
脂成形品を与える架橋メタクリル系樹脂用シラツ
プ組成物に関するものである。 (従来の技術) 一般に、メチルメタクリレートを主成分とする
メタクリル系樹脂は、その優れた耐候性および卓
越した透明性により照明用カバー、自動車用部
品、看板、装飾品、雑貨等種々の分野で用いられ
ているが、前記メタクリル系樹脂は線状重合体で
あるために、耐熱性、耐溶剤性、耐衝撃性、表面
硬度が不充分であるという欠点があつた。例え
ば、耐熱性に関しては100℃程度が限界であり、
耐熱性を必要とする各分野のからの要求には充分
応えられないのが現状である。例えば、自動車用
部品としてのヘツドランプ用カバーとしては使用
できず、またテールランプの場合、従来品に比べ
てランプ自体の大型化あるいは照度増大からくる
発熱量の増加およびコスト低減に伴なう薄肉化の
両面から耐熱性の向上が要求され、また自動車、
二輪車(オートバイ)のメーカーカバー、太陽熱
エネルギー利用の温水器カバー等直射日光下での
温度が非常に上昇する部品への用途の広がりが期
待されるので、水の沸点以上でも充分耐え得るメ
タクリル系樹脂の開発が期待されている。 従来、メタクリル系樹脂の耐熱性向上を目的と
して、メチルメタクリレートとα−メチルスチレ
ンを共重合させる方法(米国特許第3135723号)、
メチルメタクリレート、α−メチルスチレンおよ
び無水マレイン酸を共重合させる方法(特公昭45
−31953号、特公昭49−10156号)、メチルメタク
リレート、α−メチルスチレンおよびマレイミド
を共重合させる方法(特開昭48−95490号)等数
多くの方法が提案されている。 しかしながら、これらの方法はいずれも耐熱性
は向上するものの、重合速度が著しく遅かつた
り、重合率が上昇せずに高い重合率が得られなか
つたり、また比較的短時間で効率よく重合体が得
られても、重合体の帯色が強く、透明性、耐候
性、表面硬度、機械的強度等が低下するなど一長
一短で、工業的生産が極めて難かしく、実用化に
至つていないのが現状である。 一方、一般に線状重合体に架橋構造を導入すれ
ば、耐熱性、耐溶剤性等が向上することは考えら
れるが、架橋重合体は、すでに三次元構造を形成
しているので、この架橋重合体を射出成形法、押
出成形法、移送成形法により成形することは不可
能である。また、鋳込重合法により成形する場合
には、ボイド、発泡等を生じ易いので複雑な形状
のものは成形できないだけでなく、その生産性も
低いという欠点がある。 このような欠点を解決するために、メチルメタ
クリレート系シラツプ組成物において、構成成分
として炭素原子数4〜8の直鎖状脂肪族二価アル
コールのジ(メタ)アクリレートを1〜25重量%
含有してなる組成物が提案されている(特開昭57
−167340号)。しかしながら、このような組成物
は、鋳込重合成形法は採用できても射出成形法、
移送成形法等が採用できないので作業性が悪くか
つ成形品の形状が自ずから制限されるばかりでな
く、寸法安定性が悪いという欠点があつた。 (発明が解決しようとする問題点) 本発明者らは、さきに前記問題点を解決するた
めに、アルキルメタクリレート系単量体またはそ
の重合体を含有するシラツプに特定量の架橋剤を
配合した部分架橋ゲル化重合体よりなるメタクリ
ル系樹脂成形材料を提案した(特開昭60−202128
号)。しかしながら、シラツプに架橋剤を配合し
て部分架橋重合させる場合、通常、該シラツプ中
に存在するアルキルメタクリレート系重合体と生
成する架橋重合体の親和性が不充分なために、重
合の進行に伴なつて相分離し、微小粒子の生成に
より、得られる部分架橋ゲル状重合体は乳濁不透
明となる。この不透明な部分架橋ゲル状重合体
は、加熱加圧成形により完全に固化すると透明性
を回復するが、完全に透明ではなく、ヘイズのあ
る重合体となる。しかもこのような重合体は温度
変化により基体と析出粒子との屈折率差が大きく
なり、ヘイズが増大するという欠点があつた。 したがつて、本発明の目的は、新規な架橋メタ
クリル系樹脂用シラツプ組成物を提供することに
ある。本発明の他の目的は、ヘイズが極めて小さ
くかつ耐熱性の優れた透明架橋樹脂成形品を与え
る架橋メタクリル系樹脂用シラツプ組成物を提供
することにある。 (問題点を解決するための手段) これらの諸目的は、(A)(a)アルキルメタク
リレート単量体またはアルキルメタクリレートを
主成分とするα,β−エチレン性不飽和単量体混
合物よりなる樹脂原料に(b)0.05〜0.8重量%
の(メタ)アクリレート系架橋剤を配合して部分
重合してなる粘度0.05〜3000ポイズ(20℃におけ
る)を有するアルキルメタクリレート系シラツプ
と、(B)該シラツプと架橋剤との総量に対して
5〜50重量%の架橋剤とよりなる架橋メタクリル
系樹脂用シラツプ組成物により達成される。 (作用) 本発明における樹脂原料(a)として使用され
る単量体としては、アルキルメタクリレート単独
あるいはアルキルメタクリレートおよびこれと共
重合し得るα,β−エチレン性不飽和単量体との
混合物がある。このような単量体混合物の場合に
は、アルキルメタクリレートが50モル%以上であ
ることが望ましく、また60モル%以上であること
が好ましい。アルキルメタクリレートとしては、
メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、
n−プロピルメタクリレート、イソプロピルメタ
クリレート、n−ブチルメタクリレート、sec−
ブチルメタクリレート、tert−ブチルメタクリレ
ート等があるが、メチルメタクリレートが特に好
ましい。 共重合性単量体としては、主成分として使用さ
れるアルキルメタクリレート(例えばメチルメタ
クリレート)以外の他のアルキルメタクリレート
(例えば上記アルキルメタクリレートや2−エチ
ルヘキシルメタクリレート、ラウリルメタクリレ
ート、シクロヘキシルメタクリレート等)、メチ
ルアクリレート、エチルアクリレート、n−プロ
ピルアクリレート、イソプロピルアクリレート、
n−ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルア
クリレート、ラウリルアクリレート等のアルキル
アクリレート、シクロヘキシルアクリレート、2
−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキ
シプロピルアクリレート、3−ヒドロキシプロピ
ルアクリレート、4−ヒドロキシブチルアクリレ
ート、2−ヒドロキシ−3−クロロプロピルアク
リレート等のヒドロキシアルキルアクリレート、
2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒド
ロキシプロピルメタクリレート、3−ヒドロキシ
プロピルメタクリレート、4−ヒドロキシブチル
メタクリレート、2−ヒドロキシ−3−クロロプ
ロピルメタクリレート等のヒドロキシアルキルメ
タクリレート、アクリル酸、メタクリル酸、アク
リル酸ネオジム、アクリル酸鉛、アクリル酸ホウ
素等のアクリル酸塩、メタクリル酸ネオジム、メ
タクリル酸鉛、メタクリル酸ホウ素等のメタクリ
ル酸塩、塩化ビニル、酢酸ビニル、アクリロニト
リル、メタクリロニトリル、アクリルアミド、メ
タクリルアミド、スチレン、α−メチルスチレ
ン、ビニルトルエン、無水マレイン酸等がある。 本発明においてシラツプの部分架橋に使用され
る(メタ)アクリレート系架橋剤(b)として
は、分子内に少なくとも2個の(メタ)アクリロ
イル基を有する架橋剤であり、それらの具体的な
例示としては、プロピレングリコールジメタクリ
レート、1,4−ブチレングリコールジメタクリ
レート(BD)、1,6−ヘキサンジオールジメ
タクリレート(HD)、1,3−ブチレングリコ
ールジメタクリレート(BG)、ジメチロールエ
タンジメタクリレート、1,1−ジメチロールプ
ロパンジメタクリレート、2,2−ジメチロール
プロパンジメタクリレート、トリメチロールエタ
ントリアクリレート、トリメチロールエタントリ
メタクリレート(TMET)、トリメチロールプロ
パントリアクリレート(A−TMPT)、トリメチ
ロールプロパントリメタクリレート(TMPT)、
テトラメチロールメタントリアクリレート、テト
ラメチロールメタントリメタクリレート、テトラ
メチロールメタンジメタクリレート、エチレング
リコールジアクリレート、エチレングリコールジ
メタクリレート(1G)、ジエチレングルコールジ
アクリレート(A−2G)、ジエチレングリコール
ジメタクリレート(2G)、ジプロピレングリコー
ルジメタクリレート(P−2G)、ネオペンチルグ
リコールジアクリレート(A−NPG)、ネオペン
チルグリコールジメタクリレート(NPGDM)
等を挙げることができる。また、トリエチレング
リコールジメタクリレート(3G)、テトラエチレ
ングリコールジメタクリレート(4G)、ポリエチ
レングリコールジメタクリレート(エチレンオキ
サイドくり返し単位数9)(9G)、ポリエチレン
グリコールジメタクリレート(エチレンオキサイ
ドくり返し単位数14)(14G)、ポリエチレングリ
コールジメタクリレート(エチレンオキサイドく
り返し単位数23)(23G)、ポリプロピレングリコ
ールジメタクリレート(プロピレンオキサイドく
り返し単位数9)(P−9G)、2,2′−ビス(4
−メタクリロキシジエトキシフエニル)プロパ
ン、テトラエチレングリコールジアクリレート
(A−4G)、ポリエチレングリコールジアクリレ
ート(エチレンオキサイドくり返し単位数9)
(A−9G)、ポリエチレングリコールジアクリレ
ート(エチレンオキサイドくり返し単位数14)
(A−14G)、1,3−ブチレングリコールジアク
リレート(A−BG)、1,6−ヘキサンジオー
ルジアクリレート(A−HD)、ポリプロピレン
グリコールジアクリレート(プロピレンオキサイ
ドくり返し単位数9)(AP−9G)、2,2′−ビス
(4−アクリロキシプロピロキシフエニル)プロ
パン、2,2′−ビス(4−アクリロキシジエトキ
シフエニル)プロパン、テトラメチロールメタン
テトラアクリレート(A−TMMT)等がある。 前記(メタ)アクリレート系架橋剤(b)は、
前記樹脂原料(a)に対して0.05〜0.8重量%、
好ましくは0.1〜0.6重量%、最も好ましくは0.1〜
0.4重量%配合して部分架橋重合に供せられる。
すなわち、0.05重量%未満ではヘイズ減少効果が
不充分であり、一方、0.8重量%を超えると、シ
ラツプの生成反応において重合の進行に伴ない急
激にゲルを生成するため、重合体含有率の低いシ
ラツプしか得られないからである。 このような樹脂原料(a)と(メタ)アクリレ
ート系架橋剤(b)との配合物からシラツプを形
成させるには、ラジカル重合開始剤の存在下に30
〜100℃、好ましくは50〜100℃の温度で0.5〜10
時間、好ましくは1〜5時間反応を行なつて部分
架橋重合させることにより0.05〜3000ポイズ、好
ましくは0.2〜1000ポイズの粘度(20℃で測定)
のシラツプが得られる。このシラツプ中の重合体
の重合度は1000〜30000、好ましくは3000〜30000
であり、その含量は3〜30重量%、好ましくは3
〜20重量%である。 重合開始剤は、前記樹脂原料(a)と(メタ)
アクリレート系架橋剤(b)との合計量に対して
0.0002〜0.1重量%、好ましくは0.0005〜0.05重量
%使用される。重合開始剤としては種々のものが
使用できるが、低温活性重合開始剤を使用すれ
ば、シラツプ生成反応においてほぼ完全に消費さ
れるので、最終的に得られるシラツプ組成物中に
重合開始剤が残存せず、安定性が増大する。 低温活性重合開始剤としては、例えば10時間半
減期を得るための分解温度が50℃以下の過酸化物
およびアゾ化合物ラジカル重合開始剤がよい。こ
のシラツプの保存安定性を高める上で、シラツプ
を得るための重合過程で低温活性重合開始剤は、
できるだけ消失することが好ましいので、前記分
解温度は26〜45℃が好ましく、特に26〜41℃が好
ましい。 このような低温活性重合開始剤としては、例え
ば()アセチルシクロヘキシルスルホニルパー
オキサイド、イソブチリルパーオキサイド、クミ
ルパーオキシネオデカノエート、ジイソプロピル
パーオキシジカーボネート、ジ−n−プロピルパ
ーオキシジカーボネート、ジミリスチルパーオキ
シジカーボネート、2,2′−アゾビス(4−メト
キシ−2,4−ジメチルバレロニトリル)、()
ジ−(2−エトキシエチル)パーオキシジカーボ
ネート、ジ−(メトキシイソプロピル)パーオキ
シジカーボネート、ジ−(2−エチルヘキシル)
パーオキシジカーボネート、()ジ−(3−メチ
ル−3−メトキシブチル)パーオキシジカーボネ
ート、t−ブチルパーオキシネオデカノエート、
2,2′−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニト
リル)等があり、これらのうち、好ましくは
()および()のグループに属する化合物で
あり、特に好ましくは()のグループに属する
化合物である。 前記シラツプ生成のための部分架橋重合反応に
おいては、必要により連鎖移動剤が配合される。
連鎖移動剤としては、メチルメルカプタン、エチ
ルメルカプタン、イソプロピルメルカプアン、n
−ブチルメルカプタン、t−ブチルメルカプタ
ン、n−ヘキシルメルカプタン、n−オクチルメ
ルカプタン、n−ドデシルメルカプタン、エチル
チオグリコレート、メルカプトエタノール、チオ
−β−ナフトール、チオフエノール等がある。そ
の使用量は、樹脂原料(a)と(メタ)アクリレ
ート系架橋剤(b)との総量に対して0.005〜0.5
重量%、好ましくは0.01〜0.5重量%である。 このようにして得られるアルキルメタクリレー
ト系シラツプ(A)には、該シラツプ(A)と架
橋剤(B)との総量に対して5〜50重量%、好ま
しくは5〜40重量%、最も好ましくは5〜30重量
%の架橋剤(B)が配合されて目的とする架橋メ
タクリル系樹脂用シラツプ組成物が得られる。 シラツプ(A)に配合される架橋剤(B)とし
ては(メタ)アクリレート系架橋剤であることが
必要であり、特に、分子内に少くとも2個の(メ
タ)アクリロイル基を有し、前記(メタ)アクリ
ロイル基の間に存在する主鎖の原子数が10以下の
単量体であり、さらに好ましくは下式〜 MA−O−(CH2)o−O−MA () (ただし、式中、nは3〜6の整数であり、
MAはメタクリロイル基を表わす。)
【化】
[ただし、式中、R1はH,CH3,C2H5または
CH2OHの基を、R2はH,CH3、
CH2OHの基を、R2はH,CH3、
【式】(ただし、R4はH,
CH3の基を表わす)またはCH2OHの基を、R3は
HまたはCH3の基をそれぞれ表わしR1,R2およ
びR3は同時に水素ではなく、(M)Aはメタクリ
ロイル基またはアクリロイル基を表わす。]
HまたはCH3の基をそれぞれ表わしR1,R2およ
びR3は同時に水素ではなく、(M)Aはメタクリ
ロイル基またはアクリロイル基を表わす。]
【化】
(ただし、式中、R5はHまたはCH3であり、
またnは1または2である。)で表わされる単量
体である。 これらの単量体の具体的な例示としては、プロ
ピレングリコールジメタクリレート、1,4−ブ
チレングリコールジメタクリレート(BD)、1,
6−ヘキサンジオールジメタクリレート(HD)、
1,3−ブチレングリコールジメタクリレート
(BG)、ジメチロールエタンジメタクリレート、
1,1−ジメチロールプロパンジメタクリレー
ト、2,2−ジメチロールプロパンジメタクリレ
ート、トリメチロールエタントリアクリレート、
トリメチロールエタントリメタアクリレート
(TMET)、トリメチロールプロパントリアクリ
レート(A−TMPT)、トリメチロールプロパン
トリメタクリレート(TMPT)、テトラメチロー
ルメタントリアクリレート、テトラメチロールメ
タントリメタクリレート、テトラメチロールメタ
ンジメタクリレート、エチレングリコールジアク
リレート、エチレングリコールジメタクリレート
(1G)、ジエチレングリコールジアクリレート
(A−2G)、ジエチレングリコールジメタクリレ
ート(2G)、ジプロピレングリコールジメタクリ
レート(P−2G)、ネオペンチルグリコールジア
クリレート(A−NPG)、ネオペンチルグリコー
ルジメタクリレート(NPGDM)等を挙げるこ
とができる。これらの架橋剤(B)としては、特
に1G,2G,BG,HD,NPGDM,P−2G,
TMPT,TMETおよびA−TMPTが好ましい。 このようにして得られるシラツプ組成物には、
重合開始剤および必要によりその他の添加剤が配
合されて重合に供され、架橋重合体が得られる。
重合は、通常、鋳込重合法により重合と同時に所
定の形状に成形されるが、特開昭60−202128号に
記載されているような方法で部分架橋ゲル状成形
材料にしたのちに、射出成形法、移送成形法、圧
縮成形法等により加熱加圧して成形と同時に重合
を行なつてもよい。 鋳込重合は、通常30〜130℃、好ましくは40〜
130℃の温度で2〜10時間、好ましくは3〜10時
間行なわれる。 重合開始剤は、シラツプ(A)と架橋剤(B)
の総量に対して0.005〜0.5重量%、好ましくは
0.01〜0.5重量%使用される。重合開始剤として
は、前記低温活性重合開始剤の他に以下に示す重
合開始剤が使用される。 このような重合開始剤としては、例えば()
t−ブチルクミルパーオキサイド、ジイソプロピ
ルベンゼンハイドロパーオキサイド、ジ−t−ブ
チルパーオキサイド、p−メンタンハイドロパー
オキサイド、2,5−ジメチル−2,5−ジ−
(t−ブチルパーオキシ)ヘキシン−3、1,1,
3,3−テトラメチルブチルハイドロパーオキサ
イド、2,5−ジメチルヘキサン−2,5−ジハ
イドロパーオキサイド、クメンハイドロパーオキ
サイド、t−ブチルハイドロパーオキサイド、
1,1,2,2−テトラフエニル−1,2−エタ
ンジオール、()1,1−ビス(t−ブチルパ
ーオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキ
サン、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)シ
クロヘキサン、t−ブチルパーオキシマレイツク
アシツド、t−ブチルパーオキシラウレート、t
−ブチルパーオキシ−3,5,5−トリメチルヘ
キサノエート、シクロヘキサノンパーオキサイ
ド、t−ブチルパーオキシイソプロピルカーボネ
ート、2,5−ジメチル−2,5−ジ(ベンゾイ
ルパーオキシ)ヘキサン、2,2−ビス(t−ブ
イルパーオキシ)オクタン、t−ブチルパーオキ
シアセテート、2,2−ビス(t−ブチルパーオ
キシ)ブタン、t−ブチルパーオキシベンゾエー
ト、n−ブチル−4,4−ビス(t−ブチルパー
オキシ)バレレート、ジ−t−ブチルジパーオキ
シイソフタレート、メチルエチルケトンパーオキ
サイド、α,α′−ビス(t−ブチルパーオキシ−
m−イソプロピル)ベンゼン、ジクミルパーオキ
サイド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブ
チルパーオキシ)ヘキサン、()m−トルオイ
ルパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイド、
t−ブチルパーオキシイゾブチレート、2,3−
ジメチル−2,3−ジフエニルブタン、オクタノ
イルパーオキサイド、デカノイルパーオキサイ
ド、ラウロイルパーオキサイド、ステアロイルパ
ーオキサイド、プロピオニルパーオキサイド、サ
クシニツクアシツド、パーオキサイド、アセチル
パーオキサイド、1,1′アゾビス(シクロヘキサ
ン−1−カーボニトリル)()t−ヘキシルパ
ーオキシネオヘキサノエート、t−ブチルパーオ
キシネオヘキサノエート、2,4−ジクロロベン
ゾイルパーオキサイド、t−ヘキシルパーオキシ
ピバレート、t−ブチルパーオキシピバレート、
3,5,5−トリメチルヘキサノイルパーオキサ
イド等がある。 (実施例) つぎに実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説
明する。 実施例 1〜5 メチルメタクリレート(a)とネオペンチルグ
リコールジメタクリレート(NPGDM)(b)と
の総量に対して0.2重量%のNPGDM(b)および
重合開始剤として0.002重量%のクミルパーオキ
シネオデカノエート(PCND)を添加したメチル
メタクリレートを60℃の温度で反応させて第1表
に示す重合度の部分架橋重合体を含有するメチル
メタクリレートシラツプ(A)を調製した。この
シラツプ(A)とNPGDM(B)との総量に対し
て20重量%のNPGDM(B)を添加して架橋メタ
クリル系樹脂用シラツプ組成物を調製した。この
シラツプ組成物に対して重合開始剤として0.15重
量%のt−ブチルパーオキシイソブチレート
(PBIB)を添加し、第1表に示す条件下に、鋳
込重合を行なつて板厚5m/mの架橋ポリメチル
メタクリレート板を得た。この板について荷重た
わみ温度(HDT)および23℃および130℃におけ
るヘイズ値を測定したところ、第1表に示す結果
が得られた。 なお、荷重たわみ温度はJIS K 7207(曲げ応
力18.6Kg/cm2)により測定した。また、ヘイズ値
はJIS K 7105により測定した。 比較例 1〜5 メチルメタクリレートに対して重合開始剤とし
て0.002重量%の2,2′−アゾビスイソブチロニ
トリル(AIBN)を添加し、95℃の温度で反応さ
せて第1表に示す重合度の線状重合体を含有する
メチルメタクリレートシラツプを調製した。この
シラツプ(A)とNPGDM(B)との総量に対し
て20重量%のNPGDM(B)を添加して架橋メタ
クリル系樹脂用シラツプ組成物を調製した。この
シラツプ組成物に対して重合開始剤として0.15重
量%のt−ブチルパーオキシイソブチレートを添
加し、60℃の温度で3時間、さらに130℃の温度
で2時間、鋳込重合を行なつて板厚5m/mの架
橋ポリメチルメタクリレート板を得た。この板に
ついて実施例1と同様の試験を行なつたところ、
第1表に示す結果が得られた。 実施例 6〜10 (b)として0.1重量%のトリメチロールプロ
パントリメタクリレート(TMPT)を用い、実
施例1〜5と同様の方法で得られたメチルメタク
リレートシラツプに、該シラツプ(A)と1,3
−ブチレングリコールジメタクリレート(BG)
(B)との総量に対して20重量%のBG(B)を添
加して架橋メタクリル系樹脂用シラツプ組成物を
調製した。このシラツプ組成物に対して重合開始
剤として0.15重量%のPBIBを添加し、60℃の温
度で3時間、さらに130℃の温度で2時間、鋳込
重合を行なつて板厚5m/mの架橋ポリメチルメ
タクリレート板を得た。この板について実施例1
と同様の試験を行なつたところ、第1表に示す結
果が得られた。 比較例 6〜10 比較例1〜5と同様の方法で得られたメチルメ
タクリレートシラツプに、実施例6と同様の架橋
剤(B)を添加してシラツプ組成物を調製し、同
様の条件下に重合を行ない、得られた板につい
て、実施例1と同様の試験を行なつたところ、第
1表の結果が得られた。 実施例 11〜15 (b)として0.1重量%のNPGDMを用い、実
施例1〜5と同様の方法で得られたメチルメタク
リレートシラツプに、該シラツプ(A)と1,6
−ヘキサンジオールジメタクリレート(HD)
(B)との総量に対して20重量%のHD(B)を添
加して架橋メタクリル系樹脂用シラツプ組成物を
調製した。このシラツプ組成物に対して重合開始
剤として0.15重量%のPBIBを添加し、60℃の温
度で3時間、さらに130℃の温度で2時間、鋳込
重合を行なつて板厚5m/mの架橋ポリメチルメ
タクリレート板を得た。この板について実施例1
と同様の試験を行なつたところ、第1表に示す結
果が得られた。 比較例 11〜15 比較例6〜10で得られたメチルメタクリレート
シラツプに、実施例11と同様の架橋剤(B)を添
加してシラツプ組成物を調製し、同様の条件下に
重合を行ない、得られた板について、実施例11と
同様の試験を行なつたところ、第1表の結果が得
られた。 実施例 16〜20 (b)として0.2重量%のTMPTを用い、実施
例1〜5と同様の方法で得られたメチルメタクリ
レートシラツプに、該シラツプ(A)とトリメチ
ロールプロパントリメタクリレート(TMPT)
(B)との総量に対して20重量%のTMPT(B)
を添加して架橋メタクリル系樹脂用シラツプ組成
物を調製した。このシラツプ組成物に対して重合
開始剤として0.15重量%のPBIBを添加し、60℃
の温度で3時間、さらに130℃の温度で2時間、
鋳込重合を行なつて板厚5m/mの架橋ポリメチ
ルメタクリレート板を得た。この板について実施
例1と同様の試験を行なつたところ、第1表に示
す結果が得られた。 比較例 16〜20 比較例6〜10で得られたメチルメタクリレート
シラツプに、実施例16と同様の架橋剤(B)を添
加してシラツプ組成物を調製し、同様の条件下に
重合を行ない、得られた板について、実施例16と
同様の試験を行なつたところ、第1表に示す結果
が得られた。 実施例 21〜25 (b)として0.3重量%のエチレングリコール
ジメタクリレート(1G)を用い、実施例1〜5
と同様の方法で得られたメチルメタクリレートシ
ラツプに、該シラツプ(A)とトリメチロールエ
タントリメタクリレート(TMET)(B)との総
量に対して20重量%のTMET(B)を添加して架
橋メタクリル系樹脂用シラツプ組成物を調製し
た。このシラツプ組成物に対して重合開始剤とし
て0.15重量%のPBIBを添加し、60℃の温度で3
時間、さらに130℃の温度で2時間、鋳込重合を
行なつて板厚5m/mの架橋ポリメチルメタクリ
レート板を得た。この板について実施例1と同様
の試験を行なつたところ、第1表の結果が得られ
た。 比較例 21〜25 比較例6〜10で得られたメチルメタクリレート
シラツプに、実施例21と同様の架橋剤(B)を添
加してシラツプ組成物を調製し、同様の条件下に
重合を行ない、得られた板について、実施例21と
同様の試験を行なつたところ、第1表の結果が得
られた。 実施例 26〜30 (b)として0.5重量%の1Gを用い、実施例1
〜5と同様の方法で得られたメチルメタクリレー
トシラツプに、該シラツプ(A)とエトレングリ
コールジメタクリレート(1G)(B)との総量に
対して20重量%の1G(B)を添加して架橋メタク
リル系樹脂用シラツプ組成物を調製した。このシ
ラツプ組成物に対して重合開始剤として0.15重量
%のPBIBを添加し、60℃の温度で3時間、さら
に130℃の温度で2時間、鋳込重合を行なつて板
厚5m/mの架橋ポリメチルメタクリレート板を
得た。この板について実施例1と同様の試験を行
なつたところ、第1表の結果が得られた。 比較例 26〜30 比較例6〜10で得られたメチルメタクリレート
シラツプに、実施例26と同様の架橋剤(B)を添
加してシラツプ組成物を調製し、同様の条件下に
重合を行ない、得られた板について、実施例26と
同様の試験を行なつたところ、第1表の結果が得
られた。 実施例 31〜35 (b)として0.4重量%のNPGDMを用い、実
施例1〜5と同様の方法で得られたメチルメタク
リレートシラツプに、該シラツプ(A)とトリメ
チロールプロパントリアクリレート(A−
TMPT)(B)との総量に対して20重量%のA−
TMPT(B)を添加して架橋メタクリル系樹脂用
シラツプ組成物を調製した。このシラツプ組成物
に対して重合開始剤として0.15重量%のPBIBを
添加し、60℃の温度で3時間、さらに130℃の温
度で2時間、鋳込重合を行なつて板厚5m/mの
架橋ポリメチルメタクリレート板を得た。この板
について実施例1と同様の試験を行なつたとこ
ろ、第1表の結果が得られた。 比較例 31〜35 比較例6〜10で得られたメチルメタクリレート
シラツプに、実施例31と同様の架橋剤(B)を添
加してシラツプ組成物を調製し、同様の条件下に
重合を行ない、得られた板について、実施例31と
同様の試験を行なつたところ、第1表の結果が得
られた。 実施例 36〜55 (b)として0.2重量%の1,6−ヘキサンジ
オールジアクリレート(A−HD)を用い、実施
例1〜5と同様の方法で得られたメチルメタクリ
レートシラツプに、該シラツプ(A)に第2表に
示す量のNPGDM(B)を配合して架橋メタクリ
ル系樹脂用シラツプ組成物を調製した。このシラ
ツプ組成物に対して重合開始剤として0.15重量%
のPBIBを添加し、60℃の温度で3時間、さらに
130℃の温度で2時間、鋳込重合を行なつて板厚
5m/mの架橋ポリメチルメタクリレート板を得
た。この板について、実施例1と同様の試験を行
なつたところ、第2表の結果が得られた。 比較例 36〜50 比較例6〜10で得られたメチルメタクリレート
シラツプに、第2表に示す量の架橋剤(B)を配
合して架橋メタクリル系樹脂用シラツプ組成物を
調製し、実施例36と同様の条件下に重合を行な
い、得られた板について、実施例1と同様の試験
を行なつたところ、第2表に示す結果が得られ
た。 実施例 56〜61 メチルメタクリレート(a)とNPGDM(b)
との総量に対して0.2重量%のNPGDM(b)、重
合開始剤として0.02重量%のPCNDおよび第3表
に示す種類および割合の連鎖移動剤を添加したメ
チルメタクリレート混合物を所定温度で反応させ
て第3表に示す重合度の部分架橋重合体を含有す
るメチルメタクリレートシラツプを調製した。こ
のシラツプ(A)と第3表に示す架橋剤(B)と
の総量に対して20重量%の架橋剤(B)を添加し
て架橋メタクリル系樹脂用シラツプ組成物を調製
した。このシラツプ組成物に対して重合開始剤と
して0.15重量%のPBIBを添加し、第3表に示す
条件下に鋳込重合を行なつて板厚5m/mの架橋
ポリメチルメタクリレート板を得た。この板につ
いて実施例1と同様の試験を行なつたところ、第
3表の結果が得られた。
またnは1または2である。)で表わされる単量
体である。 これらの単量体の具体的な例示としては、プロ
ピレングリコールジメタクリレート、1,4−ブ
チレングリコールジメタクリレート(BD)、1,
6−ヘキサンジオールジメタクリレート(HD)、
1,3−ブチレングリコールジメタクリレート
(BG)、ジメチロールエタンジメタクリレート、
1,1−ジメチロールプロパンジメタクリレー
ト、2,2−ジメチロールプロパンジメタクリレ
ート、トリメチロールエタントリアクリレート、
トリメチロールエタントリメタアクリレート
(TMET)、トリメチロールプロパントリアクリ
レート(A−TMPT)、トリメチロールプロパン
トリメタクリレート(TMPT)、テトラメチロー
ルメタントリアクリレート、テトラメチロールメ
タントリメタクリレート、テトラメチロールメタ
ンジメタクリレート、エチレングリコールジアク
リレート、エチレングリコールジメタクリレート
(1G)、ジエチレングリコールジアクリレート
(A−2G)、ジエチレングリコールジメタクリレ
ート(2G)、ジプロピレングリコールジメタクリ
レート(P−2G)、ネオペンチルグリコールジア
クリレート(A−NPG)、ネオペンチルグリコー
ルジメタクリレート(NPGDM)等を挙げるこ
とができる。これらの架橋剤(B)としては、特
に1G,2G,BG,HD,NPGDM,P−2G,
TMPT,TMETおよびA−TMPTが好ましい。 このようにして得られるシラツプ組成物には、
重合開始剤および必要によりその他の添加剤が配
合されて重合に供され、架橋重合体が得られる。
重合は、通常、鋳込重合法により重合と同時に所
定の形状に成形されるが、特開昭60−202128号に
記載されているような方法で部分架橋ゲル状成形
材料にしたのちに、射出成形法、移送成形法、圧
縮成形法等により加熱加圧して成形と同時に重合
を行なつてもよい。 鋳込重合は、通常30〜130℃、好ましくは40〜
130℃の温度で2〜10時間、好ましくは3〜10時
間行なわれる。 重合開始剤は、シラツプ(A)と架橋剤(B)
の総量に対して0.005〜0.5重量%、好ましくは
0.01〜0.5重量%使用される。重合開始剤として
は、前記低温活性重合開始剤の他に以下に示す重
合開始剤が使用される。 このような重合開始剤としては、例えば()
t−ブチルクミルパーオキサイド、ジイソプロピ
ルベンゼンハイドロパーオキサイド、ジ−t−ブ
チルパーオキサイド、p−メンタンハイドロパー
オキサイド、2,5−ジメチル−2,5−ジ−
(t−ブチルパーオキシ)ヘキシン−3、1,1,
3,3−テトラメチルブチルハイドロパーオキサ
イド、2,5−ジメチルヘキサン−2,5−ジハ
イドロパーオキサイド、クメンハイドロパーオキ
サイド、t−ブチルハイドロパーオキサイド、
1,1,2,2−テトラフエニル−1,2−エタ
ンジオール、()1,1−ビス(t−ブチルパ
ーオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキ
サン、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)シ
クロヘキサン、t−ブチルパーオキシマレイツク
アシツド、t−ブチルパーオキシラウレート、t
−ブチルパーオキシ−3,5,5−トリメチルヘ
キサノエート、シクロヘキサノンパーオキサイ
ド、t−ブチルパーオキシイソプロピルカーボネ
ート、2,5−ジメチル−2,5−ジ(ベンゾイ
ルパーオキシ)ヘキサン、2,2−ビス(t−ブ
イルパーオキシ)オクタン、t−ブチルパーオキ
シアセテート、2,2−ビス(t−ブチルパーオ
キシ)ブタン、t−ブチルパーオキシベンゾエー
ト、n−ブチル−4,4−ビス(t−ブチルパー
オキシ)バレレート、ジ−t−ブチルジパーオキ
シイソフタレート、メチルエチルケトンパーオキ
サイド、α,α′−ビス(t−ブチルパーオキシ−
m−イソプロピル)ベンゼン、ジクミルパーオキ
サイド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブ
チルパーオキシ)ヘキサン、()m−トルオイ
ルパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイド、
t−ブチルパーオキシイゾブチレート、2,3−
ジメチル−2,3−ジフエニルブタン、オクタノ
イルパーオキサイド、デカノイルパーオキサイ
ド、ラウロイルパーオキサイド、ステアロイルパ
ーオキサイド、プロピオニルパーオキサイド、サ
クシニツクアシツド、パーオキサイド、アセチル
パーオキサイド、1,1′アゾビス(シクロヘキサ
ン−1−カーボニトリル)()t−ヘキシルパ
ーオキシネオヘキサノエート、t−ブチルパーオ
キシネオヘキサノエート、2,4−ジクロロベン
ゾイルパーオキサイド、t−ヘキシルパーオキシ
ピバレート、t−ブチルパーオキシピバレート、
3,5,5−トリメチルヘキサノイルパーオキサ
イド等がある。 (実施例) つぎに実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説
明する。 実施例 1〜5 メチルメタクリレート(a)とネオペンチルグ
リコールジメタクリレート(NPGDM)(b)と
の総量に対して0.2重量%のNPGDM(b)および
重合開始剤として0.002重量%のクミルパーオキ
シネオデカノエート(PCND)を添加したメチル
メタクリレートを60℃の温度で反応させて第1表
に示す重合度の部分架橋重合体を含有するメチル
メタクリレートシラツプ(A)を調製した。この
シラツプ(A)とNPGDM(B)との総量に対し
て20重量%のNPGDM(B)を添加して架橋メタ
クリル系樹脂用シラツプ組成物を調製した。この
シラツプ組成物に対して重合開始剤として0.15重
量%のt−ブチルパーオキシイソブチレート
(PBIB)を添加し、第1表に示す条件下に、鋳
込重合を行なつて板厚5m/mの架橋ポリメチル
メタクリレート板を得た。この板について荷重た
わみ温度(HDT)および23℃および130℃におけ
るヘイズ値を測定したところ、第1表に示す結果
が得られた。 なお、荷重たわみ温度はJIS K 7207(曲げ応
力18.6Kg/cm2)により測定した。また、ヘイズ値
はJIS K 7105により測定した。 比較例 1〜5 メチルメタクリレートに対して重合開始剤とし
て0.002重量%の2,2′−アゾビスイソブチロニ
トリル(AIBN)を添加し、95℃の温度で反応さ
せて第1表に示す重合度の線状重合体を含有する
メチルメタクリレートシラツプを調製した。この
シラツプ(A)とNPGDM(B)との総量に対し
て20重量%のNPGDM(B)を添加して架橋メタ
クリル系樹脂用シラツプ組成物を調製した。この
シラツプ組成物に対して重合開始剤として0.15重
量%のt−ブチルパーオキシイソブチレートを添
加し、60℃の温度で3時間、さらに130℃の温度
で2時間、鋳込重合を行なつて板厚5m/mの架
橋ポリメチルメタクリレート板を得た。この板に
ついて実施例1と同様の試験を行なつたところ、
第1表に示す結果が得られた。 実施例 6〜10 (b)として0.1重量%のトリメチロールプロ
パントリメタクリレート(TMPT)を用い、実
施例1〜5と同様の方法で得られたメチルメタク
リレートシラツプに、該シラツプ(A)と1,3
−ブチレングリコールジメタクリレート(BG)
(B)との総量に対して20重量%のBG(B)を添
加して架橋メタクリル系樹脂用シラツプ組成物を
調製した。このシラツプ組成物に対して重合開始
剤として0.15重量%のPBIBを添加し、60℃の温
度で3時間、さらに130℃の温度で2時間、鋳込
重合を行なつて板厚5m/mの架橋ポリメチルメ
タクリレート板を得た。この板について実施例1
と同様の試験を行なつたところ、第1表に示す結
果が得られた。 比較例 6〜10 比較例1〜5と同様の方法で得られたメチルメ
タクリレートシラツプに、実施例6と同様の架橋
剤(B)を添加してシラツプ組成物を調製し、同
様の条件下に重合を行ない、得られた板につい
て、実施例1と同様の試験を行なつたところ、第
1表の結果が得られた。 実施例 11〜15 (b)として0.1重量%のNPGDMを用い、実
施例1〜5と同様の方法で得られたメチルメタク
リレートシラツプに、該シラツプ(A)と1,6
−ヘキサンジオールジメタクリレート(HD)
(B)との総量に対して20重量%のHD(B)を添
加して架橋メタクリル系樹脂用シラツプ組成物を
調製した。このシラツプ組成物に対して重合開始
剤として0.15重量%のPBIBを添加し、60℃の温
度で3時間、さらに130℃の温度で2時間、鋳込
重合を行なつて板厚5m/mの架橋ポリメチルメ
タクリレート板を得た。この板について実施例1
と同様の試験を行なつたところ、第1表に示す結
果が得られた。 比較例 11〜15 比較例6〜10で得られたメチルメタクリレート
シラツプに、実施例11と同様の架橋剤(B)を添
加してシラツプ組成物を調製し、同様の条件下に
重合を行ない、得られた板について、実施例11と
同様の試験を行なつたところ、第1表の結果が得
られた。 実施例 16〜20 (b)として0.2重量%のTMPTを用い、実施
例1〜5と同様の方法で得られたメチルメタクリ
レートシラツプに、該シラツプ(A)とトリメチ
ロールプロパントリメタクリレート(TMPT)
(B)との総量に対して20重量%のTMPT(B)
を添加して架橋メタクリル系樹脂用シラツプ組成
物を調製した。このシラツプ組成物に対して重合
開始剤として0.15重量%のPBIBを添加し、60℃
の温度で3時間、さらに130℃の温度で2時間、
鋳込重合を行なつて板厚5m/mの架橋ポリメチ
ルメタクリレート板を得た。この板について実施
例1と同様の試験を行なつたところ、第1表に示
す結果が得られた。 比較例 16〜20 比較例6〜10で得られたメチルメタクリレート
シラツプに、実施例16と同様の架橋剤(B)を添
加してシラツプ組成物を調製し、同様の条件下に
重合を行ない、得られた板について、実施例16と
同様の試験を行なつたところ、第1表に示す結果
が得られた。 実施例 21〜25 (b)として0.3重量%のエチレングリコール
ジメタクリレート(1G)を用い、実施例1〜5
と同様の方法で得られたメチルメタクリレートシ
ラツプに、該シラツプ(A)とトリメチロールエ
タントリメタクリレート(TMET)(B)との総
量に対して20重量%のTMET(B)を添加して架
橋メタクリル系樹脂用シラツプ組成物を調製し
た。このシラツプ組成物に対して重合開始剤とし
て0.15重量%のPBIBを添加し、60℃の温度で3
時間、さらに130℃の温度で2時間、鋳込重合を
行なつて板厚5m/mの架橋ポリメチルメタクリ
レート板を得た。この板について実施例1と同様
の試験を行なつたところ、第1表の結果が得られ
た。 比較例 21〜25 比較例6〜10で得られたメチルメタクリレート
シラツプに、実施例21と同様の架橋剤(B)を添
加してシラツプ組成物を調製し、同様の条件下に
重合を行ない、得られた板について、実施例21と
同様の試験を行なつたところ、第1表の結果が得
られた。 実施例 26〜30 (b)として0.5重量%の1Gを用い、実施例1
〜5と同様の方法で得られたメチルメタクリレー
トシラツプに、該シラツプ(A)とエトレングリ
コールジメタクリレート(1G)(B)との総量に
対して20重量%の1G(B)を添加して架橋メタク
リル系樹脂用シラツプ組成物を調製した。このシ
ラツプ組成物に対して重合開始剤として0.15重量
%のPBIBを添加し、60℃の温度で3時間、さら
に130℃の温度で2時間、鋳込重合を行なつて板
厚5m/mの架橋ポリメチルメタクリレート板を
得た。この板について実施例1と同様の試験を行
なつたところ、第1表の結果が得られた。 比較例 26〜30 比較例6〜10で得られたメチルメタクリレート
シラツプに、実施例26と同様の架橋剤(B)を添
加してシラツプ組成物を調製し、同様の条件下に
重合を行ない、得られた板について、実施例26と
同様の試験を行なつたところ、第1表の結果が得
られた。 実施例 31〜35 (b)として0.4重量%のNPGDMを用い、実
施例1〜5と同様の方法で得られたメチルメタク
リレートシラツプに、該シラツプ(A)とトリメ
チロールプロパントリアクリレート(A−
TMPT)(B)との総量に対して20重量%のA−
TMPT(B)を添加して架橋メタクリル系樹脂用
シラツプ組成物を調製した。このシラツプ組成物
に対して重合開始剤として0.15重量%のPBIBを
添加し、60℃の温度で3時間、さらに130℃の温
度で2時間、鋳込重合を行なつて板厚5m/mの
架橋ポリメチルメタクリレート板を得た。この板
について実施例1と同様の試験を行なつたとこ
ろ、第1表の結果が得られた。 比較例 31〜35 比較例6〜10で得られたメチルメタクリレート
シラツプに、実施例31と同様の架橋剤(B)を添
加してシラツプ組成物を調製し、同様の条件下に
重合を行ない、得られた板について、実施例31と
同様の試験を行なつたところ、第1表の結果が得
られた。 実施例 36〜55 (b)として0.2重量%の1,6−ヘキサンジ
オールジアクリレート(A−HD)を用い、実施
例1〜5と同様の方法で得られたメチルメタクリ
レートシラツプに、該シラツプ(A)に第2表に
示す量のNPGDM(B)を配合して架橋メタクリ
ル系樹脂用シラツプ組成物を調製した。このシラ
ツプ組成物に対して重合開始剤として0.15重量%
のPBIBを添加し、60℃の温度で3時間、さらに
130℃の温度で2時間、鋳込重合を行なつて板厚
5m/mの架橋ポリメチルメタクリレート板を得
た。この板について、実施例1と同様の試験を行
なつたところ、第2表の結果が得られた。 比較例 36〜50 比較例6〜10で得られたメチルメタクリレート
シラツプに、第2表に示す量の架橋剤(B)を配
合して架橋メタクリル系樹脂用シラツプ組成物を
調製し、実施例36と同様の条件下に重合を行な
い、得られた板について、実施例1と同様の試験
を行なつたところ、第2表に示す結果が得られ
た。 実施例 56〜61 メチルメタクリレート(a)とNPGDM(b)
との総量に対して0.2重量%のNPGDM(b)、重
合開始剤として0.02重量%のPCNDおよび第3表
に示す種類および割合の連鎖移動剤を添加したメ
チルメタクリレート混合物を所定温度で反応させ
て第3表に示す重合度の部分架橋重合体を含有す
るメチルメタクリレートシラツプを調製した。こ
のシラツプ(A)と第3表に示す架橋剤(B)と
の総量に対して20重量%の架橋剤(B)を添加し
て架橋メタクリル系樹脂用シラツプ組成物を調製
した。このシラツプ組成物に対して重合開始剤と
して0.15重量%のPBIBを添加し、第3表に示す
条件下に鋳込重合を行なつて板厚5m/mの架橋
ポリメチルメタクリレート板を得た。この板につ
いて実施例1と同様の試験を行なつたところ、第
3表の結果が得られた。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
(発明の効果)
以上述べたように、本発明は、(A)(a)アル
キルメタクリレート単量体またはアルキルメタク
リレートを主成分とするα,β−エチレン性不飽
和単量体混合物よりなる樹脂原料に(b)0.05〜
0.8重量%の(メタ)アクリレート系架橋剤を配
合して部分重合してなる粘度0.05〜3000ポイズ
(20℃における)を有するアルキルメタクリレー
ト系シラツプと、(B)該シラツプと架橋剤との
総量に対して5〜50重量%の架橋剤とよりなる架
橋メタクリル系樹脂用シラツプ組成物であるか
ら、前記アルキルメタクリレート系シラツプ中の
部分架橋重合体と該シラツプ組成物中に配合され
る架橋剤(B)との親和性が良好でこのためヘイ
ズの発生が極めて低く、特に高温においてその効
果が著しいという利点がある。また、該シラツプ
組成物を重合して得られる成形物は架橋重合体で
あるために耐熱性および機械的強度が大であり、
しかも透明性が優れている。
キルメタクリレート単量体またはアルキルメタク
リレートを主成分とするα,β−エチレン性不飽
和単量体混合物よりなる樹脂原料に(b)0.05〜
0.8重量%の(メタ)アクリレート系架橋剤を配
合して部分重合してなる粘度0.05〜3000ポイズ
(20℃における)を有するアルキルメタクリレー
ト系シラツプと、(B)該シラツプと架橋剤との
総量に対して5〜50重量%の架橋剤とよりなる架
橋メタクリル系樹脂用シラツプ組成物であるか
ら、前記アルキルメタクリレート系シラツプ中の
部分架橋重合体と該シラツプ組成物中に配合され
る架橋剤(B)との親和性が良好でこのためヘイ
ズの発生が極めて低く、特に高温においてその効
果が著しいという利点がある。また、該シラツプ
組成物を重合して得られる成形物は架橋重合体で
あるために耐熱性および機械的強度が大であり、
しかも透明性が優れている。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 (A) (a)アルキルメタクリレート単量体ま
たはアルキルメタクリレートを主成分とする
α,β−エチレン性不飽和単量体混合物よりな
る樹脂原料に(b)0.05〜0.8重量%の(メタ)
アクリレート系架橋剤を配合して部分重合して
なる粘度0.05〜3000ポイズ(20℃における)を
有するアルキルメタクリレート系シラツプと、 (B) 該シラツプと架橋剤との総量に対して5〜50
重量%の架橋剤とよりなる架橋メタクリル系樹
脂用シラツプ組成物。 2 アルキルメタクリレート系シラツプの粘度が
0.2〜1000ポイズである特許請求の範囲第1項に
記載のシラツプ組成物。 3 架橋剤(B)が該シラツプ(A)と該架橋剤
(B)との総量に対して5〜40重量%である特許
請求の範囲第1項または第2項に記載のシラツプ
組成物。 4 (メタ)アクリレート系架橋剤(b)が、分
子内に少なくとも2個の(メタ)アクリロイル基
を有する(メタ)アクリレート系架橋剤である特
許請求の範囲第1項または第2項に記載のシラツ
プ組成物。 5 架橋剤(B)が分子内に少なくとも2個の
(メタ)アクリロイル基を有しかつ該(メタ)ア
クリロイル基の間に存在する主鎖の原子数が10以
下である特許請求の範囲第1項ないし第3項のい
ずれか一つに記載のシラツプ組成物。 6 架橋剤(B)が一般式 MA−O(−CH2)−oO−MA () (ただし、式中、MAはメタクリロイル基であ
り、またnは3〜6の整数である)、 一般式 【化】 [ただし、式中(M)Aはアクリロイル基また
はメタクリロイル基、R1はH,CH3,C2H5また
はCH2OH,R2はH,CH3、
【式】(ただし、R4はHま たはCH3である)またはCH2OH,R3はHまたは
CH3であり、R1,R2およびR3は同時にHではな
い。]、および一般式 【化】 (ただし、式中、R5はHまたはCH3であり、
またnは1または2である)よりなる群から選ば
れた式を有する少なくとも1種の化合物である特
許請求の範囲第1項ないし第5項のいずれか一つ
に記載のシラツプ組成物。 7 アルキルメタクリレートがメチルメタクリレ
ートである特許請求の範囲第1項ないし第6項の
いずれか一つに記載のシラツプ組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17288986A JPS6330510A (ja) | 1986-07-24 | 1986-07-24 | 架橋メタクリル系樹脂用シラツプ組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17288986A JPS6330510A (ja) | 1986-07-24 | 1986-07-24 | 架橋メタクリル系樹脂用シラツプ組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6330510A JPS6330510A (ja) | 1988-02-09 |
| JPH0569844B2 true JPH0569844B2 (ja) | 1993-10-01 |
Family
ID=15950202
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17288986A Granted JPS6330510A (ja) | 1986-07-24 | 1986-07-24 | 架橋メタクリル系樹脂用シラツプ組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6330510A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE2607636C3 (de) * | 1976-02-25 | 1985-03-14 | Zahnräderfabrik Renk AG, 8900 Augsburg | Stirnradgetriebe mit einfachschrägverzahnten Rädern |
| JPH01282208A (ja) * | 1988-05-09 | 1989-11-14 | Mitsui Toatsu Chem Inc | 耐煮沸性アクリルシロップ組成物 |
| JP2007126952A (ja) * | 2005-11-01 | 2007-05-24 | Tomomasa Odagiri | 織布状の組積状態を形成する点対称造形原則による組積ブロックの形状設計方法及び組積ブロック、並びにそれを用いた組積ブロック構造物 |
| TWI397538B (zh) | 2008-12-31 | 2013-06-01 | Ind Tech Res Inst | 高耐熱性壓克力共聚合物及其製備方法 |
-
1986
- 1986-07-24 JP JP17288986A patent/JPS6330510A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6330510A (ja) | 1988-02-09 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |