JPH0569865B2 - - Google Patents
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- JPH0569865B2 JPH0569865B2 JP1166955A JP16695589A JPH0569865B2 JP H0569865 B2 JPH0569865 B2 JP H0569865B2 JP 1166955 A JP1166955 A JP 1166955A JP 16695589 A JP16695589 A JP 16695589A JP H0569865 B2 JPH0569865 B2 JP H0569865B2
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- alumina
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Description
(産業上の利用分野)
本発明は、樹脂用配合剤組成物に関し、より詳
細には、新規な非晶質シリカ・アルミナ系球状粒
子を含有し且つ該粒子や他の配合成分の樹脂中へ
の分散性を向上させた樹脂配合剤組成物に関す
る。 (従来の技術) 球状の非晶質シリカやアルミナ系の球状粒子
は、種々の重合体フイルムやその他の樹脂乃至ゴ
ム等に対する充填剤、化粧料に対する充填剤、香
料や薬品類に対する支持担体、クロマトグラフイ
用充填剤等の用途に広く使用されている。 このシリカ・アルミナ球状粒子は、シリカ−ア
ルミナゾルをスプレーし或いはそのスプレーを気
流と衝突させる方法、有機金属化合物の加水分解
による方法や立方体乃至球体の粒子形態を有する
結晶性ゼオライトを、その結晶構造が実質的に破
壊されるがその粒子形態が実質上損なわれない条
件下に酸で中和して、該ゼオライト中のアルカリ
金属分を除去することにより製造する方法が知ら
れている。 特開昭62−62842号公報には、上記酸処理によ
る非晶質アルミノシリケートを脂肪酸アミド及び
帯電防止剤と共にポリエチレンに配合したポリエ
チレン樹脂組成物が記載されている。 (発明が解決しようとする問題点) 本発明者等は、先にP型ゼオライトを周期律表
第族元素の如き、特定の2価金属種でイオン交
換した後これを焼成すると、このイオン交換ゼオ
ライトは容易に非晶質化すること;このイオン交
換により粒子は強アルカリから弱アルカリへ移行
すると共に、焼成によるゼオライトの非晶質化に
より吸湿性を大幅に低減させ得ること;及び2価
金属種を選択することにより樹脂等への配合に適
した屈折率を設定し調節することが可能となるこ
とを提案した(特許出願中)。 本発明者は、この非晶質シリカ・アルミナ系球
状粒子を有機配合剤と共に、球状化して、樹脂用
配合剤組成物とするときには、この球状粒子の樹
脂中への分散性も著しく向上すると共に、有機配
合剤の樹脂中への分散性も向上し、加工中におけ
るプレートアウト等の問題も解消し得ることを見
出した。 即ち、本発明の目的は、新規な形状及び特性の
非晶質シリカ・アルミナ系球状粒子及び有機配合
剤を含有し且つ該球状粒子の樹脂中への分散性と
共に有機配合剤の樹脂中への分散性も向上した配
合剤組成物を提供するにある。 (問題点を解決するための手段) 本発明によれば、下記式、 mMO・nNa2O・pSiO2・Al2O3・qH2O …(1) 式中、Mは2価金属の1種又は2種以上から成
る金属であり、m+nは1.1±0.2の数であつて、
m:nの比は10:0乃至1:9の範囲内にあり、
pは4±1.5の数であり、qは0.5以下の数であ
る、 の化学組成を有し、X線回折学的に実質上非晶質
であり、個々の粒子が全体として明確な球状形状
とギザギザの表面とを有し、且つRH90%、室温
及び48時間の条件で13%以下の吸湿量と1.48乃至
1.61の屈折率とを有する非晶質シリカ・アルミナ
系球状粒子或いは該非晶質シリカ・アルミナ系球
状粒子と他の充填剤及び顔料の少なくとも1種と
の組合せを無機成分として含有し、可塑性、滑
剤、帯電防止剤、防曇剤、紫外線吸収剤、酸化防
止剤及び低融点樹脂の少なくとも1種を有機成分
として含有し、且つ前記無機成分は有機成分を介
して結着されて粉粒体を形成していることを特徴
とする樹脂用配合剤組成物が提供される。 (作用) P型ゼオライトは、種々のゼオライトの内でも
例外的に、そのナトリウムイオンを2価の金属イ
オンでイオン交換し、次いで焼成すると、容易に
非晶質化を生じ、この非晶質化に伴い、吸湿性を
低いレベルに抑制し得るという特徴を有する。 原料P型ゼオライトは、その分子構造中にナト
リウム分を含有することから、その5%水性分散
液は、11にも達する高いpHを示すように高いア
ルカリ性であるが、このナトリウム分を2価金属
イオンでイオン交換することにより、同様の水性
分散液は7乃至9のpHを示すにすぎなく、弱ア
ルカリ性のものに改質されていることが明らかと
なる。このため、本願発明に用いる非晶質シリ
カ・アルミナ粒子は、各種樹脂等に配合したと
き、樹脂等を劣化させる傾向が著しく少なく、配
合樹脂組成物等の安定性が顕著に向上する。この
傾向はポリエステル、ポリアミド等の加水分解傾
向を有する樹脂に配合する充填剤の用途において
特に有利なものである。 次に、本発明に用いる非晶質シリカ・アルミナ
球状粒子は、吸湿性が従来のゼオライトや従来の
非晶質シリカ・アルミナ填剤に比して小さい値に
抑制されていることが第二の特徴である。従来の
非晶質シリカ・アルミナの吸湿性はそれが有する
高い表面活性によるものであり、また従来のゼオ
ライトの吸湿性は、テクトアルミノケイ酸塩が本
質的に有するゼオライト細孔によるものがある
が、本発明に用いる非晶質シリカ・アルミナ球状
粒子が低い吸湿性しか示さないのは、イオン交換
と焼成とによりテクトアルミノケイ酸塩の結晶構
造の破壊が表面積の増大を伴うことなしに、前述
した細孔の閉塞とともに行われるためと思われ
る。 本発明に用いる非晶質シリカ・アルミナ球状粒
子は、ナトリウム分が2価金属分でイオン交換さ
れていることに関連して、1.48乃至1.55、特に
1.49乃至1.61と高屈折側に移行していることが第
三の特徴である。原料として用いるP型ゼオライ
トは、一般に1.48以下の屈折率を示すにすぎない
のに対して、これをイオン交換することにより、
非晶質の形でありながら、屈折率を高め配合する
樹脂の屈折率に適合した屈折率とすることが可能
となる。また、上記屈折率の範囲内でも、2価金
属の種類を選ぶことにより、所定の屈折率への調
節も容易に行なわれる。 本発明に用いる非晶質シリカ・アルミナは個々
の粒子が全体として明確な球状形状とギザギザの
表面とを有することも特徴である。 添付図面第1図は、本発明に用いる非晶質シリ
カ・アルミナ球状粒子の電子顕微鏡写真(倍率
10000倍)であり、第2図は比較のために示した
P−型ゼオライト粒子(原料として用いたものの
電子顕微鏡写真(10000倍))である。 これらの電子顕微鏡写真から、上記非晶質シリ
カ・アルミナ系球状粒子は、P−型ゼオライトと
同様に、全体としての形状が真球に近い球状の形
態でありながら、梨子状の表面の有するという驚
異的な特徴が明確となる。 而して、用いる非晶質シリカ・アルミナ球状粒
子が真球に近い球状の形態を有しているというこ
とは、粉粒体として良好な流動性、大きな嵩密度
等の特性を有しており、しかも樹脂等に対して優
れた分散性を有しているという事実を物語つてい
る。 また粒子表面が梨子状、即ち、ギザギザ状とな
つているということは、この粒子を有機配合剤と
組合わせたとき、界面的特性が極めて特異なもの
となることを意味している。事実、本発明による
配合剤組成物を樹脂中に配合するときには、球状
粒子の分散性のみならず、ブリード性の強い有機
配合剤でも樹脂中への分散性が向上することがわ
かつた。これは、本発明の組成物では、球状粒子
を有機配合剤で結着させて粉粒体としているが、
ギザギザ状の表面が分散媒としても作用する有機
配合剤を保持しているため、球状粒子の樹脂への
分散性が向上すると共に、有機配合剤もこの球状
粒子につられて樹脂中へよく分散するのである。 また、本発明の組成物を樹脂に配合し成形した
とき、樹脂と粒子がギザギザ状の表面を介して相
互に噛み合つているため、このフイルムを延伸操
作等に賦した場合にも、ボイド等の形成が少なく
なり、特にこの粒子を表面処理した場合にその効
果は顕著となる。しかも後述するように本発明の
粒子屈折率が各種の樹脂フイルムの屈折率に近似
することから、透明性等に優れたフイルムを与え
ることになる。 第3図は、第1図の非晶質シリカアルミナ球状
粒子のX−回線折像(Cu−α)及び第4図は、
第2図のP−型ゼオライト粒子のX−線回折像を
示すが、これらのX−線回折像から、本発明に用
いるシリカ・アルミナ球状粒子は、P−型ゼオラ
イト粒子と同様の粒子形状を有するが、X−線回
折学的に非晶質である点において全く相違するこ
とが明らかである。 (発明の好適態様) 非晶質シリカ・アルミナ系球状粒子 本発明に用いる非晶質シリカ・アルミナ球状粒
子を製造するに際しては、先ずP型ゼオライトに
特有のX−線回折像を有し且つ個々の粒子が全体
として明確な球状形状の梨子状の表面とを有する
ゼオライト粒子を製造する。 かかる粒子形状のP型ゼオライトは、ケイ酸ナ
トリウムまたは活性ケイ酸ゲル、シリカゾル、メ
タカオリン、アルミン酸ナトリウム、アルミナゾ
ル及び水酸化ナトリウムを下記条件を満足するよ
うに混合してアルミノケイ酸アルカリのゲルを生
成させ、このゲルを均質化した後、80乃至200℃
の温度で常圧もしくは水熱条件下で結晶化を行う
ことにより製造される。 配合組成 成分比 モル数 好適モル比 Na2O/SiO2 0.2〜8 0.5〜2.0 SiO2/Al2O3 3〜20 4〜10 H2O/Na2O 20〜200 30〜100 生成したゼオライトは、水洗い、更に所定の粒
度への分級操作を行なつた後、次のイオン交換処
理行程を行う。 原料P型ゼオライトの化学組成の一例を示すと
次の通りである。 KNa2O・pSiO2・Al2O3・q′H2O …(2) 式中、kは1.1±0.2の数であり、Pは4±1.5の
数であり、q′は1.0以下の数である。 イオン交換に用いる2価金属としては、周期律
表第族金属、Ca、Mg、Zn、Ba又はSrが、白
色性の点で有利に使用されるが、それ以外に、
Cu、Sn、Fe、Ni、Cr等の他の金属を用いること
ができる。イオン交換に際しては、これらの金属
の水溶性塩、例えば塩化物、硝酸塩、硫酸塩等の
水溶液を使用し、金属塩溶液とP型ゼオライトと
を接触させることにより行われる。 イオン交換処理は、金属塩水溶液とP型ゼオラ
イトとを水性スラリーの状態で攪拌処理する方法
や、P型ゼオライトを固定床又は流動床で金属塩
水溶液と接触させる方法が採用され、この接触は
一段式にも或は多段式にも行われ、また連続式に
も回分式にも行われる。 イオン交換の条件は、P型ゼオライト中のNa2
O分の少なくとも10モル%以上、特に30モル%以
上がMO(Mは2価金属である)で置換されるも
のである。このために、処理系における金属塩水
溶液としては、P型ゼオライト中のNa2O分当り
0.5モル倍以上、特に1.0モル倍以上の金属塩を使
用し、一般に初期濃度が10乃至40重量%、特に20
乃至50重量%の塩水溶液と接触させるのがよい。
接触時の温度は20乃至100℃、特に30乃至70℃の
範囲が適当であり、当然のことながら、高温の方
が交換処理が短縮される。接触時間は、温度や交
換率によつても相違するが、0.5乃至3時間の範
囲がよい。 処理後の交換ゼオライトを固−液分離し、水洗
し必要により乾燥或いは解砕等を行なつた後、次
の焼成行程を行う。 イオン交換後のゼオライトを焼成する。焼成条
件は、イオン交換ゼオライトが実質上非晶質化す
るようなものであり、この温度は、交換率や金属
種によつても相違するが、一般に200乃至700℃、
特に300乃至500℃の範囲である。一般に、用いる
金属種が重くなると、比較的低い温度でも非晶質
化が生じるようになる。 非晶質化のための焼成は、固定床、移動床、或
いは流動床で行うことができ、処理時間は0.5乃
至5時間での範囲で十分である。 焼成後の製品は、解砕乃至粉砕し、必要により
分級して本発明の製品とする。 本発明に用いる非晶質シリカ・アルミナ球状粒
子は、各粒子の各々が真球に近い明確な球状であ
つて、粒子表面が梨子状となつているとともに、
好適には一次粒径(電子顕微鏡写真法による粒
径)が0.2〜30μm以下、特に0.3乃至10μmの範囲
にある。 即ち各粒子は、一般的に言つて下記式、 A=√r1・r2/r1 …(3) 式中、r1は前記粒子の電子顕微鏡写真輪郭の外
接円半径を表わし、r2はその内接円半径を表わ
す、 で定義される真円度Aが0.90乃至1.0、特に0.95乃
至1.0の範囲にあり、又下記式、 B=△t/r1×100 …(4) 式中、△tは前記粒子の電子顕微鏡写真の輪郭
におけるギザギザ状凹凸の径方向の山と谷との間
の深さを表わし、r1は前述した意味を有する、 で定義されるギザギザ度Bが1乃至10%、特に
1.5乃至5%の範囲内にある。 即ちこの真円度Aは、粒子の真球状の程度を示
す指数であり、ギザギザ度Bは粒子表面の梨子状
の度合を示す指数である。 従つて、真円度Aが前記範囲内にあることは、
各粒子が極めて真球に近いものであることを示
し、これによつて粉粒体としての良好な流動性、
大きな嵩密度、及び樹脂等に対する優れた流動
性、大きな嵩密度、及び樹脂等に対する優れた分
散性といる特性が発揮される。 またギザギザ度Bが上記範囲内となるような梨
子状表面を有していることにより、該粒子を樹脂
に配合して延伸フイルムを形成した場合に、フイ
ツシユ・アイが少なく、特に表面処理を施した場
合には、ボイド等の形成が少なくなつて透明性に
優れたフイルムが得られ、更に該粒子は担体とし
ての担持能力に優れたものとなる。 ギザギザ度Bが上記範囲よりも小さな場合には
上述した樹脂とのなじみ性が低下する傾向にあ
り、一方ギザギザ度Bを上記範囲よりも大きくす
ることは、粒子自体の強度が低下したり、或いは
これと接する装置等の摩耗傾向が増大するため好
ましくない。 更に、非晶質シリカ・アルミナ系粒子の一次粒
径が30μmを超えると樹脂充填剤としての用途に
不適当となり、一方0.2μmよりも小さいと二次凝
集傾向が生ずるのであまり好ましくない。 このシリカ・アルミナ系粒子では、上述した通
り、製造過程においてアルミナ分のロスを生じな
いことから、SiO2/Al2O3のモル比が出発原料の
P型ゼオライトとほぼ同一の範囲にあり、一般に
2.5乃至4.5、特に3乃至4.5の範囲にある。また、
非晶質化と高屈折率化とのためには2価金属交換
率(m/m+n)は20%以上、特に40%以上でなけ ればならない。 本発明に用いる非晶質シリカ・アルミナ系粒子
の屈折率は、1.48乃至1.61の範囲にあり第A表に
記載するメタクリル、ポリビニルアルコール
(PVA)、ナイロン、線状低密度ポリエチレン
(LLDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE)、高密
度ポリエチレン(HDPE)、ポリプロピレン
(PP)、エチレンビニルアセテート(EVA)及び
塩化ビニル樹脂(PVC)等の各種樹脂フイルム
の屈折率に近似している。
細には、新規な非晶質シリカ・アルミナ系球状粒
子を含有し且つ該粒子や他の配合成分の樹脂中へ
の分散性を向上させた樹脂配合剤組成物に関す
る。 (従来の技術) 球状の非晶質シリカやアルミナ系の球状粒子
は、種々の重合体フイルムやその他の樹脂乃至ゴ
ム等に対する充填剤、化粧料に対する充填剤、香
料や薬品類に対する支持担体、クロマトグラフイ
用充填剤等の用途に広く使用されている。 このシリカ・アルミナ球状粒子は、シリカ−ア
ルミナゾルをスプレーし或いはそのスプレーを気
流と衝突させる方法、有機金属化合物の加水分解
による方法や立方体乃至球体の粒子形態を有する
結晶性ゼオライトを、その結晶構造が実質的に破
壊されるがその粒子形態が実質上損なわれない条
件下に酸で中和して、該ゼオライト中のアルカリ
金属分を除去することにより製造する方法が知ら
れている。 特開昭62−62842号公報には、上記酸処理によ
る非晶質アルミノシリケートを脂肪酸アミド及び
帯電防止剤と共にポリエチレンに配合したポリエ
チレン樹脂組成物が記載されている。 (発明が解決しようとする問題点) 本発明者等は、先にP型ゼオライトを周期律表
第族元素の如き、特定の2価金属種でイオン交
換した後これを焼成すると、このイオン交換ゼオ
ライトは容易に非晶質化すること;このイオン交
換により粒子は強アルカリから弱アルカリへ移行
すると共に、焼成によるゼオライトの非晶質化に
より吸湿性を大幅に低減させ得ること;及び2価
金属種を選択することにより樹脂等への配合に適
した屈折率を設定し調節することが可能となるこ
とを提案した(特許出願中)。 本発明者は、この非晶質シリカ・アルミナ系球
状粒子を有機配合剤と共に、球状化して、樹脂用
配合剤組成物とするときには、この球状粒子の樹
脂中への分散性も著しく向上すると共に、有機配
合剤の樹脂中への分散性も向上し、加工中におけ
るプレートアウト等の問題も解消し得ることを見
出した。 即ち、本発明の目的は、新規な形状及び特性の
非晶質シリカ・アルミナ系球状粒子及び有機配合
剤を含有し且つ該球状粒子の樹脂中への分散性と
共に有機配合剤の樹脂中への分散性も向上した配
合剤組成物を提供するにある。 (問題点を解決するための手段) 本発明によれば、下記式、 mMO・nNa2O・pSiO2・Al2O3・qH2O …(1) 式中、Mは2価金属の1種又は2種以上から成
る金属であり、m+nは1.1±0.2の数であつて、
m:nの比は10:0乃至1:9の範囲内にあり、
pは4±1.5の数であり、qは0.5以下の数であ
る、 の化学組成を有し、X線回折学的に実質上非晶質
であり、個々の粒子が全体として明確な球状形状
とギザギザの表面とを有し、且つRH90%、室温
及び48時間の条件で13%以下の吸湿量と1.48乃至
1.61の屈折率とを有する非晶質シリカ・アルミナ
系球状粒子或いは該非晶質シリカ・アルミナ系球
状粒子と他の充填剤及び顔料の少なくとも1種と
の組合せを無機成分として含有し、可塑性、滑
剤、帯電防止剤、防曇剤、紫外線吸収剤、酸化防
止剤及び低融点樹脂の少なくとも1種を有機成分
として含有し、且つ前記無機成分は有機成分を介
して結着されて粉粒体を形成していることを特徴
とする樹脂用配合剤組成物が提供される。 (作用) P型ゼオライトは、種々のゼオライトの内でも
例外的に、そのナトリウムイオンを2価の金属イ
オンでイオン交換し、次いで焼成すると、容易に
非晶質化を生じ、この非晶質化に伴い、吸湿性を
低いレベルに抑制し得るという特徴を有する。 原料P型ゼオライトは、その分子構造中にナト
リウム分を含有することから、その5%水性分散
液は、11にも達する高いpHを示すように高いア
ルカリ性であるが、このナトリウム分を2価金属
イオンでイオン交換することにより、同様の水性
分散液は7乃至9のpHを示すにすぎなく、弱ア
ルカリ性のものに改質されていることが明らかと
なる。このため、本願発明に用いる非晶質シリ
カ・アルミナ粒子は、各種樹脂等に配合したと
き、樹脂等を劣化させる傾向が著しく少なく、配
合樹脂組成物等の安定性が顕著に向上する。この
傾向はポリエステル、ポリアミド等の加水分解傾
向を有する樹脂に配合する充填剤の用途において
特に有利なものである。 次に、本発明に用いる非晶質シリカ・アルミナ
球状粒子は、吸湿性が従来のゼオライトや従来の
非晶質シリカ・アルミナ填剤に比して小さい値に
抑制されていることが第二の特徴である。従来の
非晶質シリカ・アルミナの吸湿性はそれが有する
高い表面活性によるものであり、また従来のゼオ
ライトの吸湿性は、テクトアルミノケイ酸塩が本
質的に有するゼオライト細孔によるものがある
が、本発明に用いる非晶質シリカ・アルミナ球状
粒子が低い吸湿性しか示さないのは、イオン交換
と焼成とによりテクトアルミノケイ酸塩の結晶構
造の破壊が表面積の増大を伴うことなしに、前述
した細孔の閉塞とともに行われるためと思われ
る。 本発明に用いる非晶質シリカ・アルミナ球状粒
子は、ナトリウム分が2価金属分でイオン交換さ
れていることに関連して、1.48乃至1.55、特に
1.49乃至1.61と高屈折側に移行していることが第
三の特徴である。原料として用いるP型ゼオライ
トは、一般に1.48以下の屈折率を示すにすぎない
のに対して、これをイオン交換することにより、
非晶質の形でありながら、屈折率を高め配合する
樹脂の屈折率に適合した屈折率とすることが可能
となる。また、上記屈折率の範囲内でも、2価金
属の種類を選ぶことにより、所定の屈折率への調
節も容易に行なわれる。 本発明に用いる非晶質シリカ・アルミナは個々
の粒子が全体として明確な球状形状とギザギザの
表面とを有することも特徴である。 添付図面第1図は、本発明に用いる非晶質シリ
カ・アルミナ球状粒子の電子顕微鏡写真(倍率
10000倍)であり、第2図は比較のために示した
P−型ゼオライト粒子(原料として用いたものの
電子顕微鏡写真(10000倍))である。 これらの電子顕微鏡写真から、上記非晶質シリ
カ・アルミナ系球状粒子は、P−型ゼオライトと
同様に、全体としての形状が真球に近い球状の形
態でありながら、梨子状の表面の有するという驚
異的な特徴が明確となる。 而して、用いる非晶質シリカ・アルミナ球状粒
子が真球に近い球状の形態を有しているというこ
とは、粉粒体として良好な流動性、大きな嵩密度
等の特性を有しており、しかも樹脂等に対して優
れた分散性を有しているという事実を物語つてい
る。 また粒子表面が梨子状、即ち、ギザギザ状とな
つているということは、この粒子を有機配合剤と
組合わせたとき、界面的特性が極めて特異なもの
となることを意味している。事実、本発明による
配合剤組成物を樹脂中に配合するときには、球状
粒子の分散性のみならず、ブリード性の強い有機
配合剤でも樹脂中への分散性が向上することがわ
かつた。これは、本発明の組成物では、球状粒子
を有機配合剤で結着させて粉粒体としているが、
ギザギザ状の表面が分散媒としても作用する有機
配合剤を保持しているため、球状粒子の樹脂への
分散性が向上すると共に、有機配合剤もこの球状
粒子につられて樹脂中へよく分散するのである。 また、本発明の組成物を樹脂に配合し成形した
とき、樹脂と粒子がギザギザ状の表面を介して相
互に噛み合つているため、このフイルムを延伸操
作等に賦した場合にも、ボイド等の形成が少なく
なり、特にこの粒子を表面処理した場合にその効
果は顕著となる。しかも後述するように本発明の
粒子屈折率が各種の樹脂フイルムの屈折率に近似
することから、透明性等に優れたフイルムを与え
ることになる。 第3図は、第1図の非晶質シリカアルミナ球状
粒子のX−回線折像(Cu−α)及び第4図は、
第2図のP−型ゼオライト粒子のX−線回折像を
示すが、これらのX−線回折像から、本発明に用
いるシリカ・アルミナ球状粒子は、P−型ゼオラ
イト粒子と同様の粒子形状を有するが、X−線回
折学的に非晶質である点において全く相違するこ
とが明らかである。 (発明の好適態様) 非晶質シリカ・アルミナ系球状粒子 本発明に用いる非晶質シリカ・アルミナ球状粒
子を製造するに際しては、先ずP型ゼオライトに
特有のX−線回折像を有し且つ個々の粒子が全体
として明確な球状形状の梨子状の表面とを有する
ゼオライト粒子を製造する。 かかる粒子形状のP型ゼオライトは、ケイ酸ナ
トリウムまたは活性ケイ酸ゲル、シリカゾル、メ
タカオリン、アルミン酸ナトリウム、アルミナゾ
ル及び水酸化ナトリウムを下記条件を満足するよ
うに混合してアルミノケイ酸アルカリのゲルを生
成させ、このゲルを均質化した後、80乃至200℃
の温度で常圧もしくは水熱条件下で結晶化を行う
ことにより製造される。 配合組成 成分比 モル数 好適モル比 Na2O/SiO2 0.2〜8 0.5〜2.0 SiO2/Al2O3 3〜20 4〜10 H2O/Na2O 20〜200 30〜100 生成したゼオライトは、水洗い、更に所定の粒
度への分級操作を行なつた後、次のイオン交換処
理行程を行う。 原料P型ゼオライトの化学組成の一例を示すと
次の通りである。 KNa2O・pSiO2・Al2O3・q′H2O …(2) 式中、kは1.1±0.2の数であり、Pは4±1.5の
数であり、q′は1.0以下の数である。 イオン交換に用いる2価金属としては、周期律
表第族金属、Ca、Mg、Zn、Ba又はSrが、白
色性の点で有利に使用されるが、それ以外に、
Cu、Sn、Fe、Ni、Cr等の他の金属を用いること
ができる。イオン交換に際しては、これらの金属
の水溶性塩、例えば塩化物、硝酸塩、硫酸塩等の
水溶液を使用し、金属塩溶液とP型ゼオライトと
を接触させることにより行われる。 イオン交換処理は、金属塩水溶液とP型ゼオラ
イトとを水性スラリーの状態で攪拌処理する方法
や、P型ゼオライトを固定床又は流動床で金属塩
水溶液と接触させる方法が採用され、この接触は
一段式にも或は多段式にも行われ、また連続式に
も回分式にも行われる。 イオン交換の条件は、P型ゼオライト中のNa2
O分の少なくとも10モル%以上、特に30モル%以
上がMO(Mは2価金属である)で置換されるも
のである。このために、処理系における金属塩水
溶液としては、P型ゼオライト中のNa2O分当り
0.5モル倍以上、特に1.0モル倍以上の金属塩を使
用し、一般に初期濃度が10乃至40重量%、特に20
乃至50重量%の塩水溶液と接触させるのがよい。
接触時の温度は20乃至100℃、特に30乃至70℃の
範囲が適当であり、当然のことながら、高温の方
が交換処理が短縮される。接触時間は、温度や交
換率によつても相違するが、0.5乃至3時間の範
囲がよい。 処理後の交換ゼオライトを固−液分離し、水洗
し必要により乾燥或いは解砕等を行なつた後、次
の焼成行程を行う。 イオン交換後のゼオライトを焼成する。焼成条
件は、イオン交換ゼオライトが実質上非晶質化す
るようなものであり、この温度は、交換率や金属
種によつても相違するが、一般に200乃至700℃、
特に300乃至500℃の範囲である。一般に、用いる
金属種が重くなると、比較的低い温度でも非晶質
化が生じるようになる。 非晶質化のための焼成は、固定床、移動床、或
いは流動床で行うことができ、処理時間は0.5乃
至5時間での範囲で十分である。 焼成後の製品は、解砕乃至粉砕し、必要により
分級して本発明の製品とする。 本発明に用いる非晶質シリカ・アルミナ球状粒
子は、各粒子の各々が真球に近い明確な球状であ
つて、粒子表面が梨子状となつているとともに、
好適には一次粒径(電子顕微鏡写真法による粒
径)が0.2〜30μm以下、特に0.3乃至10μmの範囲
にある。 即ち各粒子は、一般的に言つて下記式、 A=√r1・r2/r1 …(3) 式中、r1は前記粒子の電子顕微鏡写真輪郭の外
接円半径を表わし、r2はその内接円半径を表わ
す、 で定義される真円度Aが0.90乃至1.0、特に0.95乃
至1.0の範囲にあり、又下記式、 B=△t/r1×100 …(4) 式中、△tは前記粒子の電子顕微鏡写真の輪郭
におけるギザギザ状凹凸の径方向の山と谷との間
の深さを表わし、r1は前述した意味を有する、 で定義されるギザギザ度Bが1乃至10%、特に
1.5乃至5%の範囲内にある。 即ちこの真円度Aは、粒子の真球状の程度を示
す指数であり、ギザギザ度Bは粒子表面の梨子状
の度合を示す指数である。 従つて、真円度Aが前記範囲内にあることは、
各粒子が極めて真球に近いものであることを示
し、これによつて粉粒体としての良好な流動性、
大きな嵩密度、及び樹脂等に対する優れた流動
性、大きな嵩密度、及び樹脂等に対する優れた分
散性といる特性が発揮される。 またギザギザ度Bが上記範囲内となるような梨
子状表面を有していることにより、該粒子を樹脂
に配合して延伸フイルムを形成した場合に、フイ
ツシユ・アイが少なく、特に表面処理を施した場
合には、ボイド等の形成が少なくなつて透明性に
優れたフイルムが得られ、更に該粒子は担体とし
ての担持能力に優れたものとなる。 ギザギザ度Bが上記範囲よりも小さな場合には
上述した樹脂とのなじみ性が低下する傾向にあ
り、一方ギザギザ度Bを上記範囲よりも大きくす
ることは、粒子自体の強度が低下したり、或いは
これと接する装置等の摩耗傾向が増大するため好
ましくない。 更に、非晶質シリカ・アルミナ系粒子の一次粒
径が30μmを超えると樹脂充填剤としての用途に
不適当となり、一方0.2μmよりも小さいと二次凝
集傾向が生ずるのであまり好ましくない。 このシリカ・アルミナ系粒子では、上述した通
り、製造過程においてアルミナ分のロスを生じな
いことから、SiO2/Al2O3のモル比が出発原料の
P型ゼオライトとほぼ同一の範囲にあり、一般に
2.5乃至4.5、特に3乃至4.5の範囲にある。また、
非晶質化と高屈折率化とのためには2価金属交換
率(m/m+n)は20%以上、特に40%以上でなけ ればならない。 本発明に用いる非晶質シリカ・アルミナ系粒子
の屈折率は、1.48乃至1.61の範囲にあり第A表に
記載するメタクリル、ポリビニルアルコール
(PVA)、ナイロン、線状低密度ポリエチレン
(LLDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE)、高密
度ポリエチレン(HDPE)、ポリプロピレン
(PP)、エチレンビニルアセテート(EVA)及び
塩化ビニル樹脂(PVC)等の各種樹脂フイルム
の屈折率に近似している。
【表】
更に、この非晶質シリカ・アルミナ球状粒子
は、BET比表面積が50m2/g以下と小さく、表
面活性が小さく、雰囲気中での影響が小さい。ま
た、この球状粒子の内、2価金属種のものは、ハ
ンター反射法による白色度が95%以上と白色度に
優れている。 本発明に用いる非晶質シリカ・アルミナ粒子
は、その表面を無機酸化物、例えば酸化チタン、
酸化ケイ素、酸化ジルコニウム、酸化亜鉛、酸化
バリウム、酸化マグネシウム、酸化カルシウ
ム、;シラン系、チタニウム系或いはジルコニウ
ム系のカツプリング剤で被覆し或いは表面処理し
ておくことができる。 他の無機配合剤 本発明においては、前述した非晶質シリカ・ア
ルミナ系球状粒子を単独で無機成分として用いる
こともできるし、他の充填剤や顔料と組合せて無
機成分として用いることもできる。組合せで使用
する無機成分としては、アルミナ、アタパルガイ
ド、カオリン、カーボンブラツク、グラフアイ
と、微粉ケイ酸、ケイ酸カルシウム、ケイソウ
土、酸化マグネシウム、水酸化マグネシウム、水
酸化アルミニウム、スレート粉、セリサイト、フ
リント、炭酸カルシウム、タルク、長石粉、二硫
化モリブデン、バライト、ひる石、ホワイテイン
グ、マイカ、ろう石クレイ、石こう、炭化ケイ
素、ジルコン、ガラスビーズ、シラスバルーン、
アスベスト、ガラス繊維、カーボン繊維、ロツク
ウール、スラグウール、ボロンウスイカ、ステン
レススチール繊維、チタン白、亜鉛華、ベンガ
ラ、鉄黒、黄色酸化鉄、チタンエロー、酸化クロ
ムグリーン、群青、紺青等が挙げられる。 本発明においては、全無機成分の少なくとも60
重量%、特に80重量%以上を非晶質シリカ・アル
ミナ系球状粒子が占めていることが望ましい。 有機成分 本発明に用いる有機成分としては、可塑剤、滑
剤、帯電防止剤、防曇剤、紫外線防止剤、酸化防
止剤、及び低融点樹脂等があり、これらの少なく
とも1種を有機成分として含有させ、且つ前記無
機成分は有機成分を介して結着されて粉粒体を形
成させるものであり、これらの有用な成分を樹脂
に添加するに際しては、その用途、樹脂の種類、
成型方法等によつて使い分けられており、それぞ
れについて以下に例示する。 a 滑剤及び帯電防止剤、 プロピレンの単独重合体又はプロピレンとエチ
レン、ブチレン−1、ヘキセン−1、4−メチル
ペンテン−1、オクテン−1とのいずれか少なく
とも1種以上との共重合体フイルム樹脂組成物
に、透明性、スリツプ性、耐プロツキング性、及
び帯電防止性を向上させる目的で、下記する滑剤
及び帯電防止剤である有機成分を含む本発明によ
る該組成物粉粒体が用いられる。 本発明で使用する滑剤、帯電防止剤は一般にポ
リオレフインフイルムに使用されるもの全てが適
用可能である。すなわち、滑剤は(イ)流動パラフイ
ン、天然または合成パラフイン、マイクロワツク
ス、ポリエチレンワツクス、塩素化ポリエチレン
ワツクス等の炭化水素系のもの、(ロ)ステアリン
酸、ラウリン酸等の脂肪酸系のもの、(ハ)ステアリ
ン酸アミド、パルミチン酸アミド、オレイン酸ア
ミド、エルカ酸アミド、メチレンビスステアロア
ミド、エチレンビスステアロアミド等の脂肪酸モ
ノアミド系またはビスアミド系のもの、(ニ)ブチル
ステアレート、硬化ヒマシ油、エチレングリコー
ルモノステアレート等のエステル系のもの、(ホ)セ
チルアルコール、ステアリルアルコール等のアル
コール系のもの、(ヘ)ステアリン酸鉛、ステアリン
酸カルシウム等の金属石ケンおよび(ト)それらの混
合系が一般に用いられるが、特に脂肪酸モノアミ
ド系またはビスアミド系が好ましい。 一方、帯電防止剤としては、(イ)第一級アミン
塩、第三級アミン、第四級アンモニウム化合物、
ピリジン誘導体等のカチオン系のもの、(ロ)硫酸化
油、石ケン、硫酸化エステル油、硫酸化アミド
油、オレフインの硫酸エステル塩類、脂肪アルコ
ール硫酸エステル塩、アルキル硫酸エステル塩、
脂肪酸エチルスルホン酸塩、マルキルナフタレン
スルホン酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、
コハク酸エステルスルホン酸塩、リン酸エステル
塩等のアニオン系のもの、(ハ)多価アルコールの部
分的脂肪酸エステル、脂肪アルコールのエチレン
オキサイド付加物、脂肪酸のエチレンオキサイド
付加物、脂肪アミノまたは脂肪酸アミドのエチレ
ンオキサイド付加物、アルキルフエノールのエチ
レンオキサイド付加物、アルキルナフトールのエ
チレンオキサイド付加物、多価アルコールの部分
的脂肪酸エステルのエチレンオキサイド付加物、
ポリエチレングリコール等の非イオン系のもの、
(ニ)カルボン酸誘導体、イミダゾリン誘導体等の両
性系のものが一般に使用可能であるが、特に非イ
オン系、中でもポリオキシエチレンアルキルアミ
ンやポリオキシエチレンアルキルアミドないしそ
れらの脂肪酸エステル、グリセリンの脂肪酸エス
テル等が好ましい。 本発明においては、樹脂100重量部に0.06乃至
10重量部、好ましくは0.14乃至5重量部で該配合
剤組成物粉粒体が用いられることが望ましい。 b 防曇剤 透明性、ヒートシール性、優れた機械的特性を
有する直鎖状低密度ポリエチレンフイルム組成物
に、透明性、耐ブロツキング性等を損なわずに特
に農業用フイルムとして防曇性を向上させる目的
で、有機成分として下記する防曇剤又は滑剤とし
ての脂肪酸アミドをも含む本発明による該組成物
粉粒体が用いられる。 本発明で使用する防曇剤としては、ステアリン
酸、モノグリセライド、オレイン酸モノグリセラ
イド、ポリグリセリンオレイン酸エステル、ソル
ビタンモノラウレート、ソルビタンモノパルミテ
ート、ソルビタンモノステアレート及びソルビタ
ンモノオレートなどが挙げられる。 本発明においては、樹脂100重量部に、オレイ
ン酸アミド、ステアリン酸アミド、ベヘニン酸ア
ミドなどに代表される脂肪酸アミドと防曇剤とが
重量比で1:1乃至1:3の配合比で含む該組成
物粉粒体を0.06乃至10重量部、好ましくは0.8乃
至5重量部で用いられるのが望ましい。 c 熱劣化及び酸化防止剤 更にまた、特に高温加工時の熱劣化を防止する
ため直鎖状低密度ポリエチレンに、下記するリン
化合物及びフエノール系酸化防止剤又は脂肪酸ア
ミドから成る有機成分を含む本発明による該組成
物粉粒体が用いられる。 本発明に用いるリン化合物はホスフアイト、ホ
スホナイトおよびホスホン酸誘導体の中から選ば
れた少なくとも1種のものである。 ここでホスフアイトとしては様々なものが挙げ
られ、例えばトリフエニルホスフアイト;ジフエ
ニルホスフアイト;ジデシルフエニルホスフアイ
ト;トリデシルホスフアイト;トリオクチルホス
フアイト;トリドデシルホスフアイト;トリオク
タデシルホスフアイト;トリノニルフエニルホス
フアイト;トリドデシルトリチオホスフアイト;
ジステアリルペンタエリスリトールジホスフアイ
ト;4,4′−ブチリデンビス(3−メチル−6−
t−ブチルフエニルジトリデシル)ホスフアイ
ト;トリス(2,4ジ−t−ブチルフエニル)ホ
スフアイト;ビス(2,4ジ−t−ブチルフエニ
ル)ペンタエリスリトールジホスフアイトなどの
他、炭素数12〜15のアルキル基を有する4,4′−
イソプロピリデンジフエニルテトラアルキルジホ
スフアイトなどを挙げることができる。 また、ホスホナイトとしては例えばテトラキス
(2,4−ジアルキルフエニル)−4,4′−ビフエ
ニレンジホスホナイトなどを挙げることができ
る。なおここでアルキル基は炭素数1〜30のもの
である。これらの中でも特にテトラキス(2,4
−ジ−t−ブチルフエニル)−4,4′−ビフエニ
レンジホスホナイトが好ましい。 さらに、ホスホン酸誘導体として4−ヒドロキ
シ−3,5−ジ−t−ブチルベンジルホスホン
酸;0−エチル−(4−ヒドロキシ−3,5−ジ
−t−ブチルベンジル)ホスホン酸;0−(2−
エチルヘキシル)−(4−ヒドロキシ−3,5−ジ
−t−ブチルベンジル)ホスホン酸;0−エチル
−(4−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−ブチルベ
ンジル)ホスホン酸;0−エチル−(4−ヒドロ
キシ−3,5−t−ブチルベンジル)ホスホン酸
のカルシウム塩などを挙げることができる。 上記成分のリン化合物は樹脂100重量部に対し
て0.01〜1.0重量部の割合で配合する。 本発明におけるフエノール系酸化防止剤は、分
子量が400以上、好ましくは400〜5000のものであ
る。ここで分子量400未満のフエノール系酸化防
止剤を配合すると、高温加工時における黄色度が
増加し、品質の低下を惹き起こすので好ましくな
い。分子量が400以上のフエノール系酸化防止剤
としては様々のものが挙げられ、例えばオクタデ
シル3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロ
キシフエニル)プロピオネート;ペンタエリスチ
リルーテトラキス〔3−(3,5−ジ−t−ブチ
ル−4−ヒドロキシフエニル)プロピオネート;
1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベン
ジル)ベンゼン;1,3,5−トリス−〔エチレ
ン−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロ
キシフエニル)プロピオネート〕−s−トリアジ
ン−2,4,6−(1H,3H,5H)トリオン;
1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキ
シ−5−t−ブチルフエノールブタン;4,4′−
メチレン−ビス(2,6−ジ−t−ブチルフエノ
ール);ヘキサメチレングリコール−ビス〔β−
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフエ
ノール)プロピオネート〕6−(4−ヒドロキシ
−3,5−ジ−t−ブチルアニリノ)−2,4−
ビス−オクチル−チオ−1,3,5−トリアゾー
ル;2,2′−チオ〔ジエチル−ビス−3(3,5
−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフエノール)
プロピオネート〕;2,2′−メチレン−ビス(4
−メチル−6−t−ノニルフエノール)などを挙
げることができ、これらを単独で若しくは混合し
て用いることができる。 該フエノール系酸化防止剤の配合割合は樹脂
100重量部に対して0.01〜1.0重量部である。 本発明においては、樹脂100重量部に、リン化
合物とフエノール系酸化防止剤とが0.5:1乃至
1:1の配合比で含む該組成物粉粒体を0.01乃至
10重量部、好ましくは0.05乃至5重量部で用いら
れるのが望ましい。 d 有機過酸化物及び低融点樹脂 更にまた、本発明に用いる有機成分として、樹
脂と無機充填剤粉末との相容性を向上させる目的
で用いられ、例えばジクミルパーオキサイド、ラ
ウロイルパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサ
イド等に代表される有機過酸化物を脂肪酸アミド
であるオレイン酸アミド、ラウリン酸アミド、ス
テアリン酸アミドとの併用で含む該組成物粉粒体
として用いることによつて、有機過酸化物は、樹
脂を加熱混練する際に加え、高分子に架橋を生じ
させるためのもので、それゆえ、反応性が温和な
もの程、均一に架橋が生ずることになる。 また同様に樹脂と無機充填剤粉末との相容性を
向上させる目的で、低融点樹脂のテルペン樹脂、
石油樹脂及び主成分がアビエチン酸及びデキスト
ロピマール酸とするロジン等を含む該組成物粉粒
体が用いられる。 本発明においては、前者は飽和線上ポリエステ
ル樹脂において、非晶質シリカ・アルミナ系球状
粒子当り0.1乃至30重量%の有機過酸化物を含む
該組成物粉粒体を用いることが出来る。 また後者はポリプロピレン系樹脂の延伸ポリプ
ロピレンフイルムにおいて、該球状粒子当り10乃
至100重量%のテルペン樹脂等を含む該組成物粉
粒体を樹脂100重量部に、0.3乃至8重量部で用い
ることが出来る。 e 可塑剤及び紫外線吸収剤 また本発明においては、常温で固体である下記
する可塑剤や紫外線吸収剤が有機成分中とし使用
される。 可塑剤として、ブチルステアレート、P−トル
エンサルフオアマイド、D−ニトロビフエニー
ル、ジシクロヘキシル・フタレート、ジエチレ
ン・グリコール・ジゾンベエート、トリフエニー
ルホスフエート、 紫外線吸収剤として、2−ヒドロキシ−4−メ
トキシベンゾフエノン、2,2′−ジヒドロキシ−
4−メトキシベンゾフエノン、2−ヒドロキシ−
4−オクトキシベンゾフエニン、2,4−ジヒド
ロキシベンゾフエノン、レゾルシノールモノベン
ゾエート、2(2′−ヒドロキシ−5−メチルフエ
ニル)ベンゾトリアゾール、置換ベンゾトリアゾ
ール、エチル−2−シアノ−3,3−ジフエニル
アクリレート、フエニルサリチレート、4−t−
ブチルフエニルサリチレート、p−オクチルフエ
ニルサリチレート、Ni−ビスオクチルフエニル
スルフイド、〔2,2′−チオビス(4−t−オク
チルフエノラト)〕−n−ブチルアミンNi等を挙
げることができる。 f その他の結合媒質 更にまた、有機成分が前記無機成分の結合媒質
として作用する限りにおいて、下記ののワツクス
類や低融点樹脂類が使用される。 (1) 脂肪酸及びその金属塩 高級脂肪酸 動物または植物油脂から得られた脂肪酸および
それらの脂肪酸を水素添加しれもので、炭素数が
8〜22のもの 高級脂肪酸金属塩 上記脂肪酸のアルカリ金属塩、アルカリ土類金
属塩、Zn塩、Al塩 (2) アマイド、アミン 高級脂肪酸アマイド エルカ酸アミド オレイルパルミトアマイド ステアリルエルカミド 2−ステアロミドエチルステアレート エチレンビス脂肪酸アマイド N,N′−オレオイルステアリルエチレンジア
ミン ジエチルトルアミド N,N′−ビス(2ヒドロキシエチル)アルキ
ル(C12〜C18)アマイド N,N′−ビス(ヒドロキシエチル)ラウロア
マイド N−アルキル(C10〜C18)トリメチレンジアミ
ンと反応したオレイン酸 脂肪酸ジエタノールアミン ジ−(ヒドロキシエチル)ジエチレントリアミ
ンモノアセテートのジステアリン酸エステル (3) 一価、多寡アルコールの脂肪酸エステル ステアリン酸n−ブチル 水添ロジンメチルエステル セバチン酸ジブチル〈n−ブチル〉 セバチン酸ジオクチル 〈2−エチルヘキシル、n−オクチル共〉 グリセリン脂肪酸エステル ペンタエリスリトールテトラステアレート ポリエチレングリコール脂肪酸エステル ポリエチレングリコールジステアレート ポリエチレングリコールジラウレート ポリエチレングリコールジオレエート ポリエチレングリコールヤシ脂肪酸ジエステル ポリエチレングリコールトール油脂肪酸ジエス
テル エタンジオールモンタン酸ジエステル 1,3ブタンジオールモンタン酸ジエステル ジエチレングリコールステアリン酸ジエステル プロピレングリコール脂肪酸ジエステル トリグリセライドワツクス 水添食用油脂 12−ヒドロオキシステアリン酸のグリセリンエ
ステル スパームアセチワツクス モンタンワツクス カルナバワツクス 密蝋 木蝋 一価脂肪酸アルコールと脂肪酸飽和酸エステル 〈例:硬化鯨油ラウリルステアレート、ステア
リルステアレート〉 ラノリン ポリエチレンワツクス ポリプロピレンワツクス 酸化ポリエチレンワツクス 酸変性ポリオレフインワツクス エポキシ変性ポリエチレンワツクス 石油系ワツクス これらのワツクス類のうちでも、ワツクス類1
グラム当り、カルボン酸、カルボン酸無水物、カ
ルボン酸塩、カルボン酸エステル、カルボン酸ア
ミド、ケトン、エーテル、水酸基等の極性基を
0.1乃至20ミリモル、特に0.5乃至10ミリモルの濃
度で含有し且つ炭素数10以上、特に炭素数12以上
の少なくとも1個の長鎖アルキレン鎖を分子内に
含むワツクス類が好ましい。 低融点樹脂としては、融点或いは軟化点が40乃
至200℃、特に70乃至160℃である各種樹脂、例え
ば、エポキシ樹脂、キシレン−ホルムアルデヒド
樹脂、スチレン系樹脂、クロマン−インデン樹
脂、その他の石油樹脂、アルキツド樹脂、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸
エステル共重合体、低融点アクリル樹脂、ポリビ
ニルプチラール、低融点コポリアミド、低融点コ
ポリエステル等を挙げることができる。 これらのワツクス類及び低融点樹脂は、単独或
いは2種以上の組合せで使用できる。 また本発明においては、前記の有機成分の他
に、防虫剤、防虫忌避剤、賦臭剤、防菌剤、香
料、薬効成分等も使用することができる。 該組成物粉粒体の製法 本発明の配合剤組成物を製法するには、本発明
による非晶質シリカ・アルミナ球状粒子或いは更
に他の無機充填剤を含む全無機成分(以下単に充
填剤と呼ぶ)と、全無機成分当り3乃至30重量
%、特に5乃至15重量%の有機成分とを下記する
特開昭64−36632公報に記載する方法である摩砕
条件下に混合する。 上述した充填剤粉末と有機成分との摩砕条件下
での混合は種々の方式で行うことができる。例え
ば、湿式摩砕混合では、充填剤粉末と有機成分と
を溶剤の存在下に摩砕下に混合し、また軟式摩砕
混合では、充填剤粉末と有機成分の粉末とを、溶
媒等の不存在下に乾式で摩砕下に混合する。 これら何れの場合にも、充填剤粉末が一次粒子
に解されるように摩砕することが重要であり、こ
の目的には、擂漬機、サンドグラインダーミル、
アトライター。高速剪断攪拌機、東京アトマイザ
ー、奈良式粉砕機、円板振動ミル、振動ボールミ
ル、回転ボールミル、スーパーミキサー等或いは
これらの組合せが使用される。これらの摩砕混合
機においては、充填剤粉末が一次粒子に解される
と同時に、有機成分による表面処理が行われるよ
うになる。 前者の湿式摩砕混合処理では、溶媒中に有機成
分を溶解乃至は分散させ、この液中に充填剤粉末
を分散させてスラリーを形成し、このスリラーを
前述した摩砕混合機に供給して、良く摩砕混合を
行い、次いで混合乃至攪拌条件下に溶媒を留出さ
せて表面処理粉末を得る。 溶媒としては、充填剤粉子の凝集を防止する点
で非極性溶媒を用いるのがよく、有機成分を部分
的乃至は完全に溶解するものが好ましく、かかる
見地から、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳
香族溶媒、n−ヘキサン、n−ヘプタン、ブタン
等の脂肪族溶媒、シクロヘキサン等の脂環族溶媒
等が使用されるが、本発明に使用可能な溶媒は、
勿論これに限定されない。この場合、溶媒の使用
量は、充填剤粉末100重量部当り15乃至150重量部
の範囲とすることができる。 一方、後者の乾式摩砕混合処理では、計量した
粉末充填剤と有機成分の粉末とを、前記摩砕混合
機に通し、有機成分の融点よりも低い温度で摩砕
混合を行つた後、該混合機より取り出す。 摩砕混合の程度は、摩砕の強さによつても相違
するので、一概に規定することが困難であるが、
既に述べた如く、その界面的特性や、分散性や流
動性或いは粒度特性を試験することで、その表面
処理の程度を評価できるので、用いる混合機の種
類に応じて、その処理時間を定めればよい。 なお、一般に摩砕混合が進行するにつれて(1)粒
径分布が小径方向に偏よる、(2)平均粒径が小径側
へ移行する、(3)撥水性が増大する、(4)安息角が小
さくなる、(5)樹脂への分散性が著しく向上する、
(6)X−線回折強度には殆んど変化が認められない
という事実から摩砕混合の程度を知ることができ
る。 前述した湿式摩砕混合は、一次粒子への結着媒
質の被覆が完全なものとなり易いという利点を有
する反面、溶媒の使用によるコストの増大及び混
合後に溶媒の除去を必要とするという問題があ
り、また溶媒の除去加熱時に一次粒子が凝結する
傾向があるという問題もある。乾式摩砕混合は、
被覆の形成がやや不完全なものとなる傾向がある
が、処理の簡便さという面では利点も多い。 このように表面処理された粉末を有機固体結合
媒質の融点以上の温度で平均粒径0.05乃至3.0mm、
特に0.1乃至1.0mmとなるように造粒する。 混合物は粉体の形で使用することもでき、また
造粒することもできる。造粒には、それ自体公知
の種々の造粒手段を用い得るが、表面処理粉末に
はかなり少数の有機成分しか含まれていないこと
から、転動造粒法が特に有利に使用される。転動
造粒には、通常の転動造粒が使用され他に、ヘン
シエルミキサーやスーパーミキサーの如きミキサ
ー型造粒機が使用される。前者の装置では機壁が
移動し、後者の装置では粉末が移動するが、粉末
と機壁との相対的移動により造粒が行なわれると
いう点では軌を一にしている。 この造粒を、有機成分の融点以上の温度で行う
ことが有利な場合もあり、これにより粒状物への
歩留りが著しく向上する。 生成する粒状物と未粒状化の粉末との間に全く
組成上の差異がないため、粒状化工程で生成する
所定粒度の粒状物を篩分けにより回収し、一方未
粒状化の粉末はこれを造粒機中に循環して、最終
的には全ての原料を粒状物として回収することも
できる。 更に、本発明の配合剤組成物とするには、該非
晶質シリカ・アルミナ球状粒子及び/又は他の無
機充填剤を含む全無機成分と、全無機成分当り5
乃至90重量倍、特に10乃至80重量倍の有機成分と
を下記する特開昭64−36631号公報に記載する方
法に準拠し、均一に混合する。 有機成分の量が上記範囲より少ない場合には、
有機結合媒質が連続相となり、個々の充填剤粒子
が一次粒子の形で分散した分散構造を形成させる
ことが一般に困難となり、又えられる球状粒子の
機械的強度も低くなる傾向がある。 一方、有機結合媒質の量を上記範囲よりも多く
することは、フイルム形成用樹脂中に必要以外の
成分を多量に配合することによるブリードアウ
ト、透明性低下等の悪影響がある。 両者の混合は、ヘンシエルミキサー、スーパー
ミキサー、ボールミル、アトマイザー等の粉砕型
混合機によつて行うことができる。この粉砕混合
物を、ニーダー等の溶融混練機内で溶融混練し、
ノズルより押出して噴霧造粒するか、或いは回転
円盤上に滴下して造粒するデイスク造粒法により
球状粒子に造粒する。 得られる球状粒子は、必要により篩分けして平
均粒径が0.05乃至3mm、特に0.1乃至1.5mmの配合
剤組成物とする。 以上のようにして得られた該組成物粉粒体の、
有機成分は、充填剤粒子と成形用樹脂との界面で
の両者の接着性を高め且つ充填剤粒子の樹脂中へ
の分散性を高める作用を行なうと共に、成形用樹
脂に対し、安定剤、滑剤等としての作用をし、更
には帯電防止剤、防曇剤のような機能を賦与させ
ることができると共に、その他必要により炭カ
ル、カオリン、タルク、チタンや他の充填剤等の
1種又は2種以上を配合して、ワンパツケージ配
合剤としての用途に供することもできる。 用 途 本発明の配合剤組成物は、種々の樹脂、例え
ば、ポリプロピレン、ポリエチレン、結晶性プロ
ピレン−エチレン共重合体、イオン架橋オレフイ
ン共重合体等のオレフイン系樹脂;ポリエチレン
テレフタレート、ポリブチレンテレフタコート等
の熱可塑性ポリエステル;6−ナイロン、6,6
−ナイロン、6,8−ナイロン等のポリアミド:
塩化ビニル樹脂、塩化ビニリデン樹脂等の塩素含
有樹脂類;ポリカーボネート;ポリスルホン類;
ポリアセタール等の熱可塑性樹脂に配合して、形
成されるフイルム等の樹脂成形品、スリツプ性乃
至はアンチブロツキング性及び所望の諸特性を与
えるために使用できる。勿論、重合後の樹脂に配
合する代りに、重合前の単量体中に予め配合し
て、重合後の樹脂中に配合剤が含有されるように
してもよい。 このような用途に対して、本発明の充填剤組成
物は、樹脂100重量部当り0.001乃至50重量部、特
に0.01乃至30重量部の量で用いられる。 発明の効果 本発明によれば、樹脂との混合乃至混練時にお
ける摩耗傾向を防止し、樹脂中への均一、かつ一
様に分散する特性を有することから成形樹脂の物
性を著しく向上させ、しかもフイルム成形におい
ては最終フイルムにボイドを発生することなく、
優れた透明性を付与しうるアンチブロツキング用
配合剤組成物及び繊維状成形においても配合剤の
分散性に優れた配合剤組成物が得られる。 (実施例) 実施例 1 下記方法で合成した原料P型ゼオライトを用い
て以下に本発明によるカルシウム型非晶質シリ
カ・アルミナ粒子を調製した。 原料P型ゼオライトの合成 市販試薬の水ガラス(3号ケイ酸ソーダSiO2
27wt%、Na2O9.0wt%)、アルミン酸ナトリウム
(Al2O322.5wt%、Na2O15.5wt%)、カセイソー
ダを用いて下記モル比で全体が16Kgになるように
希ケイ酸ソーダ液と希アルミン酸ナトリウム液を
調製した。 Na2O/SiO2 =0.8 SiO2/Al2O3=8.0 H2O /Na2O =70 次に内容積約25のステンレス製容器中で希ケ
イ酸ソーダ液8.2Kgと希アルミン酸ナトリウム7.8
Kgを攪拌下ゆつくり混合し、全体が均一なアルミ
ノケイ酸アルカリゲルとした。次いでこのアルミ
ノケイ酸アルカリゲルを激しく攪拌しながら90℃
まで昇温させ、その温度で48時間処理をして結晶
化させた。 次いで濾過、水洗して固形分濃度39%のP型ゼ
オライトケーキ約1.8Kgを得た。次にこのケーキ
を濃度20%になるように水を加え十分に分散させ
た後、小型液体サイクロンで数回分級をし本発明
に用いる原料スラリーを得た。 尚この原料の80℃乾燥物(試料No.1−0)の電
子顕微鏡写真を第2図にX線回折図を第4図に示
した。 カルシウム型非晶質シリカ・アルミナ粒子 上記原料スラリーを1のビーカーに500gづ
つ分取しスターラーで攪拌しながら水浴中で40℃
に加温する。次いでP型ゼオライト中に含まれる
Na2O分の1.0倍モルの塩化カルシウム(和光純
薬製試薬1級)を加えて1時間攪拌処理する。移
行真空濾過による母液を分離し、十分水洗した
後、80℃で24時間乾燥し、小型サンプルミルで粉
砕した後小型電気炉で300乃至400℃の温度で2時
間焼成し、平均粒径3.0μmの試料No.1−1を調製
した。 なおこの試料No.1−1の電子顕微鏡写真を第1
図にX線回折図を第3図に示した。実施例 2 ケイ酸分としてスメクタイト族粘土鉱物である
新潟県中条産酸性白土を酸処理して得られた微粒
子の活性ケイ酸ゲルを用いて下記のP型ゼオライ
トの原料組成とした以外は、実施例1と同様にし
て得られた試料を用いてカルシウム型の非晶質シ
リカアルミナ粒子を調製し、平均粒径1.8μmの試
料No.2−1を得た。 P型ゼオライトの原料組成(モル比) Na2O/SiO2 =0.55 SiO2/AI2O3=6.0 H2O /Na2O =65 実施例 3〜10 実施例1乃至2で得られた試料No.1−1及び2
−1の非晶質シリカ・アルミナ系球状粒子と各種
有機結合媒質を第1表を示した配合(wt%)割
合でスーパーミキサーで混合後、所定の溶融温度
に加熱されたニーダー中に約1Kg/minの割合で
供給し、ニーダーで加熱溶融された液状物を直径
12cmで3000r.p.mで回転する回転板(デイスク)
上に滴下させ32〜100メツシユ範囲に90%以上含
まれるされいな球状樹脂充填剤組成物に成型し
た。 使用した有機結合媒質は以下の通りである。 (1) ポリエチレンワツクス ハイワツクス110P
(三井石油化学製) (2) ポリプロピレンワツクス ビスコール550P
(三洋化成製) (3) エルカ酸アミド アルフロp−10
(日本油脂製) (4) ステアリン酸カルシウム SC
(日本油脂製) (5) ポリグリセリンモノステアレート
GS−106 (日本油脂製)
は、BET比表面積が50m2/g以下と小さく、表
面活性が小さく、雰囲気中での影響が小さい。ま
た、この球状粒子の内、2価金属種のものは、ハ
ンター反射法による白色度が95%以上と白色度に
優れている。 本発明に用いる非晶質シリカ・アルミナ粒子
は、その表面を無機酸化物、例えば酸化チタン、
酸化ケイ素、酸化ジルコニウム、酸化亜鉛、酸化
バリウム、酸化マグネシウム、酸化カルシウ
ム、;シラン系、チタニウム系或いはジルコニウ
ム系のカツプリング剤で被覆し或いは表面処理し
ておくことができる。 他の無機配合剤 本発明においては、前述した非晶質シリカ・ア
ルミナ系球状粒子を単独で無機成分として用いる
こともできるし、他の充填剤や顔料と組合せて無
機成分として用いることもできる。組合せで使用
する無機成分としては、アルミナ、アタパルガイ
ド、カオリン、カーボンブラツク、グラフアイ
と、微粉ケイ酸、ケイ酸カルシウム、ケイソウ
土、酸化マグネシウム、水酸化マグネシウム、水
酸化アルミニウム、スレート粉、セリサイト、フ
リント、炭酸カルシウム、タルク、長石粉、二硫
化モリブデン、バライト、ひる石、ホワイテイン
グ、マイカ、ろう石クレイ、石こう、炭化ケイ
素、ジルコン、ガラスビーズ、シラスバルーン、
アスベスト、ガラス繊維、カーボン繊維、ロツク
ウール、スラグウール、ボロンウスイカ、ステン
レススチール繊維、チタン白、亜鉛華、ベンガ
ラ、鉄黒、黄色酸化鉄、チタンエロー、酸化クロ
ムグリーン、群青、紺青等が挙げられる。 本発明においては、全無機成分の少なくとも60
重量%、特に80重量%以上を非晶質シリカ・アル
ミナ系球状粒子が占めていることが望ましい。 有機成分 本発明に用いる有機成分としては、可塑剤、滑
剤、帯電防止剤、防曇剤、紫外線防止剤、酸化防
止剤、及び低融点樹脂等があり、これらの少なく
とも1種を有機成分として含有させ、且つ前記無
機成分は有機成分を介して結着されて粉粒体を形
成させるものであり、これらの有用な成分を樹脂
に添加するに際しては、その用途、樹脂の種類、
成型方法等によつて使い分けられており、それぞ
れについて以下に例示する。 a 滑剤及び帯電防止剤、 プロピレンの単独重合体又はプロピレンとエチ
レン、ブチレン−1、ヘキセン−1、4−メチル
ペンテン−1、オクテン−1とのいずれか少なく
とも1種以上との共重合体フイルム樹脂組成物
に、透明性、スリツプ性、耐プロツキング性、及
び帯電防止性を向上させる目的で、下記する滑剤
及び帯電防止剤である有機成分を含む本発明によ
る該組成物粉粒体が用いられる。 本発明で使用する滑剤、帯電防止剤は一般にポ
リオレフインフイルムに使用されるもの全てが適
用可能である。すなわち、滑剤は(イ)流動パラフイ
ン、天然または合成パラフイン、マイクロワツク
ス、ポリエチレンワツクス、塩素化ポリエチレン
ワツクス等の炭化水素系のもの、(ロ)ステアリン
酸、ラウリン酸等の脂肪酸系のもの、(ハ)ステアリ
ン酸アミド、パルミチン酸アミド、オレイン酸ア
ミド、エルカ酸アミド、メチレンビスステアロア
ミド、エチレンビスステアロアミド等の脂肪酸モ
ノアミド系またはビスアミド系のもの、(ニ)ブチル
ステアレート、硬化ヒマシ油、エチレングリコー
ルモノステアレート等のエステル系のもの、(ホ)セ
チルアルコール、ステアリルアルコール等のアル
コール系のもの、(ヘ)ステアリン酸鉛、ステアリン
酸カルシウム等の金属石ケンおよび(ト)それらの混
合系が一般に用いられるが、特に脂肪酸モノアミ
ド系またはビスアミド系が好ましい。 一方、帯電防止剤としては、(イ)第一級アミン
塩、第三級アミン、第四級アンモニウム化合物、
ピリジン誘導体等のカチオン系のもの、(ロ)硫酸化
油、石ケン、硫酸化エステル油、硫酸化アミド
油、オレフインの硫酸エステル塩類、脂肪アルコ
ール硫酸エステル塩、アルキル硫酸エステル塩、
脂肪酸エチルスルホン酸塩、マルキルナフタレン
スルホン酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、
コハク酸エステルスルホン酸塩、リン酸エステル
塩等のアニオン系のもの、(ハ)多価アルコールの部
分的脂肪酸エステル、脂肪アルコールのエチレン
オキサイド付加物、脂肪酸のエチレンオキサイド
付加物、脂肪アミノまたは脂肪酸アミドのエチレ
ンオキサイド付加物、アルキルフエノールのエチ
レンオキサイド付加物、アルキルナフトールのエ
チレンオキサイド付加物、多価アルコールの部分
的脂肪酸エステルのエチレンオキサイド付加物、
ポリエチレングリコール等の非イオン系のもの、
(ニ)カルボン酸誘導体、イミダゾリン誘導体等の両
性系のものが一般に使用可能であるが、特に非イ
オン系、中でもポリオキシエチレンアルキルアミ
ンやポリオキシエチレンアルキルアミドないしそ
れらの脂肪酸エステル、グリセリンの脂肪酸エス
テル等が好ましい。 本発明においては、樹脂100重量部に0.06乃至
10重量部、好ましくは0.14乃至5重量部で該配合
剤組成物粉粒体が用いられることが望ましい。 b 防曇剤 透明性、ヒートシール性、優れた機械的特性を
有する直鎖状低密度ポリエチレンフイルム組成物
に、透明性、耐ブロツキング性等を損なわずに特
に農業用フイルムとして防曇性を向上させる目的
で、有機成分として下記する防曇剤又は滑剤とし
ての脂肪酸アミドをも含む本発明による該組成物
粉粒体が用いられる。 本発明で使用する防曇剤としては、ステアリン
酸、モノグリセライド、オレイン酸モノグリセラ
イド、ポリグリセリンオレイン酸エステル、ソル
ビタンモノラウレート、ソルビタンモノパルミテ
ート、ソルビタンモノステアレート及びソルビタ
ンモノオレートなどが挙げられる。 本発明においては、樹脂100重量部に、オレイ
ン酸アミド、ステアリン酸アミド、ベヘニン酸ア
ミドなどに代表される脂肪酸アミドと防曇剤とが
重量比で1:1乃至1:3の配合比で含む該組成
物粉粒体を0.06乃至10重量部、好ましくは0.8乃
至5重量部で用いられるのが望ましい。 c 熱劣化及び酸化防止剤 更にまた、特に高温加工時の熱劣化を防止する
ため直鎖状低密度ポリエチレンに、下記するリン
化合物及びフエノール系酸化防止剤又は脂肪酸ア
ミドから成る有機成分を含む本発明による該組成
物粉粒体が用いられる。 本発明に用いるリン化合物はホスフアイト、ホ
スホナイトおよびホスホン酸誘導体の中から選ば
れた少なくとも1種のものである。 ここでホスフアイトとしては様々なものが挙げ
られ、例えばトリフエニルホスフアイト;ジフエ
ニルホスフアイト;ジデシルフエニルホスフアイ
ト;トリデシルホスフアイト;トリオクチルホス
フアイト;トリドデシルホスフアイト;トリオク
タデシルホスフアイト;トリノニルフエニルホス
フアイト;トリドデシルトリチオホスフアイト;
ジステアリルペンタエリスリトールジホスフアイ
ト;4,4′−ブチリデンビス(3−メチル−6−
t−ブチルフエニルジトリデシル)ホスフアイ
ト;トリス(2,4ジ−t−ブチルフエニル)ホ
スフアイト;ビス(2,4ジ−t−ブチルフエニ
ル)ペンタエリスリトールジホスフアイトなどの
他、炭素数12〜15のアルキル基を有する4,4′−
イソプロピリデンジフエニルテトラアルキルジホ
スフアイトなどを挙げることができる。 また、ホスホナイトとしては例えばテトラキス
(2,4−ジアルキルフエニル)−4,4′−ビフエ
ニレンジホスホナイトなどを挙げることができ
る。なおここでアルキル基は炭素数1〜30のもの
である。これらの中でも特にテトラキス(2,4
−ジ−t−ブチルフエニル)−4,4′−ビフエニ
レンジホスホナイトが好ましい。 さらに、ホスホン酸誘導体として4−ヒドロキ
シ−3,5−ジ−t−ブチルベンジルホスホン
酸;0−エチル−(4−ヒドロキシ−3,5−ジ
−t−ブチルベンジル)ホスホン酸;0−(2−
エチルヘキシル)−(4−ヒドロキシ−3,5−ジ
−t−ブチルベンジル)ホスホン酸;0−エチル
−(4−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−ブチルベ
ンジル)ホスホン酸;0−エチル−(4−ヒドロ
キシ−3,5−t−ブチルベンジル)ホスホン酸
のカルシウム塩などを挙げることができる。 上記成分のリン化合物は樹脂100重量部に対し
て0.01〜1.0重量部の割合で配合する。 本発明におけるフエノール系酸化防止剤は、分
子量が400以上、好ましくは400〜5000のものであ
る。ここで分子量400未満のフエノール系酸化防
止剤を配合すると、高温加工時における黄色度が
増加し、品質の低下を惹き起こすので好ましくな
い。分子量が400以上のフエノール系酸化防止剤
としては様々のものが挙げられ、例えばオクタデ
シル3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロ
キシフエニル)プロピオネート;ペンタエリスチ
リルーテトラキス〔3−(3,5−ジ−t−ブチ
ル−4−ヒドロキシフエニル)プロピオネート;
1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベン
ジル)ベンゼン;1,3,5−トリス−〔エチレ
ン−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロ
キシフエニル)プロピオネート〕−s−トリアジ
ン−2,4,6−(1H,3H,5H)トリオン;
1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキ
シ−5−t−ブチルフエノールブタン;4,4′−
メチレン−ビス(2,6−ジ−t−ブチルフエノ
ール);ヘキサメチレングリコール−ビス〔β−
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフエ
ノール)プロピオネート〕6−(4−ヒドロキシ
−3,5−ジ−t−ブチルアニリノ)−2,4−
ビス−オクチル−チオ−1,3,5−トリアゾー
ル;2,2′−チオ〔ジエチル−ビス−3(3,5
−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフエノール)
プロピオネート〕;2,2′−メチレン−ビス(4
−メチル−6−t−ノニルフエノール)などを挙
げることができ、これらを単独で若しくは混合し
て用いることができる。 該フエノール系酸化防止剤の配合割合は樹脂
100重量部に対して0.01〜1.0重量部である。 本発明においては、樹脂100重量部に、リン化
合物とフエノール系酸化防止剤とが0.5:1乃至
1:1の配合比で含む該組成物粉粒体を0.01乃至
10重量部、好ましくは0.05乃至5重量部で用いら
れるのが望ましい。 d 有機過酸化物及び低融点樹脂 更にまた、本発明に用いる有機成分として、樹
脂と無機充填剤粉末との相容性を向上させる目的
で用いられ、例えばジクミルパーオキサイド、ラ
ウロイルパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサ
イド等に代表される有機過酸化物を脂肪酸アミド
であるオレイン酸アミド、ラウリン酸アミド、ス
テアリン酸アミドとの併用で含む該組成物粉粒体
として用いることによつて、有機過酸化物は、樹
脂を加熱混練する際に加え、高分子に架橋を生じ
させるためのもので、それゆえ、反応性が温和な
もの程、均一に架橋が生ずることになる。 また同様に樹脂と無機充填剤粉末との相容性を
向上させる目的で、低融点樹脂のテルペン樹脂、
石油樹脂及び主成分がアビエチン酸及びデキスト
ロピマール酸とするロジン等を含む該組成物粉粒
体が用いられる。 本発明においては、前者は飽和線上ポリエステ
ル樹脂において、非晶質シリカ・アルミナ系球状
粒子当り0.1乃至30重量%の有機過酸化物を含む
該組成物粉粒体を用いることが出来る。 また後者はポリプロピレン系樹脂の延伸ポリプ
ロピレンフイルムにおいて、該球状粒子当り10乃
至100重量%のテルペン樹脂等を含む該組成物粉
粒体を樹脂100重量部に、0.3乃至8重量部で用い
ることが出来る。 e 可塑剤及び紫外線吸収剤 また本発明においては、常温で固体である下記
する可塑剤や紫外線吸収剤が有機成分中とし使用
される。 可塑剤として、ブチルステアレート、P−トル
エンサルフオアマイド、D−ニトロビフエニー
ル、ジシクロヘキシル・フタレート、ジエチレ
ン・グリコール・ジゾンベエート、トリフエニー
ルホスフエート、 紫外線吸収剤として、2−ヒドロキシ−4−メ
トキシベンゾフエノン、2,2′−ジヒドロキシ−
4−メトキシベンゾフエノン、2−ヒドロキシ−
4−オクトキシベンゾフエニン、2,4−ジヒド
ロキシベンゾフエノン、レゾルシノールモノベン
ゾエート、2(2′−ヒドロキシ−5−メチルフエ
ニル)ベンゾトリアゾール、置換ベンゾトリアゾ
ール、エチル−2−シアノ−3,3−ジフエニル
アクリレート、フエニルサリチレート、4−t−
ブチルフエニルサリチレート、p−オクチルフエ
ニルサリチレート、Ni−ビスオクチルフエニル
スルフイド、〔2,2′−チオビス(4−t−オク
チルフエノラト)〕−n−ブチルアミンNi等を挙
げることができる。 f その他の結合媒質 更にまた、有機成分が前記無機成分の結合媒質
として作用する限りにおいて、下記ののワツクス
類や低融点樹脂類が使用される。 (1) 脂肪酸及びその金属塩 高級脂肪酸 動物または植物油脂から得られた脂肪酸および
それらの脂肪酸を水素添加しれもので、炭素数が
8〜22のもの 高級脂肪酸金属塩 上記脂肪酸のアルカリ金属塩、アルカリ土類金
属塩、Zn塩、Al塩 (2) アマイド、アミン 高級脂肪酸アマイド エルカ酸アミド オレイルパルミトアマイド ステアリルエルカミド 2−ステアロミドエチルステアレート エチレンビス脂肪酸アマイド N,N′−オレオイルステアリルエチレンジア
ミン ジエチルトルアミド N,N′−ビス(2ヒドロキシエチル)アルキ
ル(C12〜C18)アマイド N,N′−ビス(ヒドロキシエチル)ラウロア
マイド N−アルキル(C10〜C18)トリメチレンジアミ
ンと反応したオレイン酸 脂肪酸ジエタノールアミン ジ−(ヒドロキシエチル)ジエチレントリアミ
ンモノアセテートのジステアリン酸エステル (3) 一価、多寡アルコールの脂肪酸エステル ステアリン酸n−ブチル 水添ロジンメチルエステル セバチン酸ジブチル〈n−ブチル〉 セバチン酸ジオクチル 〈2−エチルヘキシル、n−オクチル共〉 グリセリン脂肪酸エステル ペンタエリスリトールテトラステアレート ポリエチレングリコール脂肪酸エステル ポリエチレングリコールジステアレート ポリエチレングリコールジラウレート ポリエチレングリコールジオレエート ポリエチレングリコールヤシ脂肪酸ジエステル ポリエチレングリコールトール油脂肪酸ジエス
テル エタンジオールモンタン酸ジエステル 1,3ブタンジオールモンタン酸ジエステル ジエチレングリコールステアリン酸ジエステル プロピレングリコール脂肪酸ジエステル トリグリセライドワツクス 水添食用油脂 12−ヒドロオキシステアリン酸のグリセリンエ
ステル スパームアセチワツクス モンタンワツクス カルナバワツクス 密蝋 木蝋 一価脂肪酸アルコールと脂肪酸飽和酸エステル 〈例:硬化鯨油ラウリルステアレート、ステア
リルステアレート〉 ラノリン ポリエチレンワツクス ポリプロピレンワツクス 酸化ポリエチレンワツクス 酸変性ポリオレフインワツクス エポキシ変性ポリエチレンワツクス 石油系ワツクス これらのワツクス類のうちでも、ワツクス類1
グラム当り、カルボン酸、カルボン酸無水物、カ
ルボン酸塩、カルボン酸エステル、カルボン酸ア
ミド、ケトン、エーテル、水酸基等の極性基を
0.1乃至20ミリモル、特に0.5乃至10ミリモルの濃
度で含有し且つ炭素数10以上、特に炭素数12以上
の少なくとも1個の長鎖アルキレン鎖を分子内に
含むワツクス類が好ましい。 低融点樹脂としては、融点或いは軟化点が40乃
至200℃、特に70乃至160℃である各種樹脂、例え
ば、エポキシ樹脂、キシレン−ホルムアルデヒド
樹脂、スチレン系樹脂、クロマン−インデン樹
脂、その他の石油樹脂、アルキツド樹脂、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸
エステル共重合体、低融点アクリル樹脂、ポリビ
ニルプチラール、低融点コポリアミド、低融点コ
ポリエステル等を挙げることができる。 これらのワツクス類及び低融点樹脂は、単独或
いは2種以上の組合せで使用できる。 また本発明においては、前記の有機成分の他
に、防虫剤、防虫忌避剤、賦臭剤、防菌剤、香
料、薬効成分等も使用することができる。 該組成物粉粒体の製法 本発明の配合剤組成物を製法するには、本発明
による非晶質シリカ・アルミナ球状粒子或いは更
に他の無機充填剤を含む全無機成分(以下単に充
填剤と呼ぶ)と、全無機成分当り3乃至30重量
%、特に5乃至15重量%の有機成分とを下記する
特開昭64−36632公報に記載する方法である摩砕
条件下に混合する。 上述した充填剤粉末と有機成分との摩砕条件下
での混合は種々の方式で行うことができる。例え
ば、湿式摩砕混合では、充填剤粉末と有機成分と
を溶剤の存在下に摩砕下に混合し、また軟式摩砕
混合では、充填剤粉末と有機成分の粉末とを、溶
媒等の不存在下に乾式で摩砕下に混合する。 これら何れの場合にも、充填剤粉末が一次粒子
に解されるように摩砕することが重要であり、こ
の目的には、擂漬機、サンドグラインダーミル、
アトライター。高速剪断攪拌機、東京アトマイザ
ー、奈良式粉砕機、円板振動ミル、振動ボールミ
ル、回転ボールミル、スーパーミキサー等或いは
これらの組合せが使用される。これらの摩砕混合
機においては、充填剤粉末が一次粒子に解される
と同時に、有機成分による表面処理が行われるよ
うになる。 前者の湿式摩砕混合処理では、溶媒中に有機成
分を溶解乃至は分散させ、この液中に充填剤粉末
を分散させてスラリーを形成し、このスリラーを
前述した摩砕混合機に供給して、良く摩砕混合を
行い、次いで混合乃至攪拌条件下に溶媒を留出さ
せて表面処理粉末を得る。 溶媒としては、充填剤粉子の凝集を防止する点
で非極性溶媒を用いるのがよく、有機成分を部分
的乃至は完全に溶解するものが好ましく、かかる
見地から、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳
香族溶媒、n−ヘキサン、n−ヘプタン、ブタン
等の脂肪族溶媒、シクロヘキサン等の脂環族溶媒
等が使用されるが、本発明に使用可能な溶媒は、
勿論これに限定されない。この場合、溶媒の使用
量は、充填剤粉末100重量部当り15乃至150重量部
の範囲とすることができる。 一方、後者の乾式摩砕混合処理では、計量した
粉末充填剤と有機成分の粉末とを、前記摩砕混合
機に通し、有機成分の融点よりも低い温度で摩砕
混合を行つた後、該混合機より取り出す。 摩砕混合の程度は、摩砕の強さによつても相違
するので、一概に規定することが困難であるが、
既に述べた如く、その界面的特性や、分散性や流
動性或いは粒度特性を試験することで、その表面
処理の程度を評価できるので、用いる混合機の種
類に応じて、その処理時間を定めればよい。 なお、一般に摩砕混合が進行するにつれて(1)粒
径分布が小径方向に偏よる、(2)平均粒径が小径側
へ移行する、(3)撥水性が増大する、(4)安息角が小
さくなる、(5)樹脂への分散性が著しく向上する、
(6)X−線回折強度には殆んど変化が認められない
という事実から摩砕混合の程度を知ることができ
る。 前述した湿式摩砕混合は、一次粒子への結着媒
質の被覆が完全なものとなり易いという利点を有
する反面、溶媒の使用によるコストの増大及び混
合後に溶媒の除去を必要とするという問題があ
り、また溶媒の除去加熱時に一次粒子が凝結する
傾向があるという問題もある。乾式摩砕混合は、
被覆の形成がやや不完全なものとなる傾向がある
が、処理の簡便さという面では利点も多い。 このように表面処理された粉末を有機固体結合
媒質の融点以上の温度で平均粒径0.05乃至3.0mm、
特に0.1乃至1.0mmとなるように造粒する。 混合物は粉体の形で使用することもでき、また
造粒することもできる。造粒には、それ自体公知
の種々の造粒手段を用い得るが、表面処理粉末に
はかなり少数の有機成分しか含まれていないこと
から、転動造粒法が特に有利に使用される。転動
造粒には、通常の転動造粒が使用され他に、ヘン
シエルミキサーやスーパーミキサーの如きミキサ
ー型造粒機が使用される。前者の装置では機壁が
移動し、後者の装置では粉末が移動するが、粉末
と機壁との相対的移動により造粒が行なわれると
いう点では軌を一にしている。 この造粒を、有機成分の融点以上の温度で行う
ことが有利な場合もあり、これにより粒状物への
歩留りが著しく向上する。 生成する粒状物と未粒状化の粉末との間に全く
組成上の差異がないため、粒状化工程で生成する
所定粒度の粒状物を篩分けにより回収し、一方未
粒状化の粉末はこれを造粒機中に循環して、最終
的には全ての原料を粒状物として回収することも
できる。 更に、本発明の配合剤組成物とするには、該非
晶質シリカ・アルミナ球状粒子及び/又は他の無
機充填剤を含む全無機成分と、全無機成分当り5
乃至90重量倍、特に10乃至80重量倍の有機成分と
を下記する特開昭64−36631号公報に記載する方
法に準拠し、均一に混合する。 有機成分の量が上記範囲より少ない場合には、
有機結合媒質が連続相となり、個々の充填剤粒子
が一次粒子の形で分散した分散構造を形成させる
ことが一般に困難となり、又えられる球状粒子の
機械的強度も低くなる傾向がある。 一方、有機結合媒質の量を上記範囲よりも多く
することは、フイルム形成用樹脂中に必要以外の
成分を多量に配合することによるブリードアウ
ト、透明性低下等の悪影響がある。 両者の混合は、ヘンシエルミキサー、スーパー
ミキサー、ボールミル、アトマイザー等の粉砕型
混合機によつて行うことができる。この粉砕混合
物を、ニーダー等の溶融混練機内で溶融混練し、
ノズルより押出して噴霧造粒するか、或いは回転
円盤上に滴下して造粒するデイスク造粒法により
球状粒子に造粒する。 得られる球状粒子は、必要により篩分けして平
均粒径が0.05乃至3mm、特に0.1乃至1.5mmの配合
剤組成物とする。 以上のようにして得られた該組成物粉粒体の、
有機成分は、充填剤粒子と成形用樹脂との界面で
の両者の接着性を高め且つ充填剤粒子の樹脂中へ
の分散性を高める作用を行なうと共に、成形用樹
脂に対し、安定剤、滑剤等としての作用をし、更
には帯電防止剤、防曇剤のような機能を賦与させ
ることができると共に、その他必要により炭カ
ル、カオリン、タルク、チタンや他の充填剤等の
1種又は2種以上を配合して、ワンパツケージ配
合剤としての用途に供することもできる。 用 途 本発明の配合剤組成物は、種々の樹脂、例え
ば、ポリプロピレン、ポリエチレン、結晶性プロ
ピレン−エチレン共重合体、イオン架橋オレフイ
ン共重合体等のオレフイン系樹脂;ポリエチレン
テレフタレート、ポリブチレンテレフタコート等
の熱可塑性ポリエステル;6−ナイロン、6,6
−ナイロン、6,8−ナイロン等のポリアミド:
塩化ビニル樹脂、塩化ビニリデン樹脂等の塩素含
有樹脂類;ポリカーボネート;ポリスルホン類;
ポリアセタール等の熱可塑性樹脂に配合して、形
成されるフイルム等の樹脂成形品、スリツプ性乃
至はアンチブロツキング性及び所望の諸特性を与
えるために使用できる。勿論、重合後の樹脂に配
合する代りに、重合前の単量体中に予め配合し
て、重合後の樹脂中に配合剤が含有されるように
してもよい。 このような用途に対して、本発明の充填剤組成
物は、樹脂100重量部当り0.001乃至50重量部、特
に0.01乃至30重量部の量で用いられる。 発明の効果 本発明によれば、樹脂との混合乃至混練時にお
ける摩耗傾向を防止し、樹脂中への均一、かつ一
様に分散する特性を有することから成形樹脂の物
性を著しく向上させ、しかもフイルム成形におい
ては最終フイルムにボイドを発生することなく、
優れた透明性を付与しうるアンチブロツキング用
配合剤組成物及び繊維状成形においても配合剤の
分散性に優れた配合剤組成物が得られる。 (実施例) 実施例 1 下記方法で合成した原料P型ゼオライトを用い
て以下に本発明によるカルシウム型非晶質シリ
カ・アルミナ粒子を調製した。 原料P型ゼオライトの合成 市販試薬の水ガラス(3号ケイ酸ソーダSiO2
27wt%、Na2O9.0wt%)、アルミン酸ナトリウム
(Al2O322.5wt%、Na2O15.5wt%)、カセイソー
ダを用いて下記モル比で全体が16Kgになるように
希ケイ酸ソーダ液と希アルミン酸ナトリウム液を
調製した。 Na2O/SiO2 =0.8 SiO2/Al2O3=8.0 H2O /Na2O =70 次に内容積約25のステンレス製容器中で希ケ
イ酸ソーダ液8.2Kgと希アルミン酸ナトリウム7.8
Kgを攪拌下ゆつくり混合し、全体が均一なアルミ
ノケイ酸アルカリゲルとした。次いでこのアルミ
ノケイ酸アルカリゲルを激しく攪拌しながら90℃
まで昇温させ、その温度で48時間処理をして結晶
化させた。 次いで濾過、水洗して固形分濃度39%のP型ゼ
オライトケーキ約1.8Kgを得た。次にこのケーキ
を濃度20%になるように水を加え十分に分散させ
た後、小型液体サイクロンで数回分級をし本発明
に用いる原料スラリーを得た。 尚この原料の80℃乾燥物(試料No.1−0)の電
子顕微鏡写真を第2図にX線回折図を第4図に示
した。 カルシウム型非晶質シリカ・アルミナ粒子 上記原料スラリーを1のビーカーに500gづ
つ分取しスターラーで攪拌しながら水浴中で40℃
に加温する。次いでP型ゼオライト中に含まれる
Na2O分の1.0倍モルの塩化カルシウム(和光純
薬製試薬1級)を加えて1時間攪拌処理する。移
行真空濾過による母液を分離し、十分水洗した
後、80℃で24時間乾燥し、小型サンプルミルで粉
砕した後小型電気炉で300乃至400℃の温度で2時
間焼成し、平均粒径3.0μmの試料No.1−1を調製
した。 なおこの試料No.1−1の電子顕微鏡写真を第1
図にX線回折図を第3図に示した。実施例 2 ケイ酸分としてスメクタイト族粘土鉱物である
新潟県中条産酸性白土を酸処理して得られた微粒
子の活性ケイ酸ゲルを用いて下記のP型ゼオライ
トの原料組成とした以外は、実施例1と同様にし
て得られた試料を用いてカルシウム型の非晶質シ
リカアルミナ粒子を調製し、平均粒径1.8μmの試
料No.2−1を得た。 P型ゼオライトの原料組成(モル比) Na2O/SiO2 =0.55 SiO2/AI2O3=6.0 H2O /Na2O =65 実施例 3〜10 実施例1乃至2で得られた試料No.1−1及び2
−1の非晶質シリカ・アルミナ系球状粒子と各種
有機結合媒質を第1表を示した配合(wt%)割
合でスーパーミキサーで混合後、所定の溶融温度
に加熱されたニーダー中に約1Kg/minの割合で
供給し、ニーダーで加熱溶融された液状物を直径
12cmで3000r.p.mで回転する回転板(デイスク)
上に滴下させ32〜100メツシユ範囲に90%以上含
まれるされいな球状樹脂充填剤組成物に成型し
た。 使用した有機結合媒質は以下の通りである。 (1) ポリエチレンワツクス ハイワツクス110P
(三井石油化学製) (2) ポリプロピレンワツクス ビスコール550P
(三洋化成製) (3) エルカ酸アミド アルフロp−10
(日本油脂製) (4) ステアリン酸カルシウム SC
(日本油脂製) (5) ポリグリセリンモノステアレート
GS−106 (日本油脂製)
【表】
【表】
実施例 11〜20
実施例3で用いたシリカ・アルミナ系球状粒子
と各種の有機結合媒質及び合成シリカを第2表に
示した配合(wt%)、温度で混合溶融後、デイス
クの回転数3000r.p.mで実施例3と同等の球状の
樹脂充填剤組成物を得た。 使用した有機媒質は以下の通りである。 (1) ステアリン酸カルシウム SC
(日本油脂製) (2) エルカ酸アミド アレフロp−10
(日本油脂製) (3) ポリグリセリンモノステアレート GS−
106 (日本油脂製) (4) ソルピタン脂肪酸エステル MP61℃ (5) エレクトロストリツパーTS
(花王アトラス製) (6) テルペン樹脂 クロアロンP−75
(安原油脂製) (7) BHT (8) 合成シリカ
と各種の有機結合媒質及び合成シリカを第2表に
示した配合(wt%)、温度で混合溶融後、デイス
クの回転数3000r.p.mで実施例3と同等の球状の
樹脂充填剤組成物を得た。 使用した有機媒質は以下の通りである。 (1) ステアリン酸カルシウム SC
(日本油脂製) (2) エルカ酸アミド アレフロp−10
(日本油脂製) (3) ポリグリセリンモノステアレート GS−
106 (日本油脂製) (4) ソルピタン脂肪酸エステル MP61℃ (5) エレクトロストリツパーTS
(花王アトラス製) (6) テルペン樹脂 クロアロンP−75
(安原油脂製) (7) BHT (8) 合成シリカ
【表】
実施例 22
メルトフローレートが1.5g/10分及び密度が
0.920g/ccの低密度ポリエチレンに、第3表に示
す試料を添加し、押出機で150℃の温度で溶融混
練後ペレタイズした。 このペレツトを押出機に供給し、溶融部160℃、
ダイ170℃の条件下で厚さ50μのフイルムにイン
フレーシヨン製膜した。 得られたフイルムについて次の物性を測定し
た。第3表に結果を示した。 霞 度;ASTM D1003に準拠 ブロツキング性;2枚のフイム面を重ね、
200g/cm2の荷重をかけ40℃で24時間放置後、
フイルムのはがれやすさにより評価した。 抵抗なくはがれるもの ◎ ややがれにくいもの ○ はがれにくいもの △ 極めてはがれにくいもの × 防曇性;500mlのビーカーに50℃の温水を300ml
入れてフイルムで覆い、50℃の恒温枢に入
れ、温度を一定化した後20℃の恒温枢に移し
6時間後のフイルムの状態を観察し、防曇性
として評価した。 ◎ 透明で曇りがない ○ わずかに水滴がつく △ 大きい水滴は付着し不透明である × 細かい水滴が全面に付着し不透明で
ある 表面抵抗の測定 JIS K−6723に準じてヒユーレツト・パツカ
ード社製Resistance Meterを用い、RH50
%、温度25℃で3日後の体積固有抵抗を測定
した。 尚、テストピースはTダイで厚さ0.7〜
0.8m/mに成型したものを使用した。
0.920g/ccの低密度ポリエチレンに、第3表に示
す試料を添加し、押出機で150℃の温度で溶融混
練後ペレタイズした。 このペレツトを押出機に供給し、溶融部160℃、
ダイ170℃の条件下で厚さ50μのフイルムにイン
フレーシヨン製膜した。 得られたフイルムについて次の物性を測定し
た。第3表に結果を示した。 霞 度;ASTM D1003に準拠 ブロツキング性;2枚のフイム面を重ね、
200g/cm2の荷重をかけ40℃で24時間放置後、
フイルムのはがれやすさにより評価した。 抵抗なくはがれるもの ◎ ややがれにくいもの ○ はがれにくいもの △ 極めてはがれにくいもの × 防曇性;500mlのビーカーに50℃の温水を300ml
入れてフイルムで覆い、50℃の恒温枢に入
れ、温度を一定化した後20℃の恒温枢に移し
6時間後のフイルムの状態を観察し、防曇性
として評価した。 ◎ 透明で曇りがない ○ わずかに水滴がつく △ 大きい水滴は付着し不透明である × 細かい水滴が全面に付着し不透明で
ある 表面抵抗の測定 JIS K−6723に準じてヒユーレツト・パツカ
ード社製Resistance Meterを用い、RH50
%、温度25℃で3日後の体積固有抵抗を測定
した。 尚、テストピースはTダイで厚さ0.7〜
0.8m/mに成型したものを使用した。
【表】
実施例 22
ポリプロピレン樹脂に第4表に示す試料を添加
し、得られた配合組成物をTダイ押出成形により
原反フイルムを得た。 更にこの原反フイルムを縦6倍、横6倍に延伸
し厚さ30μのフイルムに製膜後、実施例19と同様
にフイルムを評価した。 結果を第4表にまとめて示した。
し、得られた配合組成物をTダイ押出成形により
原反フイルムを得た。 更にこの原反フイルムを縦6倍、横6倍に延伸
し厚さ30μのフイルムに製膜後、実施例19と同様
にフイルムを評価した。 結果を第4表にまとめて示した。
第1図及び第2図は、それぞれ本発明の非晶質
シリカ・アルミナ粒子及びP型ゼオライト粒子の
電子顕微鏡写真(倍率10000倍)の粒子構造であ
り、第3図及び第4図は、それぞれ第1図の非晶
質シリカ・アルミナ粒子及び第2図のP型ゼオラ
イト粒子のX線回折図である。
シリカ・アルミナ粒子及びP型ゼオライト粒子の
電子顕微鏡写真(倍率10000倍)の粒子構造であ
り、第3図及び第4図は、それぞれ第1図の非晶
質シリカ・アルミナ粒子及び第2図のP型ゼオラ
イト粒子のX線回折図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 mMO・nNa2O・pSiO2・Al2O3・qH2O 式中、Mは2価金属の1種又は2種以上から成
る金属であり、m+nは1.1±0.2の数であつて、
m:nの比は10:0乃至1:9の範囲内にあり、
pは4±1.5以上の数であり、qは0.5以下の数で
ある、 の化学組成を有し、X線回折学的に実質上非晶質
であり、個々の粒子が全体として明確な球状形状
とギザギザの表面とを有し、且つRH90%、室温
及び48時間の条件で13%以下の吸湿量と1.48乃至
1.61の屈折率とを有する非晶質シリカ・アルミナ
系球状粒子或いは該非晶質シリカ・アルミナ系球
粒子と他の充填剤及び顔料の少なくとも1種との
組合せを無機成分として含有し、可塑性、滑剤、
帯電防止剤、防曇剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤
及び低融点樹脂の少なくとも1種を有機成分とし
て含有し、且つ前期無機成分は有機成分を介して
結着されて粉粒体を形成していることを特徴とす
る樹脂配合剤組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1166955A JPH0333162A (ja) | 1989-06-30 | 1989-06-30 | 樹脂用配合剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1166955A JPH0333162A (ja) | 1989-06-30 | 1989-06-30 | 樹脂用配合剤組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0333162A JPH0333162A (ja) | 1991-02-13 |
| JPH0569865B2 true JPH0569865B2 (ja) | 1993-10-01 |
Family
ID=15840721
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1166955A Granted JPH0333162A (ja) | 1989-06-30 | 1989-06-30 | 樹脂用配合剤組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0333162A (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19817257A1 (de) * | 1998-04-19 | 1999-12-09 | Grace Gmbh | Granulatzusammensetzung aus Antiblockingmitteln und Additiven für Polymerherstellung |
| EP1386940A1 (en) * | 2002-07-30 | 2004-02-04 | Alberto Stoppa | Multipurpose additive for polymeric materials |
| JP4736535B2 (ja) * | 2005-05-20 | 2011-07-27 | 三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社 | 光拡散性部材用樹脂組成物およびそれを用いた光拡散性部材 |
| WO2020085445A1 (ja) * | 2018-10-26 | 2020-04-30 | 共同印刷株式会社 | 光透過性吸湿樹脂組成物、並びにそれを含むフィルム及びその製造方法 |
| WO2020085440A1 (ja) * | 2018-10-26 | 2020-04-30 | 共同印刷株式会社 | 吸湿樹脂組成物、並びに吸湿フィルム及びその製造方法 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59213616A (ja) * | 1983-05-19 | 1984-12-03 | Nippon Kogaku Kk <Nikon> | 非晶質アルミノ珪酸塩及びその製法 |
| JPH0619055B2 (ja) * | 1986-08-29 | 1994-03-16 | 水澤化学工業株式会社 | 樹脂成形品用充填剤 |
| JPH0788436B2 (ja) * | 1986-02-14 | 1995-09-27 | 旭硝子株式会社 | 樹脂フイルム用アンチブロツキング剤 |
| JPS63182212A (ja) * | 1987-01-20 | 1988-07-27 | Mizusawa Ind Chem Ltd | 非晶質シリカ乃至シリカアルミナ球状粒子及びその製法 |
-
1989
- 1989-06-30 JP JP1166955A patent/JPH0333162A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0333162A (ja) | 1991-02-13 |
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