JPH0570317B2 - - Google Patents
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- JPH0570317B2 JPH0570317B2 JP1343053A JP34305389A JPH0570317B2 JP H0570317 B2 JPH0570317 B2 JP H0570317B2 JP 1343053 A JP1343053 A JP 1343053A JP 34305389 A JP34305389 A JP 34305389A JP H0570317 B2 JPH0570317 B2 JP H0570317B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thermally conductive
- heat dissipation
- conductive filler
- dissipation sheet
- plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
この発明は、トランジスター、コンデンサー等
の電子・電気部品に用いられる放熱シートに関す
るものである。 〔従来の技術〕 従来から、使用時にトランジスター,コンデン
サー等の電子・電気部品から生じる熱が原因で、
上記電子・電気部品の寿命が短くなることから、
この対策として熱伝導性および密着性に優れた放
熱シートを上記電子・電気部品に接着し、さらに
上記放熱シートの他面に放熱フインを取り付け、
放熱シートを介して熱を放熱フインへ伝え放熱す
るという方法が採用されている。上記放熱シート
は、通常、シリコーンゴムと、熱伝導性フイラー
とを用いてシート状に形成することにより得られ
る。上記熱伝導性フイラーとしては、例えば板状
結晶を有する窒化ホウ素が用いられ、なかでも特
定範囲の粒径の窒化ホウ素を適正な配合割合で上
記シリコーンゴムに配合して用いられている。そ
して、上記放熱シートは、通常、上記原料を用い
て例えばつぎのようにして作製される。すなわ
ち、シリコーンゴムと熱伝導性フイラーの窒化ホ
ウ素とを配合,混合して通常のゴム材料と同様に
ロール,カレンダー,押出機等によりシート状に
成形しプレスして加硫することにより作成され
る。 〔発明が解決しようとする課題〕 しかしながら、上記製法により作製された放熱
シートは厚み方向の放熱性があまり良くない。本
発明者らは、その原因について研究を重ねた結
果、それがつぎのような現象によることを見出し
た。すなわち、上記放熱シートでは、いずれも、
配合原料の熱伝導性フイラーが、第4図に示すよ
うに、得られる放熱シート1aの長手方向にそれ
自体の長軸を合わせた状態で配向している。そし
て、このように熱伝導性フイラー3aが配向する
と、熱伝導性フイラー3aが相互に接触して、い
わば放熱シート1aの長手方向に連続したかのよ
うな状態となり、放熱シート1aの長手方向には
熱が伝達されやすくなるが、逆に厚み方向(矢印
C方向)には熱が伝達し難くなる。その結果、上
記放熱シート1aを電子・電気部品に接着して用
いても、発生した熱が放熱シート1aに重ねて配
設される放熱フインまで効果的に伝達されず、電
子・電気部品の長寿命化効果が得られなくなる。 この発明は、このような事情に鑑みなされたも
ので、長さ方向および厚み方向の双方の熱伝導性
に優れた放熱シートの提供をその目的とする。 〔課題を解決するための手段〕 上記の目的を達成するため、この発明の放熱シ
ートは、マトリツクス樹脂中に、板状熱伝導性フ
イラーと粒状熱伝導性フイラーの2種類の熱伝導
性フイラーが分布している放熱シートであつて、
上記板状熱伝導性フイラーが、それ自体の板面を
放熱シートの長手方向に沿わせた状態で放熱シー
トの長手方向に略層状でかつ厚み方向に多段状に
分布し、上記粒状熱伝導性フイラーが、多段状に
分布した上記板状熱伝導性フイラーの層間を中心
に分配しているという構成をとる。 〔作用〕 すなわち、この発明の放熱シートは、熱伝導性
フイラーとして板状結晶を有するものと粒状結晶
を有するものの2種類の熱伝導性フイラーを含
み、かつマトリツクス樹脂を含有する成形材料を
用い、これをシート状に押出成形することにより
得られる。このため、このようにして得られたこ
の発明の放熱シートでは、マトリツクス樹脂の流
動によつて、マトリツクス樹脂中に、上記板状熱
伝導性フイラーが、それ自体の板面を放熱シート
の長手方向に沿わせた状態で放熱シートの長手方
向に配向するようになる。そして、この板状熱伝
導性フイラーの配向は、放熱シートの長手方向に
略層状でかつ厚み方向に多段状になる。一方、上
記粒状熱伝導性フイラーは、上記押出成形時に多
段状に分布した上記板状熱伝導性フイラーの層間
を中心に層内の板状熱伝導性フイラー間にも分散
される。したがつて、熱は、略層状で、かつ多段
状に配向した板状熱伝導性フイラー間を、その層
間を中心に分散する粒状熱伝導性フイラーを介し
て伝わり、それによつて放熱シートの厚み方向に
効果的に伝達される。したがつて、本発明の放熱
シートを電子・電気部品に用いると発生する熱が
効果的に放出され、前記電子・電気部品の長寿命
化を実現できる。 つぎに、この発明を詳しく説明する。 この発明の放熱シートは、マトリツクス樹脂
と、板状熱伝導性フイラーと、粒状熱伝導性フイ
ラーの2種類の熱伝導性フイラーとを用いてシー
ト状に成形することにより得られる。 上記マトリツクス樹脂としては、シリコーンゴ
ム等の合成ゴム、ポリオレフイン系エラストマ
ー,ポリアミド,ポリイミド等の熱可塑性樹脂、
樹エポキシ樹脂,ポリエステル等の熱硬化性樹脂
等があげられる。 また、上記板状熱伝導性フイラーとしては、結
晶が平板形状を有する窒化ボロンが好適な例とし
てあげられる。上記窒化ボロンとしては、第3図
に示すように、結晶形状が六万晶形の窒化ボロン
12を用いるのが好ましい。このような窒化ボロ
ン12としては、特に、その厚みbと長軸長さa
の比がa/b=20〜100のものを用いるのが好適
である。そして、上記長軸長さaとしては、10〜
500μmのものを用いるのが好適である。 また、上記粒状熱伝導性フイラーとしては、窒
化アルミニウム,窒化ケイ素,アルミナ等があげ
られ、ながでも窒化アルミニウムが好適に用いら
れる。そして、上記粒状熱伝導性フイラーの粒径
としては、15〜150μmの範囲も造粒状,粉末状の
ものを用いるのが好ましい。 このような板状熱伝導性フイラーAと粒状熱伝
導性フイラーBの相互の配合割合は、容量比で
A/B=90/10〜40/60の範囲に設定することが
好適である。 さらに、上記マトリツクス樹脂と2種類の熱伝
導性フイラー(A+B)の配合割合は、通常、マ
トリツクス樹脂100重量部(以下「部」と略す)
に対して上記2種類の熱伝導性フイラー(A+
B)を150〜500部の割合範囲に設定するのが好適
である。 また、この発明の放熱シートの成形材料には、
上記マトリツクス樹脂,板状熱伝導性フイラーお
よび粒状熱伝導性フイラーに、必要に応じて硬化
剤,加工助剤等その多の添加剤を適宜配合するこ
とができる。 この発明の放熱シートは、上記原料を用いて例
えばつぎのようにして製造することができる。す
なわち、まず、上記各成分原料(マトリツクス樹
脂,板状熱伝導性フイラー,粒状熱伝導性フイラ
ー)を配合し混練してシート成形材料を作製す
る。そして、このシート成形材料を押出成形機に
投入し、第2図に示すように、押出成形機の板状
開口5から矢印B方向に押出成形する。そして、
押し出されたシート成形用弾性体11を所定長さ
にスライスし、このスライスしたシート形成用弾
性体11を厚み方向にプレスして加硫することに
より製造することができる。なお、この発明の放
熱シートは、上記の方法以外に、ロール,カレン
ダーによりシート,スラリー状に分出したものを
適宜のサイズにカツトし、加硫することにより製
造することもできる。 このようにして得られる放熱シート1は、第1
図aに示すように、マトリツクス樹脂2中に、板
状熱伝導性フイラー3が、この板面が放熱シート
1の長手方向に沿わせた状態で放熱シート1の長
手方向の層状でかつ厚み方向に多段状に分布し、
さらに粒状熱伝導性フイラー4が上記板熱伝導性
フイラー3の層間を中心に分配されているため、
熱は矢印A方向に板状熱伝導性フイラー3および
粒状熱伝導性フイラー4を伝わり効果的に伝導さ
れる。なお、本発明の放熱シートでは、板状熱伝
導性フイラー3が、第1図bに示すように略層状
に分布し、粒状熱伝導性フイラー4がその板状熱
伝導性フイラー3の層間に分配している状態もあ
げられるが、このような分布状態の放熱シートで
あつても熱伝導性という効果において上記分布状
態(第1図a)と同様の効果が得られる。 〔発明の効果〕 以上のように、この発明の放熱シートは、熱伝
導性フイラーとして板状結晶を有するものと粒状
結晶を有するものの2種類の熱伝導性フイラーを
含み、かつマトリツクス樹脂を含有する成形材料
を用い、これをシート状に成形することにより得
られる。このため、この発明の放熱シートは、マ
トリツクス樹脂の流動によつて、マトリツクス樹
脂中に、上記板状熱伝導性フイラーが、それ自体
の板面を放熱シートの長手方向に沿わせた状態で
放熱シートの長手方向に配向するようになる。そ
して、この板状熱伝導性フイラーの配向は、放熱
シートの長手方向に略層状でかつ厚み方向に多段
状になる。一方、上記粒状熱伝導性フイラーは、
上記押出成形時に多段状に分布した上記板状熱伝
導性フイラーの層間を中心に層内の板状熱伝導性
フイラー間にも分散される。したがつて、熱は、
略層状で、かつ多段状に配向した板状熱伝導性フ
イラー間を、その層間を中心に分散する粒状熱伝
導性フイラーを介して伝わり、それによつて放熱
シートの厚み方向に効果的に伝達され優れた熱伝
導性を有している。このように、本発明の放熱シ
ートの片面を電子・電気部品に接着して用いる
と、上記電子・電気部品から発生した熱がこの放
熱シートを通過し、他面に重ねて配設された放熱
フインから効果的に放出される。このため、この
ような電子・電気部品を用いた製品の長寿命化が
実現される。 つぎに、実施例について比較例と併せて説明す
る。 〔実施例1〜4、比較例〕 下記の第1表に示す各原料を同表に示す割合で
配合し混練してシート成形材料を作製した。な
お、熱伝導性フイラーの配合量は、シリコーンゴ
ム100部に対して窒化ボロン170部を基準として容
積比(シリコーンゴム/熱伝導性フイラー)を一
定にした。
の電子・電気部品に用いられる放熱シートに関す
るものである。 〔従来の技術〕 従来から、使用時にトランジスター,コンデン
サー等の電子・電気部品から生じる熱が原因で、
上記電子・電気部品の寿命が短くなることから、
この対策として熱伝導性および密着性に優れた放
熱シートを上記電子・電気部品に接着し、さらに
上記放熱シートの他面に放熱フインを取り付け、
放熱シートを介して熱を放熱フインへ伝え放熱す
るという方法が採用されている。上記放熱シート
は、通常、シリコーンゴムと、熱伝導性フイラー
とを用いてシート状に形成することにより得られ
る。上記熱伝導性フイラーとしては、例えば板状
結晶を有する窒化ホウ素が用いられ、なかでも特
定範囲の粒径の窒化ホウ素を適正な配合割合で上
記シリコーンゴムに配合して用いられている。そ
して、上記放熱シートは、通常、上記原料を用い
て例えばつぎのようにして作製される。すなわ
ち、シリコーンゴムと熱伝導性フイラーの窒化ホ
ウ素とを配合,混合して通常のゴム材料と同様に
ロール,カレンダー,押出機等によりシート状に
成形しプレスして加硫することにより作成され
る。 〔発明が解決しようとする課題〕 しかしながら、上記製法により作製された放熱
シートは厚み方向の放熱性があまり良くない。本
発明者らは、その原因について研究を重ねた結
果、それがつぎのような現象によることを見出し
た。すなわち、上記放熱シートでは、いずれも、
配合原料の熱伝導性フイラーが、第4図に示すよ
うに、得られる放熱シート1aの長手方向にそれ
自体の長軸を合わせた状態で配向している。そし
て、このように熱伝導性フイラー3aが配向する
と、熱伝導性フイラー3aが相互に接触して、い
わば放熱シート1aの長手方向に連続したかのよ
うな状態となり、放熱シート1aの長手方向には
熱が伝達されやすくなるが、逆に厚み方向(矢印
C方向)には熱が伝達し難くなる。その結果、上
記放熱シート1aを電子・電気部品に接着して用
いても、発生した熱が放熱シート1aに重ねて配
設される放熱フインまで効果的に伝達されず、電
子・電気部品の長寿命化効果が得られなくなる。 この発明は、このような事情に鑑みなされたも
ので、長さ方向および厚み方向の双方の熱伝導性
に優れた放熱シートの提供をその目的とする。 〔課題を解決するための手段〕 上記の目的を達成するため、この発明の放熱シ
ートは、マトリツクス樹脂中に、板状熱伝導性フ
イラーと粒状熱伝導性フイラーの2種類の熱伝導
性フイラーが分布している放熱シートであつて、
上記板状熱伝導性フイラーが、それ自体の板面を
放熱シートの長手方向に沿わせた状態で放熱シー
トの長手方向に略層状でかつ厚み方向に多段状に
分布し、上記粒状熱伝導性フイラーが、多段状に
分布した上記板状熱伝導性フイラーの層間を中心
に分配しているという構成をとる。 〔作用〕 すなわち、この発明の放熱シートは、熱伝導性
フイラーとして板状結晶を有するものと粒状結晶
を有するものの2種類の熱伝導性フイラーを含
み、かつマトリツクス樹脂を含有する成形材料を
用い、これをシート状に押出成形することにより
得られる。このため、このようにして得られたこ
の発明の放熱シートでは、マトリツクス樹脂の流
動によつて、マトリツクス樹脂中に、上記板状熱
伝導性フイラーが、それ自体の板面を放熱シート
の長手方向に沿わせた状態で放熱シートの長手方
向に配向するようになる。そして、この板状熱伝
導性フイラーの配向は、放熱シートの長手方向に
略層状でかつ厚み方向に多段状になる。一方、上
記粒状熱伝導性フイラーは、上記押出成形時に多
段状に分布した上記板状熱伝導性フイラーの層間
を中心に層内の板状熱伝導性フイラー間にも分散
される。したがつて、熱は、略層状で、かつ多段
状に配向した板状熱伝導性フイラー間を、その層
間を中心に分散する粒状熱伝導性フイラーを介し
て伝わり、それによつて放熱シートの厚み方向に
効果的に伝達される。したがつて、本発明の放熱
シートを電子・電気部品に用いると発生する熱が
効果的に放出され、前記電子・電気部品の長寿命
化を実現できる。 つぎに、この発明を詳しく説明する。 この発明の放熱シートは、マトリツクス樹脂
と、板状熱伝導性フイラーと、粒状熱伝導性フイ
ラーの2種類の熱伝導性フイラーとを用いてシー
ト状に成形することにより得られる。 上記マトリツクス樹脂としては、シリコーンゴ
ム等の合成ゴム、ポリオレフイン系エラストマ
ー,ポリアミド,ポリイミド等の熱可塑性樹脂、
樹エポキシ樹脂,ポリエステル等の熱硬化性樹脂
等があげられる。 また、上記板状熱伝導性フイラーとしては、結
晶が平板形状を有する窒化ボロンが好適な例とし
てあげられる。上記窒化ボロンとしては、第3図
に示すように、結晶形状が六万晶形の窒化ボロン
12を用いるのが好ましい。このような窒化ボロ
ン12としては、特に、その厚みbと長軸長さa
の比がa/b=20〜100のものを用いるのが好適
である。そして、上記長軸長さaとしては、10〜
500μmのものを用いるのが好適である。 また、上記粒状熱伝導性フイラーとしては、窒
化アルミニウム,窒化ケイ素,アルミナ等があげ
られ、ながでも窒化アルミニウムが好適に用いら
れる。そして、上記粒状熱伝導性フイラーの粒径
としては、15〜150μmの範囲も造粒状,粉末状の
ものを用いるのが好ましい。 このような板状熱伝導性フイラーAと粒状熱伝
導性フイラーBの相互の配合割合は、容量比で
A/B=90/10〜40/60の範囲に設定することが
好適である。 さらに、上記マトリツクス樹脂と2種類の熱伝
導性フイラー(A+B)の配合割合は、通常、マ
トリツクス樹脂100重量部(以下「部」と略す)
に対して上記2種類の熱伝導性フイラー(A+
B)を150〜500部の割合範囲に設定するのが好適
である。 また、この発明の放熱シートの成形材料には、
上記マトリツクス樹脂,板状熱伝導性フイラーお
よび粒状熱伝導性フイラーに、必要に応じて硬化
剤,加工助剤等その多の添加剤を適宜配合するこ
とができる。 この発明の放熱シートは、上記原料を用いて例
えばつぎのようにして製造することができる。す
なわち、まず、上記各成分原料(マトリツクス樹
脂,板状熱伝導性フイラー,粒状熱伝導性フイラ
ー)を配合し混練してシート成形材料を作製す
る。そして、このシート成形材料を押出成形機に
投入し、第2図に示すように、押出成形機の板状
開口5から矢印B方向に押出成形する。そして、
押し出されたシート成形用弾性体11を所定長さ
にスライスし、このスライスしたシート形成用弾
性体11を厚み方向にプレスして加硫することに
より製造することができる。なお、この発明の放
熱シートは、上記の方法以外に、ロール,カレン
ダーによりシート,スラリー状に分出したものを
適宜のサイズにカツトし、加硫することにより製
造することもできる。 このようにして得られる放熱シート1は、第1
図aに示すように、マトリツクス樹脂2中に、板
状熱伝導性フイラー3が、この板面が放熱シート
1の長手方向に沿わせた状態で放熱シート1の長
手方向の層状でかつ厚み方向に多段状に分布し、
さらに粒状熱伝導性フイラー4が上記板熱伝導性
フイラー3の層間を中心に分配されているため、
熱は矢印A方向に板状熱伝導性フイラー3および
粒状熱伝導性フイラー4を伝わり効果的に伝導さ
れる。なお、本発明の放熱シートでは、板状熱伝
導性フイラー3が、第1図bに示すように略層状
に分布し、粒状熱伝導性フイラー4がその板状熱
伝導性フイラー3の層間に分配している状態もあ
げられるが、このような分布状態の放熱シートで
あつても熱伝導性という効果において上記分布状
態(第1図a)と同様の効果が得られる。 〔発明の効果〕 以上のように、この発明の放熱シートは、熱伝
導性フイラーとして板状結晶を有するものと粒状
結晶を有するものの2種類の熱伝導性フイラーを
含み、かつマトリツクス樹脂を含有する成形材料
を用い、これをシート状に成形することにより得
られる。このため、この発明の放熱シートは、マ
トリツクス樹脂の流動によつて、マトリツクス樹
脂中に、上記板状熱伝導性フイラーが、それ自体
の板面を放熱シートの長手方向に沿わせた状態で
放熱シートの長手方向に配向するようになる。そ
して、この板状熱伝導性フイラーの配向は、放熱
シートの長手方向に略層状でかつ厚み方向に多段
状になる。一方、上記粒状熱伝導性フイラーは、
上記押出成形時に多段状に分布した上記板状熱伝
導性フイラーの層間を中心に層内の板状熱伝導性
フイラー間にも分散される。したがつて、熱は、
略層状で、かつ多段状に配向した板状熱伝導性フ
イラー間を、その層間を中心に分散する粒状熱伝
導性フイラーを介して伝わり、それによつて放熱
シートの厚み方向に効果的に伝達され優れた熱伝
導性を有している。このように、本発明の放熱シ
ートの片面を電子・電気部品に接着して用いる
と、上記電子・電気部品から発生した熱がこの放
熱シートを通過し、他面に重ねて配設された放熱
フインから効果的に放出される。このため、この
ような電子・電気部品を用いた製品の長寿命化が
実現される。 つぎに、実施例について比較例と併せて説明す
る。 〔実施例1〜4、比較例〕 下記の第1表に示す各原料を同表に示す割合で
配合し混練してシート成形材料を作製した。な
お、熱伝導性フイラーの配合量は、シリコーンゴ
ム100部に対して窒化ボロン170部を基準として容
積比(シリコーンゴム/熱伝導性フイラー)を一
定にした。
【表】
【表】
そして、上記シート成形材料をロールにより、
所定厚みに分出することによりシート成形用弾性
体を得た。つぎに、このシート成形用弾性体を適
宜の長さにカツトし、厚み方向に圧力150Kg/cm2
(ゲーシ圧)でプレスして加硫(条件:170℃×15
分)することにより目的とする放熱シートを得
た。 以上のようにして得られた実施例品および比較
例品のそれぞれの厚み方向の熱伝導率および熱抵
抗を測定し熱伝導性を評価した。その結果を下記
の第2表に示した。
所定厚みに分出することによりシート成形用弾性
体を得た。つぎに、このシート成形用弾性体を適
宜の長さにカツトし、厚み方向に圧力150Kg/cm2
(ゲーシ圧)でプレスして加硫(条件:170℃×15
分)することにより目的とする放熱シートを得
た。 以上のようにして得られた実施例品および比較
例品のそれぞれの厚み方向の熱伝導率および熱抵
抗を測定し熱伝導性を評価した。その結果を下記
の第2表に示した。
【表】
上記の結果から、実施例品は比較例品に比べて
熱抵抗が低く、熱伝導率に優れていることがわか
る。
熱抵抗が低く、熱伝導率に優れていることがわか
る。
第1図aはこの発明の放熱シート内に配合され
ている2種類の熱伝導性フイラーの配向状態の一
例を示す模式図、第1図bはこの発明の放熱シー
ト内の板状熱伝導性フイラーの配向状態の他の例
を示す模式図、第2図はこの発明の放熱シートの
製作状態の一例を示す状態図、第3図は窒化ボロ
ンの結晶形状を示す模式図、第4図は従来の放熱
シート内に配合されている熱伝導性フイラーの配
向状態を示す模式図である。 1……放熱シート、2……マトリツクス樹脂、
3……板状熱伝導性フイラー、4……粒状熱伝導
性フイラー。
ている2種類の熱伝導性フイラーの配向状態の一
例を示す模式図、第1図bはこの発明の放熱シー
ト内の板状熱伝導性フイラーの配向状態の他の例
を示す模式図、第2図はこの発明の放熱シートの
製作状態の一例を示す状態図、第3図は窒化ボロ
ンの結晶形状を示す模式図、第4図は従来の放熱
シート内に配合されている熱伝導性フイラーの配
向状態を示す模式図である。 1……放熱シート、2……マトリツクス樹脂、
3……板状熱伝導性フイラー、4……粒状熱伝導
性フイラー。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 マトリツクス樹脂中に、板状熱伝導性フイラ
ーと粒状熱伝導性フイラーの2種類の熱伝導性フ
イラーが分布している放熱シートであつて、上記
板状熱伝導性フイラーが、それ自体の板面を放熱
シートの長手方向に沿わせた状態で放熱シートの
長手方向に略層状でかつ厚み方向に多段状に分布
し、上記粒状熱伝導性フイラーが、多段状に分布
した上記板状熱伝導性フイラーの層間を中心に分
配していることを特徴とする放熱シート。 2 板状熱伝導性フイラーが窒化ボロンであり、
粒状熱伝導性フイラーが窒化アルミである請求項
1記載の放熱シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34305389A JPH03200397A (ja) | 1989-12-27 | 1989-12-27 | 放熱シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34305389A JPH03200397A (ja) | 1989-12-27 | 1989-12-27 | 放熱シート |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03200397A JPH03200397A (ja) | 1991-09-02 |
| JPH0570317B2 true JPH0570317B2 (ja) | 1993-10-04 |
Family
ID=18358574
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34305389A Granted JPH03200397A (ja) | 1989-12-27 | 1989-12-27 | 放熱シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH03200397A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0677522U (ja) * | 1993-04-12 | 1994-11-01 | 株式会社医研工業 | ピアスステムのカバー |
| JP3011613U (ja) * | 1994-11-28 | 1995-05-30 | 株式会社アーク・マルショウ | ピアス |
| WO2010027070A1 (ja) | 2008-09-08 | 2010-03-11 | 新日鐵化学株式会社 | 高熱伝導性ポリイミドフィルム、高熱伝導性金属張積層体及びその製造方法 |
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