JPH0570472B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0570472B2 JPH0570472B2 JP2058550A JP5855090A JPH0570472B2 JP H0570472 B2 JPH0570472 B2 JP H0570472B2 JP 2058550 A JP2058550 A JP 2058550A JP 5855090 A JP5855090 A JP 5855090A JP H0570472 B2 JPH0570472 B2 JP H0570472B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- human waste
- sulfur
- containing compounds
- compound
- naphthoquinone
- Prior art date
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- Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
Description
[産業上の利用分野]
本発明は、貯溜式、循環式、ポータブル式等の
便所に使用して含硫黄化合物を除去するし尿用消
臭剤に関するものである。 [従来の技術] 貯溜式、循環式、ポータブル式等の便所ではし
尿の濃度が濃くなつた場合、或は長く貯溜された
場合、又気温が上昇した場合、し尿が腐敗しアン
モニア、硫化水素、メルカプタン等の悪臭が発生
し、このため各家庭やバス、電車、汽車、艦船、
航空機等、において悪臭除去の対策が要望され、
特に低濃度で人が悪臭を感じる、硫化水素、メル
カプタン等の含硫黄化合物の除去が問題となつて
いる。 従来、含硫黄化合物を除去し消臭するために、
グリオキザールナフトキノン誘導体、ナフトハイ
ドロキノン誘導体等が用いられており、特開昭50
−36649にはナフトキノン誘導体、ナフトハイド
ロキノン誘導体による含硫黄化合物の除去法が開
示され、0.1ないし1重量%の水溶液を用い、長
期間有効であるとされている。 [発明が解決しようとする課題] しかし、キノン化合物による含硫黄化合物の除
去は、キノン化合物が含硫黄化合物により還元さ
れてハイドロキノン化合物になる化学反応で行わ
れ、前記ハイドロキノン化合物は空気中の酸素に
より酸化されてもとのキノン化合物になり、再び
含硫黄化合物と化学反応して含硫黄化合物を除去
するというサイクルで行われている。(ハイドロ
キノン化合物は含硫黄化合物と反応しないため除
去出来ない。) 故にキノン化合物を使用した消臭剤が長期間含
硫黄化合物を除去する能力を持つためには、消臭
剤を使用したし尿がハイドロキノン化合物を酸化
し得る状態(以下酸化状態と称す)であることが
必要である。 しかし、し尿は、貯溜されると2〜3日で発酵
して強い還元状態となり、し尿中で含硫黄化合物
と反応しこれを除去したキノン化合物か変化して
生じたハイドロキノン化合物を酸化してキノン化
合物に変えることが出来ないため、少量のキノン
化合物の添加で長期間含硫黄化合物を除去するこ
とが出来ない問題点を有していた。 本発明はかかる欠点を解決することを目的とし
たものである。 [課題を解決するための手段] 上記目的のため、し尿の発酵をおさえ、し尿を
酸化状態にする方法について種々検討した結果本
発明を完成した。 即ち、1,4ナフトキノン−2−スルホン酸ソ
ーダと2−ブロモ−2−ニトロプロパン−1,3
−ジオールを有効成分とすることを特徴とする含
硫黄化合物を除去するし尿用消臭剤である。 本発明の有効成分のひとつである2−ブロモ−
2−ニトロプロパン−1,3−ジオールは、し尿
中でも安定した殺菌効果を示し、し尿の発酵をお
さえ長く酸化状態に保つため、1,4ナフトキノ
ン−2−スルホン酸ソーダの含硫黄化合物の除去
効果を少量で長期間保つことが出来る。 本発明における1,4ナフトキノン−2−スル
ホン酸ソーダのし尿への添加量は20ppm以上、好
ましくは30〜150ppmである。150ppm以上の添加
は含硫黄化合物の除去になんら悪影響をあたえな
いが経済的に不利である。 2−ブロモ−2−ニトロプロパン−1,3−ジ
オールは、し尿に対し40ppm以上使用されるが、
特に50〜250ppmの使用が効果、及び経済的見地
より望ましい。 2−ブロモ−2−ニトロプロパン−1,3−ジ
オールは、30℃のし尿中で24時間後も殺菌力の低
下は0.5%にすぎず十分殺菌効果を有しており、
長期間発酵をおさえし尿を酸化状態に保つことが
出来る。 又本発明のし尿用消臭剤を製造する場合、含硫
黄化合物以外の悪臭成分を除去する化学薬剤、例
えば有機酸(例 リンゴ酸、クエン酸等)、無機
酸(例 スルフアミン酸、塩酸等)、悪臭成分を
マスキングする香料類、し尿色を隠蔽する着色剤
(例 染料、顔料)、香料類を水和し、便器を洗浄
する界面活性剤等が必要に応じて使用される。 なお前記各化合物を水に溶解した消臭液も同様
に製造することが出来る。 かくのごとく、本発明のし尿用消臭剤は含硫黄
化合物を効果的に除去して高い消臭効果を示し、
持続時間も長く有効である。 [作用] し尿中の未消化蛋白質、未消化脂肪、尿酸等を
し尿の微生物(例 大腸菌、ビブリオ菌等の腸内
細菌)が発酵分解し悪臭を発生する際、し尿中の
酸素が微生物により消費され嫌気状態となり、含
硫黄化合物を除去し変化した、1,4ハイドロナ
フトキノン−2−スルホン酸ソーダを空気酸化に
より1、4ナフトキノン−2−スルホン酸ソーダ
に変化させることは出来ず、従つて1,4ナフト
キノン−2−スルホン酸ソーダのみを用いても硫
化水素やメルカプタン等の含硫黄化合物を長期間
にわたり除去することは出来ない。 本発明においては、2−ブロモ−2−ニトロプ
ロパン−1,3−ジオールを併用することによ
り、微生物による発酵が抑制され、し尿は長く酸
化状態を保つことが出来るため、少量の1,4ナ
フトキノン−2−スルホン酸ソーダにより悪臭と
して発生した含硫黄化合物を長期間に亘り除去す
ることが出来る。 [実施例] 以下に実施例、及び比較例により本発明を具体
的に説明する。 実施例、比較例中のし尿の酸化還元状態、アン
モニア、酸化水素の発生量、PHの測定は次の方法
を用いた。 し尿の酸化還元状態の測定は東亜電波(株)製の
ORPメータRM−IK型により測定した。酸化
状態の時は酸化還元電位は「+」に、還元状態
の時は「−」となる。 アンモニア、硫化水素の発生量 し尿上約10cmの所で、北川式ガス検知管(真空
式B型)を用いガス濃度を測定した。 PH PHは、ガラス電極PHメーターを用い測定した。 [実施例、及び比較例] 実施例として1,4ナフトキノン−2−スルホ
ン酸ソーダ;1%、2−ブロモ−2−ニトロプロ
パン−1,3−ジオール;3%、リンゴ酸;20
%、香料;0.5%、界面活性剤;1%、着色剤;
0.5%、硫酸ナトリウム;74%を混合し粉末状消
臭剤を作製した。 比較例として1,4ナフトキノン−2−スルホ
ン酸ソーダ;1%、リンゴ酸;20%、香料;0.5
%、界面活性剤;1%、着色剤;0.5%、硫酸ナ
トリウム;77%を混合し粉末状消臭剤を作製し
た。 [実験例] 実施例で作製した消臭剤15gを初期水約6を
入れた1人用循環式トイレに入れ(初回のし尿に
対する有効成分濃度200ppm)溶解後、毎日新鮮
な人のし尿1.5Kg(大便:小便を1:4の比率で
混合)を3回加え、3日間にわたり酸化還元電
位、消臭効果、PHを測定した。
便所に使用して含硫黄化合物を除去するし尿用消
臭剤に関するものである。 [従来の技術] 貯溜式、循環式、ポータブル式等の便所ではし
尿の濃度が濃くなつた場合、或は長く貯溜された
場合、又気温が上昇した場合、し尿が腐敗しアン
モニア、硫化水素、メルカプタン等の悪臭が発生
し、このため各家庭やバス、電車、汽車、艦船、
航空機等、において悪臭除去の対策が要望され、
特に低濃度で人が悪臭を感じる、硫化水素、メル
カプタン等の含硫黄化合物の除去が問題となつて
いる。 従来、含硫黄化合物を除去し消臭するために、
グリオキザールナフトキノン誘導体、ナフトハイ
ドロキノン誘導体等が用いられており、特開昭50
−36649にはナフトキノン誘導体、ナフトハイド
ロキノン誘導体による含硫黄化合物の除去法が開
示され、0.1ないし1重量%の水溶液を用い、長
期間有効であるとされている。 [発明が解決しようとする課題] しかし、キノン化合物による含硫黄化合物の除
去は、キノン化合物が含硫黄化合物により還元さ
れてハイドロキノン化合物になる化学反応で行わ
れ、前記ハイドロキノン化合物は空気中の酸素に
より酸化されてもとのキノン化合物になり、再び
含硫黄化合物と化学反応して含硫黄化合物を除去
するというサイクルで行われている。(ハイドロ
キノン化合物は含硫黄化合物と反応しないため除
去出来ない。) 故にキノン化合物を使用した消臭剤が長期間含
硫黄化合物を除去する能力を持つためには、消臭
剤を使用したし尿がハイドロキノン化合物を酸化
し得る状態(以下酸化状態と称す)であることが
必要である。 しかし、し尿は、貯溜されると2〜3日で発酵
して強い還元状態となり、し尿中で含硫黄化合物
と反応しこれを除去したキノン化合物か変化して
生じたハイドロキノン化合物を酸化してキノン化
合物に変えることが出来ないため、少量のキノン
化合物の添加で長期間含硫黄化合物を除去するこ
とが出来ない問題点を有していた。 本発明はかかる欠点を解決することを目的とし
たものである。 [課題を解決するための手段] 上記目的のため、し尿の発酵をおさえ、し尿を
酸化状態にする方法について種々検討した結果本
発明を完成した。 即ち、1,4ナフトキノン−2−スルホン酸ソ
ーダと2−ブロモ−2−ニトロプロパン−1,3
−ジオールを有効成分とすることを特徴とする含
硫黄化合物を除去するし尿用消臭剤である。 本発明の有効成分のひとつである2−ブロモ−
2−ニトロプロパン−1,3−ジオールは、し尿
中でも安定した殺菌効果を示し、し尿の発酵をお
さえ長く酸化状態に保つため、1,4ナフトキノ
ン−2−スルホン酸ソーダの含硫黄化合物の除去
効果を少量で長期間保つことが出来る。 本発明における1,4ナフトキノン−2−スル
ホン酸ソーダのし尿への添加量は20ppm以上、好
ましくは30〜150ppmである。150ppm以上の添加
は含硫黄化合物の除去になんら悪影響をあたえな
いが経済的に不利である。 2−ブロモ−2−ニトロプロパン−1,3−ジ
オールは、し尿に対し40ppm以上使用されるが、
特に50〜250ppmの使用が効果、及び経済的見地
より望ましい。 2−ブロモ−2−ニトロプロパン−1,3−ジ
オールは、30℃のし尿中で24時間後も殺菌力の低
下は0.5%にすぎず十分殺菌効果を有しており、
長期間発酵をおさえし尿を酸化状態に保つことが
出来る。 又本発明のし尿用消臭剤を製造する場合、含硫
黄化合物以外の悪臭成分を除去する化学薬剤、例
えば有機酸(例 リンゴ酸、クエン酸等)、無機
酸(例 スルフアミン酸、塩酸等)、悪臭成分を
マスキングする香料類、し尿色を隠蔽する着色剤
(例 染料、顔料)、香料類を水和し、便器を洗浄
する界面活性剤等が必要に応じて使用される。 なお前記各化合物を水に溶解した消臭液も同様
に製造することが出来る。 かくのごとく、本発明のし尿用消臭剤は含硫黄
化合物を効果的に除去して高い消臭効果を示し、
持続時間も長く有効である。 [作用] し尿中の未消化蛋白質、未消化脂肪、尿酸等を
し尿の微生物(例 大腸菌、ビブリオ菌等の腸内
細菌)が発酵分解し悪臭を発生する際、し尿中の
酸素が微生物により消費され嫌気状態となり、含
硫黄化合物を除去し変化した、1,4ハイドロナ
フトキノン−2−スルホン酸ソーダを空気酸化に
より1、4ナフトキノン−2−スルホン酸ソーダ
に変化させることは出来ず、従つて1,4ナフト
キノン−2−スルホン酸ソーダのみを用いても硫
化水素やメルカプタン等の含硫黄化合物を長期間
にわたり除去することは出来ない。 本発明においては、2−ブロモ−2−ニトロプ
ロパン−1,3−ジオールを併用することによ
り、微生物による発酵が抑制され、し尿は長く酸
化状態を保つことが出来るため、少量の1,4ナ
フトキノン−2−スルホン酸ソーダにより悪臭と
して発生した含硫黄化合物を長期間に亘り除去す
ることが出来る。 [実施例] 以下に実施例、及び比較例により本発明を具体
的に説明する。 実施例、比較例中のし尿の酸化還元状態、アン
モニア、酸化水素の発生量、PHの測定は次の方法
を用いた。 し尿の酸化還元状態の測定は東亜電波(株)製の
ORPメータRM−IK型により測定した。酸化
状態の時は酸化還元電位は「+」に、還元状態
の時は「−」となる。 アンモニア、硫化水素の発生量 し尿上約10cmの所で、北川式ガス検知管(真空
式B型)を用いガス濃度を測定した。 PH PHは、ガラス電極PHメーターを用い測定した。 [実施例、及び比較例] 実施例として1,4ナフトキノン−2−スルホ
ン酸ソーダ;1%、2−ブロモ−2−ニトロプロ
パン−1,3−ジオール;3%、リンゴ酸;20
%、香料;0.5%、界面活性剤;1%、着色剤;
0.5%、硫酸ナトリウム;74%を混合し粉末状消
臭剤を作製した。 比較例として1,4ナフトキノン−2−スルホ
ン酸ソーダ;1%、リンゴ酸;20%、香料;0.5
%、界面活性剤;1%、着色剤;0.5%、硫酸ナ
トリウム;77%を混合し粉末状消臭剤を作製し
た。 [実験例] 実施例で作製した消臭剤15gを初期水約6を
入れた1人用循環式トイレに入れ(初回のし尿に
対する有効成分濃度200ppm)溶解後、毎日新鮮
な人のし尿1.5Kg(大便:小便を1:4の比率で
混合)を3回加え、3日間にわたり酸化還元電
位、消臭効果、PHを測定した。
【表】
【表】
本発明のし尿用消臭剤は非常に効果的であつ
た。 [発明の効果] 本発明の含硫黄化合物を除去するし尿用消臭剤
によれば、し尿を長く酸化状態に保つことが出
来、従つて小量の使用で、悪臭を発する含硫黄化
合物の除去を長期間にわたり行うことが出来、衛
生的にも、経済的にも画期的な効果を発揮する。
た。 [発明の効果] 本発明の含硫黄化合物を除去するし尿用消臭剤
によれば、し尿を長く酸化状態に保つことが出
来、従つて小量の使用で、悪臭を発する含硫黄化
合物の除去を長期間にわたり行うことが出来、衛
生的にも、経済的にも画期的な効果を発揮する。
Claims (1)
- 1 1,4ナフトキノン−2−スルホン酸ソーダ
と2−ブロモ−2−ニトロプロパン−1,3−ジ
オールを有効成分とすることを特徴とする含硫黄
化合物を除去するし尿用消臭剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2058550A JPH03258262A (ja) | 1990-03-09 | 1990-03-09 | 含硫黄化合物を除去するし尿用消臭剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2058550A JPH03258262A (ja) | 1990-03-09 | 1990-03-09 | 含硫黄化合物を除去するし尿用消臭剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03258262A JPH03258262A (ja) | 1991-11-18 |
| JPH0570472B2 true JPH0570472B2 (ja) | 1993-10-05 |
Family
ID=13087566
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2058550A Granted JPH03258262A (ja) | 1990-03-09 | 1990-03-09 | 含硫黄化合物を除去するし尿用消臭剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH03258262A (ja) |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5345372B2 (ja) * | 1973-08-06 | 1978-12-06 | ||
| JPS61234860A (ja) * | 1985-04-12 | 1986-10-20 | 株式会社パーマケム・アジア | 汚泥用消臭剤 |
| JPS63117763A (ja) * | 1986-11-06 | 1988-05-21 | 株式会社日本触媒 | 脱臭剤 |
-
1990
- 1990-03-09 JP JP2058550A patent/JPH03258262A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03258262A (ja) | 1991-11-18 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |