JPH0570773U - 抵抗溶接機 - Google Patents

抵抗溶接機

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JPH0570773U
JPH0570773U JP1726592U JP1726592U JPH0570773U JP H0570773 U JPH0570773 U JP H0570773U JP 1726592 U JP1726592 U JP 1726592U JP 1726592 U JP1726592 U JP 1726592U JP H0570773 U JPH0570773 U JP H0570773U
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征一 谷岡
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株式会社電元社製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 抵抗溶接機の機体構造をより簡素化してもな
お小型で剛性を大きくし、重量及び製作工数の削減を達
成する。 【構成】 溶接機本体フレ−ムの側板と上腕の側板と下
腕の側板とを1枚の鋼板材から左右対称に成形する。上
腕と下腕の側板を前方に向けてすぼめる。本体フレ−ム
の側板から上腕及び下腕に移る切り欠き角にコ−ナ−R
を設ける。すぼめられた両腕を含む本体フレ−ムの内側
に面する幅方向の間隔に略コの字形の前板を挿入し、そ
の前板の両側から直角に立ち上がる側板を溶接して、前
記内側に面する側板部分にリブとしての補強効果を持た
せる。従って、本体フレ−ムの前板には上腕と下腕の付
け根がなく、加圧時の曲げ応力を機体側板の全面及びリ
ブの補強効果で完全に除去するから、部品点数を削減
し、経済的に軽量小型化を実現する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、スポット溶接機、プロジェクション溶接機、シ−ム溶接機等の電気 抵抗溶接機に関する。 さらに詳しくは、抵抗溶接機の本体フレ−ムの側面と上腕の側面と下腕の側面 とを、1枚の薄い鋼板材で左右対称に形成し、上腕の側面と下腕の側面を本体フ レ−ムの前方にすぼめることによって、機体のフレ−ム構造をより簡素化し、小 型でもって、なお機体の剛性を大きくし、かつ重量及び製作工数を大幅に削減可 能にしたものである。
【0002】
【従来の技術】
電気抵抗溶接機とりわけ定置式スポット溶接機では、一般に上腕及び下腕が本 体フレ−ムの前板に別工程にて取付けられているため、加圧装置によって電極が 加圧された時に、曲がり作用が本体フレ−ムの前板に働き、前板のたわみにより 電極先端にスベリが生じ、十分な溶接結果が得られない。 このような不具合を避けるために機体の剛性を大きくすると、構造がいきおい 大形化し、重量を増し高価となる。また、上腕及び下腕は本体フレ−ムから分離 独立した部品形態がとられているために、加工工数及び材料費がかかる上、上腕 及び下腕を本体フレ−ムに取付ける場合にもその溶接作業に多大の労力及び時間 を要していた。
【0003】 電極加圧時に生じる本体フレ−ムのたわみを防止するために種々試みられてき た過去の例を挙げると、たとえば実公昭49−21211号公報に記載のごとく 本体フレ−ムの前面をすぼめた構造が提案されている。 すなわち、この種の提案は、薄板の本体フレ−ムからなり、この本体の両側の 側板間の幅寸法を前方に向かって対称的にすぼめ、その本体前面に上腕と下腕を 固定したものである。 そして、この提案によると、電極加圧時の上下腕の根元にかかる曲げモ−メン トはテ−パ状の側板によって適当に分力化されるから、補強材を用いることなく 薄板の本体フレ−ムでも上下腕、二次導体、本体フレ−ム等を必要最小限にする ことができるという特徴がある。
【0004】 しかしながら、この種のものは、両腕が本体フレ−ムの前板に溶接によって取 付けられるため、電極加圧時の曲げ応力が最も集中する前板の部分に上腕及び下 腕の付け根が存在する点及び両腕が本体フレ−ムに対し略直角に取付けられてい る点では、旧来のものと依然として変わらない。また、この種のものは、上腕と 下腕と本体フレ−ムとが別々に製作されるため、加工工数および部品点数が多く なり、しかも溶接加工距離も長くなり、その付帯作業や腕を取付ける溶接作業に 多大の労力と時間を要するなど、製作及びコスト面でも改善すべき問題があった 。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本考案が解決しようとする問題点は、第1に、曲げ応力が集中する前板部分に 各腕の急激な角度をもつ取付け断面が存在し、加圧装置により繰り返し行われる 加圧動作により亀裂や破断を生じ易い点。第2に、上腕及び下腕が本体フレ−ム と別々に製作されるために、その加工工数及び材料を要するほか、上腕及び下腕 の本体への取付け作業に多大の労力と時間を要し、高価となる点である。 本考案は、上記の問題に着目し、解決を試みられたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そこで、本考案の講じた具体的な技術的手段は、溶接トランスを内部空間に収 納する本体フレ−ムと、この本体フレ−ムの前面に有する上腕及びこれに対応す る下腕と、上腕及び下腕に配置され、一方を加圧装置により上下動し、他方を位 置固定した一対の電極とを有する抵抗溶接機において、上腕の側板と下腕の側板 と本体フレ−ムの側板とを、1枚の鋼板材から左右対称に形成し、本体フレ−ム の側面から上腕及び下腕に移る内側の切り欠き部分に、コ−ナ−Rを設け、しか も上腕の側板間と下腕の側板間の幅方向の間隔を、本体フレ−ムの側面から前方 に向かって次第にすぼめて、そのすぼめられた両腕を含む本体フレ−ムの内側に 面する側板間の幅方向の間隔には、略コの字形に形成した前板を挿入し、その挿 入された前板とその両側から直角に立ち上がる側板との継手部を接合して、その 直角に接合された側板部分を、電極加圧時の集中応力に対し略直角方向の補強リ ブとして構成したことを主要な特徴とする。
【0007】
【作用】
そして本考案では、本体フレ−ムの側板と上腕及び下腕の側板とが1枚板であ って、両腕を平面的にすぼめたこと、前記切り欠き部分の断面をコ−ナ−Rにし たこと、前板の両側に側板を接合した結果によりリブ効果を持たせたことによっ て、電極加圧時の集中応力を機体側板全面で効果的に吸収するから、従来のよう に上腕と下腕との付け根には一切応力は集中せず、加圧精度に必要な剛性の高い 機体を実現することができる。 また、上腕及び下腕を本体フレ−ムの側板と一体にしたことで、溶接構造物の加 工部品点数及び材料等を削減し、軽量かつ簡素な本体フレ−ム構造を提供し、大 幅なコスト低減を実現する。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1は本考案をスポット溶接機の機体に実施した場合の一例を示す斜視図であり 、図2はその正面図である。図3は1枚板から左右対称に形成される機体側板の 展開図である。図4は図3の矢視図であり、図5は前板を示す。また図6は天板 の平面図を示し、図7は両腕の内側に面する側板と前板との間に補強リブを構成 する継手部を表す。
【0009】 図中1は定置式スポット溶接機を総称する。この場合、電極部及び加圧機構に ついては説明を省略する。2は本体フレ−ムの側板2aと共に上腕の側板2b、 下腕の側板2c、下腕の下側から折り返す前合わせ板2dと、前記フレ−ムの後 端2eとを1枚板から切り抜いた薄い鋼板材からなる機体側板である。この機体 側板の二点鎖線は折れ線を表す。この機体側板2は左右対称に形成され、上腕の 側板2bと下腕の側板2cとが図4に示すように、本体フレ−ムの側板2aに対 し約10°ないし15°内の角度で折れ線から内側方向(側板間の幅方向)に折 り曲げられる。したがって、各腕は本体側面から前方に向かって次第にすぼめら れた形態を呈す。機体側板2は、1枚の薄板鋼板材から左右対称に切断されて形 成されるが、この場合、本体フレ−ムの側面から上腕側面及び下腕側面に移る内 側の切り欠き部には、切り欠き角を付けず、リブの剛性効果を得るために約50 mmの適当なコ−ナ−Rをとって前方に向かって末広がりに傾斜するように切断 してある。
【0010】 前合わせ板2d及び本体フレ−ムの後端2eは折れ線から内側に向かって折り 曲げられる。前合わせ板2d同志は本体前面中央の縦方向に形成された突き合わ せ継手部hで接合される。この実施例では前合わせ板2dを本体の中央位置で接 合したが、板どりの都合で前合わせ板の幅方向の寸法を任意の長さに設定するこ とで合わせ位置を自由に変えることができる。また予め前合わせ板を機体側板に 設けない場合は、前合わせ板に代わる板材を後から本体フレ−ムに溶接しても良 い。
【0011】 3は1枚の鋼板材から製作された天板であって、上腕と本体フレ−ムの天井を 塞ぐと共に、左右の側板間を補強するためのもので、天井の平面的な空間に適合 する形状をなしている。4はトランス台で溶接トランスを固定する所で、本体フ レ−ムの側板2a間の内壁に固定されている。 5は本体フレ−ムの脚部に接合される長方形のベ−ス板で、箱形に折り曲げて 作られる。6はケ−ブル取り寄せ板である。7,8は上腕と下腕の先端板である 。9は機体の前板で、図5に示すように、上腕の側板2b間と、下腕の側板2c 間と、本体フレ−ムの側板2a間との幅方向の間隔に適合する形態をなし、1枚 板の鋼板材からなるコ−ナ−角度を有する略コの字形に折り曲げて形成した鋼板 材である。この場合、機体側板2には曲げ応力に対し略直角方向の補強リブ(図 1の両腕の内側に面する側板のコの字形に相当する斜線部)を構成するために、 たとえば図7に示すように、コの字形の前板の両側に側板を直角に立ち上がらせ 、その側板間に形成されたH形継手部を接合することで前板の両側側板間に強剛 リブ効果を効かせたものである。10は下腕の側板間に適合し、下腕のリブ板を 兼ねた底板であって、1枚板をL字形に折り曲げた鋼板材からなるものである。 なお、符号0は溶接トランスの端子と電極間を接続する導体11の取り出し口で ある。
【0012】
【考案の効果】
以上、本考案によれば、本体フレ−ムの側板と上腕の側板と下腕の側板とを1 枚の母材板から左右対称に形成したこと。上下各腕の側面を前方に向かって側板 間の幅方向に僅かな角度をもってすぼめたこと。本体フレ−ムの側面から上腕及 び下腕に移る切り欠き角にコ−ナ−Rを付けたこと。上腕の側板間及び下腕の側 板間並びに本体フレ−ムの側板間との幅方向の間隔に前板を挿入し、その前板の 両側から直角に立ち上がる側板を強度メンバ−としたことにより、本体フレ−ム に対する上腕と下腕との付け根はもはや不要となり、この部分には一切引張り応 力は集中せず、加圧装置による電極加圧時のたわみ量は側板全面及びリブの補強 効果で除去し、高い加圧精度を確保することができ、最小の部品点数で機体の剛 性を一段と高めることができる。また、従来のように上腕、下腕、本体フレ−ム を別々に製作する必要がなく、1枚板から一度に側板を製作できるから、加工部 品点数及び材料等の削減は無論のこと、重量を極限的に軽減しかつ製作工数を大 幅に短縮することができる上、外観上シンプルな形となり、構造簡素な耐久性に 富む機体を提供し、コストを大幅に低減することができるなど、幾多の効果を奏 する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を定置式スポット溶接機に実施した場合
の全体を示す斜視図である。
【図2】本考案の正面図である。
【図3】機体側板の展開図である。
【図4】図3の矢視図である。(a)はA−A矢視、
(b)はB−B矢視である。
【図5】前板を示す説明図で、(a)は側面図、(b)
は平面図、(C)は背面図、(D)は底面図である。
【図6】天板の平面図である。
【図7】図2のC−C矢視図で、補強リブを構成する側
板と前板との継手部を示す。
【符号の説明】
1 スポット溶接機 2 機体側板 2a 本体フレ−ム側板 2b 上腕側板 2c 下腕側板 2d 前合わせ板 2e 本体フレ−ム後端 3 天板 4 トランス台 5 ベ−ス板 6 ケ−ブル取り寄せ板 7 先端板 8 先端板 9 機体前板 10 底板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶接トランスを内部空間に収納する本体
    フレ−ムと、この本体フレ−ムの前面に有する上腕及び
    これに対応する下腕と、上腕及び下腕に配置され、一方
    を加圧装置により上下動し、他方を位置固定した一対の
    電極とを有する抵抗溶接機において、上腕の側板と下腕
    の側板と本体フレ−ムの側板とを、1枚の鋼板材から左
    右対称に形成し、本体フレ−ムの側面から上腕及び下腕
    に移る内側の切り欠き部分に、コ−ナ−Rを設け、しか
    も上腕の側板間と下腕の側板間の幅方向の間隔を、本体
    フレ−ムの側面から前方に向かって次第にすぼめて、そ
    のすぼめられた両腕を含む本体フレ−ムの内側に面する
    側板間の幅方向の間隔には、略コの字形に形成した前板
    を挿入し、その挿入された前板とその両側から直角に立
    ち上がる側板との継手部を接合して、その直角に接合さ
    れた側板部分を、電極加圧時の集中応力に対し略直角方
    向の補強リブとして構成したことを特徴とする抵抗溶接
    機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019138036A (ja) * 2018-02-08 2019-08-22 新明和工業株式会社 吸引装置及びその製造方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6296975U (ja) * 1985-12-09 1987-06-20
JPS6352772A (ja) * 1986-08-21 1988-03-05 Ohara Kinzoku Kogyo Kk 双極スポツト溶接機

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