JPH0570807A - 矯正用治具 - Google Patents
矯正用治具Info
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- JPH0570807A JPH0570807A JP23196791A JP23196791A JPH0570807A JP H0570807 A JPH0570807 A JP H0570807A JP 23196791 A JP23196791 A JP 23196791A JP 23196791 A JP23196791 A JP 23196791A JP H0570807 A JPH0570807 A JP H0570807A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 安定性の悪いワークを安定して支持するため
の治具を提供する。これは、粉末冶金のサイジングに利
用される。 【構成】 筒状の治具本体22に複数の通孔24を放射状に
形成する。これら通孔24に、ボール25を出没自在に収納
するとともに、このボール25を治具本体22の内周面から
突出する方向へ付勢するばね26を収納する。治具本体22
の軸方向を上下方向とすると、各ボール25は同一高さに
位置している。 【効果】 ワークである焼結品1を治具本体22内に上か
ら嵌めると、焼結品1の本体部2がボール25上に載って
水平に支持される。焼結品1をサイジング用の上パンチ
により下へ押せば、ボール25が没入して、焼結品1が治
具本体22から円滑に抜ける。
の治具を提供する。これは、粉末冶金のサイジングに利
用される。 【構成】 筒状の治具本体22に複数の通孔24を放射状に
形成する。これら通孔24に、ボール25を出没自在に収納
するとともに、このボール25を治具本体22の内周面から
突出する方向へ付勢するばね26を収納する。治具本体22
の軸方向を上下方向とすると、各ボール25は同一高さに
位置している。 【効果】 ワークである焼結品1を治具本体22内に上か
ら嵌めると、焼結品1の本体部2がボール25上に載って
水平に支持される。焼結品1をサイジング用の上パンチ
により下へ押せば、ボール25が没入して、焼結品1が治
具本体22から円滑に抜ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粉末冶金におけるサイ
ジングなどに利用される矯正用治具に関する。
ジングなどに利用される矯正用治具に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、図6に示すような継手などの焼
結品1は、金属を主成分とする原料粉末を成形するとと
もに焼結し、さらに、サイジングなどの矯正を施したも
のである。前記焼結品1は、円環状の本体部2からその
軸方向へ突出した4つの突起3を有している。これら突
起3は90°ずつ離れているが、隣接する突起3は互いに
逆方向(図示上方および下方)へ突出している。そし
て、例えば、一方へ突出した2つの突起3が駆動側に連
結され、他方へ突出した2つの突起3が従動側に連結さ
れるものである。なお、各突起3は、本体部2から外周
方向へも突出している。
結品1は、金属を主成分とする原料粉末を成形するとと
もに焼結し、さらに、サイジングなどの矯正を施したも
のである。前記焼結品1は、円環状の本体部2からその
軸方向へ突出した4つの突起3を有している。これら突
起3は90°ずつ離れているが、隣接する突起3は互いに
逆方向(図示上方および下方)へ突出している。そし
て、例えば、一方へ突出した2つの突起3が駆動側に連
結され、他方へ突出した2つの突起3が従動側に連結さ
れるものである。なお、各突起3は、本体部2から外周
方向へも突出している。
【0003】また、図7は、前記焼結品1の焼結後のサ
イジングに利用されるターンテーブル6を示している。
このターンテーブル6は、ベース7上に軸8により回転
自在に支持されているとともに、その回転中心に対して
等距離に位置する複数の収納孔9を有している。この収
納孔9の軌跡の下方に位置して、ダイ11が固定されてい
るとともに、上下方向に移動しダイ11内に下方から嵌合
する下パンチ12が設けられている。さらに、上下方向に
移動しダイ11内に上方から嵌合する上パンチ13が設けら
れている。これらダイ11および両パンチ12,13がサイジ
ングのための金型を構成している。そして、サイジング
時には、まずターンテーブル6の収納孔9内にワークで
ある焼結品1を入れる。ターンテーブル6が回転する
と、このターンテーブル6とともに焼結品1がベース7
上で移動するが、サイジング前の焼結品1の入った収納
孔9がダイ11に重なると、ターンテーブル6が停止し、
焼結品1が下パンチ12上に載り、さらに、この下パンチ
12が下降して焼結品1がダイ11内に嵌合される。その上
で、上パンチ13が下降し、収納孔9を通ってダイ11内に
嵌合される。こうして、ダイ11内で両パンチ12,13によ
り焼結品1が圧縮されて、そのサイジングが行われる。
このサイジング後、上パンチ13が上昇して収納孔9から
抜けるとともに、下パンチ12が上昇して焼結品1が収納
孔9内に戻る。そして、ターンテーブル6の回転によ
り、金型位置からサイジングの済んだ焼結品1が外れた
後、この焼結品1をターンテーブル6から取り出す。
イジングに利用されるターンテーブル6を示している。
このターンテーブル6は、ベース7上に軸8により回転
自在に支持されているとともに、その回転中心に対して
等距離に位置する複数の収納孔9を有している。この収
納孔9の軌跡の下方に位置して、ダイ11が固定されてい
るとともに、上下方向に移動しダイ11内に下方から嵌合
する下パンチ12が設けられている。さらに、上下方向に
移動しダイ11内に上方から嵌合する上パンチ13が設けら
れている。これらダイ11および両パンチ12,13がサイジ
ングのための金型を構成している。そして、サイジング
時には、まずターンテーブル6の収納孔9内にワークで
ある焼結品1を入れる。ターンテーブル6が回転する
と、このターンテーブル6とともに焼結品1がベース7
上で移動するが、サイジング前の焼結品1の入った収納
孔9がダイ11に重なると、ターンテーブル6が停止し、
焼結品1が下パンチ12上に載り、さらに、この下パンチ
12が下降して焼結品1がダイ11内に嵌合される。その上
で、上パンチ13が下降し、収納孔9を通ってダイ11内に
嵌合される。こうして、ダイ11内で両パンチ12,13によ
り焼結品1が圧縮されて、そのサイジングが行われる。
このサイジング後、上パンチ13が上昇して収納孔9から
抜けるとともに、下パンチ12が上昇して焼結品1が収納
孔9内に戻る。そして、ターンテーブル6の回転によ
り、金型位置からサイジングの済んだ焼結品1が外れた
後、この焼結品1をターンテーブル6から取り出す。
【0004】ところで、前記焼結品1は、本体部2から
互いに反対方向へそれぞれ2つの突起3が突出したもの
であるため、その突出方向のいずれ側を下にしても、水
平面上で本体部2が水平になった状態では、2つの突起
3による2点支持になり、安定して支持されない。その
結果、図7に示すように、焼結品1は、ターンテーブル
6の収納孔9内で傾きやすく、本体部2が水平になった
状態に支持されることが難しい。そして、このように焼
結品1が収納孔9内で傾いていると、サイジングに支障
をきたすことになる。
互いに反対方向へそれぞれ2つの突起3が突出したもの
であるため、その突出方向のいずれ側を下にしても、水
平面上で本体部2が水平になった状態では、2つの突起
3による2点支持になり、安定して支持されない。その
結果、図7に示すように、焼結品1は、ターンテーブル
6の収納孔9内で傾きやすく、本体部2が水平になった
状態に支持されることが難しい。そして、このように焼
結品1が収納孔9内で傾いていると、サイジングに支障
をきたすことになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、従来
は、本体部から互いに反対方向へそれぞれ2つの突起が
突出したワークのような安定した支持が難しいワークの
場合、例えばサイジング用の金型への搬送時にワークが
正規の姿勢から傾いたりしやすく、サイジングなどの矯
正作業に支障をきたす問題があった。
は、本体部から互いに反対方向へそれぞれ2つの突起が
突出したワークのような安定した支持が難しいワークの
場合、例えばサイジング用の金型への搬送時にワークが
正規の姿勢から傾いたりしやすく、サイジングなどの矯
正作業に支障をきたす問題があった。
【0006】本発明は、このような問題点を解決しよう
とするもので、本体部から互いに反対方向へそれぞれ2
つの突起が突出したようなワークであっても、例えばサ
イジング用の金型への搬送時にワークを正規の姿勢に保
つことができ、サイジングなどの矯正作業を支障なく行
えるようにすることを目的とする。
とするもので、本体部から互いに反対方向へそれぞれ2
つの突起が突出したようなワークであっても、例えばサ
イジング用の金型への搬送時にワークを正規の姿勢に保
つことができ、サイジングなどの矯正作業を支障なく行
えるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の矯正用治具は、
前記目的を達成するためのものであり、請求項1に記載
の矯正用治具は、上下方向を軸方向とするほぼ筒状の治
具本体と、この治具本体でその中心を囲む3箇所以上に
かつ水平に配置され治具本体の内周面から出没自在であ
るとともにこの内周面から突出する方向へ付勢された支
持部とを備えたものである。
前記目的を達成するためのものであり、請求項1に記載
の矯正用治具は、上下方向を軸方向とするほぼ筒状の治
具本体と、この治具本体でその中心を囲む3箇所以上に
かつ水平に配置され治具本体の内周面から出没自在であ
るとともにこの内周面から突出する方向へ付勢された支
持部とを備えたものである。
【0008】また、請求項2に記載の矯正用治具は、上
下方向を軸方向とするほぼ筒状の治具本体と、この治具
本体の内周面に水平にかつ出没自在に埋め込まれ自然状
態で治具本体の内周面から突出する弾性体からなるリン
グとを備えたものである。
下方向を軸方向とするほぼ筒状の治具本体と、この治具
本体の内周面に水平にかつ出没自在に埋め込まれ自然状
態で治具本体の内周面から突出する弾性体からなるリン
グとを備えたものである。
【0009】
【作用】本発明の矯正用治具は、例えば、サイジングな
どの矯正を行うに際して、ワークをサイジング用の金型
などへ搬送するときに利用される。請求項1に記載の矯
正用治具を利用する場合、ほぼ筒状の治具本体内に上方
からワークを嵌合し、このワークを治具本体の内周面か
ら突出している支持部上に載置する。これにより、ワー
クは、水平な本体部から上方および下方にそれぞれ2つ
の突起が突出したようなものでも、治具本体でその中心
を囲む3箇所以上にかつ水平に配置されている前記支持
部により安定して支持される。そして、例えばサイジン
グ用の金型の上パンチなどによりワークを下方へ押せ
ば、支持部が没入して、ワークが支持部を乗り越えて治
具本体から下方へ抜けるが、ワークが安定して支持され
ていたことにより、このワークは、確実に正規の姿勢で
金型に移る。
どの矯正を行うに際して、ワークをサイジング用の金型
などへ搬送するときに利用される。請求項1に記載の矯
正用治具を利用する場合、ほぼ筒状の治具本体内に上方
からワークを嵌合し、このワークを治具本体の内周面か
ら突出している支持部上に載置する。これにより、ワー
クは、水平な本体部から上方および下方にそれぞれ2つ
の突起が突出したようなものでも、治具本体でその中心
を囲む3箇所以上にかつ水平に配置されている前記支持
部により安定して支持される。そして、例えばサイジン
グ用の金型の上パンチなどによりワークを下方へ押せ
ば、支持部が没入して、ワークが支持部を乗り越えて治
具本体から下方へ抜けるが、ワークが安定して支持され
ていたことにより、このワークは、確実に正規の姿勢で
金型に移る。
【0010】請求項2に記載の矯正用治具を利用する場
合も、同様であり、ほぼ筒状の治具本体内に上方からワ
ークを嵌合し、このワークを治具本体の内周面から突出
しているリング上に載置すると、ワークは、水平なリン
グにより安定して支持される。また、この状態からワー
クを下方へ押せば、リングが弾性変形して没入し、ワー
クがリングを乗り越えて治具本体から下方へ抜ける。
合も、同様であり、ほぼ筒状の治具本体内に上方からワ
ークを嵌合し、このワークを治具本体の内周面から突出
しているリング上に載置すると、ワークは、水平なリン
グにより安定して支持される。また、この状態からワー
クを下方へ押せば、リングが弾性変形して没入し、ワー
クがリングを乗り越えて治具本体から下方へ抜ける。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図1から
図4を参照しながら説明する。原料粉末を成形するとと
もに焼結した焼結品1は、前記図6および図7に示すも
のと同じなので、同一部分に同一符号を付して、説明を
省略する。21は矯正用治具で、この矯正用治具21は、治
具本体22が例えば鉄製で円筒状になっている。なお、そ
の軸方向を上下方向とする。そして、治具本体22の内径
は、焼結品1の本体部2の外径とほぼ等しくなってい
る。また、治具本体22の内周面には、焼結品1の各突起
3がそれぞれ嵌合される上下方向へ抜ける4つの凹溝23
が形成されている。さらに、治具本体22には、凹溝23間
にそれぞれ位置して、4つの通孔24が治具本体22の中心
に対して放射状に貫通形成されている。これら通孔24
は、同一水平面上に位置していて、同一高さにあるとと
もに、互いに90°ずつ離れている。そして、各通孔24に
は、それぞれ内周側から外周側へ向かって、支持部であ
る球形のボール25とコイル状のばね26とねじ27とがこの
記載順に収納されている。前記ボール25は、通孔24に摺
動自在に嵌合されていて、治具本体22の内周面から出没
自在になっている。前記ばね26は、ボール25を治具本体
22の内周面から突出する方向へ付勢している。前記ねじ
27は、通孔24に螺合されて固定されており、ばね26を押
さえている。なお、前記ボール25は、通孔24における治
具本体22の内周面側の先端周縁部に形成された爪部28に
より抜け止めされている。
図4を参照しながら説明する。原料粉末を成形するとと
もに焼結した焼結品1は、前記図6および図7に示すも
のと同じなので、同一部分に同一符号を付して、説明を
省略する。21は矯正用治具で、この矯正用治具21は、治
具本体22が例えば鉄製で円筒状になっている。なお、そ
の軸方向を上下方向とする。そして、治具本体22の内径
は、焼結品1の本体部2の外径とほぼ等しくなってい
る。また、治具本体22の内周面には、焼結品1の各突起
3がそれぞれ嵌合される上下方向へ抜ける4つの凹溝23
が形成されている。さらに、治具本体22には、凹溝23間
にそれぞれ位置して、4つの通孔24が治具本体22の中心
に対して放射状に貫通形成されている。これら通孔24
は、同一水平面上に位置していて、同一高さにあるとと
もに、互いに90°ずつ離れている。そして、各通孔24に
は、それぞれ内周側から外周側へ向かって、支持部であ
る球形のボール25とコイル状のばね26とねじ27とがこの
記載順に収納されている。前記ボール25は、通孔24に摺
動自在に嵌合されていて、治具本体22の内周面から出没
自在になっている。前記ばね26は、ボール25を治具本体
22の内周面から突出する方向へ付勢している。前記ねじ
27は、通孔24に螺合されて固定されており、ばね26を押
さえている。なお、前記ボール25は、通孔24における治
具本体22の内周面側の先端周縁部に形成された爪部28に
より抜け止めされている。
【0012】ワークである前記焼結品1の焼結後のサイ
ジングに利用されるターンテーブル31は、従来と同様の
ものであり、例えば塩化ビニール樹脂製で、ベース32上
に軸33により回転自在に支持されているとともに、その
回転中心に対して等距離に位置する複数の円形の収納孔
34を有しているが、この収納孔34の径は前記矯正用治具
21の外径とほぼ同じになっている。これにより、矯正用
治具21は、収納孔34内に着脱自在に嵌合可能になってい
る。また、前記収納孔34の軌跡の下方に位置して、ダイ
36が固定されているとともに、上下方向に移動しダイ36
内に下方から嵌合する下パンチ37が設けられている。さ
らに、上下方向に移動しダイ36内に上方から嵌合する上
パンチ38が設けられている。これらダイ36および両パン
チ37,38がサイジングのための金型を構成している。
ジングに利用されるターンテーブル31は、従来と同様の
ものであり、例えば塩化ビニール樹脂製で、ベース32上
に軸33により回転自在に支持されているとともに、その
回転中心に対して等距離に位置する複数の円形の収納孔
34を有しているが、この収納孔34の径は前記矯正用治具
21の外径とほぼ同じになっている。これにより、矯正用
治具21は、収納孔34内に着脱自在に嵌合可能になってい
る。また、前記収納孔34の軌跡の下方に位置して、ダイ
36が固定されているとともに、上下方向に移動しダイ36
内に下方から嵌合する下パンチ37が設けられている。さ
らに、上下方向に移動しダイ36内に上方から嵌合する上
パンチ38が設けられている。これらダイ36および両パン
チ37,38がサイジングのための金型を構成している。
【0013】つぎに、前記の構成につき、その作用を説
明する。サイジングに際しては、ターンテーブル31の収
納孔34内に、矯正用治具21により支持した状態で焼結品
1を入れる。すなわち、ターンテーブル31の収納孔34内
に嵌合した矯正用治具21内に焼結品1を入れる。そし
て、ターンテーブル31が図2に矢印で示す方向へ回転す
るとすると、例えば、Aで示す位置でターンテーブル31
の収納孔34内に焼結品1を入れ、Bで示す位置で金型に
よるサイジングを行い、Cで示す位置でターンテーブル
31の収納孔34内から焼結品1を取り出す。焼結品1は、
その本体部2を水平にするとともに、突起3を凹溝23に
合わせて、矯正用治具21の治具本体22内に上方から嵌合
する。この状態で、焼結品1は、図3に示すように、突
起3がベース7に接することなく、治具本体22の内周面
から突出している同一高さにある4つのボール25上に本
体部2が載ることにより、この本体部2が水平になった
姿勢で確実に安定して支持され、本体部2が傾いたりし
ない。そして、ターンテーブル31が回転すると、矯正用
治具21とともに焼結品1が搬送されるが、サイジング前
の焼結品1が金型位置に搬入されると、ターンテーブル
31が停止し、下パンチ37上に焼結品1が載る。ついで、
上パンチ38が下降して治具本体22内に嵌合し、焼結品1
を下方へ押す。これにより、焼結品1の本体部2に押さ
れてボール25が治具本体22の径方向外方への力を受け、
このボール25がばね26の力に抗して通孔24内に没入す
る。それに伴い、焼結品1は、ボール25を乗り越えて治
具本体22から下方へ抜ける。その間、下パンチ37も下降
して、焼結品1がダイ36内に嵌合されるとともに、上パ
ンチ38が治具本体22を通ってダイ36内に嵌合される。そ
の上で、図4に示すように、ダイ36内で両パンチ37,38
により焼結品1が圧縮されて、そのサイジングが行われ
る。このサイジング後、上パンチ38が上昇して治具本体
22から抜けるともに、下パンチ37が上昇して焼結品1が
治具本体22内に戻る。そして、ターンテーブル31の回転
により、金型位置からサイジングの済んだ焼結品1が搬
出される。
明する。サイジングに際しては、ターンテーブル31の収
納孔34内に、矯正用治具21により支持した状態で焼結品
1を入れる。すなわち、ターンテーブル31の収納孔34内
に嵌合した矯正用治具21内に焼結品1を入れる。そし
て、ターンテーブル31が図2に矢印で示す方向へ回転す
るとすると、例えば、Aで示す位置でターンテーブル31
の収納孔34内に焼結品1を入れ、Bで示す位置で金型に
よるサイジングを行い、Cで示す位置でターンテーブル
31の収納孔34内から焼結品1を取り出す。焼結品1は、
その本体部2を水平にするとともに、突起3を凹溝23に
合わせて、矯正用治具21の治具本体22内に上方から嵌合
する。この状態で、焼結品1は、図3に示すように、突
起3がベース7に接することなく、治具本体22の内周面
から突出している同一高さにある4つのボール25上に本
体部2が載ることにより、この本体部2が水平になった
姿勢で確実に安定して支持され、本体部2が傾いたりし
ない。そして、ターンテーブル31が回転すると、矯正用
治具21とともに焼結品1が搬送されるが、サイジング前
の焼結品1が金型位置に搬入されると、ターンテーブル
31が停止し、下パンチ37上に焼結品1が載る。ついで、
上パンチ38が下降して治具本体22内に嵌合し、焼結品1
を下方へ押す。これにより、焼結品1の本体部2に押さ
れてボール25が治具本体22の径方向外方への力を受け、
このボール25がばね26の力に抗して通孔24内に没入す
る。それに伴い、焼結品1は、ボール25を乗り越えて治
具本体22から下方へ抜ける。その間、下パンチ37も下降
して、焼結品1がダイ36内に嵌合されるとともに、上パ
ンチ38が治具本体22を通ってダイ36内に嵌合される。そ
の上で、図4に示すように、ダイ36内で両パンチ37,38
により焼結品1が圧縮されて、そのサイジングが行われ
る。このサイジング後、上パンチ38が上昇して治具本体
22から抜けるともに、下パンチ37が上昇して焼結品1が
治具本体22内に戻る。そして、ターンテーブル31の回転
により、金型位置からサイジングの済んだ焼結品1が搬
出される。
【0014】以上のように、前記実施例においては、治
具本体22の内周面でその中心を囲む4箇所にボール25を
突出させた矯正用治具21を用いることにより、水平な本
体部2から上方および下方へそれぞれ2つの突起3が突
出した焼結品1、すなわち、それのみでは水平面上で本
体部2が水平になった正規の姿勢に安定して支持されな
い焼結品1でも、これを本体部2が水平になった正規の
姿勢に安定して支持することができる。したがって、サ
イジング用のターンテーブル31に矯正用治具21を用いて
焼結品1を装着することにより、サイジング用の金型に
確実に正規の姿勢で焼結品1を移せ、サイジングも支障
なく行える。また、ボール25は、通孔24に出没自在とす
るとともに、治具本体22の内周面から突出する方向へ付
勢したので、金型に移すために矯正用治具21から焼結品
1を抜くとき、この焼結品1を下方へ押すのみで円滑に
抜け、焼結品1に傷が付くことも防止できる。
具本体22の内周面でその中心を囲む4箇所にボール25を
突出させた矯正用治具21を用いることにより、水平な本
体部2から上方および下方へそれぞれ2つの突起3が突
出した焼結品1、すなわち、それのみでは水平面上で本
体部2が水平になった正規の姿勢に安定して支持されな
い焼結品1でも、これを本体部2が水平になった正規の
姿勢に安定して支持することができる。したがって、サ
イジング用のターンテーブル31に矯正用治具21を用いて
焼結品1を装着することにより、サイジング用の金型に
確実に正規の姿勢で焼結品1を移せ、サイジングも支障
なく行える。また、ボール25は、通孔24に出没自在とす
るとともに、治具本体22の内周面から突出する方向へ付
勢したので、金型に移すために矯正用治具21から焼結品
1を抜くとき、この焼結品1を下方へ押すのみで円滑に
抜け、焼結品1に傷が付くことも防止できる。
【0015】なお、本発明は、前記実施例に限定される
ものではなく、種々の変形実施が可能である。例えば、
前記実施例の矯正用治具21は、水平な本体部2から上方
および下方へそれぞれ2つの突起3が突出した焼結品1
を支持するためのものであったが、支持の対象であるワ
ークは、前記実施例のような焼結品1に限るものではな
く、種々の形状のものが可能である。また、治具本体の
内周部に設ける支持部も、前記実施例のようなばね26に
より付勢されたボール25に限るものではない。例えば、
図5に示す他の実施例の矯正用治具41のように、上下方
向を軸方向とする筒状の治具本体42の内周面に環状溝43
を水平にかつ全周に渡って形成し、この環状溝43に支持
部であるゴム製のOリング44を嵌め込んでもよい。この
他の実施例の矯正用治具41においては、自然状態にあっ
ては、Oリング44の内周部が治具本体42の内周面から突
出しており、この治具本体42内に嵌合されたワークがO
リング44上に載って水平に支持される。そして、ワーク
を下方へ押すと、Oリング44がそれ自体の弾性により圧
縮されて環状溝43内に没入し、ワークが治具本体42から
抜ける。
ものではなく、種々の変形実施が可能である。例えば、
前記実施例の矯正用治具21は、水平な本体部2から上方
および下方へそれぞれ2つの突起3が突出した焼結品1
を支持するためのものであったが、支持の対象であるワ
ークは、前記実施例のような焼結品1に限るものではな
く、種々の形状のものが可能である。また、治具本体の
内周部に設ける支持部も、前記実施例のようなばね26に
より付勢されたボール25に限るものではない。例えば、
図5に示す他の実施例の矯正用治具41のように、上下方
向を軸方向とする筒状の治具本体42の内周面に環状溝43
を水平にかつ全周に渡って形成し、この環状溝43に支持
部であるゴム製のOリング44を嵌め込んでもよい。この
他の実施例の矯正用治具41においては、自然状態にあっ
ては、Oリング44の内周部が治具本体42の内周面から突
出しており、この治具本体42内に嵌合されたワークがO
リング44上に載って水平に支持される。そして、ワーク
を下方へ押すと、Oリング44がそれ自体の弾性により圧
縮されて環状溝43内に没入し、ワークが治具本体42から
抜ける。
【0016】
【発明の効果】請求項1に記載の発明のように、ほぼ筒
状の治具本体と、この治具本体でその中心を囲む3箇所
以上にかつ水平に配置され治具本体の内周面から突出す
る支持部とを備えた矯正用治具を用いることによって、
例えば本体部から互いに反対方向へそれぞれ2つの突起
が突出したようなワークであっても、ワークを治具本体
内に嵌合して支持部上に載せることにより、ワークを確
実に正規の姿勢に保つことができる。したがって、例え
ば、サイジング用の金型への搬送時に矯正用治具を利用
することにより、サイジングなどの矯正作業を支障なく
行える。また、支持部は、治具本体の内周面から出没自
在とするとともに、この内周面から突出する方向へ付勢
したので、例えばワークを矯正用治具からサイジング用
の金型へ移すとき、ワークを下方へ押すのみで、このワ
ークに傷をつけることなく、かつ、円滑にワークを矯正
用治具から抜ける。
状の治具本体と、この治具本体でその中心を囲む3箇所
以上にかつ水平に配置され治具本体の内周面から突出す
る支持部とを備えた矯正用治具を用いることによって、
例えば本体部から互いに反対方向へそれぞれ2つの突起
が突出したようなワークであっても、ワークを治具本体
内に嵌合して支持部上に載せることにより、ワークを確
実に正規の姿勢に保つことができる。したがって、例え
ば、サイジング用の金型への搬送時に矯正用治具を利用
することにより、サイジングなどの矯正作業を支障なく
行える。また、支持部は、治具本体の内周面から出没自
在とするとともに、この内周面から突出する方向へ付勢
したので、例えばワークを矯正用治具からサイジング用
の金型へ移すとき、ワークを下方へ押すのみで、このワ
ークに傷をつけることなく、かつ、円滑にワークを矯正
用治具から抜ける。
【0017】また、請求項2に記載の発明のように、治
具本体の内周面に水平にかつ出没自在に埋め込まれ自然
状態で治具本体の内周面から突出する弾性体からなるリ
ングを備えた矯正用治具を用いることによっても、同様
の効果が得られる。
具本体の内周面に水平にかつ出没自在に埋め込まれ自然
状態で治具本体の内周面から突出する弾性体からなるリ
ングを備えた矯正用治具を用いることによっても、同様
の効果が得られる。
【図1】本発明の一実施例を示すワークである焼結品お
よび矯正用治具の斜視図である。
よび矯正用治具の斜視図である。
【図2】同上サイジングに用いられるターンテーブルの
斜視図である。
斜視図である。
【図3】同上ターンテーブルに装着した矯正用治具に焼
結品を支持した状態の断面図である。
結品を支持した状態の断面図である。
【図4】同上金型によりサイジングを行っている状態を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図5】本発明の他の実施例を示す矯正用治具の断面図
である。
である。
【図6】焼結品の斜視図である。
【図7】従来の技術の一例を示す断面図である。
21 矯正用治具 22 治具本体 25 ボール(支持部) 41 矯正用治具 42 治具本体 44 Oリング(リング)
Claims (2)
- 【請求項1】 上下方向を軸方向とするほぼ筒状の治具
本体と、この治具本体でその中心を囲む3箇所以上にか
つ水平に配置され治具本体の内周面から出没自在である
とともにこの内周面から突出する方向へ付勢された支持
部とを備えたことを特徴とする矯正用治具。 - 【請求項2】 上下方向を軸方向とするほぼ筒状の治具
本体と、この治具本体の内周面に水平にかつ出没自在に
埋め込まれ自然状態で治具本体の内周面から突出する弾
性体からなるリングとを備えたことを特徴とする矯正用
治具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23196791A JPH0570807A (ja) | 1991-09-11 | 1991-09-11 | 矯正用治具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23196791A JPH0570807A (ja) | 1991-09-11 | 1991-09-11 | 矯正用治具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0570807A true JPH0570807A (ja) | 1993-03-23 |
Family
ID=16931860
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23196791A Withdrawn JPH0570807A (ja) | 1991-09-11 | 1991-09-11 | 矯正用治具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0570807A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011080113A (ja) * | 2009-10-07 | 2011-04-21 | Sumitomo Electric Sintered Alloy Ltd | 焼結部品のサイジング用金型とサイジング装置 |
| JP2011219792A (ja) * | 2010-04-06 | 2011-11-04 | Mitsubishi Materials Techno Corp | サイジングプレス機 |
| JP2014148757A (ja) * | 2014-04-18 | 2014-08-21 | Mitsubishi Materials Techno Corp | サイジングプレス機 |
| JP2014156659A (ja) * | 2014-04-18 | 2014-08-28 | Mitsubishi Materials Techno Corp | サイジングプレス機 |
| WO2019038816A1 (ja) * | 2017-08-21 | 2019-02-28 | 住友電工焼結合金株式会社 | サイジング装置、及び焼結体の製造方法 |
-
1991
- 1991-09-11 JP JP23196791A patent/JPH0570807A/ja not_active Withdrawn
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011080113A (ja) * | 2009-10-07 | 2011-04-21 | Sumitomo Electric Sintered Alloy Ltd | 焼結部品のサイジング用金型とサイジング装置 |
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| CN111065475A (zh) * | 2017-08-21 | 2020-04-24 | 住友电工烧结合金株式会社 | 定型装置及烧结体的制造方法 |
| JPWO2019038816A1 (ja) * | 2017-08-21 | 2020-11-19 | 住友電工焼結合金株式会社 | サイジング装置、及び焼結体の製造方法 |
| US11491540B2 (en) | 2017-08-21 | 2022-11-08 | Sumitomo Electric Sintered Alloy, Ltd. | Sizing apparatus |
| US11780005B2 (en) | 2017-08-21 | 2023-10-10 | Sumitomo Electric Sintered Alloy, Ltd. | Method for manufacturing sintered body |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19981203 |