JPH0571265B2 - - Google Patents
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- JPH0571265B2 JPH0571265B2 JP59211246A JP21124684A JPH0571265B2 JP H0571265 B2 JPH0571265 B2 JP H0571265B2 JP 59211246 A JP59211246 A JP 59211246A JP 21124684 A JP21124684 A JP 21124684A JP H0571265 B2 JPH0571265 B2 JP H0571265B2
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61L—METHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
- A61L15/00—Chemical aspects of, or use of materials for, bandages, dressings or absorbent pads
- A61L15/16—Bandages, dressings or absorbent pads for physiological fluids such as urine or blood, e.g. sanitary towels, tampons
- A61L15/42—Use of materials characterised by their function or physical properties
- A61L15/60—Liquid-swellable gel-forming materials, e.g. super-absorbents
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L33/00—Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and only one being terminated by only one carboxyl radical, or of salts, anhydrides, esters, amides, imides or nitriles thereof; Compositions of derivatives of such polymers
- C08L33/24—Homopolymers or copolymers of amides or imides
- C08L33/26—Homopolymers or copolymers of acrylamide or methacrylamide
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L2205/00—Polymer mixtures characterised by other features
- C08L2205/02—Polymer mixtures characterised by other features containing two or more polymers of the same C08L -group
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- Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
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- Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)
Description
本発明は尿の吸収・保持剤に関する。更に詳し
くは特定の(メタ)アクリルアミド誘導体の重合
体を水に不溶化してなる尿の吸収・保持剤に関す
る。 従来技術とその問題点: 従来、尿の吸収・保持剤としてはオムツが昔よ
りよく使用されてきた。また、近年平均寿命の大
幅な伸び及び医療技術の急速な進歩により、寝た
きりのままで或いは歩行不自由等の身体にハンデ
キヤツプを背負つた状態での生活を強いられる
人々も増えてきており、それらの人々を含めた上
での福祉社会の実現が叫ばれている。 具体的には、それらの人々にも通常の人の生活
様式に準じた形での生活が望まれており、各種の
看護器材及び看護システムが開発されている。そ
れらの中でも小用の処理が1つの大きな問題にな
つている。 すなわち、病院等に入院している寝たきりの人
にとつては夜間時の小用の処理が、また歩行が不
自由な人にとつては不意の尿意の処理が問題とな
つており、失禁後の不快感及び特に冬期時の尿水
の放置に伴うカゼ等の罹病を引き起こす原因の1
つに考えられている。そのようなことに対して従
来はベツドの上に尿を吸収するためにパツトを敷
くとか、或いは大きなオムツを使用するとかの方
法が採用されているが、そのような器材では尿の
吸収・保持力が十分ではなく、身体の重み等の圧
力により尿水の遊離等が起こり十分満足できるも
のにはなつていない。また、最近ではそれらのパ
ツト或いはオムツに吸水性の樹脂を入れて尿の吸
収・保持能力を高める試みがなされている。しか
し、この場合には尿の保持能力は高まるのである
が、使用したパツト或いはオムツを繰り返し使用
しようとした場合、吸水した樹脂より水を分離す
ることが困難になり、実質的に繰り返し使用でき
なくなる。従つて、この場合には使い捨てとな
り、費用がかさむ結果となる。 問題点を解決するための手段: 本発明者らは上記した点に鑑み鋭意検討した結
果、特定の(メタ)アクリルアミド誘導体の重合
体は特異的な水の分離及び保持特性を有してお
り、その特性を利用することにより繰り返し使用
可能な尿の吸収・保持剤になることを見い出し、
本発明に到つた。 即ち、本発明は一般式()または一般式
()で表わされる 一般式
くは特定の(メタ)アクリルアミド誘導体の重合
体を水に不溶化してなる尿の吸収・保持剤に関す
る。 従来技術とその問題点: 従来、尿の吸収・保持剤としてはオムツが昔よ
りよく使用されてきた。また、近年平均寿命の大
幅な伸び及び医療技術の急速な進歩により、寝た
きりのままで或いは歩行不自由等の身体にハンデ
キヤツプを背負つた状態での生活を強いられる
人々も増えてきており、それらの人々を含めた上
での福祉社会の実現が叫ばれている。 具体的には、それらの人々にも通常の人の生活
様式に準じた形での生活が望まれており、各種の
看護器材及び看護システムが開発されている。そ
れらの中でも小用の処理が1つの大きな問題にな
つている。 すなわち、病院等に入院している寝たきりの人
にとつては夜間時の小用の処理が、また歩行が不
自由な人にとつては不意の尿意の処理が問題とな
つており、失禁後の不快感及び特に冬期時の尿水
の放置に伴うカゼ等の罹病を引き起こす原因の1
つに考えられている。そのようなことに対して従
来はベツドの上に尿を吸収するためにパツトを敷
くとか、或いは大きなオムツを使用するとかの方
法が採用されているが、そのような器材では尿の
吸収・保持力が十分ではなく、身体の重み等の圧
力により尿水の遊離等が起こり十分満足できるも
のにはなつていない。また、最近ではそれらのパ
ツト或いはオムツに吸水性の樹脂を入れて尿の吸
収・保持能力を高める試みがなされている。しか
し、この場合には尿の保持能力は高まるのである
が、使用したパツト或いはオムツを繰り返し使用
しようとした場合、吸水した樹脂より水を分離す
ることが困難になり、実質的に繰り返し使用でき
なくなる。従つて、この場合には使い捨てとな
り、費用がかさむ結果となる。 問題点を解決するための手段: 本発明者らは上記した点に鑑み鋭意検討した結
果、特定の(メタ)アクリルアミド誘導体の重合
体は特異的な水の分離及び保持特性を有してお
り、その特性を利用することにより繰り返し使用
可能な尿の吸収・保持剤になることを見い出し、
本発明に到つた。 即ち、本発明は一般式()または一般式
()で表わされる 一般式
【化】
(上式でR1は水素原子またはメチル基、R2は水
素原子、メチル基またはエチル基、R3はメチル
基、エチル基またはプロピル基を表わす。) 一般式
素原子、メチル基またはエチル基、R3はメチル
基、エチル基またはプロピル基を表わす。) 一般式
【化】
(上式でR1は水素原子またはメチル基、Aは(−
CH2)o―−でnは4〜6または (−CH2)2−O(−CH2)―−−を表わす。) N−アルキルまたはN−アルキレン置換(メ
タ)アクリルアミドの単独または共重合体、もし
くは他の共重合しうる単量体との共重合体を水に
不溶化してなる尿の吸収・保持剤に関する。 本発明の特定のN−アルキルまたはN−アルキ
レン置換(メタ)アクリルアミドとは、上記一般
式()及び一般式()で表わされるものであ
り、具体的には、たとえばN−n−プロピルアク
リルアミド、N−n−プ ピルメタクリルアミ
ド、N−イソプロピルアクリルアミド、N−イソ
プロピルメタクリルアミド、N−エチルアクリル
アミド、N,N−ジエチルアクリルアミド、N,
N−ジエチルメタクリルアミド、N−エチルメタ
クリルアミド、N,N−ジメチルアクリルアミ
ド、N,N−ジメチルメタクリルアミド、N−メ
チル−N−エチルアクリルアミド、N−メチル−
N−エチルメタクリルアミド、N−アクリロイル
ピロリジン、N−メタクリロイルピロリジン、N
−アクリロイルピペリジン、N−メタクリロイル
ピペリジン、N−アクリロイルモルホリン、N−
メタクリロイルモルホリン等をあげることができ
る。 また、上記した単量体と共重合可能な単量体と
しては、親水性単量体、イオン性単量体、親油性
単量体等があげられ、それらの一種以上の単量体
が適用できる。具体的には親水性単量体として、
たとえばアクリルアミド、メタクリルアミド、N
−メチルアクリルアミド、ジアセトンアクリルア
ミド、ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロ
キシエチルアクリレート、ヒドロキシプロピルメ
タクリレート、ヒドロキシプロピルアクリレー
ト、各種のメトキシポリエチレングリコールメタ
クリレート、各種のメトキシポリエチレングリコ
ールアクリレート、N−ビニル−2−ピロリドン
等をあげることができるし、また、酢酸ビニル、
グリシジルメタクリレート等を共重合により導入
して、それを加水分解して親水性を賦与すること
もできる。イオン性単量体としては、たとえばア
クリル酸、メタクリル酸、ビニルスルホン酸、ア
リルスルホン酸、メタリルスルホン酸、スチレン
スルホン酸、2−アクリルアミド−2−フエニル
プロパンスルホン酸、2−アクリルアミド−2−
メチルプロパンスルホン酸等の酸及びそれらの
塩、N,N−ジメチルアミノエチルメタクリレー
ト、N,N−ジエチルアミノエチルメタクリレー
ト、N,N−ジメチルアミノエチルアクリレー
ト、N,N−ジメチルアミノプロピルメタクリル
アミド、N,N−ジメチルアミノプロピルアクリ
ルアミド等のアミン及びそれらの塩等をあげるこ
とできる。また、各種アクリレート、メタクリレ
ート、アクリルアミド、メタクリルアミド、アク
リロニトリル等を共重合により導入して、それを
加水分解してイオン性を賦与することもできる。
親油性単量体としては、たとえばN−n−ブチル
アクリルアミド、N−n−ブチルメタクリルアミ
ド、N−tert.−ブチルアクリルアミド、N−
tert。−ブチルメタクリルアミド、N−n−ヘキ
シルアクリルアミド、N−n−ヘキシルメタクリ
ルアミド、N−n−オクチルアクリルアミド、N
−n−オクチルメタクリルアミド、N−tert.−オ
クチルアクリルアミド、N−n−ドデシルアクリ
ルアミド、N−n−ドデシルメタクリルアミド等
のN−アルキル(メタ)アクリルアミド誘導体、
N,N−ジグリシジルアクリルアミド、N,N−
ジグリシジルメタクリルアミド、N−(4−グリ
シドキシブチル)アクリルアミド、N−(4−グ
リシドキシブチル)メタクリルアミド、N−(5
−グリシドキシペンチル)アクリルアミド、N−
(6−グリシドキシヘキシル)アクリルアミド等
のN−(ω−グリシドキシアルキル)(メタ)アク
リルアミド誘導体、エチルアクリレート、メチル
メタクリレート、ブチルメタクリレート、ブチル
アクリレート、ラウリルアクリレート、2−エチ
ルヘキシルメタクリレート、グリシジルメタクリ
レート等の(メタ)アクリレート誘導体、アクリ
ロニトリル、メタクリロニトリル、酢酸ビニル、
塩化ビニル、エチレン、プロピレン、ブテン等の
オレフイン類、スチレン、α−メチルスチレン、
ブタジエン、イソプレン等をあげることができ
る。 次に上記した単量体の重合体を水に不溶化する
方法としては、重合時に不溶化する方法と重合後
の処理で不溶化する方法があるが、具体的な不溶
化方法として、分子中に少くとも二個以上の二重
結合を有する架橋性モノマーと上記した(メタ)
アクリルアミド誘導体とを共重合する方法、N−
アルコキシメチル(メタ)アクリルアミド誘導体
を共重合する方法、上記した親油性モノマーの比
率を高めて(メタ)アクリルアミド誘導体と共重
合する方法、塊状で重合する方法、重合体を加熱
処理する方法、セルロース等の水に不溶の繊維状
物質等と重合体を一体化する方法、または重合体
中に水酸基あるいはアミノ基等が存在する場合に
は、それらとエピクロルヒドリン等の多官能性化
合物を反応させて架橋し、不溶化する方法、更に
はカルボキシ基、スルホン酸基、水酸基等のよう
に活性水素を有する置換基の置換された単量体と
の共重合もしくはそれらの置換基の置換された重
合体との間で複合体を形成させ、不溶化する方法
等を採用できる。 より具体的には第1の方法では架橋性モノマー
として、たとえばN,N′−メチレンビスアクリ
ルアミド、N,N−ジアリルアクリルアミド、ト
リアクリルホルマール、N,N−ジアクリロイル
イミド、N,N−ジメタクリロイルイミド、エチ
レングリコールジアクリレート、エチレングリコ
ールジメタクリレート、各種ポリエチレングリコ
ールジアクリレート、各種ポリエチレングリコー
ルジメタクリレート、プロピレングリコールジア
クリレート、プロピレングリコールジメタクリレ
ート、各種ポリプロピレングリコールジアクリレ
ート、各種ポリプロピレングリコールジメタクリ
レート、1,3−ブチレングリコールジアクリレ
ート、1,3−ブチレングリコールジメタクリレ
ート、1,4−ブチレングリコールジメタクリレ
ート、グリセロールジメタクリレート、ネオペン
チルグリコールジメタクリレート、トリメチロー
ルプロパントリアクリレート、トリメチロールプ
ロパントリメタクリレート、トリメチロールエタ
ントリメタクリレート、トリメチロールエタント
リアクリレート、テトラメチロールメタンテトラ
メタクリレート、テトラメチロールメタントリア
クリレート、ジビニルベンゼン、ジアリルフタレ
ート等を使用できる。第2の方法でのN−アルコ
キシメチル(メタ)アクリルアミド誘導体として
はN−ヒドロキシメチル(メタ)アクリルアミド
も含み、たとえばN−メチロール(メタ)アクリ
ルアミド、N−メトキシメチル(メタ)アクリル
アミド、N−エトキシメチル(メタ)アクリルア
ミド、N−エトキシメチル(メタ)アクリルアミ
ド、N−n−ブトキシメチル(メタ)アクリルア
ミド、N−tert.−ブトキシメチル(メタ)アクリ
ルアミド等を使用できる。第3の方法での親油性
モノマーのアンフイフイリツクな性質を有する
(メタ)アクリルアミド誘導体に対する比率は
(メタ)アクリルアミド誘導体と親油性モノマー
との組合せにより変化し、一概に断定できない
が、一般的には、1%以上好ましくは3%以上で
ある。その時共重合法としてはランダム共重合、
ブロツク共重合、グラフト共重合のいづれもが採
用できる。第4の方法による塊状で重合する方法
としては、溶媒で稀釈せずにそのまま重合して重
合体ブロツクを得る方法或いは溶媒に懸濁させな
がらモノマー滴中で重合を行い、粒子状重合体を
得る方法等を採用できる。第5の方法である重合
体を加熱処理する方法において加熱条件は重合体
により異なり一様ではないが、一般的には、60〜
250℃、好ましくは80〜200℃の温度で、塊状重
合、懸濁重合、溶液重合等で得た重合体を加熱処
理する。その際、溶液重合においては、乾燥或い
は溶媒の留去と加熱処理を兼ねて行つてもよい。
第6の方法である繊維状物質等と一体化する方法
としては、セルロース、ナイロン、ポリエステ
ル、アクリル等の繊維またはポリプロピレン、エ
チレン−プロピレン共重合体等でできた不織布等
の水に不溶の繊維状物質あるいはシリカ、アルミ
ナ、ゼオライト等の水不溶の多孔質物質に上記し
た(メタ)アクリルアミド誘導体を含浸重合或い
はグラフト重合する方法、及び重合体を含浸させ
る方法等を採用できる。第7の方法であるエピク
ロルヒドリン等の多官能性化合物を反応させて架
橋し、不溶化する方法では重合体中に水酸基、ア
ミノ基あるいはカルボキシ基を予め導入しておく
必要がある。アミノ基及びカルボキシ基は共重合
により容易に導入できるが、水酸基の場合には、
ヒドロキシエチルメタクリレート、イソプロペニ
ルフエノール等との共重合または酢酸ビニル、グ
リシジルメタクリレート等を共重合法により導入
して、その後塩基性物質でケン化して水酸基を導
入する方法もある。ついで、前記した共重合体と
エピクロルヒドリン等の多官能性化合物とを塩基
性物質の存在下に反応させて架橋し、不溶化す
る。その際水溶液そのままで不溶化すると寒天状
となり、それを粉砕することにより実用に供され
る。また水溶液を油中に分散させて不溶化すると
粒状ゲルとなる。第8の方法は活性水素を有する
前記した単量体との共重合、それらの単量体の共
重合体との複合、共重合体中の活性水素をアンモ
ニウムイオン等で置換しておき、まず混合してお
きその後酸を添加して活性水素を賦活させて複合
体を形成させて不溶化する方法である。 上記した8つの方法を各々単独で採用してもよ
いし、併せて採用してもよい。概ね併用したほう
がより効果的な結果を得ることができる。 上記した方法に従つて、本発明の尿の吸収・保
持剤を製造するに当つて採用できる重合のより具
体的方法としては、たとえば(1)モノマーを溶剤で
稀釈せずにそのまま重合して重合体ブロツクを製
造する方法、(2)溶剤中で重合して重合後乾燥或い
は貧溶剤中に重合体を析出させ、重合体を得る方
法、(3)懸濁重合により粒子状重合体として得る方
法、(4)乳化重合により重合体ラテツクスとして得
る方法、(5)水に不溶な繊維状物質または多孔質物
質に重合体溶液の含浸あるいはグラフト重合等の
方法で重合体を一体化する方法等を採用できる。
その際、重合を開始する方法としては、加熱のみ
によつても行いうるが、通常重合開始剤を使用し
たほうが良好な結果が得られる。重合開始剤とし
てはラジカル重合を開始する能力を有するもので
あれば制限はなく、たとえば無機過酸化物、有機
過酸化物、それらの過酸化物と還元剤との組合せ
およびアゾ化合物などがある。具体的には過硫酸
アンモニウム、過硫酸カリウム、過酸化水素、
tert.−ブチルパーオキシド、ベンゾイルパーオキ
シド、クメンヒドロキシパーオキシド、tert.−ブ
チルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート、過
安息香酸ブチル等があり、それらと組合せる還元
剤としては亜硫酸塩、亜硫酸水素塩、鉄、銅、コ
バルトなどの低次のイオン価の塩、アニリン等の
有機アミン更にはアルドース、ケトース等の還元
糖等をあげることができる。アゾ化合物として
は、アゾビスイソブチロニトリル、2,2′−アゾ
ビス−2−アミジノプロパン塩酸塩、2,2′−ア
ゾビス−2,4−ジメチルバレロニトリル、4,
4′−アゾビス−4−シアノバレイン酸などを使用
することができる。また、上記した重合開始剤の
2種以上を併用することも可能である。この場合
の重合開始剤の添加量は通常採用される量的範囲
で充分であり、たとえば単量体当り0.01〜5重量
%、好ましくは0.05〜2重量%の範囲である。 このようにして得られる重合体のうち、ブロツ
ク状のもの、または溶剤を留去して得られる重合
体は、粉砕により粉状に、または融解して粒状、
フレーク状、繊維状またはフイルム状に成型し、
粒子状重合体はそのままの形で、またラテツクス
状重合体は布および紙のような繊維状あるいは多
孔質物質に含浸コーテイングしたり、またはフイ
ルム化して、尿の吸収・保持剤として提供するこ
とができる。 上記した方法により、種々の形態の樹脂を製造
でき、それらの樹脂は尿の吸収・保持剤の形態に
応じて使用される。一般に尿の吸収・保持剤は尿
の吸収及び保持を効率的に行わせ、かつ繰り返し
使用時の乾燥を速やかに行わせるため繊維状物質
と一体化して使用される場合が多く、そのような
場合粉末状品及び粒状品がよく使用される。 粉末状品は前記したように水溶液中でゲル重合
を行い、その後乾燥粉砕して得る等種々の方法を
とりうる。一方、粒状品は一般的には懸濁重合法
により容易に製造されるのであるが、本発明で使
用されるN−アルキルまたはN−アルキレン置換
(メタ)アクリルアミドは一般に水溶性が高いの
で、懸濁重合法としては、単量体またはその水溶
液等を油中に分散した逆相懸濁重合、水溶液中に
多量の電解質等を溶解して単量体の溶解度を抑制
して行う塩析懸濁重合、更には重合体の曇点以上
の高温で重合を行い、重合体を析出させる析出懸
濁重合等の方法が採用される。更には乳化重合法
により微粒子を製造できる。またシリカ、アルミ
ナ、ゼオライトのような多孔質粒子表面に重合体
溶液の含浸あるいはグラフト重合等の方法で重合
体と一体化したものも採用できる。更にその際に
単量体とは相溶するが、重合体とは相溶しないよ
うな第3成分を添加して製造することにより、多
孔質の樹脂を製造することも可能である。 以上のようにして製造した尿の吸収・保持剤は
固体状であり、水溶液との接触により水を吸収保
持し、大過剰の水の存在下においても加温により
収縮して放水するという極めて特異的な性質を有
する。更に都合のよいことには、上記の水の吸
収・保持及び放出という過程を繰り返すことがで
きる。また、該剤への水の吸水量は該樹脂の組
成、温度及び水溶液の組成等により変化する。樹
脂組成について言えば、前記した共重合しうる単
量体のうち親油性単量体との共重合体では、その
比率が増してゆくと吸水量は低下し、一方樹脂の
機械的強度は大きくなる。また、親水性もしくは
イオン性単量体との共重合体では、その比率が増
してゆくと、吸水量そのものは増加するが、温度
による吸水量の変化は少なくなり、機械的強度も
低下する。上記したように樹脂組成により吸水量
は変化するが、概ね常温(25℃)においては自重
の2倍から100倍程度の水を吸収でき、温度を下
げると水の吸収量を増加させることができる。 一方、尿中には無機性塩、有機性塩、水溶性有
機物質等の低分子物質が溶解しており、本発明の
尿の吸収・保持剤ではそれらの物質を含んだ水溶
液のまま該樹脂に取り込むことができる。無機性
塩の溶存する場合、従来の吸水樹脂ではその吸水
量は急激に減少し、たとえばメチレンビスアクリ
ルアミドで架橋したアクリルアミド−アクリル酸
ナトリウム共重合体(アクリル酸ナトリウム含
量:21重量%)では、蒸留水中と1規定塩化ナト
リウム水溶液中とでその吸水量は17分の1に低下
した。一方、本発明の尿の吸収・保持剤では、そ
の低下率は10%前後であり、吸水量に及ぼす尿中
の共存物質の影響は小いと結論でき、このことは
繰り返し使用する時、尿水での膨潤量と洗滌時の
膨潤量との差が小さくなり、好都合である。ま
た、吸水した該樹脂の温度を上昇させると、樹脂
は収縮して水を放出する。更に温度を上昇させる
とある温度以上では加温しても樹脂の収縮が極め
て緩慢になり、転移点の観察されることがある。
その転移温度は樹脂の組成により決まり、概ね10
〜100℃の範囲で制御できる。その転移温度付近
の樹脂の収縮量は樹脂の組成及び水溶液の組成等
により変化するが、概ね自重の1倍より20倍程度
である。上記した如く、本発明の尿の吸収・保持
剤は乾燥状態において尿を吸収し、その後洗滌及
び必要に応じて脱水を行い、該樹脂を高温下の環
境にさらして乾燥し、再生を行う。その時の尿の
吸収温度は外気の温度を考慮すると、0〜40℃で
あり、一方洗滌後の吸水した樹脂を加熱して収縮
させるには、高温下の雰囲気にさらせばよく、空
気中でも、熱水中でもまたはアイロン、プレス等
の熱媒体を介してもよく、その温度はその雰囲気
にもよるがその熱容量が大きい場合には比較的低
温でもよく、その逆の場合には高温のほうが好ま
しく、一般的には30〜200℃である。 尿の吸収・保持の具体的方法としては、該樹脂
を尿と接触させればよく、その時の吸収・保持剤
の形状としては粉末状、粒状、フレーク状、繊維
状、フイルム状等のいづれでもよく、そのままで
も或いは繊維状物質と複合化したものでも、更に
は袋状のものの中に該樹脂を保持したものでもよ
い。上記の形態はいづれもとりうるが、それらの
中で尿の吸収及び保持を効率的に行わせ、かつ繰
り返し使用時の乾燥を速やかに行わせるには繊維
状形態をとつたものが好ましい。そのようなもの
として、粉末状、粒状、フレーク状、繊維状、フ
イルム状等の尿の吸収・保持剤と各種の繊維状物
質とを複合化したものでも或いは繊維状の該剤を
織物または不織布としたもの、更には各種の繊維
状物質に予め該剤を含浸またはグラフト重合等の
方法により一体化しておき、それを織物または不
織布としたものでもよく、逆に織物または不織布
全体に対して該剤を含浸またはグラフト重合等の
方法により一体化したものでもよく、また上記の
ものを組合せてもよい。上記した繊維状物質とし
ては天然繊維、半合成繊維、合成繊維のいづれも
が使用できる。具体的には、たとえば綿、麻、
絹、アセテート繊維、銅アンモニア繊維、ビスコ
ースレーヨン、パルプ、アクリル繊維、ナイロ
ン、ビニリデン繊維、ビニロン、フツ素繊維、プ
ロミツクス繊維、ポリウレタン繊維、ポリエステ
ル繊維、ポリエチレン繊維、ポリ塩化ビニル繊
維、ポリプロピレン繊維、石綿、ガラス繊維、シ
リカ繊維、炭素繊維等があげられる。それらはフ
イラメントでもステープルでもいづれでもよく、
不織布でも織物の形のいづれでも使用できる。そ
れらの繊維と上記した形状の該剤とを複合化する
具体的方法としては、簡単には該剤を不織布また
は織物の間にはさみ、それを縫製すること、圧力
または熱をかけて一体化すること等の方法があ
り、更には該剤の共存下で紡糸を行つたり、不織
布とすることにより、より緊密に一体化された複
合体を製造することができる。 次に上記した複合体は使用する人に応じてその
形態が変化する。すなわち、たとえば全くの寝た
きりの人の場合には腰あてとしてベツトと腰との
間にシート状のパツトとして、ある程度身体の動
く人の場合にはオムツとして、更に外出の可能な
歩行に障害のある人にはパンツ状のもの(以後失
禁パンツと略す)として提供できる。その時、使
用される状態に応じて尿の吸収・保持剤の形状も
変化し、速やかに尿を吸収したい時には比較的比
表面積の大きなものが、一方しつかりと尿を保持
したい時には粒径の比較的大きなものが使用され
る。そのようにして尿を吸収保持したものは、通
常の洗濯機等で洗滌し汚れを落すのであるが、そ
の時該剤中の尿成分の残存量は無視できる程度ま
で減少できる。このことは衛生管理上極めて好都
合なことである。またその後必要に応じて遠心脱
水等で付着水を除去してもよい。 次にそのようにして洗滌した尿の吸収・保持剤
を含む該複合体を乾燥するのであるが、高温にさ
らすことにより容易に水を放出でき乾燥される。
その具体的方法としては通常の熱風乾燥機も使用
できるし、スチームの吹きつけ、熱水中への浸
漬、アイロン、熱ロール等による熱プレス等によ
り加温して液体状の水として放出させ結果として
乾燥することもできる。 そのようにして再生したものは尿の吸収・保持
剤として何度でも繰り返して使用できる。 作 用: 以上記したように本発明の尿の吸収・保持剤は
(1)相変化を行わずに単に加温するだけで液体状の
水を放出できるので、洗滌後の乾燥を速やかに行
え、再生操作を容易に行える。(2)尿を吸収・保持
した後、水中に分散させると該剤中の尿成分は速
やかに水中に拡散してゆくので、洗滌工程におい
て該剤よりの尿成分の洗滌も行え、衛生上極めて
好都合となる。(3)尿を吸収・保持した時と水を吸
収・保持した時とで該剤の膨潤容積の差が小さい
ので、尿の吸収工程と洗滌工程での該剤の容積変
化は少なく、繰り返し使用時において該剤を含有
してなる製品の容積変化に伴う破損を少なくでき
るという効果を有する。 以下、本発明を実施例により更に説明する。 実施例 1 N−アクリロイルピロリジン507.5gとN,N′−
メチレンビスアクリルアミド2.6gとを蒸留水
1.170gに溶解し、0.5wt%のN,N′−メチレンビ
スアクリルアミドを含むN−アクリロイルピロリ
ジンの水溶液を調製した。該水溶液を10℃に冷却
した後、内容積2のステンレス製ジユワー瓶に
移液し、1/minの流量でボールフイルターを
用いて窒素ガスを1時間バブリングした。ついで
該水溶液に過硫酸アンモニウム2.55gを蒸留水10g
に溶解した液と亜硫酸水素ナトリウム1.16gを蒸
留水10gに溶解した液とを同時に添加し、該水溶
液を断熱的に重合した。得られたゲルを細断して
乾燥した後、更に粉砕して20〜100メツシユ留分
を採取し、サンプルとした。 市販のベツトパツト(レーヨン綿製)の使用時
に人の腰にあたる部分80cm×120cmの範囲を解体
し、該パツトの上下の層の間に上記で得られたサ
ンプル粉末25gを均一に散布した後、元のように
縫製して供試体とした。得られた供試体の肌ざわ
り等は何ら異和感はなく、元の製品と同じであつ
た。 得られた供試体のサンプル粉末をはさみ込んだ
部分に0.1規定の食塩水300mlを浸み込ませ、5分
後にその部分を手で全体重をかけて圧してみた
が、供試体の表面はさらつとしており水の遊離は
感じられず、手が濡れるようなことはなかつた。
また供試体の外観を観察したが、食塩水の吸収前
後において大きな変化は認められなかつた。次い
でこの食塩水を浸み込ませた供試体を通常の洗剤
と電気洗濯機を用いて通常の方法で通常の時間か
けて洗滌脱水したが、洗滌中に供試体の外観には
大きな変化はみられなかつた。脱水後の供試体を
蒸留水に浸漬し、その浸漬水の一部をとり硝酸銀
水溶液を滴下してみたが、白濁は全く生じず、食
塩は完全に除去されていることが確認された。次
いで該供試体を通常の熱風乾燥機を用いて90℃30
分間乾燥したが、乾燥後の供試体は試験前と肌ざ
わり等何ら変化はなく、十分に乾燥していた。 上記に記した食塩水の吸収、洗滌、乾燥の工程
を60回繰り返して行つたが、試験前後の供試体の
食塩水の吸収保持性、乾燥性に大きな差は認めら
れなかつた。 比較例 1 実施例1で用いた市販のベツトパツトの腰にあ
たる部分80cm×120cmの範囲に0.1規定の食塩水
300mlを浸み込ませ、5分後に手で全体重をかけ
て圧してみたところ、供試体の表面はジツトリと
濡れた状態になつており、手がグツシヨリと濡れ
てしまつた。1時間後に再び手で圧してみたが、
やはり手は濡れてしまつた。 比較例 2 アクリルアミド400.9g、アクリル酸ナトリウム
106.6gそしてN,N′−メチレンビスアクリルアミ
ド2.6gを蒸留水1.170gに溶解した水溶液を用いて
実施例1と同様の方法によりサンプル粉末を得
た。該サンプル粉末25gと実施例1と同じ市販の
ベツトパツトとを用いて実施例1と同様の方法に
より供試体を得た。該供試体を用いて実施例1と
同様の試験を行つた。0.1規定の食塩水300mlを浸
み込ませた後、実施例1と同じ条件下で該供試体
を洗滌したが、すすぎ洗いの段階で該供試体のサ
ンプル粉末をはさみ込んだ部分が異常にふくら
み、その部分の厚みが他の部分よりもかなり厚い
状態となつた。そのものの重量を測定したところ
洗滌前と比べて8Kg増加していた。また実施例1
と同様の条件下で熱風乾燥したが、乾燥後の供試
体のサンプル粉末をはさみ込んだ部分は十分に乾
燥してなく、厚さが他の部分よりも厚い状態のま
まであり、実施例1の10倍の時間をかけて乾燥し
てみたが、まだ乾燥は不十分であり、厚さは他の
部分と同じにまではもどつていなかつた。 実施例 2 実施例1と同じ方法で得られた供試体のサンプ
ル粉末をはさみ込んだ部分に人間の尿水300mlを
浸み込ませ、5分後にその部分を手で全体重をか
けて圧してみたが、供試体の表面はさらつとして
おり、尿水の遊離は感じられず、手が濡れるよう
なこともなく、その外観も大きな変化はなかつ
た。ついで該供試体を用いて実施例1と同じ条件
下で洗滌、脱水、乾燥を行つたが、洗滌中にも何
ら異常は見られず、乾燥後の供試体も試験前と肌
ざわり等何ら変化はなく十分に乾燥していた。 上記の尿水の吸収、洗滌、乾燥の工程を60回繰
り返えして行つたが、試験前後の供試体の尿水の
吸収保持性、乾燥性に大きな差は認められなかつ
た。 実施例 3 重合開始温度を20℃にし、重合開始剤として
2,2′−アゾビス−2−アミジノプロパン塩酸塩
4.41gを蒸留水20gに溶解した水溶液を用いた他は
実施例1と同じ方法によりゲルを得た。得られた
ゲルを細断して乾燥した後、更に粉砕して100メ
ツシユ以下の留分を採取してサンプルとした。 ポリプロピレンとレーヨンの二成分からなる不
織布30cm×80cmを11枚重ね合せ、各層の間に2g
づつ総量で20gの上記で得られたサンプル粉末を
均一に散布し片面に通気性ポリエチレンフイルム
をあて縫製したものを供試体とした。得られた供
試体はゴワゴワした感じはなく肌ざわりのよいも
のであつた。 得られた供試体に0.1規定の食塩水300mlを浸み
込ませ、5分後に手で全体重をかけて圧してみた
が、供試体の表面はさらつとしており、手が濡れ
るようなことはなかつた。ついでこの食塩水を浸
み込ませた供試体を実施例1と同じ条件下で洗滌
脱水した後、蒸留水に浸漬し、その浸漬水の一部
をとり硝酸銀水溶液を滴下したみたが、白濁は全
く生じず、食塩は完全に除去されていることが確
認された。更にこの供試体を実施例1と同じ条件
下で乾燥したが、乾燥後の供試体は試験前と肌ざ
わり等何ら変化がなく、十分に乾燥していた。 比較例 3 比較例2で得られたサンプル粉末を更に粉砕し
て100メツシユ以下の留分を採取してサンプルと
した。得られたサンプル粉末20gを用いて実施例
3と同じ方法により供試体を得た。該供試体を用
いて実施例3と同様の試験を行つたが、すすぎ洗
いの段階で該供試体は異常にふくらみ、その厚さ
が増大し、縫製した部分がところどころで破壊さ
れており一部のサンプル粉末が脱落分離されてし
まつた。 実施例 4 実施例3で得られた供試体に人間の尿水300ml
を浸み込ませ、5分後に手で全体重をかけて圧し
てみたが、供試体の表面はさらつとしており、尿
水の遊離は感じられず、手が濡れるようなことも
なかつた。ついで該供試体を用いて実施例1と同
じ条件下で洗滌、脱水、乾燥を行つたが、洗滌中
にも何ら異常はみられず乾燥後の供試体も試験前
と肌ざわり等何ら変化はなく十分に乾燥してい
た。 実施例 5 ポリプロピレンとレーヨンの二成分よりなる不
織布40cm×80cmを11枚重ね合せ、各層間に5gづ
つ総量で50gになるように実施例3で得たサンプ
ル粉末を均一に散布し片面に通気性ポリエチレン
フイルムをあて、縫製した。 上記の不織布重ね合せシートに一辺がそれぞれ
30cm及び35cmの三角形を向い合せた形で、頂点の
ところを幅10cmの帯で接続した形状を有する型紙
をあて、その型紙にそつて切断し、その切断部を
縫製したものを供試体とした。このものは一般的
には失禁パンツと呼ばれる。実際に、得られた供
試体を成人男子の腰部にあて、それをゴム製のパ
ンツで保持しておき、体の前部より0.1規定の食
塩水30mlを注ぎこんだ。食塩水の漏出はなく、5
分後に供試体と接触したところ、その表面はさら
つとしており、手が濡れるようなことはなかつ
た。またその装着中格別の不快感は感ぜられなか
つた。ついでこの供試体を実施例1と同じ条件で
洗滌、乾燥したが、乾燥後の供試体は試験前と肌
ざわり等何ら変わりなく、十分に乾燥していた。 また、供試体を上記した方法で装着し、実際に
その中で放尿したところ、尿水の漏出はなく、尿
水は供試体に吸収保持され、また装着中格別の不
快感は感ぜられなかつた。ついでこの供試体を実
施例1と同じ条件で洗濯、乾燥したが、乾燥後の
供試体は試験前と肌ざわり等何ら変わりなく、十
分に乾燥していた。 実施例 6 実施例1のN−アクリロイルピロリジンのかわ
りに、N−イソプロピルアクリルアミドを使用し
た以外は実施例1と同様に重合、粉砕してサンプ
ル粉末を得た。該サンプル粉末30gと実施例1と
同じ、市販のベツトパツトとを用いて実施例1と
同様の方法により供試体を得た。該供試体を用い
て実施例1と同様の試験を行つた。0.1規定の食
塩水300mlを浸み込ませた5分後にその部分を手
で全体重をかけて圧してみたが、供試体の表面は
さらつとしており、水の遊離は感じられず、手が
濡れるようなこともなく、その外観も大きな変化
はなかつた。また洗滌脱水中にも何ら異常はみら
れなかつた。脱水後の供試体を蒸留水に浸漬し、
その浸漬水の一部をとり硝酸銀水溶液を滴下して
みたが、白濁は全く認められず、食塩は完全に除
去されていることが確認された。乾燥後の供試体
も試験前と肌ざわり等何ら変化はなく十分に乾燥
していた。 次いで、乾燥後の供試体を用いて実施例2と同
様の試験を行つた。人間の尿水300mlを浸み込ま
せ5分後にその部分を手で全体重をかけて圧して
みたが、供試体の表面はさらつとしており、尿水
の遊離は感じられず、手が濡れるようなこともな
く、その外観も大きな変化はなかつた。また洗滌
中、脱水中及び乾燥中にも何ら異常はみられず、
乾燥後の供試体も試験前と肌ざわり等何ら変化は
なく、十分に乾燥していた。 実施例 7 実施例1のN−アクリロイルピロリジンのかわ
りに、N−n−プロピルアクリルアミドを使用し
た以外は実施例1と同様に重合、粉砕してサンプ
ル粉末を得た。該サンプル粉末40gと実施例1と
同じ市販のベツトパツトとを用いて実施例1と同
様の方法により供試体を得た。該供試体を用いて
実施例1と同様の試験を行つた。0.1規定の食塩
水300mlを浸み込ませ5分後にその部分を手で全
体重をかけて圧してみたが、供試体の表面はさら
つとしており、水の遊離は感じられず、手が濡れ
るようなこともなく、その外観も大きな変化はな
かつた。また洗滌脱水中にも何ら異常はみられな
かつた。脱水後の供試体を蒸留水に浸漬し、その
浸漬水の一部をとり硝酸銀水溶液を滴下してみた
が、白濁は全く認められず、食塩は完全に除去さ
れていることが確認された。乾燥後の供試体も試
験前と肌ざわり等何ら変化はなく十分に乾燥して
いた。 次いで、乾燥後の供試体を用いて実施例2と同
様の試験を行つた。人間の尿水300mlを浸み込ま
せ5分後にその部分を手で全体重をかけて圧して
みたが、供試体の表面はさらつとしており、尿水
の遊離は感じられず、手が濡れるようなこともな
く、その外観も大きな変化はなかつた。また洗滌
中、脱水中及び乾燥中にも何ら異常はみられず、
乾燥後の供試体も試験前と肌ざわり等何ら変化は
なく、十分に乾燥していた。 実施例 8 0.5%のN,N′−メチレンビスアクリルアミド
を含むN,N′−ジエチルアクリルアミドの30%
N,N−ジメチルホルムアミド溶液をジユワー瓶
に移液し、液を窒素置換した後、30℃にてアゾビ
スイソブチロニトリルを1.5%添加して、断熱的
に重合した。得られたゲルを細断して120℃で乾
燥後、更に粉砕して20〜100メツシユ留分を採取
し、サンプルとした。 該サンプル粉末70gと実施例1と同じ市販のベ
ツトパツトとを用いて実施例1と同様の方法によ
り供試体を得た。該供試体を用いて実施例1と同
様の試験を行つた。0.1規定の食塩水300mlを浸み
込ませ5分後にその部分を手で全体重をかけて圧
してみたが、供試体の表面はさらつとしており、
水の遊離は感じられず、手が濡れるようなことも
なく、その外観も大きな変化はなかつた。また洗
滌脱水中にも何ら異常はみられなかつた。脱水後
の供試体を蒸留水に浸漬し、その浸漬水の一部を
とり硝酸銀水溶液を滴下してみたが、白濁は全く
認められず、食塩は完全に除去されていることが
確認された。乾燥後の供試体も試験前と肌ざわり
等何ら変化はなく十分に乾燥していた。 次いで、乾燥後の供試体を用いて実施例2と同
様の試験を行つた。人間の尿水300mlを浸み込ま
せ5分後にその部分を手で全体重をかけて圧して
みたが、供試体の表面はさらつとしており、尿水
の遊離は感じられず、手が濡れるようなこともな
く、その外観も大きな変化はなかつた。また洗滌
中、脱水中及び乾燥中にも何ら異常はみられず、
乾燥後の供試体も試験前と肌ざわり等何ら変化は
なく、十分に乾燥していた。 実施例 9 実施例1のN−アクリロイルピロリジンのかわ
りに、N−アクリロイルモルホリンを使用した以
外は実施例1と同様に重合、粉砕してサンプル粉
末を得た。該サンプル粉末30gと実施例1と同じ
市販のベツトパツトを用いて実施例1と同様の方
法により供試体を得た。該供試体を用いて実施例
1と同様の試験を行つた。0.1規定の食塩水300ml
を浸み込ませ5分後にその部分を手で全体重をか
けて圧してみたが、供試体の表面はさらつとして
おり、水の遊離は感じられず、手が濡れるような
こともなく、その外観も大きな変化はなかつた。
また洗滌脱水中にも何ら異常はみられなかつた。
脱水後の供試体を蒸留水に浸漬し、その浸漬水の
一部をとり硝酸銀水溶液を滴下してみたが、白濁
は全く認められず、食塩は完全に除去されている
ことが確認された。乾燥後の供試体も試験前と肌
ざわり等何ら変化はなく十分に乾燥していた。 次いで、乾燥後の供試体を用いて実施例2と同
様の試験を行つた。人間の尿水300mlを浸み込ま
せ5分後にその部分を手で全体重をかけて圧して
みたが、供試体の表面はさらつとしており、尿水
の遊離は感じられず、手が濡れるようなこともな
く、その外観も大きな変化はなかつた。また洗滌
中、脱水中及び乾燥中にも何ら異常はみられず、
乾燥後の供試体も試験前と肌ざわり等何ら変化は
なく、十分に乾燥していた。
CH2)o―−でnは4〜6または (−CH2)2−O(−CH2)―−−を表わす。) N−アルキルまたはN−アルキレン置換(メ
タ)アクリルアミドの単独または共重合体、もし
くは他の共重合しうる単量体との共重合体を水に
不溶化してなる尿の吸収・保持剤に関する。 本発明の特定のN−アルキルまたはN−アルキ
レン置換(メタ)アクリルアミドとは、上記一般
式()及び一般式()で表わされるものであ
り、具体的には、たとえばN−n−プロピルアク
リルアミド、N−n−プ ピルメタクリルアミ
ド、N−イソプロピルアクリルアミド、N−イソ
プロピルメタクリルアミド、N−エチルアクリル
アミド、N,N−ジエチルアクリルアミド、N,
N−ジエチルメタクリルアミド、N−エチルメタ
クリルアミド、N,N−ジメチルアクリルアミ
ド、N,N−ジメチルメタクリルアミド、N−メ
チル−N−エチルアクリルアミド、N−メチル−
N−エチルメタクリルアミド、N−アクリロイル
ピロリジン、N−メタクリロイルピロリジン、N
−アクリロイルピペリジン、N−メタクリロイル
ピペリジン、N−アクリロイルモルホリン、N−
メタクリロイルモルホリン等をあげることができ
る。 また、上記した単量体と共重合可能な単量体と
しては、親水性単量体、イオン性単量体、親油性
単量体等があげられ、それらの一種以上の単量体
が適用できる。具体的には親水性単量体として、
たとえばアクリルアミド、メタクリルアミド、N
−メチルアクリルアミド、ジアセトンアクリルア
ミド、ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロ
キシエチルアクリレート、ヒドロキシプロピルメ
タクリレート、ヒドロキシプロピルアクリレー
ト、各種のメトキシポリエチレングリコールメタ
クリレート、各種のメトキシポリエチレングリコ
ールアクリレート、N−ビニル−2−ピロリドン
等をあげることができるし、また、酢酸ビニル、
グリシジルメタクリレート等を共重合により導入
して、それを加水分解して親水性を賦与すること
もできる。イオン性単量体としては、たとえばア
クリル酸、メタクリル酸、ビニルスルホン酸、ア
リルスルホン酸、メタリルスルホン酸、スチレン
スルホン酸、2−アクリルアミド−2−フエニル
プロパンスルホン酸、2−アクリルアミド−2−
メチルプロパンスルホン酸等の酸及びそれらの
塩、N,N−ジメチルアミノエチルメタクリレー
ト、N,N−ジエチルアミノエチルメタクリレー
ト、N,N−ジメチルアミノエチルアクリレー
ト、N,N−ジメチルアミノプロピルメタクリル
アミド、N,N−ジメチルアミノプロピルアクリ
ルアミド等のアミン及びそれらの塩等をあげるこ
とできる。また、各種アクリレート、メタクリレ
ート、アクリルアミド、メタクリルアミド、アク
リロニトリル等を共重合により導入して、それを
加水分解してイオン性を賦与することもできる。
親油性単量体としては、たとえばN−n−ブチル
アクリルアミド、N−n−ブチルメタクリルアミ
ド、N−tert.−ブチルアクリルアミド、N−
tert。−ブチルメタクリルアミド、N−n−ヘキ
シルアクリルアミド、N−n−ヘキシルメタクリ
ルアミド、N−n−オクチルアクリルアミド、N
−n−オクチルメタクリルアミド、N−tert.−オ
クチルアクリルアミド、N−n−ドデシルアクリ
ルアミド、N−n−ドデシルメタクリルアミド等
のN−アルキル(メタ)アクリルアミド誘導体、
N,N−ジグリシジルアクリルアミド、N,N−
ジグリシジルメタクリルアミド、N−(4−グリ
シドキシブチル)アクリルアミド、N−(4−グ
リシドキシブチル)メタクリルアミド、N−(5
−グリシドキシペンチル)アクリルアミド、N−
(6−グリシドキシヘキシル)アクリルアミド等
のN−(ω−グリシドキシアルキル)(メタ)アク
リルアミド誘導体、エチルアクリレート、メチル
メタクリレート、ブチルメタクリレート、ブチル
アクリレート、ラウリルアクリレート、2−エチ
ルヘキシルメタクリレート、グリシジルメタクリ
レート等の(メタ)アクリレート誘導体、アクリ
ロニトリル、メタクリロニトリル、酢酸ビニル、
塩化ビニル、エチレン、プロピレン、ブテン等の
オレフイン類、スチレン、α−メチルスチレン、
ブタジエン、イソプレン等をあげることができ
る。 次に上記した単量体の重合体を水に不溶化する
方法としては、重合時に不溶化する方法と重合後
の処理で不溶化する方法があるが、具体的な不溶
化方法として、分子中に少くとも二個以上の二重
結合を有する架橋性モノマーと上記した(メタ)
アクリルアミド誘導体とを共重合する方法、N−
アルコキシメチル(メタ)アクリルアミド誘導体
を共重合する方法、上記した親油性モノマーの比
率を高めて(メタ)アクリルアミド誘導体と共重
合する方法、塊状で重合する方法、重合体を加熱
処理する方法、セルロース等の水に不溶の繊維状
物質等と重合体を一体化する方法、または重合体
中に水酸基あるいはアミノ基等が存在する場合に
は、それらとエピクロルヒドリン等の多官能性化
合物を反応させて架橋し、不溶化する方法、更に
はカルボキシ基、スルホン酸基、水酸基等のよう
に活性水素を有する置換基の置換された単量体と
の共重合もしくはそれらの置換基の置換された重
合体との間で複合体を形成させ、不溶化する方法
等を採用できる。 より具体的には第1の方法では架橋性モノマー
として、たとえばN,N′−メチレンビスアクリ
ルアミド、N,N−ジアリルアクリルアミド、ト
リアクリルホルマール、N,N−ジアクリロイル
イミド、N,N−ジメタクリロイルイミド、エチ
レングリコールジアクリレート、エチレングリコ
ールジメタクリレート、各種ポリエチレングリコ
ールジアクリレート、各種ポリエチレングリコー
ルジメタクリレート、プロピレングリコールジア
クリレート、プロピレングリコールジメタクリレ
ート、各種ポリプロピレングリコールジアクリレ
ート、各種ポリプロピレングリコールジメタクリ
レート、1,3−ブチレングリコールジアクリレ
ート、1,3−ブチレングリコールジメタクリレ
ート、1,4−ブチレングリコールジメタクリレ
ート、グリセロールジメタクリレート、ネオペン
チルグリコールジメタクリレート、トリメチロー
ルプロパントリアクリレート、トリメチロールプ
ロパントリメタクリレート、トリメチロールエタ
ントリメタクリレート、トリメチロールエタント
リアクリレート、テトラメチロールメタンテトラ
メタクリレート、テトラメチロールメタントリア
クリレート、ジビニルベンゼン、ジアリルフタレ
ート等を使用できる。第2の方法でのN−アルコ
キシメチル(メタ)アクリルアミド誘導体として
はN−ヒドロキシメチル(メタ)アクリルアミド
も含み、たとえばN−メチロール(メタ)アクリ
ルアミド、N−メトキシメチル(メタ)アクリル
アミド、N−エトキシメチル(メタ)アクリルア
ミド、N−エトキシメチル(メタ)アクリルアミ
ド、N−n−ブトキシメチル(メタ)アクリルア
ミド、N−tert.−ブトキシメチル(メタ)アクリ
ルアミド等を使用できる。第3の方法での親油性
モノマーのアンフイフイリツクな性質を有する
(メタ)アクリルアミド誘導体に対する比率は
(メタ)アクリルアミド誘導体と親油性モノマー
との組合せにより変化し、一概に断定できない
が、一般的には、1%以上好ましくは3%以上で
ある。その時共重合法としてはランダム共重合、
ブロツク共重合、グラフト共重合のいづれもが採
用できる。第4の方法による塊状で重合する方法
としては、溶媒で稀釈せずにそのまま重合して重
合体ブロツクを得る方法或いは溶媒に懸濁させな
がらモノマー滴中で重合を行い、粒子状重合体を
得る方法等を採用できる。第5の方法である重合
体を加熱処理する方法において加熱条件は重合体
により異なり一様ではないが、一般的には、60〜
250℃、好ましくは80〜200℃の温度で、塊状重
合、懸濁重合、溶液重合等で得た重合体を加熱処
理する。その際、溶液重合においては、乾燥或い
は溶媒の留去と加熱処理を兼ねて行つてもよい。
第6の方法である繊維状物質等と一体化する方法
としては、セルロース、ナイロン、ポリエステ
ル、アクリル等の繊維またはポリプロピレン、エ
チレン−プロピレン共重合体等でできた不織布等
の水に不溶の繊維状物質あるいはシリカ、アルミ
ナ、ゼオライト等の水不溶の多孔質物質に上記し
た(メタ)アクリルアミド誘導体を含浸重合或い
はグラフト重合する方法、及び重合体を含浸させ
る方法等を採用できる。第7の方法であるエピク
ロルヒドリン等の多官能性化合物を反応させて架
橋し、不溶化する方法では重合体中に水酸基、ア
ミノ基あるいはカルボキシ基を予め導入しておく
必要がある。アミノ基及びカルボキシ基は共重合
により容易に導入できるが、水酸基の場合には、
ヒドロキシエチルメタクリレート、イソプロペニ
ルフエノール等との共重合または酢酸ビニル、グ
リシジルメタクリレート等を共重合法により導入
して、その後塩基性物質でケン化して水酸基を導
入する方法もある。ついで、前記した共重合体と
エピクロルヒドリン等の多官能性化合物とを塩基
性物質の存在下に反応させて架橋し、不溶化す
る。その際水溶液そのままで不溶化すると寒天状
となり、それを粉砕することにより実用に供され
る。また水溶液を油中に分散させて不溶化すると
粒状ゲルとなる。第8の方法は活性水素を有する
前記した単量体との共重合、それらの単量体の共
重合体との複合、共重合体中の活性水素をアンモ
ニウムイオン等で置換しておき、まず混合してお
きその後酸を添加して活性水素を賦活させて複合
体を形成させて不溶化する方法である。 上記した8つの方法を各々単独で採用してもよ
いし、併せて採用してもよい。概ね併用したほう
がより効果的な結果を得ることができる。 上記した方法に従つて、本発明の尿の吸収・保
持剤を製造するに当つて採用できる重合のより具
体的方法としては、たとえば(1)モノマーを溶剤で
稀釈せずにそのまま重合して重合体ブロツクを製
造する方法、(2)溶剤中で重合して重合後乾燥或い
は貧溶剤中に重合体を析出させ、重合体を得る方
法、(3)懸濁重合により粒子状重合体として得る方
法、(4)乳化重合により重合体ラテツクスとして得
る方法、(5)水に不溶な繊維状物質または多孔質物
質に重合体溶液の含浸あるいはグラフト重合等の
方法で重合体を一体化する方法等を採用できる。
その際、重合を開始する方法としては、加熱のみ
によつても行いうるが、通常重合開始剤を使用し
たほうが良好な結果が得られる。重合開始剤とし
てはラジカル重合を開始する能力を有するもので
あれば制限はなく、たとえば無機過酸化物、有機
過酸化物、それらの過酸化物と還元剤との組合せ
およびアゾ化合物などがある。具体的には過硫酸
アンモニウム、過硫酸カリウム、過酸化水素、
tert.−ブチルパーオキシド、ベンゾイルパーオキ
シド、クメンヒドロキシパーオキシド、tert.−ブ
チルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート、過
安息香酸ブチル等があり、それらと組合せる還元
剤としては亜硫酸塩、亜硫酸水素塩、鉄、銅、コ
バルトなどの低次のイオン価の塩、アニリン等の
有機アミン更にはアルドース、ケトース等の還元
糖等をあげることができる。アゾ化合物として
は、アゾビスイソブチロニトリル、2,2′−アゾ
ビス−2−アミジノプロパン塩酸塩、2,2′−ア
ゾビス−2,4−ジメチルバレロニトリル、4,
4′−アゾビス−4−シアノバレイン酸などを使用
することができる。また、上記した重合開始剤の
2種以上を併用することも可能である。この場合
の重合開始剤の添加量は通常採用される量的範囲
で充分であり、たとえば単量体当り0.01〜5重量
%、好ましくは0.05〜2重量%の範囲である。 このようにして得られる重合体のうち、ブロツ
ク状のもの、または溶剤を留去して得られる重合
体は、粉砕により粉状に、または融解して粒状、
フレーク状、繊維状またはフイルム状に成型し、
粒子状重合体はそのままの形で、またラテツクス
状重合体は布および紙のような繊維状あるいは多
孔質物質に含浸コーテイングしたり、またはフイ
ルム化して、尿の吸収・保持剤として提供するこ
とができる。 上記した方法により、種々の形態の樹脂を製造
でき、それらの樹脂は尿の吸収・保持剤の形態に
応じて使用される。一般に尿の吸収・保持剤は尿
の吸収及び保持を効率的に行わせ、かつ繰り返し
使用時の乾燥を速やかに行わせるため繊維状物質
と一体化して使用される場合が多く、そのような
場合粉末状品及び粒状品がよく使用される。 粉末状品は前記したように水溶液中でゲル重合
を行い、その後乾燥粉砕して得る等種々の方法を
とりうる。一方、粒状品は一般的には懸濁重合法
により容易に製造されるのであるが、本発明で使
用されるN−アルキルまたはN−アルキレン置換
(メタ)アクリルアミドは一般に水溶性が高いの
で、懸濁重合法としては、単量体またはその水溶
液等を油中に分散した逆相懸濁重合、水溶液中に
多量の電解質等を溶解して単量体の溶解度を抑制
して行う塩析懸濁重合、更には重合体の曇点以上
の高温で重合を行い、重合体を析出させる析出懸
濁重合等の方法が採用される。更には乳化重合法
により微粒子を製造できる。またシリカ、アルミ
ナ、ゼオライトのような多孔質粒子表面に重合体
溶液の含浸あるいはグラフト重合等の方法で重合
体と一体化したものも採用できる。更にその際に
単量体とは相溶するが、重合体とは相溶しないよ
うな第3成分を添加して製造することにより、多
孔質の樹脂を製造することも可能である。 以上のようにして製造した尿の吸収・保持剤は
固体状であり、水溶液との接触により水を吸収保
持し、大過剰の水の存在下においても加温により
収縮して放水するという極めて特異的な性質を有
する。更に都合のよいことには、上記の水の吸
収・保持及び放出という過程を繰り返すことがで
きる。また、該剤への水の吸水量は該樹脂の組
成、温度及び水溶液の組成等により変化する。樹
脂組成について言えば、前記した共重合しうる単
量体のうち親油性単量体との共重合体では、その
比率が増してゆくと吸水量は低下し、一方樹脂の
機械的強度は大きくなる。また、親水性もしくは
イオン性単量体との共重合体では、その比率が増
してゆくと、吸水量そのものは増加するが、温度
による吸水量の変化は少なくなり、機械的強度も
低下する。上記したように樹脂組成により吸水量
は変化するが、概ね常温(25℃)においては自重
の2倍から100倍程度の水を吸収でき、温度を下
げると水の吸収量を増加させることができる。 一方、尿中には無機性塩、有機性塩、水溶性有
機物質等の低分子物質が溶解しており、本発明の
尿の吸収・保持剤ではそれらの物質を含んだ水溶
液のまま該樹脂に取り込むことができる。無機性
塩の溶存する場合、従来の吸水樹脂ではその吸水
量は急激に減少し、たとえばメチレンビスアクリ
ルアミドで架橋したアクリルアミド−アクリル酸
ナトリウム共重合体(アクリル酸ナトリウム含
量:21重量%)では、蒸留水中と1規定塩化ナト
リウム水溶液中とでその吸水量は17分の1に低下
した。一方、本発明の尿の吸収・保持剤では、そ
の低下率は10%前後であり、吸水量に及ぼす尿中
の共存物質の影響は小いと結論でき、このことは
繰り返し使用する時、尿水での膨潤量と洗滌時の
膨潤量との差が小さくなり、好都合である。ま
た、吸水した該樹脂の温度を上昇させると、樹脂
は収縮して水を放出する。更に温度を上昇させる
とある温度以上では加温しても樹脂の収縮が極め
て緩慢になり、転移点の観察されることがある。
その転移温度は樹脂の組成により決まり、概ね10
〜100℃の範囲で制御できる。その転移温度付近
の樹脂の収縮量は樹脂の組成及び水溶液の組成等
により変化するが、概ね自重の1倍より20倍程度
である。上記した如く、本発明の尿の吸収・保持
剤は乾燥状態において尿を吸収し、その後洗滌及
び必要に応じて脱水を行い、該樹脂を高温下の環
境にさらして乾燥し、再生を行う。その時の尿の
吸収温度は外気の温度を考慮すると、0〜40℃で
あり、一方洗滌後の吸水した樹脂を加熱して収縮
させるには、高温下の雰囲気にさらせばよく、空
気中でも、熱水中でもまたはアイロン、プレス等
の熱媒体を介してもよく、その温度はその雰囲気
にもよるがその熱容量が大きい場合には比較的低
温でもよく、その逆の場合には高温のほうが好ま
しく、一般的には30〜200℃である。 尿の吸収・保持の具体的方法としては、該樹脂
を尿と接触させればよく、その時の吸収・保持剤
の形状としては粉末状、粒状、フレーク状、繊維
状、フイルム状等のいづれでもよく、そのままで
も或いは繊維状物質と複合化したものでも、更に
は袋状のものの中に該樹脂を保持したものでもよ
い。上記の形態はいづれもとりうるが、それらの
中で尿の吸収及び保持を効率的に行わせ、かつ繰
り返し使用時の乾燥を速やかに行わせるには繊維
状形態をとつたものが好ましい。そのようなもの
として、粉末状、粒状、フレーク状、繊維状、フ
イルム状等の尿の吸収・保持剤と各種の繊維状物
質とを複合化したものでも或いは繊維状の該剤を
織物または不織布としたもの、更には各種の繊維
状物質に予め該剤を含浸またはグラフト重合等の
方法により一体化しておき、それを織物または不
織布としたものでもよく、逆に織物または不織布
全体に対して該剤を含浸またはグラフト重合等の
方法により一体化したものでもよく、また上記の
ものを組合せてもよい。上記した繊維状物質とし
ては天然繊維、半合成繊維、合成繊維のいづれも
が使用できる。具体的には、たとえば綿、麻、
絹、アセテート繊維、銅アンモニア繊維、ビスコ
ースレーヨン、パルプ、アクリル繊維、ナイロ
ン、ビニリデン繊維、ビニロン、フツ素繊維、プ
ロミツクス繊維、ポリウレタン繊維、ポリエステ
ル繊維、ポリエチレン繊維、ポリ塩化ビニル繊
維、ポリプロピレン繊維、石綿、ガラス繊維、シ
リカ繊維、炭素繊維等があげられる。それらはフ
イラメントでもステープルでもいづれでもよく、
不織布でも織物の形のいづれでも使用できる。そ
れらの繊維と上記した形状の該剤とを複合化する
具体的方法としては、簡単には該剤を不織布また
は織物の間にはさみ、それを縫製すること、圧力
または熱をかけて一体化すること等の方法があ
り、更には該剤の共存下で紡糸を行つたり、不織
布とすることにより、より緊密に一体化された複
合体を製造することができる。 次に上記した複合体は使用する人に応じてその
形態が変化する。すなわち、たとえば全くの寝た
きりの人の場合には腰あてとしてベツトと腰との
間にシート状のパツトとして、ある程度身体の動
く人の場合にはオムツとして、更に外出の可能な
歩行に障害のある人にはパンツ状のもの(以後失
禁パンツと略す)として提供できる。その時、使
用される状態に応じて尿の吸収・保持剤の形状も
変化し、速やかに尿を吸収したい時には比較的比
表面積の大きなものが、一方しつかりと尿を保持
したい時には粒径の比較的大きなものが使用され
る。そのようにして尿を吸収保持したものは、通
常の洗濯機等で洗滌し汚れを落すのであるが、そ
の時該剤中の尿成分の残存量は無視できる程度ま
で減少できる。このことは衛生管理上極めて好都
合なことである。またその後必要に応じて遠心脱
水等で付着水を除去してもよい。 次にそのようにして洗滌した尿の吸収・保持剤
を含む該複合体を乾燥するのであるが、高温にさ
らすことにより容易に水を放出でき乾燥される。
その具体的方法としては通常の熱風乾燥機も使用
できるし、スチームの吹きつけ、熱水中への浸
漬、アイロン、熱ロール等による熱プレス等によ
り加温して液体状の水として放出させ結果として
乾燥することもできる。 そのようにして再生したものは尿の吸収・保持
剤として何度でも繰り返して使用できる。 作 用: 以上記したように本発明の尿の吸収・保持剤は
(1)相変化を行わずに単に加温するだけで液体状の
水を放出できるので、洗滌後の乾燥を速やかに行
え、再生操作を容易に行える。(2)尿を吸収・保持
した後、水中に分散させると該剤中の尿成分は速
やかに水中に拡散してゆくので、洗滌工程におい
て該剤よりの尿成分の洗滌も行え、衛生上極めて
好都合となる。(3)尿を吸収・保持した時と水を吸
収・保持した時とで該剤の膨潤容積の差が小さい
ので、尿の吸収工程と洗滌工程での該剤の容積変
化は少なく、繰り返し使用時において該剤を含有
してなる製品の容積変化に伴う破損を少なくでき
るという効果を有する。 以下、本発明を実施例により更に説明する。 実施例 1 N−アクリロイルピロリジン507.5gとN,N′−
メチレンビスアクリルアミド2.6gとを蒸留水
1.170gに溶解し、0.5wt%のN,N′−メチレンビ
スアクリルアミドを含むN−アクリロイルピロリ
ジンの水溶液を調製した。該水溶液を10℃に冷却
した後、内容積2のステンレス製ジユワー瓶に
移液し、1/minの流量でボールフイルターを
用いて窒素ガスを1時間バブリングした。ついで
該水溶液に過硫酸アンモニウム2.55gを蒸留水10g
に溶解した液と亜硫酸水素ナトリウム1.16gを蒸
留水10gに溶解した液とを同時に添加し、該水溶
液を断熱的に重合した。得られたゲルを細断して
乾燥した後、更に粉砕して20〜100メツシユ留分
を採取し、サンプルとした。 市販のベツトパツト(レーヨン綿製)の使用時
に人の腰にあたる部分80cm×120cmの範囲を解体
し、該パツトの上下の層の間に上記で得られたサ
ンプル粉末25gを均一に散布した後、元のように
縫製して供試体とした。得られた供試体の肌ざわ
り等は何ら異和感はなく、元の製品と同じであつ
た。 得られた供試体のサンプル粉末をはさみ込んだ
部分に0.1規定の食塩水300mlを浸み込ませ、5分
後にその部分を手で全体重をかけて圧してみた
が、供試体の表面はさらつとしており水の遊離は
感じられず、手が濡れるようなことはなかつた。
また供試体の外観を観察したが、食塩水の吸収前
後において大きな変化は認められなかつた。次い
でこの食塩水を浸み込ませた供試体を通常の洗剤
と電気洗濯機を用いて通常の方法で通常の時間か
けて洗滌脱水したが、洗滌中に供試体の外観には
大きな変化はみられなかつた。脱水後の供試体を
蒸留水に浸漬し、その浸漬水の一部をとり硝酸銀
水溶液を滴下してみたが、白濁は全く生じず、食
塩は完全に除去されていることが確認された。次
いで該供試体を通常の熱風乾燥機を用いて90℃30
分間乾燥したが、乾燥後の供試体は試験前と肌ざ
わり等何ら変化はなく、十分に乾燥していた。 上記に記した食塩水の吸収、洗滌、乾燥の工程
を60回繰り返して行つたが、試験前後の供試体の
食塩水の吸収保持性、乾燥性に大きな差は認めら
れなかつた。 比較例 1 実施例1で用いた市販のベツトパツトの腰にあ
たる部分80cm×120cmの範囲に0.1規定の食塩水
300mlを浸み込ませ、5分後に手で全体重をかけ
て圧してみたところ、供試体の表面はジツトリと
濡れた状態になつており、手がグツシヨリと濡れ
てしまつた。1時間後に再び手で圧してみたが、
やはり手は濡れてしまつた。 比較例 2 アクリルアミド400.9g、アクリル酸ナトリウム
106.6gそしてN,N′−メチレンビスアクリルアミ
ド2.6gを蒸留水1.170gに溶解した水溶液を用いて
実施例1と同様の方法によりサンプル粉末を得
た。該サンプル粉末25gと実施例1と同じ市販の
ベツトパツトとを用いて実施例1と同様の方法に
より供試体を得た。該供試体を用いて実施例1と
同様の試験を行つた。0.1規定の食塩水300mlを浸
み込ませた後、実施例1と同じ条件下で該供試体
を洗滌したが、すすぎ洗いの段階で該供試体のサ
ンプル粉末をはさみ込んだ部分が異常にふくら
み、その部分の厚みが他の部分よりもかなり厚い
状態となつた。そのものの重量を測定したところ
洗滌前と比べて8Kg増加していた。また実施例1
と同様の条件下で熱風乾燥したが、乾燥後の供試
体のサンプル粉末をはさみ込んだ部分は十分に乾
燥してなく、厚さが他の部分よりも厚い状態のま
まであり、実施例1の10倍の時間をかけて乾燥し
てみたが、まだ乾燥は不十分であり、厚さは他の
部分と同じにまではもどつていなかつた。 実施例 2 実施例1と同じ方法で得られた供試体のサンプ
ル粉末をはさみ込んだ部分に人間の尿水300mlを
浸み込ませ、5分後にその部分を手で全体重をか
けて圧してみたが、供試体の表面はさらつとして
おり、尿水の遊離は感じられず、手が濡れるよう
なこともなく、その外観も大きな変化はなかつ
た。ついで該供試体を用いて実施例1と同じ条件
下で洗滌、脱水、乾燥を行つたが、洗滌中にも何
ら異常は見られず、乾燥後の供試体も試験前と肌
ざわり等何ら変化はなく十分に乾燥していた。 上記の尿水の吸収、洗滌、乾燥の工程を60回繰
り返えして行つたが、試験前後の供試体の尿水の
吸収保持性、乾燥性に大きな差は認められなかつ
た。 実施例 3 重合開始温度を20℃にし、重合開始剤として
2,2′−アゾビス−2−アミジノプロパン塩酸塩
4.41gを蒸留水20gに溶解した水溶液を用いた他は
実施例1と同じ方法によりゲルを得た。得られた
ゲルを細断して乾燥した後、更に粉砕して100メ
ツシユ以下の留分を採取してサンプルとした。 ポリプロピレンとレーヨンの二成分からなる不
織布30cm×80cmを11枚重ね合せ、各層の間に2g
づつ総量で20gの上記で得られたサンプル粉末を
均一に散布し片面に通気性ポリエチレンフイルム
をあて縫製したものを供試体とした。得られた供
試体はゴワゴワした感じはなく肌ざわりのよいも
のであつた。 得られた供試体に0.1規定の食塩水300mlを浸み
込ませ、5分後に手で全体重をかけて圧してみた
が、供試体の表面はさらつとしており、手が濡れ
るようなことはなかつた。ついでこの食塩水を浸
み込ませた供試体を実施例1と同じ条件下で洗滌
脱水した後、蒸留水に浸漬し、その浸漬水の一部
をとり硝酸銀水溶液を滴下したみたが、白濁は全
く生じず、食塩は完全に除去されていることが確
認された。更にこの供試体を実施例1と同じ条件
下で乾燥したが、乾燥後の供試体は試験前と肌ざ
わり等何ら変化がなく、十分に乾燥していた。 比較例 3 比較例2で得られたサンプル粉末を更に粉砕し
て100メツシユ以下の留分を採取してサンプルと
した。得られたサンプル粉末20gを用いて実施例
3と同じ方法により供試体を得た。該供試体を用
いて実施例3と同様の試験を行つたが、すすぎ洗
いの段階で該供試体は異常にふくらみ、その厚さ
が増大し、縫製した部分がところどころで破壊さ
れており一部のサンプル粉末が脱落分離されてし
まつた。 実施例 4 実施例3で得られた供試体に人間の尿水300ml
を浸み込ませ、5分後に手で全体重をかけて圧し
てみたが、供試体の表面はさらつとしており、尿
水の遊離は感じられず、手が濡れるようなことも
なかつた。ついで該供試体を用いて実施例1と同
じ条件下で洗滌、脱水、乾燥を行つたが、洗滌中
にも何ら異常はみられず乾燥後の供試体も試験前
と肌ざわり等何ら変化はなく十分に乾燥してい
た。 実施例 5 ポリプロピレンとレーヨンの二成分よりなる不
織布40cm×80cmを11枚重ね合せ、各層間に5gづ
つ総量で50gになるように実施例3で得たサンプ
ル粉末を均一に散布し片面に通気性ポリエチレン
フイルムをあて、縫製した。 上記の不織布重ね合せシートに一辺がそれぞれ
30cm及び35cmの三角形を向い合せた形で、頂点の
ところを幅10cmの帯で接続した形状を有する型紙
をあて、その型紙にそつて切断し、その切断部を
縫製したものを供試体とした。このものは一般的
には失禁パンツと呼ばれる。実際に、得られた供
試体を成人男子の腰部にあて、それをゴム製のパ
ンツで保持しておき、体の前部より0.1規定の食
塩水30mlを注ぎこんだ。食塩水の漏出はなく、5
分後に供試体と接触したところ、その表面はさら
つとしており、手が濡れるようなことはなかつ
た。またその装着中格別の不快感は感ぜられなか
つた。ついでこの供試体を実施例1と同じ条件で
洗滌、乾燥したが、乾燥後の供試体は試験前と肌
ざわり等何ら変わりなく、十分に乾燥していた。 また、供試体を上記した方法で装着し、実際に
その中で放尿したところ、尿水の漏出はなく、尿
水は供試体に吸収保持され、また装着中格別の不
快感は感ぜられなかつた。ついでこの供試体を実
施例1と同じ条件で洗濯、乾燥したが、乾燥後の
供試体は試験前と肌ざわり等何ら変わりなく、十
分に乾燥していた。 実施例 6 実施例1のN−アクリロイルピロリジンのかわ
りに、N−イソプロピルアクリルアミドを使用し
た以外は実施例1と同様に重合、粉砕してサンプ
ル粉末を得た。該サンプル粉末30gと実施例1と
同じ、市販のベツトパツトとを用いて実施例1と
同様の方法により供試体を得た。該供試体を用い
て実施例1と同様の試験を行つた。0.1規定の食
塩水300mlを浸み込ませた5分後にその部分を手
で全体重をかけて圧してみたが、供試体の表面は
さらつとしており、水の遊離は感じられず、手が
濡れるようなこともなく、その外観も大きな変化
はなかつた。また洗滌脱水中にも何ら異常はみら
れなかつた。脱水後の供試体を蒸留水に浸漬し、
その浸漬水の一部をとり硝酸銀水溶液を滴下して
みたが、白濁は全く認められず、食塩は完全に除
去されていることが確認された。乾燥後の供試体
も試験前と肌ざわり等何ら変化はなく十分に乾燥
していた。 次いで、乾燥後の供試体を用いて実施例2と同
様の試験を行つた。人間の尿水300mlを浸み込ま
せ5分後にその部分を手で全体重をかけて圧して
みたが、供試体の表面はさらつとしており、尿水
の遊離は感じられず、手が濡れるようなこともな
く、その外観も大きな変化はなかつた。また洗滌
中、脱水中及び乾燥中にも何ら異常はみられず、
乾燥後の供試体も試験前と肌ざわり等何ら変化は
なく、十分に乾燥していた。 実施例 7 実施例1のN−アクリロイルピロリジンのかわ
りに、N−n−プロピルアクリルアミドを使用し
た以外は実施例1と同様に重合、粉砕してサンプ
ル粉末を得た。該サンプル粉末40gと実施例1と
同じ市販のベツトパツトとを用いて実施例1と同
様の方法により供試体を得た。該供試体を用いて
実施例1と同様の試験を行つた。0.1規定の食塩
水300mlを浸み込ませ5分後にその部分を手で全
体重をかけて圧してみたが、供試体の表面はさら
つとしており、水の遊離は感じられず、手が濡れ
るようなこともなく、その外観も大きな変化はな
かつた。また洗滌脱水中にも何ら異常はみられな
かつた。脱水後の供試体を蒸留水に浸漬し、その
浸漬水の一部をとり硝酸銀水溶液を滴下してみた
が、白濁は全く認められず、食塩は完全に除去さ
れていることが確認された。乾燥後の供試体も試
験前と肌ざわり等何ら変化はなく十分に乾燥して
いた。 次いで、乾燥後の供試体を用いて実施例2と同
様の試験を行つた。人間の尿水300mlを浸み込ま
せ5分後にその部分を手で全体重をかけて圧して
みたが、供試体の表面はさらつとしており、尿水
の遊離は感じられず、手が濡れるようなこともな
く、その外観も大きな変化はなかつた。また洗滌
中、脱水中及び乾燥中にも何ら異常はみられず、
乾燥後の供試体も試験前と肌ざわり等何ら変化は
なく、十分に乾燥していた。 実施例 8 0.5%のN,N′−メチレンビスアクリルアミド
を含むN,N′−ジエチルアクリルアミドの30%
N,N−ジメチルホルムアミド溶液をジユワー瓶
に移液し、液を窒素置換した後、30℃にてアゾビ
スイソブチロニトリルを1.5%添加して、断熱的
に重合した。得られたゲルを細断して120℃で乾
燥後、更に粉砕して20〜100メツシユ留分を採取
し、サンプルとした。 該サンプル粉末70gと実施例1と同じ市販のベ
ツトパツトとを用いて実施例1と同様の方法によ
り供試体を得た。該供試体を用いて実施例1と同
様の試験を行つた。0.1規定の食塩水300mlを浸み
込ませ5分後にその部分を手で全体重をかけて圧
してみたが、供試体の表面はさらつとしており、
水の遊離は感じられず、手が濡れるようなことも
なく、その外観も大きな変化はなかつた。また洗
滌脱水中にも何ら異常はみられなかつた。脱水後
の供試体を蒸留水に浸漬し、その浸漬水の一部を
とり硝酸銀水溶液を滴下してみたが、白濁は全く
認められず、食塩は完全に除去されていることが
確認された。乾燥後の供試体も試験前と肌ざわり
等何ら変化はなく十分に乾燥していた。 次いで、乾燥後の供試体を用いて実施例2と同
様の試験を行つた。人間の尿水300mlを浸み込ま
せ5分後にその部分を手で全体重をかけて圧して
みたが、供試体の表面はさらつとしており、尿水
の遊離は感じられず、手が濡れるようなこともな
く、その外観も大きな変化はなかつた。また洗滌
中、脱水中及び乾燥中にも何ら異常はみられず、
乾燥後の供試体も試験前と肌ざわり等何ら変化は
なく、十分に乾燥していた。 実施例 9 実施例1のN−アクリロイルピロリジンのかわ
りに、N−アクリロイルモルホリンを使用した以
外は実施例1と同様に重合、粉砕してサンプル粉
末を得た。該サンプル粉末30gと実施例1と同じ
市販のベツトパツトを用いて実施例1と同様の方
法により供試体を得た。該供試体を用いて実施例
1と同様の試験を行つた。0.1規定の食塩水300ml
を浸み込ませ5分後にその部分を手で全体重をか
けて圧してみたが、供試体の表面はさらつとして
おり、水の遊離は感じられず、手が濡れるような
こともなく、その外観も大きな変化はなかつた。
また洗滌脱水中にも何ら異常はみられなかつた。
脱水後の供試体を蒸留水に浸漬し、その浸漬水の
一部をとり硝酸銀水溶液を滴下してみたが、白濁
は全く認められず、食塩は完全に除去されている
ことが確認された。乾燥後の供試体も試験前と肌
ざわり等何ら変化はなく十分に乾燥していた。 次いで、乾燥後の供試体を用いて実施例2と同
様の試験を行つた。人間の尿水300mlを浸み込ま
せ5分後にその部分を手で全体重をかけて圧して
みたが、供試体の表面はさらつとしており、尿水
の遊離は感じられず、手が濡れるようなこともな
く、その外観も大きな変化はなかつた。また洗滌
中、脱水中及び乾燥中にも何ら異常はみられず、
乾燥後の供試体も試験前と肌ざわり等何ら変化は
なく、十分に乾燥していた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式()または一般式()で表わされ
る 一般式 【化】 (上式でR1は水素原子またはメチル基、R2は水
素原子、メチル基またはエチル基、R3はメチル
基、エチル基またはプロピル基を表わす。) 一般式 【化】 (上式でR1は水素原子またはメチル基、Aは(−
CH2)o―−でnは4〜6または(−CH2)2−O(−CH2
)――を表わす。) N−アルキルまたはN−アルキレン置換(メ
タ)アクリルアミドの単独または共重合体、もし
くは他の共重合しうる単量体との共重合体を水に
不溶化してなる尿の吸収・保持剤。
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