JPH0571369A - 内燃機関のバルブタイミング制御装置 - Google Patents
内燃機関のバルブタイミング制御装置Info
- Publication number
- JPH0571369A JPH0571369A JP3235192A JP23519291A JPH0571369A JP H0571369 A JPH0571369 A JP H0571369A JP 3235192 A JP3235192 A JP 3235192A JP 23519291 A JP23519291 A JP 23519291A JP H0571369 A JPH0571369 A JP H0571369A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- state
- idle state
- valve timing
- combustion engine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Valve Device For Special Equipments (AREA)
- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】内燃機関のアイドル状態のときの燃焼を安定さ
せつつ、バルブタイミング可変機構のバルブオーバーラ
ップ量の変更動作の回数を減少させ、耐久性や信頼性の
向上を図る。 【構成】バルブタイミング制御装置はバルブタイミング
可変機構24、スロットル開度センサ14、車速センサ
20等を備えている。CPU52は両センサ14,20
からの検出信号に基づきアイドル状態か否かを判定す
る。CPU52はバルブタイミング可変機構24を制御
することにより、非アイドル状態のときバルブオーバー
ラップを所定値(10°)にし、アイドル状態のときバ
ルブオーバーラップを所定値よりも小さな値(0°)に
する。また、CPU52は非アイドル状態からアイドル
状態へ移行したときに燃焼状態が安定であると、バルブ
タイミング可変機構24のバルブオーバーラップ量の変
更動作を強制的に禁止する。
せつつ、バルブタイミング可変機構のバルブオーバーラ
ップ量の変更動作の回数を減少させ、耐久性や信頼性の
向上を図る。 【構成】バルブタイミング制御装置はバルブタイミング
可変機構24、スロットル開度センサ14、車速センサ
20等を備えている。CPU52は両センサ14,20
からの検出信号に基づきアイドル状態か否かを判定す
る。CPU52はバルブタイミング可変機構24を制御
することにより、非アイドル状態のときバルブオーバー
ラップを所定値(10°)にし、アイドル状態のときバ
ルブオーバーラップを所定値よりも小さな値(0°)に
する。また、CPU52は非アイドル状態からアイドル
状態へ移行したときに燃焼状態が安定であると、バルブ
タイミング可変機構24のバルブオーバーラップ量の変
更動作を強制的に禁止する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関の吸・排気バ
ルブの開閉動作時期を制御するバルブタイミング制御装
置に関するものである。
ルブの開閉動作時期を制御するバルブタイミング制御装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、エンジンの運転状態に応じて吸・
排気バルブの開閉タイミング(バルブタイミング)を早
めたり遅らせたりするようにしたバルブタイミング可変
機構がある。そして、前記バルブタイミング可変機構を
制御する技術としては、例えば特開昭62−13708
号公報に開示されたものがある。この技術では、エンジ
ンの運転状態が非アイドル状態である場合には、吸気バ
ルブ及び排気バルブのバルブオーバーラップを所定値に
し、アイドル状態になるとバルブタイミング可変機構を
作動させてバルブオーバーラップを0にしている。これ
により燃焼室内の残留ガス量を低減し、燃焼の安定を図
っている。
排気バルブの開閉タイミング(バルブタイミング)を早
めたり遅らせたりするようにしたバルブタイミング可変
機構がある。そして、前記バルブタイミング可変機構を
制御する技術としては、例えば特開昭62−13708
号公報に開示されたものがある。この技術では、エンジ
ンの運転状態が非アイドル状態である場合には、吸気バ
ルブ及び排気バルブのバルブオーバーラップを所定値に
し、アイドル状態になるとバルブタイミング可変機構を
作動させてバルブオーバーラップを0にしている。これ
により燃焼室内の残留ガス量を低減し、燃焼の安定を図
っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、アイドル状
態であっても燃焼の安定しているときがある。そのた
め、このようなときも含めて、アイドル状態に移行する
毎にバルブタイミング可変機構を作動させていると、同
機構の作動回数が非常に多くなってしまう。そして、こ
のことはバルブタイミング可変機構の耐久性や信頼性に
影響を及ぼすこととなる。
態であっても燃焼の安定しているときがある。そのた
め、このようなときも含めて、アイドル状態に移行する
毎にバルブタイミング可変機構を作動させていると、同
機構の作動回数が非常に多くなってしまう。そして、こ
のことはバルブタイミング可変機構の耐久性や信頼性に
影響を及ぼすこととなる。
【0004】本発明は前述した事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、内燃機関のアイドル状態のとき
の燃焼を安定させつつ、バルブタイミング可変機構のバ
ルブオーバーラップ量の変更動作の回数を減少させ、耐
久性や信頼性の向上を図ることが可能な内燃機関のバル
ブタイミング制御装置を提供することにある。
のであり、その目的は、内燃機関のアイドル状態のとき
の燃焼を安定させつつ、バルブタイミング可変機構のバ
ルブオーバーラップ量の変更動作の回数を減少させ、耐
久性や信頼性の向上を図ることが可能な内燃機関のバル
ブタイミング制御装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、図1に示すように、内燃機関M1の燃焼室
への空気通路を開閉するバルブのバルブタイミングを、
同内燃機関M1の運転状態に応じて調整するためのバル
ブタイミング可変機構M2と、前記内燃機関M1の運転
状態を検出する運転状態検出手段M3と、前記運転状態
検出手段M3による内燃機関M1の運転状態に基づきア
イドル状態であるか否かを判定するアイドル状態判定手
段M4と、前記アイドル状態判定手段M4による運転状
態が非アイドル状態のとき、バルブタイミング可変機構
M2により前記バルブのバルブオーバーラップを予め定
めた所定値にし、同運転状態がアイドル状態であると
き、前記バルブタイミング可変機構M2によるバルブオ
ーバーラップを前記所定値よりも小さな値にするタイミ
ング切替え制御手段M5とを備えた内燃機関のバルブタ
イミング制御装置において、前記内燃機関M1の燃焼状
態を検出する燃焼状態検出手段M6と、前記内燃機関M
1の運転状態が非アイドル状態からアイドル状態へ移行
したとき、前記燃焼状態検出手段M6による燃焼状態が
安定である場合には、タイミング切替え制御手段M5に
よるバルブタイミング可変機構M2のバルブオーバーラ
ップ量の変更動作を強制的に禁止する禁止手段M7とを
設けている。
に本発明は、図1に示すように、内燃機関M1の燃焼室
への空気通路を開閉するバルブのバルブタイミングを、
同内燃機関M1の運転状態に応じて調整するためのバル
ブタイミング可変機構M2と、前記内燃機関M1の運転
状態を検出する運転状態検出手段M3と、前記運転状態
検出手段M3による内燃機関M1の運転状態に基づきア
イドル状態であるか否かを判定するアイドル状態判定手
段M4と、前記アイドル状態判定手段M4による運転状
態が非アイドル状態のとき、バルブタイミング可変機構
M2により前記バルブのバルブオーバーラップを予め定
めた所定値にし、同運転状態がアイドル状態であると
き、前記バルブタイミング可変機構M2によるバルブオ
ーバーラップを前記所定値よりも小さな値にするタイミ
ング切替え制御手段M5とを備えた内燃機関のバルブタ
イミング制御装置において、前記内燃機関M1の燃焼状
態を検出する燃焼状態検出手段M6と、前記内燃機関M
1の運転状態が非アイドル状態からアイドル状態へ移行
したとき、前記燃焼状態検出手段M6による燃焼状態が
安定である場合には、タイミング切替え制御手段M5に
よるバルブタイミング可変機構M2のバルブオーバーラ
ップ量の変更動作を強制的に禁止する禁止手段M7とを
設けている。
【0006】
【作用】運転状態検出手段M3によって内燃機関M1の
運転状態が検出されると、アイドル状態判定手段M4は
その運転状態に基づきアイドル状態であるか否かを判定
する。そして、その判定結果が非アイドル状態である
と、タイミング切替え制御手段M5は、バルブタイミン
グ可変機構M2を制御してバルブのバルブオーバーラッ
プを予め定めた所定値にする。これにより慣性を利用し
て吸気効率が高められ高出力が得られる。
運転状態が検出されると、アイドル状態判定手段M4は
その運転状態に基づきアイドル状態であるか否かを判定
する。そして、その判定結果が非アイドル状態である
と、タイミング切替え制御手段M5は、バルブタイミン
グ可変機構M2を制御してバルブのバルブオーバーラッ
プを予め定めた所定値にする。これにより慣性を利用し
て吸気効率が高められ高出力が得られる。
【0007】また、前記アイドル状態判定手段M4によ
る運転状態がアイドル状態であると、タイミング切替え
制御手段M5はバルブタイミング可変機構M2を制御し
てバルブオーバーラップを前記所定値よりも小さな値に
する。これにより、燃焼室内の残留ガス量が低減されて
燃焼が安定する。
る運転状態がアイドル状態であると、タイミング切替え
制御手段M5はバルブタイミング可変機構M2を制御し
てバルブオーバーラップを前記所定値よりも小さな値に
する。これにより、燃焼室内の残留ガス量が低減されて
燃焼が安定する。
【0008】前記のようなバルブタイミングの切替え制
御中には、内燃機関M1の燃焼状態が燃焼状態検出手段
M6によって検出される。そして、前記アイドル状態判
定手段M4により、内燃機関M1の運転状態が非アイド
ル状態からアイドル状態へ移行したと判定されたとき、
前記燃焼状態検出手段M6による燃焼状態が安定である
と、禁止手段M7はタイミング切替え制御手段M5によ
るバルブタイミング可変機構M2のバルブオーバーラッ
プ量の変更動作を強制的に禁止する。
御中には、内燃機関M1の燃焼状態が燃焼状態検出手段
M6によって検出される。そして、前記アイドル状態判
定手段M4により、内燃機関M1の運転状態が非アイド
ル状態からアイドル状態へ移行したと判定されたとき、
前記燃焼状態検出手段M6による燃焼状態が安定である
と、禁止手段M7はタイミング切替え制御手段M5によ
るバルブタイミング可変機構M2のバルブオーバーラッ
プ量の変更動作を強制的に禁止する。
【0009】従って、前記禁止手段M7によってバルブ
タイミング可変機構M2の変更動作が禁止される分だ
け、同機構の全体の変更動作の回数が減少する。
タイミング可変機構M2の変更動作が禁止される分だ
け、同機構の全体の変更動作の回数が減少する。
【0010】
(第1実施例)以下、本発明を具体化した第1実施例を
図2〜図4に従って説明する。
図2〜図4に従って説明する。
【0011】図2は自動車に搭載される内燃機関として
のエンジン1の概略構成を示す図である。エンジン1は
シリンダ2内にピストン3を備えており、このピストン
3の上方に形成された燃焼室4には吸気通路5及び排気
通路6が連通している。燃焼室4と吸気通路5との連通
部分及び燃焼室4と排気通路6との連通部分は、カムシ
ャフト9,10により往復動される吸気バルブ7及び排
気バルブ8によって開閉される。
のエンジン1の概略構成を示す図である。エンジン1は
シリンダ2内にピストン3を備えており、このピストン
3の上方に形成された燃焼室4には吸気通路5及び排気
通路6が連通している。燃焼室4と吸気通路5との連通
部分及び燃焼室4と排気通路6との連通部分は、カムシ
ャフト9,10により往復動される吸気バルブ7及び排
気バルブ8によって開閉される。
【0012】前記エンジン1は、吸気通路5からの外気
と、燃料噴射弁11から噴射される燃料とからなる混合
気を、吸気バルブ7を介して燃焼室4内へ導入する。そ
して、エンジン1は点火プラグ12により混合気を燃焼
室4内で爆発させて駆動力を得た後、その排気ガスを排
気バルブ8を介して排気通路6へ排出するようになって
いる。
と、燃料噴射弁11から噴射される燃料とからなる混合
気を、吸気バルブ7を介して燃焼室4内へ導入する。そ
して、エンジン1は点火プラグ12により混合気を燃焼
室4内で爆発させて駆動力を得た後、その排気ガスを排
気バルブ8を介して排気通路6へ排出するようになって
いる。
【0013】前記吸気通路5には、アクセルペダル(図
示しない)の操作に連動して開閉されるスロットルバル
ブ13が設けられており、このスロットルバルブ13の
開閉により吸気通路5への吸入空気量が調節される。ス
ロットルバルブ13の近傍には、同スロットルバルブ1
3の全閉状態及びその開度を検出するスロットル開度セ
ンサ14が取付けられている。また、スロットルバルブ
13の上流側には、吸入空気量を検出するためのエアフ
ロメータ16が配設されている。エアフロメータ16
は、エンジン1が吸入する空気の温度を検出するための
吸気温センサ17を内蔵している。
示しない)の操作に連動して開閉されるスロットルバル
ブ13が設けられており、このスロットルバルブ13の
開閉により吸気通路5への吸入空気量が調節される。ス
ロットルバルブ13の近傍には、同スロットルバルブ1
3の全閉状態及びその開度を検出するスロットル開度セ
ンサ14が取付けられている。また、スロットルバルブ
13の上流側には、吸入空気量を検出するためのエアフ
ロメータ16が配設されている。エアフロメータ16
は、エンジン1が吸入する空気の温度を検出するための
吸気温センサ17を内蔵している。
【0014】前記点火プラグ12には、ディストリビュ
ータ18で分配された点火電圧が印加される。ディスト
リビュータ18は、イグナイタ19から出力される高電
圧を、エンジン1のクランク角に同期して各点火プラグ
12に分配するためのものであり、各点火プラグ12の
点火タイミングはイグナイタ19からの高電圧出力タイ
ミングにより決定される。ディストリビュータ18には
燃焼状態検出手段の一部を構成する回転数センサ21が
取付けられており、エンジン1のクランクシャフトの回
転角速度に対応したパルス信号を検出する。
ータ18で分配された点火電圧が印加される。ディスト
リビュータ18は、イグナイタ19から出力される高電
圧を、エンジン1のクランク角に同期して各点火プラグ
12に分配するためのものであり、各点火プラグ12の
点火タイミングはイグナイタ19からの高電圧出力タイ
ミングにより決定される。ディストリビュータ18には
燃焼状態検出手段の一部を構成する回転数センサ21が
取付けられており、エンジン1のクランクシャフトの回
転角速度に対応したパルス信号を検出する。
【0015】一方、前記排気通路6には、排気ガス中の
酸素濃度を検出する酸素センサ22が取付けられてい
る。また、エンジン1のシリンダブロック1aには冷却
水温THWを検出する水温センサ23が取付けられてい
る。さらに、車速を検出するための車速センサ20が、
図示しないトランスミッションに設けられている。この
車速センサ20は前記スロットル開度センサ14ととも
に運転状態検出手段を構成している。
酸素濃度を検出する酸素センサ22が取付けられてい
る。また、エンジン1のシリンダブロック1aには冷却
水温THWを検出する水温センサ23が取付けられてい
る。さらに、車速を検出するための車速センサ20が、
図示しないトランスミッションに設けられている。この
車速センサ20は前記スロットル開度センサ14ととも
に運転状態検出手段を構成している。
【0016】加えて、本実施例では前記吸気バルブ7の
開弁時期及び閉弁時期を調整するためのバルブタイミン
グ可変機構24が設けられている。次に、このバルブタ
イミング可変機構24について詳述する。
開弁時期及び閉弁時期を調整するためのバルブタイミン
グ可変機構24が設けられている。次に、このバルブタ
イミング可変機構24について詳述する。
【0017】図3に示すように、エンジン1には、前記
吸気バルブ7を駆動するためのカムシャフト9がシリン
ダヘッド1b及びベアリングキャップ30によって回転
可能に支持されている。また、シリンダヘッド1b及び
カムシャフト9には、カムジャーナル9aに潤滑油を供
給するためのジャーナル油路25,26がそれぞれ形成
されている。そして、エンジン運転中にオイルポンプ2
7によりオイルパン28から吸い上げられる潤滑油が、
オイルフィルタ29を介してジャーナル油路25,26
へ送られ、カムジャーナル9aに供給されるようになっ
ている。
吸気バルブ7を駆動するためのカムシャフト9がシリン
ダヘッド1b及びベアリングキャップ30によって回転
可能に支持されている。また、シリンダヘッド1b及び
カムシャフト9には、カムジャーナル9aに潤滑油を供
給するためのジャーナル油路25,26がそれぞれ形成
されている。そして、エンジン運転中にオイルポンプ2
7によりオイルパン28から吸い上げられる潤滑油が、
オイルフィルタ29を介してジャーナル油路25,26
へ送られ、カムジャーナル9aに供給されるようになっ
ている。
【0018】前記バルブタイミング可変機構24は、こ
のカムシャフト9の前端部(図3の左端部)に設けられ
ている。同可変機構24は、外周に複数の外歯31を有
するとともに、前側部に収容凹部32を有するプーリ本
体33と、その収容凹部32を覆うようにカムシャフト
9の先端にてボルト34で固定されたキャップ35とを
備えている。プーリ本体33の開口端とキャップ35の
外周との間には、緩衝用の粘性継手(ビスカスカップリ
ング)36が設けられている。このビスカスカップリン
グ36は、プーリ本体33に圧入固定されたアウタープ
レート37と、キャップ35に形成されたインナープレ
ート38とからなり、両者37,38の間に高粘度の粘
性流体が封入されている。
のカムシャフト9の前端部(図3の左端部)に設けられ
ている。同可変機構24は、外周に複数の外歯31を有
するとともに、前側部に収容凹部32を有するプーリ本
体33と、その収容凹部32を覆うようにカムシャフト
9の先端にてボルト34で固定されたキャップ35とを
備えている。プーリ本体33の開口端とキャップ35の
外周との間には、緩衝用の粘性継手(ビスカスカップリ
ング)36が設けられている。このビスカスカップリン
グ36は、プーリ本体33に圧入固定されたアウタープ
レート37と、キャップ35に形成されたインナープレ
ート38とからなり、両者37,38の間に高粘度の粘
性流体が封入されている。
【0019】プーリ本体33とキャップ35との間には
リングギヤ39が介在されて両者33,35が連結され
ている。つまり、キャップ35により密閉されたプーリ
本体33の収容凹部32にはリングギヤ39が収容され
ている。このリングギヤ39は、その内外周に設けられ
た複数の歯39a,39bの両方がヘリカル歯になって
おり、軸方向への移動によってカムシャフト9に対し相
対回動可能になっている。各歯39a,39bはプーリ
本体33の内歯33a及びキャップ35の内歯35aに
それぞれ噛合している。そして、プーリ本体33の外歯
31に掛装されたタイミングベルト41を介して、同プ
ーリ本体33がエンジン1のクランクシャフト(図示し
ない)に駆動連結されている。
リングギヤ39が介在されて両者33,35が連結され
ている。つまり、キャップ35により密閉されたプーリ
本体33の収容凹部32にはリングギヤ39が収容され
ている。このリングギヤ39は、その内外周に設けられ
た複数の歯39a,39bの両方がヘリカル歯になって
おり、軸方向への移動によってカムシャフト9に対し相
対回動可能になっている。各歯39a,39bはプーリ
本体33の内歯33a及びキャップ35の内歯35aに
それぞれ噛合している。そして、プーリ本体33の外歯
31に掛装されたタイミングベルト41を介して、同プ
ーリ本体33がエンジン1のクランクシャフト(図示し
ない)に駆動連結されている。
【0020】従って、クランクシャフトの回転がプーリ
本体33に伝達されることにより、リングギヤ39で連
結されたプーリ本体33とキャップ35とが一体的に回
転され、カムシャフト9が回転駆動される。
本体33に伝達されることにより、リングギヤ39で連
結されたプーリ本体33とキャップ35とが一体的に回
転され、カムシャフト9が回転駆動される。
【0021】プーリ本体33の収容凹部32においてリ
ングギヤ39の前端側は加圧室44となっており、同加
圧室44には、シリンダヘッド1b及びカムシャフト9
内に形成された制御油路42,43等を通じて送られる
制御油が作用する。同じく収容凹部32においてリング
ギヤ39の後端側はスプリング室45となっており、同
スプリング室45には、制御油圧に対向する釣り合い用
のスプリング46が収容されている。
ングギヤ39の前端側は加圧室44となっており、同加
圧室44には、シリンダヘッド1b及びカムシャフト9
内に形成された制御油路42,43等を通じて送られる
制御油が作用する。同じく収容凹部32においてリング
ギヤ39の後端側はスプリング室45となっており、同
スプリング室45には、制御油圧に対向する釣り合い用
のスプリング46が収容されている。
【0022】また、バルブタイミング可変機構24はオ
イルスイッチングバルブ47を備えている。このオイル
スイッチングバルブ47は、前記オイルフィルタ29か
らジャーナル油路25へ送られる潤滑油の一部を、前記
制御油路42,43を介し加圧室44へ供給又は停止す
るためのものである。そして、エンジン運転中にこのオ
イルスイッチングバルブ47が閉じられると、スプリン
グ46の付勢力によってリングギヤ39が図3で示すよ
うに前側に位置する。本実施例では、このとき吸気バル
ブ7と排気バルブ8のバルブオーバーラップが、所定値
(例えば10°)となるように設定されている。
イルスイッチングバルブ47を備えている。このオイル
スイッチングバルブ47は、前記オイルフィルタ29か
らジャーナル油路25へ送られる潤滑油の一部を、前記
制御油路42,43を介し加圧室44へ供給又は停止す
るためのものである。そして、エンジン運転中にこのオ
イルスイッチングバルブ47が閉じられると、スプリン
グ46の付勢力によってリングギヤ39が図3で示すよ
うに前側に位置する。本実施例では、このとき吸気バル
ブ7と排気バルブ8のバルブオーバーラップが、所定値
(例えば10°)となるように設定されている。
【0023】一方、前述の状態からオイルスイッチング
バルブ47が開かれると、加圧室44に制御油が導かれ
る。これによって、リングギヤ39の前端側に制御油圧
が加えられ、そのリングギヤ39がスプリング46の付
勢力に抗して後方へ移動しながら回動される。この結
果、カムシャフト9に捩じりが付与され、カムシャフト
9とプーリ本体33との回転方向における相対位置が変
えられる。本実施例では、このときのバルブオーバーラ
ップが前記所定値(10°)よりも小さな値(例えば0
°)となるように設定されている。また、このカムシャ
フト9の捩じりの際にはリングギヤ39にバックラッシ
が生じるが、そのバックラッシに基づくガタツキはビス
カスカップリング36の作用により緩衝されて異音の発
生が抑えられる。
バルブ47が開かれると、加圧室44に制御油が導かれ
る。これによって、リングギヤ39の前端側に制御油圧
が加えられ、そのリングギヤ39がスプリング46の付
勢力に抗して後方へ移動しながら回動される。この結
果、カムシャフト9に捩じりが付与され、カムシャフト
9とプーリ本体33との回転方向における相対位置が変
えられる。本実施例では、このときのバルブオーバーラ
ップが前記所定値(10°)よりも小さな値(例えば0
°)となるように設定されている。また、このカムシャ
フト9の捩じりの際にはリングギヤ39にバックラッシ
が生じるが、そのバックラッシに基づくガタツキはビス
カスカップリング36の作用により緩衝されて異音の発
生が抑えられる。
【0024】なお、前記収容凹部32の加圧室44から
スプリング室45へ漏れ出た制御油をオイルパン28へ
戻すために、プーリ本体33及びカムシャフト9の一部
には戻し油路48が形成されている。また、カムシャフ
ト9を支持するシリンダヘッド1b及びベアリングキャ
ップ30には、油戻し孔49がそれぞれ形成されてい
る。
スプリング室45へ漏れ出た制御油をオイルパン28へ
戻すために、プーリ本体33及びカムシャフト9の一部
には戻し油路48が形成されている。また、カムシャフ
ト9を支持するシリンダヘッド1b及びベアリングキャ
ップ30には、油戻し孔49がそれぞれ形成されてい
る。
【0025】図2に示すように、前述したスロットル開
度センサ14、エアフロメータ16、吸気温センサ1
7、車速センサ20、回転数センサ21、酸素センサ2
2及び水温センサ23は電子制御装置(以下、単に「E
CU」という)51の入力側に電気的に接続されてい
る。また、各燃料噴射弁11、イグナイタ19及びオイ
ルスイッチングバルブ47は、ECU51の出力側に電
気的に接続されている。
度センサ14、エアフロメータ16、吸気温センサ1
7、車速センサ20、回転数センサ21、酸素センサ2
2及び水温センサ23は電子制御装置(以下、単に「E
CU」という)51の入力側に電気的に接続されてい
る。また、各燃料噴射弁11、イグナイタ19及びオイ
ルスイッチングバルブ47は、ECU51の出力側に電
気的に接続されている。
【0026】ECU51は、アイドル状態判定手段、タ
イミング切替え制御手段、燃焼状態検出手段及び禁止手
段としての中央処理装置(以下CPUという)52と、
読み出し専用メモリ(以下ROMという) 53と、ラン
ダムアクセスメモリ(以下RAMという)54と、入力
ポート55と、出力ポート56とを備え、これらは互い
にバス57によって接続されている。CPU52は、予
め設定された制御プログラムに従って各種演算処理を実
行し、ROM53はCPU52で演算処理を実行するた
めに必要な制御プログラムや初期データを予め記憶して
いる。また、RAM54はCPU52の演算結果を一時
記憶する。
イミング切替え制御手段、燃焼状態検出手段及び禁止手
段としての中央処理装置(以下CPUという)52と、
読み出し専用メモリ(以下ROMという) 53と、ラン
ダムアクセスメモリ(以下RAMという)54と、入力
ポート55と、出力ポート56とを備え、これらは互い
にバス57によって接続されている。CPU52は、予
め設定された制御プログラムに従って各種演算処理を実
行し、ROM53はCPU52で演算処理を実行するた
めに必要な制御プログラムや初期データを予め記憶して
いる。また、RAM54はCPU52の演算結果を一時
記憶する。
【0027】CPU52は、入力ポート55を介して前
記スロットル開度センサ14、エアフロメータ16、吸
気温センサ17、車速センサ20、回転数センサ21、
酸素センサ22及び水温センサ23からの信号を入力す
る。CPU52はこれらの検出信号に基づいて、出力ポ
ート56に接続された燃料噴射弁11及びイグナイタ1
9を駆動して周知の燃焼噴射制御や点火時期制御を実行
する。
記スロットル開度センサ14、エアフロメータ16、吸
気温センサ17、車速センサ20、回転数センサ21、
酸素センサ22及び水温センサ23からの信号を入力す
る。CPU52はこれらの検出信号に基づいて、出力ポ
ート56に接続された燃料噴射弁11及びイグナイタ1
9を駆動して周知の燃焼噴射制御や点火時期制御を実行
する。
【0028】次に、前記のように構成された本実施例の
作用を説明する。図4はCPU52によって実行される
各処理のうち、吸気バルブ7のバルブタイミングを制御
するためのフローチャートであり、所定時間毎の定時割
り込みで実行される。
作用を説明する。図4はCPU52によって実行される
各処理のうち、吸気バルブ7のバルブタイミングを制御
するためのフローチャートであり、所定時間毎の定時割
り込みで実行される。
【0029】処理がこのルーチンに移行すると、CPU
52はまずそのときの運転状態がアイドル状態であるか
否かを判定する。そのために、CPU52はステップ1
01でスロットル開度センサ14からの検出信号に基づ
きスロットルバルブ13が全閉であるか否かを判定し、
ステップ102で車速センサ20により検出された車速
が0Km/hであるか否かを判定する。前記スロットルバル
ブ13が全閉であり、かつ車速が0Km/hであると、CP
U52はそのときの運転状態がアイドル状態であると判
断する。
52はまずそのときの運転状態がアイドル状態であるか
否かを判定する。そのために、CPU52はステップ1
01でスロットル開度センサ14からの検出信号に基づ
きスロットルバルブ13が全閉であるか否かを判定し、
ステップ102で車速センサ20により検出された車速
が0Km/hであるか否かを判定する。前記スロットルバル
ブ13が全閉であり、かつ車速が0Km/hであると、CP
U52はそのときの運転状態がアイドル状態であると判
断する。
【0030】次に、CPU52はステップ103でエン
ジン1の燃焼状態が安定しているか否かを判定する。こ
の判定を行う方法としては、例えば、クランクシャフト
の角速度に対応するエンジン回転数NEを回転数センサ
21によって検出し、このエンジン回転数NEに基づき
燃焼行程毎に生じる変動量ΔNEを算出し、この変動量
ΔNEが許容範囲を越える場合には燃焼が不安定である
と判断する方法(例えば、特開昭61−258955号
公報参照)や、同方法に加え、さらにエンジン1の負荷
を検出し、その負荷の増減に従い前記許容範囲を拡大・
縮小し、同許容範囲に基づいて変動量ΔNEの大きさを
判別し、燃焼状態の判定を行う方法(特願平2−880
93号参照)等が用いられる。
ジン1の燃焼状態が安定しているか否かを判定する。こ
の判定を行う方法としては、例えば、クランクシャフト
の角速度に対応するエンジン回転数NEを回転数センサ
21によって検出し、このエンジン回転数NEに基づき
燃焼行程毎に生じる変動量ΔNEを算出し、この変動量
ΔNEが許容範囲を越える場合には燃焼が不安定である
と判断する方法(例えば、特開昭61−258955号
公報参照)や、同方法に加え、さらにエンジン1の負荷
を検出し、その負荷の増減に従い前記許容範囲を拡大・
縮小し、同許容範囲に基づいて変動量ΔNEの大きさを
判別し、燃焼状態の判定を行う方法(特願平2−880
93号参照)等が用いられる。
【0031】ステップ103において燃焼が不安定であ
ると、CPU52はステップ104でオイルスイッチン
グバルブ47を開くための制御信号を出力し、このルー
チンを終了する。すると、加圧室44へ制御油が供給さ
れてリングギヤ39の前端に制御油圧が加えられ、リン
グギヤ39が回転しながら後方へ移動する。その結果、
カムシャフト9とプーリ本体33との回転方向における
相対位置が変えられ、吸気バルブ7の開弁時期及び閉弁
時期が遅くなり、吸・排気バルブ7,8のバルブオーバ
ーラップが0°となる。これにより、燃焼室4内の残留
ガス量が低減され燃焼が安定する。
ると、CPU52はステップ104でオイルスイッチン
グバルブ47を開くための制御信号を出力し、このルー
チンを終了する。すると、加圧室44へ制御油が供給さ
れてリングギヤ39の前端に制御油圧が加えられ、リン
グギヤ39が回転しながら後方へ移動する。その結果、
カムシャフト9とプーリ本体33との回転方向における
相対位置が変えられ、吸気バルブ7の開弁時期及び閉弁
時期が遅くなり、吸・排気バルブ7,8のバルブオーバ
ーラップが0°となる。これにより、燃焼室4内の残留
ガス量が低減され燃焼が安定する。
【0032】一方、ステップ101でスロットルバルブ
13が全閉でない場合又はステップ102で車速が0Km
/hでない場合には、CPU52はそのときの運転状態が
非アイドル状態であると判断する。そして、CPU52
はステップ105でオイルスイッチングバルブ47を閉
じるための制御信号を出力し、このルーチンを終了す
る。すると、加圧室44への制御油の供給が停止されて
リングギヤ39の前端に制御油圧が加えられなくなるの
で、スプリング46の付勢力によってリングギヤ39が
図3で示す位置に復帰する。その結果、カムシャフト9
とプーリ本体33との回転方向における相対位置が変え
られ、吸気バルブ7の開弁時期及び閉弁時期が早めら
れ、吸・排気バルブ7,8のバルブオーバーラップが0
°よりも大きな所定値(この場合10°)となる。これ
により、慣性を利用して吸気効率が高められ、高出力が
得られる。
13が全閉でない場合又はステップ102で車速が0Km
/hでない場合には、CPU52はそのときの運転状態が
非アイドル状態であると判断する。そして、CPU52
はステップ105でオイルスイッチングバルブ47を閉
じるための制御信号を出力し、このルーチンを終了す
る。すると、加圧室44への制御油の供給が停止されて
リングギヤ39の前端に制御油圧が加えられなくなるの
で、スプリング46の付勢力によってリングギヤ39が
図3で示す位置に復帰する。その結果、カムシャフト9
とプーリ本体33との回転方向における相対位置が変え
られ、吸気バルブ7の開弁時期及び閉弁時期が早めら
れ、吸・排気バルブ7,8のバルブオーバーラップが0
°よりも大きな所定値(この場合10°)となる。これ
により、慣性を利用して吸気効率が高められ、高出力が
得られる。
【0033】このようなバルブタイミングの切替え制御
中において、CPU52はステップ103で燃焼が安定
して行われていると判断すると、そのときのバルブタイ
ミング可変機構24の作動状態を維持する。すなわち、
エンジン1の運転状態が非アイドル状態からアイドル状
態へ移行したときに燃焼状態が安定して行われている
と、アイドル状態であるにもかかわらず、CPU52は
オイルスイッチングバルブ47を閉じるための制御信号
を出力し続ける。これによりバルブタイミング可変機構
24のバルブオーバラップ量の変更動作が行われること
なく、同バルブオーバーラップが前記所定値に維持され
る。また、これとは逆に、エンジン1の運転状態がアイ
ドル状態であって、燃焼が不安定な状態から安定状態へ
移行した場合には、CPU52はオイルスイッチングバ
ルブ47を開くための制御信号を出力し続ける。これに
より、バルブタイミング可変機構24のバルブオーバラ
ップ量の変更動作が行われることなく、同バルブオーバ
ーラップが0°に維持される。
中において、CPU52はステップ103で燃焼が安定
して行われていると判断すると、そのときのバルブタイ
ミング可変機構24の作動状態を維持する。すなわち、
エンジン1の運転状態が非アイドル状態からアイドル状
態へ移行したときに燃焼状態が安定して行われている
と、アイドル状態であるにもかかわらず、CPU52は
オイルスイッチングバルブ47を閉じるための制御信号
を出力し続ける。これによりバルブタイミング可変機構
24のバルブオーバラップ量の変更動作が行われること
なく、同バルブオーバーラップが前記所定値に維持され
る。また、これとは逆に、エンジン1の運転状態がアイ
ドル状態であって、燃焼が不安定な状態から安定状態へ
移行した場合には、CPU52はオイルスイッチングバ
ルブ47を開くための制御信号を出力し続ける。これに
より、バルブタイミング可変機構24のバルブオーバラ
ップ量の変更動作が行われることなく、同バルブオーバ
ーラップが0°に維持される。
【0034】このように、本実施例では非アイドル状態
からアイドル状態へ移行して燃焼が安定している場合、
つまり、バルブオーバーラップを0°にして燃焼を安定
させる必要がない場合にはバルブタイミング可変機構2
4のバルブオーバラップ量の変更動作を強制的に禁止す
るようにしたので、その分、同機構24全体の変更動作
の回数が減少する。加えて、本実施例では燃焼が不安定
な状態から安定状態へ移行した場合に、バルブタイミン
グ可変機構24のバルブオーバラップ量の変更動作を行
うのではなく、そのときのバルブオーバラップ量を維持
するようにしたので、さらに前記変更動作の回数が減少
する。従って、本実施例ではアイドル状態へ移行する毎
にバルブオーバーラップ量を変更して0°にした従来技
術に比べ、変更動作の回数を減少して耐久性や信頼性の
向上を図ることができる。 (第2実施例)次に、本発明の第2実施例について説明
する。
からアイドル状態へ移行して燃焼が安定している場合、
つまり、バルブオーバーラップを0°にして燃焼を安定
させる必要がない場合にはバルブタイミング可変機構2
4のバルブオーバラップ量の変更動作を強制的に禁止す
るようにしたので、その分、同機構24全体の変更動作
の回数が減少する。加えて、本実施例では燃焼が不安定
な状態から安定状態へ移行した場合に、バルブタイミン
グ可変機構24のバルブオーバラップ量の変更動作を行
うのではなく、そのときのバルブオーバラップ量を維持
するようにしたので、さらに前記変更動作の回数が減少
する。従って、本実施例ではアイドル状態へ移行する毎
にバルブオーバーラップ量を変更して0°にした従来技
術に比べ、変更動作の回数を減少して耐久性や信頼性の
向上を図ることができる。 (第2実施例)次に、本発明の第2実施例について説明
する。
【0035】第2実施例の内燃機関のバルブタイミング
制御装置は、第1実施例と同一のエンジン1とその周辺
装置(図2参照)とを備え、CPU52による処理のみ
異なっている。そこで、図5のフローチャートに基づい
て第2実施例における作用を説明する。なお、本実施例
では燃焼状態検出手段が吸気温センサ17、水温センサ
23及びCPU52によって構成されている。
制御装置は、第1実施例と同一のエンジン1とその周辺
装置(図2参照)とを備え、CPU52による処理のみ
異なっている。そこで、図5のフローチャートに基づい
て第2実施例における作用を説明する。なお、本実施例
では燃焼状態検出手段が吸気温センサ17、水温センサ
23及びCPU52によって構成されている。
【0036】処理がこのルーチンに移行すると、CPU
52はまずステップ201でそのときの運転状態がアイ
ドル状態であるか否かを判定する。この判定は第1実施
例におけるステップ101,102の処理と同様にして
行われる。CPU52は前記判定結果がアイドル状態で
あると、ステップ202,203で燃焼状態が安定して
いるか否かを推定する。すなわち、ステップ202にお
いてエンジン1が始動されてから所定時間(例えば20
秒)が経過したか否かを判断する。また、ステップ20
3において、水温センサ23による冷却水温THWが所
定温度(例えば90℃)以上で、かつ吸気温センサ17
による吸気温THAが所定温度(例えば50℃)以上で
あるか否かを判定する。
52はまずステップ201でそのときの運転状態がアイ
ドル状態であるか否かを判定する。この判定は第1実施
例におけるステップ101,102の処理と同様にして
行われる。CPU52は前記判定結果がアイドル状態で
あると、ステップ202,203で燃焼状態が安定して
いるか否かを推定する。すなわち、ステップ202にお
いてエンジン1が始動されてから所定時間(例えば20
秒)が経過したか否かを判断する。また、ステップ20
3において、水温センサ23による冷却水温THWが所
定温度(例えば90℃)以上で、かつ吸気温センサ17
による吸気温THAが所定温度(例えば50℃)以上で
あるか否かを判定する。
【0037】CPU52はステップ202で所定時間が
経過していないと、エンジン1の始動直後には燃焼室4
の温度が低かったり、吸気通路5の壁面に対する燃料の
付着等があり、燃焼が不安定であると推定する。また、
CPU52はステップ203で冷却水温THWが所定温
度以上で、かつ吸気温THAが所定温度以上であると、
エンジン1が高温になりベーパロックが起こりやすい状
態になっており、燃焼が不安定であると推定する。この
ように燃焼が不安定であると、CPU52はステップ2
04でオイルスイッチングバルブ47を開くための制御
信号を出力し、このルーチンを終了する。すると、オイ
ルスイッチングバルブ47のリングギヤ39が回転しな
がら後方へ移動し、吸・排気バルブ7,8のバルブオー
バーラップが0°となる。これにより、燃焼室4内の残
留ガス量が低減され燃焼が安定する。
経過していないと、エンジン1の始動直後には燃焼室4
の温度が低かったり、吸気通路5の壁面に対する燃料の
付着等があり、燃焼が不安定であると推定する。また、
CPU52はステップ203で冷却水温THWが所定温
度以上で、かつ吸気温THAが所定温度以上であると、
エンジン1が高温になりベーパロックが起こりやすい状
態になっており、燃焼が不安定であると推定する。この
ように燃焼が不安定であると、CPU52はステップ2
04でオイルスイッチングバルブ47を開くための制御
信号を出力し、このルーチンを終了する。すると、オイ
ルスイッチングバルブ47のリングギヤ39が回転しな
がら後方へ移動し、吸・排気バルブ7,8のバルブオー
バーラップが0°となる。これにより、燃焼室4内の残
留ガス量が低減され燃焼が安定する。
【0038】一方、CPU52はステップ201でその
ときの運転状態が非アイドル状態であると判断すると、
ステップ205でオイルスイッチングバルブ47を閉じ
るための制御信号を出力し、このルーチンを終了する。
すると、オイルスイッチングバルブ47のリングギヤ3
9がスプリング46の付勢力によって図3で示す位置に
復帰し、吸・排気バルブ7,8のバルブオーバーラップ
が所定値(この場合10°)となる。これにより、慣性
を利用して吸気効率が高められ高出力が得られる。
ときの運転状態が非アイドル状態であると判断すると、
ステップ205でオイルスイッチングバルブ47を閉じ
るための制御信号を出力し、このルーチンを終了する。
すると、オイルスイッチングバルブ47のリングギヤ3
9がスプリング46の付勢力によって図3で示す位置に
復帰し、吸・排気バルブ7,8のバルブオーバーラップ
が所定値(この場合10°)となる。これにより、慣性
を利用して吸気効率が高められ高出力が得られる。
【0039】このようなバルブタイミングの切替え制御
中において、CPU52はステップ202,203で燃
焼が安定して行われていると判断すると、ステップ20
5へ移行する。そして、CPU52はそのときの運転状
態がアイドル状態であるにもかかわらず、オイルスイッ
チングバルブ47を閉じるための制御信号を出力し続け
る。これにより、バルブタイミング可変機構24による
オーバーラップの変更動作が行われることなく、同バル
ブオーバーラップが前記所定値に維持される。
中において、CPU52はステップ202,203で燃
焼が安定して行われていると判断すると、ステップ20
5へ移行する。そして、CPU52はそのときの運転状
態がアイドル状態であるにもかかわらず、オイルスイッ
チングバルブ47を閉じるための制御信号を出力し続け
る。これにより、バルブタイミング可変機構24による
オーバーラップの変更動作が行われることなく、同バル
ブオーバーラップが前記所定値に維持される。
【0040】このように、本実施例ではアイドル状態で
あっても燃焼が安定している場合、つまり、バルブオー
バーラップを0°にして燃焼を安定させる必要がない場
合には、バルブタイミング可変機構24のオーバーラッ
プの変更動作を強制的に禁止するようにしたので、その
分、同機構24の全体の変更動作の回数が減少する。従
って、前記第1実施例と同様にバルブタイミング可変機
構24の変更動作の回数を減少して耐久性や信頼性の向
上を図ることができる。
あっても燃焼が安定している場合、つまり、バルブオー
バーラップを0°にして燃焼を安定させる必要がない場
合には、バルブタイミング可変機構24のオーバーラッ
プの変更動作を強制的に禁止するようにしたので、その
分、同機構24の全体の変更動作の回数が減少する。従
って、前記第1実施例と同様にバルブタイミング可変機
構24の変更動作の回数を減少して耐久性や信頼性の向
上を図ることができる。
【0041】さらに、従来技術ではアイドル状態のとき
には常にバルブオーバラップを0°にすることにより燃
焼の安定を図っているが、このようにすると吸気の慣性
効果が得られず吸入空気量が減少し、エンジン出力が不
足する。このため、前記アイドル状態から次に車両を発
進させようとした場合、十分な発進加速が得られずもた
つくおそれがある。従って、この発進加速の観点からは
バルブオーバーラップを大きな値にすることが要求され
る。これに対し、本実施例では、アイドル状態であって
燃焼が不安定な場合にのみバルブオーバーラップを0°
にして燃焼を安定させ、アイドル状態であっても燃焼が
安定しているときには、バルブオーバーラップを所定値
(10°)にしている。つまり、次の発進に備えてバル
ブオーバラップを大きな値にしていることになる。この
ため、本実施例ではアイドル状態での燃焼の安定化、及
び同アイドル状態から発進する際の加速のもたつき防止
の両方ともに効果的である。
には常にバルブオーバラップを0°にすることにより燃
焼の安定を図っているが、このようにすると吸気の慣性
効果が得られず吸入空気量が減少し、エンジン出力が不
足する。このため、前記アイドル状態から次に車両を発
進させようとした場合、十分な発進加速が得られずもた
つくおそれがある。従って、この発進加速の観点からは
バルブオーバーラップを大きな値にすることが要求され
る。これに対し、本実施例では、アイドル状態であって
燃焼が不安定な場合にのみバルブオーバーラップを0°
にして燃焼を安定させ、アイドル状態であっても燃焼が
安定しているときには、バルブオーバーラップを所定値
(10°)にしている。つまり、次の発進に備えてバル
ブオーバラップを大きな値にしていることになる。この
ため、本実施例ではアイドル状態での燃焼の安定化、及
び同アイドル状態から発進する際の加速のもたつき防止
の両方ともに効果的である。
【0042】また、アイドル状態から発進しようとする
ときにバルブオーバーラップが小さいと、内部EGR
(燃焼室内の既燃ガス)が減少するとともにNOx が増
加しノッキングが発生するおそれがある。ところが、本
実施例では前記のようにアイドル状態であっても燃焼が
安定しているときにはバルブオーバーラップを所定値
(10°)にするので、前記内部EGRの減少を抑えて
エミッションの悪化を防止することができる。
ときにバルブオーバーラップが小さいと、内部EGR
(燃焼室内の既燃ガス)が減少するとともにNOx が増
加しノッキングが発生するおそれがある。ところが、本
実施例では前記のようにアイドル状態であっても燃焼が
安定しているときにはバルブオーバーラップを所定値
(10°)にするので、前記内部EGRの減少を抑えて
エミッションの悪化を防止することができる。
【0043】なお、本発明は前記実施例の構成に限定さ
れるものではなく、例えば以下のように発明の趣旨から
逸脱しない範囲で任意に変更してもよい。 (1)オイルスイッチングバルブ47を閉じたときの吸
・排気バルブ7,8のバルブオーバーラップの所定値を
10°以外の値に適宜変更してもよい。また、オイルス
イッチングバルブ47を開いたときのバルブオーバーラ
ップは、前記所定値よりも小さな値であれば0°以外の
値であってもよい。 (2)図4のステップ103において燃焼状態を判定す
る方法としては、加速度センサ等の変位計によってエン
ジン1の揺動の程度を検出し、その程度が予め定めた所
定値よりも小さい場合には燃焼が安定であり、同所定値
を越えた場合には燃焼が不安定であると判定する方法を
用いてもよい。 (3)図4のステップ103において燃焼状態が安定し
ていると、前記第1実施例ではそのときのバルブタイミ
ング可変機構24の作動状態を維持するようにしたが、
同ステップ103の処理後、ステップ105へ移行して
オイルスイッチングバルブ47を閉じるための制御信号
を出力し、バルブオーバーラップを所定値10°にする
ようにしてもよい。 (4)前記第1実施例ではバルブタイミング可変機構2
4におけるリングギヤ39の内外周の歯39a,39b
を両方ともヘリカル歯にしたが、いずれか一方の歯39
a,39bのみをヘリカル歯としてもよい。 (5)吸気バルブ7だけでなく排気バルブ8の開弁時期
及び閉弁時期を制御するようにしてもよい。
れるものではなく、例えば以下のように発明の趣旨から
逸脱しない範囲で任意に変更してもよい。 (1)オイルスイッチングバルブ47を閉じたときの吸
・排気バルブ7,8のバルブオーバーラップの所定値を
10°以外の値に適宜変更してもよい。また、オイルス
イッチングバルブ47を開いたときのバルブオーバーラ
ップは、前記所定値よりも小さな値であれば0°以外の
値であってもよい。 (2)図4のステップ103において燃焼状態を判定す
る方法としては、加速度センサ等の変位計によってエン
ジン1の揺動の程度を検出し、その程度が予め定めた所
定値よりも小さい場合には燃焼が安定であり、同所定値
を越えた場合には燃焼が不安定であると判定する方法を
用いてもよい。 (3)図4のステップ103において燃焼状態が安定し
ていると、前記第1実施例ではそのときのバルブタイミ
ング可変機構24の作動状態を維持するようにしたが、
同ステップ103の処理後、ステップ105へ移行して
オイルスイッチングバルブ47を閉じるための制御信号
を出力し、バルブオーバーラップを所定値10°にする
ようにしてもよい。 (4)前記第1実施例ではバルブタイミング可変機構2
4におけるリングギヤ39の内外周の歯39a,39b
を両方ともヘリカル歯にしたが、いずれか一方の歯39
a,39bのみをヘリカル歯としてもよい。 (5)吸気バルブ7だけでなく排気バルブ8の開弁時期
及び閉弁時期を制御するようにしてもよい。
【0044】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、内
燃機関の運転状態が非アイドル状態からアイドル状態へ
移行したとき、燃焼状態が安定である場合には、バルブ
タイミング可変機構のバルブオーバーラップ量の変更動
作を強制的に禁止するようにしたので、内燃機関のアイ
ドル状態のときの燃焼を安定させつつ、バルブタイミン
グ可変機構のバルブオーバーラップ量の変更動作の回数
を減少させ、耐久性や信頼性の向上を図ることができる
という優れた効果を奏する。
燃機関の運転状態が非アイドル状態からアイドル状態へ
移行したとき、燃焼状態が安定である場合には、バルブ
タイミング可変機構のバルブオーバーラップ量の変更動
作を強制的に禁止するようにしたので、内燃機関のアイ
ドル状態のときの燃焼を安定させつつ、バルブタイミン
グ可変機構のバルブオーバーラップ量の変更動作の回数
を減少させ、耐久性や信頼性の向上を図ることができる
という優れた効果を奏する。
【図1】本発明の基本的構成を示す図である。
【図2】本発明を具体化した第1実施例における内燃機
関のバルブタイミング制御装置の概略構成を示す図であ
る。
関のバルブタイミング制御装置の概略構成を示す図であ
る。
【図3】第1実施例におけるバルブタイミング可変機構
の断面図である。
の断面図である。
【図4】第1実施例における作用を説明するためのフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図5】第2実施例における作用を説明するためのフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
1…内燃機関としてのエンジン、4…燃焼室、5…吸気
通路、6…排気通路、7…吸気バルブ、8…排気バル
ブ、14…運転状態検出手段の一部を構成するスロット
ル開度センサ、17…燃焼状態検出手段の一部を構成す
る吸気温センサ、20…運転状態検出手段の一部を構成
する車速センサ、21…燃焼状態検出手段の一部を構成
する回転数センサ、23…燃焼状態検出手段の一部を構
成する水温センサ、24…バルブタイミング可変機構、
52…アイドル状態判定手段、タイミング切替え制御手
段、燃焼状態検出手段及び禁止手段を構成するCPU
通路、6…排気通路、7…吸気バルブ、8…排気バル
ブ、14…運転状態検出手段の一部を構成するスロット
ル開度センサ、17…燃焼状態検出手段の一部を構成す
る吸気温センサ、20…運転状態検出手段の一部を構成
する車速センサ、21…燃焼状態検出手段の一部を構成
する回転数センサ、23…燃焼状態検出手段の一部を構
成する水温センサ、24…バルブタイミング可変機構、
52…アイドル状態判定手段、タイミング切替え制御手
段、燃焼状態検出手段及び禁止手段を構成するCPU
Claims (1)
- 【請求項1】 内燃機関の燃焼室への空気通路を開閉す
るバルブのバルブタイミングを、同内燃機関の運転状態
に応じて調整するためのバルブタイミング可変機構と、 前記内燃機関の運転状態を検出する運転状態検出手段
と、 前記運転状態検出手段による内燃機関の運転状態に基づ
きアイドル状態であるか否かを判定するアイドル状態判
定手段と、 前記アイドル状態判定手段による運転状態が非アイドル
状態のとき、バルブタイミング可変機構により前記バル
ブのバルブオーバーラップを予め定めた所定値にし、同
運転状態がアイドル状態であるとき、前記バルブタイミ
ング可変機構によるバルブオーバーラップを前記所定値
よりも小さな値にするタイミング切替え制御手段とを備
えた内燃機関のバルブタイミング制御装置において、 前記内燃機関の燃焼状態を検出する燃焼状態検出手段
と、 前記内燃機関の運転状態が非アイドル状態からアイドル
状態へ移行したとき、前記燃焼状態検出手段による燃焼
状態が安定である場合には、タイミング切替え制御手段
によるバルブタイミング可変機構のバルブオーバーラッ
プ量の変更動作を強制的に禁止する禁止手段とを設けた
ことを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3235192A JPH0571369A (ja) | 1991-09-13 | 1991-09-13 | 内燃機関のバルブタイミング制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3235192A JPH0571369A (ja) | 1991-09-13 | 1991-09-13 | 内燃機関のバルブタイミング制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0571369A true JPH0571369A (ja) | 1993-03-23 |
Family
ID=16982446
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3235192A Pending JPH0571369A (ja) | 1991-09-13 | 1991-09-13 | 内燃機関のバルブタイミング制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0571369A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1128027A2 (en) | 2000-02-22 | 2001-08-29 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Apparatus for controlling valve timing of internal combustion engine |
| US6386008B1 (en) | 1998-04-08 | 2002-05-14 | Lillbacka Jetair Oy | Sheet fabrication center and methods therefor of optimally fabricating worksheets |
-
1991
- 1991-09-13 JP JP3235192A patent/JPH0571369A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6386008B1 (en) | 1998-04-08 | 2002-05-14 | Lillbacka Jetair Oy | Sheet fabrication center and methods therefor of optimally fabricating worksheets |
| EP1128027A2 (en) | 2000-02-22 | 2001-08-29 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Apparatus for controlling valve timing of internal combustion engine |
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