JPH0571713U - 磁気方位検出装置 - Google Patents

磁気方位検出装置

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JPH0571713U
JPH0571713U JP977592U JP977592U JPH0571713U JP H0571713 U JPH0571713 U JP H0571713U JP 977592 U JP977592 U JP 977592U JP 977592 U JP977592 U JP 977592U JP H0571713 U JPH0571713 U JP H0571713U
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signal
values
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知己 山口
敏之 勅使川原
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Sanden Corp
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Sanden Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ノイズの影響を低減した磁気方位検出装置を
提供すること。 【構成】 演算回路4により回転角センサ3から出力さ
れる回転角及び回転方向を検出すると共に回転方向に対
応して回転角を加減算し、回転角の加算値が所定の角度
に達したときに比較器から一致信号EQを出力する。ま
た、演算回路2により所定時間毎に磁気方位センサ1か
ら出力される信号の値を検出すると共に加算し、一致信
号EQを入力したときにこの加算値を加算回数で除算し
平均値を算出する。中央処理部6は一致信号EQを入力
したときに前記平均値、回転角の加算値及び回転方向を
入力し、これらに基づいて補正を施した方位角を算出す
る。 【効果】 ピーク検出毎に補正値を更新することがで
き、走行中も補正値が更新され、常に車両の磁化の変化
に対応した補正を行うことができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両の進行方位などを検出する磁気方位検出装置の改良に関するも のである。
【0002】
【従来の技術】
従来、地磁気の方向を検知して方位を検出する磁気方位検出装置の一例として 特開昭58−190771号公報に開示される磁気方位検出装置が知られている 。この磁気方位検出装置は、移動体に搭載された磁気方位センサと該磁気方位セ ンサの出力に地磁気以外の外乱磁気に対する補正を行う補正処理回路とを備え、 該補正処理回路において補正された上記磁気方位センサの出力に基づいて、上記 移動体の進行方向の方位を検出する磁気方位検出装置において、移動体の回転角 を検出する回転角センサと、該回転角センサの出力信号と予め定められた設定値 とを比較して所定の回転角に達する度に上記磁気方位センサからのディジタル信 号を出力する選択回路と、該選択回路から得られる信号を記憶するデータメモリ と、該データメモリから読み出された信号により所定の演算処理を行い補正値を 決定する補正値演算回路とを備え、該補正値演算回路の出力が上記補正処理回路 の補正情報として与えられるように構成されている。
【0003】 また、前記磁気方位センサとしては周知のフラックス・ゲート型のものが用い られ、移動体が360度回転する間に得られる12組の磁気方位センサの出力値 の平均値及び最大値並びに最小値を用いて、前記補正値演算回路において、オフ セット補正値(X0 ,Y0 )及び感度補正値(Kx,Ky)が算出される。さら に、前記補正処理回路により前記オフセット補正値(X0 ,Y0 )及び感度補正 値(Kx,Ky)を用いて前記磁気方位センサの出力信号が補正され、補正され た方位角が求められる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】 しかしながら、前述した従来の磁気方位検出装置においては、360度回転し なければ補正値が得られないため、通常走行時では、補正値の検出が困難であっ た。
【0005】 本考案の目的は上記の問題点に鑑み、通常走行時にも補正値が検出できる磁気 方位検出装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記の目的を達成するために請求項1では、車両に搭載され、直行す る2軸方向の各々の地磁気成分に比例した2つの磁気方位信号を出力する磁気方 位センサと、所定時間毎に該時間における車両の回転方向及び回転角を検出する 回転角検出手段と、該回転角検出手段によって検出された回転角を加算すると共 に、該加算値が所定値に達したことを検出する回転検出手段と、所定時間毎に前 記磁気方位センサから出力される磁気方位信号の値を検出する磁気方位信号検出 手段と、該磁気方位検出手段によって検出された磁気方位信号の値を加算すると 共に、前記回転検出手段の検出に対応して、該加算値から前記磁気方位信号値の 平均値を算出する平均値算出手段と、前記回転検出手段の検出結果及び前記平均 値算出手段の算出結果に基づいて、所定のタイミングで前記磁気方位信号のピー ク値を決定するピーク値決定手段と、前記ピーク値を記憶すると共に、前記磁気 方位信号の補正値を算出する補正値演算手段と、前記磁気方位信号と前記補正値 演算手段により算出された補正値とから方位を算出する方位演算手段とを備えた 磁気方位検出装置を提案する。
【0007】 また、請求項2では、請求項1記載の磁気方位検出装置において、前記ピーク 値決定手段は、前記回転検出手段によって検出された回転方向と前記磁気方位信 号の変化量及び傾きとに基づいて、論理的に前記ピーク値を決定する磁気方位検 出装置を提案する。
【0008】
【作用】 本考案の請求項1によれば、磁気方位センサによって車両の周囲の地磁気が検 知され、直行する2軸方向の各々の地磁気成分に比例した2つの磁気方位信号が 出力される。また、回転角検出手段によって、所定時間毎に該時間における前記 車両の回転方向及び回転角が検出され、回転検出手段によって前記回転角検出手 段により検出された回転角が加算されると共に、該加算値が所定値に達したこと が検出される。さらに、磁気方位信号検出手段により、所定時間毎に前記磁気方 位センサから出力される磁気方位信号の値が検出され、平均値算出手段により、 前記磁気方位検出手段によって検出された磁気方位信号の値が加算されると共に 、前記回転検出手段の検出に対応して、該加算値から前記磁気方位信号値の平均 値が算出される。これにより、前記磁気方位信号の時間軸上の変化が角度軸上の 変化に変換される。また、前記回転検出手段の検出結果及び前記平均値算出手段 の算出結果に基づいて、ピーク値決定手段により所定のタイミングで前記磁気方 位信号のピーク値が決定される。さらに、補正値演算手段により前記ピーク値が 記憶されると共に、前記磁気方位信号の補正値が算出され、方位演算手段によっ て前記磁気方位信号と前記補正値演算手段により算出された補正値とから方位が 算出される。
【0009】 また、請求項2によれば、前記回転検出手段によって検出された回転方向と前 記磁気方位信号の変化量及び傾きとに基づいて、前記ピーク値決定手段により、 論理的に前記ピーク値が決定され、前記補正値演算手段により前記ピーク値が記 憶されると共に、前記磁気方位信号の補正値が算出され、前記方位演算手段によ って前記磁気方位信号と前記補正値演算手段により算出された補正値とから方位 が算出される。
【0010】
【実施例】
図1は本考案の第1の実施例を示す構成図である。図において、1は磁気方位 センサ、2は演算回路、3は回転角センサ、4は演算回路、5は比較器、6は中 央処理部、7は表示部、8は外部インタフェース部である。 磁気方位センサ1は、第1及び第2の地磁気センサと増幅器からなり、増幅器 の出力信号は演算回路2に入力される。第1及び第2の地磁気センサは、例えば 周知のフラックスゲート式地磁気センサからなり、これらは互いに直交するよう に配置され、第1の地磁気センサは車両の進行方向の地磁気の成分を検出するよ うに、また第2の地磁気センサは車両の横方向の地磁気の成分を検出するように 配置されている。これにより第1及び第2の地磁気センサは、図2に示すように 互いに位相が90度ずれた正弦波信号X,Yを出力し、信号Xは地磁気の方向が 車両の右側から左側に向かう方向のとき正の電圧となり、信号Yは地磁気の方向 が車両の後方から前方に向かう方向のとき正の電圧となる。これらの信号X,Y の位相を検出することにより方位を判定することができる。また、信号X,Yの それぞれは増幅器によって適切に増幅されて出力される。ここで、図2における 検出方位は、車両の進行方向の方位である。
【0011】 演算回路2は、アナログ/ディジタル変換器、加算器、除算器及びレジスタ等 からなり、磁気方位センサ1からの信号X,Y及び図示せぬクロック信号発生部 からのクロック信号CKを入力し、信号X、Yの電圧値をディジタル値に変換す ると共に、クロック信号CKに同期して信号X,Yのそれぞれの値を順次加算す る。また、比較器5から一致信号EQを入力したときに、信号X,Yのそれぞれ の加算値を加算回数で除算し、それぞれの平均値EX,EYを算出してレジスタ を介してこれらを中央処理部6に出力すると共に、加算器をクリアする。
【0012】 ここで、クロック信号CKの周期は車両の方位角度変化時間に対してごく微小 な周期、例えば200ms程度の周期に設定されている。これにより、信号X, Yに重畳したノイズによる信号X,Yの検出値の誤差を低減することができる。
【0013】 回転角センサ3は、右折左折等による車両の回転角及び回転方向を検出して、 回転角信号T1及び回転方向信号T2を出力する。
【0014】 演算回路4は、加算器、減算器及びレジスタ等からなり、回転角センサ3から 回転角信号T1及び回転方向信号T2を入力し、前記クロック信号CKに同期し て回転角度を加減算する。また、この算出結果の回転角度ψ及び算出結果の回転 方向RDはディジタルデータとして比較器5に出力されると共に、比較器5から 一致信号EQを入力したときにレジスタを介して中央処理部6に出力される。さ らにこのとき、前記加算器及び減算器がクリアされる。
【0015】 比較器5は、演算回路4から入力した回転角度が所定の角度、例えば4度に達 したときに一致信号EQを演算回路2,4及び中央処理部6に出力する。
【0016】 中央処理部6は、周知のCPU等からなり、比較器5から一致信号EQを入力 したときに、演算回路2から磁気方位データの平均値EX,EY、演算回路4か ら回転角度ψ及び回転方向RDを入力し、これらに基づいて車両の帯磁等による オフセットを補正して正確な方位を算出する。さらに、この算出した方位を表示 部7の表示器に表示すると共に、外部インタフェース8を介して図示せぬ上位装 置に方位データとして出力する。
【0017】 次に、前述の構成よりなる第1の実施例の動作を図3乃至図6に示す処理フロ ーチャートに基づいて説明する。 起動された直後に中央処理部6は初期設定を行う(S1)。例えば、磁気方位 信号X,Yの最大値及び最小値を設定する変数Xmax ,Ymax ,Xmin ,Ymin を0に、演算処理等に用いる変数L1 〜L3 ,M1 〜M3 ,N1 〜N3 ,C1 〜 C3 を0に、また変数Jを0に、変数nを1にそれぞれ初期設定する。
【0018】 次いで、中央処理部6は、比較器5から一致信号EQが入力されたか否かを判 定し(S2)、一致信号EQが入力されたときは演算回路4から回転角度ψ及び 回転方向RDを入力する(S3,S4)。さらに、磁気方位データの平均値EX ,EYを入力し(S5)、変数Mnの値として平均値EXを、また変数Nnの値 として平均値EYをそれぞれ設定する(S6,S7)と共に、変数Lnに回転角 度ψを設定する(S8)。このS2〜S8の処理において、磁気方位信号X,Y の時間軸上における変化を角度軸上の変化に変換しているので、後述処理におい て磁気方位信号X,Yのそれぞれの最大値Xmax ,Ymax 及び最小値Xmin ,Y min を容易に検出することができる。
【0019】 この後、中央処理部6は、回転方向は右回転であるか否かを判定する(S9) 。この判定の結果、右回転の時は変数Cnを1に、また左回転の時は変数Cnを 0にそれぞれ設定する(S10,S11)。
【0020】 次に、中央処理部6は、変数nが3であるか否かを判定し(S12)、変数n が3のときは磁気方位データの平均値EX,EYを連続して3組入力したものと して後述するS14の処理に移行し、変数nが3以外のときは変数nに1を加算 した後(S13)、前記S2の処理に移行する。
【0021】 前記S12の判定の結果、変数nが3のときは、中央処理部6は回転方向RD が設定されている変数C1 ,C2 ,C3 の値が全て等しいか否かを判定する(S 14)。この判定の結果、変数C1 ,C2 ,C3 の値が等しくないときは後述す る演算を行うことができないので前記S55の処理に移行し、変数C1 ,C2 , C3 の値が全て等しいときは変数M2 の値から変数M1 の値を減算した値が0以 上であるか否かを判定する(S15)。この判定の結果、減算値が0より小さい ときは後述するS25の処理に移行し、減算値が0以上のときは変数M3 の値か ら変数M2 の値を減算した値が0以下であるか否かを判定する(S16)。この 判定の結果、減算値が0より大きいときは後述するS35の処理に移行し、減算 値が0以下のときは、変数C1,C2,C3 の値が全て0であるか否かを判定する( S17)。これにより、記憶されているデータが全て左回転のデータであるか否 かを判定している。この判定の結果、変数C1,C2,C3 のそれぞれの値が0でな いときは後述するS21の処理に移行し、変数C1,C2,C3 の値が全て0である ときは、中央処理部6は変数N2 の値から変数N1 の値を減算した値が0よりも 大きいか否かを判定する(S18)。この判定の結果、算出結果が0以下のとき は後述するS55の処理に移行し、0より大きいときは、変数N3 の値から変数 N2 の値を減算した値が0よりも大きいか否かを判定する(S19)。この判定 の結果、算出結果が0以下のときは後述するS55の処理に移行し、0より大き いときは信号Xの最大値Xmax の値として変数M2 の値を設定して(S20)、 後述するS55の処理に移行する。
【0022】 前記S17の判定の結果、変数C1,C2,C3 のそれぞれの値が0でないときは 、中央処理部6は、変数C1,C2,C3 の値が全て1であるか否かを判定する(S 21)。これにより、記憶されているデータが全て右回転のデータであるか否か を判定している。この判定の結果、変数C1,C2,C3 のそれぞれの値が1でない ときは後述するS55の処理に移行し、変数C1,C2,C3 の値が全て1であると きは、中央処理部6は変数N2 の値から変数N1 の値を減算した値が0よりも小 さいか否かを判定する(S22)。この判定の結果、算出結果が0以上のときは 後述するS55の処理に移行し、0より小さいときは、変数N3 の値から変数N 2 の値を減算した値が0よりも小さいか否かを判定する(S23)。この判定の 結果、算出結果が0以上のときは後述するS55の処理に移行し、0より小さい ときは信号Xの最大値Xmax の値として変数M2 の値を設定した後(S24)、 後述するS55の処理に移行する。 前述したS15〜S24の処理においては、信号Xの傾き及び信号Yの傾きを 判定して、最大値Xmax を検出している。ここで、最大値近傍における各変数M 1 ,M2 ,M3 間の差は小さいので、前記S20及びS24の処理において、変 数M2 に代えて変数M1 もしくは変数M3 の値を信号Xの最大値Xmax の値とし て設定しても、後述する補正処理をほとんど誤差無く行うことができる。
【0023】 次いで、中央処理部6は、変数M1 の値から変数M2 の値を減算した値が0以 上であるか否かを判定する(S25)。この判定の結果、減算値が0より小さい ときは後述するS35の処理に移行し、減算値が0以上のときは変数M2 の値か ら変数M3 の値を減算した値が0以下であるか否かを判定する(S26)。この 判定の結果、減算値が0より大きいときは後述するS35の処理に移行し、減算 値が0以下のときは、変数C1,C2,C3 の値が全て0であるか否かを判定する( S27)。これにより、記憶されているデータが全て左回転のデータであるか否 かを判定している。この判定の結果、変数C1,C2,C3 のそれぞれの値が0でな いときは後述するS31の処理に移行し、変数C1,C2,C3 の値が全て0である ときは、中央処理部6は変数N2 の値から変数N1 の値を減算した値が0よりも 小さいか否かを判定する(S28)。この判定の結果、算出結果が0以上のとき は後述するS55の処理に移行し、0より小さいときは、変数N3 の値から変数 N2 の値を減算した値が0よりも小さいか否かを判定する(S29)。この判定 の結果、算出結果が0以上のときは後述するS55の処理に移行し、0より小さ いときは信号Xの最小値Xmin の値として変数M2 の値を設定した後(S30) 、後述するS55の処理に移行する。
【0024】 前記S27の判定の結果、変数C1,C2,C3 のそれぞれの値が0でないときは 、中央処理部6は、変数C1,C2,C3 の値が全て1であるか否かを判定する(S 31)。これにより、記憶されているデータが全て右回転のデータであるか否か を判定している。この判定の結果、変数C1,C2,C3 のそれぞれの値が1でない ときは後述するS55の処理に移行し、変数C1,C2,C3 の値が全て1であると きは、中央処理部6は変数N2 の値から変数N1 の値を減算した値が0よりも大 きいか否かを判定する(S32)。この判定の結果、算出結果が0以下のときは 後述するS55の処理に移行し、0より大きいときは、変数N3 の値から変数N 2 の値を減算した値が0よりも大きいか否かを判定する(S33)。この判定の 結果、算出結果が0以下のときは後述するS55の処理に移行し、0より大きい ときは信号Xの最小値Xmin の値として変数M2 の値を設定した後(S34)、 後述するS55の処理に移行する。 前述したS25〜S34の処理においては、信号Xの傾き及び信号Yの傾きを 判定して、最小値Xmin を検出している。ここで、前述したと同様に最小値近傍 における各変数M1 ,M2 ,M3 間の差は小さいので、前記S30及びS34の 処理において、変数M2 に代えて変数M1 もしくは変数M3 の値を信号Xの最小 値Xmin の値として設定しても、後述する補正処理をほとんど誤差無く行うこと ができる。
【0025】 この後、中央処理部6は、変数N2 の値から変数N1 の値を減算した値が0以 上であるか否かを判定する(S35)。この判定の結果、減算値が0より小さい ときは後述するS45の処理に移行し、減算値が0以上のときは変数N3 の値か ら変数N2 の値を減算した値が0以下であるか否かを判定する(S36)。この 判定の結果、減算値が0より大きいときは後述するS55の処理に移行し、減算 値が0以下のときは、変数C1,C2,C3 の値が全て0であるか否かを判定する( S37)。これにより、記憶されているデータが全て左回転のデータであるか否 かを判定している。この判定の結果、変数C1,C2,C3 のそれぞれの値が0でな いときは後述するS41の処理に移行し、変数C1,C2,C3 の値が全て0である ときは、中央処理部6は変数M2 の値から変数M1 の値を減算した値が0よりも 小さいか否かを判定する(S38)。この判定の結果、算出結果が0以上のとき は後述するS55の処理に移行し、0より小さいときは、変数M3 の値から変数 M2 の値を減算した値が0よりも小さいか否かを判定する(S39)。この判定 の結果、算出結果が0以上のときは後述するS55の処理に移行し、0より小さ いときは信号Yの最大値Ymax の値として変数N2 の値を設定する(S40)。
【0026】 前記S37の判定の結果、変数C1,C2,C3 のそれぞれの値が0でないときは 、中央処理部6は、変数C1,C2,C3 の値が全て1であるか否かを判定する(S 41)。これにより、記憶されているデータが全て右回転のデータであるか否か を判定している。この判定の結果、変数C1,C2,C3 のそれぞれの値が1でない ときは後述するS55の処理に移行し、変数C1,C2,C3 の値が全て1であると きは、中央処理部6は変数M2 の値から変数M1 の値を減算した値が0よりも大 きいか否かを判定する(S42)。この判定の結果、算出結果が0以下のときは 後述するS55の処理に移行し、0より大きいときは、変数M3 の値から変数M 2 の値を減算した値が0よりも大きいか否かを判定する(S43)。この判定の 結果、算出結果が0以下のときは後述するS55の処理に移行し、0より大きい ときは信号Yの最大値Ymax の値として変数N2 の値を設定する(S44)。 前述したS35〜S44の処理においては、信号Xの傾き及び信号Yの傾きを 判定して、最大値Ymax を検出している。ここで、前述したと同様に最大値近傍 における各変数N1 ,N2 ,N3 間の差は小さいので、前記S40及びS44の 処理において、変数N2 に代えて変数N1 もしくは変数N3 の値を信号Yの最大 値Ymax の値として設定しても、後述する補正処理をほとんど誤差無く行うこと ができる。
【0027】 次いで、中央処理部6は、変数N1 の値から変数N2 の値を減算した値が0以 上であるか否かを判定する(S45)。この判定の結果、減算値が0より小さい ときは後述するS55の処理に移行し、減算値が0以上のときは変数N2 の値か ら変数N3 の値を減算した値が0以下であるか否かを判定する(S46)。この 判定の結果、減算値が0より大きいときは後述するS55の処理に移行し、減算 値が0以下のときは、変数C1,C2,C3 の値が全て0であるか否かを判定する( S47)。これにより、記憶されているデータが全て左回転のデータであるか否 かを判定している。この判定の結果、変数C1,C2,C3 のそれぞれの値が0でな いときは後述するS55の処理に移行し、変数C1,C2,C3 の値が全て0である ときは、中央処理部6は変数M2 の値から変数M1 の値を減算した値が0よりも 大きいか否かを判定する(S48)。この判定の結果、算出結果が0以下のとき は後述するS55の処理に移行し、0より大きいときは、変数M3 の値から変数 M2 の値を減算した値が0よりも大きいか否かを判定する(S49)。この判定 の結果、算出結果が0以下のときは後述するS55の処理に移行し、0より大き いときは信号Yの最小値Ymin の値として変数N2 の値を設定する(S50)。
【0028】 前記S47の判定の結果、変数C1,C2,C3 のそれぞれの値が0でないときは 、中央処理部6は、変数C1,C2,C3 の値が全て1であるか否かを判定する(S 51)。これにより、記憶されているデータが全て右回転のデータであるか否か を判定している。この判定の結果、変数C1,C2,C3 のそれぞれの値が1でない ときは後述するS55の処理に移行し、変数C1,C2,C3 の値が全て1であると きは、中央処理部6は変数M2 の値から変数M1 の値を減算した値が0よりも小 さいか否かを判定する(S52)。この判定の結果、算出結果が0以上のときは 後述するS55の処理に移行し、0より小さいときは、変数M3 の値から変数M 2 の値を減算した値が0よりも小さいか否かを判定する(S53)。この判定の 結果、算出結果が0以上のときは後述するS55の処理に移行し、0より小さい ときは信号Yの最小値Ymin の値として変数N2 の値を設定する(S54)。 前述したS45〜S54の処理においては、信号Xの傾き及び信号Yの傾きを 判定して、最小値Ymin を検出している。ここで、前述したと同様に最小値近傍 における各変数N1 ,N2 ,N3 間の差は小さいので、前記S50及びS54の 処理において、変数N2 に代えて変数N1 もしくは変数N3 の値を信号Yの最小 値Ymin の値として設定しても、後述する補正処理をほとんど誤差無く行うこと ができる。
【0029】 次に、中央処理部6は、変数Xmax の値が0であるか否かを判定し(S55) 、変数Xmax の値が0のときは後述する演算処理を行うことができないので後述 するS65の処理に移行し、変数Xmax の値が0以外のときは変数Xmin の値が 0であるか否かを判定する(S56)。この判定の結果、変数Xmin の値が0の ときは後述するS65の処理に移行し、0以外のときは変数Ymax の値が0であ るか否かを判定する(S57)。この判定の結果、変数Ymax の値が0のときは 後述するS65の処理に移行し、変数Ymax の値が0以外のときは変数Ymin の 値が0であるか否かを判定する(S58)。この判定の結果、変数Ymin の値が 0のときは後述するS65の処理に移行し、0以外のときは磁気方位信号X,Y のオフセット補正値X0 ,Y0 を算出する(S59)。このオフセット補正値X 0 ,Y0 は周知のように式(1),(2) を用いて算出される。
【0030】 即ち、信号Xに対するオフセット補正値X0 は変数Xmax の値と変数Xmin の 値を加算したものを2で除算して算出され、信号Yに対するオフセット補正値Y 0 は変数Ymax の値と変数Ymin の値を加算したものを2で除算して算出される 。 X0 =(Xmax +Xmin )/2 …(1) Y0 =(Ymax +Ymin )/2 …(2) さらに、中央処理部6は、算出したオフセット補正値X0 ,Y0 及び磁気方位 信号X,Yの平均値M3 ,N3 を用いて、オフセット補正を施した方位データX 1,Y1を算出する(S60)。ここで、方位データX1は式(3) に示すように 変数M3 の値から補正値X0 の値を減算して算出され、方位データY1は式(4) に示すように変数N3 の値から補正値Y0 の値を減算して算出される。 X1=M3 −X0 …(3) Y1=N3 −Y0 …(4) この後、中央処理部6は、算出した方位データX1,Y1の振幅補正を行う( S61)。この振幅補正は、式(5) に示すように、方位データX1の値を方位デ ータY1の値を基準として正規化した値X2を求めることにより行われる。 X2=X1・(Ymax −Ymin )/(Xmax −Xmin ) …(5) 次いで、中央処理部6は、方位データX2,Y1及び式(6) を用いて、補正を 施した方位角θを算出する(S62)。 θ= tan-1(X2/Y1) …(6) さらに、算出した方位角θを表示部7に表示する(S63)と共に、外部イン タフェース8を介して上位装置に出力した後(S64)、変数L1 に変数L2 の 値を、また変数L2 に変数L3 の値をそれぞれ設定し(S65,S66)、また 変数M1 に変数M2 の値を、また変数M2 に変数M3 の値をそれぞれ設定する( S67,S68)と共に、変数N1 に変数N2 の値を、また変数N2 に変数N3 の値をそれぞれ設定する(S69,S70)。さらに、変数C1 に変数C2 の値 を、また変数C2 に変数C3 の値をそれぞれ設定した後(S71,S72)、前 記S2の処理に移行する。
【0031】 前述したように本考案の第1の実施例によれば、磁気方位信号X,Yを微少時 間毎に検出すると共に、それぞれの平均値を算出して、磁気方位信号X,Yの時 間軸上の変化を角度軸上の変化に変換することにより磁気方位信号X,Yのそれ ぞれのピーク値を求め、方位角θを算出する際に用いる補正値を算出しているの で、従来に比べて磁気方位信号X,Yに重畳したノイズの影響を低減することが でき、正確な方位角θを算出することができる。
【0032】 次に、本考案の第2の実施例を説明する。 第2の実施例の構成は図1に示した第1の実施例のものと同一であり、第2の 実施例と第1の実施例との相違点は、中央処理部6における処理にある。即ち、 第2の実施例においては、前述した最大値Xmax ,Ymax 及び最小値Xmin ,Y min を検出する際に、磁気方位信号X,Yの単位角度当たりの変化量、即ち略正 弦波形状の信号X,Yの接線の傾きを判定して、この傾きが最大値叉は最小値を 示す位置におけるものであるときに最大値Xmax ,Ymax 及び最小値Xmin ,Y min を検出している。
【0033】 以下、第2の実施例の動作を図11乃至図18の処理フローチャートに基づい て説明する。 起動された直後に中央処理部6は前述と同様の初期設定を行った後(SP1) 、比較器5から一致信号EQが入力されたか否かを判定する(SP2)。この判 定の結果、一致信号EQが入力されたときは演算回路4から回転角度ψ及び回転 方向RDを入力うる(SP3,SP4)。さらに、磁気方位データの平均値EX ,EYを入力し(SP5)、変数Mnの値として平均値EXを、また変数Nnの 値として平均値EYをそれぞれ設定する(SP6,SP7)と共に、変数Lnに 回転角度ψを設定する(SP8)。このSP2〜SP8の処理において、磁気方 位信号X,Yの時間軸上における変化を角度軸上の変化に変換しているので、後 述処理において磁気方位信号X,Yのそれぞれの最大値Xmax ,Ymax 及び最小 値Xmin ,Ymin を容易に検出することができる。
【0034】 次いで、中央処理部6は、回転方向は右回転であるか否かを判定する(SP9 )。この判定の結果、右回転の時は変数Cnを1に、また左回転の時は変数Cn を0にそれぞれ設定する(SP10,SP11)。
【0035】 この後、中央処理部6は、変数nが3であるか否かを判定し(SP12)、変 数nが3のときは磁気方位データの平均値EX,EYを連続して3組入力したも のとして後述するSP14の処理に移行し、変数nが3以外のときは変数nに1 を加算した後(SP13)、前記SP2の処理に移行する。
【0036】 前記SP12の判定の結果、変数nが3のときは、中央処理部6は回転方向R Dが設定されている変数C1 ,C2 ,C3 の値が全て等しいか否かを判定する( SP14)。この判定の結果、変数C1 ,C2 ,C3 の値が等しくないときは後 述する演算を行うことができないので後述するSP79の処理に移行し、変数C 1 ,C2 ,C3 の値が全て等しいときは変数M2 の値から変数M1 の値を減算し た値が0以上であるか否かを判定する(SP15)。この判定の結果、減算値が 0より小さいときは後述するSP31の処理に移行し、減算値が0以上のときは 変数M3 の値から変数M2 の値を減算した値が0以下であるか否かを判定する( SP16)。この判定の結果、減算値が0より大きいときは後述するSP20の 処理に移行し、減算値が0以下のときは変数M1 〜M3 の値を用いて磁気方位信 号Xの単位角度当たりの変化量ΔMを算出する(SP17)。
【0037】 ここでは、式(7) に示すように変数M3 の値に変数M2 の値を加算したものか ら変数M1 の値の2倍の値を減算し、この結果を変数L2 の値に変数L3 の値を 加算した値で除算することにより変化量ΔMを算出している。 ΔM=(M3 +M2 −2・M1 )/(L2 +L3 ) …(7) さらに、中央処理部6は、変化量ΔMが基準範囲A内にあるか否かを判定し( SP18)、変化量ΔMが基準範囲A内にないときは後述するSP47の処理に 移行し、基準範囲A内にあるときは、変数C1,C2,C3 の値が全て0であるか否 かを判定する(SP19)。これにより、記憶されているデータが全て左回転の データであるか否かを判定している。この判定の結果、変数C1,C2,C3 のそれ ぞれの値が0でないときは後述するSP25の処理に移行し、変数C1,C2,C3 の値が全て0であるときは、中央処理部6は変数N2 の値から変数N1 の値を減 算した値が0よりも大きいか否かを判定する(SP20)。この判定の結果、算 出結果が0以下のときは後述するSP79の処理に移行し、0より大きいときは 、変数N3 の値から変数N2 の値を減算した値が0よりも大きいか否かを判定す る(SP21)。この判定の結果、算出結果が0以下のときは後述するSP79 の処理に移行し、0より大きいときは、変数N1 〜N3 の値を用いて磁気方位信 号Yの単位角度当たりの変化量ΔNを算出する(SP22)。
【0038】 ここでは、式(8) に示すように変数N3 の値に変数N2 の値を加算したものか ら変数N1 の値の2倍の値を減算し、この結果を変数L2 の値に変数L3 の値を 加算した値で除算することにより変化量ΔNを算出している。 ΔN=(N3 +N2 −2・N1 )/(L2 +L3 ) …(8) さらに、中央処理部6は、変化量ΔNが基準範囲B内にあるか否かを判定し( SP23)、変化量ΔNが基準範囲B内にないときは後述するSP79の処理に 移行し、基準範囲B内にあるときは信号Xの最大値Xmax の値として変数M2 の 値を設定した後(SP24)、後述するSP79の処理に移行する。
【0039】 前記SP19の判定の結果、変数C1,C2,C3 のそれぞれの値が0でないとき は、中央処理部6は、変数C1,C2,C3 の値が全て1であるか否かを判定する( SP25)。これにより、記憶されているデータが全て右回転のデータであるか 否かを判定している。この判定の結果、変数C1,C2,C3 のそれぞれの値が1で ないときは後述するSP79の処理に移行し、変数C1,C2,C3 の値が全て1で あるときは、中央処理部6は変数N2 の値から変数N1 の値を減算した値が0よ りも小さいか否かを判定する(SP26)。この判定の結果、算出結果が0以上 のときは後述するSP79の処理に移行し、0より小さいときは、変数N3 の値 から変数N2 の値を減算した値が0よりも小さいか否かを判定する(SP27) 。この判定の結果、算出結果が0以上のときは後述するSP79の処理に移行し 、0より小さいときは前述と同様に変数N1 〜N3 の値及び式(8) を用いて磁気 方位信号Yの単位角度当たりの変化量ΔNを算出する(SP28)。さらに、中 央処理部6は、変化量ΔNが基準範囲B内にあるか否かを判定し(SP29)、 変化量ΔNが基準範囲B内にないときは後述するSP79の処理に移行し、基準 範囲B内にあるときは信号Xの最大値Xmax の値として変数M2 の値を設定した 後(SP30)、後述するSP79の処理に移行する。
【0040】 前述したSP15〜SP30の処理においては、信号Xの傾き及び信号Yの傾 きを判定して、最大値Xmax を検出している。ここで、第1の実施例で述べたと 同様に前記SP24及びSP30の処理において、変数M2 に代えて変数M1 も しくは変数M3 の値を信号Xの最大値Xmax の値として設定しても良い。
【0041】 次いで、中央処理部6は、変数M1 の値から変数M2 の値を減算した値が0以 上であるか否かを判定する(SP31)。この判定の結果、減算値が0より小さ いときは後述するSP47の処理に移行し、減算値が0以上のときは変数M2 の 値から変数M3 の値を減算した値が0以下であるか否かを判定する(SP32) 。この判定の結果、減算値が0より大きいときは後述するSP47の処理に移行 する。また、減算値が0以下のときは、前述と同様に変数M1 〜M3 の値及び式 (7) を用いて磁気方位信号Xの単位角度当たりの変化量ΔMを算出する(SP3 3)。さらに、変化量ΔMが基準範囲A内にあるか否かを判定し(SP34)、 変化量ΔMが基準範囲A内にないときはSP47の処理に移行し、基準範囲A内 にあるときは、変数C1,C2,C3 の値が全て0であるか否かを判定する(SP3 5)。これにより、記憶されているデータが全て左回転のデータであるか否かを 判定している。
【0042】 前記SP35の判定の結果、変数C1,C2,C3 のそれぞれの値が0でないとき は、中央処理部6は後述するSP79の処理に移行し、変数C1,C2,C3 の値が 全て0であるときは、中央処理部6は変数N2 の値から変数N1 の値を減算した 値が0よりも小さいか否かを判定する(SP36)。この判定の結果、算出結果 が0以上のときは後述するSP79の処理に移行し、0より小さいときは、変数 N3 の値から変数N2 の値を減算した値が0よりも小さいか否かを判定する(S P37)。この判定の結果、算出結果が0以上のときは後述するSP79の処理 に移行し、0より小さいときは、変数N1 〜N3 の値及び式(8) を用いて磁気方 位信号Yの単位角度当たりの変化量ΔNを算出する(SP38)。
【0043】 さらに、中央処理部6は、変化量ΔNが基準範囲B内にあるか否かを判定し( SP39)、変化量ΔNが基準範囲B内にないときは後述するSP79の処理に 移行し、基準範囲B内にあるときは信号Xの最小値Xmin の値として変数M2 の 値を設定した後(SP40)、後述するSP79の処理に移行する。
【0044】 前記SP35の判定の結果、変数C1,C2,C3 のそれぞれの値が0でないとき は、中央処理部6は、変数C1,C2,C3 の値が全て1であるか否かを判定する( SP41)。これにより、記憶されているデータが全て右回転のデータであるか 否かを判定している。この判定の結果、変数C1,C2,C3 のそれぞれの値が1で ないときは後述するSP79の処理に移行し、変数C1,C2,C3 の値が全て1で あるときは、中央処理部6は変数N2 の値から変数N1 の値を減算した値が0よ りも大きいか否かを判定する(SP42)。この判定の結果、算出結果が0以下 のときは後述するSP79の処理に移行し、0より大きいときは、変数N3 の値 から変数N2 の値を減算した値が0よりも大きいか否かを判定する(SP43) 。この判定の結果、算出結果が0以下のときは後述するSP79の処理に移行し 、0より大きいときは前述と同様に変数N1 〜N3 の値及び式(8) を用いて磁気 方位信号Yの単位角度当たりの変化量ΔNを算出する(SP44)。さらに、中 央処理部6は、変化量ΔNが基準範囲B内にあるか否かを判定し(SP45)、 変化量ΔNが基準範囲B内にないときは後述するSP79の処理に移行し、基準 範囲B内にあるときは信号Xの最小値Xmin の値として変数M2 の値を設定した 後(SP46)、後述するSP79の処理に移行する。
【0045】 前述したSP31〜SP46の処理においては、信号Xの傾き及び信号Yの傾 きを判定して、最小値Xmin を検出している。ここで、第1の実施例と同様に前 記SP40及びSP46の処理において、変数M2 に代えて変数M1 もしくは変 数M3 の値を信号Xの最小値Xmin の値として設定しても良い。
【0046】 この後、中央処理部6は、変数N2 の値から変数N1 の値を減算した値が0以 上であるか否かを判定する(SP47)。この判定の結果、減算値が0より小さ いときは後述するSP63の処理に移行し、減算値が0以上のときは変数N3 の 値から変数N2 の値を減算した値が0以下であるか否かを判定する(SP48) 。この判定の結果、減算値が0より大きいときは後述するSP63の処理に移行 し、減算値が0以下のときは変数N1 〜N3 の値及び式(8) を用いて磁気方位信 号Yの単位角度当たりの変化量ΔNを算出する(SP49)。
【0047】 さらに、中央処理部6は、変化量ΔNが基準範囲C内にあるか否かを判定し( SP50)、変化量ΔNが基準範囲C内にないときは後述するSP79の処理に 移行し、基準範囲C内にあるときは、変数C1,C2,C3 の値が全て0であるか否 かを判定する(SP51)。これにより、記憶されているデータが全て左回転の データであるか否かを判定している。この判定の結果、変数C1,C2,C3 のそれ ぞれの値が0でないときは、後述するSP57の処理に移行し、変数C1,C2,C 3 の値が全て0であるときは、中央処理部6は変数M2 の値から変数M1 の値を 減算した値が0よりも小さいか否かを判定する(SP52)。この判定の結果、 算出結果が0以上のときは後述するSP79の処理に移行し、0より小さいとき は、変数M3 の値から変数M2 の値を減算した値が0よりも小さいか否かを判定 する(SP53)。この判定の結果、算出結果が0以上のときは後述するSP7 9の処理に移行し、0より小さいときは、変数M1 〜M3 の値及び式(7) を用い て磁気方位信号Xの単位角度当たりの変化量ΔMを算出する(SP54)。
【0048】 さらに、中央処理部6は、変化量ΔMが基準範囲D内にあるか否かを判定し( SP55)、変化量ΔMが基準範囲D内にないときはSP79の処理に移行し、 基準範囲D内にあるときは信号Yの最大値Ymax の値として変数N2 の値を設定 する(SP56)。
【0049】 前記SP51の判定の結果、変数C1,C2,C3 のそれぞれの値が0でないとき は、中央処理部6は、変数C1,C2,C3 の値が全て1であるか否かを判定する( SP57)。これにより、記憶されているデータが全て右回転のデータであるか 否かを判定している。この判定の結果、変数C1,C2,C3 のそれぞれの値が1で ないときは後述するSP79の処理に移行し、変数C1,C2,C3 の値が全て1で あるときは、中央処理部6は変数M2 の値から変数M1 の値を減算した値が0よ りも大きいか否かを判定する(SP58)。この判定の結果、算出結果が0以下 のときは後述するSP79の処理に移行し、0より大きいときは、変数M3 の値 から変数M2 の値を減算した値が0よりも大きいか否かを判定する(SP59) 。この判定の結果、算出結果が0以下のときは後述するSP79の処理に移行し 、0より大きいときは前述と同様に変数M1 〜M3 の値及び式(7) を用いて磁気 方位信号Xの単位角度当たりの変化量ΔMを算出する(SP60)。さらに、中 央処理部6は、変化量ΔMが基準範囲D内にあるか否かを判定し(SP61)、 変化量ΔMが基準範囲D内にないときはSP79の処理に移行し、基準範囲D内 にあるときは信号Yの最大値Ymax の値として変数N2 の値を設定する(SP6 2)。
【0050】 前述したSP47〜SP62の処理においては、信号Xの傾き及び信号Yの傾 きを判定して、最大値Ymax を検出している。ここで、第1の実施例と同様に前 記SP56及びSP62の処理において、変数N2 に代えて変数N1 もしくは変 数N3 の値を信号Yの最大値Ymax の値として設定しても良い。
【0051】 次いで、中央処理部6は、変数N1 の値から変数N2 の値を減算した値が0以 上であるか否かを判定する(SP63)。この判定の結果、減算値が0より小さ いときは後述するSP79の処理に移行し、減算値が0以上のときは変数N2 の 値から変数N3 の値を減算した値が0以下であるか否かを判定する(SP64) 。この判定の結果、減算値が0より大きいときは後述するSP79の処理に移行 し、減算値が0以下のときは、前述と同様に変数N1 〜N3 の値及び式(8) を用 いて磁気方位信号Yの単位角度当たりの変化量ΔNを算出する(SP65)。さ らに、変化量ΔNが基準範囲D内にあるか否かを判定し(SP66)、変化量Δ Nが基準範囲D内にないときはSP79の処理に移行し、基準範囲D内にあると きは、変数C1,C2,C3 の値が全て0であるか否かを判定する(SP67)。こ れにより、記憶されているデータが全て左回転のデータであるか否かを判定して いる。この判定の結果、変数C1,C2,C3 のそれぞれの値が0でないときは、後 述するSP73の処理に移行し、変数C1,C2,C3 の値が全て0であるときは、 中央処理部6は変数M2 の値から変数M1 の値を減算した値が0よりも大きいか 否かを判定する(SP68)。この判定の結果、算出結果が0以下のときは後述 するSP79の処理に移行し、0より大きいときは、変数M3 の値から変数M2 の値を減算した値が0よりも大きいか否かを判定する(SP69)。この判定の 結果、算出結果が0以下のときは後述するSP79の処理に移行し、0より大き いときは、変数M1 〜M3 の値及び式(7) を用いて磁気方位信号Xの単位角度当 たりの変化量ΔMを算出する(SP70)。
【0052】 さらに、中央処理部6は、変化量ΔMが基準範囲D内にあるか否かを判定し( SP71)、変化量ΔMが基準範囲D内にないときはSP79の処理に移行し、 基準範囲D内にあるときは信号Yの最小値Ymin の値として変数N2 の値を設定 する(SP72)。
【0053】 前記SP67の判定の結果、変数C1,C2,C3 のそれぞれの値が0でないとき は、中央処理部6は、変数C1,C2,C3 の値が全て1であるか否かを判定する( SP73)。これにより、記憶されているデータが全て右回転のデータであるか 否かを判定している。この判定の結果、変数C1,C2,C3 のそれぞれの値が1で ないときは後述するSP79の処理に移行し、変数C1,C2,C3 の値が全て1で あるときは、中央処理部6は変数M2 の値から変数M1 の値を減算した値が0よ りも小さいか否かを判定する(SP74)。この判定の結果、算出結果が0以上 のときは後述するSP79の処理に移行し、0より小さいときは、変数M3 の値 から変数M2 の値を減算した値が0よりも小さいか否かを判定する(SP75) 。この判定の結果、算出結果が0以上のときは後述するSP79の処理に移行し 、0より小さいときは前述と同様に変数M1 〜M3 の値及び式(7) を用いて磁気 方位信号Xの単位角度当たりの変化量ΔMを算出する(SP76)。さらに、中 央処理部6は、変化量ΔMが基準範囲D内にあるか否かを判定し(SP77)、 変化量ΔMが基準範囲D内にないときはSP79の処理に移行し、基準範囲D内 にあるときは信号Yの最小値Ymin の値として変数N2 の値を設定する(SP7 8)。
【0054】 前述したSP63〜SP78の処理においては、信号Xの傾き及び信号Yの傾 きを判定して、最小値Ymin を検出している。ここで、第1の実施例と同様に前 記SP72及びSP78の処理において、変数N2 に代えて変数N1 もしくは変 数N3 の値を信号Yの最小値Ymin の値として設定しても良い。
【0055】 次に、中央処理部6は、変数Xmax の値が0であるか否かを判定し(SP79 )、変数Xmax の値が0のときは後述する演算処理を行うことができないので後 述するSP89の処理に移行し、変数Xmax の値が0以外のときは変数Xmin の 値が0であるか否かを判定する(SP80)。この判定の結果、変数Xmin の値 が0のときは後述するSP89の処理に移行し、0以外のときは変数Ymax の値 が0であるか否かを判定する(SP81)。この判定の結果、変数Ymax の値が 0のときは後述するSP89の処理に移行し、変数Ymax の値が0以外のときは 変数Ymin の値が0であるか否かを判定する(SP82)。この判定の結果、変 数Ymin の値が0のときは後述するSP89の処理に移行し、0以外のときは磁 気方位信号X,Yのオフセット補正値X0 ,Y0 を算出する(SP83)。この オフセット補正値X0 ,Y0 は前述したように式(1),(2) を用いて算出される。
【0056】 さらに、中央処理部6は、算出したオフセット補正値X0 ,Y0 及び磁気方位 信号X,Yの平均値M3 ,N3 及び式(3),(4) を用いて、オフセット補正を施し た方位データX1,Y1を算出する(SP84)。 この後、中央処理部6は、前述と同様にして、算出した方位データX1,Y1 の振幅補正を行い(SP85)、振幅補正した方位データX2を求め、方位デー タX2,Y1及び前述した式(6) を用いて、補正を施した方位角θを算出する( SP86)。 さらに、算出した方位角θを表示部7に表示する(SP87)と共に、外部イ ンタフェース8を介して上位装置に出力した後(SP88)、変数L1 に変数L 2 の値を、また変数L2 に変数L3 の値をそれぞれ設定し(SP89,SP90 )、また変数M1 に変数M2 の値を、また変数M2 に変数M3 の値をそれぞれ設 定する(SP91,SP92)と共に、変数N1 に変数N2 の値を、また変数N 2 に変数N3 の値をそれぞれ設定する(SP93,SP94)。さらに、変数C 1 に変数C2 の値を、また変数C2 に変数C3 の値をそれぞれ設定した後(SP 95,SP96)、前記SP2の処理に移行する。
【0057】 前述したように本考案の第2の実施例によれば、磁気方位信号X,Yを微少時 間毎に検出すると共に、これらの平均値を算出して、磁気方位信号X,Yの時間 軸上の変化を角度軸上の変化に変換することにより方位角θを算出し、さらに最 大値Xmax ,Ymax 及び最小値Xmin ,Ymin を検出する際に、磁気方位信号X ,Yの単位角度当たりの変化量、即ち略正弦波形状の信号X,Yの接線の傾きを 判定して、この傾きが最大値叉は最小値を示す位置におけるものであるときに最 大値Xmax ,Ymax 及び最小値Xmin ,Ymin を検出しているので、従来に比べ て磁気方位信号X,Yの補正値に重畳したノイズの影響を防止することができ、 正確な方位角θを算出することができる。
【0058】 即ち、図19に示すような時間軸上における磁気方位信号X,Yの変化を、図 20に示すような角度軸上における変化に変換することにより、ノイズの影響が 低減され、磁気方位信号X,Yのピーク値Xmax ,Xmin ,Ymax ,Ymin を容 易に検出することができる。これにより、正確な補正値を求めることができ、正 確な方位角θを算出することができる。
【0059】 尚、本実施例における構成及び検出周期等は一例であり、これに限定されるこ とはない。
【0060】 また、本実施例では、回転角の加算処理及び方位データの平均値算出処理をそ れぞれ演算回路2,4によって行っているが、中央処理部6において行っても良 いことは言うまでもないことである。
【0061】 さらに、本実施例では、磁気方位信号X,Yのピーク値Xmax ,Xmin ,Yma x ,Ymin が検出される毎にピ−ク値を100%更新しているが、最初の検出時 のみ100%更新し、その後は更新係数をかけた更新にするという統計的な処理 も可能である。
【0062】
【考案の効果】
以上説明したように本考案の請求項1によれば、磁気方位信号のピーク値を検 出する毎に補正値の更新が可能なので、通常走行中も補正値が更新され、車体の 着磁状況の変化にも対応でき、常に正確な方位角を算出することができる。
【0063】 また、請求項2によれば、上記の効果に加えて、回転検出手段によって検出さ れた回転方向と磁気方位信号の変化量及び傾きとに基づいて、ピーク値決定手段 により論理的に前記ピーク値が決定され、該ピーク値を用いて補正値を算出する と共に、該補正値を用いて方位角を算出しているので、さらにノイズの影響を防 止することができ、外乱の多い市街地でも正確な補正値を求めることができると いう非常に優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例を示す構成図
【図2】第1の実施例における磁気方位センサの出力信
号波形を示す図
【図3】第1の実施例における処理フローチャート
【図4】第1の実施例における処理フローチャート
【図5】第1の実施例における処理フローチャート
【図6】第1の実施例における処理フローチャート
【図7】第1の実施例における処理フローチャート
【図8】第1の実施例における処理フローチャート
【図9】第1の実施例における処理フローチャート
【図10】第1の実施例における処理フローチャート
【図11】第2の実施例における処理フローチャート
【図12】第2の実施例における処理フローチャート
【図13】第2の実施例における処理フローチャート
【図14】第2の実施例における処理フローチャート
【図15】第2の実施例における処理フローチャート
【図16】第2の実施例における処理フローチャート
【図17】第2の実施例における処理フローチャート
【図18】第2の実施例における処理フローチャート
【図19】一実施例における磁気方位信号の時間軸上の
変化を示す図
【図20】一実施例における磁気方位信号の角度軸上の
変化を示す図
【符号の説明】
1…磁気方位センサ、2…演算回路、3…回転角セン
サ、4…演算回路、5…比較器、6…中央処理部、7…
表示部、8…外部インタフェース部。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に搭載され、直行する2軸方向の各
    々の地磁気成分に比例した2つの磁気方位信号を出力す
    る磁気方位センサと、 所定時間毎に該時間における車両の回転方向及び回転角
    を検出する回転角検出手段と、 該回転角検出手段によって検出された回転角を加算する
    と共に、該加算値が所定値に達したことを検出する回転
    検出手段と、 所定時間毎に前記磁気方位センサから出力される磁気方
    位信号の値を検出する磁気方位信号検出手段と、 該磁気方位検出手段によって検出された磁気方位信号の
    値を加算すると共に、前記回転検出手段の検出に対応し
    て、該加算値から前記磁気方位信号値の平均値を算出す
    る平均値算出手段と、 前記回転検出手段の検出結果及び前記平均値算出手段の
    算出結果に基づいて、所定のタイミングで前記磁気方位
    信号のピーク値を決定するピーク値決定手段と、 前記ピーク値を記憶すると共に、前記磁気方位信号の補
    正値を算出する補正値演算手段と、 前記磁気方位信号と前記補正値演算手段により算出され
    た補正値とから方位を算出する方位演算手段とを備え
    た、 ことを特徴とする磁気方位検出装置。
  2. 【請求項2】 前記ピーク値決定手段は、前記回転検出
    手段によって検出された回転方向と前記磁気方位信号の
    変化量及び傾きとに基づいて、論理的に前記ピーク値を
    決定することを特徴とする請求項1記載の磁気方位検出
    装置。
JP977592U 1992-02-28 1992-02-28 磁気方位検出装置 Pending JPH0571713U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7295943B2 (en) 2003-12-30 2007-11-13 Samsung Electronics Co., Ltd. Geomagnetic sensor for calibrating azimuth by compensating for an effect of tilting and method thereof
JP2007304105A (ja) * 2003-11-11 2007-11-22 Samsung Electronics Co Ltd 傾斜している環境で方位角測定の可能なフラックスゲート地磁気センサー及びその測定方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007304105A (ja) * 2003-11-11 2007-11-22 Samsung Electronics Co Ltd 傾斜している環境で方位角測定の可能なフラックスゲート地磁気センサー及びその測定方法
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